JP2501262Y2 - オ―バ―ヘッド型物品搬送装置 - Google Patents
オ―バ―ヘッド型物品搬送装置Info
- Publication number
- JP2501262Y2 JP2501262Y2 JP814392U JP814392U JP2501262Y2 JP 2501262 Y2 JP2501262 Y2 JP 2501262Y2 JP 814392 U JP814392 U JP 814392U JP 814392 U JP814392 U JP 814392U JP 2501262 Y2 JP2501262 Y2 JP 2501262Y2
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- JP
- Japan
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- air
- article
- elevating frame
- air passage
- closing plate
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- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、搬送物品を塵埃から
保護するようにしたオーバーヘッド型物品搬送装置に関
する。
保護するようにしたオーバーヘッド型物品搬送装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のオーバーヘッド型物品搬
送装置として以下の如きものは知られている。即ち、上
方に設けられたガイドレールと、このガイドレールに沿
って走行する走行車と、この走行車に昇降自在に設けら
れた昇降枠と、この昇降枠の下方の物品吊持空間におい
て物品を保持・吊持する物品保持装置とを有しているも
のは知られている。
送装置として以下の如きものは知られている。即ち、上
方に設けられたガイドレールと、このガイドレールに沿
って走行する走行車と、この走行車に昇降自在に設けら
れた昇降枠と、この昇降枠の下方の物品吊持空間におい
て物品を保持・吊持する物品保持装置とを有しているも
のは知られている。
【0003】
【考案の目的】この考案は、前記装置において、塵埃を
嫌う物品、例えばウエハ等を搬送する際において、走行
車がクリーン度の低い塵埃の多い部分を通過しなければ
ならないことがあるが、そのような場合に、搬送物品を
塵埃から保護することが出来るようにすることを目的と
するものである。
嫌う物品、例えばウエハ等を搬送する際において、走行
車がクリーン度の低い塵埃の多い部分を通過しなければ
ならないことがあるが、そのような場合に、搬送物品を
塵埃から保護することが出来るようにすることを目的と
するものである。
【0004】
【前記目的を達成するための手段】この考案は前記目的
を達成するために以下の如き手段を採用した。請求項1
の考案は、上下に開口する空気路を有する内部が空洞の
昇降枠内にハンド片のガイド機構及び駆動装置が収めら
れ、前記昇降枠の上部に下方に空気を噴出する空気噴出
機が設けられ、前記昇降枠の内部と空気噴出機の吸引口
とがダクトで接続されており、前記空気路内又は上方に
フィルターが設けられているものである。請求項3の考
案は、上方軌道に沿って走行自在な走行車に、上下に開
口する空気路を有する昇降枠が昇降自在に設けられ、こ
の昇降枠に、その下方の物品吊持空間において物品を保
持・吊持する物品保持装置が設けられ、前記昇降枠に、
側方に開口した物品出し入れ口を有する下面開放の囲い
壁体が物品吊持空間を囲うようにして設けられ、前記物
品出し入れ口の両側縁部に設けられたガイド部材に沿っ
て閉塞板が昇降自在となされ、前記昇降枠の上部に下方
に空気を噴出する空気噴出機が設けられ、前記閉塞板の
ガイド部材と空気噴出機の吸引口とが接続されており、
前記空気路の上方にフィルターが設けられているもので
ある。
を達成するために以下の如き手段を採用した。請求項1
の考案は、上下に開口する空気路を有する内部が空洞の
昇降枠内にハンド片のガイド機構及び駆動装置が収めら
れ、前記昇降枠の上部に下方に空気を噴出する空気噴出
機が設けられ、前記昇降枠の内部と空気噴出機の吸引口
とがダクトで接続されており、前記空気路内又は上方に
フィルターが設けられているものである。請求項3の考
案は、上方軌道に沿って走行自在な走行車に、上下に開
口する空気路を有する昇降枠が昇降自在に設けられ、こ
の昇降枠に、その下方の物品吊持空間において物品を保
持・吊持する物品保持装置が設けられ、前記昇降枠に、
側方に開口した物品出し入れ口を有する下面開放の囲い
壁体が物品吊持空間を囲うようにして設けられ、前記物
品出し入れ口の両側縁部に設けられたガイド部材に沿っ
て閉塞板が昇降自在となされ、前記昇降枠の上部に下方
に空気を噴出する空気噴出機が設けられ、前記閉塞板の
ガイド部材と空気噴出機の吸引口とが接続されており、
前記空気路の上方にフィルターが設けられているもので
ある。
【0005】
【考案の作用】この考案は以下の如き作用をなすもので
ある。一対のハンド片等の物品保持装置によって保持さ
れた物品に向かって、クリーンな空気を吹き付けて物品
をクリーンに保持することが出来るので、走行車がクリ
ーン度の低い塵埃の多い部分を通過しなければならない
場合でも、搬送物品を塵埃から保護することが出来る。
請求項1の考案においては、ハンド片のガイド機構及び
駆動装置が収められた昇降枠の内部の空気を空気噴出機
によって吸引するので、ガイド機構及び駆動装置から発
生する塵埃が物品に落下することもない。請求項3の考
案においては、閉塞板とガイド部材との間の空気を空気
噴出機によって吸引して、閉塞板がガイド部材に摺接す
ることによって発生する塵埃を吸引するので、その塵埃
が物品吊持空間に飛散することもない。
ある。一対のハンド片等の物品保持装置によって保持さ
れた物品に向かって、クリーンな空気を吹き付けて物品
をクリーンに保持することが出来るので、走行車がクリ
ーン度の低い塵埃の多い部分を通過しなければならない
場合でも、搬送物品を塵埃から保護することが出来る。
請求項1の考案においては、ハンド片のガイド機構及び
駆動装置が収められた昇降枠の内部の空気を空気噴出機
によって吸引するので、ガイド機構及び駆動装置から発
生する塵埃が物品に落下することもない。請求項3の考
案においては、閉塞板とガイド部材との間の空気を空気
噴出機によって吸引して、閉塞板がガイド部材に摺接す
ることによって発生する塵埃を吸引するので、その塵埃
が物品吊持空間に飛散することもない。
【0006】
【実施例】以下にこの考案を図面に示す2つの実施例に
基づいて説明する。なお、2つの実施例において同一の
部材は同一の符号で示す。
基づいて説明する。なお、2つの実施例において同一の
部材は同一の符号で示す。
【0007】実施例1(図1〜図4参照) なお、実施例1において、前とは図1右側を、後とは同
図左側をいい、左とは図1紙面裏側を、右とは同表側を
いう。天井1に吊持具2を介してガイドレール3が設け
られ、このガイドレール3に沿って走行車4が走行自在
に吊持され、この走行車4に、内部が空洞の昇降枠5が
昇降機6によって昇降自在に設けられ、この昇降機6
は、吊持ベルト7、その巻き取りドラム8等を有してい
る。
図左側をいい、左とは図1紙面裏側を、右とは同表側を
いう。天井1に吊持具2を介してガイドレール3が設け
られ、このガイドレール3に沿って走行車4が走行自在
に吊持され、この走行車4に、内部が空洞の昇降枠5が
昇降機6によって昇降自在に設けられ、この昇降機6
は、吊持ベルト7、その巻き取りドラム8等を有してい
る。
【0008】前記昇降枠5には、上下に開口する空気路
11が形成されている。なお、空気路11の側周壁とな
る昇降枠5の部分には所要個の空気吸引孔10が形成さ
れている。
11が形成されている。なお、空気路11の側周壁とな
る昇降枠5の部分には所要個の空気吸引孔10が形成さ
れている。
【0009】前記昇降枠5には一対のハンド片12が相
互に近接離隔自在に設けられている。前記ハンド片12
を水平動自在に案内するガイドロッド14を有するガイ
ド機構15及び正逆回転自在なモーター16・ボールね
じ17等を有する駆動装置18が空洞の昇降枠5内に収
められている。前記ハンド片12は、ガイドロッド14
に摺動自在に嵌められた摺動部材20と、これら摺動部
材20に垂下状に設けられ、且つ、昇降枠5に形成され
たスリット27を通じて下方に突出した垂下脚21と、
これら垂下脚21の下端に設けられた水平支承片22と
を有している。水平支承片22は、図示するごとく、物
品24のフランジ25を下から支承するものである。
互に近接離隔自在に設けられている。前記ハンド片12
を水平動自在に案内するガイドロッド14を有するガイ
ド機構15及び正逆回転自在なモーター16・ボールね
じ17等を有する駆動装置18が空洞の昇降枠5内に収
められている。前記ハンド片12は、ガイドロッド14
に摺動自在に嵌められた摺動部材20と、これら摺動部
材20に垂下状に設けられ、且つ、昇降枠5に形成され
たスリット27を通じて下方に突出した垂下脚21と、
これら垂下脚21の下端に設けられた水平支承片22と
を有している。水平支承片22は、図示するごとく、物
品24のフランジ25を下から支承するものである。
【0010】前記昇降枠5に、下面開放の囲い壁体28
が、前記ハンド片12を囲うようにして設けられてい
る。なお、囲い壁体28は透明であっても、そうでなく
ても良い。また、囲い壁体28に側方に向かって開口し
た物品出し入れ口を形成して、この物品出し入れ口を閉
塞板によって開閉自在としても良い。
が、前記ハンド片12を囲うようにして設けられてい
る。なお、囲い壁体28は透明であっても、そうでなく
ても良い。また、囲い壁体28に側方に向かって開口し
た物品出し入れ口を形成して、この物品出し入れ口を閉
塞板によって開閉自在としても良い。
【0011】前記昇降枠5の上部に、下方に向けて空気
を噴出する空気噴出機31が設けられている。空気噴出
機31から噴出される空気は、HEPAフィルター等の
フィルター34及びパンチングメタル等の多孔板からな
る整流板35を経て、昇降枠5に形成された前記空気路
11より下方に向かって噴出する。このような構成によ
って、下面開放の囲い壁体28によって囲まれた空間
に、上から下に向かうクリーン空気の流れを作り、物品
24をクリーンに保持することが出来る。
を噴出する空気噴出機31が設けられている。空気噴出
機31から噴出される空気は、HEPAフィルター等の
フィルター34及びパンチングメタル等の多孔板からな
る整流板35を経て、昇降枠5に形成された前記空気路
11より下方に向かって噴出する。このような構成によ
って、下面開放の囲い壁体28によって囲まれた空間
に、上から下に向かうクリーン空気の流れを作り、物品
24をクリーンに保持することが出来る。
【0012】前記昇降枠5の内部と空気噴出機31の吸
引口32とがダクト33で接続されている。このような
構成によって、ハンド片12のガイド機構15及び駆動
装置18が収められた昇降枠5の内部の空気を空気噴出
機31によって吸引するので、ガイド機構15及び駆動
装置18から発生する塵埃がスリット27を通じて物品
24に落下することがない。
引口32とがダクト33で接続されている。このような
構成によって、ハンド片12のガイド機構15及び駆動
装置18が収められた昇降枠5の内部の空気を空気噴出
機31によって吸引するので、ガイド機構15及び駆動
装置18から発生する塵埃がスリット27を通じて物品
24に落下することがない。
【0013】図4には実施例1の変形例が示されてい
る。この変形例においては、一対のハンド片12に対し
て1つの駆動装置18が設けられたものとなっている。
そのために、空気路11は2つに区分されている。
る。この変形例においては、一対のハンド片12に対し
て1つの駆動装置18が設けられたものとなっている。
そのために、空気路11は2つに区分されている。
【0014】実施例2(図5〜図8参照) なお、実施例2において、前とは図5右側を、後とは同
図左側をいい、左とは図1紙面裏側を、右とは同表側を
いう。中央部に空気路11を有する昇降枠40に、その
下方に物品吊持空間41を形成するようにして、物品吊
持かご42が設けられている。この物品吊持かご42
は、左右方向に所定間隔で配された側面から見て略U字
状の複数のかご構成体43によって構成されている。
図左側をいい、左とは図1紙面裏側を、右とは同表側を
いう。中央部に空気路11を有する昇降枠40に、その
下方に物品吊持空間41を形成するようにして、物品吊
持かご42が設けられている。この物品吊持かご42
は、左右方向に所定間隔で配された側面から見て略U字
状の複数のかご構成体43によって構成されている。
【0015】前記ガイドレール3の真下に位置するよう
にして物品搬入ステーション45が設けられている。こ
の物品搬入ステーション45には、搬送方向を左右方向
に向けた駆動ローラーコンベア46の先端部が位置する
ようになされている。そして、物品搬入ステーション4
5上方に走行車4が停止した際、駆動ローラーコンベア
46のローラー47間の上方にかご構成体43が位置す
るようになされ、また、昇降枠40が下降するとかご構
成体43の、水平部43aを含む下部がローラー47間
に沈み込み得るようになされている。
にして物品搬入ステーション45が設けられている。こ
の物品搬入ステーション45には、搬送方向を左右方向
に向けた駆動ローラーコンベア46の先端部が位置する
ようになされている。そして、物品搬入ステーション4
5上方に走行車4が停止した際、駆動ローラーコンベア
46のローラー47間の上方にかご構成体43が位置す
るようになされ、また、昇降枠40が下降するとかご構
成体43の、水平部43aを含む下部がローラー47間
に沈み込み得るようになされている。
【0016】前記昇降枠40に、下面開放の囲い壁体4
9が、前記物品吊持空間41を囲うようにして設けられ
ている。なお、囲い壁体49は透明であっても、そうで
なくても良い。また、昇降枠40の下降に伴ってかご構
成体43の水平部43aがローラー47間に沈み込み得
るように、囲い壁体49の下端縁は、かご構成体43の
水平部43aの上縁より上になるようになされている。
前記囲い壁体49には左右方に向かって開口した物品出
し入れ口50が形成され、この物品出し入れ口50の前
後側縁部に設けられた、上下方向に長いダクト状のガイ
ド部材51に沿って閉塞板52が昇降自在に設けられて
いる。この閉塞板52は流体圧シリンダ53等によって
昇降させられるようになされている。
9が、前記物品吊持空間41を囲うようにして設けられ
ている。なお、囲い壁体49は透明であっても、そうで
なくても良い。また、昇降枠40の下降に伴ってかご構
成体43の水平部43aがローラー47間に沈み込み得
るように、囲い壁体49の下端縁は、かご構成体43の
水平部43aの上縁より上になるようになされている。
前記囲い壁体49には左右方に向かって開口した物品出
し入れ口50が形成され、この物品出し入れ口50の前
後側縁部に設けられた、上下方向に長いダクト状のガイ
ド部材51に沿って閉塞板52が昇降自在に設けられて
いる。この閉塞板52は流体圧シリンダ53等によって
昇降させられるようになされている。
【0017】前記昇降枠40の上部に、物品吊持空間4
1に上から空気を噴出する空気噴出機31が設けられて
いる。前記ガイド部材51の上部開口と空気噴出機31
の吸引口32とがダクト54で接続されている。空気噴
出機31から噴出される空気は、HEPAフィルター等
のフィルター34及びパンチングメタル等の多孔板から
なる整流板35を経て、昇降枠40に形成された空気路
11より物品吊持空間41に向かって上から下に向けて
噴出する。また、ダクト状のガイド部材51内の空気は
空気噴出機31によって吸引される。従って、閉塞板5
2がガイド部材51に摺接することによって発生する塵
埃が物品吊持空間41に飛散することがない。
1に上から空気を噴出する空気噴出機31が設けられて
いる。前記ガイド部材51の上部開口と空気噴出機31
の吸引口32とがダクト54で接続されている。空気噴
出機31から噴出される空気は、HEPAフィルター等
のフィルター34及びパンチングメタル等の多孔板から
なる整流板35を経て、昇降枠40に形成された空気路
11より物品吊持空間41に向かって上から下に向けて
噴出する。また、ダクト状のガイド部材51内の空気は
空気噴出機31によって吸引される。従って、閉塞板5
2がガイド部材51に摺接することによって発生する塵
埃が物品吊持空間41に飛散することがない。
【0018】次に実施例2の作用を説明する。物品吊持
かご42が空である走行車4が、ローラー47間の上方
にかご構成体43を位置させるようにして、物品搬入ス
テーション45で停止すると、今まで上昇していた昇降
枠40が下降して、かご構成体43の水平部43aをロ
ーラー47間に沈み込ませて、停止する。然る後、今ま
で下降していた右側の閉塞板52が上昇して物品出し入
れ口50が開かれる。その後、駆動ローラーコンベア4
6の駆動によって多数のウエハが収納されたキャリア5
6が2個、駆動ローラーコンベア46の先端部(かご構
成体43の水平部43aの上方)まで、搬送される。そ
の後、駆動ローラーコンベア46は停止する。然る後、
閉塞板52が下降すると、昇降枠40は最上位置まで上
昇して停止する。その後、走行車4は走行を開始して物
品搬出ステーション(図示略)に至ると停止し、前記と
逆の作動によって、キャリア56を物品搬出ステーショ
ンの駆動ローラーコンベア上に降ろすことが出来る。そ
して、空気噴出機31は常時作動状態にあって、物品吊
持空間41内をクリーンに保持している。また、ダクト
状のガイド部材51内の空気は空気噴出機31によって
吸引される。従って、閉塞板52がガイド部材51に摺
接することによって発生する塵埃が物品吊持空間41に
飛散することがない。
かご42が空である走行車4が、ローラー47間の上方
にかご構成体43を位置させるようにして、物品搬入ス
テーション45で停止すると、今まで上昇していた昇降
枠40が下降して、かご構成体43の水平部43aをロ
ーラー47間に沈み込ませて、停止する。然る後、今ま
で下降していた右側の閉塞板52が上昇して物品出し入
れ口50が開かれる。その後、駆動ローラーコンベア4
6の駆動によって多数のウエハが収納されたキャリア5
6が2個、駆動ローラーコンベア46の先端部(かご構
成体43の水平部43aの上方)まで、搬送される。そ
の後、駆動ローラーコンベア46は停止する。然る後、
閉塞板52が下降すると、昇降枠40は最上位置まで上
昇して停止する。その後、走行車4は走行を開始して物
品搬出ステーション(図示略)に至ると停止し、前記と
逆の作動によって、キャリア56を物品搬出ステーショ
ンの駆動ローラーコンベア上に降ろすことが出来る。そ
して、空気噴出機31は常時作動状態にあって、物品吊
持空間41内をクリーンに保持している。また、ダクト
状のガイド部材51内の空気は空気噴出機31によって
吸引される。従って、閉塞板52がガイド部材51に摺
接することによって発生する塵埃が物品吊持空間41に
飛散することがない。
【0019】
【考案の効果】この考案は、前記した如き構成によっ
て、以下の如き効果を奏するものである。 一対のハンド片等の物品保持装置によって保持された
物品に向かって、クリーンな空気を吹き付けて物品をク
リーンに保持することが出来るので、走行車がクリーン
度の低い塵埃の多い部分を通過しなければならない場合
でも、搬送物品を塵埃から保護することが出来る。 請求項1の考案においては、ハンド片のガイド機構及
び駆動装置が収められた昇降枠の内部の空気を空気噴出
機によって吸引するので、ガイド機構及び駆動装置から
発生する塵埃が物品に落下することもない。 請求項3の考案においては、閉塞板とガイド部材との
間の空気を空気噴出機によって吸引して、閉塞板がガイ
ド部材に摺接することによって発生する塵埃を吸引する
ので、その塵埃が物品吊持空間に飛散することもない。
て、以下の如き効果を奏するものである。 一対のハンド片等の物品保持装置によって保持された
物品に向かって、クリーンな空気を吹き付けて物品をク
リーンに保持することが出来るので、走行車がクリーン
度の低い塵埃の多い部分を通過しなければならない場合
でも、搬送物品を塵埃から保護することが出来る。 請求項1の考案においては、ハンド片のガイド機構及
び駆動装置が収められた昇降枠の内部の空気を空気噴出
機によって吸引するので、ガイド機構及び駆動装置から
発生する塵埃が物品に落下することもない。 請求項3の考案においては、閉塞板とガイド部材との
間の空気を空気噴出機によって吸引して、閉塞板がガイ
ド部材に摺接することによって発生する塵埃を吸引する
ので、その塵埃が物品吊持空間に飛散することもない。
【図1】この考案の実施例1を示す一部破砕側面図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】実施例1の変形例を示す水平断面図である。
【図5】この考案の実施例2を示す一部破砕側面図であ
る。
る。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線断面図である。
5 昇降枠 11 空気路 12 ハンド片 15 ガイド機構 18 駆動装置 31 空気噴出機 32 吸引口 33 ダクト 34 フィルター 40 昇降枠 41 物品吊持空間 49 囲い壁体 50 物品出し入れ口 51 ガイド部材 52 閉塞板
Claims (3)
- 【請求項1】 上下に開口する空気路を有する内部が空
洞の昇降枠内にハンド片のガイド機構及び駆動装置が収
められ、前記昇降枠の上部に下方に空気を噴出する空気
噴出機が設けられ、前記昇降枠の内部と空気噴出機の吸
引口とがダクトで接続されており、前記空気路内又は上
方にフィルターが設けられているオーバーヘッド型物品
搬送装置。 - 【請求項2】 上方軌道に沿って走行自在な走行車に、
上下に開口する空気路を有する内部が空洞の昇降枠が昇
降自在に設けられ、この昇降枠内に相互に近接離隔自在
な一対のハンド片のガイド機構及び駆動装置が収めら
れ、前記昇降枠の上部に下方に空気を噴出する空気噴出
機が設けられ、前記昇降枠の内部と空気噴出機の吸引口
とがダクトで接続されており、前記空気路内又は上方に
フィルターが設けられているオーバーヘッド型物品搬送
装置。 - 【請求項3】 上方軌道に沿って走行自在な走行車に、
上下に開口する空気路を有する昇降枠が昇降自在に設け
られ、この昇降枠に、その下方の物品吊持空間において
物品を保持・吊持する物品保持装置が設けられ、前記昇
降枠に、側方に開口した物品出し入れ口を有する下面開
放の囲い壁体が物品吊持空間を囲うようにして設けら
れ、前記物品出し入れ口の両側縁部に設けられたガイド
部材に沿って閉塞板が昇降自在となされ、前記昇降枠の
上部に下方に空気を噴出する空気噴出機が設けられ、前
記閉塞板のガイド部材と空気噴出機の吸引口とが接続さ
れており、前記空気路の上方にフィルターが設けられて
いるオーバーヘッド型物品搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP814392U JP2501262Y2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | オ―バ―ヘッド型物品搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP814392U JP2501262Y2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | オ―バ―ヘッド型物品搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614144U JPH0614144U (ja) | 1994-02-22 |
JP2501262Y2 true JP2501262Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=11685087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP814392U Expired - Lifetime JP2501262Y2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | オ―バ―ヘッド型物品搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501262Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3716008B2 (ja) * | 1995-04-20 | 2005-11-16 | ローム株式会社 | 半導体基板入りマガジンのクランプ搬送装置 |
JP3734432B2 (ja) * | 2001-06-07 | 2006-01-11 | 三星電子株式会社 | マスク搬送装置、マスク搬送システム及びマスク搬送方法 |
CN116986320B (zh) * | 2023-09-27 | 2023-12-01 | 江苏环亚医用科技集团股份有限公司 | 一种具有升降式气动输料装置的空气输送管 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP814392U patent/JP2501262Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0614144U (ja) | 1994-02-22 |
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