JPH0318744Y2 - - Google Patents

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JPH0318744Y2
JPH0318744Y2 JP17089185U JP17089185U JPH0318744Y2 JP H0318744 Y2 JPH0318744 Y2 JP H0318744Y2 JP 17089185 U JP17089185 U JP 17089185U JP 17089185 U JP17089185 U JP 17089185U JP H0318744 Y2 JPH0318744 Y2 JP H0318744Y2
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JP
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propulsion shaft
spline
cylindrical surface
gear
gears
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JP17089185U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は車両における変速機と減速装置との
間の動力伝達機構に関し、特に変速機および減速
装置の歯車と推進軸とを連結するスプライン継手
の構造に関するものである。
[従来の技術] 車両における変速機と減速装置との間の動力伝
達には推進軸が用いられており、一般に変速機と
減速装置はそれぞれ弾性支持されているために、
これら両者間の角度および長さの変動に対応し得
るよう、推進軸には自在継手およびスプライン継
手が設けられている。この推進軸としては、例え
ば、中間に2個の自在継手を有し、一端が変速機
の出力用の歯車にスプライン継手により滑動可能
に連結され、他端も同様にスプライン継手により
減速装置の入力用の歯車に滑動可能に連結された
ものが一般に知られている。
ところで、推進軸と各歯車とを連結するために
用いられるスプライン継手の中心合わせの方法に
は、第2図に示される歯面合わせによるものと、
第3図に示される大径合わせによるものとがあ
る。しかしながら、歯面合わせの場合、推進軸1
のスプライン歯2および歯車3のスプライン溝4
の加工が非常に困難であり、また、大径合わせの
場合には、推進軸1が正逆両方向に回転すると、
歯面間にすき間があるために、歯面と歯面とが衝
突して滅損を生じたりがた音を発生する恐れがあ
る。そこで、このような欠点を除去するために、
スプライン部は歯面合わせとし、更に推進軸に印
ろうを形成してこれを歯車のボス穴に嵌挿し、い
わゆる印ろう合わせによつてスプライン部の中心
合わせを行うこととしたものが従来から考えられ
ている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上述したような従来の技術によ
る変速機と減速装置との間の車両用動力伝達機構
においては、歯車に対する推進軸の滑動が規制さ
れていないので、歯面の摩耗が激しく、振動や騒
音の原因となる、という問題点があつた。
この考案の目的はかかる問題点を解決すること
にある。
[問題点を解決するための手段] この考案は、変速機の出力用の歯車と減速装置
の入力用の歯車との間の動力伝達を推進軸により
行つている車両用動力伝達機構において、スプラ
イン部を歯面合わせとしたスプライン継手によつ
て前記各歯車と前記推進軸とを滑動可能に連結
し、前記各歯車のボス穴の推進軸側にスプライン
部と同軸に大径の円筒面を形成すると共に、前記
推進軸の各スプライン部の内側に該スプライン部
と同軸に前記歯車の前記円筒面と同径の円筒面を
形成して、両円筒面を嵌め合わせ、且つ、前記推
進軸の円筒面及び前記各歯車の円筒面に形成した
互いに対向する段差面間に隙間を設けて、この隙
間量で前記各歯車に対する前記推進軸の滑動量を
制限するようにしたことを特徴としている。
[作用] 上述のこの考案による車両用動力伝達機構にお
いては、推進軸の各スプライン部の内側にある大
径の円筒面、いわゆる印ろうを形成したことによ
る段差面をストツパとして利用し、推進軸の移動
量を制限し、これによつて歯車に対する推進軸の
滑動量を制限することができるようになつてい
る。
[実施例] 以下、図面と共にこの考案による車両用動力伝
達機構の好適な実施例について詳細に説明する。
尚、従来構成と同一または相当部分について
は、同一符号を用いて説明するものとする。
第1図において、変速機5と減速装置6との間
の推進軸1には従来構成と同様に2個の自在継手
7,7′が設けられている。推進軸1の各端部に
は複数条のスプライン歯2,2′が削成され、変
速機5の出力用の歯車3および減速装置6の入力
用の歯車3′のボス穴8,8′に設けられた同数条
のスプライン溝4,4′とそれぞれ噛合している。
これらスプライン歯2,2′とスプライン溝4,
4′とが各々噛合して成るスプライン部9,9′は
歯面合わせ(第2図参照)とされている。また、
推進軸1の各スプライン歯2,2′よりもやや内
側の部分には大径とされた内筒面、いわゆる印ろ
う10,10′が形成されており、各印ろう10,
10′がそれぞれの側の歯車3,3′のボス穴8,
8′の対応の内筒面に滑動可能に嵌挿され、これ
によつてスプライン部9,9′の中心合わせが達
成されるようになつている。
推進軸1の印ろう10,10′の形成によつて
段差面11,11′が不随的に形成されるが、こ
の段差面11,11′は歯車3,3′のボス穴8,
8′を拡径して形成された段差面12,12′に当
接するようになつており、推進軸1がそれ以上ボ
ス穴8,8′に滑り込まないように段差面11,
11′がストツパとして機能するようになつてい
る。
このような構成においては、推進軸1の各端部
における段差面11,11′が共同して推進軸1
の移動量を制限するので、変速機5の歯車3と減
速装置6の歯車3′のそれぞれに対する推進軸1
の滑動量も制限される。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、印ろうの形
成によつて作られた段差面をストツパとして利用
することにより、変速機および減速装置の各歯車
に対する推進軸の滑動量を制限することができ、
推進軸・歯車間のすべり面の摩耗が少なくなり、
振動や騒音の発生を防止し、動力伝達機構の性能
を向上させることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に従つた車両用動力伝達機構
の一実施例を示す概略説明図、第2図はスプライ
ン継手の歯面合わせを示す部分断面図、第3図は
スプライン継手の大径合わせを示す部分断面図で
ある。 図中、1:推進軸、2,2′:スプライン歯、
3,3′:歯車、4,4′:スプライン溝、5:変
速機、6:減速装置、7,7′:自在継手、8,
8′:ボス穴、9,9′:スプライン部、10,1
0′:印ろう、11,11′,12,12′:段差
面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 変速機の出力用の歯車と減速装置の入力用の歯
    車との間の動力伝達を推進軸により行つている車
    両用動力伝達機構において、 スプライン部を歯面合わせとしたスプライン継
    手によつて前記各歯車と前記推進軸とを滑動可能
    に連結し、 前記各歯車のボス穴の推進軸側にスプライン部
    と同軸に大径の円筒面を形成すると共に、前記推
    進軸の各スプライン部の内側に該スプライン部と
    同軸に前記歯車の前記円筒面と同径の円筒面を形
    成して、両円筒面を嵌め合わせ、且つ、 前記推進軸の円筒面及び前記各歯車の円筒面に
    形成した互いに対向する段差面間に隙間を設け
    て、この隙間量で前記各歯車に対する前記推進軸
    の滑動量を制限するようにした車両用動力伝達機
    構。
JP17089185U 1985-11-08 1985-11-08 Expired JPH0318744Y2 (ja)

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JP17089185U JPH0318744Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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JP17089185U JPH0318744Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6280023U JPS6280023U (ja) 1987-05-22
JPH0318744Y2 true JPH0318744Y2 (ja) 1991-04-19

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ID=31106019

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JP17089185U Expired JPH0318744Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0716142Y2 (ja) * 1988-02-24 1995-04-12 株式会社豊田自動織機製作所 車両用動力伝達機構の二重式ダストシール

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Publication number Publication date
JPS6280023U (ja) 1987-05-22

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