JPH0614552U - 自動車の変速装置 - Google Patents
自動車の変速装置Info
- Publication number
- JPH0614552U JPH0614552U JP5257492U JP5257492U JPH0614552U JP H0614552 U JPH0614552 U JP H0614552U JP 5257492 U JP5257492 U JP 5257492U JP 5257492 U JP5257492 U JP 5257492U JP H0614552 U JPH0614552 U JP H0614552U
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- Japan
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- bearing
- case body
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- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案はメインシャフトを回転自在に支持
した軸受の外輪がケ−ス本体に対して回転するのを防止
した自動車の変速装置を提供することにある。 【構成】 ケ−ス本体1と、外輪11に対して内輪12
が回転自在に設けられてなり、上記外輪が上記ケ−ス本
体の一端部に形成された支持部2に圧入された軸受4
と、この軸受の内輪に一端部が回転自在に支持されたメ
インシャフト6と、上記ケ−ス本体の一端面に接合固定
されたリヤカバ−5と、このリヤカバ−の上記軸受の外
輪と対応する部分に形成された取付溝21に装着されて
上記軸受の外輪と圧接した弾性摩擦部材22とを具備し
たことを特徴とする。
した軸受の外輪がケ−ス本体に対して回転するのを防止
した自動車の変速装置を提供することにある。 【構成】 ケ−ス本体1と、外輪11に対して内輪12
が回転自在に設けられてなり、上記外輪が上記ケ−ス本
体の一端部に形成された支持部2に圧入された軸受4
と、この軸受の内輪に一端部が回転自在に支持されたメ
インシャフト6と、上記ケ−ス本体の一端面に接合固定
されたリヤカバ−5と、このリヤカバ−の上記軸受の外
輪と対応する部分に形成された取付溝21に装着されて
上記軸受の外輪と圧接した弾性摩擦部材22とを具備し
たことを特徴とする。
Description
【0001】
この考案はクラッチを介して伝達されるエンジンのクランクシャフトの回転を 変速する自動車の変速装置に関する。
【0002】
エンジンのクランクシャフトと駆動輪との間には変速装置が設けられ、この変 速装置によって上記駆動輪の回転速度を変換できるようになっていること、よく 知られている。
【0003】 上記変速装置は、通常、図4に示すように構成されている。すなわち、同図中 1は変速装置のケ−ス本体である。このケ−ス本体1の一端面には第1の支持部 2と第2の支持部3とが形成されている。各支持部2、3には軸受4が設けられ 、またケ−ス本体1の一端面には上記軸受4を覆う状態でリヤカバ−5が接合固 定されている。
【0004】 上記第1の支持部2の軸受4にはメインシャフト6の一端部が回転自在に支持 され、上記第2の支持部3の軸受4にはカウンタシャフト7の一端部が回転自在 に支持されている。上記ケ−ス本体2の他端面には入力軸8が回転自在に支持さ れている。この入力軸8には上記メインシャフト6の他端部が回転自在に連結さ れている。
【0005】 上記メインシャフト6を回転自在に支持した軸受4は上記第1の支持部3に圧 入されている。つまり、上記軸受4は図3に示すように外輪11と内輪12とを 有し、これらの間には球体13(球体に代わりロ−ラでもよい。)が介装されて いる。上記外輪11は、その外周面に設けられたスナップリング14がケ−ス本 体1の端面に当接する位置まで上記第1の支持部3に圧入されており、上記内輪 12には上記メインシャフト6が嵌入され、上記外輪11に対して回転自在に支 持されている。
【0006】
ところで、このような構成の変速装置においては、メインシャフト6の回転に ともない上記軸受4の外輪11に回転方向の荷重が加わり、その外輪11が上記 第1の支持部3で少しずつ回転する、いわゆるクリ−プが生じる。それによって 、上記第1の支持部3が摩耗し、上記外輪11の支持状態にガタが生じるという ことがあった。とくに、最近では車両の軽量化を計るために上記ケ−ス本体1を アルミニウム製とすることが行われており、その場合には、ケ−ス本体1に形成 された第1の支持部3の摩耗度合いがさらに大きくなることが避けられない。
【0007】 上記軸受4の外輪11が支持部3で回転するのを防止するため、上記外輪11 を支持部3に接着固定したり、外輪11の外周面に溝を形成し、その溝にOリン グを装着し、支持部3との摩擦力を大きくして回転を防止するなどのことが考え られている。
【0008】 しかしながら、接着剤を用いる方法は、外輪11の回転を確実に防止できるも のでないばかりか、その接着剤の塗布作業に手間が掛かるということがある。ま た、上記外輪11にOリングを装着する方法は、外輪11が特殊形状となるから 、その加工に多く手間が掛り、大幅なコスト上昇を招くことになる。
【0009】 この考案は上記事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、メイ ンシャフトを回転自在に支持した軸受の外輪が、ケ−ス本体の支持部に対して回 転するのを、簡単な構造で確実に防止できるようにした自動車の変速装置を提供 することにある。
【0010】
上記課題を解決するためにこの考案は、ケ−ス本体と、外輪に対して内輪が回 転自在に設けられてなり、上記外輪が上記ケ−ス本体の一端部に形成された支持 部に圧入された軸受と、この軸受の内輪に一端部が回転自在に支持されたメイン シャフトと、上記ケ−ス本体の一端面に接合固定されたリヤカバ−と、このリヤ カバ−の上記軸受の外輪と対応する部分に形成された取付溝に装着されて上記軸 受の外輪と圧接した弾性摩擦部材とを具備したことを特徴とする。
【0011】
上記構成によれば、リヤカバ−の取付溝に装着された弾性摩擦部材が軸受の外 輪と圧接することで、その摩擦力により上記外輪が回転するのを防止することが できる。
【0012】
以下、この考案の一実施例を図1と図2を参照して説明する。なお、図3に示 す従来技術と同一部分には同一記号を付して説明を省略する。すなわち、この考 案の変速装置は、リヤカバ−5の内面に取付溝21が形成され、この取付溝21 には弾性摩擦部材、たとえばOリング22が装着されている。
【0013】 上記取付溝21は、リヤカバ−5をケ−ス本体1の一端面に接合固定したとき 、その一端面から突出した軸受4の外輪11の外周縁部に対応する位置となって いる。したがって、上記リヤカバ−5をケ−ス本体1の一端面に接合固定すれば 、上記取付溝21に装着されたOリング22が上記軸受4の外輪11の外周縁部 に弾性的に圧接することになる。
【0014】 このような構成の変速装置によれば、軸受4に回転自在に支持されたメインシ ャフト5が回転することで、回転方向の荷重が上記軸受4の内輪12を介して外 輪11に伝わっても、この外輪11にはリヤカバ−5に装着されたOリング22 が圧接しているから、そのOリング22との摩擦力によって上記外輪11が回転 するのが防止される。
【0015】 上記リヤカバ−5に取付溝21を加工する作業は、このリヤカバ−5のケ−ス 本体1と接合する面を仕上げ加工するときに同時に行うことができるから、多く の手間が掛ることなく、容易に行える。しかも、取付溝21に装着されたOリン グ22は軸受4の外輪11に確実に、しかも強く圧接させることができるから、 その外輪11の回転も確実に防止することができる。
【0016】 なお、上記一実施例ではリヤカバ−の取付溝に弾性摩擦部材としてOリングを 装着したが、それに代わり上記取付溝にゴムなどの弾性材料を塗布するようにし てもよい。
【0017】
以上述べたようにこの考案は、ケ−ス本体の一端面に接合固定されるリヤカバ −に取付溝を形成し、この取付溝に弾性摩擦部材を設け、この弾性摩擦部材を上 記ケ−ス本体にメインシャフトを回転自在に支持した軸受の外輪に圧接させるよ うにした。
【0018】 そのため、上記メインシャフトの回転にともない上記軸受の外輪に回転力が伝 わっても、上記外輪は上記弾性摩擦部材との摩擦力によって回転するのが防止さ れる。しかも、リヤカバ−に取付溝を形成し、その取付溝に弾性摩擦部材を設け るだけであるから、その構造も簡単であるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すリヤカバ−をケ−ス
本体に接合させた状態の軸受部分の拡大図。
本体に接合させた状態の軸受部分の拡大図。
【図2】同じくリヤカバ−を接合する前の軸受部分の拡
大図。
大図。
【図3】従来の軸受部分の拡大図。
【図4】一般的な変速装置の一部破断した側面図。
1…ケ−ス本体、2…支持部、4…軸受、5…リヤカバ
−、6…メインシャフト、11…外輪、12…内輪、2
1…取付溝、22…Oリング(弾性摩擦部材)。
−、6…メインシャフト、11…外輪、12…内輪、2
1…取付溝、22…Oリング(弾性摩擦部材)。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケ−ス本体と、外輪に対して内輪が回転
自在に設けられてなり、上記外輪が上記ケ−ス本体の一
端部に形成された支持部に圧入された軸受と、この軸受
の内輪に一端部が回転自在に支持されたメインシャフト
と、上記ケ−ス本体の一端面に接合固定されたリヤカバ
−と、このリヤカバ−の上記軸受の外輪と対応する部分
に形成された取付溝に装着されて上記軸受の外輪と圧接
した弾性摩擦部材とを具備したことを特徴とする自動車
の変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5257492U JPH0614552U (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 自動車の変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5257492U JPH0614552U (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 自動車の変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614552U true JPH0614552U (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=12918584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5257492U Pending JPH0614552U (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 自動車の変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614552U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48109787U (ja) * | 1972-03-22 | 1973-12-18 | ||
JPS49133220U (ja) * | 1973-03-12 | 1974-11-15 | ||
JPS53111917U (ja) * | 1977-02-16 | 1978-09-06 |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP5257492U patent/JPH0614552U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48109787U (ja) * | 1972-03-22 | 1973-12-18 | ||
JPS49133220U (ja) * | 1973-03-12 | 1974-11-15 | ||
JPS53111917U (ja) * | 1977-02-16 | 1978-09-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980602 |