JPS6346895Y2 - - Google Patents

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JPS6346895Y2
JPS6346895Y2 JP16493381U JP16493381U JPS6346895Y2 JP S6346895 Y2 JPS6346895 Y2 JP S6346895Y2 JP 16493381 U JP16493381 U JP 16493381U JP 16493381 U JP16493381 U JP 16493381U JP S6346895 Y2 JPS6346895 Y2 JP S6346895Y2
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support shaft
support
head
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head support
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JP16493381U
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、VTR等のヘツド支持体に装着され
た磁気ヘツドの位置を測定し微調整する際に、こ
のヘツド支持体を固定するための治具に関する。
たとえば2個の磁気ヘツドを装着したVTRの
ヘツド支持体において、これら磁気ヘツドは、互
に180゜対向した位置に正確に配置する必要があ
り、またヘツド支持体に対する姿勢、ヘツド支持
体周面に対する突出度、ヘツド支持体端面に対す
る高さ等についても所定位置に正確に設置する必
要がある。
このため上記磁気ヘツドの位置を微調整しなけ
ればならず、この際ヘツド支持体は確実に所定位
置に固定しておく必要がある。このヘツド支持体
を固定するための従来の固定治具は、たとえば受
台と押圧機構とを備えている。この受台の上端に
は平坦な受面が形成されるとともに、この受面に
は支持軸が突設されている。そして、上記ヘツド
支持体の中央に形成された孔をこの支持軸に挿入
させるとともに、このヘツド支持体を上記受面に
載せた状態でこのヘツド支持体を押圧機構によつ
て受面側に押圧して固定するようになつている。
しかしながら、このような従来の固定治具には
次のような欠点があつた。すなわち、ヘツド支持
体の中央に形成される孔の径には、加工上数ミク
ロンの誤差があり、設計上の孔径φ0、最大誤差
φとすると、実際の孔径はφ0−φからφ0+φの
値をとることになる。したがつて、ヘツド支持体
の孔を支持軸に挿入するとともにこのヘツド支持
体を確実に受面に接地させるためには、この支持
軸の径を、上記孔が実際にとり得る最小径φ0
φと同じかこれより若干小さくしなければならな
い。このため、ヘツド支持体を受面に接地させた
状態では、ヘツド支持体の孔と支持軸との間に数
ミクロン単位の隙間ができ、ヘツド支持体を支持
軸に対して正確に位置決めして固定することが困
難となり、ひいては磁気ヘツドの位置の微調整を
正確に行なうことが困難だつた。
本考案はこのような事情にもとづきなされたも
のでその目的とするところは、ヘツド支持体を支
持軸に対して正確に位置決めして固定でき、ひい
ては磁気ヘツドの位置調整を正確行なうことがで
きる固定治具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案の固定治具に
あつては、支持軸が受面に対して出没自在となつ
ていて付勢機構により突出方向に付勢されてお
り、かつこの支持軸は先端に向かうに従つて径が
小さくなるテーパ状に形成されている。そして、
ヘツド支持体は、その孔の径と一致する部位にお
いて支持軸に支持されることにより正確に位置決
めされ、さらに押圧機構により押圧されて受面に
接地した状態で固定されるようになつている。
以下、本考案に係る固定治具の一実施例を図面
を参照して説明する。
第1図はヘツド支持体としての上シリンダーを
固定する前の状態の固定治具を示している。この
固定治具は概略的に見て受台10と押圧機構20
とを備えている。この受台10は図示しない基台
等に固定されるものであり、その上端部には受部
12が形成されている。この受部12の上面は平
坦に精密加工された受面12aを構成している。
また、この受部12の平面形状は第5図に示すよ
うに後述する上シリンダー40の径とほぼ同程度
の径の円の両側を除去した様な形状となつてお
り、その両端部には上シリンダー40に装着した
磁気ヘツド41との接触を避けるための凹部12
b,12bが形成されている。第3図に示すよう
に、上記受台12には上部のスライド孔13と下
部の収納孔14とが同軸をなして形成されてい
る。上記スライド孔13内には移動体15が上下
方向にスライド可能に収納されている。この移動
体15の上端には、この移動体15と同軸をなす
支持軸16が一体に設けられている。したがつ
て、この支持軸16は受面12aに対して出没自
在になつている。ここで重要なことは、第7図に
誇張して示すように支持軸16が上端に向つて径
を小さくするようなテーパ状に形成されているこ
とである。この支持軸16の径の大きさおよびテ
ーパの傾き度合は次のようにして決定される。す
なわち、上シリンダー40の中央に形成される孔
42の径の設計値φ0、加工誤差φとした時、支
持軸16には少なくともφ0−φからφ0+φまで
径が連続して変化するような部位が存在しなけれ
ばならない。このことを考慮して支持軸16の
径、テーパが決定される。
上記受台10の下部の収納孔14内には付勢機
構としてのコイルスプリング17が収納されてい
る。このコイルスプリング17は、ばね受け板1
8a,18b間に設けられており、これらばね受
け板18a,18bは、移動体15に固定された
係止リング19aおよび収納孔14の下部周壁に
固定された係止リング19bによつてそれぞれ係
止されている。このコイルスプリング17によつ
て上記支持軸16は上方に付勢されていて受面1
2aから突出している。
次に押圧機構20について説明する。この押圧
機構20は第1図に示すように支持部材21と作
動杆22と揺動杆23と押圧部材24とを有して
いる。支持部材21は前述した受台10に固定さ
れており、第1図中右側に第1支点21a、上端
に第2支点21bを有している。この第1支点2
1aには上記作動杆22が回動可能に支持されて
いる。この作動杆22の右端には把手部22aが
形成されており、左端には後述する揺動杆23の
カム面23aに作用する作動部22bが形成され
ている。また、この作動杆22に設けられたピン
25と上記支持部材21に設けられたピン26と
の間には引張状態のコイルスプリング27が架け
られている。このコイルスプリング27は第1図
に示す状態では第1支点21aより上方に位置し
ており、このため作動杆22はX方向に付勢され
ており、このX方向の回動は作動部22bが支持
部材21に当たることによつて制止されている。
また、支持部材21の第2支点21bには揺動杆
23が回動自在に支持されている。この揺動杆2
3の右端にはカム面23aが形成されており、左
端には押圧部材24が回動自在に支持されてい
る。この揺動杆23は第2支点21bを構成する
軸に巻回された巻きばね(図示せず)によりY方
向に付勢されており、このY方向の回動はカム面
23aが作動杆22の作動部22bに当たること
によつて制止されている。
上記押圧部材24は、半円弧状をなし2つの押
え部24a,24aを有しており、この押え部2
4a,24aの下端にはそれぞれゴム板28,2
8が貼りつけられている。また、押圧部材24、
揺動杆23にはそれぞれ孔29,30が形成され
ており、これら孔29,30にはU字形の線ばね
31の両端が挿入されており、この線ばね31に
より押圧部材24の不用意な揺動が制止されてい
る。
第6図には、上記構成の固定治具によつて固定
されるVTR用ヘツド支持体としての上シリンダ
ー40を示す。この上シリンダー40の中央には
孔径φ0(設計値)の孔42が形成されており、ま
た、周縁部には互に180゜対向して磁気ヘツド4
1,41がねじ43,43により取りつけられて
いる。
次に、上記固定治具の作用について説明する。
まず、第1図に示す状態において仮想線で示すよ
うに上シリンダー40を支持軸16に取りつけ
る。この際、支持軸16は上端に向かつて小径な
テーパをなしているから、第7図に示すように上
シリンダー40はその孔42の径に合致した部位
で支持軸16に支持される。すなわち、孔42の
径が成形誤差のため若干小さく形成されている場
合には、上シリンダー40は第7図中想像線Aで
示すように支持軸16の上部で支持され、孔42
の径が大きい時には想像線Bで示すように支持軸
16の下部で支持される。このようにして、上シ
リンダー40は支持軸16に対して、がたつくこ
となく正確に位置決めされて支持される。
次に、作動杆22をスプリング17の弾性力に
抗してX′方向すなわち下方に押し下げる。する
と、この作動杆22の作動部22bが揺動杆23
のカム面23aに作用し、図示しない巻きばねの
弾性力に抗して揺動杆23をY′方向へ回動させ
る。この回動に伴つて押圧部材24の各押え部2
4aは上シリンダー40の上面に接地し、さらに
揺動杆23が回動するとコイルスプリング17の
弾性力に抗して上シリンダー40、支持軸16、
移動体15を下方に押し下げ、最終的には第2
図、第4図に示すように上シリンダー40の下面
を受面12aに接地させて固定する。
第2図、第4図に示す上シリンダー40の最終
的な固定状態について説明すると、この状態では
引張状態のコイルスプリング27は支持部材21
の第1支点21aの下方に位置しているから、作
動杆22をX′方向に付勢しており、このことに
よつて押圧部材24は上シリンダー40を下方へ
押圧でき、この上シリンダー40の受面12aへ
の接地状態を維持することができる。また、押圧
部材24は揺動杆23に対して揺動自在であるこ
とから、一対の押え部24a,24aを介して上
シリンダー40に均等な押圧力を付与でき、確実
な固定をなすことができる。また、支持軸16は
コイルスプリング17によつて上方に付勢されて
いるから、上シリンダー40の孔42に対する挿
入状態は確実に保持されている。
上述のようにして上シリンダー40を固定治具
に設置した状態で、磁気ヘツド41,41の位置
を測定するとともに微調整する。この測定システ
ムを第8図に示す。簡単に説明すると、ランプ5
0…によつて磁気ヘツド41,41を照らすとと
もにこの磁気ヘツド41,41の位置を固定のテ
レビカメラ51…でとらえ、このテレビカメラ5
1…からの信号をカメラコントローラ52…、ビ
デオアンプ53…、測定制御手段54を経てテレ
ビ55,55に表示する。このテレビ55,55
で磁気ヘツド41,41の互の配置角度、突出度
等を見ながら正しい位置になるように微調整す
る。この微調整は、たとえば磁気ヘツド41,4
1の隣接位置において上シリンダー40に形成さ
れた複数の調整用孔(図示せず)に偏心ピンを入
れ、これを回動することによつて行なう。
上記磁気ヘツド41,41の位置測定、調節の
際、上シリンダー40自体を若干回動してその位
置を微調節することが必要な場合もある。この場
合には、押圧部材24による押圧力に抗して上シ
リンダー40を強制的に回動させる。この上シリ
ンダー40の回動が可能なのは、上記押圧部材2
4からの押圧力がゴム板28,28を介して働い
ていることによる。また、この上シリンダー40
の回動は、作動杆22を第2図の位置からX方向
に回動させて押圧部材24を若干上方に移動させ
ることによつて押圧力を弱めてから行なつてもよ
い。この際、第2図に示す状態では作動杆22の
回動量に対して押圧部材24の移動量は小さいか
ら、押圧力の調節は容易に行なえる。
上述したように磁気ヘツド41,41の位置調
整が終了した後に、上シリンダー40を固定治具
から取り外す。この取り外し作業は以下のように
して行う。まず、第2図の状態から作動杆22を
X方向に回動して第1図の状態に戻し、この後支
持軸16のみをコイルスプリング17の弾性力に
抗して下方へ押し、この支持軸16と上シリンダ
ー40の孔42との挿入状態を緩め、この状態で
上シリンダー40を支持軸16から取り出す。
なお、本考案は上述した実施例に制約されず
種々の態様が可能である。
たとえば上記実施例では支持軸の径は軸方向に
対して直線的に変化するが、曲線的に変化しても
よい。
また、支持軸を弾性的に付勢する付勢機構はコ
イルスプリングに限らず他の構成であつてもよ
い。
さらに押圧機構はエアシリンダ等であつてもよ
い。
以上説明したように本考案の固定治具にあつて
は、先端に向かつて径の小さなテーパ状に形成さ
れた支持軸を受台の受面に対して出没自在に配置
し、この支持軸を付勢機構により弾性的に付勢
し、この支持軸に挿入されたヘツド支持体を、押
圧機構により上記付勢機構の付勢力に抗して受面
に接地させて固定するようにしたものである。し
たがつて、ヘツド支持体の孔の径に成形誤差があ
つても、支持軸がテーパをなしているためこの孔
に支持軸を隙間なく挿入でき、これによりヘツド
支持体を確実に位置決めでき、ひいては磁気ヘツ
ドの位置の測定、微調整を正確に行なうことがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はヘツド支持体設置前の状態の固定治具を示す側
面図、第2図はヘツド支持体の設置後の状態の固
定治具を示す側面図、第3図は第1図中−線
に沿う断面図、第4図は第2図中−線に沿う
断面図、第5図は受台の平面図、第6図はヘツド
支持体の下面図、第7図は支持軸のテーパを誇張
して示す図、第8図は磁気ヘツドの位置測定のた
めのシステムブロツク図である。 10……受台、12a……受面、16……支持
軸、17……コイルスプリング(付勢機構)、2
0……押圧機構、40……上シリンダー(ヘツド
支持体)、41……磁気ヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ヘツド支持体に装着された磁気ヘツドの位置を
    調整する際に使用されるヘツド支持体の固定治具
    において、 (イ) 平坦な受面を有する受台と、 (ロ) 先端に向かつて小径となるテーパ状に形成さ
    れるとともに、上記受面に対して出没自在に配
    置される支持軸と、 (ハ) 上記支持軸を突出方向へ弾性的に付勢する付
    勢機構と、 (ニ) 中央の孔に上記支持軸を挿入させることによ
    つて支持されたヘツド支持体を、上記付勢機構
    の弾性力に抗して押圧することによつて、上記
    受面に接地させる押圧機構 とを具備したことを特徴とする磁気ヘツドの位置
    調整の際に使用されるヘツド支持体の固定治具。
JP16493381U 1981-11-06 1981-11-06 磁気ヘツドの位置調整の際に使用されるヘツド支持体の固定治具 Granted JPS5872723U (ja)

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JPS5872723U JPS5872723U (ja) 1983-05-17
JPS6346895Y2 true JPS6346895Y2 (ja) 1988-12-05

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