JP2501525Y2 - デフケ―ス支持構造 - Google Patents

デフケ―ス支持構造

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JP2501525Y2
JP2501525Y2 JP10556189U JP10556189U JP2501525Y2 JP 2501525 Y2 JP2501525 Y2 JP 2501525Y2 JP 10556189 U JP10556189 U JP 10556189U JP 10556189 U JP10556189 U JP 10556189U JP 2501525 Y2 JP2501525 Y2 JP 2501525Y2
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JP
Japan
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yoke
differential case
hole
seal member
output shaft
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JP10556189U
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JPH0344022U (ja
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誠 粕谷
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のデフケース支持構造に関するものであ
る。
[従来の技術] 実開昭60−191534号公報に開示されるように、左右の
車輪が独立に懸架される場合、差動装置から延出する左
右1対の出力軸は、デフケースから突出する端部で自在
継手により中間軸の一端と連結され、中間軸の他端は自
在継手により車輪の軸と連結される。第3図に示すよう
に、デフケース3,3aの側壁からの出力軸16の突出部分
は、シール部材36により外部とシールされるだけであ
り、この部分に外部から埃などが浸入しやすい。
デフケースは前半のデフケース3と後半のデフケース
3aを結合してなり、デフケース3aの側壁の軸穴に軸受18
の外輪が止め輪29により係止される一方、内輪が1対の
止め輪27,28により出力軸16に係止され、これにより出
力軸16の軸移動が抑えられる。デフケース3aの側壁の軸
穴に嵌合した環状のスペーサ15と出力軸16との間に、環
状のシール部材36が装着される。出力軸16のデフケース
から突出する外端部に等速自在継手の円筒状のヨーク6
が一体に形成される。
デフケースは次のようにして車体に支持される。デフ
ケース3,3aの側壁に、穴4aを有する前後方向に延びる板
状の懸架腕4がボルトにより結合され、懸架腕4の前後
端部がゴムブツシュを介して車体に支持される。懸架腕
4の穴4aの内径はヨーク6と干渉しないようできるだけ
小さくされるが、懸架腕4の側面とヨーク6の側面との
間の隙間38へ埃が浸入するのを抑えるために、懸架腕4
の側面に溶接した断面L字形をなす環状のダストカバー
37によりヨーク6の外周面が覆れる。
第3図に示すような構造では、懸架腕4に対するダス
トカバー37の組付位置にバラツキがあると、ダストカバ
ー37とヨーク6の外周面との同心性が失われる。すなわ
ち、両者の間隙に広い部分が生じ、埃の浸入を効果的に
防ぐことができない。また、ダストカバー37は薄板から
成形されるものであるため、出力軸16の脱着作業の際に
損傷(変形)されると、埃の浸入防止作用が損われる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、構成がより簡単
で、出力軸の軸受を保護するシール部材への埃の浸入を
効果的に抑える、デフケース支持構造を提供することに
ある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はデフケー
ス側壁に軸受により支持した出力軸の外端部に自在継手
のヨークを一体に形成し、軸受とヨークのフランジ面と
の間にシール部材を介装し、シール部材を覆う穴を有す
る間隔板をデフケース側壁に結合し、間隔板にヨークの
外周側を覆う穴を有しかつ前後端部を車体に支持した懸
架腕を重ね合せて結合してなるものである。
[作用] 本考案によれば、予め懸架腕4の穴4aと間隔板5の穴
5aを同心に位置決めしたうえ、重ね合せ結合し、間隔板
5をデフケースに固定することにより、間隔板5の穴5a
によりシール部材20の外周側が覆われ、同時に懸架腕4
の穴4aにより出力軸16と一体のヨーク6の外周面が覆わ
れる。したがって、外部からシール部材への埃の浸入
は、懸架腕4と間隔板5により二重に抑えられる。
[考案の実施例] 第1図は本考案によるデフケース支持構造の左半部を
示す平面断面図である。デフケースは前半のデフケース
3と後半のデフケース3aとを結合して構成され、デフケ
ース3aの側壁の軸穴に、軸受18により左側の出力軸16が
支持される。出力軸16の内端部に傘歯車17が結合され、
公知の差動装置におけるキヤリヤの傘歯車と噛み合され
る。デフケース3aの軸穴に環状のスペーサ15を嵌合して
軸受18が位置決めされ、スペーサ15と出力軸16との間
に、環状のシール部材20が装着される。出力軸16の外端
部は大径とされ、フランジ19と一体に円筒状のヨーク6
が形成される。等速自在継手12はヨーク6の溝と中間軸
10に結合したヨーク7の溝との間に多数の球13を係合し
て構成される。ヨーク6は円筒状のカバー8により覆わ
れ、さらにカバー8と中間軸10との間に装着した蛇腹状
の防塵ブーツ9により密閉される。中間軸10の他端は左
側車輪の軸と連結される。こうして、路面変化に対応し
てデフケースに対する車輪の上下方向の相対運動が保証
される。
デフケース3,3aを車体側に支持するために、デフケー
ス3,3aの側壁に間隔板5を介して懸架腕4が結合され
る。前後方向に延びる板状の懸架腕4は、前端をゴムブ
ツシユ2を嵌合する筒体2aに結合され、ゴムブツシユ2
がボルトにより車体に固定される。懸架腕4の後端も同
様にゴムブツシユ14を嵌合する筒体14aに結合され、ゴ
ムブツシユ14がボルトにより車体に固定される。
本考案によれば、デフケース3,3aの側壁に重合せ結合
される間隔板5に、シール部材20の外周側を覆う穴5aが
備えられ、懸架腕4にヨーク6の円筒部を覆う穴4aが備
えられる。
第2図はシール部材20の具体的構成を示す平面断面図
である。デフケース3aの軸穴に支持される軸受18は、外
輪を止め輪29により軸穴に位置決めされる一方、内輪を
1対の止め輪27,28により出力軸16に係止される。デフ
ケース3aの軸穴に、軸受18の外輪を規制する環状のスペ
ーサ15が嵌合され、スペーサ15と出力軸16との間にシー
ル部材20が嵌合される。
シール部材20は断面L字形をなす金属製の補強環21を
スペーサ15へ嵌合支持し、補強環21に焼き付けたゴム製
のリツプ22がヨーク6のフランジ面19aに摺接され、ま
たリツプ23,24が出力軸16の外周面に摺接される。リツ
プ24はこれに巻き付けた保持環25により出力軸16に押し
付けられる。
間隔板5の板厚は右側面がデフケース3,3aの側壁とス
ペーサ15の側壁とに重ね合され、左側面がフランジ面19
aとほぼ一致するような寸法とされる。穴5aの内径はシ
ール部材20の外周側を覆い、フランジ面19aと接しない
ような寸法とされる。フランジ面19aとヨーク6の外周
面は円錐面35で連なる。したがつて、懸架腕4の板厚は
穴4aがヨーク6の外周面を覆う寸法とされる。しかし、
懸架腕4の板厚は第3図に示した従来のものの板厚でほ
ぼ十分である。
なお、第1図には差動装置の左半部だけを示したが、
右半部もほぼ対称に構成される。したがつて、デフケー
ス3,3aは2本の懸架腕4により4点で車体に支持され
る。
本考案によれば、懸架腕4の穴4aと間隔板5の穴5aの
内径をできるだけ小さく、具体的には穴4aとヨーク6の
円筒部との間に隙間sを2mm程度にすることにより、外
部からシール部材20への埃の浸入が効果的に抑えられ
る。すなわち、懸架腕4の穴4aによりヨーク6の円筒部
が覆われるので、この部分で埃の浸入が抑えられ、さら
に間隔板5の穴5aによりシール部材20の外周側が覆われ
るので、この部分でもシール部材20への埃の浸入が抑え
られる。シール部材20はヨーク6のフランジ面19aに接
するリツプ22を備えているので、出力軸16への埃の浸入
が防止され、さらにリツプ23,24の働きにより軸受18へ
の埃の浸入が完全に阻止される。
[考案の効果] 本考案は上述のように、デフケース側壁に軸受により
支持した出力軸の外端部に自在継手のヨークを一体に形
成し、軸受とヨークのフランジ面との間にシール部材を
介装し、シール部材を覆う穴を有する間隔板をデフケー
ス側壁に結合し、間隔板にヨークの外周側を覆う穴を有
しかつ前後端部を車体に支持した懸架腕を重ね合せて結
合したものであり、懸架腕の穴により出力軸のヨークの
外周側が覆われ、さらに間隔板の穴によりシール部材の
外周側が覆われるので、外部からシール部材への埃の浸
入が効果的に抑えられ、出力軸を支持する軸受の潤滑部
が清浄に保たれる。
間隔板と懸架腕とは予め各穴が同心に並ぶように重合
せ結合され、かつデフケースの側壁に結合されるもので
あるから、出力軸と穴との同心性が容易に得られ、懸架
腕の穴とヨークの外周側との間に、また間隔板の穴とシ
ール部材の外周側との間に周方向に均一な隙間が得ら
れ、従来例のように、ダストカバーを設けなくても、埃
の浸入が効果的に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るデフケース支持構造の左半部を示
す平面断面図、第2図は同支持機構の要部を拡大して示
す平面断面図、第3図は従来のデフケース支持構造を示
す平面断面図である。 3,3a:デフケース、4:懸架腕、4a,5a:穴、5:間隔板、6:
ヨーク、16:出力軸、18:軸受、20:シール部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】デフケース側壁に軸受により支持した出力
    軸の外端部に自在継手のヨークを一体に形成し、軸受と
    ヨークのフランジ面との間にシール部材を介装し、シー
    ル部材を覆う穴を有する間隔板をデフケース側壁に結合
    し、間隔板にヨークの外周側を覆う穴を有しかつ前後端
    部を車体に支持した懸架腕を重ね合せて結合してなるデ
    フケース支持構造。
JP10556189U 1989-09-08 1989-09-08 デフケ―ス支持構造 Expired - Lifetime JP2501525Y2 (ja)

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JP10556189U JP2501525Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 デフケ―ス支持構造

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JP10556189U JP2501525Y2 (ja) 1989-09-08 1989-09-08 デフケ―ス支持構造

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JPH0344022U JPH0344022U (ja) 1991-04-24
JP2501525Y2 true JP2501525Y2 (ja) 1996-06-19

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JP5819126B2 (ja) * 2011-07-23 2015-11-18 本田技研工業株式会社 小型車両用パワーユニット

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JPH0344022U (ja) 1991-04-24

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