JP3183961B2 - 連結部材 - Google Patents

連結部材

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JP3183961B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連結部材に関する。さ
らに詳しくは、建設機械などのキャビンのフロントウイ
ンドの開閉装置の一部として備えられる、ウインドとコ
ントロールケーブル(以下、単にケーブルという)との
連結部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、パワーショベルなどの建設機械に
おいて、夏場のキャビン内温度の上昇を避けるため、フ
ロントウインドは開放可能にされている。ウインドは通
常重量が重いため、手作業によるウインドの開閉は困難
である。
【0003】そこで、本発明者らは、ウインドを自動的
に開閉することができる開閉装置を提案している(特願
平4−182211号)。図6にはその開閉装置が適用
される建設機械の一例としてパワーショベルが示されて
いる。キャビン80の前面81から天井82にかけて曲率の異
なる曲面が連続した部分円柱側面で構成されており、や
はり曲面で構成されたウインドWが前面81の窓枠Fに取
り付けられている。このウインドWは図7に示すよう
に、キャビン80前面81の実線で示す全閉位置Iと天井82
の内面2点鎖線で示す全開位置(格納位置)IIとの間を
キャビン80の曲面に沿って移動可能にされている。
【0004】この開閉装置31は、駆動装置32の駆動力に
より、ケーブル33を押し引き操作し、ケーブル33の一端
に連結部材34を介して連結されたウインドWをガイドレ
ール35に沿って開閉移動させるものである。
【0005】ここで用いられている連結部材34は、図4
に示されるようにL字状のブラケット37と、円柱状の係
止部材38と、軸受39と、円筒状のゴムダンパ40と、ロー
ラ41とから構成されている。
【0006】ブラケット37の一端は、ウインドWの下端
近辺に皿ばねなどを介してねじで固定されている。そし
てブラケット37の他端には係止部材38が取り付けられて
いる。また係止部材38にはローラ41が回転自在に取り付
けられ、かつガイドレール35で案内されている。そして
係止部材38の先端にはケーブル33と連結するためのケー
ブル取付部42が設けられている。このケーブル取付部42
は、2枚の板部材を重ね合わせて形成したケーブルガイ
ド43の空胴44内部に挿通されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記連結部材34は、係
止部材38の胴部をローラ41の回転軸として用いているた
め、ローラ41の回転軸の延長線上にケーブル取付部42が
設けられた構造になっている。そしてガイドレール35
は、ローラ41が転動する軌道部分の外側にさらにケーブ
ルガイド43を有する形状になるため、キャビン80の左右
方向にかなり幅広となる。このため図5に示されるよう
に、使用者は、キャビン80内に搭乗したとき、両側のガ
イドレール35によって前方の視界を制限される。そのた
め、キャビン80前方を目視することが困難になり、作業
上好ましくない。
【0008】本発明は、叙上の問題を解消するためにな
されたものであり、キャビンの視界を広げ、しかもウイ
ンドの開閉を円滑に行うことができる連結部材を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の連結部材は、そ
の前面に窓枠を備え、かつ前面から天井にかけて実質的
に曲面で構成された建設機械などのキャビンにおいて、
キャビンの前面と天井との間に延設されたガイドレール
に沿って開閉移動しうるウインドと、該ウインドを開閉
駆動するためのコントロールケーブルとを連結するため
の連結部材であって、前記ウインドの下端近辺両側に固
定される固定部材と、該固定部材の先端側に回転自在に
設けられるローラと、固定部材の基部側に回転自在に設
けられるブラケットと、該ブラケットに固着された、前
記コントロールケーブルを係止するための係止部材と、
前記ローラと離間してブラケットに回転自在に枢支され
るサポートローラとからなり、前記ローラと係止部材と
が、前記キャビンの前後方向にオフセットされて配設さ
れ、前記ローラとサポートローラとが共に前記ガイドレ
ール内を転動しうるように構成されている。
【0010】
【作用】本発明によれば、ローラと係止部材とがキャビ
ンの前後方向にオフセットさせて配設しているため、ガ
イドレールのキャビン後方側の側面にケーブルガイドを
設けることができる。したがって、ガイドレールのキャ
ビンの左右方向の幅がたいへん狭くなるためウインドの
幅を広くとることができる。
【0011】また、前記連結部材はそのローラおよび補
助ローラによってガイドレールに2点支持されているた
め、取付用ブラケットが回転してケーブルをこじったり
しない。したがって、円滑なウインドの開閉操作を行う
ことができる。
【0012】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明の連結部材
を説明する。
【0013】図1は本発明の連結部材の一実施例を示す
断面図、図2は図1の連結部材の一部切欠正面図、図3
は図1の連結部材を用いてウインドをキャビンに取り付
けた状態を示す説明図である。
【0014】本発明の連結部材1は図1〜2に示される
ように、前記従来の連結部材34と同様にウインドWの下
端近辺の左右両側端に備え付けられるものである。左右
の連結部材1は対称形になっている以外は同一構成であ
るため、以下、一方の連結部材1についてのみ説明す
る。ここで21はウインドWを連結部材1を介して案内す
るためのガイドレール、22はウインドWの押し引き操作
を行うケーブルであり、23はケーブル22を案内するケー
ブルガイドである。
【0015】連結部材1は、中実丸棒の固定部材2と、
ローラ3と、取付用ブラケット4と、係止部材5と、サ
ポートローラ6とから構成されている。
【0016】固定部材2はウインドWの下端近辺に固着
されている。そして固定部材2にはローラ3が回転自在
に枢支されている。ローラ3はその内面にゴムダンパ3
aを擁し、ガイドレール21内に転動しうるように配設さ
れる。取付用ブラケット4は、表面に設けられた取付ボ
ス7により固定部材2に回動自在に枢支されている。さ
らに、取付用ブラケット4には、固定部材2への枢支点
から離間した位置に係止部材5が固定されている。した
がって、図1〜2に示されるように、ローラ3と係止部
材5とがキャビン80(図3参照)の前後方向にオフセッ
トさせて配設されている。
【0017】係止部材5の先端部にはケーブル22と連結
するための略円筒状のケーブル取付部8が設けられてい
る。ケーブル取付部8には、先端にかしめ付けられたキ
ャップ24によってケーブル22が強固に係合されている。
そしてケーブル22およびケーブル取付部8は前記ケーブ
ルガイド23の空胴25内に挿通されている。
【0018】また、取付用ブラケット4には前記固定部
材2および係止部材5それぞれと離間した位置に軸9が
固定されている。ちょうどこれら3者2、5、9が三角
形の頂点をなすような配置である。この軸9にはサポー
トローラ6が回転自在に枢支されている。
【0019】このように、係止部材5がサポートローラ
6と前記ローラ3とでガイドレール21内に2点支持され
るため、ケーブル22はケーブル取付部8において常にそ
の部分のウインドWの接線方向に引かれることになる。
したがってケーブル22には曲げが加わらないので寿命が
短縮されることはない。
【0020】前記ローラ3とサポートローラ6との間隔
Hは、連結部材1がガイドレール21に沿って円滑に移動
できるように設定される。キャビン前面81およびガイド
レール21は、曲率の異なる複数のカーブが連続した形状
を呈しているため、前記間隔Hを広くしすぎると、ロー
ラ3またはサポートローラ6がガイドレール21内側に引
掛かり、連結部材1がガイドレール21に沿って円滑に移
動できなくなる。逆に狭くしすぎると、サポートローラ
6は取付用ブラケット4の廻り止めとしての働きを果さ
なくなる。以上の事項を考慮して、ローラ3とサポート
ローラ6との間隔Hは30〜50mmの範囲で設定されるのが
好ましい。
【0021】叙上のように構成される連結部材1に対応
した、ガイドレール21およびケーブルガイド23の好まし
い一例を以下に説明する。
【0022】図1に示されるように、キャビンの前後方
向前側に、コの字状断面のガイドレール21と後側にC字
状断面のケーブルガイド23とが金属製の薄板から一体に
形成されている。なお、ケーブルガイド23の狭塞部分26
の幅は、前記係止部材5が円滑に摺動しうるように設定
される。
【0023】このように、キャビンの左右方向に幅の狭
い本発明の連結部材1を用いることにより、従来に比べ
てウインドWの幅を広くとることができる(図3参
照)。したがって、前方の視界は大幅に拡大されるの
で、使用者は容易にキャビン80前方を良好に目視するこ
とができる。
【0024】本発明の連結部材1を用いて、ウインドW
をガイドレール21に沿って移動させるばあい、図2に示
されるように、まずケーブル22が矢印A方向に引張られ
ると、係止部材5を介して取付用ブラケット4が引張ら
れる。このとき、固定部材2を回転中心として取付用ブ
ラケット4には矢印B方向のモーメントが作用するがサ
ポートローラ6がガイドレール21に当接して取付用ブラ
ケット4の回転を防止している。このためケーブルWは
曲げられたり、またこじったりしないため耐久性が低下
しない。しかも、取付用ブラケット4にはたらく張力は
効率良く固定部材2を介してウインドWに伝えられ、結
果として円滑なウインドWの開閉が可能になる。
【0025】
【発明の効果】本発明の連結部材を用いることにより、
キャビンの視界は大幅に拡大される。そのため、使用者
は、好適な運転条件で建設機械を運転することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連結部材の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図1の連結部材の一部切欠正面図である。
【図3】図1の連結部材を用いてウインドをキャビンに
取り付けた状態を示す説明図である。
【図4】従来の連結部材の一例を示す断面図である。
【図5】従来の連結部材を用いてウインドをキャビンに
取り付けた状態を示す説明図である。
【図6】開閉装置が適用される曲面キャビンを備えたパ
ワーショベルの一例を示す斜視図である。
【図7】開閉装置の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 連結部材 2 固定部材 3 ローラ 4 取付用ブラケット 5 係止部材 6 サポートローラ 21 ガイドレール 22 ケーブル W ウインド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その前面に窓枠を備え、かつ前面から天
    井にかけて実質的に曲面で構成された建設機械などのキ
    ャビンにおいて、キャビンの前面と天井との間に延設さ
    れたガイドレールに沿って開閉移動しうるウインドと、
    該ウインドを開閉駆動するためのコントロールケーブル
    とを連結するための連結部材であって、 前記ウインドの下端近辺両側に固定される固定部材と、
    該固定部材の先端側に回転自在に設けられるローラと、
    固定部材の基部側に回転自在に設けられるブラケット
    と、該ブラケットに固着された、前記コントロールケー
    ブルを係止するための係止部材と、前記ローラと離間し
    てブラケットに回転自在に枢支されるサポートローラと
    からなり、前記ローラと係止部材とが、前記キャビンの前後方向に
    オフセットされて配設され、 前記ローラとサポートロー
    ラとが共に前記ガイドレール内を転動しうるように構成
    されてなる連結部材。
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