JP2503039Y2 - 操作パネル - Google Patents

操作パネル

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JP2503039Y2
JP2503039Y2 JP8502691U JP8502691U JP2503039Y2 JP 2503039 Y2 JP2503039 Y2 JP 2503039Y2 JP 8502691 U JP8502691 U JP 8502691U JP 8502691 U JP8502691 U JP 8502691U JP 2503039 Y2 JP2503039 Y2 JP 2503039Y2
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JP
Japan
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operation panel
panel
locking
locking member
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JP8502691U
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JPH0538958U (ja
Inventor
信喜 大野
正雄 森川
Original Assignee
菊水電子工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作パネルに関し、詳
しくは、電源装置等の筐体正面パネルに装着される操作
パネルにおいて、操作し易い状態に、傾斜を可変自在と
した操作パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電源にかかわる機器が内蔵される
ユニット等にはその正面パネルに例えば表示部や各操作
キー,ダイアル等を配置した操作パネルが組込まれてお
り、操作者は、キーやスイッチ,ダイアル等を操作しな
がら表示部に表示される各種データを視認し、所望の送
電波形設定等のための作業を行っている。そして、従来
の場合かかる操作パネルは一般に正面パネルに固定した
形で組込まれているのが通例であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、これま
での操作パネルのように、正面パネルに固定した形で組
込まれているのでは、装置の配置状況次第で操作者にと
って操作がし難かったり、表示の見難い場合があったり
しても装置自体を動かす訳にいかず、使い勝手が悪い。
【0004】本考案の目的は、かかる従来の欠点を除去
すべく、容易に操作パネルの傾斜角度が操作し易いよう
に更えられて、しかもその状態が安定保持可能であると
共に簡単に元の状態に復帰可能な操作パネルを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、電子機器を操作するために筐体の正面
パネルに配設される操作パネルにおいて、該操作パネル
を前記正面パネルに前方へ揺動可能なように支持させる
と共に、前記操作パネルの揺動による傾斜段階に応じて
該操作パネルの係止が可能な複数の係止部を有する係止
部材と、該係止部材を前記操作パネルに向けて偏倚させ
る偏倚手段と、前記係止部材による前記操作パネルの係
止状態を解除可能な係止解除手段とを設け、前記係止部
材による前記操作パネルの係止状態で、該操作パネルを
傾斜させるための前方への揺動動作が許容されると共
に、前記係止解除手段によらざる限り前記操作パネルを
傾斜前の位置に復帰させる復帰動作が禁止されるように
したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、正面パネルに前方への揺動可
能に支持される操作パネルに対し、係止部材が偏倚手段
によって偏倚されることにより、複数の傾斜角度に操作
パネルを各係止部に係止させることが可能となり、傾斜
前の状態から操作パネルを揺動させて段階的に傾斜を変
える場合は、係止部材がかかる動作を許容することによ
って、容易にその傾斜変更を行うことができると共に、
傾斜後は、係止部材によって、傾斜前の状態への復帰が
禁止される。また、傾斜前の状態への復帰を行う場合に
は係止解除手段により、偏倚手段による偏倚力に抗して
係止部材を動作させ、操作パネルを元の状態に復帰させ
ることができる。
【0007】
【実施例】以下に、図面を参照しながら本考案の実施例
を詳細かつ具体的に説明する。
【0008】図1は本考案にかかる正面パネルとこれに
組込まれた操作パネルとを正面から見て示すもので、1
は正面パネル2に嵌め合わされた操作パネル、3は後述
するようにして操作パネル1の傾斜状態を元の嵌め合い
状態に復帰させるときに押込み操作される係止解除ボタ
ンである。なお本例の場合、操作パネル1上には表示部
100A,複数の操作キー100B,ダイアル部材10
0C等が配列されている。またここで、4は操作パネル
2を揺動自在に支持している支持ピンである。
【0009】ついで、図2に従って本考案操作パネルの
傾斜装置を分解した形で説明する。なお、図2におい
て、その(A)は電源装置の正面パネル2にかかわる部
分を分解して示したもの、また、(B)は操作パネル傾
斜保持機構の構成を、さらにまた(C)は後述する操作
パネルの収納状態保持装置を取り出してそれぞれ示した
ものである。
【0010】まず図2の(A)において、5は正面パネ
ル2の裏面側に組込まれ、本考案にかかる操作パネル傾
斜保持機構6(図2の(B)参照)が装着される金属板
金製のサブフロントパネルであり、7はパネル5に一体
に形成された上記傾斜保持機構6の取付台である。一
方、操作パネル傾斜保持機構6は、その両側に複数の傾
斜辺および段付部が形成された板材(以下で係止板とい
う)8が立設され、全体が本立て形状をなすパネル係止
部材9と、このようなパネル係止部材9を揺動自在に支
承する支持ブラケット10,支持ブラケット10とパネ
ル係止部材9との間に掛止され、図2の(B)に示すよ
うにパネル係止部材9を矢印A方向に付勢させる支持用
コイルばね11とで構成されている。
【0011】一方、パネル係止部材9の平坦な結合部9
Aの立上り部には図2の(A)のところで矢印によって
示すようにしてレバー部9Bが連結されていて、レバー
部9Bのさらに先端からは棒状のばね保持部9Cが突出
形成されている。かくして、このばね保持部9Cに、コ
イルばね12を嵌め合わせた形で保持させ、ばね保持部
9Cの先端をさらに係止解除ボタン3内に挿入した状態
で、係止解除ボタン3を正面パネル2のボタン孔2Aに
遊嵌、保持させるようにする。また、13は先に述べた
パネル支持ピン4をサブフロントパネル5に取付けるた
めの支持金物、14は金属製クリップ状の保護部材(以
下で保護クリップという)である。本例の場合、操作パ
ネル1の筐体は樹脂系材料で形成されているために、パ
ネル1の底板部1Aがパネル係止部材9の係止板8に設
けた段付の係止部に係止されるときに、上記保護クリッ
プ14の部分が段付部に係止されることにより緩衝と共
に底板部1Aが保護されるようにしている。さらにまた
15は棒状のばねであり、図2の(C)に示すように逆
U字型に撓ませた形でその両端部を操作パネル1の側板
1Bとサブフロントパネル5の裏面側とに掛止させるこ
とにより操作パネル1を図2の(C)で矢印C方向に付
勢し、これを正面パネル2に傾斜のない平坦な状態に保
持させることができる。
【0012】ついで、図3により以上のように構成した
操作パネル傾斜装置によるパネルの傾斜動作およびその
傾斜を元の状態に戻すための係止解除動作について説明
する。
【0013】本実施例は正面パネル2に取付けられてい
る操作パネル1を正常な取付状態から2段に傾斜の変更
を可能とするもので、まず図3の(A)により正常な取
付状態から傾斜を次々と2段にわたり大きくなるように
変えていく場合の動作について述べる。
【0014】ここで、操作パネル1を正常の取付状態に
保持するために主として作用している力はパネル1自体
の自重とばね15の操作パネル1を正面パネル2の戸当
り部2Bに向けて偏倚させる偏倚力である。なお、この
ような状態でパネル1はさらに係止板8の上縁部に形成
された平坦部8Aによって補助的に支えられる。
【0015】係止板8を含むパネル係止部材9は支持用
コイルばね11によって時計周りの方向に付勢されてお
り、その付勢力により図2の(B)に示したようにして
上記の状態に保たれるものである。
【0016】一方、係止板8の上縁部には平坦部8Aの
外に1段の係止用段付部8Bおよび第2段の係止部8C
が設けられている。そこでいま、上述したようにして正
常位置に保たれている操作パネル1に対し、例えばその
下縁部に指先を差入れ、これを矢印Pで示すように手前
に引起すようにすると、その所作に応じてパネル係止部
材9がばね11のばね力に抗して、支点20の周りに回
動させられる。かくして、操作パネル1の底板部1Aに
取付けた保護クリップ14が係止板8の上縁に沿って摺
動し、上記の平坦部8Aから第1段の係止用段付部8B
に嵌め込む。なお、図3の(A)において1点鎖線で示
すのは、このようにして第1段の傾斜状態でセットされ
た操作パネル1の状態を示すものである。
【0017】ついで、この第1段の傾斜状態からさら
に、操作パネル1の傾斜角度を大きくする場合は同様の
所作によって、パネル1を破線で示す位置にまで引出す
と共に、係止板8の第2段の係止部8Cにパネル1の底
板1Aに取付けた保護クリップ14を当接させ、第2段
の傾斜状態に保つことができる。しかも上述した第1段
および第2段の傾斜状態では、操作パネル1が上述した
ようにして第1段の係止用段付部8Bおよび第2段の係
止部8Cによってそれぞれ係止されるが、操作パネル1
の半時計回りの揺動動作、つまり元の状態への復帰動作
はパネル係止部材9が時計回りに付勢されていることに
よって禁止されており、さらにばね15の助勢とによっ
て起り得ない。従って、操作パネル1上のキー操作やそ
の他の動作を行うことによりパネル1を押し付ける方向
の力が作用しても、それによってパネル1の傾斜に変動
が生じたりする虞がない。
【0018】また、これまでに述べたような操作パネル
1の傾斜状態を元の状態に復帰させる場合は、図3の
(B)に示すように係止解除ボタン3を押下するだけで
よい。この押圧によって、レバー部9Bを介して、パネ
ル係止部材9をばね11のばね力に抗してこの図に示す
ように支点20の周りに反時計回りの方向に回動させる
ことができる。そして、このような解除動作により、い
ずれの傾斜状態に保持された操作パネル1に対しても係
止板8による係止状態を解いて、パネル1の自重とばね
15の復帰力とにより操作パネル1をこの場合破線で示
す正常状態に戻すことができる。なお、傾斜解除後は係
止解除ボタン3から指を離すだけで、ばね12のばね力
によりボタン3を元の状態に戻すと共に、支持用コイル
ばね11のばね力でパネル係止部材9を図3の(A)に
示す状態に戻すことができる。
【0019】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案によれ
ば、操作パネルを前記正面パネルに前方へ揺動可能なよ
うに支持させると共に、前記操作パネルの揺動による傾
斜段階に応じて該操作パネルの係止が可能な複数の係止
部を有する係止部材と、該係止部材を前記操作パネルに
向けて偏倚させる偏倚手段と、前記係止部材による前記
操作パネルの係止状態を解除可能な係止解除手段とを設
け、前記係止部材による前記操作パネルの係止状態で、
該操作パネルを傾斜させるための前方への揺動動作が許
容されると共に、前記係止解除手段によらざる限り前記
操作パネルを傾斜前の位置に復帰させる復帰動作が禁止
されるようにしたので、簡単な機構、容易な操作で操作
パネルを操作者の使い勝手の良い傾斜に保つことがで
き、しかも各傾斜状態でパネルを安定した状態に保持す
ることができるので、操作中に傾斜が変動したりする虞
がない。また、傾斜を元の状態に復帰させる場合は係止
解除ボタンの押下動作だけで容易かつ迅速に操作パネル
を元の状態に戻すことができる。
【0020】なお、以上に述べた実施例では操作パネル
を2段階に傾斜変更可能なように構成したが、係止板の
上縁形状の設定次第で、さらに多段に傾斜状態が変更可
能なようにすることが可能なことはいうまでもない。
【0021】また、一般に、かかる操作パネルの裏面側
や筐体内には各種電子部品等が装着された基板や、放熱
される機器の配置されることが多く、上述のように操作
パネルを傾斜させることによって得られる下方の隙間を
利用して放熱を助成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる正面パネルの前面図である。
【図2】本考案にかかる操作パネルの傾斜装置を分解し
て示す斜視図である。
【図3】本考案による操作パネルの傾斜変更動作および
傾斜解除動作をその構成と共に(A)および(B)とし
てそれぞれ示す断面図である。
【符号の説明】
1 操作パネル 1A 底板部 1B 側板 2 正面パネル 2A ボタン孔 2B 戸当り部 3 係止解除ボタン 4 支持ピン 5 サブフロントパネル 6 パネル傾斜保持機構 8 係止板 9 パネル係止部材 10 支持ブラケット 11 支持用コイルばね 12 コイルばね 14 保護クリップ 15 棒状ばね 20 支点

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器を操作するために筐体の正面パ
    ネルに配設される操作パネルにおいて、 該操作パネルを前記正面パネルに前方へ揺動可能なよう
    に支持させると共に、 前記操作パネルの揺動による傾斜段階に応じて該操作パ
    ネルの係止が可能な複数の係止部を有する係止部材と、 該係止部材を前記操作パネルに向けて偏倚させる偏倚手
    段と、 前記係止部材による前記操作パネルの係止状態を解除可
    能な係止解除手段とを設け、 前記係止部材による前記操作パネルの係止状態で、該操
    作パネルを傾斜させるための前方への揺動動作が許容さ
    れると共に、前記係止解除手段によらざる限り前記操作
    パネルを傾斜前の位置に復帰させる復帰動作が禁止され
    るようにしたことを特徴とする操作パネル。
JP8502691U 1991-10-18 1991-10-18 操作パネル Expired - Lifetime JP2503039Y2 (ja)

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JP8502691U JP2503039Y2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 操作パネル

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JPH0538958U JPH0538958U (ja) 1993-05-25
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