JPH0734512Y2 - 回転シリンダ装置 - Google Patents

回転シリンダ装置

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JPH0734512Y2
JPH0734512Y2 JP1988067330U JP6733088U JPH0734512Y2 JP H0734512 Y2 JPH0734512 Y2 JP H0734512Y2 JP 1988067330 U JP1988067330 U JP 1988067330U JP 6733088 U JP6733088 U JP 6733088U JP H0734512 Y2 JPH0734512 Y2 JP H0734512Y2
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JP
Japan
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cylinder
rotary
rotary transformer
magnetic tape
rotary cylinder
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JP1988067330U
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JPH01170346U (ja
Inventor
浩士 中島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はビデオテープレコーダ(VTR)の回転シリンダ
装置に関する。
(ロ)従来の技術 特殊再生や高画質化を行うために、多数の磁気ヘッドが
搭載されたVTRでは磁気ヘッドの数に対応した数のロー
タリトランスが必要となる。ロータリトランスの数が増
加した場合、すべてのロータリトランスを回転シリンダ
の下面に配することは困難となり、回転シリンダ上面に
もロータリトランスを配することが行われている。
実開昭60−186503号公報(G11B5/02)には、180°の間
隔で回転シリンダに設けられる一対の磁気ヘッドを2組
備える回転シリンダ装置において、第5図の断面図に示
すように1組の磁気ヘッドが接続されるロータ側ロータ
リトランス(28a)を回転シリンダの上面に、他の組の
磁気ヘッドが接続されるロータ側ロータリトランス(29
a)を回転シリンダの下面に配しステータ側ロータリト
ランス(28b)(29b)とによりそれぞれ構成されるロー
タリトランス(28)とロータリトランス(29)との間で
クロストークが発生しない構成とする技術が示されてい
る。
第5図に示す構成では、ステータ側ロータリトランス
(28b)を支持するステータ側ロータリトランス支持板
(32)を回転シリンダ(31)と平行に保ちロータリトラ
ンス(28)のギヤップを一定とする目的でスラストベア
リング(33)が設けられているため、ステータ側ロータ
リトランス支持板(32)を支持する支持アーム(35)は
ステータ側ロータリトランス支持板(32)の回転を止め
ることができる程度のものでよく、強度をそれほど必要
としない。
しかし、第5図に示す構成では部品点数の増加等の問題
があり、回転シリンダの上面にロータリトランスを配す
る構成の回転シリンダ装置は、第6図の斜視図に示す様
な構成が一般的である。
第6図において、(2)は固定シリンダ、(3)は回転
シリンダである。(4)は回転シリンダ(3)と一体と
なつて回転するフライホイールであり、上面及び下面に
それぞれロータ側ロータリトランス(5)(6)が配さ
れている(下面に配されるロータ側ロータリトランス
(6)は図示省略)。固定シリンダ(2)にはロータ側
ロータリトランス(6)に対向して、ステータ側ロータ
リトランス(8)(図示省略)が配置されている。
(9)はステータ側ロータリトランス支持板であり、下
面にステータ側ロータリトランス(7)(図示省略)が
配されている。ステータ側ロータリトランス(7)とロ
ータ側ロータリトランス(5)により上部ロータリトラ
ンスが、ステータ側ロータリトランス(8)とロータ側
ロータリトランス(6)により下部ロータリトランスが
それぞれ構成されている。(10)はシールド板、(15)
はアンプ基板である。(1)は固定シリンダ(2)の外
周部にネジ止めされる支持アームであり、ステータ側ロ
ータリトランス支持板(9)を支持する。支持アーム
(1)は充分な強度を有するため、スラストベアリング
等を設けることなく、ステータ側ロータリトランス支持
板(9)と回転シリンダ(3)とを平行に保ち、上部ロ
ータリトランスのギヤップを一定に保持することができ
る。
(ハ)考案が解決しようとする課題 第7図は高品位VTRにおいて回転シリンダ(3)に磁気
テープ(21)がローデイングされている状態を模式的に
示す図であり、シリンダ部分には第6図に示す構成のも
のが用いられており、同一部分には同一符号を付してあ
る。図において、(F)は回転シリンダ(3)の回転方
向であり、また(E)は磁気テープ(21)の送り方向で
ある。支持アーム(1)が固定シリンダにネジにより当
接固定されている位置は磁気テープ(21)の摺接してい
ない部分である。
このような構成において、回転シリンダ(3)が高速回
転すると、回転シリンダ(3)の外周部に回転方向
(F)に沿つて空気流が発生するが、この空気流は支持
アーム(1)と回転シリンダ(3)との間で流路が狭く
なり、(A)点より吹出すように流れるため、(A)点
における空気流は非常に強いものとなる。(A)点にお
ける強い空気流が磁気テープ(21)の巻き付け開始付近
(B)に吹付けられるため、この部分において磁気テー
プ(21)がばたつき、磁気ヘッドの当たりが不安定とな
るという問題が発生することがあつた。
本考案は、回転シリンダの上面にロータリトランスを配
する回転シリンダ装置において、ステータ側ロータリト
ランスを支持する支持アーム部分で発生する強い空気流
により磁気テープに対する磁気ヘッドの当たりが不安定
となることを防いだ回転シリンダ装置を提供することを
目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、回転シリンダの上面にロータ側ロータリトラ
ンスを配し、ロータ側ロータリトランスに対向配置され
るステータ側ロータリトランスを固定シリンダ外周部に
当接固定される支持アームにより支持する構成の回転シ
リンダ装置において、支持アームの回転シリンダ及び固
定シリンダの外周部と対向する面に、磁気テープ走行路
外に空気流を案内する空気ガイドを形成することを特徴
とする。
(ホ)作用 本考案は、以上のように構成されているので、回転シリ
ンダの回転により、回転シリンダと支持アームとの間の
間隙から流出する強い空気流は空気ガイドにより磁気テ
ープ走行路外に案内される。
(ヘ)実施例 以下図面に従い本考案の一実施例について説明する。本
実施例は、高品位VTRの回転シリンダ装置に本考案を適
用するものであり、その構成は支持アーム部分以外は第
6図に示す構成と同様であり、また、磁気テープのロー
デイング状態は第7図と同様であり、全体的な構成につ
いての説明は省略する。
第1図は、本実施例における回転シリンダ装置の回転シ
リンダ、固定シリンダ、及び支持アーム部分を示す側面
図、第2図(a)は支持アームの回転シリンダ及び固定
シリンダと対向する面(内周面)より見た正面図、第2
図(b)は平面図、第2図(c)は側面図である。な
お、第1図及び第2図において、第6図及び第7図と同
一部分には同一符号を付してある。
支持アーム(1)の内周面(11)は固定シリンダ(2)
の外周面(12)より少し大きい径であり、内周面(11)
には空気ガイド(13)が形成されている。空気ガイド
(13)は図に示す様な傾斜する溝であり、端部(e)は
磁気テープ走行路より下方に設けられ、また端部(D)
は回転シリンダ(3)と同程度の高さ位置に設けられて
いる。回転シリンダ(3)は支持アーム(1)の内周面
(11)に間隙をおいて接し、高速回転することにより間
隙部分では(G)方向の空気流が発生する。この空気流
の大部分は空気ガイド(13)に沿つて端部(D)から端
部(C)に流れる。端部(C)は、磁気テープ(21)の
走行路より下方に設けられているため、流出する空気流
が磁気テープ(21)に吹付けられることがなく、磁気テ
ープ(21)にばたつきが発生することがない。よつて、
磁気ヘッドの当たりは安定する。
第3図及び第4図は磁気ヘッドによる再生エンベロープ
を模式的に示す図であり、第3図は支持アームに空気ガ
イドを設けない場合、第4図は空気ガイドを設けた場合
の再生エンベロープをそれぞれ示している。空気ガイド
を設けない場合は磁気テープが空気流によりばたつくた
め、再生エンベロープは第3図に示す様に不安定となつ
ているが、空気ガイドを設けた場合には、再生エンベロ
ープは第4図に示す様に平坦化されている。
なお、磁気テープのローデイング方式には、第7図に示
す他に、第8図に示す所謂Mローデイングと呼ばれるも
の等がある。第8図に示すローデイング方式において
も、磁気テープ(21)は(A)点における強い空気流の
影響を受けるため、支持アームに本考案による空気ガイ
ドを設けることにより、磁気テープに対する磁気ヘッド
の当たりを改善することができる。また、本実施例は、
回転シリンダの回転速度が大きいこと等より得られる効
果が大きい高品位VTRに、本考案を適用した場合につい
て説明したが、VHS方式等の他のVTRに対しても本考案を
適用できることはいうまでもない。
(ト)考案の効果 以上に述べたように、本考案によれば、支持アーム部分
で発生する強い空気流により、磁気テープの回転シリン
ダへの巻き付け開始付近におけるばたつきが発生するこ
とがなく、磁気テープに対する磁気ヘッドの当たりが安
定し、その効果は大である。また案内ガイドを溝で形成
したために材料面でのコスト削減が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例における回転シリンダ装置の側面図、第
2図(a)は支持アームの正面図、第2図(b)は平面
図、第2図(c)は側面図、第3図及び第4図は再生エ
ンベロープを模式的に示す図である。第5図及び第6図
は従来技術に係り、回転シリンダの上面及び下面にそれ
ぞれロータリトランスを配する構成の回転シリンダ装置
を示す図である。第7図及び第8図は、磁気テープのロ
ーデイングを示す図である。 (1)…支持アーム、(2)…固定シリンダ、(3)…
回転シリンダ、(5)…ロータ側ロータリトランス、
(13)…空気ガイド、(21)…磁気テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定シリンダに対向配置され回転する回転
    シリンダと、該回転シリンダ上面に配置され一体となっ
    て回転するロータ側ロータリトランスと、該ロータ側ロ
    ータリトランスの上面に対向配置されるステータ側ロー
    タリトランスと、該ステータ側ロータリトランスを支持
    し、前記固定シリンダ外周部に当接固定される支持アー
    ムとを備える回転シリンダ装置において、 前記支持アームの前記回転シリンダ及び前記固定シリン
    ダの外周部と対向する面に、磁気テープ走行路より下方
    に位置する一端から回転シリンダと同程度の高さに位置
    する他端にかけて傾斜する溝状の案内ガイドを形成し
    て、磁気テープ走行路外に空気流を案内することを特徴
    とする回転シリンダ装置。
JP1988067330U 1988-05-20 1988-05-20 回転シリンダ装置 Expired - Lifetime JPH0734512Y2 (ja)

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JP1988067330U JPH0734512Y2 (ja) 1988-05-20 1988-05-20 回転シリンダ装置

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JPH01170346U JPH01170346U (ja) 1989-12-01
JPH0734512Y2 true JPH0734512Y2 (ja) 1995-08-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56127963A (en) * 1980-03-06 1981-10-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Tape controller of magnetic recorder and reproducer
JPS5966910U (ja) * 1982-10-28 1984-05-07 株式会社リコー Vtrの回転ヘツド機構
JPS60117401A (ja) * 1983-11-30 1985-06-24 Hitachi Ltd 回転ヘッドドラムテ−プ走行案内体

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JPH01170346U (ja) 1989-12-01

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