JP2005248514A - 車両用開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スライドドアを開閉するケーブルに適切な張力を付与する。
【解決手段】 スライドドアにはピン部材50を介してローラアッシー20が取り付けられており、このローラアッシー20はガイドレールに移動自在に案内される。ローラアッシー20にはケーブルドラムから伸びる開側ケーブル32と閉側ケーブル33とが連結されており、ケーブルドラムを回転させることによってスライドドアを開閉することができる。ケーブル32,33とローラアッシー20との連結部にはテンション機構55,62が設けられており、このテンション機構55,62は、ローラアッシー20に揺動自在に取り付けられるスリーブ部材56と、スリーブ部材56に収容されるとともにケーブル32,33の端部を保持する保持部材57と、保持部材57を介してケーブル32,33を引き込むばね部材60とを備えている。
【選択図】 図7

Description

本発明は車体に設けられたスライドドア等の開閉体を開閉する車両用開閉装置に関する。
ワゴンタイプやワンボックスタイプの車両には、車体側部に開閉体としてのスライドドアを備えるものが多く見受けられる。このスライドドアは、車両側面に沿って設けられるガイドレールにローラアッシーを介して案内されており、操作者がスライドドアを押し引きすることによって乗降口が開閉されるようになっている。しかしながら、スライドドアは比較的大きな乗降口に適用されることが多く、スライドドア自体も大型化する傾向にあるため、特にスライドドアの自重が開閉方向に作用する坂道にあっては、開閉操作が困難になるという問題があった。
そこで、スライドドアを容易に開閉するため、スライドドアにケーブルを取り付けるとともに、これを電動モータ等に駆動されるケーブルドラムを用いて巻き取るようにした開閉装置が開発されている。ケーブルドラムには開側ケーブルと閉側ケーブルとが巻き付けられており、ケーブルドラムから伸びる開側ケーブルの端部はスライドドアの開方向からローラアッシーに接続される一方、ケーブルドラムから伸びる閉側ケーブルの端部はスライドドアの閉方向からローラアッシーに接続されている。
このようなケーブルドラムを回転駆動することにより、開側ケーブルを巻き取るとともに閉側ケーブルを送り出すようにすると、スライドドアを開方向に作動させることが可能となる一方、ケーブルドラムを逆転させ、開側ケーブルを送り出すとともに閉側ケーブルを巻き取るようにすると、スライドドアを閉方向に作動させることが可能となる。しかしながら、ケーブルを介してスライドドアを開閉する開閉装置にあっては、スライドドアを開閉途中で停止させた場合や、開閉途中で開閉方向を反転させた場合などには、ケーブルの張力が大きく変動してしまう。このケーブル張力の大きな変動は、スライドドアの滑らかな開閉動作を阻害することになっていた。
そこで、スライドドアを滑らかに開閉するため、ケーブルに所定の張力を付与するようにした開閉装置が開発されている(たとえば、特許文献1参照)。この開閉装置は、ローラアッシー内に組み込まれるテンション機構を備えており、このテンション機構内のばね部材によってケーブルがローラアッシー内に引き込まれるようになっている。
特許第2969428号公報(第4頁、図8、図11)
しかしながら、ローラアッシー内にテンション機構を組み込むようにすると、ローラアッシーがガイドレールの直線部に案内されるときには、ケーブルに安定した張力を付与することができるものの、ローラアッシーがガイドレールの引き込み部に案内されたときには、ケーブルに安定した張力を付与することが困難となる。つまり、ローラアッシーが湾曲する引き込み部に差し掛かると、テンション機構からケーブルドラム等に向けて伸びるケーブルが折り曲げられてしまうため、ケーブルドラムによるケーブルの引き込み方向と、テンション機構に組み込まれるばね部材の伸縮方向とがずれてしまい、テンション機構を正常に作動させることが困難となっていた。
また、ガイドレールの引き込み部が大きく湾曲している場合には、テンション機構の作動状態を阻害するだけでなく、ガイドレールの湾曲状態に応じて折り曲げられるケーブルが、ローラアッシーのハウジングに接触することにより損傷してしまうおそれもあった。
本発明の目的は、ガイドレールの湾曲状態に影響されることなく、ケーブルに適切な張力を付与するようにした車両用開閉装置を提供することにある。
本発明の車両用開閉装置は、車体に設けられた開閉体を開閉する車両用開閉装置であって、前記開閉体に連結されるとともに、車体のガイドレールに移動自在に案内されるスライド機構と、前記スライド機構に連結され、前記開閉体を前記ガイドレールに沿って牽引するケーブルと、前記ケーブルと前記スライド機構との連結部に設けられ、前記ケーブルに張力を付与するテンション機構とを有し、前記テンション機構は、前記ケーブルの端部に取り付けられるとともに、前記スライド機構に揺動自在に取り付けられることを特徴とする。
本発明の車両用開閉装置は、前記テンション機構は前記ケーブルの開側端部と閉側端部とにそれぞれ設けられ、前記テンション機構は相互に対向して前記スライド機構に取り付けられることを特徴とする。
本発明の車両用開閉装置は、前記テンション機構は、内向きフランジが形成されるとともに前記スライド機構に揺動自在に取り付けられるスリーブ部材と、外向きフランジが形成されるとともに前記スリーブ部材に収容され前記ケーブルを保持する保持部材と、前記内向きフランジと前記外向きフランジとの間に設けられるばね部材とを備えることを特徴とする。
本発明の車両用開閉装置は、前記スライド機構には被係合部が形成され、前記テンショナ機構には前記被係合部に係合する係合部が形成されることを特徴とする。
本発明によれば、ケーブルの端部にテンション機構を設け、これをスライド機構に揺動自在に取り付けるようにしたので、ガイドレールの湾曲状態に影響されることなく、ケーブルの移動方向とテンション機構の作動方向とを一致させることができ、テンション機構を正常に作動させることができる。これにより、ケーブルの張力を適切に保つことができ、開閉体を滑らかに開閉することができる。
また、ガイドレールに沿って移動するスライド機構に、テンション機構を取り付けるようにしたので、スライド機構の移動に伴うケーブルの周長変化にテンション機構を追従させることができる。
さらに、テンション機構が揺動自在に取り付けられるため、ケーブルがテンション機構に接触して折り曲げられることはなく、ケーブルの損傷を回避することができる。
さらに、スライド機構に被係合部を形成し、テンショナ機構に係合部を形成することにより、スライド機構とテンション機構とを容易に脱着することができるため、車両用開閉装置の組付工数を削減することができるとともに、点検時や補修時に要する作業工数をも削減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である車両用開閉装置10(以下、開閉装置という。)が搭載された車体11を示す概略図である。図1に示すように、車体11の側部には乗降口12を開閉する開閉体つまりスライドドア13が装着されており、このスライドドア13は実線で示す全開位置と破線で示す全閉位置との間で移動自在となっている。スライドドア13の下部にはロアアーム14が固定されており、スライドドア13の上下方向の略中央部にはセンターアーム15が固定されている。また、車室床部を形成するフロアパネル16の下面にはガイドレールとしてのロアレール17が固定されており、車体11のリヤフェンダー部を形成するサイドパネル18にはセンターレール19が固定されている。
車体11に固定されるロアレール17やセンターレール19には、レール17,19に沿って移動するスライド機構としてのローラアッシー20,21が組み込まれており、これらのローラアッシー20,21がロアアーム14やセンターアーム15の先端部に揺動自在に連結されることによって、スライドドア13はロアレール17やセンターレール19に移動自在に支持されている。なお、スライドドア13の上部には図示しないアッパーアームが固定され、これに対応してルーフパネルには図示しないアッパーレールが固定されており、スライドドア13は車体11に三点で支持されるようになっている。
図2は開閉装置10を示す斜視図であり、図3は開閉装置10を示す平面図であり、図4は図3のA−A線に沿って開閉装置10を示す断面図である。なお、図2および図3はフロアパネル16等の車体構成部材を除いた状態で図示されており、図4は車体構成部材を含めた状態で図示されている。
まず、図2および図3に示すように、車体11に固定されるロアレール17は、車体11の前後方向に沿って直線状に伸びる直線部17aと、車体11の内側に向けて曲がる引き込み部17bとを備えている。ローラアッシー20が車体後方側に向けて直線部17aに案内されると、スライドドア13は乗降口12を開く全開位置に移動する一方、ローラアッシー20が車体前方側に向けて引き込み部17bに案内されると、スライドドア13は車体11の内側に引き込まれて乗降口12を閉塞する全閉位置に移動する。
ロアレール17の前方端近傍にはスライドアクチュエータ30が設けられており、ロアレール17の後方端近傍には反転プーリ31が設けられている。図4に示すように、スライドアクチュエータ30は、フロアパネル16の上面に沿って反転プーリ31に向かう開側ケーブル32を備えており、この開側ケーブル32は、反転プーリ31を介してフロアパネル16の下面側に案内され、車体後方側からローラアッシー20に連結されるようになっている。また、スライドアクチュエータ30は、フロアパネル16の下面側でロアレール17に沿ってローラアッシー20に向かう閉側ケーブル33を備えており、この閉側ケーブル33は車体前方側からローラアッシー20に連結されるようになっている。
このように、ローラアッシー20には車体前後方向の双方からケーブル32,33が相互に対向するように連結されており、開側ケーブル32を牽引することによってスライドドア13を開方向に作動させることができる一方、閉側ケーブル33を牽引することによってスライドドア13を閉方向に作動させることができる。つまり、開側ケーブル32と閉側ケーブル33とによりスライドドア13を開方向と閉方向に牽引するケーブルが形成されることになる。
続いて、開側ケーブル32と閉側ケーブル33とを出し引きするスライドアクチュエータ30について説明する。図5は図3に示す範囲Bでスライドアクチュエータ30を示す部分断面図である。図5に示すように、スライドアクチュエータ30のハウジング34には、電動モータ35が固定されるとともに、ケーブルドラム36が回転自在に収容されている。ケーブルドラム36の支持軸37と電動モータ35の出力軸38とは、ウォーム減速機構39と電磁クラッチ40を介して連結されており、電動モータ35によってケーブルドラム36が回転駆動されるようになっている。ケーブルドラム36の外周面には螺旋状のケーブル溝36aが形成され、ケーブルドラム36の両端面にはケーブル32,33の基端部を固定する図示しない係合溝が形成される。この係合溝を介してケーブルドラム36に固定された開側ケーブル32および閉側ケーブル33は、相互に逆向きとなってケーブルドラム36のケーブル溝36aに複数回巻き付けられている。
また、電動モータ35を駆動するため、スライドアクチュエータ30にはCPUやメモリを備えた制御ユニット41が設けられており、たとえば運転席に設けられる図示しない開閉スイッチからの操作信号に応じて、制御ユニット41から電動モータ35に電流が供給制御されるようになっている。たとえば、開閉スイッチが開方向に操作されたときには、制御ユニット41は電動モータ35を正転駆動させ、開側ケーブル32を巻き取るとともに閉側ケーブル33を送り出すことによりスライドドア13を開方向に作動させる一方、開閉スイッチが閉方向に操作されたときには、電動モータ35を逆転駆動させ、閉側ケーブル33を巻き取るとともに開側ケーブル32を送り出すことによりスライドドア13を閉方向に作動させることになる。なお、制御ユニット41からは電磁クラッチ40に対しても電流が供給制御されており、スライドドア13が手動で開閉操作されるときには、電磁クラッチ40が開放されてケーブルドラム36と電動モータ35とが切り離されるようになっている。
続いて、スライドドア13とケーブル32,33とを連結するローラアッシー20について説明する。図6はローラアッシー20を示す斜視図であり、図7(A)はローラアッシー20を示す平面図であり、図7(B)は図7(A)のa−a線に沿ってローラアッシー20を示す部分断面図である。図6および図7に示すように、ローラアッシー20のベースプレート42には、水平方向に伸びる2つの支持板部43と、垂直方向に伸びる支持板部44とが形成されており、支持板部43には上方を向く2つのガイドローラ45が回転自在に取り付けられ、支持板部44には側方を向く走行ローラ46が回転自在に取り付けられている。図2に示すように、2つのガイドローラ45は、断面コ字状のロアレール17に案内されており、スライドドア13を全開位置と全閉位置とに案内するとともに、スライドドア13にかかる水平方向の荷重を受けるようになっている。また、走行ローラ46はロアレール17の下方に設けられる走行パネル47上をスライドドア13の自重を受けながら転がるようになっている。
また、ベースプレート42の先端部にはピン部材50が組み付けられており、このピン部材50を介してローラアッシー20とロアアーム14とは揺動自在に連結されることになる。さらに、ベースプレート42には水平方向に伸びる長板状の取付プレート51が設けられており、この取付プレート51の両端部のそれぞれには断面コ字状のブラケット52が取り付けられている。ブラケット52の上板と下板には略鈎状のフック溝53が形成されており、このフック溝53によってブラケット52の上板と下板には被係合部としてのフック部54が形成されている。
続いて、開側ケーブル32とローラアッシー20との連結部に設けられ、開側ケーブル32に所定の張力を付与するテンション機構55について説明する。図7(B)に示すように、テンション機構55は、先端に内向きフランジ56aが形成されたスリーブ部材56と、これに摺動自在に収容されるとともに外向きフランジ57aが形成された保持部材57とを備えている。開側ケーブル32は、スリーブ部材56の先端に形成される貫通孔56bと、保持部材57に形成される貫通孔57bとに挿入されている。保持部材57を貫通する開側ケーブル32の開側端部には抜止部材58が嵌合されており、この抜止部材58によって開側ケーブル32の脱落が防止されている。
また、スリーブ部材56の内向きフランジ56aと、保持部材57の外向きフランジ57aとの間には、開側ケーブル32をスリーブ部材56内に引き込むように付勢するばね部材60が収容されている。そして、スリーブ部材56の後方端部には、上下方向に突出する係合部としての係合ピン61が嵌合されており、この係合ピン61によってばね部材60による保持部材57の後退移動が制限されている。
このようなテンション機構55は、その係合ピン61をブラケット52のフック部54に係合させることにより、ローラアッシー20に揺動自在に取り付けられることになる。ケーブルドラム36によって開側ケーブル32を巻き取る場合には、スライドドア13の開閉力が開側ケーブル32からばね部材60を介してローラアッシー20に伝達されるため、ケーブル張力が急激に上昇してしまうことがなく、滑らかなスライドドア13の移動が可能となる。また、ケーブルドラム36から開側ケーブル32が送り出される場合には、ばね部材60によって開側ケーブル32がスリーブ部材56内に引き込まれるため、開側ケーブル32の弛みを防止することができる。
なお、開側ケーブル32のテンション機構55について説明したが、閉側ケーブル33とローラアッシー20との連結部に設けられるテンション機構62についても、テンション機構55と同一の構造を有している。つまり、テンション機構62は、閉側ケーブル33の閉側端部に設けられるとともに、ローラアッシー20に揺動自在に取り付けられており、テンション機構62については同一の符号を付してその説明を省略する。
以下、このようなテンション機構55,62が取り付けられたローラアッシー20の作動状態について説明する。図8(A)〜(C)はローラアッシー20の作動状態を示す説明図であり、(A)〜(C)はそれぞれ図3の範囲I、範囲II、範囲IIIに対応して図示されている。図8(A)〜(C)に示すように、スライドドア13を全開位置と全閉位置とに移動させるため、ローラアッシー20をロアレール17の直線部17aと引き込み部17bとの間で移動させると、ローラアッシー20に揺動自在に取り付けられるテンション機構55,62は、閉側ケーブル33が案内されるケーブルドラム36や、開側ケーブル32が案内される反転プーリ31に向けて傾動することになる。このようにテンション機構55,62が傾動することにより、開側ケーブル32や閉側ケーブル33の移動方向と、それぞれのテンション機構55,62に組み込まれるばね部材60の伸縮方向とが一致するため、テンション機構55,62のばね部材60を自在に伸縮させることができ、開側ケーブル32や閉側ケーブル33に適切な張力を与え続けることができる。
しかも、図8(B)に示すように、直線部17aと引き込み部17bとの境界周辺にローラアッシー20が移動した場合には、双方のテンション機構55,62が傾動するようになる。このように、ロアレール17の曲率が小さな箇所にローラアッシー20が案内された場合であっても、開側ケーブル32や閉側ケーブル33が折り曲げられることはないため、ケーブル32,33とスリーブ部材56との無理な接触を回避することができ、ケーブル32,33の損傷を回避することができる。
また、ロアレール17に沿って移動するローラアッシー20に、テンション機構55,62を取り付けるようにしたので、ローラアッシー20の移動に伴うケーブル32,33の周長変化にテンション機構55,62を素早く追従させることができる。
さらに、ブラケット52のフック部54にテンション機構55の係合ピン61を引っ掛けることにより、ローラアッシー20にテンション機構55を揺動自在に取り付けることができるため、作業者は、極めて容易にテンション機構55をローラアッシー20に組み付けることができ、開閉装置10の組付工数を削減することができるとともに、点検時や補修時に要する作業工数をも削減することができる。
図9は本発明の他の実施の形態である車両用開閉装置70の一部を示す分解斜視図である。なお、同様の部材については同一の符号を付してその説明を省略する。まず、図6に示すように、前述した開閉装置10にあっては、ローラアッシー20のブラケット52にフック部54を形成し、これにテンション機構55の係合ピン61を係合しているが、図9に示すように、テンション機構55を揺動自在に保持するブラケット71に係合部としての係合突起72を形成するとともに、ローラアッシー73の取付プレート74に係合突起72に対応する被係合部としての係合孔75を形成しても良い。係合突起72は軸部72aとこれより大径の円盤部72bとを備えており、係合孔75は軸部72aに対応する小径部75aと円盤部72bに対応する大径部75bとを備えている。テンション機構55を取付プレート74に連結する際には、図9に矢印aで示すように、係合突起72を大径部75bに挿入した後に、係合突起72を小径部75a側に移動させることにより、円盤部72bを小径部75aの周辺に係合させることができ、テンション機構55とローラアッシー73とを確実に連結することができる。なお、図6に示すローラアッシー20にあっては、2つのガイドローラ45を備えているが、図9に示すように、ローラアッシー73に1つのガイドローラ76を設けるようにしても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態おいては、開閉体としてスライドドア13が設けられているが、これに限られることはなく、ケーブル32,33を介して開閉駆動される開閉体であれば、バックドアやサンルーフ等に本発明を適用しても良い。
また、図示する場合には、ケーブルが開側ケーブル32と閉側ケーブル33とに分けられているが、1本のケーブルを用いるようにしても良く、この場合にはケーブルの一端側つまり開側端部側を開側ケーブル32として使用する一方、ケーブルの他端側つまり閉側端部側を閉側ケーブル33として使用することになる。
さらに、ロアレール17に案内されるローラアッシー20にケーブル32,33が接続されているが、これに限られることはなく、センターレール19やアッパーレールに組み込まれたローラアッシー21にケーブルを連結するようにしても良い。特に、センターレール19は、ロアレール17やアッパーレールに比べて引き込み部の曲率が小さいため、本発明を有効に適用することができる。
本発明の一実施の形態である車両用開閉装置が搭載された車体を示す概略図である。 車両用開閉装置を示す斜視図である。 車両用開閉装置を示す平面図である。 図3のA−A線に沿って車両用開閉装置を示す断面図である。 図3に示す範囲Bでスライドアクチュエータを示す部分断面図である。 ローラアッシーを示す斜視図である。 (A)はローラアッシーを示す平面図であり、(B)は(A)のa−a線に沿ってローラアッシーを示す部分断面図である。 (A)〜(C)はローラアッシーの作動状態を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態である車両用開閉装置の一部を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 車両用開閉装置
11 車体
12 乗降口
13 スライドドア
14 ロアアーム
15 センターアーム
16 フロアパネル
17 ロアレール(ガイドレール)
17a 直線部
17b 引き込み部
18 サイドパネル
19 センターレール
20 ローラアッシー(スライド機構)
21 ローラアッシー
30 スライドアクチュエータ
31 反転プーリ
32 開側ケーブル(ケーブル)
33 閉側ケーブル(ケーブル)
34 ハウジング
35 電動モータ
36 ケーブルドラム
36a ケーブル溝
37 支持軸
38 出力軸
39 ウォーム減速機構
40 電磁クラッチ
41 制御ユニット
42 ベースプレート
43,44 支持板部
45 ガイドローラ
46 走行ローラ
47 走行パネル
50 ピン部材
51 取付プレート
52 ブラケット
53 フック溝
54 フック部(被係合部)
55 テンション機構
56 スリーブ部材
56a 内向きフランジ
56b 貫通孔
57 保持部材
57a 外向きフランジ
57b 貫通孔
58 抜止部材
60 ばね部材
61 係合ピン(係合部)
62 テンション機構
70 車両用開閉装置
71 ブラケット
72 係合突起(係合部)
72a 軸部
72b 円盤部
73 ローラアッシー(スライド機構)
74 取付プレート
75 係合孔(被係合部)
75a 小径部
75b 大径部
76 ガイドローラ

Claims (4)

  1. 車体に設けられた開閉体を開閉する車両用開閉装置であって、
    前記開閉体に連結されるとともに、車体のガイドレールに移動自在に案内されるスライド機構と、
    前記スライド機構に連結され、前記開閉体を前記ガイドレールに沿って牽引するケーブルと、
    前記ケーブルと前記スライド機構との連結部に設けられ、前記ケーブルに張力を付与するテンション機構とを有し、
    前記テンション機構は、前記ケーブルの端部に取り付けられるとともに、前記スライド機構に揺動自在に取り付けられることを特徴とする車両用開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用開閉装置において、前記テンション機構は前記ケーブルの開側端部と閉側端部とにそれぞれ設けられ、前記テンション機構は相互に対向して前記スライド機構に取り付けられることを特徴とする車両用開閉装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用開閉装置において、前記テンション機構は、内向きフランジが形成されるとともに前記スライド機構に揺動自在に取り付けられるスリーブ部材と、外向きフランジが形成されるとともに前記スリーブ部材に収容され前記ケーブルを保持する保持部材と、前記内向きフランジと前記外向きフランジとの間に設けられるばね部材とを備えることを特徴とする車両用開閉装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用開閉装置において、前記スライド機構には被係合部が形成され、前記テンショナ機構には前記被係合部に係合する係合部が形成されることを特徴とする車両用開閉装置。

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