JPS6144547Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6144547Y2
JPS6144547Y2 JP16993881U JP16993881U JPS6144547Y2 JP S6144547 Y2 JPS6144547 Y2 JP S6144547Y2 JP 16993881 U JP16993881 U JP 16993881U JP 16993881 U JP16993881 U JP 16993881U JP S6144547 Y2 JPS6144547 Y2 JP S6144547Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine hood
swing arm
support bar
engine
hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16993881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5875084U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16993881U priority Critical patent/JPS5875084U/ja
Publication of JPS5875084U publication Critical patent/JPS5875084U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6144547Y2 publication Critical patent/JPS6144547Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Superstructure Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、フオークリフトやシヨベルローダ等
の産業車両におけるエンジンフードの開閉装置に
係り、詳しくはエンジンフードの前後位置にその
開閉の障害となるような備品が存在する場合に有
効な開閉装置に関する。
従来、産業車両のエンジンフードは蝶番により
後端上部を支点にして開閉可能に構成されている
のが一般的であるが、このような蝶番を利用した
ただ一つの回動支点による開閉方式の場合はエン
ジンフードの回動軌跡上には開閉を阻害する備品
を一切設置し得ず、このことが備品設置上の大き
な制約となるものであつて、従つてたとえばエン
ジンフードの前側にキヤビンを設けるに当つて、
キヤビンの後側をエンジンフードの上方まで延在
させてその室内のスペース拡張を図るという考え
方は実施し得ず、またエンジンフードの後方ラジ
エターカバーが該フードよりも高位に存在すると
きは、これがエンジンフードの開度を制限しエン
ジンルームの開放面積を減縮させてしまう等の不
具合が生じている。
本考案の目的は、上述した従来の不具合に鑑
み、エンジンフードを2つの回動支点をもつて開
閉可能となし、前述したキヤビンやラジエターカ
バー等の備品との干渉を避けながら開閉できるよ
うにした産業車両用のエンジンフード開閉装置を
提供することにある。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。第1図はフオークリフトの概略を示
しており、1は車体2上の前側に形成されたキヤ
ビンであり、このキヤビン1はその後部がエンジ
ンフード3の前端部上方に適宜延出されて室内空
間の拡張が図られている。4は車体2の後部に設
置された面ほぼコの字形のバランスウエイト、5
は該バランスウエイト4のコ字形空間を覆うよう
に配置されたラジエターカバーであり、エンジン
フード3よりも高く突出した形で存在している。
第2図〜第4図に示すように、キヤビン1とバ
ランスウエイト4との間においてフレーム6上に
載置することでエンジンルームを閉塞するエンジ
ンフード3は、その前面と後面と下面との3方を
開放したほぼ箱形に形成されるとともに、その上
板3aの後端上面には開閉用把手7を有し、また
前記キヤビン1における支柱1aに形成したスト
ツパ8によつて上板3aの前端部が当接支持され
ている。エンジンフード3の後方でかつバランス
ウエイト4のコ字形空間の停側において、左右の
フレーム6上にはそれぞれブラケツト9が固着さ
れそれらブラケツト9にはエンジンフード開閉用
の左右一対のスイングアーム10がその基端部を
ピン11により前後傾可能に支持されている。ス
イングアーム10はエンジンフード3における左
右の両側板3bの内面に沿つて延在されるととも
に、その先端に回動可能に取付けたローラ12が
エンジンフード3の両側板3bに設けた断面溝形
のガイドレール13に転動可能に嵌合されてい
る。ガイドレール13はほぼ上下方向に延在され
るとともに、その前後のローラ転動面がエンジン
フード3の前端上部、すなわち前記ストツパ8と
の当接点を中心とした円弧面となるように彎曲さ
れており、またエンジンフード3がルーム閉塞位
置にある状態では、スイングアーム10は上記の
如く彎曲されたガイドレール13に対してそれ以
上の前傾が阻止されるようにその回動支点(ピン
11の位置)が設定される。すなわち、エンジン
フード3のルーム閉塞位置では、スイングアーム
10はガイドレール13の前側ローラ転動面に対
してローラ12がアーム前傾方向に喰込む如く当
接することでそれ以上の前傾を阻止されるように
回動軌跡を定められている。
また、エンジンフード3における上板3aの後
側下面には左右方向(車輻方向)に延在するサポ
ートバー14が配設され、該サポートバー14は
左右の両端部が下方へ折曲されるとともにその下
端部が前記スイングアーム10先端のローラ12
の支軸12aに連結されている。サポートバー1
4のほぼ中央部にはスライダー15が取付けられ
該スライダー15にはエンジンフード3の上板下
面に前後方向に延在させて取付けられたスライド
ガイドバー16の下面に摺動可能に当接されてい
る。そして、エンジンフード3のルーム閉塞状態
においてサポートバー14は左右の折曲部分がス
イングアーム10と側面的にほぼくの字状をなす
ように配置されている。17は前記ローラ12の
支軸12aの回りに取付けられ一端がスイングア
ーム10に、他端がサポートバー14にそれぞれ
掛止されたねじりばねであり、サポートバー14
を上向き、つまりスライダー15をスライドガイ
ドバー16に当接させる方向に付勢している。な
お、前記バランスウエイト4はフレーム6およよ
これに固着されたウエイト支持ブラケツト18に
よつて支持されている。また、ラジエターカバー
5はフレーム6に固着されたラジエータカバーブ
ラケツト19によつて支持されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
以下エンジンフード3の開閉作用を説明する。
エンジンフード3の開放に当つては、まずエン
ジンフード3の把手7をつかみストツパ8を支持
点としてエンジンフード3の後部をラジエターカ
バー5の上端よりもやや高くなる程度まで引き上
げる。この引き上げ手段は手で持ち上げても良い
が、ばね17の付勢力を高くしておき、フード拘
束手段をフリーにすると同時にばねによつて上昇
回動させてもよい。この場合、ガイドレール13
もエンジンフード3と共に上動するが、スイング
アーム10はスライドガイドバー16からサポー
トバー14の支軸12aに付加される反力により
前傾方向への押圧力を受けかつローラ12が前側
ローラ転動面に喰込む如く当接されていることか
らそのままの位置に保持され、一方サポートバー
14はねじりばね17の付勢力によつて支軸12
a回りに前方へ回動されスライダー15がスライ
ドガイドバー16に沿つて前方へ摺動される(第
2図仮想線参照)。なお、エンジンフード3の
ストツパ8を支点としての引上角が常に一定とな
るようにガイドレール13の下部にローラ12と
当接するストツパを設けてもよい。つづいて、エ
ンジンフード3を上記の如く後部を引上げた状態
のまま後方へ引張ると、ガイドレール13を介し
てスイングアーム10に後方への回動力が付与さ
れるため、スイングアーム10の後傾とサポート
バー14の回動と共にエンジンフード3はバラン
スウエイト4の内側空間を通つてラジエターカバ
ー5を跨ぐようにして後方へ変位されてエンジン
ルームを開放し、そしてラジエターカバー5上に
支持される(第2図仮想線参照)。この場合、
エンジンフード3の後部がバランスウエイト4の
後側内壁面まで及ぶようであれば、当該内壁部分
に干渉を避けるための凹所を形成すばよい。な
お、エンジンフード3の閉塞作用は上述の開放作
用と逆順で行われる。
また、第5図には本考案の他の実施例が示され
ており、この実施例は断面溝形のガイドレール1
3のフランジ端面をエンジンフード3の側板3b
に固着するとともに、ウエブには上端を開放した
切欠溝13aを形成し、そしてこの切欠溝13a
にスイングアーム10の支軸12aを移動可能に
嵌合するとともに、該支軸12aにはローラ12
の代りとしての抜け止めピン20を設けたもので
あり、前述した実施例と同様に作用させ得るもの
である。
なお、本実施例ではエンジンフード開放動作時
における後部引上げに際しての前端上部支点をス
トツパ8に求めたが、該ストツパ8を省略しキヤ
ビン1の支柱1aの背面に突き当てて引上げるよ
うにしてもよい。
以上詳述したように、本考案はエンジンフード
をその前端上部付近を支点として後部を適当高さ
まで引上げてからスイングアームを介して後方へ
変位させることによつて開放するように構成した
ので、フード前端上方にキヤビンの後部が延出さ
れていたり、フード後方の高位置にラジエターカ
バー等の備品が存在していたりしても、それらと
の干渉を避けながらエンジンフードの開閉を行う
ことが可能であり、このことはキヤビンの室内空
間の拡張等に有効であるとともに、備品設置上の
制約解消に役立つものであり、また大きいルーム
開口面積を得ることができる。なお、スイングア
ームを介して行われるエンジンフードの開放時の
軌跡、つまり上方ならびに後方への変位量はスイ
ングアームの回動支点位置や長さを変えることに
よつて適宜選定し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はフオー
クリフトの概略側面図、第2図はエンジンフード
の開閉装置を示す側断面図、第3図は同じく平断
面図、第4図は同じく背断面図、第5図は本考案
の他の実施例を示す斜視図である。 1……キヤビン、2……車体、3……エンジン
フード、3a……上板、3b……側板、4……バ
ランスウエイト、5……ラジエターカバー、10
……スイングアーム、12……ローラ、13……
ガイドレール、14……サポートバー、17……
ねじりばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルームを閉塞するためのほぼ箱形に形
    成されたエンジンフードをフレーム上に乗載して
    なる産業車両において、一端が前記エンジンフー
    ドの後方位置においてフレームに前後傾可能に支
    持された左右一対のスイングアームを有し、前記
    エンジンフードの左右の側板にはスイングアーム
    の他端に設けたローラ等の係合部材が係合するレ
    ールをほぼ上下方向に延在するように設けるとと
    もに、前記エンジンフードをルーム閉塞状態から
    その前側上部付近の特定位置を支点として上方へ
    所定量引き上げるまでの間にわたり前記係合部材
    がレールの前側係合面に食込む如く当接してスイ
    ングアームの前傾が阻止されるように該スイング
    アームの回動中心位置を設定し、さらにスイング
    アームの他端には上端がエンジンフードの上板内
    面に対して前後方向に摺動可能に当接するサポー
    トバーの下端を回動可能に取付けるとともに、該
    サポートバーとスイングアームとの間にはサポー
    トバーに上方への回動力を付与するばねを設けた
    産業車両におけるエンジンフードの開閉装置。
JP16993881U 1981-11-14 1981-11-14 産業車両におけるエンジンフ−ドの開閉装置 Granted JPS5875084U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16993881U JPS5875084U (ja) 1981-11-14 1981-11-14 産業車両におけるエンジンフ−ドの開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16993881U JPS5875084U (ja) 1981-11-14 1981-11-14 産業車両におけるエンジンフ−ドの開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5875084U JPS5875084U (ja) 1983-05-20
JPS6144547Y2 true JPS6144547Y2 (ja) 1986-12-15

Family

ID=29961903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16993881U Granted JPS5875084U (ja) 1981-11-14 1981-11-14 産業車両におけるエンジンフ−ドの開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5875084U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5875084U (ja) 1983-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0137289Y2 (ja)
JP2001090426A (ja) スライドドアの支持機構
JPS6144547Y2 (ja)
US4611434A (en) Swingable sliding door for vehicles, particularly automotive vehicles
JPH0712789B2 (ja) 自動車のスライドドア開閉方法
JPH0335621Y2 (ja)
JP3900655B2 (ja) フォークリフトのフード開閉装置
JP3047747B2 (ja) 車両用昇降装置
JPH0618812Y2 (ja) 自動車用サンルーフの開閉構造
JP3459371B2 (ja) トラクタ後上部構造
JP2965994B2 (ja) チルトスライド式サンルーフ装置
JP2975256B2 (ja) サンルーフ用のシェード装置
JP3089168B2 (ja) 自動車用車椅子収納装置
JP2504255Y2 (ja) 開閉部材の案内具
JP3484599B2 (ja) 産業車両におけるオープンステップのカバー装置
JPS5920448Y2 (ja) 片側ア−ム式スキッドステアショベルロ−ダの横振れ防止装置
JP3183961B2 (ja) 連結部材
JPH0437771Y2 (ja)
JP3041267B2 (ja) チルトスライド式サンルーフ装置
JP2546272Y2 (ja) サンルーフパネルの支持装置
JPH0144338Y2 (ja)
JPH05545Y2 (ja)
JPS5925694B2 (ja) ダンプカ−における煽戸自動開閉装置
JPH0635728Y2 (ja) 屋根開閉を後部ドアの開閉に連動させた自動車
JP2543123Y2 (ja) 車両用サンルーフ装置