JP2503445Y2 - ドアロック装置 - Google Patents

ドアロック装置

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JP2503445Y2
JP2503445Y2 JP12038589U JP12038589U JP2503445Y2 JP 2503445 Y2 JP2503445 Y2 JP 2503445Y2 JP 12038589 U JP12038589 U JP 12038589U JP 12038589 U JP12038589 U JP 12038589U JP 2503445 Y2 JP2503445 Y2 JP 2503445Y2
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泰弘 羽柴
一夫 池田
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Ansei Corp
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Shiroki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、自動車のドアに用いられるロック装置に関
し、特にその解鍵機構に関する。
「従来技術およびその問題点」 ドアロック装置は、ドアと車両ボディのいずれか一方
にストライカを固定し、他方に、このストライカを把持
または開放するロック機構を設けてなっている。このロ
ック機構は一般に、ストライカを把持または開放するフ
ックと、このフックの回動を規制するラチェットとを有
し、ラチェットは常時はフックをロック位置に保持する
方向に回動付勢されている。ロックの解除は、ラチェッ
トをこの付勢力に抗して回動させることによって行なわ
れる。
このラチェットのロック解除方向への回動操作は、少
なくともロック解除レバーの操作およびキーロータの回
動操作によって可能である。さらに電磁ロック解除式で
は、往復駆動されるプランジャを有するソレノイドによ
ってラチェットをロック解除方向に回動させることが行
なわれている。プランジャによりラチェットをロック解
除位置に引張変位させるわけである。
ところがこのソレノイド式のロック解除機構は、ソレ
ノイド自体の作動音が大きく、またプランジャに必要と
されるストロークおよびラチェットの付勢力に打ち勝つ
駆動力の制約から、コンパクト化が困難であった。
本出願人は、このような背景から既に、電磁アクチュ
エータとして、ソレノイドに代えて小型で作動音の小さ
いモータアクチュエータを使用したドアロック装置を提
案した(特願平1−43971号)。
「考案の目的」 本考案は、この特願平1−43971号で提案したドアロ
ック装置をさらに改良し、より小型で、特に厚みを小さ
くすることができるドアロック装置を得ることを目的と
する。さらに本願考案は、解錠動作を円滑に行なうこと
ができるドアロック装置を得ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、ドアと車両ボディの一方と他方にそれぞれ
固定したストライカとベース部材;このベース部材に枢
着した、該ストライカを把持または開放するフック部材
と、このフック部材と係脱して該フック部材をストライ
カ把持位置と開放位置に制御するラチェット部材;及
び、このラチェット部材をフック部材との係合位置から
非係合位置に動作させるロック解除機構;を有するドア
ロック装置において、上記ロック解除機構が、回転軸に
ウォームギヤを固定したモータアクチュエータ;上記ウ
ォームギヤと噛み合うウォームホイル;このウォームホ
イルに一体に設けられたロック解除カム;及び、このロ
ック解除カムによって押圧される、上記ラチェット部材
に設けられたローラ部材;を備え、上記ロック解除カム
は、該ウォームホイルのロック解除方向への回転角の増
加に伴い、回転中心からの距離を徐々に大きくする形状
のカム面を有し、このロック解除カムのカム面により押
圧された上記ローラ部材が、ラチェット部材を上記フッ
ク部材との非係合位置に回動させることを特徴としてい
る。
この構成によると、ロック解除部材であるカム部材が
モータアクチュエータの回転力によって駆動されるため
作動音が小さく、またモータアクチュエータはソレノイ
ドに比して小型であるため、コンパクト化ができるとい
う、特願平1−43971号と共通の効果に加え、さらにカ
ム部材がウォームホイルに一体に設けられていて、この
ウォームホイルが、モータアクチュエータによって回転
駆動されるウォームギヤと噛み合っているために、全体
の厚さを小さくすることができるという効果を得ること
ができる。すなわちウォームギヤの軸線は、ウォームホ
イルの平面内に位置するために、厚さを小さくすること
ができる。
また、ロック解除カムがローラ部材に当接するときの
衝撃を和らげ、衝撃音を小さくすることができる。さら
に、ロック解除カムがそのカム面上でローラ部材を転が
しながらロック解除方向に徐々に押圧移動させるため、
ラチェット部材を、フック部材との係合位置から非係合
位置に向けて滑らかに動作させることができる。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。ロック機
構11のベース12は、例えばドアに固定され、ロック機構
11によって把持または開放されるストライカ13は、車両
ボディ側に固定される。
ベース12には、ストライカ進入溝14が形成され、この
ストライカ進入溝14の両側に、軸15、16でフック17とラ
チェット18が枢着されている。フック17は、ストライカ
保持溝17aと、ロック係止部17bを有する。これに対しラ
チェット18は、ロック係止部17bと係脱するロック部18a
を有し、このロック部18aとロック係止部17bとが係合し
ている状態では、ストライカ保持溝17aにストライカ13
が保持される。これがロック状態である。
フック17とラチェット18は、両者の間に張設した引張
ばね20により、ロック係止部17bがロック部18aに係合す
る方向に回動付勢されている。すなわちフック17はその
ロック係止部17bのロック部18aとの係合が外れると、引
張ばね20の力により、ストライカ保持溝17aからストラ
イカ13を開放する方向に回動する。以上は通常のロック
機構である。
ラチェット18はその先端に、電磁ロック解除機構30に
連動すべきローラ21が設けられ、かつローラ21の図の上
方にはロッド取付部22が形成されている。このロッド取
付部22は、ベース12の裏面に突出するように、ラチェッ
ト先端を折曲することにて形成されている。そしてロッ
ド取付部22は、図示しないキーロータに連結させたロッ
ド24がブッシュを介して摺動可能、かつ第1図左方向へ
の摺動時にラチェット18を反時計方向に回動し得るよう
に嵌合されている。さらにロッド取付部22は、上記ロッ
ド24を介してロック解除レバーに連動されている。
ベース12には、軸33によって、カム一体ウォームホイ
ル34が回転自在に支持されている。このカム一体ウォー
ムホイル34は、第3A〜3C図に単体形状を示すように、そ
の一面(第3C図、第1図、第2図裏面)に、ラチェット
18のローラ21と係合するカム(面)34aを有し、他面
(第3A図、同表面)に、回動中心孔34cを中心とする円
弧溝34bが形成されている。またその周縁にウォームギ
ヤ歯面34dを有している。
カム(面)34aは、軸33からの距離を徐々に大きくす
る形状のカムであり、カム一体ウォームホイル34が第2
図に示す位置から反時計方向Aに回動すると、このカム
34aがラチエット18のローラ21を押し、ロック部18aがロ
ック係止部17bとの係合を解除するロック解除位置に回
動させる。そしてこのカム一体ウォームホイル34は、軸
33に設けたトーションスプリング38により、常時第2図
の初期位置に復帰するべく回動付勢されている。
このカム一体ウォームホイル34の円弧溝34bの一端部
には、ストッパゴム39が設けられている。ベース12と一
体の固定側部材には、円弧溝34b内に位置する固定スト
ッパ31a(第3A図)が設けられている。この固定ストッ
パ31aは、カム一体ウォームホイル34がロック解除位置
を越えて回動したとき、このストッパゴム39と当接し、
そのショックを軽減する。
なお第2図においては、ラチェット18のローラ21とカ
ム34aの関係を明瞭にするため、カム一体ウォームホイ
ル34を切り欠いて、カム(面)34aを実線で描いてい
る。
ベース12には、その延長基板12aに、モータハウジン
グ19を介して電磁ロック解除機構30のモータアクチュエ
ータ35が固定されており、その出力軸35aに固定したウ
ォームギヤ36が、カム一体ウォームホイル34の歯面34d
に噛み合っている。このウォームギヤ36とカム一体ウォ
ームホイル34のギヤ比は、ウォームホイル34がトーショ
ンスプリング38により初期位置に復帰する際、ウォーム
ホイル34側からウォームギヤ36を回転することができる
ように設定されている。
このモータアクチュエータ35およびウォームギヤ36の
軸線Qは、カム一体ウォームホイル34の平面内に位置し
ている。この構成によると、カム一体ウォームホイル34
の代わりに平歯車(またははすば歯車)を用い、この平
歯車を、ピニオンおよびモータアクチュエータを介して
駆動する場合(特願平1−43971号の実施例)に比較し
て、厚さを小さくすることができる。
上記構成の本ドアロック装置は従って、フック17のス
トライカ保持溝17a内にストライカ13が進入し、ロック
係止部17bがラチェット18のロック部18aと係合している
第2図のロック状態において、モータアクチュエータ35
を駆動すると、出力軸35a、ウォームギヤ36および歯面3
4dを介してカム一体ウォームホイル34が反時計方向に回
動する。すると、カム(面)34aがやがてラチェット18
のローラ21と接触してこれを押し始め、ラチェット18を
フック17と離れる方向に回動させる。カム一体ウォーム
ホイル34が一定角度以上回転して、ロック部18aとロッ
ク係止部17bの係合が外れると、引張ばね20の力によっ
てフック17が時計方向に回動し、ストライカ保持溝17a
に保持していたストライカ13を開放する。よってロック
が解除され、ドアが開く。
このロック解除動作時に、カム一体ウォームホイル34
がロック解除位置を越えて回動すると、円弧溝34bの端
部のストッパゴム39が固定ストッパ31aと衝突する。よ
ってカム一体ウォームホイル34が高速で回転しても、ロ
ック解除時のショックを軽減することができる。
以上のロック解除動作は、通常押しボタンスイッチに
よる、モータアクチュエータ35に対する通電によって行
なわれる。この通電が終了すると、トーションスプリン
グ38の力によりカム一体ウォームホイル34は初期位置に
復帰し、ラチェット18はロック位置に戻る。この状態に
おいて、開放されていたドアを閉めると、ストライカ進
入溝14から進入したストライカ13が、フック17のストラ
イカ保持溝17aに進入する。するとストライカ13に押さ
れたフック17が軸15を中心に回動し、そのロック係止部
17bの背面がラチェット18を押してこれを一旦ロック解
除位置に回動させ、さらにストライカ13が進入すると、
ロック部18aとロック係止部17bが係合して最初のロック
状態に戻る。
「考案の効果」 以上のように本考案のドアロック装置によれば、ソレ
ノイドによってロック解除する装置に比して作動音を小
さくでき、一般的にソレノイドより小型であるモータア
クチュエータを使用することにより装置の小型化が可能
となる。また、ウォームギヤの軸線は性質上、ウォーム
ホイルの平面内に位置するから、特にドアロック装置の
厚さ方向を小さくして、小型化の要請に応えることが可
能となる。
さらに、ロック解除カムがローラ部材に当接するとき
の衝撃を和らげ、衝撃音を小さくすることができる。ま
た、ウォームホイルの回転中心からの距離が徐々に大き
くなる形状のロック解除カムが、ローラ部材をそのカム
面上で転がしながらロック解除方向に徐々に押圧移動さ
せるため、ラチェット部材を、フック部材との係合位置
から非係合位置に向けて滑らかに動作させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるドアロック装置の実施例を示す分
解斜視図、第2図は同組立状態の正面図、第3A〜3C図は
カム一体ウォームホイルの単体形状を示すもので、第3A
図は正面図、第3B図は第3A図のIII−III線に沿う断面
図、第3C図は背面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿う
断面図である。 11……ロック機構、12……ベース(ベース部材)、13…
…ストライカ、17……フック(フック部材)、17a……
ストライカ保持溝、17b……ロッック係止部、18……ラ
チェット(ラチェット部材)18a……ロック部、20……
引張ばね、21……ローラ(ローラ部材)、33……軸、34
……カム一体ウォームホイル、34a……カム(ロック解
除カム)、34c……回転中心孔、34d……歯面、35……モ
ータアクチュエータ、35a……出力軸(回転軸)、36…
…ウォームギヤ、38……トーションスプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石井 鉱二 愛知県大府市北崎町大島30 株式会社安 成工業内 (56)参考文献 特開 平2−96070(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアと車両ボディの一方と他方にそれぞれ
    固定したストライカとベース部材; このベース部材に枢着した、該ストライカを把持または
    開放するフック部材と、このフック部材と係脱して該フ
    ック部材をストライカ把持位置と開放位置に制御するラ
    チェット部材;及び、 このラチェット部材をフック部材との係合位置から非係
    合位置に動作させるロック解除機構;を有するドアロッ
    ク装置において、 上記ロック解除機構が、 回転軸にウォームギヤを固定したモータアクチュエー
    タ; 上記ウォームギヤと噛み合うウォームホイル; このウォームホイルに一体に設けられたロック解除カ
    ム;及び、 このロック解除カムによって押圧される、上記ラチェッ
    ト部材に設けられたローラ部材;を備え、 上記ロック解除カムは、該ウォームホイルのロック解除
    方向への回転角の増加に伴い、回転中心からの距離を徐
    々に大きくする形状のカム面を有し、このロック解除カ
    ムのカム面により押圧された上記ローラ部材が、ラチェ
    ット部材を上記フック部材との非係合位置に回動させる
    ことを特徴とするドアロック装置。
JP12038589U 1989-10-13 1989-10-13 ドアロック装置 Expired - Lifetime JP2503445Y2 (ja)

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JPH0358571U JPH0358571U (ja) 1991-06-07
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DE202012001960U1 (de) * 2012-02-28 2013-05-29 Kiekert Aktiengesellschaft Kraftfahrzeugtürverschluss
CN103938951B (zh) * 2013-01-21 2017-05-17 因特瓦产品有限责任公司 用于防止车辆锁闩的解锁机构移动的装置以及方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2707637B2 (ja) * 1988-09-30 1998-02-04 アイシン精機株式会社 ラゲージドアロック装置

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