JPH01275926A - ブッシュ組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は車両サスペンション等の連結部に使用して好適
なブツシュ組立体に関するものである。

〈従来の技術〉 車両サスペンションの連結部に使用されるブツシュ組立
体は、同心的に配設される内外２つの筒状部材間にゴム
材料からなる筒状の弾性部材が介装された構造であり、
その弾性部材のばね特性によって、主として軸直角方向
の振動を吸収するようになっている。

しかし、このような構造のブツシュ組立体は。

軸直角方向の剛性を上げると捩り剛性が増加するという
短点があった。このために、上記筒状部材と弾性部材と
の間ピ、この弾性部材による捩り剛性を低減させるため
のｉ摺動部材を介在させることが、例えば、英国特許第
１，０４５，８２７号や米国特許第３，３３１，６４２
号の明細書によって提案されている。

このように筒状部材と弾性部材との間に摺動部材を介在
させたブツシュ組立体は、摺動部材によって筒状部材と
弾性部材間の７η擦抵抗が軽減し、筒状部材と弾性部材
は容易な相互の回転が’Ｑｌ能となるから、！Ｉｌ＋直
角方向の剛性を保持すると共に軸回転方向の捩り剛性を
低くすることができる。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記の摺動部材を有するブツシュ組立体は、慴動部材と
筒状部材間に土砂あるいは泥水等の侵入により、摺動面
へ傷付きや錆が発生して円滑な摺動が損なわれ、摺動部
材による軸回転方向の捩り剛性の低減を充分に発揮する
ことができなくなるというおそれがあるために、摺動面
を保護するためのシール部材を設けることが１例えば、
′Ａ開昭５７−１８４３３６号、同６０−２９９４０　
’；’ｔ　、同６０−２９９４１号などで提案されてい
る。

しかしながら、これまでのシール部材の構造や取付方法
は構造が簡単であると充分なシール効果が得られず、ま
た、シール効果を充分なものにしようとすれば構造が複
雑にならざるを得ないという解決すべき課題があったの
である。

く課題を解決するための手段〉 そこで、本発明ではブツシュ組立体を、互いに同心的に
配置された内ｆ：ｆＪ金具（１）、中間筒金具（２）及
び外筒金具（３）と、これら内筒金具（１）、中間筒金
具（２）及び外筒金具（３）との間に介装されたそれぞ
れ筒状の内側ゴム弾性体（４）及び外側ゴム弾性体（５
）と、これら内側ゴム弾性体（４）と内筒金具（１）と
の間に設けられ、これらの間の摩擦力を軽減して相対的
な摺動を許容する円筒状摺動スリーブ（６）と、　この
円筒状摺動スリーブ（６）の両端部を被覆する弾性ダス
トシール（７）とからなり、前記内筒金具（１）、中間
筒金具（２）が豆いに対応する端部をそれぞれ前記内側
ゴ１１弾性体（４）の端面より軸方向外方に延長した延
長部（ＩＱ）　（２Ｑ）を備えると共に、この中間筒金
具延長部（２ａ）に装着された弾性ダストシール（７）
端面が前記内筒金具延長部（１ａ）外周面に密接するこ
とにより前記摺動スリーブ（６）と内筒金具（１）間の
相対摺動部（９）を外部と遮断する構造にすることによ
って、上記従来技術のａ題を解決したのである。

く作用〉 本発明のブツシュ組立体は、上記のような構造の内筒金
具延長部（ｌａ）　、中間筒金具延長部（２ａ）を設け
たことによって、後者に弾性ゲス１１シール（７）を固
定し、前者の外周面にこのシール（７）を密着させるこ
とによって、簡単な構造で充分に相対摺動部（９）を泥
水や土砂等から緑護するためのダストシール作用が得ら
れる。

〈実施例〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明のブツシュ組立体の一実施例の中央縦断
面図であり、第２図は弾性ダストシール部分近傍の拡大
縦断面図である。

本発明のブツシュ組立体は、互いに同心的に配置された
内筒金具（］）、中間筒金具（２）及び外筒金具（３）
と、これら内筒金具（１）、中間筒金具（２）及び外筒
金具（３）との間に介装されたそれぞれ筒状の内側ゴム
弾性体（４）及び外側ゴム弾性体（５）とからなる２重
ブツシュ構造である。そして、内側ゴム弾性体（４）と
内筒金具（１）との間には、これらの間の摩擦力を軽減
して相対的な摺動を許容する円筒状摺動スリーブ（６）
を介在させ、　この円筒状摺動スリーブ（６）の両端部
を被覆する弾性ダストシール（７）とを有している。

ここで、内筒金具（１）、中間筒金具（２）が互いに対
応する端部を前記内側ゴム弾性体（４）の端面よりそれ
ぞれ軸方向外方に延長した延長部（Ｉａ）（２ａ）を設
け、左右両端の内筒金具延長部（ｌａ）（ｌａ）の外周
にはそれぞれ圧入リング（８）（８）を圧入固定するの
である。摺動スリーブ（６）は［＾ｊ端のこれら圧入リ
ング（８）（８）に挟まれた格好となって抜けを防止す
るのである。次いで、左右両端の中間筒金具延長部（２
ａ）　（２ａ）には七れぞれ弾性ダストシール（７）を
装着し、　このダストシール（７）の下端が前記圧入リ
ング（８）外周面に密接して、前記摺動スリーブ（６）
と内筒金具（１）間の相対慴動部（９）を外部から遮断
して、土砂あるいは泥水等の侵入を防ぐのである。

なお、実施例では圧入リング（８）を介して弾性ダスト
シール（７）端面を内筒金具延長部（２ａ）外周面に密
接させているが、圧入リング（８）を省略して１弾性ダ
ストシール（７）端面を直接、延長部（２ａ）の外周面
に密接させてもよい。

〈発明の効果〉 以上詳述した本発明のブツシュ組立体の構造によって、
１ｌｉｔｌｌ直角方向の剛性が高くかつ軸回転方向の捩
り剛性が低い良好な性質のものが、組立容易で安価に供
給できるという有益な効果を奏するものとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のブツシュ組立体の一実施例の中央縦断
面図であり、第２図は弾性ダストシール部分近傍の拡大
縦断面図である。 （１）内筒金具　　　　　（ｌａ）内筒金具延長部（２
）中間筒金具　　　　（２Ω）中間筒金具延長部（３）
外筒金具　　　　　（４）内側ゴ１１弾性体（５）外側
ゴム弾性体　　（６）円筒状慴動スリーブ（７）弾性ダ
ストシール　（８）圧入リング（９）相対運動部 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　互いに同心的に配置された内筒金具（１）、中間筒
   金具（２）及び外筒金具（３）と、これら内筒金具（１
   ）、中間筒金具（２）及び外筒金具（３）との間に介装
   されたそれぞれ筒状の内側ゴム弾性体（４）及び外側ゴ
   ム弾性体（５）と、該内側ゴム弾性体（４）と内筒金具
   （１）との間に設けられ、これらの間の摩擦力を軽減し
   て相対的な摺動を許容する円筒状摺動スリーブ（６）と
   、該円筒状摺動スリーブ（６）の両端部を被覆する弾性
   ダストシール（７）とからなり、前記内筒金具（１）、
   中間筒金具（２）が互いに対応する端部をそれぞれ前記
   内側ゴム弾性体（４）の端面より軸方向外方に延長した
   延長部（１ａ）（２ａ）を備えると共に該中間筒金具延
   長部（２ａ）に装着された弾性ダストシール（７）端面
   が前記内筒金具延長部（１ａ）外周面に密接することに
   より前記摺動スリーブ（６）と内筒金具（１）間の相対
   摺動部（９）を外部と遮断してなることを特徴とするブ
   ッシュ組立体。