JP3144064B2 - ドア閉鎖装置 - Google Patents

ドア閉鎖装置

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JP3144064B2
JP3144064B2 JP17109992A JP17109992A JP3144064B2 JP 3144064 B2 JP3144064 B2 JP 3144064B2 JP 17109992 A JP17109992 A JP 17109992A JP 17109992 A JP17109992 A JP 17109992A JP 3144064 B2 JP3144064 B2 JP 3144064B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、非完全閉状態にあるド
アを自動的に引き込んで完全閉状態にするドア閉鎖装置
に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のドア閉鎖装置としては、
特開平2−200983号公報に示されるものが知られ
ている。これは、車体に開閉自在に配設されたドアをド
アに配設されたドアロツク機構のラツチが駆動機構及び
閉鎖作動機構の作動によつてラツチと一体回動するラツ
チ軸に固定されたラツチレバーを介して回動動作され車
体に配設された非係止部材と係合されることにより車体
に対して閉状態とするものであつた。
【0004】又、駆動機構及び閉鎖作動機構の作動をラ
ツチレバー及びラツチ軸を介してラツチに伝達してラツ
チを回動動作させていることから、ドア閉鎖機構のオー
バーストローク作動を極力少なくするためにラツチ軸を
ラツチに、ラツチレバーをラツチ軸に夫々ガタなく一体
回動するように固定されることが望ましい。このため、
ラツチ軸は、一般的に削り出し等によつてラツチと一体
に形成してガタなくラツチと一体回動するように固定さ
れており、又、ラツチレバーは、一般的にラツチレバー
に形成されたセレーシヨン穴にラツチ軸に形成されたセ
レーシヨン部が挿入された後セレーシヨン部端にかしめ
が施されてラツチ軸に一体回動するようにガタなく固定
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したドア
閉鎖装置では、ラツチ軸は、削り出し等によつてラツチ
と一体に形成されるため、ラツチに対してガタなく一体
回動するように固定される反面、製作コストの増大が免
れないものであつた。又、ラツチレバーは、セレーシヨ
ン結合(セレーシヨン穴とセレーシヨン部との噛合)さ
れて一体回動化がなされた後かしめによつてラツチ軸に
固定されるため、ラツチレバーとラツチ軸との間に多少
のガタは存在することとなると共にラツチレバーとラツ
チ軸との一体回動を行わせるためのセレーシヨン結合も
必要なため、製作コストの増大が免れないものであつ
た。
【0006】故に、本発明は、簡単な構成でラツチ軸を
ラツチに及びラツチレバーをラツチ軸に夫々ガタなく一
体回動するように固定させることを、その技術的課題と
するものである。
【0007】
【発明の構成】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ラッチが
平面部を有する貫通穴を備えると共にラッチ軸が前記ラ
ッチを貫通して延び且つ平面部を有する軸部を備え、さ
らに、前記ラッチが前記軸部の周囲において施されたノ
ッチかしめを備え、該ノッチかしめにより前記ラッチ軸
が前記ラッチに一体回動するように固定されるようにし
た、ことである。
【0009】
【作用】上記技術的手段によれば、ラッチ軸とラッチと
を別部材で形成したとしてもラッチ軸をラッチにガタな
く一体回動するように固定し得る。これにより、ラッチ
軸をラッチにガタなく一体回動するように固定させた上
で、その製造コストが大幅に低減され得る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】図3に示されるように、ドアロツク機構1
はドア(図示せず)に設けられており、車体(図示せ
ず)に設けられたストライカ2と係合してドアを閉状態
に保持するラツチ3及びラツチ3と係合してラツチ3の
動作を規制するポール4を有している。
【0012】ラツチ3はハウジング本体5にラツチ軸6
を介して回動自在に支持され且つ後述する閉鎖作動機構
25に連係されたラツチレバー11がラツチ軸6を介し
て連結されており、ドアの閉動作によつてハウジング本
体5に形成された溝5aから侵入してくるストライカ2
と係合する係合溝3a及びストライカ2と係合溝3aと
の係合状態においてポール4と係合する爪部3b,3c
が形成されている。
【0013】図4及び図5に示されるように、ラツチ3
とラツチ軸6は別部材で形成されており、ラツチ3及び
ラツチ軸6の一端には二面巾形状の貫通穴3d及び貫通
穴3dと同一の二面巾形状の軸部6aが夫々形成されて
いる。ラツチ軸6は軸部6aが貫通穴3dに挿通された
後その周囲にノツチかしめ7が施されてラツチ3に密接
的に固定されている。これにより、ラツチ軸6はラツチ
3に対してガタなく一体回動するように固定されること
となる。このように、ラツチ軸6とラツチ3とが軸部6
aの貫通穴3dへの挿通によつて一体回動化され且つノ
ツチかしめによつて密接化されてガタなく固定されるの
で、ラツチ軸6とラツチ3との別部材化がなされ、製作
が容易となる。これにより、製作コストが大幅に低減さ
れる。
【0014】更に、図4及び図6に示されるように、ラ
ツチ軸6の他端にはローレツト部6bが形成されており
且つラツチレバー11にはローレツト部6に対してしま
りばめとなる貫通穴11aが形成されている。ラツチレ
バー11はローレツト部6bが貫通穴11に圧入されて
ラツチ軸6に密接的に固定されている。これにより、ラ
ツチレバー11はラツチ軸6に対してガタなく一体回動
するように固定されることとなる。このように、ラツチ
軸6とラツチレバー11とがローレツト部6bが貫通穴
11aに圧入されることによつて一体回動化され且つ密
接化されてガタなく固定されるので、従来のセレーシヨ
ン結合に比べ厳密な寸法精度が要求されず、製作が容易
となり、これにより、製作コストが大幅に低減される。
この結果、ラツチ3,ラツチ軸6及びラツチレバー11
は高度な部品精度が要求されず安価に製作されると共に
ラツチ3,ラツチ軸6及びラツチレバー11の各公差が
吸収され、各部品が精度よく組付けられる。
【0015】このように、ラツチ軸6はラツチ3にラツ
チレバー11はラツチ軸6に夫々ガタなく固定されるの
で、閉鎖作動機構25のオーバーストローク作動をガタ
を無くした分だけ極力少なくすることができ、ひいては
閉鎖作動機構25の全ストローク量を小さくすることが
できる。更に、ラツチレバー11はローレツト部6bが
貫通穴11aに圧入されることによつてラツチ軸6に固
定されるので、従来、セレーシヨン結合におけるラツチ
レバーのセレーシヨン穴とラツチ軸のセレーシヨン部と
の噛合位置によつて定めていたラツチレバー11のラツ
チ3に対する位置決めをラツチレバー11をラツチ軸6
に固定する際にラツチレバー11及びラツチ3を夫々保
持する治具によつて定めることができる。これにより、
従来に比べより正確にラツチレバー11のラツチ3に対
する位置決めを行うことができ、閉鎖作動機構25のオ
ーバーストローク作動をより少なくすることができる。
【0016】図1に示されるように、ポール4はハウジ
ング本体5に回動自在に支持されており、スプリング8
によつてラツチ3の爪部3b,3cと係合する方向に常
時付勢されている。ラツチ3はスプリング9によつてス
トライカ2との係合解除方向に常時回動付勢されてお
り、係合溝3aとストライカ2との係合状態において
は、爪部3b,3cとポール4との係合によつてスプリ
ング9の付勢力に抗してその回動動作が規制される。
尚、ストライカ2と係合溝3aとの係合時においてポー
ル4が爪部3bと係合している場合(ハーフラツチ状
態)は、ドアを半閉状態で保持しており、爪部3cと係
合している場合(フルラツチ状態)は、ドアを全閉状態
で保持している。又、ストライカ3にはカム面3eが形
成されており、ハウジング本体5にはこのカム面3eと
当接してドアの半閉状態(ハーフラツチ状態)を検知す
るスイツチ10が固定されている。更に、ポール4には
ドアを開操作するためのインサイドドアハンドル(図示
せず)及びアウトサイドドアハンドル(図示せず)に連
係され各ハンドルの操作によつてポール4を爪部3d,
3cから係合解除させる回動動作を行わせると共に後述
するキヤンセル機構26にも連係されたオープンレバー
13(図1示)が連係されている。尚、ドアの閉動作は
各ハンドル操作を行わずにドアを閉方向に直接押圧する
ことによつて行われる。
【0017】図1及び図2に示されるように、ドアロツ
ク機構1のハウジング本体5にはベースプレート14が
立設されている。このベースプレート14には駆動機構
15が固定されている。駆動機構15はモータ16及び
減速機構17とから構成されている。
【0018】図7ないし図11に示されるように、減速
機構17はハウジング18及びハウジング18内に収納
された複数のギヤ19,20,21とから構成されてい
る。
【0019】モータ16の出力軸16aはハウジング1
8内に挿通され且つ軸受部材22を介してハウジング1
8内で回転自在に支承されており、この出力軸16aに
はウオームギヤ19が一体回転するように固着されてい
る。ハウジング18には第1の歯部20a及び第2の歯
部20bを持つ段付のギヤ20がピン23により回転自
在に支持されており、このギヤ20は歯部20aによつ
てウオームギヤ19に噛合されている。又、ハウジング
18には出力シヤフト24が回転自在に支承されてい
る。この出力シヤフト24にはギヤ21が一体回転する
ように固着されており、このギヤ21はギヤ20の歯部
20bに噛合されている。このように、ギヤ20を段付
構造としてウオームギヤ19及びギヤ21に噛合されて
いるので、ギヤ21の下側にスペースが形成されること
となり、このスペースによつてモータ16の出力軸16
aを支承する軸受部材22をギヤ21と重合した形で配
置することが可能となる。これにより、減速機構17が
小型化される。出力シヤフト24はハウジング18より
外方に延在しており、その先端には後述するカムレバー
27が一体回動するように固着されている。尚、このカ
ムレバー27の出力シヤフト24への固着も、ラツチレ
バー11のラツチ軸6への固定と同様な圧入によつて行
うとよい。これにより、カムレバー27と出力シヤフト
24との固着においてもガタを無くすことができると共
にカムレバー27の出力シヤフト24に対する位置決め
をより正確に行うことができる。このカムレバー27に
はカムレバー15の回動によつて出力シヤフト回りに公
転する突軸27aが形成されている。
【0020】図1及び図2に示されるように、駆動機構
15とドアロツク機構1との間にはベースプレート14
に支持された閉鎖作動機構25及びキヤンセル機構26
が配設されている。
【0021】閉鎖作動機構25は、カムレバー27,ア
クテイブレバー28及びパツシブレバー29とから構成
されている。
【0022】図1及び図2に示されるように、アクテイ
ブレバー28はピン30によりベースプレート14に回
動自在に支持されている。アクテイブレバー28の一端
側一側面には減速機構17の出力シヤフト24に固着さ
れたカムレバー27の突軸27aと当接する当接壁28
aが形成されており、他端側には長穴28bが形成され
ている。このアクテイブレバー28とベースプレート1
4との間にはスプリング31が張設されており、アクテ
イブレバー28はスプリング31の付勢力によつて突軸
27aと当接壁28aとが当接する方向に回動するよう
に常時付勢されている。アクテイブレバー28はカムレ
バー27の回動による突軸27aの公転により、突軸2
7aが当接壁28a摺動しながら当接することによつ
て、ピン30回りに回動する。又、アクテイブレバー2
8の当接壁28aの一部分(後述するラツチ3のオーバ
ートラベル状態以後の動作に相当する突軸27aと当接
壁28aとの摺接部分)には突軸27aの公転軌跡に近
似する湾曲面28cが形成されている。パツシブレバー
29はピン30によりベースプレート14に回動自在に
支持されている。このパツシブレバー29にはアクテイ
ブレバー28の長穴28bを含むように異形長穴29a
が形成されており、この異形長穴29aには長穴28a
の一端側の形状と完全に合致する係合部分29bが形成
されている。パツシブレバー29にはラツチレバー11
と係合可能な係合部29cが形成されている。このパツ
シブレバー29とベースプレート14との間にはスプリ
ング32が張設されており、パツシブレバー29はこの
スプリング32の付勢力により係合部29cとラツチレ
バー11との係合が解除されている初期状態の方向に回
動するように常時付勢されている。
【0023】又、図12及び図13に示されるように、
ベースプレート14にはサブプレート33が固定されて
いる。このサブプレート33はピン30に固定されてお
り、ピン30をベースプレート14と協働してアクテイ
ブレバー28及びパツシブレバー29を挟み込んだ形で
両持ち状態としている。これにより、ピン30の支持強
度が向上し、アクテイブレバー28の回動する際にアク
テイブレバー28からピン30に加わる荷重等によつて
ピン30が変形したりすることが防止される。
【0024】キヤンセル機構26はキヤンセルレバー3
4及びスライドピン35とから構成されている。キヤン
セルレバー34はピン36によりベースプレート14に
回動自在に支持されている。このキヤンセルレバー34
の一端には一部分が異形長穴29aの係合部分29bと
合致するピン30を中心とした円弧状の長穴34aが形
成されており、他端にはオープンレバー11と係合する
二股係合部34bが形成されている。スライドピン35
はアクテイブレバー28の長穴28b,パツシブレバー
29の異形長穴29a及びキヤンセルレバー34の長穴
34aに挿通されスライド可能に支持されている。
【0025】尚、レバー37はオープンレバー10とポ
ール4との連係を解除することによつてインサイドドア
ハンドル及びアウトサイドドアハンドルを操作してもポ
ール4が回動動作されないようにする(ロツキング動
作)ものであつて、レバー38,39,40を介してロ
ツクノブ(図示せず)に連係され,レバー41を介して
ドアキーシリンダ(図示せず)に連係されている。
【0026】次に作動について説明する。
【0027】図1は初期状態を示し、スライドピン35
はキヤンセルレバー34によつてスライド動作が規制さ
れて異形長穴29aの係合部分29bに係合している。
【0028】図1,図3及び図6において、ドアを開状
態から閉状態に押圧操作すると、ストライカ2がハウジ
ング本体5の溝5a及びラツチ3の係合溝3a内に進入
し、この進入によつてラツチ3が図3示反時計方向に回
動されて係合溝3aと徐々に係合状態となつていく。
【0029】この際、ドアの操作力が弱い等してポール
4とラツチ3の爪部3cと係合するフルラツチ状態(ド
アの全閉状態)まで到らず、ポール4と爪部3bとが係
合するハーフラツチ状態(ドアの半閉状態)で止まる
と、スイツチ10がカム面3eによつてオン状態とな
る。このスイツチ10のオンによつてモータ16が作動
し、ウオームギヤ19,ギヤ20,21及び出力シヤフ
ト24を介してカムレバー27が図1示時計方向に回動
する。このカムレバー27の回動によつてカムレバー2
7の突軸27aが公転してアクテイブレバー28の当接
壁28aを摺動しながら押圧し、これにより、アクテイ
ブレバー28がスプリング31の付勢力に抗してピン3
0を中心に図1示時計方向に回動する。このアクテイブ
レバー28の回動によりスライドピン35が長穴29b
の側壁によつて押圧されてキヤンセルレバー34の長穴
34aに沿つて移動し、スライドピン35と係合部分2
9bとが係合していることからこのスライドピン35の
移動によつてパツシブレバー29がピン30を中心にス
プリング32の付勢力に抗して図1示時計方向に回動す
る。この結果、パツシブレバー29の係合部29cがラ
ツチレバー11を係合押圧しラツチレバー11を回動さ
せる。これにより、ラツチ3がラツチレバー11と共に
図3示反時計方向に回動し、ラツチ3の爪部3cとポー
ル4とが係合してフルラツチ状態(ドア全閉状態)とな
る。
【0030】尚、これらの動作はカムレバー27が一回
転することによつて行われ、ドアが全閉状態となつた後
は、ラツチ3のカム面3eの作用によりスイツチ10が
オフとなつてモータ16が停止されると共にアクテイブ
レバー28及びパツシブレバー29はスプリング31,
32の付勢力によつて図1に示す初期状態に復帰する。
又、ドアを閉状態とさせる操作力が十分でドアが反閉状
態で止まらずそのまま全閉状態となつた場合には、スイ
ツチ10がカム面3eの作用によつてすぐにオフ状態が
維持されるので、モータ16は作動しない。
【0031】上記した閉鎖作動機構7によるドアの閉鎖
動作中、ドアと車体との間に乗員の衣服や指等が挟まれ
ている等によつてドアの閉鎖動作(ドアロツク機構1の
作動)を停止させる場合には、インサイドドアハンドル
又はアウトサイドドアハンドルを操作する。このハンド
ルの操作によりオープンレバー13が動作しキヤンセル
レバー34がピン36を中心に図1示反時計方向に回動
する。これにより、スライドピン35が長穴34aの側
壁で押圧されアクテイブレバー28の長穴28bに沿つ
て移動し、異形長穴29aの係合部分29bから係合解
除される。この結果、スライドピン35がパツシブレバ
ー29に対して空打ち状態となつてアクテイブレバー2
8とパツシブレバー29との連係が絶たれ、パツシブレ
バー29の回動動作が停止してドアの閉鎖動作が停止す
ることとなる。この時、モータ16はオープンレバー1
3の動作によつて作動する非常停止スイツチ42(図6
示)の作動によつてカムレバー27を一回転させて図1
示初期状態とした後停止すると共にアクテイブレバー2
8及びパツシブレバー29はスプリング31,32の付
勢力によつて図1示初期状態に復帰する。尚、オープン
レバー13はポール4にも連係されているので、上記し
たオープンレバー10の動作によつてキヤンセルレバー
34の回動と共にポール4も回動してラツチ3との係合
が解除された状態となるつまりラツチ3はスプリング9
の付勢力によつてストライカ2との係合解除位置まで復
帰した状態となる。
【0032】
【発明の効果】本発明では、ラツチ軸を、ラツチに形成
された貫通穴に一体回動するように挿通し、その周囲に
ノツチかしめを施してラツチに固定しているので、ラツ
チ軸をラツチにガタなく一体回動するように固定するこ
とができる。これにより、ラツチ及びラツチ軸を別部材
として製作することができ、その製作コストを大幅に低
減することができる。又、ラツチレバーを、ラツチレバ
ーに形成された貫通穴にラツチ軸に形成されたローレツ
ト部を圧入することによつてラツチ軸に固定しているの
で、ラツチレバーをラツチにガタなく一体回動するよう
に固定することができる。これにより、ラツチレバーと
ラツチ軸とをセレーシヨン結合する必要がなく、その製
作コストを大幅に低減することができる。この結果、高
度な部品精度が要求されず安価に製作できると共にラツ
チ,ラツチ軸及びラツチレバーの各公差を吸収でき、各
部品を精度よく組付けることができる。
【0033】更に、ラツチ軸とラツチ及びラツチレバー
とラツチ軸との夫々の間にはガタが存在しないので、ド
ア閉鎖機構のオーバーストロークをガタが無い分だけ少
なくすることができる。特に、ラツチレバーとラツチ軸
とは圧入によつて固定されるので、ラツチレバーのラツ
チに対する位置決めをラツチレバーをラツチ軸に固定す
る際にラツチレバー及びラツチを夫々保持する治具によ
つて定めることができ、これにより、従来に比べより正
確にラツチレバーのラツチに対する位置決めがなさら
れ、閉鎖作動機構のオーバーストロークをラツチレバー
のラツチに対する位置ずれの分だけより少なくすること
ができる。この結果、ドア閉鎖機構の全ストロークを小
さくすることができ、占有スペースを小さくなり、装置
全体の小型化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドア閉鎖装置の全体図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】ドアロツク機構の全体図である。
【図4】ラツチの正面図である。
【図5】図4の下面図である。
【図6】図4の上面図である。
【図7】駆動機構の全体図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図7のA−A線断面図である。
【図10】図7のB−B線断面図である。
【図11】図7のC−C線断面図である。
【図12】閉鎖作動機構の詳細図である。
【図13】図12の側面図である。
【符号の説明】
1 ドアロツク機構 2 ストライカ(非係止部材) 3 ラツチ 6 ラツチ軸 7 ノツチかしめ 11 ラツチレバー 15 駆動機構 25 閉鎖作動機構(ドア閉鎖機構) 3d 貫通穴 6b ローレツト部 11a 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/32 E05B 47/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体等の構造物に開閉自在に配設されたド
    アを前記構造物及び前記ドアの一方に配設されたドアロ
    ック機構のラッチが駆動機構及びドア閉鎖機構の作動に
    よって前記ラッチと一体回動するラッチ軸に一体回動す
    るように固定されたラッチレバーを介して回動動作され
    前記構造物及び前記ドアの他方に配設された非係止部材
    と係合されることにより前記構造物に対して閉状態とす
    るドア閉鎖装置において、前記ラッチは平面部を有する
    貫通穴を備えると共に前記ラッチ軸は前記ラッチを貫通
    して延び且つ平面部を有する軸部を備え、さらに、前記
    ラッチは前記軸部の周囲において施されたノッチかしめ
    を備え、該ノッチかしめにより前記ラッチ軸は前記ラッ
    チに一体回動するように固定されるドア閉鎖装置。
  2. 【請求項2】前記ラッチ軸の前記ラッチレバーが固定さ
    れる側の端にローレット部が形成され前記ローレット部
    が前記ラッチレバーに形成された貫通穴に圧入されて前
    記ラッチ軸に前記ラッチレバーが一体回動するように固
    定される、請求項1記載のドア閉鎖装置。
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