JPH0739073Y2 - 回転ヘッドドラム装置 - Google Patents

回転ヘッドドラム装置

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JPH0739073Y2
JPH0739073Y2 JP11978289U JP11978289U JPH0739073Y2 JP H0739073 Y2 JPH0739073 Y2 JP H0739073Y2 JP 11978289 U JP11978289 U JP 11978289U JP 11978289 U JP11978289 U JP 11978289U JP H0739073 Y2 JPH0739073 Y2 JP H0739073Y2
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drum
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lower drum
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JP11978289U
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秀夫 北沢
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、回転ヘッドドラム装置に関する。更に詳述す
ると、本考案は回転ヘッドドラム装置においてドラムサ
ーボ系の比較信号として出力信号が使用されるパルス・
ジェネレータ(本明細書においてはPGと略称する)の取
付構造の改善に関する。
(従来の技術) 一般に、回転ヘッドドラムは180°置きに2個の磁気ヘ
ッド120,120を有し、この2個のヘッド120,120を交互に
テープに摺接させると共に記録信号ないし再生信号の入
出力を切り替えることによって、テープ上に連続的に信
号を記録・再生するようにしている。このヘッドの切替
えのタイミングを決めるのがPG(パルス・ジェネレー
タ)115の出力信号であり、上記ヘッド120,120との位相
関係を正確に一致させることが重要である。
従来の一般的な回転ヘッドドラム装置は、ヘッド120,12
0を配設した上ドラム101を、ドラム軸103に固着したデ
ィスク102に対して、基準穴等を利用して位置決めした
状態で取付ビス104によって固定する一方、ドラム軸103
の下端にボス114を固着してそのボス114にモータ113の
ロータ側が固定されている。モータ113は、下ドラム107
側に固定されるステータ組と、ドラム軸103と共に回転
するロータ組とから成り、ロータケース111の外周面に
はPG用マグネット116が設けられている。他方、前記PG
用マグネット116の位置を検出するPGセンサ117は、PG用
マグネット116の外に近接対向するようにしてステータ
基板108に取付けられ、PGマグネット116が直前を通過す
るときにパルスを出力することによってPGマグネット11
6の位置ひいてはヘッド120,120の位置を検出するように
している。
ヘッド120,120とPG115の出力パルスとの位相位置関係の
調整は、第5図に示すように、ドラム軸103に対してロ
ータケース111を回転方向に微調整移動可能に取付ける
ことによって可能とされている。例えば、従来のロータ
ケース111は円弧状の透孔118を利用してドラム軸103に
対して回転方向に微調整移動可能に取付けられている。
そして、透孔118を通してボス114にねじ込まれた取付け
ビス119を弛めることによって、ボス114とロータ111と
の位相位置を回転方向に調整移動させることによってPG
センサ117の出力パルスとヘッド120,120との位相を一致
させている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、ドラム軸103に固着したディスク102に対
する上ドラム101の相対位置、この上ドラム101に対する
ボス114の位置は治具等により精度良く組立てできるも
のの、第4図のような従来の構成では、PGセンサ117を
取付けたステータ基板108の位置は、実質的にステータ
コア109の下ドラム107への取付け精度で決められるため
取付け位置が不安定となる。即ち、ステータコア109と
下ドラム107とは取付ビス、121によって固定されるよう
になっているが、取付ビス121と下ドラム107の螺孔とは
互いにばらつきがあることから固定位置が不安定とな
る。しかも、ステータコア109と下ドラム107との間が離
れていることから、取付ビス121が長尺となってしま
い、傾斜して取付けられることがある。
これ等のことから、最終的に上記のPGマグネットの位置
即ちヘッドとPGの出力パルスとの位相位置関係を調整す
る作業が必要になる。
本考案は、PGセンサとヘッドとの相対位置精度の高い回
転ヘッドドラム装置を提供し、位相調整作業を実質的に
省くことを目的とする。
(課題を解決するための手段) かかる目的を達成するため、本考案の回転ヘッドドラム
装置は、ドラム軸が回転自在に保持された下ドラムと、
上記ドラム軸と一体的に回転すると共に回転ヘッドを配
設した上ドラムと、上記下ドラムの底面に近接して取付
けたステータ基板を有するステータと上記ドラム軸に固
定されたロータから成るモータと、上記ロータの外周面
に取付けたPGマグネットと、このPGマグネットに近接対
向するPGセンサを配設したホルダとを具備してなり、上
記ホルダは上記ステータ基板に結合部材により固着さ
れ、この結合部材を含む上記ホルダと一体の突出部は上
記ステータ基板の上記下ドラム側に突出し、上記下ドラ
ムは上記突出部の嵌合を許容する位置決め用穴を穿設す
るようにしている。
(作用) したがって、下ドラムとステータとの位置関係がステー
タ基板に取付けたセンサーホルダと一体の突出部によっ
て決められ、PGセンサとヘッドの位相関係を一致させ
る。
(実施例) 以下、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図に本考案の回転ヘッドドラム装置の一実施例を示
す。この回転ヘッドドラム装置は、回転ヘッド(図示省
略)を支持して一体回転する上ドラム1と、この上ドラ
ム1との間でテープ走行経路を形成する下ドラム7と、
上ドラム1を支持するドラム軸3の一端に形成されて上
ドラム1を回転させるモータ13とから構成されている。
モータ13は、上ドラム1と一体的に回転するロータケー
ス(ヨーク)11とマグネット12とから成るロータ組と、
下ドラム7に固定されているコア9とそれに巻回される
コイル10とから成るステータ組とによって構成されてい
る。
回転ヘッドは図示していないが180°の間隔をおいて上
ドラム1に2個配設すると共にパルス・ジエネレータの
出力信号で切替えるように設けられている。このヘッド
と回転ヘッドドラムの外の信号処理系・録再アンプない
し再生アンプとは、平面対向型のロータリートランスを
介して信号伝送が行なわれている。このロータリートラ
ンスは、回転側ロータリトランス5と固定側ロータリト
ランス6とから成り、ドラム軸3に固着されたディスク
2に回転側ロータリートランス5が固定され、下ドラム
7側に固定側ロータリートランス6が固定されている。
上ドラム1はドラム軸3に固着されているディスク2に
対して治具・位置決めピンを利用して基準穴19を一致さ
せることによって位置決めし、取付けビス4によって固
定されている。また、モータ13のロータケース(ヨー
ク)11の外周面にはPGマグネット16が固着されている。
このPGマグネット16は回転ヘッドに対応させて180°間
隔で設けられている。
更に、PGマグネットに所定のギヤップを設定して対向す
るようにPGセンサ17がステータ側に固定されている。こ
のPGセンサ17はホール素子等から成り、下ドラム7に固
定されているステータ基板8に取付けられている。例え
ば、第2図に示すように、ステータ基板8に取付けビス
20を貫通させるための穴21と、位置決め用のPGホルダー
18の突起22を嵌合させる穴23とが設けられ、穴23にPGホ
ルダーの突起22を嵌合させた状態でビス20をPGホルダー
18にねじ込むことによって固定されている。また、下ド
ラム7の底面には外方に突出するフランジ26が形成さ
れ、そのフランジ26部分にPGホルダ18と一体の突出部例
えばビス20の頭部の嵌合を許容する位置決め用穴27が設
けられている。PGホルダ18と一体の突出部とはPGホルダ
18と実質的に一体となって下ドラム7の底面に設けられ
た位置決め用穴27内に嵌合するまで突出したものの全て
を含み、例えば取付け用ビス20、位置決め用突起22等を
意味する。本実施例の場合、取付け用ビス20の頭部を突
出部として利用している。
以上のように構成された回転ヘッドドラム装置による
と、次のようにして組立てられる際にヘッドとPG15との
位相位置が自動的に求められる。
一体型ベアリングを具備するドラム軸3にはディスク2
が固着されている。更にこのディスク2には上ドラム1
が取付けビス4によって固定されている。このディスク
2と上ドラム1との間の位置決めは、各々に形成された
基準穴19に治具・位置決め用ピンを挿入することによっ
て決定される。また、ドラム軸3の下端に固着されるボ
ス14にはあらかじめロータケース11が取付けられてい
る。このボス14とロータケース11は、双方に基準穴24が
形成され、この基準穴24に治具・ピンを挿入することに
より両者の位置が正確に決められた状態で、ビス25又は
カシメ等によって固着されている。
このロータケース11を取付けたボス14をドラム軸3に装
着するときの上ドラム1及びディスク2の基準穴19との
相対位置は治具(図示省略)を用いて決められる。
モータ13のステータ側にはステータ基板8が一体的に配
設され、下ドラム7に図示しないビスにより取付けられ
ている。下ドラム7とステータ基板8との間は、下ドラ
ム7の中心側の下ドラム基準面においてステータ基板8
と当接しており、外周側で僅かな隙間が形成されてい
る。両者の間は、全面が接合していても、或いは複数箇
所で点接触的に接合していても良い。
更に、下ドラム7とステータ基板8との間の位置決めに
ついて説明すると、ステータ基板8には上記ロータケー
ス11の外周面の所定位置に取付けたPGマグネット16に対
向するようにPGセンサ17がホルダ18に固着され、このホ
ルダ18がステータ基板8に第2図に示すように位置決め
用の穴と突起を嵌合させることによって位置決めしつつ
ビス20により取付けられている。一方、下ドラム7のフ
ランジ26部分の位置決め穴27に上記ビス20の頭を嵌合さ
せるようにしてステータコア9及びステータ基板8を下
ドラム7にねじ止めすることによって、下ドラム7とPG
センサ17との位置決めを行ないつつステータ組とPGセン
サ17を下ドラムに組付ける。
以上のようにして、上ドラム1の所定位置に取付けられ
たヘッドとPGセンサ17とが、基準穴の他にPGセンサ17の
ホルダ18をステータ基板8に取付けるビス20の頭と下ド
ラム7の位置決め穴27との嵌合によって各々が部品を積
み上げて組立てる間に自動的に位置が決められる。
尚、上述の実施例は本考案の好適な実施の一例ではある
がこれに限定されるものではなく本考案の要旨を逸脱し
ない範囲において種々変形実施可能である。例えば、第
1図の実施例においては、下ドラム7の底面側に外方に
突出するフランジ26を設け、該フランジ26部分を貫通す
るように位置決め穴27を穿設したが、フランジ26を突出
させることなく下ドラム7の底面に位置決め穴27を直接
穿設しても良い。
また、本実施例では位置決め穴27にPGセンサ17のホルダ
18を取付けるためのビス20の頭を嵌合するようにしてい
るが、ホルダ18の位置決め用突起22をステータ基板8よ
り上面に突出させて、この突起22を位置決め穴27に嵌合
するようにしても良い。また、PGホルダ18に上述のビス
20や位置決め突起22とは別の位置決め用突起を一体形成
して位置決め穴27に嵌合させても良い。
(考案の効果) 以上の説明より明らかなように、本考案の回転ヘッドド
ラム装置は、下ドラムとステータとの位置をステータ基
板に取付けたセンサーホルダと一体の突出部によって決
定するようにしているので、PGセンサとヘッドとの相対
位置精度が所望の許容範囲に設定されるまでに向上し、
実質的には最終的な位相の調整作業が廃止若しくは著し
く簡略化することができる。
また、本考案の回転ヘッドドラム装置は、ホルダと一体
の突出部をステータ基板を介して下ドラム側に突出さ
せ、下ドラムの位置決め用穴に突出部を嵌合するように
ステータ基板を下ドラムに近接させ、しかもPGセンサの
突出部を下ドラムに直接嵌合させるようにしたので、装
置自体の軸方向寸法が大幅に短縮され薄型化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の回転ヘッドドラム装置の一実施例を示
す部分断面正面図、第2図はPGセンサの素子の取付状態
を説明する斜視図、第3図は回転ヘッドドラム装置の底
面図、第4図は従来の回転ヘッドドラム装置の一例を示
す中央縦断面図、第5図はその底面図である。 1……上ドラム、3……ドラム軸、7……下ドラム、8
……ステータ基板、13……モータ、15……PG、16……PG
マグネット、17……PGセンサ、20……ビス(ホルダと一
体の突出部)、27……位置決め穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドラム軸が回転自在に保持された下ドラム
    と、上記ドラム軸と一体的に回転すると共に回転ヘッド
    を配設した上ドラムと、上記下ドラムの底面に近接して
    取付けたステータ基板を有するステータと上記ドラム軸
    に固定されたロータから成るモータと、上記ロータの外
    周面に取付けたPGマグネットと、このPGマグネットに近
    接対向するPGセンサを配設したホルダとを具備してな
    り、上記ホルダは上記ステータ基板に結合部材により固
    着され、この結合部材を含む上記ホルダと一体の突出部
    は上記ステータ基板の上記下ドラム側に突出し、上記下
    ドラムは上記突出部の嵌合を許容する位置決め用穴を穿
    設してなる回転ヘッドドラム装置。
JP11978289U 1989-10-16 1989-10-16 回転ヘッドドラム装置 Expired - Lifetime JPH0739073Y2 (ja)

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