JPH073454Y2 - 磁気ヘツド調整機構 - Google Patents
磁気ヘツド調整機構Info
- Publication number
- JPH073454Y2 JPH073454Y2 JP1987044671U JP4467187U JPH073454Y2 JP H073454 Y2 JPH073454 Y2 JP H073454Y2 JP 1987044671 U JP1987044671 U JP 1987044671U JP 4467187 U JP4467187 U JP 4467187U JP H073454 Y2 JPH073454 Y2 JP H073454Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic head
- adjusting
- pedestal
- height
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はビデオテープレコーダ等の磁気ヘッドを備えた
磁気記録再生装置に関し、走行する磁気テープに対し、
より円滑に磁気ヘッドを調整する構造への改良に関す
る。
磁気記録再生装置に関し、走行する磁気テープに対し、
より円滑に磁気ヘッドを調整する構造への改良に関す
る。
〈考案の概要〉 VTR等のオーディオコントロールヘッド高さ調整に於い
て、ヘッドを取付けてある台座に、テープ走行方向に対
し、上下方向のヘッド位置（高さ）を調整するための案
内軸、及びガイドボスが貫通出来る孔を設け、且つ同案
内軸及びガイドボスを、ヘッドを走行するテープに対し
直角に位置させる為の調整（アジマス調整）を行なう各
ビステープとヘッドとの上下間の当ちを調整（チルト調
整）する為のビス及びヘッドの中心をむすぶ事によって
形成される多角形内部に存在させる事により、より円滑
なヘッド高さ調整を行なうものである。
て、ヘッドを取付けてある台座に、テープ走行方向に対
し、上下方向のヘッド位置（高さ）を調整するための案
内軸、及びガイドボスが貫通出来る孔を設け、且つ同案
内軸及びガイドボスを、ヘッドを走行するテープに対し
直角に位置させる為の調整（アジマス調整）を行なう各
ビステープとヘッドとの上下間の当ちを調整（チルト調
整）する為のビス及びヘッドの中心をむすぶ事によって
形成される多角形内部に存在させる事により、より円滑
なヘッド高さ調整を行なうものである。
〈従来技術〉 この種の従来の磁気ヘッド調整機構構造図を第３図及び
第４図に示す。
第４図に示す。
図中に於いて、磁気ヘッド１は台座２に取付けられ且つ
台座２はピン3,ビス４・5,スプリング7,テーパ先ビス６
によりアーム台座８に固定されている。アーム台座８に
ガイドボス９が取付けられ、シャフト10に挿入され、ス
プリング11によって上側にスラスト力を受け、ナット12
によって固定されている。
台座２はピン3,ビス４・5,スプリング7,テーパ先ビス６
によりアーム台座８に固定されている。アーム台座８に
ガイドボス９が取付けられ、シャフト10に挿入され、ス
プリング11によって上側にスラスト力を受け、ナット12
によって固定されている。
この時ガイドボス９はビス4,5,6と磁気ヘッド１の中心
をむすぶ事によって形成される多角形の外部に存在する
位置にある。
をむすぶ事によって形成される多角形の外部に存在する
位置にある。
ビス4,5は磁気ヘッド１を走行するテープに対し、直角
に位置させる為の調整（アジマス調整と呼ばれる）を行
なう為のものであり、又、ピン３及びテーパ先ビス６は
テープとヘッドの上下間の当りを調整する（チルト調整
と呼ばれる）為のものである。
に位置させる為の調整（アジマス調整と呼ばれる）を行
なう為のものであり、又、ピン３及びテーパ先ビス６は
テープとヘッドの上下間の当りを調整する（チルト調整
と呼ばれる）為のものである。
スプリング11は、アーム台座８に形成された突起8a及び
メインシャーシ13に設けられた切欠き13aにフックされ
ている。
メインシャーシ13に設けられた切欠き13aにフックされ
ている。
これによりアーム台座８及びそれに固定されている磁気
ヘッド１等はシャフト10を中心に回転方向（第４図中Ａ
−Ａ′方向）の力を受けテーパナット14によって規制を
受けている。
ヘッド１等はシャフト10を中心に回転方向（第４図中Ａ
−Ａ′方向）の力を受けテーパナット14によって規制を
受けている。
台座２に取付けられた磁気ヘッド１の高さ調整は、ナッ
ト12を回転させる事によりアーム台座８全体を上下に移
動させる事により行なう訳である。
ト12を回転させる事によりアーム台座８全体を上下に移
動させる事により行なう訳である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従来構造にて磁気ヘッド１の高さ調整を行なう際、ボス
９及びシャフト10間のかん合すきま（クリアランス）に
よりナット12を回転させることによる磁気ヘッド高さ調
整時、アーム台座８全体は傾きを持ち得る。このアーム
台座８の傾きにより磁気ヘッド１の位置（高さ）は高さ
調整時、磁気ヘッド１とシャフト10間のスパン（第３図
中のＬ寸法）に比例して、第３図中Ｂ−Ｂ′方向に大き
く変化しながら高さ調整される。このことにより磁気ヘ
ッド１の高さ変化の追従性が低下し磁気ヘッド１の高さ
調整に難を要するという問題点があった。
９及びシャフト10間のかん合すきま（クリアランス）に
よりナット12を回転させることによる磁気ヘッド高さ調
整時、アーム台座８全体は傾きを持ち得る。このアーム
台座８の傾きにより磁気ヘッド１の位置（高さ）は高さ
調整時、磁気ヘッド１とシャフト10間のスパン（第３図
中のＬ寸法）に比例して、第３図中Ｂ−Ｂ′方向に大き
く変化しながら高さ調整される。このことにより磁気ヘ
ッド１の高さ変化の追従性が低下し磁気ヘッド１の高さ
調整に難を要するという問題点があった。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記問題点を解決する為、磁気ヘッドの高さ
調整を行なうに必要な案内軸（シャフト）及びガイドボ
スの両者をチルト調整を行なう為のテーパ先ビス，アジ
マス調整を行なう為のビス及び磁気ヘッドの中心をむす
ぶ事によって形成される多角形の内部に存在させる事に
より、シャフトとガイドボスのクリアランスの為に発生
し得えるアーム台座の傾きによる磁気ヘッドの高さ変化
を最少限に押え、ナットを回転させる事による磁気ヘッ
ドの高さ変化の追従性を増し、より円滑な調整が行なえ
るようにしている。
調整を行なうに必要な案内軸（シャフト）及びガイドボ
スの両者をチルト調整を行なう為のテーパ先ビス，アジ
マス調整を行なう為のビス及び磁気ヘッドの中心をむす
ぶ事によって形成される多角形の内部に存在させる事に
より、シャフトとガイドボスのクリアランスの為に発生
し得えるアーム台座の傾きによる磁気ヘッドの高さ変化
を最少限に押え、ナットを回転させる事による磁気ヘッ
ドの高さ変化の追従性を増し、より円滑な調整が行なえ
るようにしている。
〈実施例〉 以下第１図及び第２図に示した実施例について説明す
る。
る。
磁気ヘッド１を取付けてある磁気ヘッド台座15には磁気
ヘッドをテープの走行方向に対し垂直な方向に調整する
為に必要な案内シャフト10及びガイドボス９が貫通可能
な孔15aが形成されている。
ヘッドをテープの走行方向に対し垂直な方向に調整する
為に必要な案内シャフト10及びガイドボス９が貫通可能
な孔15aが形成されている。
第２図同様磁気ヘッド１は台座15に取付けられ且つ台座
15はピン3,テーパ先ビス6,ビス４・5,スプリング７によ
りアーム台座16に固定されている。
15はピン3,テーパ先ビス6,ビス４・5,スプリング７によ
りアーム台座16に固定されている。
アーム台座16に取付けられたガイドボス９はアジマス調
整ビス4,5及びチルト調整を行なう為のテーパ先ビス６
及び磁気ヘッド１の中心をむすぶ事により形成される多
角形の内部に存在し、台座15に設けられた孔15aを通り
シャフト10に挿入されスプリング11によって上側にスラ
スト力を受けナット12によって固定されている。
整ビス4,5及びチルト調整を行なう為のテーパ先ビス６
及び磁気ヘッド１の中心をむすぶ事により形成される多
角形の内部に存在し、台座15に設けられた孔15aを通り
シャフト10に挿入されスプリング11によって上側にスラ
スト力を受けナット12によって固定されている。
本構造であるとガイドボス９及びシャフト10間のクリア
ランスが従来通りであり、アーム台座16全体が従来通り
の傾きを待ち得ても、磁気ヘッド１とシャフト10間のス
パン（第１図中のＬ′）が従来に対し小さく出来る事よ
り、このクリアランスの為に発生し得える磁気ヘッド１
の高さ方向（Ｂ−Ｂ′方向）の変化が従来に対しより少
となり、アーム台座16全体を上下させる事により行なう
磁気ヘッド１の高さ調整の追従性が増し、より精度の高
い磁気ヘッドの高さ調整が可能となる。
ランスが従来通りであり、アーム台座16全体が従来通り
の傾きを待ち得ても、磁気ヘッド１とシャフト10間のス
パン（第１図中のＬ′）が従来に対し小さく出来る事よ
り、このクリアランスの為に発生し得える磁気ヘッド１
の高さ方向（Ｂ−Ｂ′方向）の変化が従来に対しより少
となり、アーム台座16全体を上下させる事により行なう
磁気ヘッド１の高さ調整の追従性が増し、より精度の高
い磁気ヘッドの高さ調整が可能となる。
〈考案の効果〉 上記実施例からも明らかなように本考案の磁気ヘッド調
整機構によれば、案内軸及びガイドボスを貫通出来る孔
の位置で台座がメインシャーシに装着されることになる
ので、磁気ヘッドの位置とアジマス調整用ビス及びチル
ト調整用ビスとの位置関係に比較して、磁気ヘッドの位
置と台座のメインシャーシへの装着位置が、従来のもの
より近くなる。従って、アジマス及びチルトの調整時に
加えられる外力による磁気ヘッドの偏位を小さく抑える
ことができる。
整機構によれば、案内軸及びガイドボスを貫通出来る孔
の位置で台座がメインシャーシに装着されることになる
ので、磁気ヘッドの位置とアジマス調整用ビス及びチル
ト調整用ビスとの位置関係に比較して、磁気ヘッドの位
置と台座のメインシャーシへの装着位置が、従来のもの
より近くなる。従って、アジマス及びチルトの調整時に
加えられる外力による磁気ヘッドの偏位を小さく抑える
ことができる。
よって、本考案の磁気ヘッド調整機構によれば、より精
度アップされた磁気ヘッド調整が可能となり、又、アー
ム台座全体の面積も縮少される事より、材料削減による
コストダウンも可能となる。
度アップされた磁気ヘッド調整が可能となり、又、アー
ム台座全体の面積も縮少される事より、材料削減による
コストダウンも可能となる。
第１図は本考案の磁気ヘッド調整機構を示す側面図、第
２図は同磁気ヘッド調整機構を示す上面図、第３図は従
来の磁気ヘッド調整機構を示す側面図、第４図は同従来
の磁気ヘッド調整機構を示す上面図である。 １……磁気ヘッド、３……ピン、4,5……ビス、６……
テーパ先ビス、7,11……スプリング、９……ガイドボ
ス、10……シャフト、12……ナット、13……メインシャ
ーシ、14……テーパナット、15……磁気ヘッド台座、15
a……孔、16……アーム台座。
２図は同磁気ヘッド調整機構を示す上面図、第３図は従
来の磁気ヘッド調整機構を示す側面図、第４図は同従来
の磁気ヘッド調整機構を示す上面図である。 １……磁気ヘッド、３……ピン、4,5……ビス、６……
テーパ先ビス、7,11……スプリング、９……ガイドボ
ス、10……シャフト、12……ナット、13……メインシャ
ーシ、14……テーパナット、15……磁気ヘッド台座、15
a……孔、16……アーム台座。
Claims (1)
- 【請求項１】案内シャフトが固着されたシャーシと、前
記案内シャフトが挿通されるガイドボスが固着されたア
ーム台座と、磁気ヘッドが固着され、前記ガイドボスが
貫通する孔が設けられた磁気ヘッド台座と、前記案内シ
ャフトに嵌挿されるガイドボスの高さを調整し、ガイド
ボスに一体化された磁気ヘッドの高さを調整する調整機
構と、磁気ヘッド台座上であって、前記磁気ヘッドのテ
ープ走行面とは反対側の後方の左右２個所に設けられた
アジマス調整用ビスと、前記磁気ヘッドのテープ走行面
とは反対側で、前記磁気ヘッドの後方１個所に設けられ
たチルト調整用ビスとを有する磁気ヘッド調整機構にお
いて、 前記磁気ヘッド台座に設けられる、ガイドボスの貫通孔
は、前記２個所のアジマス調整用ビスの間で、且つ磁気
ヘッドと１個所のチルト調整用ビスとの間に設けられて
いることを特徴とする磁気ヘッド調整機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987044671U JPH073454Y2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 磁気ヘツド調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987044671U JPH073454Y2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 磁気ヘツド調整機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63153315U JPS63153315U (ja) | 1988-10-07 |
| JPH073454Y2 true JPH073454Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=30862702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987044671U Expired - Lifetime JPH073454Y2 (ja) | 1987-03-24 | 1987-03-24 | 磁気ヘツド調整機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073454Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5960733U (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-20 | 株式会社東芝 | オ−デイオコントロ−ルヘツド装置 |
-
1987
- 1987-03-24 JP JP1987044671U patent/JPH073454Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63153315U (ja) | 1988-10-07 |
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