JPH05135444A - テープガイド装置 - Google Patents
テープガイド装置Info
- Publication number
- JPH05135444A JPH05135444A JP3295436A JP29543691A JPH05135444A JP H05135444 A JPH05135444 A JP H05135444A JP 3295436 A JP3295436 A JP 3295436A JP 29543691 A JP29543691 A JP 29543691A JP H05135444 A JPH05135444 A JP H05135444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- stationary part
- force
- rollers
- magnetic tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録再生装置に走行させる磁気テープの
走行安定化および、それに伴う高画質化,高音質化を目
的とする。 【構成】 テープガイドローラーの回転ローラー6,7
中央部に回転しない固定部8を設けることにより、回転
ローラー6,7で固定部8をはさんで上下2分割される
ようにしたもの。 【効果】 固定部における磁気テープに対する摩擦係数
が回転ローラー部における磁気テープに対する摩擦係数
よりもわずかに高くなることにより、磁気テープは常に
中央部に集まろうとする力が働き、テープガイドローラ
ーに設けられているフランジによるテープ座屈が発生し
にくくなり、特に長時間対応の薄手テープにおいてダメ
ージが少なく走行性能が良い磁気記録再生装置が実現で
きる。
走行安定化および、それに伴う高画質化,高音質化を目
的とする。 【構成】 テープガイドローラーの回転ローラー6,7
中央部に回転しない固定部8を設けることにより、回転
ローラー6,7で固定部8をはさんで上下2分割される
ようにしたもの。 【効果】 固定部における磁気テープに対する摩擦係数
が回転ローラー部における磁気テープに対する摩擦係数
よりもわずかに高くなることにより、磁気テープは常に
中央部に集まろうとする力が働き、テープガイドローラ
ーに設けられているフランジによるテープ座屈が発生し
にくくなり、特に長時間対応の薄手テープにおいてダメ
ージが少なく走行性能が良い磁気記録再生装置が実現で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置に用い
られるテープガイド装置に関するものである。
られるテープガイド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生装置に用いられる磁
気テープは記録時間の長時間化に伴い、テープ厚が薄く
なってきている。テープの薄手化に伴いテープダメージ
などに対するテープ走行性能が難しくなってきている。
気テープは記録時間の長時間化に伴い、テープ厚が薄く
なってきている。テープの薄手化に伴いテープダメージ
などに対するテープ走行性能が難しくなってきている。
【0003】図3は従来のテープガイド装置であるテー
プガイドローラーの断面側面図である。回転支軸3に上
フランジ1と下フランジ4が形成されており、回転ロー
ラー2が回動自在に形成されている。回転ローラー2の
外周部に磁気テープ5が巻きついている。
プガイドローラーの断面側面図である。回転支軸3に上
フランジ1と下フランジ4が形成されており、回転ロー
ラー2が回動自在に形成されている。回転ローラー2の
外周部に磁気テープ5が巻きついている。
【0004】これらの構成においてテープ走行高さを規
制する場合、テープガイドローラー自体を上下させるこ
とにより上フランジ1あるいは下フランジ4がテープ高
さを規制させることになる。
制する場合、テープガイドローラー自体を上下させるこ
とにより上フランジ1あるいは下フランジ4がテープ高
さを規制させることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら以上の構
成においては、テープガイドローラーの上下に伴い、磁
気テープが上下するには、磁気テープのコシの強さ、い
わゆる座屈強度が必要であり、コシが弱い薄手テープの
場合、テープエッジが座屈してしまいテープダメージが
発生してしまうという問題があった。
成においては、テープガイドローラーの上下に伴い、磁
気テープが上下するには、磁気テープのコシの強さ、い
わゆる座屈強度が必要であり、コシが弱い薄手テープの
場合、テープエッジが座屈してしまいテープダメージが
発生してしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、回転ローラー中央部に回転しない固定部
を設けることにより、回転ローラーを上下2分割される
ように構成したものである。
決するために、回転ローラー中央部に回転しない固定部
を設けることにより、回転ローラーを上下2分割される
ように構成したものである。
【0007】
【作用】上記構成により、中央部に設けられた固定部に
おける磁気テープの摩擦係数が上下の回転ローラー部に
おける摩擦係数よりも微少分高くなることにより、磁気
テープ自体に中央の固定部の方へ移動しようとする力が
発生し、それによりフランジによるテープ座屈が発生し
にくくなる。
おける磁気テープの摩擦係数が上下の回転ローラー部に
おける摩擦係数よりも微少分高くなることにより、磁気
テープ自体に中央の固定部の方へ移動しようとする力が
発生し、それによりフランジによるテープ座屈が発生し
にくくなる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0009】図1は従来例で説明した図3と同様、テー
プガイド装置を示すテープガイドローラーの断面側面図
である。従来例と同じ番号のものは同じものを示す。回
転しない固定部8が回転支軸3に形成されており、固定
部8を介して上下に回転ローラー6と回転ローラー7が
構成される。回転ローラー6,7には各々テーパー部6
b,7bが設けられている。
プガイド装置を示すテープガイドローラーの断面側面図
である。従来例と同じ番号のものは同じものを示す。回
転しない固定部8が回転支軸3に形成されており、固定
部8を介して上下に回転ローラー6と回転ローラー7が
構成される。回転ローラー6,7には各々テーパー部6
b,7bが設けられている。
【0010】図2は固定部8近辺の要部断面図である。
固定部8は回転ローラー6,7の外周から微少量Δdだ
け径方向に小さくなっており、またテープ巾方向の厚み
Δlも微少量である。
固定部8は回転ローラー6,7の外周から微少量Δdだ
け径方向に小さくなっており、またテープ巾方向の厚み
Δlも微少量である。
【0011】さて以上の構成により動作説明を行なう
と、固定部8における磁気テープとの摩擦係数は上下の
回転ローラー部における磁気テープとの摩擦係数より
も、わずかに大きくなる。それにより磁気テープには固
定部8の方へ移動する力が発生し、さらにそれらの力は
回転ローラー6,7に設けられたテーパー部6b,7b
により助長されることになる。
と、固定部8における磁気テープとの摩擦係数は上下の
回転ローラー部における磁気テープとの摩擦係数より
も、わずかに大きくなる。それにより磁気テープには固
定部8の方へ移動する力が発生し、さらにそれらの力は
回転ローラー6,7に設けられたテーパー部6b,7b
により助長されることになる。
【0012】この結果、磁気テープには常にテープ巾方
向の中央部に集まろうとする力が発生することになり、
フランジからの規制力が緩和されることになる。
向の中央部に集まろうとする力が発生することになり、
フランジからの規制力が緩和されることになる。
【0013】なお図1では磁気テープが固定部8に入り
込み、わん曲して巻きついたようになっているが、段差
Δdが微少であり、わん曲量は微少であり、これらによ
りテープダメージには全くつながらない。
込み、わん曲して巻きついたようになっているが、段差
Δdが微少であり、わん曲量は微少であり、これらによ
りテープダメージには全くつながらない。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、回転ロ
ーラー中央部に回転しない固定部を設け、さらにそれに
より回転ローラーを上下2分割することによりコシの弱
い、つまり座屈強度の低い薄手テープを走行させても、
テープを常に中央部の回転しない固定部の方へ集める力
を発生させ、フランジからの規制力を緩和させ、テープ
ダメージの少ない安定したテープ走行性を実現でき、さ
らには安定した高画質化,高音質化にもつながるテープ
ガイド装置を実現できるものである。
ーラー中央部に回転しない固定部を設け、さらにそれに
より回転ローラーを上下2分割することによりコシの弱
い、つまり座屈強度の低い薄手テープを走行させても、
テープを常に中央部の回転しない固定部の方へ集める力
を発生させ、フランジからの規制力を緩和させ、テープ
ダメージの少ない安定したテープ走行性を実現でき、さ
らには安定した高画質化,高音質化にもつながるテープ
ガイド装置を実現できるものである。
【図1】本発明の一実施例であるテープガイドローラー
の断面側面図
の断面側面図
【図2】本発明の一実施例であるテープガイドローラー
の要部断面図
の要部断面図
【図3】従来のテープガイドローラーの断面側面図
1 上フランジ 3 回転支軸 4 下フランジ 6,7 回転ローラー 6b テーパー部 7b テーパー部 8 固定部
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気テープをガイドするテープガイド装
置であって、回転中心軸に対して回転しない固定部をテ
ープ巾方向の中央部を有し、前記固定部を介して上下に
分割された2つの回転ローラーとを具備していることを
特徴としたテープガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3295436A JPH05135444A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | テープガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3295436A JPH05135444A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | テープガイド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05135444A true JPH05135444A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17820575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3295436A Pending JPH05135444A (ja) | 1991-11-12 | 1991-11-12 | テープガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05135444A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7116520B2 (en) | 2001-09-10 | 2006-10-03 | Nec Corporation | Guide roller and magnetic tape drive |
-
1991
- 1991-11-12 JP JP3295436A patent/JPH05135444A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7116520B2 (en) | 2001-09-10 | 2006-10-03 | Nec Corporation | Guide roller and magnetic tape drive |
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