JPH0738759U - ドッグ式クラッチの変速歯車 - Google Patents

ドッグ式クラッチの変速歯車

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JPH0738759U
JPH0738759U JP7377493U JP7377493U JPH0738759U JP H0738759 U JPH0738759 U JP H0738759U JP 7377493 U JP7377493 U JP 7377493U JP 7377493 U JP7377493 U JP 7377493U JP H0738759 U JPH0738759 U JP H0738759U
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JP
Japan
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dog
gear
transmission gear
speed change
transmission
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Application number
JP7377493U
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English (en)
Inventor
清隆 福井
一郎 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Musashi Seimitsu KK
Original Assignee
Kyushu Musashi Seimitsu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 シャフトの軸線に沿って噛み合う一方変速歯
車1の軸線方向に突出したドッグ部11と他方変速歯車
の軸線方向に突出した噛み合い部21との対向する軸線
方向対向端面12を鍛造仕上げとする。 【効果】 対向端面の切削加工により生産性が低下する
ということがなく、高い面粗度・生産精度を維持でき
る。また、鍛造仕上げにより鍛造フローが連続するの
で、ドッグ部と噛み合い部との接触の繰り返しによる摩
耗が抑制され、耐久性を向上させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動二輪車用のドッグ式クラッチの変速歯車に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動二輪車等に使用されるドッグ式クラッチは、図1に示す如く、その 変速歯車1が互いに噛み合って常時噛み合い式の変速機構を構成している。そし て各変速歯車1は、メインシャフト34及びカウンタシャフト35に備えられて いる。このようなドッグ式クラッチとしては、特公平5−71823号公報等多 数ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記ドッグ式クラッチの変速歯車1は、一方変速歯車1の軸線方向に突出した 噛み合い部21と他方変速歯車1の軸線方向に突出したドッグ部11とが噛み合 って変速を行なう。つまり駆動側の変速歯車1が回転しながら被動側の変速歯車 1に接触し、噛み合い部21とドッグ部11との各々接触側面13,23が噛み 合って変速する。
【0004】 上述の如き変速歯車1の噛み合いにおいて、一方変速歯車1のドッグ部11が 、他方変速歯車1の噛み合い部21間に形成される凹空部24に直接入ると噛み 合う。しかし、ドッグ部11が凹空部24に直接入らない場合、ドッグ部11と 噛み合い部21の軸線方向対向端面12,12が接触しつつ駆動側の変速歯車1 が回転してドッグ部11と噛み合い部21が噛み合う。そこで、変速フィーリン グを良くするため接触回転されるドッグ部11と噛み合い部21の軸線方向対向 端面12,12は高い面粗度が要求され、対向端面12,12に切削加工が施さ れていた。しかし、この切削加工は切削刃(チップ)のカケ等切削異常が発生し やすく、高い面粗度を維持することが難しかった。また、切削加工は生産性が低 下するということもあった。
【0005】 更にドッグ部11と噛み合い部21の対向端面12,12は変速歯車1の軸 線に対して直角の面を形成することが要求されていた。しかし変速歯車1の鍛造 成形後、対向端面12を切削加工すると、切削装置のチャッキングミス等による 誤差を生じ、変速歯車1の軸線と対向端面12とが直角を成すよう形成できない ということがあった。
【0006】 従って、本考案は上述の如き課題を解決し、生産精度が高く、生産性の高いド ッグ式クラッチの変速歯車1を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は以下のとおりである。
【0008】 シャフトの軸線に沿って噛み合う一方変速歯車の軸線方向に突出したドッグ部 と他方変速歯車の軸線方向に突出した噛み合い部との対向する軸線方向対向端面 を鍛造仕上げとする。
【0009】
【実施例】
以下本考案の実施例を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0010】 図1は、本考案のドッグ式クラッチの変速部31を表す断面図であり、32は 変速機ケースで、その内部に変速室33を有し、各々平行に設けられたメインシ ャフト34及びカウンタシャフト35を備えている。メインシャフト34には、 図示しないエンジンの回転がクラッチを介して伝達される。また、カウンタシャ フト35には、図示しないプロペラシャフトを介して駆動輪に回転を伝達する。
【0011】 メインシャフト34には軸線方向略中央にメイン歯車36を有し、その両側所 定箇所にスプライン37が形成される。このスプライン37上に夫々シフト操作 によって選択的に結合する1速から6速までの変速歯車1が嵌合される。また、 カウンタシャフト35にも所定箇所にスプライン38が形成され、このスプライ ン38上に変速歯車1が嵌合される。そして、メインシャフト34に嵌合された 変速歯車1とカウンタシャフト35に嵌合された変速歯車1が適宜選択されて噛 み合わされることにより、所望の変速比をもってメインシャフト34とカウンタ シャフト35との間で回転力が伝達される。
【0012】 上記ドッグ式クラッチに使用される変速歯車1を図2及び図3を基に説明する 。
【0013】 図2は軸線方向に突出するドッグ部11を有する変速歯車1で、小径部17及 び大径部18を備え、その間には周状溝19が形成される。そして、両端端面に は軸線方向に突出するドッグ部11、大径部18の外周には大径歯車14が形成 され、また変速歯車1の内周にはメインシャフト34又はカウンタシャフト35 のスプライン37,38に嵌合する内周歯車15,16が並設される。この変速 歯車1のドッグ部11対向端面12及び接触側面13は、変速歯車1の鍛造成形 時、同時に鍛造仕上げが成されている。
【0014】 図3は上記変速歯車1のドッグ部11と噛み合う噛み合い部21を有する変速 歯車1で、外周に大径歯車25が形成される。また軸線方向一端端面には周状で 等間隔に凹む凹空部24が形成され、各々凹空部24の間に突出する噛み合い部 21が形成される。この変速歯車1の噛み合い部21対向端面12及び接触側面 23は、変速歯車1の鍛造成形時、同時に鍛造仕上げがなされている。
【0015】 上述の如き変速歯車1がドッグ結合する状態を図4乃至6を基に説明する。
【0016】 まず、変速歯車1が噛み合う前の状態を図4に示す。変速歯車1のドッグ部1 1と噛み合い部21は互いに離れた状態である。この状態からシフト操作により 、図5に示す如く、ドッグ部11と噛み合い部21とが接触する位置まで変速歯 車1を近づける。このとき、一方変速歯車1のドッグ部11が他方変速歯車1の 凹空部24の位置にあると、ドッグ部11は凹空部24に直接入り、図6に示す 如く、ドッグ部11の接触側面13と噛み合い部21の接触側面23とが噛み合 い変速する。しかし、一方変速歯車1のドッグ部11が他方変速歯車1の噛み合 い部21の位置に一部でも重なると、ドッグ部11と噛み合い部21の軸線方向 対向端面12,12が接触後、駆動側の変速歯車1の回転によりドッグ部11全 体が凹空部24の位置まで回転し、図6に示す如く、噛み合い変速する。このと き変速歯車1の対向端面12,12は鍛造仕上げとなっているので、鍛造フロー が連続し、耐久性が高い。
【0017】 尚、上記実施例においては二つの変速歯車1について説明したが、本考案は変 速機に使用されるすべての変速歯車1に適応されることは言うまでもない。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、シャフトの軸線に沿って噛み合う一方変速歯車 の軸線方向に突出したドッグ部と他方変速歯車の軸線方向に突出した噛み合い部 との対向する軸線方向対向端面を鍛造仕上げとしたので、対向端面の切削加工に より生産性が低下するということがなく、高い面粗度・生産精度を維持できる。 また、鍛造仕上げにより鍛造フローが連続するので、ドッグ部と噛み合い部との 接触の繰り返しによる摩耗が抑制され、耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な変速機の断面図である。
【図2】本考案の変速歯車を表す斜視図である。
【図3】本考案の他の変速歯車を表す斜視図である。
【図4】本考案の変速歯車における噛み合う前の状態を
表す断面図である。
【図5】本考案の変速歯車における噛み合う直前の状態
を表す断面図である。
【図6】本考案の変速歯車における噛み合い後の状態を
表す断面図である。
【符号の説明】
1 変速歯車 11 ドッグ部 12 (対向)端面 21 噛み合い部 32 変速機ケース 33 変速室 34 メインシャフト 35 カウンタシャフト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機ケース(32)の変速室(33)
    内に収容されるメインシャフト(34)及びカウンタシ
    ャフト(35)に挿嵌するドッグ式クラッチの変速歯車
    において、前記シャフト(34),(35)の軸線に沿
    って噛み合う一方変速歯車(1)の軸線方向に突出した
    ドッグ部(11)と他方変速歯車(1)の軸線方向に突
    出した噛み合い部(21)との対向する軸線方向対向端
    面(12),(12)を鍛造仕上げとしたことを特徴と
    するドッグ式クラッチの変速歯車。
JP7377493U 1993-12-24 1993-12-24 ドッグ式クラッチの変速歯車 Pending JPH0738759U (ja)

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Publications (1)

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ID=13527899

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139165A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Honda Motor Co Ltd ドッグクラッチ
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JP2012077835A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Honda Motor Co Ltd 自動変速装置

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