JPH054114Y2 - - Google Patents
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- JPH054114Y2 JPH054114Y2 JP18590483U JP18590483U JPH054114Y2 JP H054114 Y2 JPH054114 Y2 JP H054114Y2 JP 18590483 U JP18590483 U JP 18590483U JP 18590483 U JP18590483 U JP 18590483U JP H054114 Y2 JPH054114 Y2 JP H054114Y2
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- magnetic tape
- tape
- magnetic
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Links
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Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、磁気テープを記録媒体とする磁気
記録再生装置のテープガイドに係り、特に、回転
磁気ヘツドによりヘリカルスキヤニングを行なう
べく、磁気テープを巻付けてその走行を案内規制
するシリンダとしてのテープガイドに有効な改良
に関するものである。
記録再生装置のテープガイドに係り、特に、回転
磁気ヘツドによりヘリカルスキヤニングを行なう
べく、磁気テープを巻付けてその走行を案内規制
するシリンダとしてのテープガイドに有効な改良
に関するものである。
一般に、ビデオテープレコーダ(以下VTRと
称す)にあつては、そのテープ走行系の途中に設
けられる磁気ヘツドが、回転する円柱状のシリン
ダの周側面に取付けられて回転磁気ヘツドが構成
されており、このシリンダに、その軸方向に対し
て傾斜した方向に磁気テープを巻付けて磁気記録
再生を行なうヘリカルスキヤン方式が採用されて
いる。
称す)にあつては、そのテープ走行系の途中に設
けられる磁気ヘツドが、回転する円柱状のシリン
ダの周側面に取付けられて回転磁気ヘツドが構成
されており、このシリンダに、その軸方向に対し
て傾斜した方向に磁気テープを巻付けて磁気記録
再生を行なうヘリカルスキヤン方式が採用されて
いる。
第1図ないし第3図は、そのテープ走行系の一
例を示す図であり、第1図はその平面図、第2図
は第1図の左側面図、第3図は第1図の右側面図
である。
例を示す図であり、第1図はその平面図、第2図
は第1図の左側面図、第3図は第1図の右側面図
である。
これらの図において、1はベースであり、その
上に、ベース1に対して傾斜して取付けられるサ
ブベース2,3と、このサブベース2,3のそれ
ぞれの傾斜方向に沿つて走行する磁気テープ4を
巻付けて磁気信号の記録再生を行なうシリンダ5
とが設けられている。このシリンダ5は、第2図
および第3図に示すごとくベース1に対して垂直
に設けられており、サブベース2,3は、これら
に沿つて走行する磁気テープ4がシリンダ5に対
してθの入射角で巻付くように、それぞれその傾
斜角が設定されている。6は磁気テープ4を一定
速度で駆動するキヤプスタンであり、サブベース
3に固定されその軸まわりに回転可能である。7
は、サブベース3に立設固定された軸部材であ
り、この軸部材7には、これを中心として摺動自
在にプレート8が支持されている。このプレート
8の一端には、さらに軸部材9が立設固定されて
おり、この軸部材9にピンチローラ10が回動自
在に取付けられている。プレート8の他端には引
張りスプリング11の一端が係止され、この引張
りスプリング11の他端を、サブベース3上に固
定されたピン12に係止することによつてピンチ
ローラ10がキヤプスタン6へ押し付けられるよ
うに構成されている。13は巻取リールであり、
サブベース3上に立設されたシヤフト14に回転
駆動されるべく支持されている。15,16はサ
ブベース3上に立設固定されたガイドピンであ
る。磁気テープ4はキヤプスタン6とピンチロー
ラ10とに挟まれて走行駆動され、サブベース3
側にて巻取側走行系Wを形成する。
上に、ベース1に対して傾斜して取付けられるサ
ブベース2,3と、このサブベース2,3のそれ
ぞれの傾斜方向に沿つて走行する磁気テープ4を
巻付けて磁気信号の記録再生を行なうシリンダ5
とが設けられている。このシリンダ5は、第2図
および第3図に示すごとくベース1に対して垂直
に設けられており、サブベース2,3は、これら
に沿つて走行する磁気テープ4がシリンダ5に対
してθの入射角で巻付くように、それぞれその傾
斜角が設定されている。6は磁気テープ4を一定
速度で駆動するキヤプスタンであり、サブベース
3に固定されその軸まわりに回転可能である。7
は、サブベース3に立設固定された軸部材であ
り、この軸部材7には、これを中心として摺動自
在にプレート8が支持されている。このプレート
8の一端には、さらに軸部材9が立設固定されて
おり、この軸部材9にピンチローラ10が回動自
在に取付けられている。プレート8の他端には引
張りスプリング11の一端が係止され、この引張
りスプリング11の他端を、サブベース3上に固
定されたピン12に係止することによつてピンチ
ローラ10がキヤプスタン6へ押し付けられるよ
うに構成されている。13は巻取リールであり、
サブベース3上に立設されたシヤフト14に回転
駆動されるべく支持されている。15,16はサ
ブベース3上に立設固定されたガイドピンであ
る。磁気テープ4はキヤプスタン6とピンチロー
ラ10とに挟まれて走行駆動され、サブベース3
側にて巻取側走行系Wを形成する。
一方、サブベース2側にあつて磁気テープ4は
供給側走行系Sを形成し、その構成は、サブベー
ス2上に立設されたシヤフト17と、これに軸支
される供給リール18と、この供給リール18か
ら引出された磁気テープ4をシリンダ5へ所定の
姿勢で導くべく案内規制し、サブベース2上に立
設固定されるガイドピン19,20とからなつて
いる。
供給側走行系Sを形成し、その構成は、サブベー
ス2上に立設されたシヤフト17と、これに軸支
される供給リール18と、この供給リール18か
ら引出された磁気テープ4をシリンダ5へ所定の
姿勢で導くべく案内規制し、サブベース2上に立
設固定されるガイドピン19,20とからなつて
いる。
第4図は、シリンダ5の詳細な構成を示す正面
図である。
図である。
図示するようにシリンダ5は、上部シリンダ2
1と下部シリンダ22とに分割されており、上部
シリンダ21は、図示されないが下部シリンダ2
2に内蔵されたモータとシヤフト23によつて連
結され、軸受(図示せず)を介して回転可能に構
成されている。また、下部シリンダ22はベース
1(第1図ないし第3図に図示)に固定されてい
る。図中24はその断面形状がV字状に形成され
た空気逃し溝であり、上部シリンダ21の周側面
に複数本加工形成され、回転するシリンダ5とこ
れに巻付けられて走行する磁気テープ4との間に
形成される空気膜の空気を逃がす案内溝として構
成されている。さらに、下部シリンダ22の外周
側面には、磁気テープ4を前述の入射角θで案内
規制するテープリード25が段付状に加工形成さ
れている。
1と下部シリンダ22とに分割されており、上部
シリンダ21は、図示されないが下部シリンダ2
2に内蔵されたモータとシヤフト23によつて連
結され、軸受(図示せず)を介して回転可能に構
成されている。また、下部シリンダ22はベース
1(第1図ないし第3図に図示)に固定されてい
る。図中24はその断面形状がV字状に形成され
た空気逃し溝であり、上部シリンダ21の周側面
に複数本加工形成され、回転するシリンダ5とこ
れに巻付けられて走行する磁気テープ4との間に
形成される空気膜の空気を逃がす案内溝として構
成されている。さらに、下部シリンダ22の外周
側面には、磁気テープ4を前述の入射角θで案内
規制するテープリード25が段付状に加工形成さ
れている。
以上の装置において、磁気テープ4は、供給リ
ール18から引出されてガイドピン19,20を
経由し、シリンダ5に対して角度θで入射し、下
部シリンダ22上のテープリード25に沿つて走
行し、さらにガイドピン15,16を経由し、キ
ヤプスタン6およびピンチローラ10によつて駆
動されて巻取リール13に巻取られる。
ール18から引出されてガイドピン19,20を
経由し、シリンダ5に対して角度θで入射し、下
部シリンダ22上のテープリード25に沿つて走
行し、さらにガイドピン15,16を経由し、キ
ヤプスタン6およびピンチローラ10によつて駆
動されて巻取リール13に巻取られる。
以上のように構成されたVTRでは、磁気テー
プ4の走行を規制するためにガイドピン15,1
6,19,20と下部シリンダ22上のテープリ
ード25とを組合わせて行なつている。第5図は
この状態を平面的に展開して説明するものであ
る。
プ4の走行を規制するためにガイドピン15,1
6,19,20と下部シリンダ22上のテープリ
ード25とを組合わせて行なつている。第5図は
この状態を平面的に展開して説明するものであ
る。
供給リール18から引出された磁気テープ4
は、ガイドピン19の下部フランジおよびガイド
ピン20の上部フランジのそれぞれに沿つて走行
し、シリンダ5上に加工されたテープリード25
にテープの下端エツジ部が接触する。また、シリ
ンダ5から出た磁気テープ4は、ガイドピン15
の上部フランジおよびガイドピン16の下部フラ
ンジに沿つて走行する。つまり、磁気テープ4の
走行を規制するため、ガイドピン15,16,1
9,20の各フランジおよびテープリード25の
高さ位置を適当に組合わせて、かつ磁気テープ4
の微小な弾性変形を利用して磁気テープ4の走行
を案内規制している。このような手段によつて磁
気テープ4の走行を案内規制することにより、磁
気テープ4上に第6図に示すような信号トラツク
を規制正しく記録することが可能となつている。
は、ガイドピン19の下部フランジおよびガイド
ピン20の上部フランジのそれぞれに沿つて走行
し、シリンダ5上に加工されたテープリード25
にテープの下端エツジ部が接触する。また、シリ
ンダ5から出た磁気テープ4は、ガイドピン15
の上部フランジおよびガイドピン16の下部フラ
ンジに沿つて走行する。つまり、磁気テープ4の
走行を規制するため、ガイドピン15,16,1
9,20の各フランジおよびテープリード25の
高さ位置を適当に組合わせて、かつ磁気テープ4
の微小な弾性変形を利用して磁気テープ4の走行
を案内規制している。このような手段によつて磁
気テープ4の走行を案内規制することにより、磁
気テープ4上に第6図に示すような信号トラツク
を規制正しく記録することが可能となつている。
しかし、ガイドピン15,16,19,20の
各フランジの高さ位置を調整するテープ走行調整
は極めて困難であり、その調整によつては磁気テ
ープ4上に記録される信号トラツクが第7図に示
すようにその両端で大きく湾曲することがある。
これは、シリンダ5から離れて設けたガイドピン
15,16,19,20の各フランジによる規制
および磁気テープ4のヤング率、厚さ寸法等の値
が変化することによつて磁気テープ4の曲げ剛性
にばらつきが生じることによるもので、磁気テー
プ4がテープリード25の両端で浮き上がるため
に生じる。
各フランジの高さ位置を調整するテープ走行調整
は極めて困難であり、その調整によつては磁気テ
ープ4上に記録される信号トラツクが第7図に示
すようにその両端で大きく湾曲することがある。
これは、シリンダ5から離れて設けたガイドピン
15,16,19,20の各フランジによる規制
および磁気テープ4のヤング率、厚さ寸法等の値
が変化することによつて磁気テープ4の曲げ剛性
にばらつきが生じることによるもので、磁気テー
プ4がテープリード25の両端で浮き上がるため
に生じる。
このように、従来の構成によるテープ走行規制
では、走行規制の調整が困難であり、異なつた機
械的物性値を有する磁気テープを使用する場合、
再び調整をやり直す必要があつた。
では、走行規制の調整が困難であり、異なつた機
械的物性値を有する磁気テープを使用する場合、
再び調整をやり直す必要があつた。
この問題を解決するために、上部シリンダの径
を下部シリンダの径より大きくし、かつ上部シリ
ンダの下端部にテーパを設ける技術が、例えば実
開昭58−148757号公報などで知られている。しか
しながら、かかる先行技術では、もつぱら上部シ
リンダと下部シリンダとの径差に注目され、テー
パの傾斜角と磁気テープ走行との関連性について
特段の注意が払われることなく、上部シリンダと
磁気テープとの接触を防止することのみを意図し
て、単にテーパの上エツジに、加工によるバリ等
の影響で磁気テープが損傷を受けるのを避けるよ
うに若干のRを施すことが行なわれているにすぎ
ず、磁気テープの走行位置を正確かつ確実に案内
規制するという点で不十分であり、またテーパ上
エツジのR加工を必要とし製作面で手間が掛かる
など、実用面で問題があつた。
を下部シリンダの径より大きくし、かつ上部シリ
ンダの下端部にテーパを設ける技術が、例えば実
開昭58−148757号公報などで知られている。しか
しながら、かかる先行技術では、もつぱら上部シ
リンダと下部シリンダとの径差に注目され、テー
パの傾斜角と磁気テープ走行との関連性について
特段の注意が払われることなく、上部シリンダと
磁気テープとの接触を防止することのみを意図し
て、単にテーパの上エツジに、加工によるバリ等
の影響で磁気テープが損傷を受けるのを避けるよ
うに若干のRを施すことが行なわれているにすぎ
ず、磁気テープの走行位置を正確かつ確実に案内
規制するという点で不十分であり、またテーパ上
エツジのR加工を必要とし製作面で手間が掛かる
など、実用面で問題があつた。
この考案は、上記のような問題を解決するた
め、ヘリカルスキヤン方式の磁気記録再生装置に
おける回転ヘツド機構として、上部シリンダのテ
ーパ傾斜角が及ぼす重要性に着目し、特にテーパ
傾斜角αを1/100rad以下に設定し、磁気テー
プに対し上部シリンダとの摺動状態を適正に保ち
つつ有効な引き上げ力を作用させることにより、
磁気テープの走行位置を安定かつ確実に案内規制
できるとともに、特にR加工等の微細加工を施す
ことなく、製作が容易で磁気テープの損傷が少な
いテープガイドを提供することを目的とするもの
である。
め、ヘリカルスキヤン方式の磁気記録再生装置に
おける回転ヘツド機構として、上部シリンダのテ
ーパ傾斜角が及ぼす重要性に着目し、特にテーパ
傾斜角αを1/100rad以下に設定し、磁気テー
プに対し上部シリンダとの摺動状態を適正に保ち
つつ有効な引き上げ力を作用させることにより、
磁気テープの走行位置を安定かつ確実に案内規制
できるとともに、特にR加工等の微細加工を施す
ことなく、製作が容易で磁気テープの損傷が少な
いテープガイドを提供することを目的とするもの
である。
以下に本考案の好適一実施例について添付図面
に従つて説明する。
に従つて説明する。
第8図は、本考案に係るテープガイドとして
VTRのシリンダを意図し、このシリンダに磁気
テープが巻付いている状態をその断面図で示すも
のである。
VTRのシリンダを意図し、このシリンダに磁気
テープが巻付いている状態をその断面図で示すも
のである。
シリンダ5は、ほぼ円柱体である上部シリンダ
21および下部シリンダ22とから構成され、図
示するように、上部シリンダ21の半径は下部シ
リンダ22の半径rよりもΔrだけ大きく設定さ
れている。上部シリンダ21の下端周側面にはテ
ーパが施されて、その半径が下方へ漸次縮径され
る円錐曲面に形成されている。また、下端部にお
ける半径は下部シリンダ22の半径rにほぼ等し
い。したがつて、磁気テープ4の上側エツジ部2
6と摺動する上部シリンダ21は、下側エツジ部
27に摺接する下部シリンダ22よりも磁気テー
プ4側へ進出した状態となる。
21および下部シリンダ22とから構成され、図
示するように、上部シリンダ21の半径は下部シ
リンダ22の半径rよりもΔrだけ大きく設定さ
れている。上部シリンダ21の下端周側面にはテ
ーパが施されて、その半径が下方へ漸次縮径され
る円錐曲面に形成されている。また、下端部にお
ける半径は下部シリンダ22の半径rにほぼ等し
い。したがつて、磁気テープ4の上側エツジ部2
6と摺動する上部シリンダ21は、下側エツジ部
27に摺接する下部シリンダ22よりも磁気テー
プ4側へ進出した状態となる。
この上部シリンダ21において、円柱体面に対
する円錐曲面の傾斜角(以下テーパ傾斜角とい
う)αは、tanα≦1/100の範囲内に設定され
る。また、この程度にαが小さいとtanα≒αで
あり、したがつてαは1/100rad以下に設定さ
れる。ちなみに、テーパ角度βで表示するとβ=
2αであり、βは1/50rad以下である。
する円錐曲面の傾斜角(以下テーパ傾斜角とい
う)αは、tanα≦1/100の範囲内に設定され
る。また、この程度にαが小さいとtanα≒αで
あり、したがつてαは1/100rad以下に設定さ
れる。ちなみに、テーパ角度βで表示するとβ=
2αであり、βは1/50rad以下である。
このように、テーパ傾斜角αを1/100rad以
下に設定することによつて、上部シリンダのテー
プ上エツジに対するR加工の必要性もなくなると
いうような効果が生じる。
下に設定することによつて、上部シリンダのテー
プ上エツジに対するR加工の必要性もなくなると
いうような効果が生じる。
また、下部シリンダ22の周側面には磁気テー
プ4の下側エツジ部27に当接して、その走行を
案内規制するテープリード25が段付状に形成さ
れている。このテープリード25は、磁気テープ
4がシリンダ5に対して入射角θだけ傾斜して走
行するように、下側エツジ部27に当接する面が
螺旋状のスロープを形成している。
プ4の下側エツジ部27に当接して、その走行を
案内規制するテープリード25が段付状に形成さ
れている。このテープリード25は、磁気テープ
4がシリンダ5に対して入射角θだけ傾斜して走
行するように、下側エツジ部27に当接する面が
螺旋状のスロープを形成している。
シリンダ5は、上部シリンダ21の下端周側面
に、図示されていないが磁気ヘツドが通常のシリ
ンダと同様に取付けられて、上部シリンダ21と
ともに回転して回転磁気ヘツドを構成する。ま
た、下部シリンダ22は固定されている。
に、図示されていないが磁気ヘツドが通常のシリ
ンダと同様に取付けられて、上部シリンダ21と
ともに回転して回転磁気ヘツドを構成する。ま
た、下部シリンダ22は固定されている。
このように構成されたシリンダ5に対して、こ
れに巻付けられる磁気テープ4には、第9図に示
すような力F,f,P,Tが作用することにな
る。力Fはほぼ鉛直下方ないしシリンダ5の軸方
向下方への力であり、磁気テープ4をテープリー
ド25へ押し付けようと作用する。力fはほぼ鉛
直上方ないしシリンダ5の軸方向上方への力であ
り、磁気テープ4をテープリード25から浮き上
がらせようと作用する。力Pは上部シリンダ21
の回転に伴う上部シリンダ21と磁気テープ4と
の摺動による力であり、磁気テープ4をほぼ水平
方向ないし上部シリンダ21の回転方向へ走行さ
せようと作用する。力Tは供給リール18(第1
図に図示)等によつて磁気テープ4に作用する張
力であり、磁気テープ4の走行方向の逆方向へ作
用する。
れに巻付けられる磁気テープ4には、第9図に示
すような力F,f,P,Tが作用することにな
る。力Fはほぼ鉛直下方ないしシリンダ5の軸方
向下方への力であり、磁気テープ4をテープリー
ド25へ押し付けようと作用する。力fはほぼ鉛
直上方ないしシリンダ5の軸方向上方への力であ
り、磁気テープ4をテープリード25から浮き上
がらせようと作用する。力Pは上部シリンダ21
の回転に伴う上部シリンダ21と磁気テープ4と
の摺動による力であり、磁気テープ4をほぼ水平
方向ないし上部シリンダ21の回転方向へ走行さ
せようと作用する。力Tは供給リール18(第1
図に図示)等によつて磁気テープ4に作用する張
力であり、磁気テープ4の走行方向の逆方向へ作
用する。
これらの力のうち力fは、力Pと力Tとの合力
であり、力Pおよび力Tの少なくともどちらか一
方が小さくなることで、磁気テープ4の浮き上が
らせる力fを小さくすることができる。本実施例
にあつては、磁気テープ4と摺動する上部シリン
ダ21の周側面が、徐々にその半径を縮径させる
ので、その部分において磁気テープ4と上部シリ
ンダ21との間に形成される空気層の厚さ寸法が
大きくなり、力Pを小さくすることができる。し
たがつて、磁気テープ4を浮き上がらせる力fは
小さくなる。
であり、力Pおよび力Tの少なくともどちらか一
方が小さくなることで、磁気テープ4の浮き上が
らせる力fを小さくすることができる。本実施例
にあつては、磁気テープ4と摺動する上部シリン
ダ21の周側面が、徐々にその半径を縮径させる
ので、その部分において磁気テープ4と上部シリ
ンダ21との間に形成される空気層の厚さ寸法が
大きくなり、力Pを小さくすることができる。し
たがつて、磁気テープ4を浮き上がらせる力fは
小さくなる。
一方、力Fは、上部シリンダ21の半径が軸方
向下方へ向けて縮径されていることによつて、磁
気テープ4をその傾斜方向に沿つて下方へ移動さ
せるべく発生する力である。
向下方へ向けて縮径されていることによつて、磁
気テープ4をその傾斜方向に沿つて下方へ移動さ
せるべく発生する力である。
第10図は、シリンダ5に磁気テープ4が巻付
いた状態を展開して示す図である。この図に基づ
いて力Fを解析すると、まず、シリンダ5に巻付
いた磁気テープ4は、上部シリンダ21および下
部シリンダ22のそれぞれに密着して走行してい
ると仮定する。また、この磁気テープ4には張力
Tが作用している。上部シリンダ21と下部シリ
ンダ22との間にはΔrの半径差が生じているの
で、磁気テープ4においてその上側エツジ部26
と下側エツジ部27とは、上部シリンダ21と下
部シリンダ22との摺動部長さないし摺接部長さ
が第11図に示すように互いに異なり、その差
ΔHはΔH=Δr・φ/cosθで表わされる。但し、
φはシリンダ5に対する磁気テープ4の巻付角
(rad)、θはシリンダ5に対する磁気テープ4の
入射角である。このΔHが生じることによつて磁
気テープ4には、シリンダ5の軸方向に沿う方向
に、位置エネルギ分布の不均一が生じ、その分布
は上側エツジ部26側が大きくなる。
いた状態を展開して示す図である。この図に基づ
いて力Fを解析すると、まず、シリンダ5に巻付
いた磁気テープ4は、上部シリンダ21および下
部シリンダ22のそれぞれに密着して走行してい
ると仮定する。また、この磁気テープ4には張力
Tが作用している。上部シリンダ21と下部シリ
ンダ22との間にはΔrの半径差が生じているの
で、磁気テープ4においてその上側エツジ部26
と下側エツジ部27とは、上部シリンダ21と下
部シリンダ22との摺動部長さないし摺接部長さ
が第11図に示すように互いに異なり、その差
ΔHはΔH=Δr・φ/cosθで表わされる。但し、
φはシリンダ5に対する磁気テープ4の巻付角
(rad)、θはシリンダ5に対する磁気テープ4の
入射角である。このΔHが生じることによつて磁
気テープ4には、シリンダ5の軸方向に沿う方向
に、位置エネルギ分布の不均一が生じ、その分布
は上側エツジ部26側が大きくなる。
第10図において、磁気テープ4が上部シリン
ダ21側へΔxだけ移動すると、磁気テープ4の
総位置エネルギが変化し、その増加ΔEは、ΔE=
(T・φ/W)・Δr・Δxで表わされる。但し、W
は磁気テープ4の幅である。
ダ21側へΔxだけ移動すると、磁気テープ4の
総位置エネルギが変化し、その増加ΔEは、ΔE=
(T・φ/W)・Δr・Δxで表わされる。但し、W
は磁気テープ4の幅である。
したがつて磁気テープ4には、これを下部シリ
ンダ22側へ引き下げる力Fが生じ、その力F
は、F=dE/dx=(T・φ/W)・Δrで表わされる。
ンダ22側へ引き下げる力Fが生じ、その力F
は、F=dE/dx=(T・φ/W)・Δrで表わされる。
なお、以上の説明においては、説明の便宜上、
磁気テープ4は上部シリンダ21に密着している
と仮定したが、実際には第8図で示したように、
磁気テープ4は上部シリンダ21上でわずかに浮
上しており、このため、上記の式で表わされる力
Fはさらに大きなものとなる。
磁気テープ4は上部シリンダ21に密着している
と仮定したが、実際には第8図で示したように、
磁気テープ4は上部シリンダ21上でわずかに浮
上しており、このため、上記の式で表わされる力
Fはさらに大きなものとなる。
また、第8図に示すように、上部シリンダ21
の下端周側面を円錐体面に形成し、上部シリンダ
21と下部シリンダ22との間での半径の変化を
緩やかにすれば、これらの半径差Δrが大きくて
も上部シリンダ21と磁気テープ4との間で起こ
る摺動現象の緩和が図れる。したがつて力fを小
さくすることができ、磁気テープ4をテープリー
ド25に確実に沿わせて走行させることができ
る。
の下端周側面を円錐体面に形成し、上部シリンダ
21と下部シリンダ22との間での半径の変化を
緩やかにすれば、これらの半径差Δrが大きくて
も上部シリンダ21と磁気テープ4との間で起こ
る摺動現象の緩和が図れる。したがつて力fを小
さくすることができ、磁気テープ4をテープリー
ド25に確実に沿わせて走行させることができ
る。
次に上部シリンダ21の下端周側面に形成され
るテーパ部のテーパ傾斜角αの範囲について具体
的に説明する。
るテーパ部のテーパ傾斜角αの範囲について具体
的に説明する。
第12図は、VTRの回転シリンダに磁気テー
プを右下りになるように斜めに巻きつけ、上下シ
リンダの径差と磁気テープ走行位置との関係を実
験的に検討したグラフを示している。
プを右下りになるように斜めに巻きつけ、上下シ
リンダの径差と磁気テープ走行位置との関係を実
験的に検討したグラフを示している。
この場合テープリード25から磁気テープ4を
強制的に離し、上下シリンダの径差とテープ走行
位置との関係が明らかに分かるようにした。テー
プの走行位置は、光学式非接触変位計によつて、
テープエツジを計測して行つた。
強制的に離し、上下シリンダの径差とテープ走行
位置との関係が明らかに分かるようにした。テー
プの走行位置は、光学式非接触変位計によつて、
テープエツジを計測して行つた。
第12図において、横軸はシリンダの径差から
求めたテーパ傾斜角(この定義は後で説明す
る。)、縦軸は非接触変位計で求めた各テーパ傾斜
角に対するテープ走行位置である。磁気テープが
基側位置よりZ軸上位側を走行するときプラス、
逆の場合マイナスである。
求めたテーパ傾斜角(この定義は後で説明す
る。)、縦軸は非接触変位計で求めた各テーパ傾斜
角に対するテープ走行位置である。磁気テープが
基側位置よりZ軸上位側を走行するときプラス、
逆の場合マイナスである。
第13図は第12図に示したテーパ傾斜角を説
明する図である。この実験で用いた回転シリンダ
では、回転する上側シリンダ21と固定した下側
シリンダ22との間にΔSのギヤツプがある。今
上側シリンダが下側シリンダよりΔrだけ径が大
きく、テーパ部の軸方向長さがlの場合、第8図
に示したテーパ傾斜角αは、 α=Δr/l(rad) と定義する。この実験のねらいは、上側シリンダ
のテープ部上部A部におけるシリンダに巻きつい
た磁気テープと上側シリンダとの摺動と前記テー
パ角度βとの関係を明らかにすることである。第
12図から次のことがわかる。
明する図である。この実験で用いた回転シリンダ
では、回転する上側シリンダ21と固定した下側
シリンダ22との間にΔSのギヤツプがある。今
上側シリンダが下側シリンダよりΔrだけ径が大
きく、テーパ部の軸方向長さがlの場合、第8図
に示したテーパ傾斜角αは、 α=Δr/l(rad) と定義する。この実験のねらいは、上側シリンダ
のテープ部上部A部におけるシリンダに巻きつい
た磁気テープと上側シリンダとの摺動と前記テー
パ角度βとの関係を明らかにすることである。第
12図から次のことがわかる。
テーパ角度βすなわちテーパ傾斜角αによつ
て走行位置が変化する。テーパ傾斜角Oの基準
位置に対して、テーパ傾斜角がマイナスの場
合、つまり上側シリンダの径が下側シリンダの
径より小さい場合は、テープは基準位置よりプ
ラス側を走行し、テーパ角度がプラスの場合は
テープは基準位置よりマイナス側を走る。
て走行位置が変化する。テーパ傾斜角Oの基準
位置に対して、テーパ傾斜角がマイナスの場
合、つまり上側シリンダの径が下側シリンダの
径より小さい場合は、テープは基準位置よりプ
ラス側を走行し、テーパ角度がプラスの場合は
テープは基準位置よりマイナス側を走る。
テーパ角度が約1/50rad以下では、テーパ
角度βと走行位置とは、概ね比例しているが、
1/50radを越えると走行位置の変化が鈍くな
る。
角度βと走行位置とは、概ね比例しているが、
1/50radを越えると走行位置の変化が鈍くな
る。
上記は、「シリンダ段差によるテープリード
への磁気テープテープ押し付け力の発生」を裏付
けるものである。また、上記は、第13図A部
における上側シリンダと磁気テープとの摩擦がテ
ーパ角度βが1/50radを超えると大きくなり、
これによつてテープリードへの押し付け力(F−
f)がテーパ角度βすなわちテーパ傾斜角αの増
加(Δrの増加)に比例しなくなることを間接的
に示したものである。
への磁気テープテープ押し付け力の発生」を裏付
けるものである。また、上記は、第13図A部
における上側シリンダと磁気テープとの摩擦がテ
ーパ角度βが1/50radを超えると大きくなり、
これによつてテープリードへの押し付け力(F−
f)がテーパ角度βすなわちテーパ傾斜角αの増
加(Δrの増加)に比例しなくなることを間接的
に示したものである。
上述のごとき構成されたシリンダ5を用いれば
磁気テープ4をテープリード25に押し付ける力
(F−f)は大きくなり、下部シリンダ22上に
形成されたテープリード25に、磁気テープ4の
下側エツジ部27を容易に当接させることが可能
となり、したがつて従来設けられていたガイドピ
ン15,16,19,20(第1図に図示)によ
る案内規制なしに磁気テープ4をテープリード2
5に沿つて走行させることができる。また、シリ
ンダ5上で磁気テープ4に対する規制力を発生さ
せているので、磁気テープ4の機械的な物性値等
の変化による記録トラツクの湾曲現象は防止され
ることになる。
磁気テープ4をテープリード25に押し付ける力
(F−f)は大きくなり、下部シリンダ22上に
形成されたテープリード25に、磁気テープ4の
下側エツジ部27を容易に当接させることが可能
となり、したがつて従来設けられていたガイドピ
ン15,16,19,20(第1図に図示)によ
る案内規制なしに磁気テープ4をテープリード2
5に沿つて走行させることができる。また、シリ
ンダ5上で磁気テープ4に対する規制力を発生さ
せているので、磁気テープ4の機械的な物性値等
の変化による記録トラツクの湾曲現象は防止され
ることになる。
以上のようにこの考案は、ヘリカルスキヤン方
式の磁気記録再生装置の磁気テープ走行系に配置
され、所定の軸を中心に回転する円柱状のシリン
ダを含み、該シリンダの周側面に沿つて所定の入
射角θをもつて巻付けられた磁気テープを該シリ
ンダの回転方向に走行させるとともに、該磁気テ
ープの走行位置を前記周側面に取付けられた磁気
ヘツドに対して案内規制するテープガイドであつ
て、 所定位置に固定され、前記磁気テープの下部磁
性面が摺接する周側面を有するとともに、該周側
面に前記下部磁性面と当接して前記磁気テープを
前記入射角θで走行するように案内する段付状の
テープリードが形成された下部シリンダと、 この下部シリンダに対してその軸方向同軸上に
回転するように保持され、前記下部シリンダより
も大きい半径を有し、かつ前記磁気テープの上部
磁性面が摺動する下端周側部に、前記下部シリン
ダの上端縁に向かつてその半径とほぼ等しくなる
ようにテーパが施された円錐曲面を有する上部シ
リンダとを備え、 前記磁気テープに対し、前記上部シリンダとの
摺動状態を適正に保ちつつ前記テープリード側へ
の引き上げ力を有効に作用させるように、前記円
錐曲面におけるテーパ傾斜角αを1/100rad以
下に設定した ことを特徴とするものであり、次のように優れた
効果がある。
式の磁気記録再生装置の磁気テープ走行系に配置
され、所定の軸を中心に回転する円柱状のシリン
ダを含み、該シリンダの周側面に沿つて所定の入
射角θをもつて巻付けられた磁気テープを該シリ
ンダの回転方向に走行させるとともに、該磁気テ
ープの走行位置を前記周側面に取付けられた磁気
ヘツドに対して案内規制するテープガイドであつ
て、 所定位置に固定され、前記磁気テープの下部磁
性面が摺接する周側面を有するとともに、該周側
面に前記下部磁性面と当接して前記磁気テープを
前記入射角θで走行するように案内する段付状の
テープリードが形成された下部シリンダと、 この下部シリンダに対してその軸方向同軸上に
回転するように保持され、前記下部シリンダより
も大きい半径を有し、かつ前記磁気テープの上部
磁性面が摺動する下端周側部に、前記下部シリン
ダの上端縁に向かつてその半径とほぼ等しくなる
ようにテーパが施された円錐曲面を有する上部シ
リンダとを備え、 前記磁気テープに対し、前記上部シリンダとの
摺動状態を適正に保ちつつ前記テープリード側へ
の引き上げ力を有効に作用させるように、前記円
錐曲面におけるテーパ傾斜角αを1/100rad以
下に設定した ことを特徴とするものであり、次のように優れた
効果がある。
イ 磁気テープに対し、上部シリンダとの摺動状
態を適正に保ちつつ前記テープリード側への引
き下げ力を有効に作用させるように、前記円錐
曲面におけるテーパ傾斜角αを1/100rad以
下に設定したので、磁気テープをテープリード
に沿つて安定かつ確実に走行させることがで
き、ヘリカルスキヤン方式の磁気記録再生装置
における記録再生動作を正確に行なうことがで
きる。
態を適正に保ちつつ前記テープリード側への引
き下げ力を有効に作用させるように、前記円錐
曲面におけるテーパ傾斜角αを1/100rad以
下に設定したので、磁気テープをテープリード
に沿つて安定かつ確実に走行させることがで
き、ヘリカルスキヤン方式の磁気記録再生装置
における記録再生動作を正確に行なうことがで
きる。
ロ また、上部シリンダと磁気テープとの間の摺
動現象が緩和されるので、上部シリンダのテー
パ上端角部に特にR加工等の微細加工を施すこ
となく、磁気テープ磁性面の損傷を少なくし、
磁性粉のはく離や、はく離した磁性粉による信
号欠損(ドロツプアウト)を抑制することがで
きる。
動現象が緩和されるので、上部シリンダのテー
パ上端角部に特にR加工等の微細加工を施すこ
となく、磁気テープ磁性面の損傷を少なくし、
磁性粉のはく離や、はく離した磁性粉による信
号欠損(ドロツプアウト)を抑制することがで
きる。
第1図はテープ走行系の一例を示す平面図、第
2図は第1図の左側面図、第3図は第1図の右側
面図、第4図はVTRの従来のシリンダを示す正
面図、第5図は従来のテープ走行系においてシリ
ンダとその周辺のガイドピンと磁気テープとの関
係を展開して示す説明図、第6図は磁気テープに
形成される記録トラツクを示す正面図、第7図は
従来の記録トラツクの湾曲状態を説明するグラフ
図、第8図は本考案に係るテープガイドの一実施
例としてVTRのシリンダとこれに磁気テープが
巻付いている状態を示す要部側断面図、第9図は
本考案に係るテープガイドの巻付く磁気テープに
作用する力を示す説明図、第10図は第8図のシ
リンダに磁気テープが巻付いた状態を展開して示
す説明図、第11図は第8図のシリンダに巻付く
磁気テープの両エツジ部におけるシリンダとの摺
接部長さの差を示すグラフ図、第12図はシリン
ダの下端周側面に形成されたテーパ角度と磁気テ
ープの走行位置との関係を示すグラフ図、第13
図はシリンダと磁気テープとの係合状態を示す要
部側断面図である。 なお図中4は磁気テープ、21は上部シリン
ダ、22は下部シリンダ、25はテープリード、
26は上側エツジ部、27は下側エツジ部であ
る。
2図は第1図の左側面図、第3図は第1図の右側
面図、第4図はVTRの従来のシリンダを示す正
面図、第5図は従来のテープ走行系においてシリ
ンダとその周辺のガイドピンと磁気テープとの関
係を展開して示す説明図、第6図は磁気テープに
形成される記録トラツクを示す正面図、第7図は
従来の記録トラツクの湾曲状態を説明するグラフ
図、第8図は本考案に係るテープガイドの一実施
例としてVTRのシリンダとこれに磁気テープが
巻付いている状態を示す要部側断面図、第9図は
本考案に係るテープガイドの巻付く磁気テープに
作用する力を示す説明図、第10図は第8図のシ
リンダに磁気テープが巻付いた状態を展開して示
す説明図、第11図は第8図のシリンダに巻付く
磁気テープの両エツジ部におけるシリンダとの摺
接部長さの差を示すグラフ図、第12図はシリン
ダの下端周側面に形成されたテーパ角度と磁気テ
ープの走行位置との関係を示すグラフ図、第13
図はシリンダと磁気テープとの係合状態を示す要
部側断面図である。 なお図中4は磁気テープ、21は上部シリン
ダ、22は下部シリンダ、25はテープリード、
26は上側エツジ部、27は下側エツジ部であ
る。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ヘリカルスキヤン方式の磁気記録再生装置の磁
気テープ走行系に配置され、所定の軸を中心に回
転する円柱状のシリンダを含み、該シリンダの周
側面に沿つて所定の入射角θをもつて巻付けられ
た磁気テープを該シリンダの回転方向に走行させ
るとともに、該磁気テープの走行位置を前記周側
面に取付けられた磁気ヘツドに対して案内規制す
るテープガイドであつて、 所定位置に固定され、前記磁気テープの下部磁
性面が摺動する周側面を有するとともに、該周側
面に前記下部磁性面と当接して前記磁気テープを
前記入射角θで走行するように案内する段付状の
テープリードが形成された下部シリンダと、 この下部シリンダに対してその軸方向同軸上に
回転するように保持され、前記下部シリンダより
も大きい半径を有し、かつ前記磁気テープの上部
磁性面が摺動する下端周側部に、前記下部シリン
ダの上端縁に向かつてその半径とほぼ等しくなる
ようにテーパが施された円錐曲面を有する上部シ
リンダとを備え、 前記磁気テープに対し、前記上部シリンダとの
摺動状態を適正に保ちつつ前記テープリード側へ
の引き上げ力を有効に作用させるように、前記円
錐曲面におけるテーパ傾斜角αを1/100rad以
下に設定した ことを特徴とするテープガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18590483U JPS6093150U (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | テ−プガイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18590483U JPS6093150U (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | テ−プガイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6093150U JPS6093150U (ja) | 1985-06-25 |
JPH054114Y2 true JPH054114Y2 (ja) | 1993-02-01 |
Family
ID=30401691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18590483U Granted JPS6093150U (ja) | 1983-11-29 | 1983-11-29 | テ−プガイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6093150U (ja) |
-
1983
- 1983-11-29 JP JP18590483U patent/JPS6093150U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6093150U (ja) | 1985-06-25 |
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