JPH04358315A - 回転ヘッド装置 - Google Patents
回転ヘッド装置Info
- Publication number
- JPH04358315A JPH04358315A JP3133123A JP13312391A JPH04358315A JP H04358315 A JPH04358315 A JP H04358315A JP 3133123 A JP3133123 A JP 3133123A JP 13312391 A JP13312391 A JP 13312391A JP H04358315 A JPH04358315 A JP H04358315A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- tip
- fixed
- base
- drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 10
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001012 protector Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/52—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
- G11B5/53—Disposition or mounting of heads on rotating support
- G11B5/531—Disposition of more than one recording or reproducing head on support rotating cyclically around an axis
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータを内蔵したヘ
リカルスキャン方式の回転ヘッドドラム装置(回転ヘッ
ド装置)に関し、ペアリング調整螺子により回転体とし
ての回転ドラムの外周面より突出するヘッドの高さを微
調整自在にした回転ヘッド装置に係わる。
リカルスキャン方式の回転ヘッドドラム装置(回転ヘッ
ド装置)に関し、ペアリング調整螺子により回転体とし
ての回転ドラムの外周面より突出するヘッドの高さを微
調整自在にした回転ヘッド装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置としてのVTR(ビデ
オテープレコーダ)には、ビデオ信号を記録するヘッド
チップを有した回転ドラムをテープ走行方向より少し傾
けて配置し、回転させながらテープ上に斜めのパターン
で記録するヘリカルスキャン方式の回転ヘッドドラム装
置が用いられている。これを、図4によって具体的に説
明すると、1は回転ヘッドドラム装置(回転ヘッド装置
)であり、磁気記録再生可能な8ミリVTRに用いられ
るものである。この回転ヘッドドラム装置1は、外周面
10aにヘッド16を所定量突出させた上回転ドラム(
回転体)10と、この上回転ドラム10を円柱状の固定
軸21に嵌合された一対のボールベアリング22,22
を介して回転自在に支持する固定ドラムとしての下固定
ドラム20と、上記上回転ドラム10の上面側に固定さ
れたロータ31及び上記固定軸21の上端に固定されて
該ロータ31に所定クリアランス有して対峙するステー
タ35から成るモータ30と、記録時に回転しているヘ
ッド16へビデオ信号を供給すると共に再生時に再生信
号を取り出す、上記上回転ドラム10に固定されたロー
タ側及び下固定ドラム20に固定されたステータ側の各
トランス41,42から成る回転トランス40とで大略
構成されている。
オテープレコーダ)には、ビデオ信号を記録するヘッド
チップを有した回転ドラムをテープ走行方向より少し傾
けて配置し、回転させながらテープ上に斜めのパターン
で記録するヘリカルスキャン方式の回転ヘッドドラム装
置が用いられている。これを、図4によって具体的に説
明すると、1は回転ヘッドドラム装置(回転ヘッド装置
)であり、磁気記録再生可能な8ミリVTRに用いられ
るものである。この回転ヘッドドラム装置1は、外周面
10aにヘッド16を所定量突出させた上回転ドラム(
回転体)10と、この上回転ドラム10を円柱状の固定
軸21に嵌合された一対のボールベアリング22,22
を介して回転自在に支持する固定ドラムとしての下固定
ドラム20と、上記上回転ドラム10の上面側に固定さ
れたロータ31及び上記固定軸21の上端に固定されて
該ロータ31に所定クリアランス有して対峙するステー
タ35から成るモータ30と、記録時に回転しているヘ
ッド16へビデオ信号を供給すると共に再生時に再生信
号を取り出す、上記上回転ドラム10に固定されたロー
タ側及び下固定ドラム20に固定されたステータ側の各
トランス41,42から成る回転トランス40とで大略
構成されている。
【0003】上記上回転ドラム10は有底の円筒状に形
成してあり、上記一対のボールベアリング22,22の
外周面に嵌合された略円筒状のフランジ12にボルト1
3を介して固定することにより固定軸21に対して回転
自在になっている。また、上記上回転ドラム10の底部
11の下面11aには止め螺子14を介してヘッドベー
ス15の基部を固定してある。このヘッドベース15の
先端側の上面に上記チップ状のヘッド16を接着剤等に
より固着してある。このヘッド16は上記上回転ドラム
10の底部11に形成された開口凹部11c内に収納さ
れて該上回転ドラム10の外周面10aに所定量突出し
ている。上記ベースヘッド15の中央は上記上回転ドラ
ム10の底部11に螺合されたペアリング調整螺子とし
ての押し螺子17により下側に押圧自在にされてヘッド
高さ調整自在になっている。そして、上記ヘッド16と
ロータ側の回転トランス41とは上記フランジ12の回
りに取付けられた端子板18の弾性変形自在なコ字型で
バネ板状の接触子19を介して電気的に接続されている
。
成してあり、上記一対のボールベアリング22,22の
外周面に嵌合された略円筒状のフランジ12にボルト1
3を介して固定することにより固定軸21に対して回転
自在になっている。また、上記上回転ドラム10の底部
11の下面11aには止め螺子14を介してヘッドベー
ス15の基部を固定してある。このヘッドベース15の
先端側の上面に上記チップ状のヘッド16を接着剤等に
より固着してある。このヘッド16は上記上回転ドラム
10の底部11に形成された開口凹部11c内に収納さ
れて該上回転ドラム10の外周面10aに所定量突出し
ている。上記ベースヘッド15の中央は上記上回転ドラ
ム10の底部11に螺合されたペアリング調整螺子とし
ての押し螺子17により下側に押圧自在にされてヘッド
高さ調整自在になっている。そして、上記ヘッド16と
ロータ側の回転トランス41とは上記フランジ12の回
りに取付けられた端子板18の弾性変形自在なコ字型で
バネ板状の接触子19を介して電気的に接続されている
。
【0004】前記モータ30のロータ(ヨーク)31は
皿状に形成してあり、上記上回転ドラム10の底部11
の上面11bにボルト33により固定してある。このロ
ータ31上には環板状のマグネット32を固着してある
。また、上記モータ30のステータ(ヨーク)35は前
記固定軸21の上端に固定された環板状のフランジ37
に止め螺子38を介して固定してある。このステータ3
5の下面に一体成形された複数相のコイル部36は上記
ロータ31のマグネット32に所定クリアランスを隔て
て対峙している。尚、図4中符号34は上回転ドラム1
0の上端内に嵌合固着されたバックヨーク、39は端子
板であり上記止め螺子38によりステータ35の上面中
央に固定してある。この端子板39にはステータ35の
配線となるフレキシブルプリント基板50をガイドプロ
テクタ51等を介して取付けてある。
皿状に形成してあり、上記上回転ドラム10の底部11
の上面11bにボルト33により固定してある。このロ
ータ31上には環板状のマグネット32を固着してある
。また、上記モータ30のステータ(ヨーク)35は前
記固定軸21の上端に固定された環板状のフランジ37
に止め螺子38を介して固定してある。このステータ3
5の下面に一体成形された複数相のコイル部36は上記
ロータ31のマグネット32に所定クリアランスを隔て
て対峙している。尚、図4中符号34は上回転ドラム1
0の上端内に嵌合固着されたバックヨーク、39は端子
板であり上記止め螺子38によりステータ35の上面中
央に固定してある。この端子板39にはステータ35の
配線となるフレキシブルプリント基板50をガイドプロ
テクタ51等を介して取付けてある。
【0005】また、前記下固定ドラム20は有底の円筒
状に形成してあり、その外周面に磁気テープ(図示せず
)を案内するテープリード部20aを形成してある。 この下固定ドラム20の底部20b上には前記ステータ
側の回転トランス42を固着してある。さらに、この下
固定ドラム20の底部20bの底面には、ピン23と端
子板24を介して回転トランス信号線用の図示しないフ
レキシブルプリント基板を固定してある。尚、前記固定
軸21は上記下固定ドラム20の底部20bの中央に形
成された孔20cに圧入等の手段により垂直に起立する
ように固定してある。
状に形成してあり、その外周面に磁気テープ(図示せず
)を案内するテープリード部20aを形成してある。 この下固定ドラム20の底部20b上には前記ステータ
側の回転トランス42を固着してある。さらに、この下
固定ドラム20の底部20bの底面には、ピン23と端
子板24を介して回転トランス信号線用の図示しないフ
レキシブルプリント基板を固定してある。尚、前記固定
軸21は上記下固定ドラム20の底部20bの中央に形
成された孔20cに圧入等の手段により垂直に起立する
ように固定してある。
【0006】そして、ペアリング調整螺子としての押し
螺子17を上回転ドラム10の底部11に形成された螺
子孔11dに螺子込むことにより、その先端17aでヘ
ッドベース15の先端側を下方に押圧し、ヘッドベース
15の先端側を止め螺子14の所から下方に撓ませてヘ
ッド高さ調整(ペアリング調整)を行っていた。
螺子17を上回転ドラム10の底部11に形成された螺
子孔11dに螺子込むことにより、その先端17aでヘ
ッドベース15の先端側を下方に押圧し、ヘッドベース
15の先端側を止め螺子14の所から下方に撓ませてヘ
ッド高さ調整(ペアリング調整)を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回転ヘッド
ドラム装置1では、図5に示すように、ヘッドベース1
5を上回転ドラム10の底部11に固定する部位である
止め螺子14の位置を支点Aとし、ヘッド16の先端1
6aの位置を作用点B、及び、押し螺子17の先端17
aの位置を力点Cとすると、上記力点Cから支点Aまで
の距離が上記作用点Bから支点Aまでの距離よりも短い
ので、力点Cでの変位量LCより作用点Bでの変位量L
Bが大きく(LB>LC)なり、高精度なペアリング調
整ができない欠点があった。即ち、上記押し螺子17の
先端17aの変位量が拡大されてヘッド16の先端16
aの変位量となるため、高精度なペアリング調整が難し
く、また、上記押し螺子17がバックラッシュや螺子部
の経時的変形等でその変位量がズレると、より大きなズ
レがヘッド16の先端16aに生じるという問題が生じ
た。
ドラム装置1では、図5に示すように、ヘッドベース1
5を上回転ドラム10の底部11に固定する部位である
止め螺子14の位置を支点Aとし、ヘッド16の先端1
6aの位置を作用点B、及び、押し螺子17の先端17
aの位置を力点Cとすると、上記力点Cから支点Aまで
の距離が上記作用点Bから支点Aまでの距離よりも短い
ので、力点Cでの変位量LCより作用点Bでの変位量L
Bが大きく(LB>LC)なり、高精度なペアリング調
整ができない欠点があった。即ち、上記押し螺子17の
先端17aの変位量が拡大されてヘッド16の先端16
aの変位量となるため、高精度なペアリング調整が難し
く、また、上記押し螺子17がバックラッシュや螺子部
の経時的変形等でその変位量がズレると、より大きなズ
レがヘッド16の先端16aに生じるという問題が生じ
た。
【0008】また、図6に示すように、ヘッドベース1
5上に異なるアジマス角をもつ2つのヘッド16,16
をマウントした所謂ダブルアジマスヘッドを用いた場合
のペアリング調整においても、前記シングルヘッドの場
合と同様の問題が生じた。
5上に異なるアジマス角をもつ2つのヘッド16,16
をマウントした所謂ダブルアジマスヘッドを用いた場合
のペアリング調整においても、前記シングルヘッドの場
合と同様の問題が生じた。
【0009】そこで、この発明は、ペアリング調整螺子
によりヘッドの高さを微調整することができると共に、
ペアリング調整螺子の螺子部に経時的変形が生じてその
変位量に変化が生じてもその影響がヘッドの先端に大き
く出ないようにする回転ヘッド装置を提供するものであ
る。
によりヘッドの高さを微調整することができると共に、
ペアリング調整螺子の螺子部に経時的変形が生じてその
変位量に変化が生じてもその影響がヘッドの先端に大き
く出ないようにする回転ヘッド装置を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】ヘッドを突設させたヘッ
ドベースを、回転体に上記ヘッドの先端が該回転体の外
周面より所定量突出するように固定し、上記回転体に螺
着されたペアリング調整螺子の先端で上記ヘッドベース
を押圧変形させてペアリング調整自在にした回転ヘッド
装置において、上記ペアリング調整螺子の先端から上記
ヘッドベースを回転体に固定する部位までの距離を、上
記ヘッドの先端から上記ヘッドベースを回転体に固定す
る部位までの距離よりも長くなるように形成してある。
ドベースを、回転体に上記ヘッドの先端が該回転体の外
周面より所定量突出するように固定し、上記回転体に螺
着されたペアリング調整螺子の先端で上記ヘッドベース
を押圧変形させてペアリング調整自在にした回転ヘッド
装置において、上記ペアリング調整螺子の先端から上記
ヘッドベースを回転体に固定する部位までの距離を、上
記ヘッドの先端から上記ヘッドベースを回転体に固定す
る部位までの距離よりも長くなるように形成してある。
【0011】
【作用】上記ヘッドベースを回転体に固定する部位を支
点とすると共に、上記ヘッドの先端の位置を作用点及び
上記ペアリング調整螺子の先端の位置を力点とした場合
に、上記力点から支点までの距離を上記作用点から支点
までの距離よりも長くなるようにしたので、ペアリング
調整螺子の先端の変位量よりヘッドの先端の変位量を小
さくすることができ、ペアリング調整の高精度化が図ら
れる。また、ペアリング調整螺子の螺子部に経時的変形
が生じてその先端の変化量に変化が生じても、その影響
がヘッドの先端の位置ズレとして出ることはない。
点とすると共に、上記ヘッドの先端の位置を作用点及び
上記ペアリング調整螺子の先端の位置を力点とした場合
に、上記力点から支点までの距離を上記作用点から支点
までの距離よりも長くなるようにしたので、ペアリング
調整螺子の先端の変位量よりヘッドの先端の変位量を小
さくすることができ、ペアリング調整の高精度化が図ら
れる。また、ペアリング調整螺子の螺子部に経時的変形
が生じてその先端の変化量に変化が生じても、その影響
がヘッドの先端の位置ズレとして出ることはない。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に詳述
する。尚、従来の構成と同一部分については同一符号を
付して詳細な説明を省略する。
する。尚、従来の構成と同一部分については同一符号を
付して詳細な説明を省略する。
【0013】図1において、10は8ミリVTRに用い
られる回転ヘッドドラム装置(回転ヘッド装置)1の上
回転ドラム(回転体)であり、この上回転ドラム10の
底部11の下面11aに止め螺子14を介してヘッドベ
ース15の基部側を固定してある点、このヘッドベース
15の先端側の上面にチップ状のヘッド16を接着剤等
により固着してある点、このヘッド16を上記上回転ド
ラム10の底部11に形成された開口凹部11c内に収
納させてその先端16aを該上回転ドラム10の外周面
10aから所定量突出させている点は、従来と同様であ
る。ここで、上記上回転ドラム10の底部11の下面1
1aの開口凹部11c側には逆略台形状の座ぐり穴11
eを形成してあると共に、この底部11の下面11aの
座ぐり穴11eの両側には矩形状の一対の座ぐり穴11
f,11fをそれぞれ形成してある。また、上記ヘッド
ベース15は先端側に逆Y字状のスリット15aを形成
してあると共に、このスリット15aを境にして左右に
拡がる「ハ」字状のバネ板部15b,15bを一体突出
成形してある。そして、このヘッドベース15の基部1
5cを上記止め螺子14で上回転ドラム10の底部11
の下面11aに締結固定することにより、該ヘッドベー
ス15の各バネ板部15b,15bの先端側が上記各座
ぐり穴11e,11f間の下面11aと面一の各境部1
1gに圧接固定されるようになっている。この各バネ板
部15bの先端には異なるアジマス角をもつ各ヘッド1
6を固着してある(所謂ダブルアジマスヘッドとなって
いる)と共に、該各バネ板部15bの基端部側が各押し
螺子17の先端17aに押圧されて上記各境部11gを
中心(支点A)として変形するようになっている。これ
により、上記各バネ板部15bの先端に固着されている
上記各ヘッド16の先端16aを変位させて、ヘッド高
さ調整(ペアリング調整)できるようになっている。 尚、図2はこのペアリング調整における原理説明図であ
り、上記ヘッドベース15の各バネ板部15bの先端側
を上回転ドラム10の底部11に固定する部位である各
境部11gの位置を支点Aとすると共に、上記各ヘッド
16の先端16aの位置を作用点B、及び、上記各押し
螺子17の先端17aの位置を力点Cとした場合に、上
記力点Cから支点Aまでの距離を上記作用点Bから支点
Aまでの距離よりも長くなるようにしてある。
られる回転ヘッドドラム装置(回転ヘッド装置)1の上
回転ドラム(回転体)であり、この上回転ドラム10の
底部11の下面11aに止め螺子14を介してヘッドベ
ース15の基部側を固定してある点、このヘッドベース
15の先端側の上面にチップ状のヘッド16を接着剤等
により固着してある点、このヘッド16を上記上回転ド
ラム10の底部11に形成された開口凹部11c内に収
納させてその先端16aを該上回転ドラム10の外周面
10aから所定量突出させている点は、従来と同様であ
る。ここで、上記上回転ドラム10の底部11の下面1
1aの開口凹部11c側には逆略台形状の座ぐり穴11
eを形成してあると共に、この底部11の下面11aの
座ぐり穴11eの両側には矩形状の一対の座ぐり穴11
f,11fをそれぞれ形成してある。また、上記ヘッド
ベース15は先端側に逆Y字状のスリット15aを形成
してあると共に、このスリット15aを境にして左右に
拡がる「ハ」字状のバネ板部15b,15bを一体突出
成形してある。そして、このヘッドベース15の基部1
5cを上記止め螺子14で上回転ドラム10の底部11
の下面11aに締結固定することにより、該ヘッドベー
ス15の各バネ板部15b,15bの先端側が上記各座
ぐり穴11e,11f間の下面11aと面一の各境部1
1gに圧接固定されるようになっている。この各バネ板
部15bの先端には異なるアジマス角をもつ各ヘッド1
6を固着してある(所謂ダブルアジマスヘッドとなって
いる)と共に、該各バネ板部15bの基端部側が各押し
螺子17の先端17aに押圧されて上記各境部11gを
中心(支点A)として変形するようになっている。これ
により、上記各バネ板部15bの先端に固着されている
上記各ヘッド16の先端16aを変位させて、ヘッド高
さ調整(ペアリング調整)できるようになっている。 尚、図2はこのペアリング調整における原理説明図であ
り、上記ヘッドベース15の各バネ板部15bの先端側
を上回転ドラム10の底部11に固定する部位である各
境部11gの位置を支点Aとすると共に、上記各ヘッド
16の先端16aの位置を作用点B、及び、上記各押し
螺子17の先端17aの位置を力点Cとした場合に、上
記力点Cから支点Aまでの距離を上記作用点Bから支点
Aまでの距離よりも長くなるようにしてある。
【0014】以上実施例の回転ヘッドドラム装置1によ
れば、上回転ドラム10の外周面10aより各先端16
aが所定量突出する各ヘッド16の位置調整手順として
、まず、各ヘッド16の角度割りやRバランス・つき出
し量を調整して止め螺子14にてヘッドベース15を上
回転ドラム10の底部11の下面11aに締結固定する
。その上でヘッド高さ調整を行う。このペアリング調整
では、各押し螺子17でヘッドベース15の各バネ板部
15bの基端部を下方に押圧して変形させることにより
行う。この各バネ板部15bの基端部が下方に撓むと、
該各バネ板部15bの先端側が上方に撓む。これにより
、この各バネ板部15bの先端に固着されている各ヘッ
ド16の先端16aが上動して、各ヘッド16の高さが
調整される。
れば、上回転ドラム10の外周面10aより各先端16
aが所定量突出する各ヘッド16の位置調整手順として
、まず、各ヘッド16の角度割りやRバランス・つき出
し量を調整して止め螺子14にてヘッドベース15を上
回転ドラム10の底部11の下面11aに締結固定する
。その上でヘッド高さ調整を行う。このペアリング調整
では、各押し螺子17でヘッドベース15の各バネ板部
15bの基端部を下方に押圧して変形させることにより
行う。この各バネ板部15bの基端部が下方に撓むと、
該各バネ板部15bの先端側が上方に撓む。これにより
、この各バネ板部15bの先端に固着されている各ヘッ
ド16の先端16aが上動して、各ヘッド16の高さが
調整される。
【0015】図2に示すように、上記ヘッドベース15
の各バネ板部15bの先端側を上回転ドラム10の底部
11に固定する部位である各境部11gの位置を支点A
、上記各ヘッド16の先端16aの位置を作用点B、上
記各押し螺子17の先端17aの位置を力点Cとした場
合に、上記力点Cから支点Aまでの距離を上記作用点B
から支点Aまでの距離よりも長くしてあるので、各押し
螺子17の先端17aの変位量LCに対して各ヘッド1
6の先端16aの変位量LBを少なくする(LB<LC
)ことができる。これにより、ヘッド高さの微小量変位
調整(数μm程度)が可能となり、ペアリング調整の高
精度化を図ることができる。また、各押し螺子17の螺
子部に経時的変形等が生じてその先端17aの変位量に
変化が生じても、その影響が各ヘッド16の先端16a
の位置ズレとして大きく出ることはなく、経時的にも高
精度なペアリング調整状態を維持することができる。
の各バネ板部15bの先端側を上回転ドラム10の底部
11に固定する部位である各境部11gの位置を支点A
、上記各ヘッド16の先端16aの位置を作用点B、上
記各押し螺子17の先端17aの位置を力点Cとした場
合に、上記力点Cから支点Aまでの距離を上記作用点B
から支点Aまでの距離よりも長くしてあるので、各押し
螺子17の先端17aの変位量LCに対して各ヘッド1
6の先端16aの変位量LBを少なくする(LB<LC
)ことができる。これにより、ヘッド高さの微小量変位
調整(数μm程度)が可能となり、ペアリング調整の高
精度化を図ることができる。また、各押し螺子17の螺
子部に経時的変形等が生じてその先端17aの変位量に
変化が生じても、その影響が各ヘッド16の先端16a
の位置ズレとして大きく出ることはなく、経時的にも高
精度なペアリング調整状態を維持することができる。
【0016】尚、前記実施例によれば、下側の固定ドラ
ムに対して回転する回転体として上ドラムを用いた回転
ヘッドドラム装置について説明したが、回転体としてデ
ィスクを用いる所謂プロペラ型の回転ヘッド装置に適用
してもよい。
ムに対して回転する回転体として上ドラムを用いた回転
ヘッドドラム装置について説明したが、回転体としてデ
ィスクを用いる所謂プロペラ型の回転ヘッド装置に適用
してもよい。
【0017】また、前記実施例では、ヘッドベースを上
回転ドラムの底部の下面に固定する部位(支点A)を、
ヘッドの先端の位置(作用点B)とペアリング調整螺子
の先端の位置(力点C)の間に設けたが、図3に示す他
の態様のペアリング調整の原理説明図のように、ヘッド
ベースを上回転ドラムの底部に固定する部位(支点A)
とペアリング調整螺子の先端の位置(力点C)の間に、
ヘッドの先端の位置(作用点B)を設けて、ペアリング
調整螺子の先端の変位量に対してヘッドの先端の変位量
を少なくするようにしても、前記実施例と同様の作用,
効果を奏することができる。
回転ドラムの底部の下面に固定する部位(支点A)を、
ヘッドの先端の位置(作用点B)とペアリング調整螺子
の先端の位置(力点C)の間に設けたが、図3に示す他
の態様のペアリング調整の原理説明図のように、ヘッド
ベースを上回転ドラムの底部に固定する部位(支点A)
とペアリング調整螺子の先端の位置(力点C)の間に、
ヘッドの先端の位置(作用点B)を設けて、ペアリング
調整螺子の先端の変位量に対してヘッドの先端の変位量
を少なくするようにしても、前記実施例と同様の作用,
効果を奏することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ヘッ
ドを突設させたヘッドベースを、回転体に上記ヘッドの
先端が該回転体の外周面より所定量突出するように固定
し、上記回転体に螺着されたペアリング調整螺子の先端
で上記ヘッドベースを押圧変形させてペアリング調整自
在にした回転ヘッド装置において、上記ペアリング調整
螺子の先端から上記ヘッドベースを回転体に固定する部
位までの距離を、上記ヘッドの先端から上記ヘッドベー
スを回転体に固定する部位までの距離よりも長くなるよ
うに形成したので、上記ペアリング調整螺子の先端の変
位量よりヘッドの先端の変位量を少なくすることができ
、ペアリング調整の高精度化を図ることができる。また
、上記ペアリング調整螺子の螺子部に経時的変形等が生
じてその先端の変位量に変化が生じても、その影響がヘ
ッドの先端の位置ズレとして大きく出ることはなく、経
時的にも高精度なペアリング調整状態を維持することが
できる。
ドを突設させたヘッドベースを、回転体に上記ヘッドの
先端が該回転体の外周面より所定量突出するように固定
し、上記回転体に螺着されたペアリング調整螺子の先端
で上記ヘッドベースを押圧変形させてペアリング調整自
在にした回転ヘッド装置において、上記ペアリング調整
螺子の先端から上記ヘッドベースを回転体に固定する部
位までの距離を、上記ヘッドの先端から上記ヘッドベー
スを回転体に固定する部位までの距離よりも長くなるよ
うに形成したので、上記ペアリング調整螺子の先端の変
位量よりヘッドの先端の変位量を少なくすることができ
、ペアリング調整の高精度化を図ることができる。また
、上記ペアリング調整螺子の螺子部に経時的変形等が生
じてその先端の変位量に変化が生じても、その影響がヘ
ッドの先端の位置ズレとして大きく出ることはなく、経
時的にも高精度なペアリング調整状態を維持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回転ヘッドドラム装
置の要部の底面図。
置の要部の底面図。
【図2】上記回転ヘッドドラム装置におけるペアリング
調整の原理説明図。
調整の原理説明図。
【図3】上記回転ヘッドドラム装置におけるペアリング
調整の他の態様の原理説明図。
調整の他の態様の原理説明図。
【図4】従来の回転ヘッドドラム装置の断面図。
【図5】従来の回転ヘッドドラム装置におけるペアリン
グ調整の原理説明図。
グ調整の原理説明図。
【図6】従来の回転ヘッドドラム装置に用いられる他の
ヘッドベースの説明図。
ヘッドベースの説明図。
1…回転ヘッドドラム装置(回転ヘッド装置)、10…
上回転ドラム(回転体)、10a…外周面、11g…境
部(ヘッドベースを回転体に固定する部位)、15…ヘ
ッドベース、16…ヘッド、16a…先端、17…押し
螺子(ペアリング調整螺子)、17a…先端。
上回転ドラム(回転体)、10a…外周面、11g…境
部(ヘッドベースを回転体に固定する部位)、15…ヘ
ッドベース、16…ヘッド、16a…先端、17…押し
螺子(ペアリング調整螺子)、17a…先端。
Claims (1)
- 【請求項1】 ヘッドを突設させたヘッドベースを、
回転体に上記ヘッドの先端が該回転体の外周面より所定
量突出するように固定し、上記回転体に螺着されたペア
リング調整螺子の先端で上記ヘッドベースを押圧変形さ
せてペアリング調整自在にした回転ヘッド装置において
、上記ペアリング調整螺子の先端から上記ヘッドベース
を回転体に固定する部位までの距離を、上記ヘッドの先
端から上記ヘッドベースを回転体に固定する部位までの
距離よりも長くなるように形成したことを特徴とする回
転ヘッド装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133123A JPH04358315A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 回転ヘッド装置 |
US08/263,006 US5424889A (en) | 1991-06-05 | 1994-06-20 | Rotary head drum arrangement |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3133123A JPH04358315A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 回転ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04358315A true JPH04358315A (ja) | 1992-12-11 |
Family
ID=15097331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3133123A Pending JPH04358315A (ja) | 1991-06-05 | 1991-06-05 | 回転ヘッド装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5424889A (ja) |
JP (1) | JPH04358315A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6588120B2 (en) * | 2000-11-29 | 2003-07-08 | Athan Corporation | Method and apparatus for aligning a drum assembly used in a video recording device |
US7100265B2 (en) * | 2000-11-29 | 2006-09-05 | Athan Corporation | Method for aligning a drum assembly used in a video recording device |
US7260884B2 (en) * | 2003-04-15 | 2007-08-28 | Athan Corporation | Method of manufacturing a drum assembly associated with video tape machine |
US20080304185A1 (en) * | 2007-06-06 | 2008-12-11 | George Athanasiou | Drum assembly associated with video tape machine |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52152711U (ja) * | 1976-05-17 | 1977-11-19 | ||
DE3121791A1 (de) * | 1981-06-02 | 1982-12-16 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Magnetkopfanordnung |
JPS5928827U (ja) * | 1982-08-13 | 1984-02-22 | 日本ビクター株式会社 | 磁気ヘツドのアジマス調整機構 |
US4658316A (en) * | 1983-01-19 | 1987-04-14 | Ricoh Company, Ltd. | Head supporting structure |
JPS603919U (ja) * | 1983-06-17 | 1985-01-12 | パイオニア株式会社 | ヘツドドラム装置 |
DE3722927A1 (de) * | 1986-07-16 | 1988-01-21 | Mitsubishi Electric Corp | Kopftrommelanordnung |
AT388823B (de) * | 1986-12-10 | 1989-09-11 | Philips Nv | Verfahren zum justieren der spalte von zwei auf einer kopfscheibe angeordneten magnetkoepfen und kopfscheibe mit zwei auf ihr angeordneten magnetkoepfen |
JP2718137B2 (ja) * | 1989-01-31 | 1998-02-25 | ソニー株式会社 | 磁気ヘッド |
JPH0346114A (ja) * | 1989-07-13 | 1991-02-27 | Canon Inc | 磁気記録再生装置 |
JPH03295012A (ja) * | 1990-04-13 | 1991-12-26 | Sony Corp | ヘッド装置 |
-
1991
- 1991-06-05 JP JP3133123A patent/JPH04358315A/ja active Pending
-
1994
- 1994-06-20 US US08/263,006 patent/US5424889A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5424889A (en) | 1995-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS647466Y2 (ja) | ||
JPH04358315A (ja) | 回転ヘッド装置 | |
JPH0516687Y2 (ja) | ||
JPH05174343A (ja) | 回転ヘッド装置 | |
JPH04349211A (ja) | 回転ヘッド装置 | |
JPH0636247A (ja) | 回転ヘッド装置 | |
JPH0528447A (ja) | 回転ヘツド装置 | |
JPH05174342A (ja) | 回転ヘッド装置 | |
JP2917421B2 (ja) | 回転ヘッド装置 | |
KR920006996Y1 (ko) | 카세트식 테이프 레코더용 헤드 주변기구 | |
KR0136479Y1 (ko) | 회전 헤드드럼 | |
JPH0538466Y2 (ja) | ||
JPH04358314A (ja) | 回転ヘッド装置 | |
JPH0441471Y2 (ja) | ||
JPS6349861Y2 (ja) | ||
JPH0237181Y2 (ja) | ||
KR910003399Y1 (ko) | 테이프레코오더의 자기헤드장치 | |
JPH0728621Y2 (ja) | ディスク装置 | |
JPH0693294B2 (ja) | 回転ヘツド装置 | |
JPS6323787Y2 (ja) | ||
KR920005443Y1 (ko) | 카세트식 테이프 레코더용 헤드 주변기구 | |
JPH0739073Y2 (ja) | 回転ヘッドドラム装置 | |
JPH0441443Y2 (ja) | ||
JPH035909A (ja) | 磁気ヘッド高さ調整機構 | |
JPH10275316A (ja) | 磁気記録再生装置 |