JPH0743489Y2 - ストラット用スラスト玉軸受装置 - Google Patents

ストラット用スラスト玉軸受装置

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JPH0743489Y2
JPH0743489Y2 JP1989038088U JP3808889U JPH0743489Y2 JP H0743489 Y2 JPH0743489 Y2 JP H0743489Y2 JP 1989038088 U JP1989038088 U JP 1989038088U JP 3808889 U JP3808889 U JP 3808889U JP H0743489 Y2 JPH0743489 Y2 JP H0743489Y2
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JP
Japan
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ball bearing
thrust ball
mount member
seal
case
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989038088U
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English (en)
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JPH02128823U (ja
Inventor
宏司 片岡
明彦 古市
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Koyo Seiko Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/76Sealings of ball or roller bearings
    • F16C33/761Sealings of ball or roller bearings specifically for bearings with purely axial load

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、スラスト玉軸受と、このスラスト玉軸受を挟
んで軸方向で掌合係合され、当該係合部にラビリンス密
封部を形成する一対のリング状カバーよりなるケースと
を備え、かつ車両の荷重を受けるとともに車輪側からの
反力を受ける箇所で使用されるストラット用スラスト玉
軸受装置に関する。
〈従来の技術〉 従来のこの種のストラット用スラスト玉軸受装置の例と
して実開昭62−8420号公報があり、さらに、第3図に示
すものがある。
図中、1はスラスト玉軸受、2は軸方向で掌合係合され
て当該係合部にラビリンス密封部を形成する一対のリン
グ状カバー3,4よりなるケースであり、このケース2の
内部にスラスト玉軸受1が非分離に収納されており、一
方カバー3にスラスト玉軸受1の一方のレース11が、他
方カバー4にスラスト玉軸受1の他方のレース12がそれ
ぞれ保持されている。
ケース2のカバー3,4は断面がほぼコ字形状に形成され
ている。図の上側のカバー3の外径側の短寸円筒部31の
突出端には径方向内向きに突出する突条32が、内径側の
長寸円筒部33の突出端には径方向外向きに突出する突条
34がそれぞれ形成され、また図の下側のカバー4の外径
側の長寸円筒部41の突出端には径方向外向きに突出する
突条42が、内径側の短寸円筒部43の中途部には径方向内
向きに突出する突条44がそれぞれ形成されている。そし
て、上側のカバー3と下側のカバー4とを各円筒部の端
部が向き合うように軸方向で掌合し、各円筒部の突条そ
れぞれを係合させることにより、これらを非分離すると
ともに、前記係合部にラビリンス密封部が形成されるよ
うになっている。
このストラット用スラスト玉軸受装置は、上側のカバー
3がストラット式サスペンション装置のアッパーマウン
ト部材5に、また下側のカバー4がストラット式サスペ
ンション装置のロアーマウント部材6にそれぞれ取り付
けられる。なお、アッパーマウント部材5はロアーマウ
ント部材6の径方向内側に配置され、アッパーマウント
部材5はストラット式サスペンション装置のショックア
ブソーバ(図示省略)の上端に固定される一方、ロアー
マウント部材6はストラット式サスペンション装置のス
プリング7の上端を受けるように設定されている。つま
り、アッパーマウント部材5は車輪側からの反力を、ま
たロアーマウント部材6は車両の荷重をそれぞれ受ける
ように設定されている。
そして、ケース2の下側のカバー4とロアーマウント部
材6との間には、内径端がアッパーマウント部材5の筒
部51の外周面に接触するゴムシート8が取り付けられて
いる。
ところで、ストラット式サスペンション装置において、
車両走行中には、ロアーマウント部材6の下面に対して
砂埃や泥水などがかかるようになっているが、上記構造
の場合、ゴムシート8によって、前記砂埃や泥水が、ア
ッパーマウント部材5の筒部51の外周面とロアーマウン
ト部材6の内径端61との間に形成される隙間からケース
2の内部に侵入するのを防止するようになっている。ま
た、水分が前記隙間から侵入したとしてもケース2の係
合部におけるラビリンス密封部によりスラスト玉軸受1
を収納するケース2の空間に侵入するのを防止するよう
になっている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来のストラット用スラスト玉軸受装置において
は、ゴムシート8によって走行中における砂埃や泥水が
ケース2の内部に侵入するのを防止するようにしている
が、このゴムシート8は独立した部品であってスラスト
玉軸受1やケース2のいずれにも保持されないものであ
るために、これらの部品をそれぞれ個別にストラット式
サスペンション装置へ装着せねばならず、組付作業が面
倒で手間がかかる。
本考案はこのような事情に鑑みて創案されたもので、装
着部位におけるマウント部材間の隙間を密封するシール
をケースに保持させて、組付作業を簡単かつ迅速に行え
るようにすることを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、スラスト玉軸受と、このスラスト玉軸受を挟
んで軸方向で掌合係合され、当該係合部にラビリンス密
封部を形成する一対のリング状カバーよりなるケースと
を備え、かつ、車両の荷重を受けるとともに車輪側から
の反力を受ける箇所で使用され、ロアーマウント部材と
アッパーマウント部材との間に配設されるストラット用
スラスト玉軸受装置において、次のように構成する。
本発明では、ケースにおいてロアーマウント部材側の一
方カバーのアッパーマウント部材と対向する周面に嵌着
されるシールを備え、このシールが、前記周面に嵌合さ
れる円筒形の芯金と、この芯金に被着されてアッパーマ
ウント部材の周面に接触するラジアルリップとを備える
構成である。
〈作用〉 上記構成においては、シールがケースに取り付けられる
ものであるために、このシールとケースとを一体に取り
扱えるようになり、装着部位への組み付けが簡単にな
る。
しかも、ケースを組み付けると、アッパーマウント部材
に対するシールの接触状態が好ましくなるので、シール
の接触状態を調整する必要がない。また、ケースに対し
てシールの芯金を嵌合させることでケースを補強してい
るから、車輪のバウンド時などケースに対して圧縮力が
作用するような場合でも、ケースが撓み変形にしくくな
る。これにより、シールのラジアルリップのアッパーマ
ウント部材に対する接触状態が不変となる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図に本考案の一実施例を示している。この実施例で
は従来例の第3図に示す構造に本考案特徴を適用した例
を挙げている。したがって、実施例の図において、従来
例の第3図に示す部品,部分と同一のものに同じ符号を
付し、その説明を省く。
本実施例において、従来例と異なる構成は、ゴムシート
8を無くして、図の下側のリング状のカバー4の内周
に、アッパーマウント部材5の筒部51の外周面に接触す
るシール9を取り付けていることである。
シール9は、断面L字形状の環状芯金91と、この芯金91
の全周を覆うように被着されたゴムなどの弾性体92とか
らなり、弾性体92には径方向内向きに斜めに突出する二
つのラジアルリップ93,94が形成されている。そして、
このシール9はその弾性体92の外周部が下側のリング状
のカバー4の内周面に嵌着保持され、ラジアルリップ9
3,94が筒部51の外周面に接触させられる。
第2図に本考案の他の実施例を示している。この実施例
では、アッパーマウント部材5Aがロアーマウント部材6A
の径方向外側に配置され、かつアッパーマウント部材5A
でストラット式サスペンション装置のスプリング7の下
端を受ける一方、ロアーマウント部材6Aがストラット式
サスペンション装置のショックアブソーバ(図示省略)
の中途に固定される構造のストラット式サスペンション
装置に本考案特徴を適用した例を挙げている。
つまり、この構造のストラット式サスペンション装置に
おいて、アッパーマウント部材5Aは車両の荷重を、また
ロアーマウント部材6Aは車輪側からの反力をそれぞれ受
けるように設定されており、上記実施例と逆の関係にな
っている。なお、アッパーマウント部材5Aにスラスト玉
軸受1の一方のレース11が、またロアーマウント部材6A
にスラスト玉軸受1の他方のレース12がそれぞれカバー
3,4を介して取り付けられている。
そして、ケース2の下側のカバー4の外周面にシール9A
が、アッパーマウント部材5Aの筒部51Aの内周面に接触
するように取り付けられている。このシール9Aの弾性体
92Aには、径方向外向きに斜めに突出する二つのラジア
ルリップ93A,94Aが形成されている。このシール9Aはそ
の弾性体92Aの内周部が下側のカバー4の外周面に嵌着
保持され、ラジアルリップ93A,94Aがアッパーマウント
部材5Aの筒部51Aの内周面に接触させられている。
上述した各実施例において、いずれも、スラスト玉軸受
1を収納したケース2に対してシール9(または9A)を
取り付けた後で、これらが一体的にストラット式サスペ
ンション装置の所定箇所に組み付けられる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、スラスト玉軸受
を収納したケースに対してシールを、一対のリング状カ
バーそれぞれが取り付けられる各マウント部材間の隙間
を密封するように取り付けているから、これらの各部品
を一体に取り扱うことができ、その結果、組付作業を簡
単かつ迅速に行えるようになる。また、ケースをシール
の芯金で補強しているから、車輪のバウンド時などケー
スに対して圧縮力が作用するような場合でも、ケースの
撓み変形を抑制でき、ひいてはシールのラジアルリップ
のアッパーマウント部材に対する接触状態を不変とする
ことができるなど、シール機能を安定的に発揮できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のストラット用スラスト玉軸
受装置を示す半部縦断面図である。第2図は本考案の他
の実施例のストラット用スラスト玉軸受装置を示す半部
縦断面図である。 また、第3図は従来例のストラット用スラスト玉軸受装
置を示す半部縦断面図である。 1…スラスト玉軸受、2…ケース、3,4…リング状カバ
ー、5…アッパーマウント部材、6…ロアーマウント部
材、9,9A…シール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラスト玉軸受と、このスラスト玉軸受を
    挟んで軸方向で掌合係合され、当該係合部にラビリンス
    密封部を形成する一対のリング状カバーよりなるケース
    とを備え、かつ、車両の荷重を受けるとともに車輪側か
    らの反力を受ける箇所で使用され、ロアーマウント部材
    とアッパーマウント部材との間に配設されるストラット
    用スラスト玉軸受装置であって、 ケースにおいてロアーマウント部材側の一方カバーのア
    ッパーマウント部材と対向する周面に嵌着されるシール
    を備え、 このシールが、前記周面に嵌合される円筒形の芯金と、
    この芯金に被着されてアッパーマウント部材の周面に接
    触するラジアルリップとを備えている、ことを特徴とす
    るストラット用スラスト玉軸受装置。
JP1989038088U 1989-03-31 1989-03-31 ストラット用スラスト玉軸受装置 Expired - Lifetime JPH0743489Y2 (ja)

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JPH02128823U JPH02128823U (ja) 1990-10-24
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001113926A (ja) * 1999-10-20 2001-04-24 Oiles Ind Co Ltd リーフスプリングの支承装置

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