JP2501730Y2 - ボルトの芯出し装置 - Google Patents

ボルトの芯出し装置

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JP2501730Y2
JP2501730Y2 JP857290U JP857290U JP2501730Y2 JP 2501730 Y2 JP2501730 Y2 JP 2501730Y2 JP 857290 U JP857290 U JP 857290U JP 857290 U JP857290 U JP 857290U JP 2501730 Y2 JP2501730 Y2 JP 2501730Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、ボルトの各種測定装置や加工装置に用いら
れるボルトの芯出し装置に関する。
[従来の技術] ボルトの頭部座面測定を実行するためにボルトの芯出
しをする装置が知られている(実開昭60-150402号公
報)。この装置は、第5図に示すごとく、2つの雌ねじ
状のゲージ51,53を用いてダブルナット方式でボルト55
を締め込む。そして一方のゲージ53をベース57の所定の
位置で支持することにより、ボルト55の芯出しをしてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、このダブルナット方式ではボルト55とゲージ
51,53との相対的位置関係を所望の状態にすることは簡
単ではなかった。即ち、ゲージ51,53を締め込む際には
いずれかあるいは両方のゲージ51,53を回転させること
になるが、同時にボルト55も、いずれかのゲージ51,53
の回転に伴って回転してしまう。このため、ベース57に
対する座面55aの上下位置は測定作業毎に異なってしま
う。
従って、測定のたびに座面測定部59の上下位置あるい
はベース57の位置を調整する必要が生じ、測定の作業効
率が極めて低いものとなった。このことは、ボルト55の
加工においても同様であり、加工工具に対するボルトの
芯出し作業に手間がかかり、加工作業の効率を低下させ
ていた。
そこで、本考案は、ボルトをゲージにて芯出しする際
に、簡単に所望の位置にセットできるボルトの芯出し装
置を提供することを目的とし次のような構成を採用し
た。
[課題を解決するための手段] 即ち、本考案の要旨とするところは、 測定対象であるボルトに螺合する雌ねじ部を有する2
つのねじゲージと、 上記雌ねじ部の軸まわりにおける上記2つのねじゲー
ジの回転を規制するとともに、両雌ねじ部の同軸状態を
維持したまま、上記2つのねじゲージ間の相対的な移動
を可能とするガイド部材と、 上記雌ねじ部の軸方向に沿って上記ねじゲージ同士を
離間あるいは近接する方向へ、少なくともいずれかのね
じゲージに付勢力を与える付勢力発生手段と、 を備え、上記2つのねじゲージの一方を上記ガイド部
材に固定してなることを特徴とするボルトの芯出し装置
にある。
[作用] 2つのねじゲージは、ガイド部材により、雌ねじ部の
軸まわりでの回転が不可能であり、またねじゲージの一
方はガイド部材に固定されているが同軸状態を維持した
まま相対的な移動は可能とされている。即ち、2つのね
じゲージは回転せずとも、両者間の間隔を変更すること
ができる。
従って、2つのねじゲージに対して、付勢力発生手段
が、その間隔を拡大したり縮小したりする方向に付勢力
を与えると、ねじゲージのねじ山はボルトのねじ山に衝
止し、ねじ山同士の摩擦力を増大させて、ボルトの姿勢
を固定して、芯出しを達成することができる。このよう
に、ボルトの芯出しに際しては、ねじゲージの回転が伴
わないので、ボルトが回転することがなく、ボルトはね
じゲージに螺入した時の位置でセットされる。
[実施例] 次に、本考案の実施例を説明する。本考案はこれらに
限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲の種
々の態様のものが含まれる。
第1図に、第1実施例のボルトの芯出し装置1を示
す。尚、第1図は部分破断図を表している。
ボルトの芯出し装置1は、2つのねじゲージ3,5、締
め付けナット7、ストッパ9、およびガイド部材11を備
えている。
一方のねじゲージ3は円筒状をなしている。その外周
面の一端側には滑らかな円筒面3aが形成され、他端側に
は雄ねじ部3bが形成されている。またねじゲージ3の中
心孔3cにはその一端側に雌ねじ部3dが形成されている。
他方のねじゲージ5も円筒状をなしている。その外周
面の一端側には滑らかな円筒面5aが形成され、他端側に
は鍔部5bが形成されている。またねじゲージ5の中心孔
5cにはその一端側に雌ねじ部5dが形成され、他端側に
は、より大径の雌ねじ部5eが形成されている。
締め付けナット7は、内周面に雌ねじ部7aが形成さ
れ、外周面にローレット目が形成されている。この雌ね
じ部7aは、ねじゲージ3の雄ねじ部3bに螺合している。
ストッパ9は、鍔部9a、雄ねじ部9b、および突起部9c
を備えている。その雄ねじ部9bにて、ねじゲージ5の大
径側雌ねじ部5eに螺合している。また鍔部9aには着脱自
在のレバー9dが取り付けられている。このレバー9dの揺
動操作によりストッパ9全体を回転させれば、その雄ね
じ部9bはねじゲージ5の雌ねじ部5eに螺合しているの
で、ストッパ9全体をねじゲージ5の軸方向に移動させ
ることができる。
ガイド部材11は鍔部11aを有する円筒状に形成され、
その中心孔11bは滑らかな円筒状内周面を有する。2つ
のねじゲージ3,5は、各円筒面3a,5a部分が、この中心孔
11bにほぼ密着状態で挿入されている。ねじゲージ3は
固定されていないので、中心孔11bの軸方向に円滑に摺
動可能である。ただし、ねじゲージ3の円筒面3a部分に
軸方向に形成された回転規制溝3eには、ガイド部材11の
中心孔11bから内部に突出している回転規制ピン11cの先
端が挿入されている。このことにより、ねじゲージ3の
軸まわりの回転は規制されている。他方のねじゲージ5
は、その鍔部5bにてガイド部材11の一端面にボルト付さ
れている。このため中心孔11bの軸方向に摺動すること
はできない。第1図ではそのボルト付部分は1カ所しか
示さないが、鍔部5bに等間隔をおいて他に2カ所設けら
れている。
このように構成されたボルトの芯出し装置1は、全体
が測定装置や加工装置のボルト取付部分に適用される。
本実施例ではボルトの座面およびボル卜軸の振れを測定
する装置に適用した場合を示している。測定装置側の回
転軸21に対するボルトの芯出し装置1の取付は、円筒状
連結部材23を介して行われる。この連結部材23の中心孔
23aの内周面は滑らかに形成されており、ガイド部材11
を密着状態で収容できる。この収容時に、ボルトの芯出
し装置1は測定装置上の基準位置に配置される。またボ
ルトの芯出し装置1側には、ガイド部材11からねじゲー
ジ5の鍔部5bにかけての外周面に、回転規制溝1aが形成
されている。この回転規制溝1aに、連結部材23の中心孔
23aから内部に突出している回転規制ピン23bの先端が挿
入されている。このことにより、ボルトの芯出し装置1
の軸まわりの回転は規制されている。
また、連結部材23には周方向に長く開口されている長
孔23cが存在する。このため、ボルトの芯出し装置1を
回転軸21に取り付けた後、レバー9dを長孔23cを通し
て、ストッパ9の鍔部9aに取り付けることができる。こ
のことによりレバー9dを操作して、ストッパ9を軸方向
に移動させることが可能となる。
このように測定装置に取り付けられたボルトの芯出し
装置1に対して、測定対象であるボルト31のセット操作
は次のようにしてなされる。即ち、まずボルト31の雄ね
じ部31aを、図のごとく2つのねじゲージ3,5に螺入す
る。ボルト31の先端面31bがストツパ9の突起部9cに当
接すればそこで螺入を停止する。この状態でレバー9dを
揺動操作して突起部9cを先端面31bから離す。次に締め
付けナット7をねじゲージ3に対して図の右方向に締め
込むように回転操作する。ここで、締め付けナット7は
右側をガイド部材11の鍔部11aに当接しており、またね
じゲージ3は回転規制ピン11cにより回転不可能とされ
ている。従って、締め付けナット7は回転操作により左
方向の付勢力をねじゲージ3に与える。
このため、ねじゲージ3はねじゲージ5とは離間する
方向に摺動しようとする。このとき、ねじゲージ3は回
転していないので、第2図に示すごとく、ねじゲージ3
の雌ねじ部3dにあるねじ山3fは、ボルト31の雄ねじ部31
aのねじ山31dに衝止し、ボルト31に左方向の付勢力を与
える。この付勢力により、ボルト31のねじ山31dは、更
にもう一つのねじゲージ5の雌ねじ部5dにあるねじ山5f
に衝止する。ねじゲージ5はガイド部材11に固定されて
いるため、図矢印に示すごとくボルト31を両ねじゲージ
3,5が引き合う状態となる。従って、ボルト31と両ねじ
ゲージ3,5との間にあそびが存在しても、ボルト31と両
ねじゲージ3,5との衝止面の摩擦力により、ボルト31の
姿勢が固定することになる。
このようにしてセットされたボルト31は、次の理由か
ら常に所望の芯出しが精密に実現されている。
まず、両ねじゲージ3,5の離間時に、両ねじゲージ3,5
は回転しないのて、ボルト31が回転することがない。従
って、ボルト31を両ねじゲージ3,5に螺入した位置で固
定できることになる。更に、測定部側の移動調整が不要
となるので測定作業の効率が向上する。
また、両ねじゲージ3,5を離間させることにより、ボ
ルト31の姿勢を固定している。このため、例え両ねじゲ
ージ3,5間に異物が存在しても、それを締め付けること
がない。従って、異物が両ねじゲージ3,5の軸を傾ける
ことがないので、ボルト31の芯出し精度の低下が防止で
きる。
また、ストッパ9はボルト31の螺入位置を決定した
後、レバー9dの操作によりボルト31の先端面31bから離
される。もし、ストッパ9が先端面31bに当接したまま
であると、先端面31bに傾きやひけが存在する場合に当
接圧の方向が傾き、ボルトの姿勢が変化して芯出し精度
が低下してしまう。本実施例では測定時にはストッパ9
が先端面31bから離すことができるので、芯出し精度が
低下することがない。
上記第1実施例では両ねじゲージ3,5同士を離間させ
ていたが、第3図に示す第2実施例のボルトの芯出し装
置1−2のごとく、逆に両ねじゲージ3−2,5同士を近
接させることにより、ボルト31をセットするようにして
もよい。第1実施例と異なるところは、次のごとくであ
る。即ち、ねじゲージ3−2は雄ねじ部が存在せず、外
周面はすべて滑らかな円筒面を形成している。締め付け
ナツト7−2は円盤状の衝止壁7−2aを有する。衝止壁
7−2aの中央にはボルト31が貫通できる孔部7−2bが開
口している。ガイド部材11−2は鍔部11-2aの外周面11-
2bに雄ねじ部11-2cを形成している。この雄ねじ部11-2c
と、締め付けナット7−2の雌ねじ部7−2cとが螺合可
能にされている。
従って、締め付けナツト7−2を螺入して行けばその
衝止壁7−2aがねじゲージ3−2の図左側端面に当接し
右方向の付勢力をねじゲージ3−2に与えることができ
る。このとき、ねじゲージ3−2はねじゲージ5に近接
する方向に摺動しようとする。このとき、ねじゲージ3
−2は回転していないので、第4図に示すごとく、ねじ
ゲージ3−2の雌ねじ部にあるねじ山3−2fは、ボルト
31のねじ山31dに衝止し、ボルト31に右方向の付勢力を
与える。この付勢力によりボルト31のねじ山31dは、更
にねじゲージ5の雌ねじ部にあるねじ山5fに衝止する。
このため、図矢印に示すごとくボルト31を両ねじゲージ
3−2,5が押し合う状態となる。従って、第1実施例と
同じく、ボルト31と両ねじゲージ3−2,5との間にあそ
びが存在しても、衝止面の摩擦力により、ボルト31の姿
勢が安定することになる。
このように構成された第2実施例は第1実施例と同一
の効果を生ずる。尚、両ねじゲージ3−2,5を近接させ
るので異物による芯出し精度低下が考えられる。しか
し、両ねじゲージ3−2,5間の間隙部33を、ボルト31セ
ット前に十分に確保しておけば全く問題はない。即ち、
締め付けナット7−2によるねじゲージ3−2の移動量
はきわめて僅かであり、間隙部33に異物が入ったとして
も両ねじゲージ3−2,5で締め付けることは避けられ
る。従って芯出し精度を低下させることはない。
上記各実施例では、ねじゲージとガイド部材とは円筒
面にて接触していたが、4角や6角等の角筒面にて接触
するように、ねじゲージの外周面およびガイド部材の内
周面を形成してもよい。このようにすれば、ねじゲージ
の回転を規制するための回転規制溝や回転規制ピンを設
ける必要はない。
考案の効果 本考案のボルトの芯出し装置1は、回転しないねじゲ
ージ同士を離間あるいは近接することにより、ボルトを
固定し芯出ししている。このため、ボルトをねじゲージ
に螺入した時点での位置が維持される。従って、芯出し
が簡単になり測定・加工等の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案第1実施例の部分破断図、第2図はその
2つのねじゲージとボルトとのねじ山の衝止状態の説明
図、第3図は第2実施例の部分破断図、第4図はその2
つのねじゲージとボルトとのねじ山の衝止状態の説明
図、第5図は従来の芯出し装置の説明図である。 1,1−2……ボルトの芯出し装置 3,3−2……ねじゲージ(可動側) 3e,3−2e……回転規制溝 5……ねじゲージ(固定側) 3d,3−2d,5d……雌ねじ部 7,7−2……締め付けナット(付勢力発生手段) 11,11−2……ガイド部材、11b……中心孔 11c,11-2c……回転規制ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定対象であるボルトに螺合する雌ねじ部
    を有する2つのねじゲージと、 上記雌ねじ部の軸まわりにおける上記2つのねじゲージ
    の回転を規制するとともに、両雌ねじ部の同軸状態を維
    持したまま、上記2つのねじゲージ間の相対的な移動を
    可能とするガイド部材と、 上記雌ねじ部の軸方向に沿って上記ねじゲージ同士を離
    間あるいは近接する方向へ、少なくともいずれかのねじ
    ゲージに付勢力を与える付勢力発生手段と、 を備え、上記2つのねじゲージの一方を上記ガイド部材
    に固定してなることを特徴とするボルトの芯出し装置。
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