JP2503580Y2 - アンテナ支持具 - Google Patents

アンテナ支持具

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JP2503580Y2
JP2503580Y2 JP5348090U JP5348090U JP2503580Y2 JP 2503580 Y2 JP2503580 Y2 JP 2503580Y2 JP 5348090 U JP5348090 U JP 5348090U JP 5348090 U JP5348090 U JP 5348090U JP 2503580 Y2 JP2503580 Y2 JP 2503580Y2
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、通信、放送衛星電波受信用アンテナの支持
具に係り、より詳しくは、別途設置されるアンテナ支持
柱にアンテナを支持固定するためのアンテナ支持具に関
するものである。
「従来の技術」 近年、パラボラ型の通信衛星(CS)伝送波受信専用
(TVRO)小型アンテナ、放送衛星(BS)放送波受信専用
(DBS)小型アンテナにより、衛星からの電波を直接受
信することが多く行われている。特に、アンテナに直接
接続する低雑音ブロックダウンコンバータ(LNB)のRF
増幅素子が、能動素子のFETから高電子移動度トランジ
スタ(HEMT)となり、受信感度の尺度とされる雑音指数
(NF)が急速に向上したことから、受信アンテナの開口
直径を小さくすることが可能となった。このため、アン
テナ自体の著しい小型化の実現により、平面アンテナが
実用化され、その普及にともなって、アンテナの軽量
化、簡略化、低価格化が望まれてきた。
また、アンテナの小型化により、その据え付け場所も
ベランダの手摺、家屋の軒下の壁面等が多くなり、耐風
速も45m/sec程度で十分であるため、この据え付け工事
施工時の取扱いが容易なアンテナ取付手段が求められて
きた。このような取付手段の一例として、軽量化、低コ
スト化を目的として、たとえばアルミ合金の押出型材を
必要長さに切断し、簡単な加工を加えて組み合わせる構
造のものが導入されている。
第3図は、前述のアルミ合金の押出型材を用いたアン
テナ取付手段の従来例を示す図である。この図におい
て、符号1は円筒状の支持柱であり、この支持柱1の上
端にはアンテナ支持具2が取り付けられている。このア
ンテナ支持具2は、アンテナ(図示略)固定用のブラケ
ット3を背面から支持し、このアンテナの仰角調整機構
を有する1対の側板4、5と、前記支持柱1外周に固定
される円筒状のスリーブ部6と、これら側板4、5の一
端及びスリーブ部6の側面を連結してなる支持部7とか
ら概略構成されている。
ここで、前記ブラケット3には、第4図に示すよう
に、アンテナ支持具2に支持された状態でその側板4、
5内方に位置するアーム部8、9が設けられており、こ
のアーム部8、9の上部及び中央部にはボルト穴10、11
が形成されている。
一方、側板4、5には、アーム部8、9上部のボルト
穴10に対応する位置に同様にボルト穴(図示略)が形成
されていると共に、このボルト穴を中心としてアーム部
8、9のボルト穴10、11間の間隔を半径とする円弧状の
長穴12が形成されている。そして、これらボルト穴10、
11、12にそれぞれボルト13、14が挿通されることで、ボ
ルト14は前記長穴12に沿って円弧状に移動自在とされ
る。これにより、ブラケット3がボルト13を中心として
揺動自在とされることで、アンテナの仰角が調整可能と
なる。ここで、前記円弧状の長穴12は、例えば静止軌道
上の放送衛星を指向させる場合は、稚内の仰角29.1°か
ら鹿児島の仰角47°を十分カバーできる程度にブラケッ
トを揺動できるような大きさに形成されている。
また、スリーブ部6内部には前記支持柱1が嵌合さ
れ、スリーブ部6内部上端に突設されたストッパー15に
支持柱1の上端部が当接されることで、支持具2全体の
滑落が防止される。この状態で、支持具2は支持柱1を
中心として回動自在であるが、スリーブ部6の後部にボ
ルト穴(図示略)が形成され、このボルト穴にボルト16
が挿通、固定されることで、その回動位置の固定が可能
である。
「考案が解決しようとする課題」 前記従来のような構造のアンテナ支持具2では、アン
テナに風圧等が作用した際、応力は前記支持部7(特に
支持部7とスリーブ部6又は側板4、5との接続箇所)
に集中する。従って、構造上からはこの支持部7を省略
したような構造が好ましいが、側板4、5間の空間は前
記コンバータが収納される空間とされているため、側板
4、5間の距離を一定距離以下にすることは困難であ
り、逆に、取付施工上の簡便性から支持柱1の直径を大
きくすることも困難である。このため、前記従来のアン
テナ支持具2では、支持部7を構成する部材の肉厚を大
きく取り、構造上の強化を図っていた。しかしながら、
部材の肉厚の増加はコスト高、加工性の悪化という事態
を招き、その解決が待たれていた。
本考案は前記事情に鑑みてなされたものであり、部材
厚の増加を招くとこなく構造的な強化を図ったアンテナ
支持具の提供を目的としている。
「課題を解決するための手段」 そこで本考案は、アンテナを固定するブラケットを背
面より支持するとともにアンテナの仰角調整機構を有す
る1対の側板と、支持柱に取り付けるスリーブ部と、前
記側板と前記スリーブ部とを連結する支持部とを備えた
アンテナ支持具において、前記1対の側板を所定間隔を
おいて相対向して配置し、前記支持部を、前記1対の側
板の端部間を結んで一体に形成した端板部と、各側板及
び前記スリーブ部とを連結する第1の連結部と、前記端
板部と前記スリーブ部とを連結する第2の連結部とから
構成し、これら第1の連結部と第2の連結部との間に中
空部を形成することで、前記課題を解決せんとしてい
る。
「作用」 本考案では、側板の端部間が端板部で結ばれ、かつ、
第1及び第2の連結部間には中空部が形成されているの
で、側板に伝達された力は各連結部に分散されてスリー
ブに伝達される。
「実施例」 以下、図面を参照して、本考案の実施例について説明
する。
第1図は、本考案の一実施例であるアンテナ支持具を
示す図である。なお、以下の説明において、前記従来と
同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明
を省略する。
第1図において、図示されない支持柱の上端には本実
施例に係るアンテナ支持具20が取り付けられている。こ
のアンテナ支持具20は、アンテナ(図示略)固定用のブ
ラケット3を背面から支持し、このアンテナの仰角調整
機構を有する1対の側板21、22と、前記支持柱1外周に
固定される円筒状のスリーブ部23と、これら側板21、22
の一端(後端)及びスリーブ部23を連結してなる支持部
24とから概略構成されている。なお、本実施例における
ブラケット3は前記従来のブラケット3と同様であり、
その細部は限定されない。
前記側板21、22は、前記スリーブ部23の直径より大な
る所定間隔をおいて略平行に配置されている。前述のよ
うに、これら側板21、22間の間隔は、コンバータ等側板
21、22間に収納される器具の大きさにより一定の規格が
定められている。ブラケット3側に位置する側板21、22
の前端部は、支持柱1に取り付けられた状態で上方から
下方に向かうにしたがって前方に漸次延出する形状に形
成されている。これら側板21、22の前端部には、前記従
来と同様に、その上部及び下部に、ブラケット3のボル
ト穴10、11に対応するボルト穴25及び長穴26がそれぞれ
形成されている。そして、これらボルト穴10、11、25、
26にそれぞれボルト27、28が挿通されることで、ボルト
28は前記長穴26に沿って円弧状に移動自在とされる。こ
れにより、ブラケット3がボルト27を中心として揺動自
在とされることで、アンテナの仰角が調整可能となる。
スリーブ部23は、側板21、22の後端部間を結ぶ仮想線
上にその中心が位置された外形円筒状に形成され、その
内部上端にはストッパー29が突設されている。このスリ
ーブ部23内部の前部には、周方向に間隔を置いて凹溝3
0、30が上下方向に延出して形成されている。また、前
記支持柱1には、この凹溝30、30に対応する凸条(図示
略)が形成されている。これにより、支持柱1の上端が
このストッパー29に当接することで、アンテナ支持具2
全体の滑落が防止されると共に、凹溝30、30及び凸条の
嵌合により支持柱1を中心とするアンテナ支持具20の相
対的な回動が規制される。
前記側板21、22の後端部にには、これらの間を結び、
かつ、前記スリーブ部23の後部を一定間隔を置いて回り
込む略半楕円筒状の端板部31が、側板21、22と一体に形
成されている。同様に、これら側板21、22の後端部に
は、これらと前記スリーブ部23の側面とそれぞれ連結す
る第1の連結部32、32が形成されている。さらに、前記
端板部31の中央部、すなわちスリーブ部23の後部に対向
する部分には、このスリーブ部23の後部との間を連結す
る第2の連結部33が形成され、これら第1の連結部及び
第2の連結部との間はそれぞれ中空部34、34とされてい
る。そして、端板部31及び第1、第2の連結部32、33に
より、前述の支持部24が構成されている。
なお、スリーブ部23後部には、前記第2の連結部31を
臨む位置に、上下方向に延在する凹溝35が形成されてい
ると共に、この凹溝35底面から第2の連結部33及び端板
部31を貫通するボルト穴36が形成されている。従って、
このボルト穴36にボルト(図示略)を挿通、固定するこ
とで、アンテナ支持具20の回動位置を固定することがで
きる。
以上のような構成のアンテナ支持具20は、第2図に示
すように、そのスリーブ部23に支持柱1が挿入され、ボ
ルト37がボルト穴36に挿通、固定されることでその回動
位置が固定される。また、ブラケット3のアーム部8、
9がアンテナ支持具20の側板21、22内方に挿入された状
態で、ボルト27、28が挿通、固定されることで、仰角が
調整可能な状態でブラケット3がアンテナ支持具20に支
持される。そして、ブラケット3に平面アンテナ38の背
面中央が固定されることで、この平面アンテナ38が支持
柱1に取り付けられる。
この状態でアンテナ38に風力等が作用した場合、ブラ
ケット3を介して側板21、22に伝達された力は、第1の
連結部32、32を介してスリーブ部23に伝達されると共
に、端板部31、第2の連結部33を介してもスリーブ部23
に伝達される。ここで、本実施例では、第1及び第2の
連結部32、33間が半楕円筒状の端板部31で結ばれ、か
つ、これら第1及び第2の連結部32、33間には中空部34
が形成されているので、側板21、22に伝達された力が各
連結部32、33に分散されてスリーブ部23に伝達される。
従って、端板部31、連結部32、33を構成する部材の肉厚
を大きくせずとも十分な構造的強度が得られ、コスト低
減、加工性の向上に十分寄与することが可能となる。し
かも、本実施例では端板部31が半楕円筒状に形成されて
いるため、端板部31がいわばアーチとして作用し、構造
的強度の増加にさらに寄与することができる。また、側
板21、22間を端板部31で結んだことにより、スリーブ部
23が直接外方に露出することがなく、意匠上の効果も良
好である。
なお、本考案のアンテナ支持具は、その細部が前記実
施例に限定されず、種々の変形例が可能である。
「考案の効果」 以上詳細に説明したように、本考案によれば、アンテ
ナを固定するブラケットを背面より支持するとともにア
ンテナの仰角調整機構を有する1対の側板と、支持柱に
取り付けるスリーブ部と、前記側板と前記スリーブ部と
を支持する支持部とを備えたアンテナ支持具において、
前記1対の側板を所定間隔をおいて相対向して配置し、
前記支持部を、前記1対の側板の端部間を結んで一体に
形成した端板部と、各側板及び前記スリーブ部とを連結
する第1の連結部と、前記端板部と前記スリーブ部とを
連結する第2の連結部とから構成し、これら第1の連結
部と第2の連結部との間に中空部を形成したので、支持
部を構成する端板部、連結部の肉厚を大きくせずとも十
分な構造的強度が得られ、コスト低減、加工性の向上に
十分寄与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図は本考案の一実施例であるアンテナ
支持具を示す図であって、第1図は斜視図、第2図はア
ンテナが取り付けられた状態を示す側面図、第3図は従
来のアンテナ支持具を示す斜視図、第4図はアンテナ固
定用のブラケットを示す図である。 1……支持柱、3……ブラケット、20……アンテナ支持
具、21、22……側板、23……スリーブ部、24……支持
部、31……端板部、32……第1の連結部、33……第2の
連結部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナを固定するブラケットを背面より
    支持するとともにアンテナの仰角調整機構を有する1対
    の側板と、支持柱に取り付けるスリーブ部と、前記側板
    と前記スリーブ部とを連結する支持部とを備えたアンテ
    ナ支持具において、前記1対の側板を所定間隔をおいて
    相対向して配置し、前記支持部を、前記1対の側板の端
    部間を結んで一体に形成した端板部と、各側板及び前記
    スリーブ部とを連結する第1の連結部と、前記端板部と
    前記スリーブ部とを連結する第2の連結部とから構成
    し、これら第1の連結部と第2の連結部との間に中空部
    を形成したことを特徴とするアンテナ支持具。
JP5348090U 1990-05-22 1990-05-22 アンテナ支持具 Expired - Lifetime JP2503580Y2 (ja)

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