JPH07291352A - 微量の試薬等を収容するための容器 - Google Patents

微量の試薬等を収容するための容器

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JPH07291352A
JPH07291352A JP6104312A JP10431294A JPH07291352A JP H07291352 A JPH07291352 A JP H07291352A JP 6104312 A JP6104312 A JP 6104312A JP 10431294 A JP10431294 A JP 10431294A JP H07291352 A JPH07291352 A JP H07291352A
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JP
Japan
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bottle
mouth
glass vial
fitting
ridge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6104312A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Yonezawa
晴實 米澤
Yukio Fujii
幸男 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Wako Pure Chemical Industries Ltd filed Critical Wako Pure Chemical Industries Ltd
Priority to JP6104312A priority Critical patent/JPH07291352A/ja
Publication of JPH07291352A publication Critical patent/JPH07291352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、プラスチック製の瓶に、ガラス製
の小瓶を嵌合させ、キャップを締め付けてもガラス製の
小瓶が下方に移動せず、しかもプラスチック製の瓶を傾
けてもガラス製の小瓶が抜け出す恐れをなくして従来の
ガラス製の小瓶の欠点を解消した容器を提供することを
目的とする。 【構成】この発明に於いては、プラスチック製の瓶の口
部を変形し難く形成し、口部内周壁に凸条を形成し、ガ
ラス製の小瓶に該凸条に嵌合する嵌合凹部を形成し、該
嵌合凹部の上部を形成する凸条を前記瓶口部と略同じ大
径とし、前記嵌合凹部の下部を形成する凸条を前記瓶口
部より小さい小径とすることによって嵌合させたガラス
製の小瓶は、キャップで強く締め付けても下方に移動せ
ず、しかも上方にも全く移動しないようにしたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、微量の試薬等を収容
するための容器に係り、詳記すれば、プラスチック製の
瓶にガラス製の小瓶を嵌合し、小さなガラス製の瓶に伴
う欠点を解消した容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】500mg以下の微量の試薬等をガラス
製の小瓶に収容して販売する際には、容器が小さく不安
定なため、通常これをプラスチック製の外筒内に収容し
て包装販売している。しかしながら、このガラス製の小
瓶は、例えば瓶径が12mm位で高さが30mm位と小
さいため、極小版のラベルしか使用できず、文字が小さ
く読みづらい問題があった。そればかりか、瓶径が小さ
いため、規格値付きのラベルを貼り付けると、瓶の胴回
りの一周を越えるため、貼り付けしづらく、文字も読み
にくくなると共に、プラスチック製の外筒内に収容包装
しなければならないので、包装作業性が悪い問題があっ
た。
【0003】また、最近図3に示すように、ガラス製の
瓶1の中に、ガラス製のアンプル2をその上端で熔着一
体化し、ガラス製のアンプル2中に微量の試薬等を収容
し、キャップ3を螺合冠着してなる容器が市販されてい
る。しかしながら、この容器は、全体がガラスであるた
め、衝撃等によって割れ易い欠点があるほか、ガラス瓶
1の中にアンプル2を熔着しなければならないのでコス
ト高になると共に、ガラス瓶1とアンプル2とが充分に
熔着されていない場合も起こり得るので、アンプル2中
の薬剤がガラス瓶1中に漏れ出す恐れがある等の問題が
あった。
【0004】プラスチック製の瓶に、ガラス製の小瓶を
嵌合させれば上記欠点は解消されるが、通常の嵌合手段
では、キャップを冠着した時に、ガラス製の小瓶が下方
に移動し、キャップとガラス製の小瓶との当接面が密着
しなくなり、内容物が漏れ出す等の問題があった。ま
た、ガラス製の小瓶が下方に移動しないように嵌合係止
させると、プラスチック製の瓶を傾けたとき等に、ガラ
ス製の小瓶が抜け出す恐れがある等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な点に着目してなされたものであり、プラスチック製の
瓶に、ガラス製の小瓶を嵌合させ、キャップを締め付け
てもガラス製の小瓶が下方に移動せず、しかもプラスチ
ック製の瓶を傾けてもガラス製の小瓶が抜け出す恐れの
ないプラスチック製の瓶に嵌合したガラス製の小瓶を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者等は鋭意研究の結果、プラスチック製の瓶
の口部を変形し難く形成し、口部内周壁に凸条を形成
し、ガラス製の小瓶に該凸条に嵌合する嵌合凹部を形成
し、該嵌合凹部の上部を形成する凸条を前記瓶口部と略
同じ大径とし、前記嵌合凹部の下部を形成する凸条を前
記瓶口部より小さい小径とすることによって嵌合させた
ガラス製の小瓶は、キャップで強く締め付けても下方に
移動せず、しかも上方にも全く移動しないように嵌合し
得ることを見いだし、本発明に到達した。
【0007】即ち、本発明は、口部を変形し難く形成し
たプラスチック製の瓶と、該口部の内周壁に形成した嵌
合凸条と、口部に嵌合する上端が平坦で開口した微量の
内容物を収容するガラス製の小瓶とからなり、該ガラス
製の小瓶の上端部外周には、前記口部の凸条に嵌合する
嵌合凹部を形成し、該嵌合凹部の上部を形成する凸条の
外径を前記瓶口部と略同じ大径とし、前記嵌合凹部の下
部を形成する凸条の外径を前記瓶口部より小さい小径と
し、前記プラスチック製の瓶の口部に、前記ガラス製の
小瓶を嵌合させたとき、前記ガラス製の小瓶の上端は、
キャップの上端下面に当接するように構成したことを特
徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の実施例を示す分解斜視図であ
り、図2はガラス製の小瓶をプラスチック製の瓶の口部
に嵌合させた状態を示す断面図である。口部17を変形
し難く形成したプラスチック製の瓶11の内周壁には、
凸条12が形成され、該口部に嵌合する縦断面略U字状
のガラス製の小瓶13の上端部外周には、前記凸条12
に嵌合する嵌合凹部14が形成されている。凸条12の
下面は、前記ガラス製の小瓶の嵌合凹部の下部を形成す
る小径の凸条が係止する部分を除いて、下方に開いた好
ましくは45°のテ−パに形成されている。
【0009】尚、凸条12に必ずしもテーパを形成しな
くとも良いが、このようにテ−パを形成することによっ
て、凸条12の強度が増大し、成型時の型抜きが容易と
なるから、テーパを形成するのが望ましい。即ち、凸条
12にテ−パを形成しない場合は、ガラス製の小瓶13
で上方より強く押圧すると、凸条12の厚さ等によって
は折れたり、変形したりする恐れがあるが、テ−パを形
成することによって、このような恐れは解消されるから
である。また、上記実施例では、凸条12の下面の小径
の凸条が係止する部分は、フラットに形成されている
が、これは全体としてテ−パに形成しても差し支えな
い。全体をテ−パに形成した場合は、小径の凸条の上面
は、凸条12のテ−パに密接するテ−パに形成しておく
と良い。
【0010】嵌合凹部14の上部を形成する凸条15の
外径は、プラスチック製の瓶11の内径と略同じ径で嵌
合し得る大径に形成され、嵌合凹部14の下部を形成す
る小径の凸条18は、下方に向かって狭まったテ−パ状
で且つプラスチック製の瓶11の内径より小径に形成さ
れている。本発明に於いては、ガラス製の小瓶13は、
凸条12と凹部14とが嵌合することにより、上下に移
動しないようにする必要がある。ガラス製の小瓶13
は、キャップ16で締め付けることにより、下方に向か
ってはかなり強い力を受けるが、上方に向かってはあま
り強い力を受けないから、凸条15と凸条18とをこの
ように構成したことによって上下に移動せず、しかもガ
ラス製の小瓶13がプラスチック製の瓶11に嵌合し易
くなっている。
【0011】プラスチック製の瓶11の口部17は、全
く変形しないわけではなく、若干は変形するものであ
り、下方の小径の凸条18が通過できる程度には変形す
るが、大径の凸条15が通過する程度には変形しないよ
うな変形し難い材料で構成する意味である。このような
材料としては、プラスチック自体の材質及び厚みを選択
すれば良い。尚、好ましいプラスチック材料としては、
例えばポリプロピレン樹脂、低圧ポリスチレン樹脂等が
挙げられるが、成型性の面を考慮するとポリプロピレン
樹脂が好ましい。ガラス製の小瓶13の上端は、平坦に
形成され、プラスチック製の瓶11の上端よりは、若干
上方に突出している。従って、キャップ16の上端裏面
は、常にガラス製の小瓶13の上端に密接するので、液
体などを収容しても外部に漏れ出す恐れはない。
【0012】
【作用】次に、上記のように構成された本発明の作用を
説明する。プラスチック製の瓶11に、ガラス製の小瓶
13を嵌合させると、小瓶13の小径の凸条18が、プ
ラスチック製の瓶の凸条12に当たる。ついで、小瓶1
3を上方から強く押圧すると、小径の凸条18に形成さ
れたテ−パによってプラスチック製の瓶11の口部は、
拡がる方向の力を受けて若干拡がり、凸条18は凸条1
2を通過する。この状態で、図2に示すように、プラス
チック製の瓶の凸条12にガラス製の小瓶13の嵌合凹
部14が嵌合し、ガラス製の小瓶13の上端は、プラス
チック製の瓶11の上端より若干上方に突出している。
【0013】図2に示す状態で、キャップ16を強く螺
合締め付けてもプラスチック製の瓶の凸条12をガラス
製の小瓶13の大径の凸条15が強く押圧することにな
り、プラスチック製の瓶11の口部には、拡がる方向の
力を与えないことと、プラスチック製の瓶11は、変形
し難い材料で形成されていることから、全く下方に移動
せず、常にガラス製の小瓶13の上端は、プラスチック
製の瓶11の上端より若干上方に突出した状態を維持す
る。従って、キャップ16の上端裏面は、常にガラス製
の小瓶13の上端に密接させることができるので、液体
を収容した場合でも漏れ出す恐れはない。ガラス製の小
瓶13を引き出す方向の力を与えても、プラスチック製
の瓶の凸条12には、小径の凸条18に形成されたテ−
パ部ではなく上端のフラット部が当たるので、プラスチ
ック製の瓶11の口部は、拡がる方向の力を受けないの
で、引き出すことはできなくなる。
【0014】
【効果】以上述べたごとく、本発明によれば、極めて安
価で容易に製造することができ、衝撃等に対する瓶の破
損を防止できると共に、ガラス製の小瓶を上下に移動し
ないようにプラスチック製の瓶に嵌合させることができ
るから、キャップ裏面を常にガラス製の小瓶の上面に当
接させることができ、内容物の漏れが防止できるほか、
内容物を取り出す際等にガラス製の小瓶が抜け出す恐れ
も全くなく、しかもラベルはプラスチック製の瓶に貼り
付ければ良いので、ラベルが貼りづらいとか、極小版の
ラベルしか使用できない等の従来のガラス製の小瓶を使
用することに伴う欠点が解消される等従来のこの種微量
の内容物を収容する容器には全く見られない顕著な効果
を奏する。また、本発明によれば、ガラス製の小瓶は、
単独で置いたりすることはないので、底面を半球状のよ
うな凹部に形成することができるから、内容物の取り出
しが容易となる。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】ガラス製の小瓶をプラスチック製の瓶に嵌合し
た状態を示す口部の断面図である。
【図3】従来の容器の斜視図である。
【符号の説明】
11 プラスチック製の瓶 12 プラスチック製の瓶に形成した凸条 13 ガラス製の小瓶 14 嵌合凹部 15 嵌合凹部上部を形成する大径の凸条 18 嵌合凹部下部を形成する小径の凸条

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】口部を変形し難く形成したプラスチック製
    の瓶と、該口部の内周壁に形成した嵌合凸条と、口部に
    嵌合する上端が平坦で開口した微量の内容物を収容する
    ガラス製の小瓶とからなり、該ガラス製の小瓶の上端部
    外周には、前記口部の凸条に嵌合する嵌合凹部を形成
    し、該嵌合凹部の上部を形成する凸条の外径を前記瓶口
    部と略同じ大径とし、前記嵌合凹部の下部を形成する凸
    条の外径を前記瓶口部より小さい小径とし、前記プラス
    チック製の瓶の口部に、前記ガラス製の小瓶を嵌合させ
    たとき、前記ガラス製の小瓶の上端は、キャップの上端
    下面に当接するように構成したことを特徴とする微量の
    試薬等を収容するための容器。
  2. 【請求項2】前記プラスチック製の瓶の口部は、前記嵌
    合凹部の上部を形成する大径の凸条が前記口部の凸条を
    通過する程度には変形しないが、前記嵌合凹部の下部を
    形成する小径の凸条が前記口部の凸条を通過する程度に
    は変形する材料で形成してなる請求項1に記載の容器。
  3. 【請求項3】前記ガラス製の小瓶の前記嵌合凹部下部を
    形成する凸条を、下方に向かって狭まったテ−パ状に形
    成してなる請求項1に記載の容器。
  4. 【請求項4】嵌合させたときに前記ガラス製の小瓶の上
    端は、前記プラスチック製の瓶の上端より若干突出して
    いる請求項1に記載の容器。
  5. 【請求項5】前記ガラス製の小瓶を、円筒形で底面を凹
    状に形成してなる請求項1に記載の容器。
  6. 【請求項6】前記口部の内周壁に形成した嵌合凸条の下
    面を、下方に向かって開いたテ−パ−状に形成してなる
    請求項1に記載の容器。
JP6104312A 1994-04-20 1994-04-20 微量の試薬等を収容するための容器 Withdrawn JPH07291352A (ja)

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JP (1) JPH07291352A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101308107B1 (ko) * 2011-01-03 2013-09-12 이철문 체액 보관용 보조용기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101308107B1 (ko) * 2011-01-03 2013-09-12 이철문 체액 보관용 보조용기

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010703