JP2503893Y2 - 自動車床敷用カ―ペット - Google Patents
自動車床敷用カ―ペットInfo
- Publication number
- JP2503893Y2 JP2503893Y2 JP1990114435U JP11443590U JP2503893Y2 JP 2503893 Y2 JP2503893 Y2 JP 2503893Y2 JP 1990114435 U JP1990114435 U JP 1990114435U JP 11443590 U JP11443590 U JP 11443590U JP 2503893 Y2 JP2503893 Y2 JP 2503893Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- density
- cork sheet
- carpet
- cork
- sheet portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車床敷用カーペットに関するものであ
る。
る。
従来、自動車床敷用カーペットには該カーペットに防
音断熱性を与えるために、フェルト、ポリウレタン発泡
体等のインシュレーターが裏打ちされているが、該イン
シュレーターは剛性が不足しかつ形状安定性が悪い。特
に該インシュレーターは吸湿性があり、高温高湿時には
形状安定性は極めて悪くなる。
音断熱性を与えるために、フェルト、ポリウレタン発泡
体等のインシュレーターが裏打ちされているが、該イン
シュレーターは剛性が不足しかつ形状安定性が悪い。特
に該インシュレーターは吸湿性があり、高温高湿時には
形状安定性は極めて悪くなる。
本考案は上記従来の課題を解決するための手段とし
て、カーペット(4)本体の裏面に密度300〜350kg/m3
の高密度コルクシート部分(3)と、該高密度コルクシ
ート部分(3)よりも低密度であり密度200〜300kg/m3
の低密度コルクシート部分(2)とからなる積層コルク
シートを該高密度コルクシート部分(3)を上にして接
着した自動車床敷用カーペット(4)を提供するもので
ある。
て、カーペット(4)本体の裏面に密度300〜350kg/m3
の高密度コルクシート部分(3)と、該高密度コルクシ
ート部分(3)よりも低密度であり密度200〜300kg/m3
の低密度コルクシート部分(2)とからなる積層コルク
シートを該高密度コルクシート部分(3)を上にして接
着した自動車床敷用カーペット(4)を提供するもので
ある。
本考案の自動車床敷用カーペット(4)の裏打ち材と
して使用される積層コルクシート(1)において、低密
度コルクシート部分(2)は内部に多量の空気を含有
し、したがって防音断熱性に富み、そして自動車の床形
状に適合する形状に成形することが容易である。また高
密度コルクシート部分(3)は剛性を有し、カーペット
(4)の成形形状を安定化する。そしてコルクは吸湿性
が殆んどなくまた高密度コルクシート部分(3)でも密
度は350kg/m3以下であるから、該積層コルクシート
(1)は極めて軽量である。
して使用される積層コルクシート(1)において、低密
度コルクシート部分(2)は内部に多量の空気を含有
し、したがって防音断熱性に富み、そして自動車の床形
状に適合する形状に成形することが容易である。また高
密度コルクシート部分(3)は剛性を有し、カーペット
(4)の成形形状を安定化する。そしてコルクは吸湿性
が殆んどなくまた高密度コルクシート部分(3)でも密
度は350kg/m3以下であるから、該積層コルクシート
(1)は極めて軽量である。
したがって本考案においては剛性があり、高温高湿時
でも極めて良好な形状安定性を有し、しかも防音断熱性
および床密着性に優れたシートが得られる。
でも極めて良好な形状安定性を有し、しかも防音断熱性
および床密着性に優れたシートが得られる。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、積層コルク
シート(1)は低密度コルクシート部分(2)と高密度
コルクシート部分(3)とからなる。本考案のコルクシ
ートはコルク粉をフェノール樹脂、メラミン樹脂、ウレ
タン樹脂、ウレタンプレポリマー、アクリルプレポリマ
ー、プロテイン等のバインダーで結着してブロックと
し、該ブロックをスライスしてシートとするか、あるい
は最初からシートとして成形したものであり、コルク粉
の他にポリウレタン発泡体チップ、繊維、アスファル
ト、ピッチ等を混合してもよい。また該コルクシートに
は上記バインダーと同様な合成樹脂やアスファルト、ピ
ッチ等を含浸させてもよい。
シート(1)は低密度コルクシート部分(2)と高密度
コルクシート部分(3)とからなる。本考案のコルクシ
ートはコルク粉をフェノール樹脂、メラミン樹脂、ウレ
タン樹脂、ウレタンプレポリマー、アクリルプレポリマ
ー、プロテイン等のバインダーで結着してブロックと
し、該ブロックをスライスしてシートとするか、あるい
は最初からシートとして成形したものであり、コルク粉
の他にポリウレタン発泡体チップ、繊維、アスファル
ト、ピッチ等を混合してもよい。また該コルクシートに
は上記バインダーと同様な合成樹脂やアスファルト、ピ
ッチ等を含浸させてもよい。
上記コルクシートの密度を調節するには、使用するコ
ルク粉の粒度を選択する。即ちコルク粉の粒度が大きく
なれば得られるコルクシートの密度は小となり、該粒度
が小さくなれば得られるコルクシートの密度は大とな
る。本考案に用いる高密度コルクシート部分(3)の密
度は300〜350kg/m3の範囲であり、低密度コルクシート
部分(2)の密度は該高密度コルクシート部分(3)の
密度よりも低く200〜300kg/m3の範囲である。また本考
案において、低密度コルクシート部分(2)と高密度コ
ルクシート部分(3)とを積層するにはホットメルトフ
ィルムや接着剤を用いるか、あるいは最初からシートに
成形する場合は下層と上層とを粒度の異なるコルク粉で
形成したマットとし、該マットをバインダーで結着する
方法をとってもよい。
ルク粉の粒度を選択する。即ちコルク粉の粒度が大きく
なれば得られるコルクシートの密度は小となり、該粒度
が小さくなれば得られるコルクシートの密度は大とな
る。本考案に用いる高密度コルクシート部分(3)の密
度は300〜350kg/m3の範囲であり、低密度コルクシート
部分(2)の密度は該高密度コルクシート部分(3)の
密度よりも低く200〜300kg/m3の範囲である。また本考
案において、低密度コルクシート部分(2)と高密度コ
ルクシート部分(3)とを積層するにはホットメルトフ
ィルムや接着剤を用いるか、あるいは最初からシートに
成形する場合は下層と上層とを粒度の異なるコルク粉で
形成したマットとし、該マットをバインダーで結着する
方法をとってもよい。
第2図に示すように積層コルクシート(1)は自動車
床敷用カーペット(4)の裏打ち材に用いられる。該積
層コルクシート(1)は該カーペット(4)裏面に高密
度コルクシート部分(3)を上にしてホットメルトフィ
ルムや接着剤等で貼着されるか、タッカー等で止着され
る。また特に該カーペット(4)に該積層コルクシート
(1)を接着や止着することなく、単に該積層コルクシ
ート(1)の上に該カーペット(4)を載せるだけでも
よい。また該積層コルクシート(1)の裏面、即ち低密
度コルクシート部分(2)裏面には自動車の床のリブ形
状に合わせた凹凸(2)Aが形成される。該低密度コル
クシート部分(2)は低密度であるからこのように床形
状に適合する形状に成形することが容易に出来る。上記
のようにカーペット(4)に該積層コルクシート(1)
を裏打ちすると軽量であり、かつ高密度コルクシート部
分(3)の剛性によりカーペット(4)に高温高湿時に
おいても優れた形状および寸法安定性が与えられ、低密
度コルクシート部分(2)により良好なクッション性と
防音断熱性、および床密着性が与えられる。
床敷用カーペット(4)の裏打ち材に用いられる。該積
層コルクシート(1)は該カーペット(4)裏面に高密
度コルクシート部分(3)を上にしてホットメルトフィ
ルムや接着剤等で貼着されるか、タッカー等で止着され
る。また特に該カーペット(4)に該積層コルクシート
(1)を接着や止着することなく、単に該積層コルクシ
ート(1)の上に該カーペット(4)を載せるだけでも
よい。また該積層コルクシート(1)の裏面、即ち低密
度コルクシート部分(2)裏面には自動車の床のリブ形
状に合わせた凹凸(2)Aが形成される。該低密度コル
クシート部分(2)は低密度であるからこのように床形
状に適合する形状に成形することが容易に出来る。上記
のようにカーペット(4)に該積層コルクシート(1)
を裏打ちすると軽量であり、かつ高密度コルクシート部
分(3)の剛性によりカーペット(4)に高温高湿時に
おいても優れた形状および寸法安定性が与えられ、低密
度コルクシート部分(2)により良好なクッション性と
防音断熱性、および床密着性が与えられる。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すものであ
り、第1図は積層コルクシートの部分断面図、第2図は
該積層コルクシートをカーペットに裏打ちした断面図で
ある。 図中、(1)……積層コルクシート、(2)……低密度
コルクシート部分、(3)……高密度コルクシート部
分、(4)……カーペット
り、第1図は積層コルクシートの部分断面図、第2図は
該積層コルクシートをカーペットに裏打ちした断面図で
ある。 図中、(1)……積層コルクシート、(2)……低密度
コルクシート部分、(3)……高密度コルクシート部
分、(4)……カーペット
Claims (1)
- 【請求項1】カーペット本体の裏面に密度300〜350kg/m
3の高密度コルクシート部分と、該高密度コルクシート
部分よりも低密度であり密度200〜300kg/m3の低密度コ
ルクシート部分とからなる積層コルクシートを該高密度
コルクシート部分を上にして接着したことを特徴とする
自動車床敷用カーペット
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990114435U JP2503893Y2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 自動車床敷用カ―ペット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990114435U JP2503893Y2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 自動車床敷用カ―ペット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0471204U JPH0471204U (ja) | 1992-06-24 |
JP2503893Y2 true JP2503893Y2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=31862113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990114435U Expired - Lifetime JP2503893Y2 (ja) | 1990-10-30 | 1990-10-30 | 自動車床敷用カ―ペット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503893Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3430349B2 (ja) * | 1995-05-10 | 2003-07-28 | 内山工業株式会社 | コルク床材 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0688242B2 (ja) * | 1987-02-12 | 1994-11-09 | 内山工業株式会社 | 木質複合板とその製造方法 |
JPH0418806Y2 (ja) * | 1987-04-06 | 1992-04-27 |
-
1990
- 1990-10-30 JP JP1990114435U patent/JP2503893Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0471204U (ja) | 1992-06-24 |
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