JP2503021Y2 - 多方向入力装置 - Google Patents

多方向入力装置

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JP2503021Y2
JP2503021Y2 JP1990086755U JP8675590U JP2503021Y2 JP 2503021 Y2 JP2503021 Y2 JP 2503021Y2 JP 1990086755 U JP1990086755 U JP 1990086755U JP 8675590 U JP8675590 U JP 8675590U JP 2503021 Y2 JP2503021 Y2 JP 2503021Y2
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啓二 伊藤
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、操作軸を任意方向に回動させることによ
り、二つの回転型可変抵抗器を同時に調整し得る多方向
入力装置に関する。
[従来の技術] 従来の多方向入力装置は例えば実開平1-120302号公報
に開示されている。
この入力装置の第1の連動部は、回転型可変抵抗器の
摺動子受けの回転以外に操作軸の押し強度に耐えられる
強度が要求されるのでダイカストで成形され、第2の連
動部は、回転型可変抵抗器の摺動子受けを回転するだけ
でよいので、金属板より形成されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記したように、必要強度の異なる第1、
第2の連動部を用いているため、回転型可変抵抗器の摺
動子受けとの連結部も必然的に異なり、2種類の回転型
可変抵抗器が必要で、部品点数が多くなり、また、第
1、第2の連動部と各回転型可変抵抗器の摺動子受けと
の結合は、枠体内で行われるので、組み立ての作業性が
悪く、従って、コストアップとなるという課題があっ
た。
本考案は、上記のような課題を解決しようとするもの
であり、本考案の目的は、同一構造の回転型可変抵抗器
を使用できるようにして部品点数を少なくするととも
に、第1、第2の連動部と回転型可変抵抗器の摺動子受
けとの結合を枠体外で行い得るようにして、組み立ての
作業性を良くし、コストダウンし得る多方向入力装置を
提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記のような目的を達成するために、本考案
の多方向入力装置は、一対の回転型可変抵抗器の摺動子
受けのそれぞれの中央部に、断面が偏平な有底の嵌合孔
と該嵌合孔に沿つて前記偏平な断面を横切るように刻設
された細溝が設けられ、第1の連動部はダイカストで形
成され、枠体の側面から突出する一端の端面に、一方の
回転型可変抵抗器の摺動子受けの中央部に設けられた嵌
合孔に嵌合する突起が設けられ、かつ、中央部に操作軸
が第1の連動部の軸方向に回動自在に軸止されており、
第2の連動部は金属板で形成され、中央部に操作軸が軸
方向に遊嵌する長孔が形成され、かつ、枠体の他の側面
から突出する一端が他方の回転型可変抵抗器の摺動子受
けの中央部に刻設された細溝に係合したものである。
[作用] 上記構成により、操作軸の一端側が任意の方向に回動
操作されると、その操作方向が第1および第2の連動部
の軸方向と異なる時は、操作軸が軸止される第1の連動
部を軸の周りに回動させると共に、第2の連動部の中央
部に形成された長孔に係合して軸の周りに回動させる。
第1の連動部が軸の周りに回動することにより、枠体の
側面から突出する第1の連動部の一端も回動し、その端
面に設けられた突起が摺動子受けの中央部に設けられた
嵌合孔に嵌合することにより、一方の回転型可変抵抗器
の摺動子受けが連動して回動すると共に、第2の連動部
が軸の周りに回動することにより、枠体の他の側面から
突出する第2の連動部の一端も回動し、これが他方の回
転型可変抵抗器の摺動子受けの中央部に刻設された細溝
に係合することにより、他方の回転型可変抵抗器の摺動
子受けが連動して回動する。
[実施例] 以下に本考案の実施例を添付の図面に基づき説明す
る。
第1図〜第5図は本考案の実施例の説明図で、第1図
は多方向入力装置の分解斜視図、第2図は第1図の連動
部と回転型可変抵抗器との結合状態を示す多方向入力装
置の断面図、第3図は第2の連動部と回転型可変抵抗器
との結合状態を示す多方向入力装置の断面図、第4図は
第1の連動部と回転型可変抵抗器の摺動子受けとの結合
状態を示す要部分解斜視図、第5図は第2の連動部と回
転型可変抵抗器の摺動子受けとの結合状態を示す要部分
解斜視図である。
図面において1は上部枠体、2は操作軸で、下方には
円板3が設けられている。この円板3には貫通する小孔
4が設けてあり、操作軸2の下端には皿状の操作体6が
固定されている。7は中央に球体8を有し、該球体8か
ら左右に腕9を有する第1の連動部で、該第1の連動部
7は操作軸2の押し強度に耐えられるためにダイカスト
により成形され、各腕9の先端には突部10が設けられ、
一方の突部10の先端には小判形突起11が設けられてい
る。また、球体8の上面から下面に渉って長溝12が貫通
している。前記操作軸2及び円板3は第1の連動部7の
長溝12に挿入され、円板3の小孔4と球体8の側部の孔
13との位置合わせをした後、ピン14を孔13、小孔4に挿
入して操作軸2は長溝12に沿って揺動可能に枢着されて
いる。
上記のような第1の連動部7は、上部枠体1の相対向
する側面1a、1bの孔15、16に各腕9の端部の突部10を嵌
合して回転可能にとりつけられ、側面1bから外方に小判
形の突起11が突出している。17は金属板をアーチ状に湾
曲させた第2の連動部で、一端の下方への折り曲げ部18
には突起19が設けられ、他方の下方への第1の折り曲げ
部20には横方向への第2の折り曲げ部21が設けられ、こ
の第2の折り曲げ部21は先方が細幅となり、先端には上
方への第3の折り曲げ部22が設けられている。この第3
の折り曲げ部22は第2の折り曲げ部21の補強の役目をす
るものである。
上記の第2の連動部17は、一端に設けた突部19を上部
枠体1の側面1cに設けた孔23に嵌合するとともに、他端
に第2の折り曲げ部21を上部枠体1の側面1dの孔24から
外方に突出せしめている。また、操作軸2は、第2の連
動部17に設けた長溝25を貫通して上方にのび、上部枠体
1の上面の孔26から外方に突出している。27は復帰部材
であり、上面の凹部28には前記皿状の操作体6が揺動可
能に収納されている。29は下部枠体で、前記上部枠体1
と結合され、下部枠体29の上面には、復帰部材27の鍔部
30を垂直方向に移動可能に収納する支持壁31が形成され
ており、下部枠体29の底面と復帰部材27の外周縁部32と
の間には復帰ばね33が収納されている。34は上部枠体1
の側面1b、1d、に固定される回転型可変抵抗器、35は摺
動子受けで、該摺動子受け35の底面には、前記第1の連
動部7の小判形突起11が嵌合する小判形孔36が設けら
れ、該孔36の中央部を横切って第2の連動部7の横方向
の第2の折り曲げ部21が嵌合する細溝37が設けられてい
る。そして、第4図に示すように、小判形孔36の形状は
突部10の先端の突起11とほぼ同形状であり、第5図に示
すように、細溝37の幅は第2の折り曲げ部の幅とほぼ同
軸であり、第3の折り曲げ部22の幅は小判形孔36の幅よ
り小さく設定されている。
そして、第4図に示すように、第1の連動部7の一端
は、小判形突起11を摺動子受け35に設けた有底の小判形
孔36に嵌合することによって結合され、第5図に示すよ
うに第2の連動部17の一端は、第3の折り曲げ部22を摺
動子受け35の小判形孔36にさしこんだ状態において第2
の折り曲げ部21を細溝37に嵌合することによって結合さ
れる。
次に上記の多方向入力装置の抵抗値の調整動作を説明
する。
操作軸2が操作されない時は、復帰ばね33の弾発力に
よって操作体6の底面と復帰部材27の凹部28とは弾接し
ており、操作軸2は上部枠体1の上面の孔26から直立状
態にある。
この状態から操作者が操作軸2を第2、3図の破線で
示すように任意方向に操作すると、操作軸2は第1の連
動部7とピン14の軸心の交点を支点として揺動する。そ
して操作軸2の揺動にともない第1の連動部7と第2の
連動部17とが回動し、更に回転型可変抵抗器34の各々の
摺動子受け35が回転して抵抗値を変化させる。
次に自動復帰動作について説明する。
操作軸2が中立状態から何れかの方向に傾くと、操作
体6の鍔部39が復帰部材27を復帰ばね33の弾性に抗して
下方に移動させるように押圧し、操作軸2の操作力を取
り去ると復帰ばね33の反撥力によって元の中立状態に復
帰する。
本考案の実施例の多方向入力装置は上述のような構成
を有し、第1の連動部7と可変抵抗器34との結合は、腕
9の一端に設けた小判形突起11を摺動子受け35の小判形
孔36に嵌合することによって行われ、第2の連動部17と
可変抵抗器34との結合は、第4図に示すように、横方向
の第2の折り曲げ部21を摺動子受け35の細溝37に嵌合す
ることによって行われ、可変抵抗器34は共用できるの
で、部品点数が減り、また、第1、第2の連動部7、17
と可変抵抗器34の摺動子受け35との結合は、上部枠体1
の外部において行なわれるので、組み立ての作業性がよ
い。従ってコストダウンをもたらす。
また、第2の連動部17は、第1の連動部7の上側に配
置されているので、第1の連動部7の下方に大きなスペ
ースを確保することができ、このスペースに復帰ばね2
3、復帰部材27、操作体6等の自動復帰機構部品の配置
が容易となった。
[考案の効果] 上述したように、本考案によれば、操作軸方向に加わ
る外力に対する強度に優れ、かつ、操作軸方向の高さを
可及的に低く抑えることができるばかりでなく、第1の
連動部及び第2の連動部に結合される回転型可変抵抗器
は同一構造のものを使用できるので共用でき、部品点数
は少なくなり、且つ第1、第2の連動部と回転型可変抵
抗器との結合は枠体の外で行なわれるので、組み立ての
作業性が向上し、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は何れも本考案の実施例を示し、第1図
は多方向入力装置の分解斜視図、第2図は第1の連動部
と回転型可変抵抗器との結合状態を示す多方向入力装置
の断面図、第3図は第2の連動部と回転型可変抵抗器と
の結合状態を示す多方向入力装置の断面図、第4図は第
1の連動部と回転型可変抵抗器の摺動子受けとの結合状
態を示す要部分解斜視図、第5図は第2の連動部と回転
型可変抵抗器との結合状態を示す要部分解斜視図であ
る。 1……上部枠体、2……操作軸、7……第1の連動部、
11……小判形突起、17……第2の連動部、20……第1の
折り曲げ部、21……第2の折り曲げ部、22……第3の折
り曲げ部、26……孔、34……回転型可変抵抗器、35……
摺動子受け、36……小判形孔、37……細溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱型の枠体と、該枠体の隣接した二つの側
    面に取り付けられる一対の回転型可変抵抗器と、一端が
    一対の前記回転型可変抵抗器の摺動子受けにそれぞれ係
    止され、二つの前記側面にそれぞれ垂直な軸の周りに独
    立して回動可能な第1および第2の連動部と、二つの前
    記側面に隣接した前記枠体の上面に設けられた穴から一
    端が突出し、他端側が前記第1および第2の連動部と係
    合し、前記一端側が任意の方向に回動操作されることに
    より前記第1および第2の連動部の少なくとも一方が前
    記軸の周りに回動し、これに連動して前記回転型可変抵
    抗器の摺動子受けの少なくとも一方が回動するようにし
    た操作軸と、該操作軸の非操作時は垂直方向の中立位置
    に自動復帰させる自動復帰手段を具えた多方向入力装置
    において、一対の前記回転型可変抵抗器の摺動子受けの
    それぞれの中央部に、断面が偏平な有底の嵌合孔と該嵌
    合孔に沿つて前記偏平な断面を横切るように刻設された
    細溝が設けられ、前記第1の連動部はダイカストで形成
    され、前記枠体の前記側面から突出する一端の端面に、
    一方の前記回転型可変抵抗器の摺動子受けの中央部に設
    けられた前記嵌合孔に嵌合する突起が設けられ、かつ、
    中央部に前記操作軸が前記第1の連動部の軸方向に回動
    自在に軸止されており、前記第2の連動部は金属板で形
    成され、中央部に前記操作軸が軸方向に遊嵌する長孔が
    形成され、かつ、前記枠体の他の前記側面から突出する
    一端が他方の前記回転型可変抵抗器の摺動子受けの中央
    部に刻設された前記細溝に係合されたことを特徴とする
    多方向入力装置。
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