JP2917421B2 - 回転ヘッド装置 - Google Patents
回転ヘッド装置Info
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- JP2917421B2 JP2917421B2 JP14660690A JP14660690A JP2917421B2 JP 2917421 B2 JP2917421 B2 JP 2917421B2 JP 14660690 A JP14660690 A JP 14660690A JP 14660690 A JP14660690 A JP 14660690A JP 2917421 B2 JP2917421 B2 JP 2917421B2
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- Japan
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- pairing
- head
- rotating body
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ペアリングの微調整を自在とした回転ヘ
ッド装置に関する。
ッド装置に関する。
[発明の概要] この発明は、一端にヘッドを固着したヘッドベースの
他端側を回転体に上記ヘッドが該回転体の外周面より所
定量突出するように固定する一方、上記ヘッドベースの
一端側を上記回転体に螺合したペアリング調整螺子の先
端部で押圧させてペアリング調整自在にした回転ヘッド
装置において、 上記回転体の外周面近傍に開放された突起部を形成
し、当該突起部の肉厚を回転体の他の部分より薄肉に形
成し、突起部に上記ペアリング調整螺子を螺合したこと
により、 ペアリングの微調整を容易且つ高精度に行うことがで
きるようにしたものである。
他端側を回転体に上記ヘッドが該回転体の外周面より所
定量突出するように固定する一方、上記ヘッドベースの
一端側を上記回転体に螺合したペアリング調整螺子の先
端部で押圧させてペアリング調整自在にした回転ヘッド
装置において、 上記回転体の外周面近傍に開放された突起部を形成
し、当該突起部の肉厚を回転体の他の部分より薄肉に形
成し、突起部に上記ペアリング調整螺子を螺合したこと
により、 ペアリングの微調整を容易且つ高精度に行うことがで
きるようにしたものである。
[従来の技術] 例えば、VTRには、ビデオ信号を記録するビデオヘッ
ドを有する回転体をテープ走行方向より少し傾けて配置
し、回転させながらテープ上に斜めのパターンを記録す
るヘリカルスキャン方式の回転ヘッド装置が一般的に用
いられている。これを、第6,7図によって具体的に説明
すると、回転ヘッド装置20の上ドラム(回転体)21の底
部には、一端にチップ状のヘッド23を接着剤等により固
着したヘッドベース22の他端側を螺子24を介して固定し
てある。これにより、ヘッド23は上ドラム21の外周面よ
り所定量突出するようになっている。また、上記ヘッド
ベース22の一端側には上記上ドラム21の底部に該底部内
の上方よりペアリング調整螺子25を螺合してある。そし
て、該ペアリング調整螺子25の螺子込みによりその先端
でヘッドベース22の一端側を下方に押圧させて、該ヘッ
ドベース22を螺子24の所から下方向に撓ませてペアンリ
ングの調整を行うようになっている。
ドを有する回転体をテープ走行方向より少し傾けて配置
し、回転させながらテープ上に斜めのパターンを記録す
るヘリカルスキャン方式の回転ヘッド装置が一般的に用
いられている。これを、第6,7図によって具体的に説明
すると、回転ヘッド装置20の上ドラム(回転体)21の底
部には、一端にチップ状のヘッド23を接着剤等により固
着したヘッドベース22の他端側を螺子24を介して固定し
てある。これにより、ヘッド23は上ドラム21の外周面よ
り所定量突出するようになっている。また、上記ヘッド
ベース22の一端側には上記上ドラム21の底部に該底部内
の上方よりペアリング調整螺子25を螺合してある。そし
て、該ペアリング調整螺子25の螺子込みによりその先端
でヘッドベース22の一端側を下方に押圧させて、該ヘッ
ドベース22を螺子24の所から下方向に撓ませてペアンリ
ングの調整を行うようになっている。
[発明が解決しようとする課題] 近年、記録密度の向上とともに狭トラック化が要求さ
れているが、上記従来の回転ヘッド装置20のペアリング
の調整では、ペアリング調整螺子25の螺子込み量(回転
角)に対しヘッドベース22のみが弾性変形して、ヘッド
23の移動量が大きいため、ペアリングの微調整が難しか
った。
れているが、上記従来の回転ヘッド装置20のペアリング
の調整では、ペアリング調整螺子25の螺子込み量(回転
角)に対しヘッドベース22のみが弾性変形して、ヘッド
23の移動量が大きいため、ペアリングの微調整が難しか
った。
そこで、この発明は、ペアリングの微調整の容易化,
高精度化を図ることができる回転ヘッド装置を提供する
ものである。
高精度化を図ることができる回転ヘッド装置を提供する
ものである。
[課題を解決するための手段] 一端にヘッドを固着したヘッドベースの他端側を回転
体に上記ヘッドが該回転体の外周面より所定量突出する
ように固定する一方、上記ヘッドベースの一端側を上記
回転体に螺合したペアリング調整螺子の先端部で押圧さ
せてペアリング調整自在にした回転ヘッド装置におい
て、外周面近傍に開放された突起部を形成し、当該突起
部の肉厚を回転体の他の部分より薄肉に形成し、突起部
に上記ペアリング調整螺子を螺合してある。
体に上記ヘッドが該回転体の外周面より所定量突出する
ように固定する一方、上記ヘッドベースの一端側を上記
回転体に螺合したペアリング調整螺子の先端部で押圧さ
せてペアリング調整自在にした回転ヘッド装置におい
て、外周面近傍に開放された突起部を形成し、当該突起
部の肉厚を回転体の他の部分より薄肉に形成し、突起部
に上記ペアリング調整螺子を螺合してある。
[作用] 回転体の薄肉部にペアリング調整螺子を螺合させ、該
ペアリング調整螺子のヘッドベース押圧時に上記薄肉部
とヘッドベースが共に弾性変形して、ペアリング調整螺
子の螺子込み量(回転角)に対しヘッドの上下方向の移
動量が従来より小さくなるので、ペアリングの微調整が
容易かつ高精度に行われる。
ペアリング調整螺子のヘッドベース押圧時に上記薄肉部
とヘッドベースが共に弾性変形して、ペアリング調整螺
子の螺子込み量(回転角)に対しヘッドの上下方向の移
動量が従来より小さくなるので、ペアリングの微調整が
容易かつ高精度に行われる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面と共に詳述する。
第1,2図において、1はVTRに用いられる所謂プロベラ
型の回転ヘッド装置であり、上,下の固定ドラム2,3
と、この上,下固定ドラム2,3間に回転自在に配設され
た回転ディスク(回転体)4とで大略構成されている。
この回転ディスク4の周縁(一端)には突起部4aを一体
突出成形してある。この突起部4aは回転ディスク4の本
体より薄肉の薄肉部に形成してあると共に、後述するヘ
ッドベース5の剛性と略同じ剛性になっている。この回
転ディスク4の底面周縁部の突起部4a基端部側の真下に
は、一端にチップ状のヘッド6を接着剤等で固着した略
矩形板状のヘッドベース5の他端側を上記ヘッド6が上
記上,下固定ドラム2,3の外周面より所定量突出するよ
うに止め螺子7により固定してある。そして、上記突起
部4aの先端側には、ペアリング調整螺子8を上側より螺
合してある。このペアリング調整螺子8の先端部8aが該
ペアリング調整螺子8の螺子込みによりヘッドベース5
の上面を押圧して該ヘッドベース5を下方向に撓ませて
ペアリングの微調整が行われるようにしてある。
型の回転ヘッド装置であり、上,下の固定ドラム2,3
と、この上,下固定ドラム2,3間に回転自在に配設され
た回転ディスク(回転体)4とで大略構成されている。
この回転ディスク4の周縁(一端)には突起部4aを一体
突出成形してある。この突起部4aは回転ディスク4の本
体より薄肉の薄肉部に形成してあると共に、後述するヘ
ッドベース5の剛性と略同じ剛性になっている。この回
転ディスク4の底面周縁部の突起部4a基端部側の真下に
は、一端にチップ状のヘッド6を接着剤等で固着した略
矩形板状のヘッドベース5の他端側を上記ヘッド6が上
記上,下固定ドラム2,3の外周面より所定量突出するよ
うに止め螺子7により固定してある。そして、上記突起
部4aの先端側には、ペアリング調整螺子8を上側より螺
合してある。このペアリング調整螺子8の先端部8aが該
ペアリング調整螺子8の螺子込みによりヘッドベース5
の上面を押圧して該ヘッドベース5を下方向に撓ませて
ペアリングの微調整が行われるようにしてある。
以上実施例の回転ヘッド装置1によれば、ヘッド6の
ペアリングの微調整を行う場合、回転ディスク4の突起
部4aに螺合したペアリング調整螺子8を螺子込むことに
より行う。第3図はペアリングの微調整前の状態を示
す。この状態からペアリング調整螺子8を螺子込むと、
従来のものはヘッドベースのみが弾性変形していたが、
第4図に示すように、本実施例では突起部4aもヘッドベ
ース5と共に止め螺子7の所から上方に弾性変形した撓
むので、ペアリング調整螺子8の螺子込み量に対し、ヘ
ッド6の下方向の移動量は小さく鈍感となり、ペアリン
グの微調整を容易に行うことができると共に、高精度に
行うことができる。
ペアリングの微調整を行う場合、回転ディスク4の突起
部4aに螺合したペアリング調整螺子8を螺子込むことに
より行う。第3図はペアリングの微調整前の状態を示
す。この状態からペアリング調整螺子8を螺子込むと、
従来のものはヘッドベースのみが弾性変形していたが、
第4図に示すように、本実施例では突起部4aもヘッドベ
ース5と共に止め螺子7の所から上方に弾性変形した撓
むので、ペアリング調整螺子8の螺子込み量に対し、ヘ
ッド6の下方向の移動量は小さく鈍感となり、ペアリン
グの微調整を容易に行うことができると共に、高精度に
行うことができる。
尚、前記実施例によれば、プロペラ型の回転ヘッド装
置1に付いて説明したが、これに限られず、第5図に示
すように、固定の下ドラム(図示省略)に対して回転自
在に設けられた上ドラム(回転体)4′を有する回転ヘ
ッド装置1′にも適用できる。この場合には、上ドラム
4′の底部に凹字形の切欠部4bを形成し、この切欠部4b
で形成された突起部(薄肉部)4a′の肉厚を他の部分の
上ドラム4′の底部の肉厚より薄肉に形成してある。そ
して、この突起部4a′に前記実施例と同様に一端にヘッ
ド6を固着したヘッドベース5の他端側を止め螺子7に
より固定させて前記実施例と同様の作用効果を奏するよ
うになっている。他の構成は前記実施例と同様であるの
で同一符号を付して説明を省略する。
置1に付いて説明したが、これに限られず、第5図に示
すように、固定の下ドラム(図示省略)に対して回転自
在に設けられた上ドラム(回転体)4′を有する回転ヘ
ッド装置1′にも適用できる。この場合には、上ドラム
4′の底部に凹字形の切欠部4bを形成し、この切欠部4b
で形成された突起部(薄肉部)4a′の肉厚を他の部分の
上ドラム4′の底部の肉厚より薄肉に形成してある。そ
して、この突起部4a′に前記実施例と同様に一端にヘッ
ド6を固着したヘッドベース5の他端側を止め螺子7に
より固定させて前記実施例と同様の作用効果を奏するよ
うになっている。他の構成は前記実施例と同様であるの
で同一符号を付して説明を省略する。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、回転体の外周面近
傍に他の部分よりも薄肉の開放された突起部を形成し、
当該突起部にペアリング調整螺子を螺合させ、該ペアリ
ング調整螺子の螺子込みによるヘッドベース押圧時に上
記薄肉部とヘッドベースが共に弾性変形して撓み、ペア
リング調整螺子の螺子込み量に対しヘッドの移動量を従
来のものより小さくしたで、ペアリングの微調整を容易
かつ高精度に行うことができる。
傍に他の部分よりも薄肉の開放された突起部を形成し、
当該突起部にペアリング調整螺子を螺合させ、該ペアリ
ング調整螺子の螺子込みによるヘッドベース押圧時に上
記薄肉部とヘッドベースが共に弾性変形して撓み、ペア
リング調整螺子の螺子込み量に対しヘッドの移動量を従
来のものより小さくしたで、ペアリングの微調整を容易
かつ高精度に行うことができる。
第1図はこの発明の実施例を示す回転ヘッド装置の断面
図、第2図は同装置の底面図、第3図は同装置のペアリ
ング微調整前の要部の断面図、第4図は同装置のペアリ
ング微調整後の要部の断面図、第5図は他の実施例の底
面図、第6図は従来例の断面図、第7図は従来例の底面
図である。 1,1′……回転ヘッド装置、4……回転ディスク(回転
体)、4′……上ドラム(回転体)、4a,4a′……突起
部(薄肉部)、5……ヘッドベース、6……ヘッド、8
……ペアリング調整螺子、8a……先端部。
図、第2図は同装置の底面図、第3図は同装置のペアリ
ング微調整前の要部の断面図、第4図は同装置のペアリ
ング微調整後の要部の断面図、第5図は他の実施例の底
面図、第6図は従来例の断面図、第7図は従来例の底面
図である。 1,1′……回転ヘッド装置、4……回転ディスク(回転
体)、4′……上ドラム(回転体)、4a,4a′……突起
部(薄肉部)、5……ヘッドベース、6……ヘッド、8
……ペアリング調整螺子、8a……先端部。
Claims (1)
- 【請求項1】一端にヘッドを固着したヘッドベースの他
端側を回転体に上記ヘッドが該回転体の外周面より所定
量突出するように固定する一方、上記ヘッドベースの一
端側を上記回転体に螺合したペアリング調整螺子の先端
部で押圧させてペアリング調整自在にした回転ヘッド装
置において、 上記回転体の外周面近傍に開放された突起部を形成し、
当該突起部の肉厚を回転体の他の部分より薄肉に形成
し、突起部に上記ペアリング調整螺子を螺合したことを
特徴とする回転ヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14660690A JP2917421B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 回転ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14660690A JP2917421B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 回転ヘッド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0440617A JPH0440617A (ja) | 1992-02-12 |
JP2917421B2 true JP2917421B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=15411535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14660690A Expired - Fee Related JP2917421B2 (ja) | 1990-06-05 | 1990-06-05 | 回転ヘッド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2917421B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-05 JP JP14660690A patent/JP2917421B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0440617A (ja) | 1992-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |