JPH0716142Y2 - 車両用動力伝達機構の二重式ダストシール - Google Patents
車両用動力伝達機構の二重式ダストシールInfo
- Publication number
- JPH0716142Y2 JPH0716142Y2 JP1988023270U JP2327088U JPH0716142Y2 JP H0716142 Y2 JPH0716142 Y2 JP H0716142Y2 JP 1988023270 U JP1988023270 U JP 1988023270U JP 2327088 U JP2327088 U JP 2327088U JP H0716142 Y2 JPH0716142 Y2 JP H0716142Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke joint
- transmission
- seal
- joint
- yoke
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用動力伝達機構に用いる二重式ダストシ
ールに係り、詳しくは変速機の出力用歯車と減速装置の
入力用歯車とを連結する動力伝達部分の、とくに軸方向
に相対移動する部分の防塵用として有効な二重式ダスト
シールに関する。
ールに係り、詳しくは変速機の出力用歯車と減速装置の
入力用歯車とを連結する動力伝達部分の、とくに軸方向
に相対移動する部分の防塵用として有効な二重式ダスト
シールに関する。
(従来の技術) 一般に、エンジン式フォークリフトにおいては、エンジ
ンにクラッチあるいはトルクコンバータを介して連結さ
れる変速機は、吸振用の弾性体を介して車体フレームに
支持され、一方フロントアクスルと結合される減速装置
としてのデファレンシャルギヤは、変速機から切離され
た状態で車体フレームに直に固定され、そして変速機の
出力用歯車とデファレンシャルギヤの入力用歯車とを自
在継手によって直にあるいはプロペラシャフトを介して
連結する形式が普通となっている。このような分離形式
のものは、変速機とデファレンシャルギヤとを直結する
形式のものに比較してエンジンからの振動の伝達を軽減
する上できわめて有効とされている。
ンにクラッチあるいはトルクコンバータを介して連結さ
れる変速機は、吸振用の弾性体を介して車体フレームに
支持され、一方フロントアクスルと結合される減速装置
としてのデファレンシャルギヤは、変速機から切離され
た状態で車体フレームに直に固定され、そして変速機の
出力用歯車とデファレンシャルギヤの入力用歯車とを自
在継手によって直にあるいはプロペラシャフトを介して
連結する形式が普通となっている。このような分離形式
のものは、変速機とデファレンシャルギヤとを直結する
形式のものに比較してエンジンからの振動の伝達を軽減
する上できわめて有効とされている。
第4図は、変速機とデファレンシャルとの連結部分に関
する従来例を示したものである。図示の形式は、自在継
手7がプロペラシャフトを兼用しており、この自在継手
7に連結された前後のヨークジョイント8が変速機の出
力用歯車2及びデファレンシャルギヤの入力用歯車5に
対してスプライン嵌合により軸方向の相対移動可能に連
結されており、このことによって変速機とデファレンシ
ャルギヤ間に生ずる前後方向の相対変位(通常は3〜4m
m程度)を吸収するようになっている。このような分離
形式のものは、たとえば実開昭62−80023号公報に開示
されている。
する従来例を示したものである。図示の形式は、自在継
手7がプロペラシャフトを兼用しており、この自在継手
7に連結された前後のヨークジョイント8が変速機の出
力用歯車2及びデファレンシャルギヤの入力用歯車5に
対してスプライン嵌合により軸方向の相対移動可能に連
結されており、このことによって変速機とデファレンシ
ャルギヤ間に生ずる前後方向の相対変位(通常は3〜4m
m程度)を吸収するようになっている。このような分離
形式のものは、たとえば実開昭62−80023号公報に開示
されている。
ところで、変速機とデファレンシャルギヤとを分離する
形式のものにあっては、両者間をつなぐ動力伝達部は外
部露出となり、塵埃に晒されることになるので、そのた
め従来は変速機又はデファレンシャルギヤのケース1,4
とこれに対して回転及び軸方向に相対移動するヨークジ
ョイント8の間に第5図に示す如きオイルリップ部9aと
ダストリップ部9bとを備えたゴム製のオイルシール9を
介在することによって対応している。
形式のものにあっては、両者間をつなぐ動力伝達部は外
部露出となり、塵埃に晒されることになるので、そのた
め従来は変速機又はデファレンシャルギヤのケース1,4
とこれに対して回転及び軸方向に相対移動するヨークジ
ョイント8の間に第5図に示す如きオイルリップ部9aと
ダストリップ部9bとを備えたゴム製のオイルシール9を
介在することによって対応している。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述した従来のゴム製オイルシール9による
塵埃対策の場合は、ヨークジョイント8の外部露出部分
に土砂等が掛ることがあり、そしてその土砂等が該ヨー
クジョイント8のケース1,4に対する軸方向の相対移動
によってオイルシール9のダストリップ部9bに噛み込ん
で該ダストリップ部9bが損傷あるいは早期に摩耗し、延
いてはその影響がオイルリップ部9aまでおよぶに至りオ
イルシールの機能が劣化するという不具合がある。
塵埃対策の場合は、ヨークジョイント8の外部露出部分
に土砂等が掛ることがあり、そしてその土砂等が該ヨー
クジョイント8のケース1,4に対する軸方向の相対移動
によってオイルシール9のダストリップ部9bに噛み込ん
で該ダストリップ部9bが損傷あるいは早期に摩耗し、延
いてはその影響がオイルリップ部9aまでおよぶに至りオ
イルシールの機能が劣化するという不具合がある。
そこで本考案は、上述した従来の問題を除去することの
できる二重式ダストシールを提供することを、その目的
とする。
できる二重式ダストシールを提供することを、その目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本考案の車両用動力伝達機構
の二重式ダストシールは、変速機の出力用歯車にスプラ
イン嵌合されたヨークジョイントと、減速装置の入力用
歯車にスプライン嵌合されたヨークジョイントとを自在
継手によって連結することにより変速機と減速装置との
相対変位に対応するようにした車両用動力伝達機構にお
いて、前記変速機又は減速装置のケースに形成された軸
孔内周面と、前記ヨークジョイントの軸部外周面との間
には、該軸部外周面に密接するダストリップ部を一体的
に有するゴム製のオイルシールを介装する一方、このオ
イルシールの軸方向の外側であって、前記ヨークジョイ
ントのフランジ部と、これに対向するケースとの間に
は、それらの軸方向の相対移動に追従して弾性変形する
ことによりヨークジョイントのフランジ部とケースとの
両部材に対して常に接触状態を維持して前記ヨークジョ
イントの軸部を覆う金属製ダストシールを介装したこと
を特徴とする。
の二重式ダストシールは、変速機の出力用歯車にスプラ
イン嵌合されたヨークジョイントと、減速装置の入力用
歯車にスプライン嵌合されたヨークジョイントとを自在
継手によって連結することにより変速機と減速装置との
相対変位に対応するようにした車両用動力伝達機構にお
いて、前記変速機又は減速装置のケースに形成された軸
孔内周面と、前記ヨークジョイントの軸部外周面との間
には、該軸部外周面に密接するダストリップ部を一体的
に有するゴム製のオイルシールを介装する一方、このオ
イルシールの軸方向の外側であって、前記ヨークジョイ
ントのフランジ部と、これに対向するケースとの間に
は、それらの軸方向の相対移動に追従して弾性変形する
ことによりヨークジョイントのフランジ部とケースとの
両部材に対して常に接触状態を維持して前記ヨークジョ
イントの軸部を覆う金属製ダストシールを介装したこと
を特徴とする。
(作用) 上述のように構成された本考案によれば、ケースとヨー
クジョイント間に生ずる軸方向の相対移動に対し、金属
製ダストシールがその弾性変形によりケースとヨークジ
ョイントとの両部材に接触状態を保持する、すなわちシ
ール機能を維持することによって土砂等がヨークジョイ
ントの軸部へ侵入し、延いては軸部外周面を経てゴム製
オイルシール側へ侵入することを阻止するよう作用す
る。
クジョイント間に生ずる軸方向の相対移動に対し、金属
製ダストシールがその弾性変形によりケースとヨークジ
ョイントとの両部材に接触状態を保持する、すなわちシ
ール機能を維持することによって土砂等がヨークジョイ
ントの軸部へ侵入し、延いては軸部外周面を経てゴム製
オイルシール側へ侵入することを阻止するよう作用す
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図〜第3図に基づいて具体
的に説明する。図において、1は図示省略の車体フレー
ムに弾性体を介して取付けられる変速機のミッションケ
ース、2は該ミッションケース1にベアリング3を介し
て回転可能に支持された出力用歯車である。4は変速機
から分離した状態で車体フレームに固定させるデファレ
ンシャルギヤのデフケース、5は該デフケース4にベア
リング6を介して回転可能に支持された入力用歯車であ
る。7はプロペラシャフトを兼用する自在継手であり、
その前後にはヨークジョイント8が連結されている。そ
して、前側のヨークジョイント8が入力用歯車5にスプ
ライン嵌合され、後側のヨークジョイント8が出力用歯
車2にスプライン嵌合されており、このことによって変
速機とデファレンシャルギヤ間に生ずる相対変位が吸収
されるようになっている。なお、変速機とデファレンシ
ャルギヤとの対向間隔が大きい場合は、前記自在継手7
はプロペラシャフトを介して連結することにより、また
前後のヨークジョイント8は場合によっては自在継手7
のヨークと一体に形成することもある。
的に説明する。図において、1は図示省略の車体フレー
ムに弾性体を介して取付けられる変速機のミッションケ
ース、2は該ミッションケース1にベアリング3を介し
て回転可能に支持された出力用歯車である。4は変速機
から分離した状態で車体フレームに固定させるデファレ
ンシャルギヤのデフケース、5は該デフケース4にベア
リング6を介して回転可能に支持された入力用歯車であ
る。7はプロペラシャフトを兼用する自在継手であり、
その前後にはヨークジョイント8が連結されている。そ
して、前側のヨークジョイント8が入力用歯車5にスプ
ライン嵌合され、後側のヨークジョイント8が出力用歯
車2にスプライン嵌合されており、このことによって変
速機とデファレンシャルギヤ間に生ずる相対変位が吸収
されるようになっている。なお、変速機とデファレンシ
ャルギヤとの対向間隔が大きい場合は、前記自在継手7
はプロペラシャフトを介して連結することにより、また
前後のヨークジョイント8は場合によっては自在継手7
のヨークと一体に形成することもある。
前記ミッションケース1に形成された軸孔1a内周面と後
側のヨークジョイント8の軸部8b外周面との間及びデフ
ケース4に形成された軸孔4a内周面と前側のヨークジョ
イント8の軸部8b外周面との間にはそれぞれゴム製オイ
ルシール9が介在されている。このゴム製オイルシール
9は、軸方向の内側にオイルリップ部9aを、外側にダス
トリップ部9bを備えた二重リング状であって、それら両
リップ部9a,9bがヨークジョイント8の軸部8b外周面に
密接した状態でシールストッパプレート10によって止め
られている。なお、シールストッパプレート10は、変速
機にあってはミッションケース1に、デファレンシャル
ギヤにあってはデフケース4にそれぞれボルト11によっ
て固定されている。
側のヨークジョイント8の軸部8b外周面との間及びデフ
ケース4に形成された軸孔4a内周面と前側のヨークジョ
イント8の軸部8b外周面との間にはそれぞれゴム製オイ
ルシール9が介在されている。このゴム製オイルシール
9は、軸方向の内側にオイルリップ部9aを、外側にダス
トリップ部9bを備えた二重リング状であって、それら両
リップ部9a,9bがヨークジョイント8の軸部8b外周面に
密接した状態でシールストッパプレート10によって止め
られている。なお、シールストッパプレート10は、変速
機にあってはミッションケース1に、デファレンシャル
ギヤにあってはデフケース4にそれぞれボルト11によっ
て固定されている。
しかして、本実施例にあってはヨークジョイント8とシ
ールストッパプレート10との間には皿バネのような形状
に形成されたバネ鋼よりなる金属製のダストシール12が
介在され、この金属製のダストシール12は、その内周側
がヨークジョイント8のフランジ部8aに摺動可能に当接
され、外周側がシールストッパプレート10に摺動可能に
当接されており、このことにより図示の如くヨークジョ
イント8の軸部8bを覆っており、ヨークジョイント8と
ストッパプレート10との間に生ずる軸方向の相対移動に
対応して軸方向に弾性変形するようになっている。すな
わち、金属製のダストシール12と、ゴム製オイルシール
9のダストリップ部9bとによって二重のダストシール構
造を構成している。なお、金属製のダストシール12に対
するフランジ部8aの摺動面及びシールストッパプレート
10の摺動面は、それぞれ耐摩耗性を高めるべく高周波焼
入れや浸炭焼入れ等の表面硬化処理を施すことが望まし
い。
ールストッパプレート10との間には皿バネのような形状
に形成されたバネ鋼よりなる金属製のダストシール12が
介在され、この金属製のダストシール12は、その内周側
がヨークジョイント8のフランジ部8aに摺動可能に当接
され、外周側がシールストッパプレート10に摺動可能に
当接されており、このことにより図示の如くヨークジョ
イント8の軸部8bを覆っており、ヨークジョイント8と
ストッパプレート10との間に生ずる軸方向の相対移動に
対応して軸方向に弾性変形するようになっている。すな
わち、金属製のダストシール12と、ゴム製オイルシール
9のダストリップ部9bとによって二重のダストシール構
造を構成している。なお、金属製のダストシール12に対
するフランジ部8aの摺動面及びシールストッパプレート
10の摺動面は、それぞれ耐摩耗性を高めるべく高周波焼
入れや浸炭焼入れ等の表面硬化処理を施すことが望まし
い。
本実施例は上述のように構成したものであり、従って、
動力伝達中において、車両振動等により変速機とデファ
レンシャルギヤとの間に相対位置変位が生じ、ヨークジ
ョイント8が図示矢印の如く軸方向に移動すると、金属
製のダストシール12はその移動に追従して軸方向に弾性
変形することによってヨークジョイント8のフランジ部
8a及びシールストッパプレート10に対する接触状態を保
持する。すなわち、金属製のダストシール12はヨークジ
ョイント8とシールストッパプレート10との間の隙間を
塞いで外部からヨークジョイント8の軸部8b側への土砂
等の侵入を阻止することができる。また、金属製ダスト
シール12より内側においては、ゴム製オイルシール9の
ダストリップ部9bによって二重にシールする構成である
ため、防塵効果はより高められる。
動力伝達中において、車両振動等により変速機とデファ
レンシャルギヤとの間に相対位置変位が生じ、ヨークジ
ョイント8が図示矢印の如く軸方向に移動すると、金属
製のダストシール12はその移動に追従して軸方向に弾性
変形することによってヨークジョイント8のフランジ部
8a及びシールストッパプレート10に対する接触状態を保
持する。すなわち、金属製のダストシール12はヨークジ
ョイント8とシールストッパプレート10との間の隙間を
塞いで外部からヨークジョイント8の軸部8b側への土砂
等の侵入を阻止することができる。また、金属製ダスト
シール12より内側においては、ゴム製オイルシール9の
ダストリップ部9bによって二重にシールする構成である
ため、防塵効果はより高められる。
なお、本実施例では変速機側とデファレンシャルギヤ側
との両方のヨークジョイント8に関して金属製ダストシ
ール12を設けているが、仮に前後のヨークジョイント8
のうちのいずれか一方が歯車2又は5に対して相対移動
しない構成としたときは相対移動する側のヨークジョイ
ント8に適用すれば足りる。
との両方のヨークジョイント8に関して金属製ダストシ
ール12を設けているが、仮に前後のヨークジョイント8
のうちのいずれか一方が歯車2又は5に対して相対移動
しない構成としたときは相対移動する側のヨークジョイ
ント8に適用すれば足りる。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案は変速機とデファレンシャ
ルギヤとが分離されかつミッションケースとヨークジョ
イント間又はデフケースとヨークジョイント間に軸方向
の相対移動が生ずる形式の動力伝達機構において、金属
製ダストシールとゴム製オイルシールのダストリップ部
とによって二重ダストシール構造を構成しているので、
ゴム製オイルシールのダストリップ部のみで対応してい
た従来のダストシール構造に比較して土砂等に対するシ
ール性を良化向上し得ることは勿論のこと、とくに金属
製ダストシールは、ケースとヨークジョイントのフラン
ジ部との相対変位に追従して弾性変形することにより、
土砂等がヨークジョイントの軸部さらにはゴム製オイル
シール側に侵入することを抑え得るので、ダストリップ
部の土砂等の噛み込みによる摩耗を大きく軽減し、延い
てはオイルシールの耐久性を高め、長期にわたってその
機能を維持することができ、ダストシール構造としてき
わめて有効である。
ルギヤとが分離されかつミッションケースとヨークジョ
イント間又はデフケースとヨークジョイント間に軸方向
の相対移動が生ずる形式の動力伝達機構において、金属
製ダストシールとゴム製オイルシールのダストリップ部
とによって二重ダストシール構造を構成しているので、
ゴム製オイルシールのダストリップ部のみで対応してい
た従来のダストシール構造に比較して土砂等に対するシ
ール性を良化向上し得ることは勿論のこと、とくに金属
製ダストシールは、ケースとヨークジョイントのフラン
ジ部との相対変位に追従して弾性変形することにより、
土砂等がヨークジョイントの軸部さらにはゴム製オイル
シール側に侵入することを抑え得るので、ダストリップ
部の土砂等の噛み込みによる摩耗を大きく軽減し、延い
てはオイルシールの耐久性を高め、長期にわたってその
機能を維持することができ、ダストシール構造としてき
わめて有効である。
第1図は本考案の実施例を示す動力伝達機構の断面図、
第2図はシール部を示す拡大断面図、第3図は第2図の
A矢視図、第4図は従来の動力伝達機構の断面図、第5
図は従来のシール部を示す拡大断面図である。 1…ミッションケース、2…出力用歯車 4…デフケース、5…入力用歯車 7…自在継手、8…ヨークジョイント 9…ゴム製オイルシール 9b…ダストリップ部 12…金属製ダストシール
第2図はシール部を示す拡大断面図、第3図は第2図の
A矢視図、第4図は従来の動力伝達機構の断面図、第5
図は従来のシール部を示す拡大断面図である。 1…ミッションケース、2…出力用歯車 4…デフケース、5…入力用歯車 7…自在継手、8…ヨークジョイント 9…ゴム製オイルシール 9b…ダストリップ部 12…金属製ダストシール
Claims (1)
- 【請求項1】変速機の出力用歯車にスプライン嵌合され
たヨークジョイントと、減速装置の入力用歯車にスプラ
イン嵌合されたヨークジョイントとを自在継手によって
連結することにより変速機と減速装置との相対変位に対
応するようにした車両用動力伝達機構において、前記変
速機又は減速装置のケースに形成された軸孔内周面と、
前記ヨークジョイントの軸部外周面との間には、該軸部
外周面に密接するダストリップ部を一体的に有するゴム
製のオイルシールを介装する一方、このオイルシールの
軸方向の外側であって、前記ヨークジョイントのフラン
ジ部と、これに対向するケースとの間には、それらの軸
方向の相対移動に追従して弾性変形することによりヨー
クジョイントのフランジ部とケースとの両部材に対して
常に接触状態を維持して前記ヨークジョイントの軸部を
覆う金属製ダストシールを介装した二重式ダストシー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988023270U JPH0716142Y2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | 車両用動力伝達機構の二重式ダストシール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988023270U JPH0716142Y2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | 車両用動力伝達機構の二重式ダストシール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01126470U JPH01126470U (ja) | 1989-08-29 |
JPH0716142Y2 true JPH0716142Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=31242115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988023270U Expired - Lifetime JPH0716142Y2 (ja) | 1988-02-24 | 1988-02-24 | 車両用動力伝達機構の二重式ダストシール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716142Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5838038U (ja) * | 1981-09-09 | 1983-03-12 | 日本精工株式会社 | スリンガ−付き密封軸受 |
JPH0318744Y2 (ja) * | 1985-11-08 | 1991-04-19 |
-
1988
- 1988-02-24 JP JP1988023270U patent/JPH0716142Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01126470U (ja) | 1989-08-29 |
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