JP2500907Y2 - 定量吐出容器 - Google Patents

定量吐出容器

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JP2500907Y2
JP2500907Y2 JP4608790U JP4608790U JP2500907Y2 JP 2500907 Y2 JP2500907 Y2 JP 2500907Y2 JP 4608790 U JP4608790 U JP 4608790U JP 4608790 U JP4608790 U JP 4608790U JP 2500907 Y2 JP2500907 Y2 JP 2500907Y2
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正隆 奥下
誠一郎 菰田
猛雄 石黒
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、一定量の液体を注出するための容器に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、一定量の液体を確実に注出するための容器とし
ては注射器が一般的に知られている。そして、この注射
器は筒状のシリンダーとこのシリンダーに摺動可能に嵌
合したピストンとで構成されており、片手でシリンダー
の支持とピストンの押圧操作を行うことで一定量の液体
を注出するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 従来の注射器は上記のように筒状のシリンダーとピス
トンで構成されているので、薬液等の内容物を収納した
状態で供給する場合にはその全長が長くなり嵩張ってし
まうことから、その取扱いが煩わしいという問題点があ
った。また、シリンダーとピストンの嵌合で内容物の液
体を収納しているので、外気とのバリヤー性に関して安
定性に欠けるという問題点もあった。
本考案は、上述のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、内容物の液体を収納
した状態でもコンパクトであってしかも内容物の保存性
に優れた定量吐出容器を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の定量吐出容器
は、ノズルが固定される細い開口部を湾曲面先端に備え
ると共に周囲にフランジを有する硬質半球状部分及び該
硬質半球状部分と略同じ大きさで周囲にフランジを有す
る軟質半球状部分における双方の前記フランジを接合し
て形成された球状の容器本体と、前記硬質半球状部分の
内側に嵌合する大きさの半球状凸部を少なくとも一部に
有する押し込み部材と、円環状の支持部及び該支持部か
ら同方向に向けて延設され先端に内向きのストッパーを
備えた複数の脚部を有し該脚部がそれぞれの内側で前記
押し込み部材の外縁と摺接するように配設されてなる外
枠部材と、該外枠部材の前記支持部に嵌合するキャップ
部材とで構成され、前記容器本体の前記硬質半球状部分
が外側となり前記軟質半球状部分が内側となるようにそ
の両フランジの接合部分を前記外枠部材の支持部に載置
して前記キャップ部材を嵌合することにより前記外枠部
材に対して前記容器本体を固定すると共に前記外枠部材
の脚部により形成された空間内に前記押し込み部材をそ
の半球状凸部が内側向きとなるようにして挿入されてい
ることを特徴としている。
上記硬質半球状部分はポリエチレン、ポリプロピレン
等の硬質の合成樹脂からなるもので射出成形或いはシー
ト成形により所定の形状とすることができ、一方軟質半
球状部分はポリエチレン等の軟質のフィルムからなって
おりシート成形により所定の形状とすることができる。
そして、両者におけるそれぞれのフランジをヒートシー
ル等の手段により接合することで球状の容器本体が形成
される。また、ポリ塩化ビニリデン、エチレン酢酸ビニ
ルアルコール共重合体等のパリヤー性に優れたフィルム
を中間層として有するシートにより各半球状部分を形成
することにより、容器本体のガスバリヤー性を高めるよ
うにすることもできる。
上記押し込み部材はポリエチレン、ポリプロピレン等
の硬質の合成樹脂からなるもので射出成形により所定の
形状とすることができる。その形状としては、例えば半
球状の凸部を有する砲弾型としてもよいし或いは全体を
球状としてもよいものである。
上記外枠部材及びキャップ部材はそれぞれポリエチレ
ン、ポリプロピレン等の硬質の合成樹脂からなるもので
射出成形により所定の形状とすることができる。そし
て、両者の嵌合手段としてはネジ込み式或いは嵌め込み
式を採用することができる。
[作用] 上記構成の定量吐出容器においては、押し込み部材が
外枠部材の脚部をガイドとして容器本体に向けて押され
る。そして、押し込み部材が押されると、容器本体の軟
質半球状部分が押し込み部材の半球状凸部により押圧変
形されて内容物の液体が開口部を通じて注出される。そ
して、押圧変形が最後まで進むと、容器本体の軟質半球
状部分が硬質半球状部分の内側と押し込み部材の半球状
凸部とにより挟まれた状態となり、この時点で容器本体
に収納された液体がほぼ全て注出される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る定量吐出容器の一実施例を示す
斜視図、第2図は第1図の定量吐出容器における容器本
体の斜視図、第3図(a),(b)は第1図に示す定量
吐出容器をそれぞれ異なる角度から見た側面図である。
第1図に示されるように、定量吐出容器1は、内容物
である薬液等の液体を収納する球状の容器本体2と、砲
弾型の押し込み部材3と、容器本体2を支持すると共に
押し込み部材3を収納する外枠部材4と、容器本体2を
外枠部材4との間で固定するためのキャップ部材5と、
容器本体2に固定されたノズル6とから構成されてい
る。
容器本体2は、第2図に示すように、ポリエチレンを
射出成形して形成された硬質半球状部分7とフィルム状
のポリエチレンをシート成形して形成された軟質半球状
部分8とからなり、この両半球部分7,8は略同じ大きさ
であって、それぞれのフランジをヒートシールにより接
着して鍔状のフランジ接合部9が形成されることで全体
が球状形態とされている。また、硬質半球状部分7には
その湾曲面先端に開口部10が設けられており、この開口
部10から薬液等の液体が充填されるようになっている。
本実施例では、容器本体2の球形部分の容量を10mlとし
開口部10のヘッドスペースを1mlとして容器本体2全体
の容量を11mlとした。そして、液体を充填した後にノズ
ル6が取り付けられるようになっている。また、図示は
していないが、ノズル6を取り付けた後に通常はノズル
6にはキャップが被せられる。
押し込み部材3はポリエチレンを射出成形して形成さ
れたもので、第3図(a),(b)から分かるようにそ
の一方に半球状凸部11を備えた砲弾型をしている。そし
て、この半球状凸部11は容器本体2の硬質半球状部分7
の内側にほぼ隙間なく嵌合する大きさとされている。
外枠部材4及びキャップ部材5はそれぞれポリエチレ
ンを射出成形して形成されたもので、第3図(a),
(b)から分かるように、外枠部材4は円環状の支持部
12とこの支持部12から同方向に向けて等間隔で延設され
た3本の脚部13とからなると共に支持部12の外周には雄
ネジが形成されており、各脚部13はその内側において前
記押し込み部材3の外縁が摺接可能なように配設されて
いる。一方、キャップ部材5はリング状であって外枠部
材4の支持部12に嵌合する形状とされておりその内周に
は外枠部材4の雄ネジに係合する雌ネジが形成されてい
る。また、外枠部材4においては、押し込み部材3の落
下を防止するためのストッパー14と押し込み部材3の押
し込み最終位置を確認するためのストッパー15とがそれ
ぞれの脚部13に対して設けられている。
そして、容器本体2の硬質半球状部分7が外側となり
軟質半球状部分8が内側となるようにそのフランジ接合
部9を外枠部材4の支持部12に載置し、フランジ接合部
9を挟む形でキャップ部材5をネジにより嵌合すること
で外枠部材4に対して容器本体2を固定すると共に外枠
部位4の各脚部13により形成された空間内に押し込み部
材3をその半球状凸部11が内側向きとなるようにストッ
パー14に抗して挿入することにより本実施例の定量吐出
容器1が形成されている。
上記構成からなる定量吐出容器1を使用するに際して
は、第4図に示すようにして二本の指で上部を支持し親
指で押し込み部材3の底部を押す。この場合、親指が外
枠部材4の脚部13の間に入るようにして押すようにす
る。このようにして押し込み部材3が押されるに伴い、
容器本体2の軟質半球状部分8が押圧変形され容器本体
2の中に収納されている液体がノズル6から注出され
る。そして、押し込み部材3を最後まで押すと、第5図
(a),(b)に示すように、押し込み部材3の半球状
凸部11が容器本体2に入り込み、軟質半球状部分8は逆
向きに変形させられて硬質半球状部分7の内側と半球状
凸部11との間で挟まれた状態となり、押し込み部材3は
外枠4の脚部13に設けられているストッパー15によりそ
の下部が係止した状態となる。この時点で容器本体2の
内部に収納されていた液体はほぼ完全に注出された状態
となる。なお、最後まで押し込む際に押し込み部材3に
おける半球状凸部11と反対側の端部がストッパー15を乗
り越えるので、この時の手応えで最終位置が確認され
る。
次に、本考案の他の実施例について説明する。
第6図(a),(b)は本考案に係る定量吐出容器の
他の実施例を示すそれぞれ異なる方向から見た側面図で
ある。なお、本実施例における定量吐出容器21は、先の
実施例のものとほぼ同様の構成をしているので同じ構成
からなる部分については先の実施例の場合と同じ符号を
付している。
本実施例における定量吐出容器21は、押し込み部材23
の形状が先の実施例のものとは異なっている。すなわ
ち、押し込み部材23は球状をしており、その球面は硬質
半球状部分7の内側にほぼ隙間なく嵌合できる大きさと
なっている。また、外枠4のそれぞれの脚部13に設けら
れたストッパー24,25の形状も押し込み部材23の球面を
支持するような形状とされている。
この実施例の定量吐出容器21も先の実施例の定量吐出
容器1の場合と同様に、押し込み部材23を押すことによ
って、容器本体2中の液体がノズル6から注出される。
そして、押し込み部材23を最後まで押すと、押し込み部
材23のほぼ半分が容器本体2の硬質半球状部分7の内側
に入り込み、軟質半球状部分8は変形させられて硬質半
球状部分7の内面と押し込み部材23との間で挟まれた状
態となり、押し込み部材23は外枠4の脚部13に設けられ
ているストッパー25によりその下部が係止した状態とな
る。この時点で容器本体2の内部に収納されていた液体
はほぼ完全に注出された状態となる。なお、最後まで押
し込む際に押し込み部材23の球面がストッパー25を乗り
越えるので、この時の手応えで最終位置が確認される。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の定量吐出容器は、球状の
容器本体を押し込み部材により押圧して内容物の液体を
注出するように構成されているので、液体を収納しても
全体が嵩張ることなくコンパクトな状態で保管でき、さ
らに、内容物の押し出し操作におけるストロークが短く
て済むという利点がある。
また、内容物の液体は容器本体中に完全に密閉される
ので、外気と完全に遮断された状態で保存することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る定量吐出容器の一実施例を示す斜
視図、第2図は第1図の定量吐出容器における容器本体
の斜視図、第3図(a),(b)は第1図に示す定量吐
出容器をそれぞれ異なる角度から見た側面図、第4図は
第1図に示す定量吐出容器を手で操作する状態を説明す
るための説明図、第5図(a),(b)は第1図に示す
定量吐出容器の注出完了後の状態を示すそれぞれ第3図
(a),(b)に対応した側面図、第6図(a),
(b)は本考案に係る定量吐出容器の他の実施例を示す
それぞれ異なる方向から見た側面図である。 1……定量吐出容器、2……容器本体、3……押し込み
部材、4……外枠部材、5……キャップ部材、6……ノ
ズル、7……硬質半球状部分、8……硬質半球状部分、
9……フランジ接合部、10……開口部、11……半球状凸
部、12……支持部、13……脚部、14,15……ストッパ
ー、21……定量吐出容器、23……押し込み部材、24,25
……ストッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルが固定される細い開口部を湾曲面先
    端に備えると共に周囲にフランジを有する硬質半球状部
    分及び該硬質半球状部分と略同じ大きさで周囲にフラン
    ジを有する軟質半球状部分における双方の前記フランジ
    を接合して形成された球状の容器本体と、前記硬質半球
    状部分の内側に嵌合する大きさの半球状凸部を少なくと
    も一部に有する押し込み部材と、円環状の支持部及び該
    支持部から同方向に向けて延設され先端に内向きのスト
    ッパーを備えた複数の脚部を有し該脚部がそれぞれの内
    側で前記押し込み部材の外縁と摺接するように配設され
    てなる外枠部材と、該外枠部材の前記支持部に嵌合する
    キャップ部材とで構成され、前記容器本体の前記硬質半
    球状部分が外側となり前記軟質半球状部分が内側となる
    ようにその両フランジの接合部分を前記外枠部材の支持
    部に載置して前記キャップ部材を嵌合することにより前
    記外枠部材に対して前記容器本体を固定すると共に前記
    外枠部材の脚部により形成された空間内に前記押し込み
    部材をその半球状凸部が内側向きとなるようにして挿入
    されていることを特徴とする定量吐出容器。
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