JPH0614144U - オーバーヘッド型物品搬送装置 - Google Patents

オーバーヘッド型物品搬送装置

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JPH0614144U
JPH0614144U JP814392U JP814392U JPH0614144U JP H0614144 U JPH0614144 U JP H0614144U JP 814392 U JP814392 U JP 814392U JP 814392 U JP814392 U JP 814392U JP H0614144 U JPH0614144 U JP H0614144U
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air
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ejector
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和広 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送物品を塵埃から保護する。 【構成】 下面開放の囲い壁体28によって囲まれた空
間に、上から下に向かうクリーン空気の流れを作り、物
品24をクリーンに保持する。ハンド片12のガイド機
構15及び駆動装置18が収められた昇降枠5の内部の
空気を空気噴出機31によって吸引するので、ガイド機
構15及び駆動装置18から発生する塵埃が物品24に
落下することがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、搬送物品を塵埃から保護するようにしたオーバーヘッド型物品搬 送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のオーバーヘッド型物品搬送装置として以下の如きものは知られ ている。即ち、上方に設けられたガイドレールと、このガイドレールに沿って走 行する走行車と、この走行車に昇降自在に設けられた昇降枠と、この昇降枠の下 方の物品吊持空間において物品を保持・吊持する物品保持装置とを有しているも のは知られている。
【0003】
【考案の目的】
この考案は、前記装置において、塵埃を嫌う物品、例えばウエハ等を搬送する 際において、走行車がクリーン度の低い塵埃の多い部分を通過しなければならな いことがあるが、そのような場合に、搬送物品を塵埃から保護することが出来る ようにすることを目的とするものである。
【0004】
【前記目的を達成するための手段】
この考案は前記目的を達成するために以下の如き手段を採用した。 請求項1の考案は、上下に開口する空気路を有する内部が空洞の昇降枠内にハ ンド片のガイド機構及び駆動装置が収められ、前記昇降枠の上部に下方に空気を 噴出する空気噴出機が設けられ、前記昇降枠の内部と空気噴出機の吸引口とがダ クトで接続されており、前記空気路内又は上方にフィルターが設けられているも のである。 請求項3の考案は、上方軌道に沿って走行自在な走行車に、上下に開口する空 気路を有する昇降枠が昇降自在に設けられ、この昇降枠に、その下方の物品吊持 空間において物品を保持・吊持する物品保持装置が設けられ、前記昇降枠に、側 方に開口した物品出し入れ口を有する下面開放の囲い壁体が物品吊持空間を囲う ようにして設けられ、前記物品出し入れ口の両側縁部に設けられたガイド部材に 沿って閉塞板が昇降自在となされ、前記昇降枠の上部に下方に空気を噴出する空 気噴出機が設けられ、前記閉塞板のガイド部材と空気噴出機の吸引口とが接続さ れており、前記空気路の上方にフィルターが設けられているものである。
【0005】
【考案の作用】
この考案は以下の如き作用をなすものである。 一対のハンド片等の物品保持装置によって保持された物品に向かって、クリー ンな空気を吹き付けて物品をクリーンに保持することが出来るので、走行車がク リーン度の低い塵埃の多い部分を通過しなければならない場合でも、搬送物品を 塵埃から保護することが出来る。 請求項1の考案においては、ハンド片のガイド機構及び駆動装置が収められた 昇降枠の内部の空気を空気噴出機によって吸引するので、ガイド機構及び駆動装 置から発生する塵埃が物品に落下することもない。 請求項3の考案においては、閉塞板とガイド部材との間の空気を空気噴出機に よって吸引して、閉塞板がガイド部材に摺接することによって発生する塵埃を吸 引するので、その塵埃が物品吊持空間に飛散することもない。
【0006】
【実施例】
以下にこの考案を図面に示す2つの実施例に基づいて説明する。なお、2つの 実施例において同一の部材は同一の符号で示す。
【0007】 実施例1(図1〜図4参照) なお、実施例1において、前とは図1右側を、後とは同図左側をいい、左とは図 1紙面裏側を、右とは同表側をいう。 天井1に吊持具2を介してガイドレール3が設けられ、このガイドレール3に 沿って走行車4が走行自在に吊持され、この走行車4に、内部が空洞の昇降枠5 が昇降機6によって昇降自在に設けられ、この昇降機6は、吊持ベルト7、その 巻き取りドラム8等を有している。
【0008】 前記昇降枠5には、上下に開口する空気路11が形成されている。なお、空気 路11の側周壁となる昇降枠5の部分には所要個の空気吸引孔10が形成されて いる。
【0009】 前記昇降枠5には一対のハンド片12が相互に近接離隔自在に設けられている 。前記ハンド片12を水平動自在に案内するガイドロッド14を有するガイド機 構15及び正逆回転自在なモーター16・ボールねじ17等を有する駆動装置1 8が空洞の昇降枠5内に収められている。 前記ハンド片12は、ガイドロッド14に摺動自在に嵌められた摺動部材20 と、これら摺動部材20に垂下状に設けられ、且つ、昇降枠5に形成されたスリ ット27を通じて下方に突出した垂下脚21と、これら垂下脚21の下端に設け られた水平支承片22とを有している。水平支承片22は、図示するごとく、物 品24のフランジ25を下から支承するものである。
【0010】 前記昇降枠5に、下面開放の囲い壁体28が、前記ハンド片12を囲うように して設けられている。なお、囲い壁体28は透明であっても、そうでなくても良 い。また、囲い壁体28に側方に向かって開口した物品出し入れ口を形成して、 この物品出し入れ口を閉塞板によって開閉自在としても良い。
【0011】 前記昇降枠5の上部に、下方に向けて空気を噴出する空気噴出機31が設けら れている。 空気噴出機31から噴出される空気は、HEPAフィルター等のフィルター3 4及びパンチングメタル等の多孔板からなる整流板35を経て、昇降枠5に形成 された前記空気路11より下方に向かって噴出する。 このような構成によって、下面開放の囲い壁体28によって囲まれた空間に、 上から下に向かうクリーン空気の流れを作り、物品24をクリーンに保持するこ とが出来る。
【0012】 前記昇降枠5の内部と空気噴出機31の吸引口32とがダクト33で接続され ている。このような構成によって、ハンド片12のガイド機構15及び駆動装置 18が収められた昇降枠5の内部の空気を空気噴出機31によって吸引するので 、ガイド機構15及び駆動装置18から発生する塵埃がスリット27を通じて物 品24に落下することがない。
【0013】 図4には実施例1の変形例が示されている。この変形例においては、一対のハ ンド片12に対して1つの駆動装置18が設けられたものとなっている。そのた めに、空気路11は2つに区分されている。
【0014】 実施例2(図5〜図8参照) なお、実施例2において、前とは図5右側を、後とは同図左側をいい、左とは図 1紙面裏側を、右とは同表側をいう。 中央部に空気路11を有する昇降枠40に、その下方に物品吊持空間41を形 成するようにして、物品吊持かご42が設けられている。この物品吊持かご42 は、左右方向に所定間隔で配された側面から見て略U字状の複数のかご構成体4 3によって構成されている。
【0015】 前記ガイドレール3の真下に位置するようにして物品搬入ステーション45が 設けられている。この物品搬入ステーション45には、搬送方向を左右方向に向 けた駆動ローラーコンベア46の先端部が位置するようになされている。そして 、物品搬入ステーション45上方に走行車4が停止した際、駆動ローラーコンベ ア46のローラー47間の上方にかご構成体43が位置するようになされ、また 、昇降枠40が下降するとかご構成体43の、水平部43aを含む下部がローラ ー47間に沈み込み得るようになされている。
【0016】 前記昇降枠40に、下面開放の囲い壁体49が、前記物品吊持空間41を囲う ようにして設けられている。なお、囲い壁体49は透明であっても、そうでなく ても良い。また、昇降枠40の下降に伴ってかご構成体43の水平部43aがロ ーラー47間に沈み込み得るように、囲い壁体49の下端縁は、かご構成体43 の水平部43aの上縁より上になるようになされている。 前記囲い壁体49には左右方に向かって開口した物品出し入れ口50が形成さ れ、この物品出し入れ口50の前後側縁部に設けられた、上下方向に長いダクト 状のガイド部材51に沿って閉塞板52が昇降自在に設けられている。この閉塞 板52は流体圧シリンダ53等によって昇降させられるようになされている。
【0017】 前記昇降枠40の上部に、物品吊持空間41に上から空気を噴出する空気噴出 機31が設けられている。 前記ガイド部材51の上部開口と空気噴出機31の吸引口32とがダクト54 で接続されている。 空気噴出機31から噴出される空気は、HEPAフィルター等のフィルター3 4及びパンチングメタル等の多孔板からなる整流板35を経て、昇降枠40に形 成された空気路11より物品吊持空間41に向かって上から下に向けて噴出する 。 また、ダクト状のガイド部材51内の空気は空気噴出機31によって吸引され る。従って、閉塞板52がガイド部材51に摺接することによって発生する塵埃 が物品吊持空間41に飛散することがない。
【0018】 次に実施例2の作用を説明する。 物品吊持かご42が空である走行車4が、ローラー47間の上方にかご構成体 43を位置させるようにして、物品搬入ステーション45で停止すると、今まで 上昇していた昇降枠40が下降して、かご構成体43の水平部43aをローラー 47間に沈み込ませて、停止する。然る後、今まで下降していた右側の閉塞板5 2が上昇して物品出し入れ口50が開かれる。その後、駆動ローラーコンベア4 6の駆動によって多数のウエハが収納されたキャリア56が2個、駆動ローラー コンベア46の先端部(かご構成体43の水平部43aの上方)まで、搬送され る。その後、駆動ローラーコンベア46は停止する。然る後、閉塞板52が下降 すると、昇降枠40は最上位置まで上昇して停止する。その後、走行車4は走行 を開始して物品搬出ステーション(図示略)に至ると停止し、前記と逆の作動に よって、キャリア56を物品搬出ステーションの駆動ローラーコンベア上に降ろ すことが出来る。 そして、空気噴出機31は常時作動状態にあって、物品吊持空間41内をクリ ーンに保持している。 また、ダクト状のガイド部材51内の空気は空気噴出機31によって吸引され る。従って、閉塞板52がガイド部材51に摺接することによって発生する塵埃 が物品吊持空間41に飛散することがない。
【0019】
【考案の効果】
この考案は、前記した如き構成によって、以下の如き効果を奏するものである 。 一対のハンド片等の物品保持装置によって保持された物品に向かって、クリ ーンな空気を吹き付けて物品をクリーンに保持することが出来るので、走行車が クリーン度の低い塵埃の多い部分を通過しなければならない場合でも、搬送物品 を塵埃から保護することが出来る。 請求項1の考案においては、ハンド片のガイド機構及び駆動装置が収められ た昇降枠の内部の空気を空気噴出機によって吸引するので、ガイド機構及び駆動 装置から発生する塵埃が物品に落下することもない。 請求項3の考案においては、閉塞板とガイド部材との間の空気を空気噴出機 によって吸引して、閉塞板がガイド部材に摺接することによって発生する塵埃を 吸引するので、その塵埃が物品吊持空間に飛散することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1を示す一部破砕側面図であ
る。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】実施例1の変形例を示す水平断面図である。
【図5】この考案の実施例2を示す一部破砕側面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
5 昇降枠 11 空気路 12 ハンド片 15 ガイド機構 18 駆動装置 31 空気噴出機 32 吸引口 33 ダクト 34 フィルター 40 昇降枠 41 物品吊持空間 49 囲い壁体 50 物品出し入れ口 51 ガイド部材 52 閉塞板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B65G 47/61 B 8010−3F

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に開口する空気路を有する内部が空
    洞の昇降枠内にハンド片のガイド機構及び駆動装置が収
    められ、前記昇降枠の上部に下方に空気を噴出する空気
    噴出機が設けられ、前記昇降枠の内部と空気噴出機の吸
    引口とがダクトで接続されており、前記空気路内又は上
    方にフィルターが設けられているオーバーヘッド型物品
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 上方軌道に沿って走行自在な走行車に、
    上下に開口する空気路を有する内部が空洞の昇降枠が昇
    降自在に設けられ、この昇降枠内に相互に近接離隔自在
    な一対のハンド片のガイド機構及び駆動装置が収めら
    れ、前記昇降枠の上部に下方に空気を噴出する空気噴出
    機が設けられ、前記昇降枠の内部と空気噴出機の吸引口
    とがダクトで接続されており、前記空気路内又は上方に
    フィルターが設けられているオーバーヘッド型物品搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 上方軌道に沿って走行自在な走行車に、
    上下に開口する空気路を有する昇降枠が昇降自在に設け
    られ、この昇降枠に、その下方の物品吊持空間において
    物品を保持・吊持する物品保持装置が設けられ、前記昇
    降枠に、側方に開口した物品出し入れ口を有する下面開
    放の囲い壁体が物品吊持空間を囲うようにして設けら
    れ、前記物品出し入れ口の両側縁部に設けられたガイド
    部材に沿って閉塞板が昇降自在となされ、前記昇降枠の
    上部に下方に空気を噴出する空気噴出機が設けられ、前
    記閉塞板のガイド部材と空気噴出機の吸引口とが接続さ
    れており、前記空気路の上方にフィルターが設けられて
    いるオーバーヘッド型物品搬送装置。
JP814392U 1992-01-28 1992-01-28 オ―バ―ヘッド型物品搬送装置 Expired - Lifetime JP2501262Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08288358A (ja) * 1995-04-20 1996-11-01 Rohm Co Ltd 半導体基板入りマガジンのクランプ搬送装置
JP2002362737A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Semiconductor Leading Edge Technologies Inc マスク搬送装置、マスク搬送システム及びマスク搬送方法
CN116986320A (zh) * 2023-09-27 2023-11-03 江苏环亚医用科技集团股份有限公司 一种具有升降式气动输料装置的空气输送管

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CN116986320B (zh) * 2023-09-27 2023-12-01 江苏环亚医用科技集团股份有限公司 一种具有升降式气动输料装置的空气输送管

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