JP2007009515A - スライドドア開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スライド機構の円滑な作動を妨げる異物を除去して、スライドドア開閉装置の作動信頼性を高めることである。
【解決手段】 車体12のフロアパネル25にはロワーレールが固定され、ロワーレールにはスライドドアに装着されるローラアッシー17が移動自在に組み付けられている。ローラアッシー17にはテンショナー31,32を介して開側ケーブル22aと閉側ケーブル22bとが接続され、これらのケーブル22a,22bを駆動ユニットにより作動させることでスライドドアは自動的に開閉される。フロアパネル25にはローラアッシー17の全閉側のストローク端に位置して下方側に凹む凹部51が形成され、ローラアッシー17の移動経路上に侵入し、ローラアッシー17により全閉側のストローク端にまで運ばれた異物は、凹部51に落とし込まれて走行用パネル26上から除去される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車体の側部に車両前後方向に移動自在に装着されるスライドドアを自動的に開閉するスライドドア開閉装置に関する。
ワゴンタイプやワンボックスタイプの車両としては、車両の側部にスライドドアを設け、このスライドドアにより乗降口を開閉するようにしたものが多く見受けられる。このようなスライドドアには、車両前方側の上端部と下端部および車両後方側の上下方向の略中間部に位置してスライド機構としてローラアッシーが装着されており、これらのローラアッシーはそれぞれ乗降口の上縁部と下縁部および乗降口の車両後方側に固定されるガイドレールに移動自在に装着され、これにより、スライドドアは車体側部に沿って車両前後方向に開閉するようになっている。
一方、スライドドアの開閉操作を容易にするために、電動モータ等を駆動源とした駆動ユニットによりスライドドアを自動的に開閉するようにしたスライドドア開閉装置が開発されている。例えば特許文献1には、ローラアッシーに索条体であるベルトを固定し、それぞれガイドレールの両端部側に配置される一対の反転プーリによりベルトの作動方向をガイドレールに沿う方向に変換させるとともに、電動モータにより回転駆動される駆動プーリによりベルトを作動させてスライドドアを開閉駆動させるようにした開閉装置が記載されている。この場合、ガイドレールや駆動プーリ、反転プーリ等の部材は車体のフロアパネルに設けられ、ローラアッシーはスライドドアの下端部に装着されてガイドレールに係合している。
特開平6―323057号公報
しかしながら、特許文献1に示される開閉装置のように、ガイドレールやローラアッシーをフロアパネルに設けるようにすると、乗員の靴等に付着した石屑等の異物がローラアッシーの移動経路上に侵入し易くなる。そして、ローラアッシーの移動経路上に異物が侵入した状態でスライドドアが開閉動作すると、その異物はローラアッシーにより押されて全開側あるいは全閉側のストローク端にまで運ばれ、ローラアッシーとプーリあるいは車体等との間に挟み込まれてスライドドアの開閉動作に支障をきたすおそれがあった。
本発明の目的は、スライド機構の移動経路上に侵入した異物を除去して、スライドドア開閉装置の作動信頼性を高めることにある。
本発明のスライドドア開閉装置は、車体の側部に車両前後方向に移動自在に装着されるスライドドアを自動的に開閉するスライドドア開閉装置であって、前記車体に固定されるガイドレールと、前記スライドドアに装着され、前記ガイドレールに沿って移動自在のスライド機構と、前記スライド機構を前記ガイドレールに沿う方向に駆動して前記スライドドアを開閉させる駆動手段とを有し、前記スライド機構の全開側または全閉側の少なくともいずれか一方のストローク端に、前記スライド機構の移動経路上に侵入した異物を除去するための排出部を形成したことを特徴とする。
本発明のスライドドア開閉装置は、前記スライド機構に接続される索条体と、前記スライド機構の前記ストローク端の先に設けられ前記索条体の移動方向を変換する移動方向変換手段とを有し、前記車体に設けられる前記駆動手段により前記索条体を作動させて前記スライドドアを開閉させることを特徴とする。
本発明のスライドドア開閉装置は、それぞれ前記スライド機構の全開側と全閉側のストローク端の先に設けられる固定部と、前記固定部に接続される索条体とを有し、前記開閉体に設けられる前記駆動手段により前記索条体を作動させて前記スライドドアを開閉させることを特徴とする。
本発明のスライドドア開閉装置は、張力発生装置を介して前記索条体を前記スライド機構または前記固定部に接続することを特徴とする。
本発明のスライドドア開閉装置は、前記スライドドアにより開閉される乗降口の下縁部に前記ガイドレールを固定し、前記スライドドアの下端部に前記スライド機構を装着し、前記排出部を前記車体のフロアパネルに形成することを特徴とする。
本発明によれば、スライド機構の移動経路上に侵入した異物がスライド機構により全開側または全閉側のストローク端にまで運ばれたときには、異物は排出部によってスライド機構の移動経路上から除去されるので、スライド機構と車体等との間に異物が挟み込まれることを防止して、スライドドア開閉装置の作動信頼性を高めることができる。
また、本発明によれば、スライド機構や固定部に張力発生装置を介して索条体を接続するようにしても、スライド機構のストローク端において張力発生装置が異物と接触することがないので、張力発生装置の作動信頼性を高めることができる。
さらに、本発明によれば、異物が侵入し易い乗降口の下縁部にガイドレールを固定するようにしても、侵入した異物を効果的に除去して、スライド機構を円滑に作動させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるスライドドア開閉装置が搭載された車両を示す概略図であり、この車両11の車体12の側部には乗降口13が形成され、この乗降口13を開閉するために、車体12の側部にはスライドドア14が装着されている。
車体12には乗降口13の下縁部に位置してガイドレールとしてのロワーレール15が固定され、スライドドア14の車両前方側の下端部に設けられるロワーアーム16にはスライド機構としてのローラアッシー17が装着され、ローラアッシー17はロワーレール15に組み込まれてロワーレール15に沿って車両前後方向に移動自在となっている。また、車体12には乗降口13の車両後方側であって車両上下方向の略中間部に位置してセンターレール18が固定され、スライドドア14の車両後方側の端部に設けられるセンターアーム19にはローラアッシー20が装着され、ローラアッシー20はセンターレール18に組み込まれてセンターレール18に沿って車両前後方向に移動自在となっている。さらに、車体12には乗降口13の上縁部に位置して図示しないアッパーレールが固定さ図示しないローラアッシーが装着され、このローラアッシーはアッパーレールに組み込まれてアッパーレールに沿って車両前後方向に移動自在となっている。
各レールはそれぞれ車体12の側部に沿って車両前後方向に延びて形成されており、スライドドア14はこれに装着される各ローラアッシーが車体12に固定される各レールに沿って移動することにより、図1中に実線で示す全開位置と破線で示す全閉位置との間で車両前後方向に移動自在つまり開閉自在となっている。また、各レールの車両前方側には車体12の内側に向けて曲がる引き込み部が設けられ、各ローラアッシーが引き込み部に案内されることにより、スライドドア14は車体12の内側に引き込まれて閉じられるようになっている。
図2は図1に示すスライドドア開閉装置の詳細を示す斜視図であり、この車両11にはスライドドア開閉装置21(以下、開閉装置21とする)が設けられ、この開閉装置21によりスライドドア14を自動的に開閉することができるようになっている。
開閉装置21は、ロワーレール15に案内されるローラアッシー17に車両後方側から接続される索条体としての開側ケーブル22aとローラアッシー17に車両前方側から接続される索条体としての閉側ケーブル22bとを有しており、これらのケーブル22a,22bを駆動手段としての駆動ユニット23によって作動させることにより、ローラアッシー17をロワーレール15に沿う方向に駆動してスライドドア14を開閉させるようになっている。
図3はローラアッシーの詳細を示す一部切り欠き斜視図であり、このローラアッシー17はベースブラケット17aとベースブラケット17aに回転自在に装着される一対の案内用ローラ17bと走行用ローラ17cとを有し、ベースブラケット17aはピン部材24によりロワーアーム16に揺動自在に装着されている。案内用ローラ17bはベースブラケット17aに上方を向いて支持されており、一方、ロワーレール15は開口を下側に向けた断面コの字形状に形成されており、案内用ローラ17bはロワーレール15に組み込まれてロワーレール15に沿って回転するようになっている。走行用ローラ17cはベースブラケット17aに側方を向いて支持され、一方、車体12のフロアパネル25にはロワーレール15に対向する走行用パネル26が設けられており、走行用ローラ17cは走行用パネル26上を走行するようになっている。このように、ローラアッシー17はロワーレール15に案内されながら走行用パネル26上を走行することにより、ロワーレール15に沿って移動するようになっている。また、ベースブラケット17aはロワーアーム16に対してピン部材24を中心として揺動自在となっているので、ローラアッシー17がロワーレール15の引き込み部に達しても、ローラアッシー17はロワーレール15に追従することができる。
ベースブラケット17aの車両前後方向の両端側にはそれぞれ接続部27,28が設けられており、各ケーブル22a,22bの先端部は、それぞれ張力発生装置としてのテンショナー31,32を介して接続部27,28に接続されている。
図4は開側ケーブルに設けられるテンショナーの詳細を示す断面図であり、このテンショナー31はローラアッシー17の接続部27に揺動自在に支持されるスリーブ34を有し、このスリーブ34の内部には収容室34aが形成され、収容室34aの内部にはスライドブロック35が軸方向に移動自在に収容されている。スリーブ34の先端部には挿通孔34bが設けられ、この挿通孔34bから閉側ケーブル22aの一端が収容室34a内に挿通され、挿通された閉側ケーブル22aの先端はスライドブロック35に固定されている。また、収容室34a内には閉側ケーブル22aをスリーブ34内に取り込む方向にスライドブロック35を付勢するばね部材36が収容されており、これにより閉側ケーブル22aには、ばね部材36のばね力により所定の張力が付与されるようになっている。このように、閉側ケーブル22aの端部はテンショナー31を介してローラアッシー17に接続されるので、閉側ケーブル22aに所定の張力を付与することができる。なお、図4に基づいて、開側ケーブル22aに張力を付与するテンショナー31の構造について説明したが、閉側ケーブル22bに張力を付与するテンショナー32もテンショナー31と同様な構造を有するものとなっている。
図2に示すように、ロワーレール15の車両後方側端部の先、つまりローラアッシー17の全開側のストローク端の先には移動方向変換手段としての反転プーリ41が設けられており、ローラアッシー17から車両後方側に導かれた開側ケーブル22aは反転プーリ41によりその移動方向が車両前方側に変換されて駆動ユニット23に導かれている。また、ロワーレール15の車両前方側の端部の先、つまりローラアッシー17の全閉側のストローク端の先には移動方向変換手段としての反転プーリ42が設けられており、ローラアッシー17から車両前方側に導かれた閉側ケーブル22bは反転プーリ42によりその移動方向が車両後方側に変換されて駆動ユニット23に導かれている。
図5は駆動ユニットの詳細を示す断面図であり、この駆動ユニット23は電動モータ43と電動モータ43に固定される減速機44とを有し、ロワーレール15の長手方向の略中央部に位置して車体12に固定されている。減速機44はウォームギヤ機構44aと電磁クラッチ44bとを有し、電動モータ43の回転を減速して出力軸45から出力するとともに、電磁クラッチ44bにより電動モータ43と出力軸45との間の動力伝達を断続することができる。
なお、電動モータ43としては、たとえばブラシ付きの直流モータやブラシレスモータなど、図示しないバッテリ等の電源から電流が供給されることにより正逆回転可能なものが用いられる。また、電動モータ43の作動を制御するために、電動モータ43にはCPUやメモリ等を備えた図示しない制御装置が接続され、運転席や携帯端末等に設けられる図示しない開閉スイッチからの操作信号に応じて制御装置により電動モータ43の作動が制御される。なお、制御装置は電磁クラッチ44bの作動制御も行うようになっており、スライドドア14が手動で開閉操作されるときには、電磁クラッチ44bが開放されて電動モータ43と出力軸45が切り離される。
減速機44に固定されるケース46の内部には外周面に螺旋状の案内溝47aが形成されたドラム47が収容されており、このドラム47は出力軸45に固定されて電動モータ43により回転駆動されるようになっている。開側ケーブル22aはケース46の車両後方側の出入部46aからドラム47に導かれ、案内溝47aに沿ってドラム47に複数回巻き付けられており、閉側ケーブル22bはケース46の車両前方側の出入部46bからドラム47に導かれて案内溝47aに沿って開側ケーブルとは逆向きにドラム47に複数回巻き付けられている。これにより、電動モータ43が作動してドラム47が回転すると、開側ケーブル22aまたは閉側ケーブル22bのいずれか一方がドラム47に巻き取られるとともに他方がドラム47から巻き戻され、ローラアッシー17は開側ケーブル22aまたは閉側ケーブル22bに引かれてロワーレール15に沿う方向に駆動される。例えば、図示しない開閉スイッチが開方向に操作されたときには、制御装置は電動モータ43を正転させ、これにより開側ケーブル22aがドラム47に巻き取られるとともに閉側ケーブル22bがドラム47から巻き戻され、開側ケーブル22aに引かれてローラアッシー17はロワーレール15に沿って車両後方側に移動する。これにより、スライドドア14は開側ケーブル22aに引かれながら自動開動作する。反対に、開閉スイッチが閉方向に操作されたときには、制御装置は電動モータ43を逆転させ、これにより閉側ケーブル22bがドラム47に巻き取られるとともに開側ケーブル22aがドラム47から巻き戻され、閉側ケーブル22bに引かれてローラアッシー17はロワーレール15に沿って車両前方側に移動する。これにより、スライドドア14は閉側ケーブル22bに引かれながら自動閉動作する。
このように、駆動ユニット23はローラアッシー17に接続されたケーブル22a,22bを作動させ、ローラアッシー17をロワーレール15に沿う方向に駆動することにより、スライドドア14を自動開閉動作させるようになっている。
図6はローラアッシーが全閉側のストローク端にまで移動したときの状態を示す一部切り欠き斜視図であり、図7は図6に示す凹部を上方から見た上面図であり、図8は図6に示す凹部を側方から見た側面図である。
図6に示すように、この開閉装置21では、車体12のフロアパネル25にローラアッシー17の全閉側のストローク端に位置して、ローラアッシー17の移動経路上に侵入した異物を除去する排出部としての凹部51を形成し、この凹部51に異物を落とし込んでローラアッシー17の移動経路上から異物を除去するようにしている。
図7に示すように、凹部51は、ローラアッシー17の全閉側のストローク端つまり全閉側のストローク端にまで移動したローラアッシー17と車体12の装着パネル48との間に設けられており、走行用パネル26よりも一段下方に凹むとともにローラアッシー17の移動経路の延長線に交差するように車両側方に延びる溝状に形成されている。これにより、ローラアッシー17の移動経路上に侵入した異物が、全閉側に向けて移動するローラアッシー17に引っかかる等してローラアッシー17により全閉側のストローク端にまで運ばれてきたときには、図8に示すように、その異物Mは走行用パネル26上から凹部51に落とし込まれて、ローラアッシー17の移動経路上から除去される。したがって、ローラアッシー17の移動経路上に侵入した異物Mがローラアッシー17と車体12の装着パネル48あるいは反転プーリ42との間に挟み込まれることによりローラアッシー17の動作が妨げられることを防止することができ、また、異物Mが反転プーリ42に取り込まれて反転プーリ42の作動を害することも防止することができる。
このように、この開閉装置21では、ローラアッシー17の全閉側のストローク端に凹部51を設け、ローラアッシー17の移動経路上に侵入した異物Mをこの凹部51に落とし込んで除去するようにしたので、異物Mによりローラアッシー17の円滑な作動が妨げられることを防止して、開閉装置21の作動信頼性を高めることができる。
また、この開閉装置21では、ローラアッシー17と車体12の装着パネル48あるいは反転プーリ42との間に異物Mが挟み込まれることを防止することができるので、ローラアッシー17にテンショナー32を介して閉側ケーブル22bを接続するようにしても、ローラアッシー17のストローク端においてテンショナー32が異物Mと接触してその作動が妨げられることは防止され、これによりテンショナー32の作動信頼性を高めることができる。
さらに、この開閉装置21では、ローラアッシー17の移動経路上に侵入した異物Mを除去することができるので、異物Mが侵入し易いフロアパネル25に開閉装置21を配置するようにしても、この開閉装置21の作動信頼性を確保することができる。
図9は図2に示すスライドドア開閉装置の変形例を示す斜視図であり、図2に示す開閉装置21では、各ケーブル22a,22bはそれぞれローラアッシー17に接続され、駆動ユニット23は車体12に設けられている。これに対して、図9に示すスライドドア開閉装置61(以下、開閉装置61とする)では、それぞれローラアッシー17の全開側と全閉側のストローク端の先に位置する一対の固定部としての固定パネル62,63を車体12に設け、これらの固定パネル62,63に索条体つまりケーブル64の両端をテンショナー31,32を介して接続するとともに、駆動手段を構成する電動モータ43をスライドドア14のロワーアーム16に組み込み、電動モータ43によりケーブル64を作動させることによりスライドドア14を開閉させるようにした、所謂自動式となっている。
そして、この開閉装置61においても、ローラアッシー17の全閉側のストローク端つまり全閉側のストローク端にまで移動したローラアッシー17と車体12の固定パネル63との間には凹部51が設けられており、ローラアッシー17の移動経路上に侵入し、ローラアッシー17により全閉側のストローク端にまで運ばれた異物は凹部51に落とし込まれて除去されるようになっている。したがって、ローラアッシー17の移動経路上に侵入した異物がローラアッシー17と車体12の固定パネル63との間に挟み込まれることによりローラアッシー17の動作が妨げられることを防止することができる。また、ローラアッシー17のストローク端においてテンショナー32が異物と接触してその作動が妨げられることを防止して、テンショナー32の作動信頼性を高めることができる。
なお、図9においては前述した部材に対応する部材には同一の符号が付されている。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、本実施の形態おいては、凹部51はローラアッシー17の全閉側のストローク端に設けられているが、これに限らず、ローラアッシー17の全開側のストローク端に設けるようにしてもよく、また、全閉側と全開側の両方のストローク端に設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、車体12のフロアパネル25に開閉装置21を設け、ロワーレール15に案内されるローラアッシー17のストローク端に凹部51を設けるようにしているが、これに限らず、例えばセンターレール18やアッパーレールなど、他のレールに案内されるローラアッシーを駆動ユニット23により駆動するようにした場合には、そのローラアッシーのストローク端に凹部51を設けるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、スライド機構は案内用ローラ17bと走行用ローラ17cとを有するローラアッシー17とされているが、これに限らず、ガイドレールに沿って移動自在のものであれば、他の構造であってもよい。
さらに、本実施の形態においては、異物の排出部としての凹部51は溝状に形成されているが、これに限らず、走行用パネル26上(ローラアッシー17の移動経路上)に侵入した異物を除去できる形状であれば、例えば、車外方向に傾斜する傾斜面や、円筒形に窪んだ形状など、他の形状であってもよい。
さらに、図2に示す開閉装置21では、開側ケーブル22aと閉側ケーブル22bとの2本のケーブルを用いるようにしているが、1本のケーブルの一端側つまり開側端部を開側ケーブルとして使用する一方、他端側つまり閉側端部を閉側ケーブルとして使用してもよい。また、図9に示す開閉装置61では一本のケーブル64を用いるようにしているが、開側ケーブルと閉側ケーブルの2本のケーブルを使用するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態であるスライドドア開閉装置が搭載された車両を示す概略図ある。 図1に示すスライドドア開閉装置の詳細を示す斜視図である。 ローラアッシーの詳細を示す一部切り欠き斜視図である。 開側ケーブルに設けられるテンショナーの詳細を示す断面図である。 駆動ユニットの詳細を示す断面図である。 ローラアッシーが全閉側のストローク端にまで移動したときの状態を示す一部切り欠き斜視図である。 図6に示す凹部を上方から見た上面図である。 図6に示す凹部を側方から見た側面図である。 図2に示すスライドドア開閉装置の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
11 車両
12 車体
13 乗降口
14 スライドドア
15 ロワーレール(ガイドレール)
16 ロワーアーム
17 ローラアッシー(スライド機構)
17a ベースブラケット
17b 案内用ローラ
17c 走行用ローラ
18 センターレール
19 センターアーム
20 ローラアッシー
21 スライドドア開閉装置
22a 開側ケーブル(索条体)
22b 閉側ケーブル(索条体)
23 駆動ユニット(駆動手段)
24 ピン部材
25 フロアパネル
26 走行用パネル
27,28 接続部
31,32 テンショナー(張力発生装置)
34 スリーブ
34a 収容室
34b 挿通孔
35 スライドブロック
36 ばね部材
41,42 反転プーリ(移動方向変換手段)
43 電動モータ
44 減速機
44a ウォームギヤ機構
44b 電磁クラッチ
45 出力軸
46 ケース
46a,46b 出入部
47 ドラム
47a 案内溝
48 装着パネル
51 凹部(排出部)
61 スライドドア開閉装置
62,63 固定パネル(固定部)
64 ケーブル(索条体)
M 異物

Claims (5)

  1. 車体の側部に車両前後方向に移動自在に装着されるスライドドアを自動的に開閉するスライドドア開閉装置であって、
    前記車体に固定されるガイドレールと、
    前記スライドドアに装着され、前記ガイドレールに沿って移動自在のスライド機構と、
    前記スライド機構を前記ガイドレールに沿う方向に駆動して前記スライドドアを開閉させる駆動手段とを有し、
    前記スライド機構の全開側または全閉側の少なくともいずれか一方のストローク端に、前記スライド機構の移動経路上に侵入した異物を除去するための排出部を形成したことを特徴とするスライドドア開閉装置。
  2. 請求項1記載のスライドドア開閉装置において、前記スライド機構に接続される索条体と、前記スライド機構の前記ストローク端の先に設けられ前記索条体の移動方向を変換する移動方向変換手段とを有し、前記車体に設けられる前記駆動手段により前記索条体を作動させて前記スライドドアを開閉させることを特徴とするスライドドア開閉装置。
  3. 請求項1記載のスライドドア開閉装置において、それぞれ前記スライド機構の全開側と全閉側のストローク端の先に設けられる固定部と、前記固定部に接続される索条体とを有し、前記開閉体に設けられる前記駆動手段により前記索条体を作動させて前記スライドドアを開閉させることを特徴とするスライドドア開閉装置。
  4. 請求項2または3記載のスライドドア開閉装置において、張力発生装置を介して前記索条体を前記スライド機構または前記固定部に接続することを特徴とするスライドドア開閉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のスライドドア開閉装置において、前記スライドドアにより開閉される乗降口の下縁部に前記ガイドレールを固定し、前記スライドドアの下端部に前記スライド機構を装着し、前記排出部を前記車体のフロアパネルに形成することを特徴とするスライドドア開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009184543A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Shiroki Corp スライドドア
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