JP2543555B2 - 回転シリンダ装置 - Google Patents

回転シリンダ装置

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JP2543555B2 JP63003797A JP379788A JP2543555B2 JP 2543555 B2 JP2543555 B2 JP 2543555B2 JP 63003797 A JP63003797 A JP 63003797A JP 379788 A JP379788 A JP 379788A JP 2543555 B2 JP2543555 B2 JP 2543555B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘリカルスキヤン方式磁気記録再生装置に
係わり、特に、中心軸を基準面に対して傾斜させ、磁気
テープを該基準面に平行に走行可能とした回転シリンダ
装置に関する。
〔従来の技術〕
ヘリカルスキヤン方式の磁気記録再生装置(以下、VT
Rという)においては、中心軸に上シリンダと下シリン
ダとが取りつけられてなる回転シリンダ装置が設けら
れ、これら上シリンダと下シリンダの外周面の所定角度
範囲にわたつて斜めに磁気テープを走行させ、回転シリ
ンダ装置に設けられた回転ヘツドによつてこの磁気テー
プを走査することにより、磁気テープへの信号記録、磁
気テープからの信号再生が行なわれる。
そして、従来のVTRの回転シリンダ装置では、たとえ
ば特開昭60−129904号公報に開示されるように、中心軸
が基準面に対して傾斜して設定され、下シリンダを固
定、上シリンダを回転可能としているものが主流をなし
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、かかる従来の回転シリンダ装置においては、
必要以上に高さが高くなるという問題があつた。すなわ
ち、第4図に示すように、シリンダ取付面15である基準
面に対して回転シリンダ装置16を傾斜して取りつけると
(VHS方式VTRでは、この傾斜角は略13゜),この回転シ
リンダ装置16の高さlは、磁気テープ14の走行路の高さ
に比べてかなり高くなり、これだけVTRを厚くしなけれ
ばならない。特に、最近では、カメラ一体型のVTRが普
及しつつあり、それには小型化、薄型化、軽量化が不可
欠な問題となつているが、この回転シリンダ装置の高さ
lがVTRの薄型化、軽量化をはばむ1つの要因となつて
いる。
また、従来の回転シリンダ装置では、ヘツドが上シリ
ンダと下シリンダとの間に設けられたデイスクもしくは
回転する上シリンダの下面に取りつけられている。この
ために、回転シリンダ装置の組立後のヘツド調整は非常
に難かしく、また、ヘツド交換する場合には、上シリン
ダを取りはずすなどの分解作業が必要となり、繁雑な作
業となつてコウトアツプをまねく1つの原因となつてい
る。
さらに、テープガイドは固定された下シリンダの外周
面に設けられるが、テープガイド板を下シリンダに取り
つけるようにすると、磁気テープが薄いため、走行する
磁気テープがこのテープガイド板と下シリンダとの間に
入り込み、磁気テープがひつかかるなどの問題が生ず
る。そこで、従来では、下シリンダに一体でテープガイ
ドを加工する手法がとられており、このために、回転シ
リンダ装置のコストが高くなつていた。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、小型、軽量
で薄型にでき、コスト低減が可能な回転シリンダ装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、基準面に対し
て傾斜して設けられる回転シリンダ装置において、上シ
リンダを固定し、下シリンダを回転できるようにし、上
シリンダの外周面の上辺がこの外周面に当接して走行す
る磁気テープの上縁に沿うように、上シリンダの上面を
形成し、かつ、上シリンダの上面に、上シリンダの外周
面より突出するようにして、上シリンダの外周面に当接
して走行する磁気テープの上縁の位置を規制するテープ
走行規制用リード板を取り付ける。
〔作用〕
固定される上シリンダは、単に磁気テープの走行を規
制する機能をもつだけでよい。このために、上シリンダ
としては、その上面を、基準面に平行に走行する磁気テ
ープの上縁に一致するように、該基準面に平行にするこ
とができ、回転シリンダ装置の高さをほぼ磁気テープの
走行路の高さに一致させることができて、回転シリンダ
装置を低くできる。また、該上シリンダの上面に、該上
シリンダの磁気テープ当接面よりも突出するように、テ
ープガイド板を設ける。これにより、シリンダのテープ
ガイド加工を不要とするし、磁気テープの上端がこのテ
ープガイド板に突き当って磁気テープの走行路規則が行
なわれるから、磁気テープがテープガイドにひつかかる
ようなこともない。さらに、上シリンダ、テープガイド
は磁気テープ規制部分を除いて取り去ることができるの
で、その取り去られた部分で下シリンダの上面に設けら
れたヘツドは露出し、したがつて、ヘツドの調整、変換
が簡単に行なえるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によつて説明する。
第1図は本発明による回転シリンダ装置の一実施例の
構成を示すものであつて、同図(a)は一部断面を示し
た正面図、同図(b)は平面図であり、1は下シリン
ダ、2は上シリンダ、3はテープ走行規制用リード板、
4はヘツド,5はモータ,6はモータケース,7はロータリト
ランス,8は固定シヤフト、9はベアリング,10はヘツド
取付用ベースである。
同図において、中心軸となる固定シヤフト8の上部に
は上シリンダ2が、下部にはモータケース6に収納され
たモータ5が夫々固定して設けられ、これら上シリンダ
2、モータ5間に、ベアリング9を介して回転可能に下
シリンダ1が設けられている。下シリンダ1の上面に
は、ヘツド4を搭載したヘツド取付用ベース10が、ヘツ
ド4が下シリンダ1と上シリンダ2との間の隙間からわ
ずかに外部に突出するように設けられている。ここで
は、1個のヘツド4のみを図示したが、複数個のヘツド
が設けられていることはいうまでもない。ヘツド4と外
部回路(図示せず)との間の信号伝送は、下シリンダ1
の上面と上シリンダ2の下面とに設けられたロータリト
ランス7を介して行なわれる。また、モータ5はモータ
ケース6内に取りつけられたステータと下シリンダ1の
下面に取りつけられたロータとからなつている。
モータ5に駆動電流が供給されると、そのロータに回
転力が生じ、下シリンダ1が回転する。これにより、ヘ
ツド4も回転する。磁気テープ(図示せず)は下シリン
ダ1と上シリンダ2の外周面所定角度範囲にわたつて当
接し、下シリンダ1の回転面に所定の角度だけ傾斜して
走行する。このために、ヘツド4は磁気テープをその長
手方向に対して斜めに走査し、この結果、第2図に示す
ように、磁気テープ11上その長手方向に対して斜めに記
録トラツク12が形成される。
ここで、固定された上シリンダ2は、単に磁気テープ
の走行規制の機能をもつだけである。このために、上シ
リンダ2の上面は、その辺部がこれに当接して走行する
磁気テープの上縁に一致するように、平面状に形成され
ており、この上面に、上シリンダ2の磁気テープ当接面
から若干突出するように、テープ走行規制用リード板3
が設けられている。このテープ走行規制用リード板3の
この突出した部分が、磁気テープが回転シリンダ装置に
当接した部分のテープガイドとして作用する。
第3図はこの実施例のVTRへの取り付け状態を示すも
のである。同図に示すように、この実施例の回転シリン
ダ装置13は、磁気テープ14がシリンダ取付面15に平行に
走行するように、固定シヤフト8(第1図)がシリンダ
取付面15に傾斜して取りつけられる。これは第4図に示
した従来例と同様であり、VHS方式VTRでは、この傾斜角
は略13゜である。この場合、回転シリンダ装置13におい
て、第1図で説明したように、上シリンダ2の上面が磁
気テープ14の上縁に一致してシリンダ取付面15に平行で
ある。したがつて、第4図に示した従来例と比較して明
らかなように、回転シリンダ装置13の高さl′は従来の
回転シリンダ装置16の高さlよりも低くなり、この分回
転シリンダ装置13が軽くなるし、また、VTRも薄型化、
小型化できる。因みに、VHS方式VTRにおいては、この実
施例での回転シリンダ装置13は従来例に比べて約15mm以
上(=l−l′)低くできる。
また、第1図において、テープ走行規制用リード板3
としては、上シリンダ2とは別途作成し、ネジ止めなど
によつて上シリンダ2の上面に取りつければよいから、
下シリンダ1,上シリンダ2の加工が従来例に比べて簡単
となり、回転シリンダ装置のコスト低減が可能となる。
さらに、テープガイドはテープ走行規制用リード板3
を上シリンダ2の磁気テープ当接面から若干突出させて
形成するものであるから、磁気テープはその上縁がこの
テープガイドに当接して走行規制され、磁気テープがテ
ープ走行規制用リード板3と上シリンダ2の上面との間
に入り込むことはなく、磁気テープのひつかかりは生じ
ない。
さらにまた、上シリンダ2,テープ走行規制用リード板
3は、磁気テープが当接する部分以外は不要なものであ
る。そこで、この不要な部分を取り除くことができる。
いま、磁気テープが下シリンダ1、上シリンダ2の外周
に略180゜の角度範囲で当接走行する方式のVTRについて
みると、第1図(b)から明らかなように、テープ走行
規制用リード板3や上シリンダ2としては、磁気テープ
が当接する部分のみからなる略半円状とすることができ
る。かかる構成によると、磁気テープが当接しない領域
で下シリンダ1の上面が外部に露出することになり、し
たがつて、この上面に取りつけられたヘツド4も露出す
ることになる。このために、下シリンダ1や上シリンダ
2などの各部品を組立てた後にヘツド4の取りつけを行
なうことができ、回転シリンダ装置の組立て後でも、こ
れを分解することなくヘツド調整、交換が可能となる。
また、上シリンダ2の上記不要部分を除いた結果、さら
に回転シリンダ装置が軽くなり、VTRの軽量化がさらに
促進される。このことと上シリンダ2の上面を磁気テー
プの上縁に平行にすることとから、この実施例では、従
来例に対して略30%の軽量化が可能となる。
なお、8ミリビデオと称する小径シリンダを用い、磁
気テープをシリンダに270゜程度巻きつけて走行させるV
TRなどの他のVTRについても、本発明は同様に適用でき
ることはいうまでもない。
〔実施例〕
以上説明したように、本発明によれば、さらにVTRの
小型薄型化、軽量化が実現できるし、シリンダにテープ
走行規制用のリード部を一体成形する必要がないから、
構造が簡単で加工がし易いシリンダを用いることができ
て、装置のコスト低減を図ることもできるし、また、ヘ
ッドの調整や交換作業の簡略化なども可能とするなど優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による回転シリンダ装置の一実施例の構
成を示すものであつて、同図(a)は一部断面を示した
正面図、同図(b)は上面図であり、第2図はこの実施
例による磁気テープのトラツクパターン図、第3図はこ
の実施例のVTRへの取り付け状態を示す図、第4図は従
来の回転シリンダ装置のVTRへの取り付け状態を示す図
である。 1……下シリンダ、2……上シリンダ、3……テープ走
行規制用リード板、4……ヘツド、8……固定シヤフト
(中心軸)、9……ベアリング、14……磁気テープ、15
……シリンダ取付面(基準面)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準面に関して傾斜した中心軸に上シリン
    ダと下シリンダとが設けられ、該上シリンダ、下シリン
    ダの外周面に所定の角度範囲にわたって当接して該基準
    面に平行に磁気テープを走行させ、該中心軸を中心に回
    転する回転ヘッドにより、該磁気テープでの信号の記
    録、再生を行なうようにしたヘリカルスキャン方式磁気
    記録再生装置であって、該上シリンダが固定され、該下
    シリンダが回転する構造を有する上固定型の回転シリン
    ダ装置において、 該上シリンダの該外周面の上辺が該外周面に当接して走
    行する該磁気テープの上縁に沿うように、該上シリンダ
    の該上面が形成され、 かつ、該上シリンダの該上面に、該上シリンダの該外周
    面より突出するようにして、該上シリンダの該外周面に
    当接して走行する該磁気テープの上縁の位置を規制する
    テープ走行規制用リード板が取り付けられていることを
    特徴とする回転シリンダ装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項において、 前記下シリンダのヘッド取付面を一部露出可能に構成し
    たことを特徴とする回転シリンダ装置。
JP63003797A 1988-01-13 1988-01-13 回転シリンダ装置 Expired - Lifetime JP2543555B2 (ja)

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JPH01182912A JPH01182912A (ja) 1989-07-20
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JPS6332704A (ja) * 1986-07-26 1988-02-12 Sony Corp 回転磁気ヘツド装置

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