JP2501642Y2 - キャブオ―バ―型自動車に於ける安全ベルト掛止機構 - Google Patents

キャブオ―バ―型自動車に於ける安全ベルト掛止機構

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JP2501642Y2
JP2501642Y2 JP7878892U JP7878892U JP2501642Y2 JP 2501642 Y2 JP2501642 Y2 JP 2501642Y2 JP 7878892 U JP7878892 U JP 7878892U JP 7878892 U JP7878892 U JP 7878892U JP 2501642 Y2 JP2501642 Y2 JP 2501642Y2
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fixed
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hinge
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亨 土肥原
恭一 石田
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、キャブオーバー型自動
車に於ける安全ベルト掛止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、キャブオーバー型トラックに於い
ては、エンジンカバーの開閉に影響されず、エンジンの
点検孔からの作業にも支障を与えることなく、而も充分
な安全ベルトとしての強度を保有することを目的とし
て、車体の衝突時に、安全ベルトに固着したフックが係
合するサポートを、車体後部外板に固定した強度メンバ
ーに固着する構成が採られていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】しかし、安全ベルトの座
席側の端部の固定位置は、乗員の上半身と腰部との屈曲
部を中心とした所定の円筒角の範囲に設置を要求される
安全法規上の制約があり、また近年のエンジンの構造の
複雑化によるエンジン容積の大型化、又、運転室内の確
保しようとする空間の拡大化に伴い、シートベルトに固
着したフックが動かせる空間やフックが係脱するサポー
トを設置する空間を縮少させなければならないという問
題が生じてきた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、運転室1の後
部外板2に、ほゞ逆L字形のリヤマンパネル3の後壁3
bを固着し、このリヤマンパネル3の前壁3aの裏面
に、先部を下向きに傾斜させた傾斜部4aを形成したブ
ラケット4を固着し、前方下部に係止部5aを形成した
サポート5を前記傾斜部4aに固着し、リヤマンパネル
3の上壁3cに第1ヒンジ6の固定片6aを固着し、可
動片6bをエンジンカバー7の後端部7aに固着し、前
記エンジンカバー7に穿設した点検孔7bより前方の位
置に於いてエンジンカバー7に対し第2ヒンジ8の固着
片8aを固着し、点検孔7bを嵌挿し且つ後部に係合孔
9aを穿設したプレート9を第2ヒンジ8の廻動片8b
に固定し、前記サポート5の係止部5aに係脱自在とな
るようにプレート9の係合孔9aを臨ませ、プレート9
の前部9bに安全ベルト10の一端10aを固着する。
【0005】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
1はキャブオーバー型トラックの車体の運転室、2はこ
の運転室1の後部外板で、車体の本体の一部である。前
記運転室1内の座席の背部の下方に於ける後部外板3の
前面に、ほゞ逆L字型のリヤマンパネル3の後壁3bを
溶接によって固着する。
【0006】前記リヤマンパネル3の前壁3aの下端部
は前方に向かって斜め下方に傾斜させた傾斜固定部3d
を形成する。前壁3aの裏面3eには、ほゞコ字形で下
方先部に下向きの傾斜部4aを形成したブラケット4を
配設し、上端部4bを前記裏面3eに溶接により固定
し、傾斜部4aを前記傾斜固定部3dに溶接して固定す
る。
【0007】5は縦断正面がT字形のサポートで、垂直
部5bの下縁の先部に係止部5aを形成する。
【0008】リヤマンパネル3の上壁3cには、エンジ
ンカバー7を開閉するための第1ヒンジ6の固定片6a
を固着し、可動片6bの下縁6cをエンジンカバー7の
後端部7aに固着する。
【0009】8は第2ヒンジで、エンジンカバー7に穿
設してある点検孔7bより前方の位置に於いてエンジン
カバー7に対して第2ヒンジ8の固着片8aを固着す
る。そして、第2ヒンジ8の廻動片8bには、点検孔7
bを嵌挿させた略偏平なプレート9の前部9bを固着す
ると共に、後部9cに穿設した係合孔9aをサポート5
の係止部5aに係脱自在となるように臨ませる。
【0010】そして、第2ヒンジ8の廻動片8bとプレ
ート9の前部9bに貫通させたボルト11とナット12
によってベルトアンカー13を固定し、このベルトアン
カー13に安全ベルト10の端部10aを連結する。
【0011】14は平面がコ字形のバネて、このバネ1
4の基部14aは第2ヒンジ8の固着片8aと共にエン
ジンカバー7の前端部7cに固着し、脚部14b・14
bは第2ヒンジ8の廻動片8b上に圧接し、廻動片8b
及びプレート9を常時下方に押圧している。
【0012】
【考案の作用】本考案は上述のように構成したので、安
全ベルトがを使用中に急停車したり衝突した時に、安全
ベルトが引っ張られると、その引張力はベルトアンカー
13を介して第2ヒンジ8の廻動片8bとプレート9に
作用し、バネ14の弾力に抗して両者は第2ヒンジ8の
軸を中心に上方向に廻動し、プレート9の係合孔9aが
サポート5の係止部5aに係止し、安全ベルト10に作
用した引張力は係止部5aで受け止められ、乗員の傾倒
或いは飛び出しは阻止される。
【0013】安全ベルトにたいする引張力が無くなる
と、プレート9及び第2ヒンジ8の廻動片8bはバネ1
4の弾力によって旧位に復する。
【0014】そして、エンジンを点検する場合は、第1
ヒンジ6を中心にエンジンカバー7を廻動して開閉出
来、その際エンジンカバー7の開閉の時に廻動する方向
とプレート9の廻動する方向とは互いに反対方向である
ため、プレート9がサポート5に係合することはなく、
エンジンカバーの開閉は円滑に行うことが出来る。
【0015】図中、15はゴム製薄カバーである。
【0016】
【考案の効果】依って本考案によれば、プレートが係脱
するサポートを偏平形状ではなく、T字形の立体形状に
形成し、この形状のサポートをリヤマンパネルの下部に
傾斜して取り付けたので、プレートは可及的に偏平形状
に形成出来るので、プレートの前部とエンジンカバーと
の固定を偏平形状の第2ヒンジの廻動片を介して行って
いることと相俟ってサポートとプレートとの設置に必要
とする上下方向の空間容積は可及的に削減可能となり、
エンジンの大型化に基因する座席下の空間の縮少に対応
できる。
【0017】また、エンジンカバーを開閉するための第
1ヒンジと、プレートが上下廻動するための第2ヒンジ
との、夫々の取付位置は上下に異る位置であり、而も夫
々の廻動方向も互いに反対方向であるので、安全ベルト
が引っ張られてプレートと共に第2ヒンジの廻動片が上
方に廻動した時でも、その牽引力がエンジンカバーに作
用して開くということはなく保守性を確保することが出
来、更にエンジンカバーの開閉時にプレートがサポート
に当ることなくエンジンカバーの開閉を円滑に行うこと
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】運転室内に於ける座席と安全ベルトとエンジン
カバーの位置関係を示した平面図である。
【図2】本考案の要部の拡大平面図である。
【図3】本考案の取り付け状態を示した縦断側面図で、
想像線は各部材の作動を示している。
【図4】本考案の要部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 運転室 6c 下縁 2 後部外板 7 エンジンカ
バー 3 リヤマンパネル 7a 後端部 3a 前壁 7b 点検孔 3b 後壁 7c 前端部 3c 上壁 8 第2ヒンジ 3d 傾斜固定部 8a 固着片 3e 裏面 8b 廻動片 4 ブラケット 9 プレート 4a 傾斜部 9a 係合孔 4b 上端部 9b 前部 5 サポート 9c 後部 5a 係止部 10 安全ベルト 5b 垂直部 10a 一端 6 第1ヒンジ 11 ボルト 6a 固定片 12 ナット 6b 可動片 13 ベルトア
ンカー 14 バネ 14b・14b
脚部 14a 基部 15 ゴムカ
バー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室1の後部外板2に、ほゞ逆L字形
    のリヤマンパネル3の後壁3bを固着し、このリヤマン
    パネル3の前壁3aの裏面に、先部を下向きに傾斜させ
    た傾斜部4aを形成したブラケット4を固着し、前方下
    部に係止部5aを形成したサポート5を前記傾斜部4a
    に固着し、リヤマンパネル3の上壁3cに第1ヒンジ6
    の固定片6aを固着し、可動片6bをエンジンカバー7
    の後端部7aに固着し、前記エンジンカバー7に穿設し
    た点検孔7bより前方の位置に於いてエンジンカバー7
    に対し第2ヒンジ8の固着片8aを固着し、点検孔7b
    を嵌挿し且つ後部に係合孔9aを穿設したプレート9を
    第2ヒンジ8の廻動片8bに固定し、前記サポート5の
    係止部5aに係脱自在となるようにプレート9の係合孔
    9aを臨ませ、プレート9の前部9bに安全ベルト10
    の一端10aを固着したことを特徴とするキャブオーバ
    ー型自動車に於ける安全ベルト掛止機構。
JP7878892U 1992-10-05 1992-10-05 キャブオ―バ―型自動車に於ける安全ベルト掛止機構 Expired - Fee Related JP2501642Y2 (ja)

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JPH0632229U JPH0632229U (ja) 1994-04-26
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