JP2500815Y2 - スイツチ装置 - Google Patents

スイツチ装置

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JP2500815Y2
JP2500815Y2 JP1989015283U JP1528389U JP2500815Y2 JP 2500815 Y2 JP2500815 Y2 JP 2500815Y2 JP 1989015283 U JP1989015283 U JP 1989015283U JP 1528389 U JP1528389 U JP 1528389U JP 2500815 Y2 JP2500815 Y2 JP 2500815Y2
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    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H9/00Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/20Interlocking, locking, or latching mechanisms
    • H01H9/26Interlocking, locking, or latching mechanisms for interlocking two or more switches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/0226User interfaces specially adapted for seat adjustment
    • B60N2/0228Hand-activated mechanical switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H15/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for actuation in opposite directions, e.g. slide switch
    • H01H15/02Details
    • H01H15/06Movable parts; Contacts mounted thereon
    • H01H15/10Operating parts
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2300/00Orthogonal indexing scheme relating to electric switches, relays, selectors or emergency protective devices covered by H01H
    • H01H2300/008Application power seats

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスイツチ装置に係り、特に、別個のつまみに
よつて駆動される2つの摺動スイツチが近接して配置さ
れ、これら両摺動スイツチが1つの電源用導電路を共用
して成る構造のスイツチ装置に関する。
〔従来の技術〕
第13図および第14図に、従来より例えば自動車のパワ
ーシート装置などに適用されているスイツチ装置の一例
を示す。
第13図はこのスイツチ装置の概略構成図であつて、ケ
ース81内に4つの摺動スイツチSW1,SW2,SW3,SW4が並
設されている。これらのうち、摺動スイツチSW1,SW2
SW3は、第1のつまみ82によつて駆動され、残る1つの
摺動スイツチSW4は、第2のつまみ83によつて駆動され
る。
すなわち、摺動スイツチSW1は、第1のつまみ82の左
端部を矢印AまたはBの方向に回動することによつてオ
ン動作され、例えば自動車用シートの前部を上下動させ
る。
摺動スイツチSW2は、第1のつまみ82を矢印Cまたは
Dの方向に摺動することによつてオン動作され、例えば
自動車用シートを前後進させる。
摺動スイツチSW3は、第1のつまみ82の右端部を矢印
EまたはFの方向に回動することによつてオン動作さ
れ、例えば自動車用シートの後部を上下動させる。
摺動スイツチSW4は、第2のつまみ83を支点83aを中心
として矢印GまたHの方向に回動することによつてオン
動作され、例えば自動車用シートの背もたれ部をリクラ
イニングさせる。
第14図は、このスイツチ装置の電気系の概略構成図で
あつて、この図に示すように、摺動スイツチSW1およびS
W2は、電源用導電路84によつて図示外の電源および自動
車用シートの駆動源、例えばモータに接続されている。
一方、摺動スイツチSW3およびSW4は、他の独立した電源
用導電路85によつて図示外の電源および自動車用シート
の駆動源、例えばモータに接続されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
摺動スイツチSW1,SW2,SW3は、つまみ82の操作方向
を変えることによつて個別に操作されるので、複数の摺
動スイツチが同時に駆動されることはない。従つて、摺
動スイツチSW1,SW2を接続する電源用導電路84として
は、1つの自動車用シートの駆動源に印加される電流を
流せるものであれば足りる。
然るに、摺動スイツチSW3とSW4とは別個のつまみ82,8
3によつて操作されるので、同時に駆動され得る。従つ
て、これらの摺動スイツチSW3,SW4を接続する電源用導
電路85としては、2つの自動車用シートの駆動源に印加
される合計の電流を流すに足る大容量のものを備えなく
てはならず、スイツチ装置が大型化、重量化、高コスト
化するという問題がある。
本考案は、かかる従来技術の課題を解決するためにな
されたものであつて、小型かつ軽量にして安価に製造可
能なスイツチ装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記の目的を達成するため、スイッチ装置
を、第1のつまみによって駆動され、中立位置より相対
向する2方向に選択的に移動する第1のスライダが備え
られた第1の摺動スイッチと、第2のつまみによって駆
動され、中立位置より相対向する2方向に選択的に移動
する第2のスライダが備えられた第2の摺動スイッチ
と、これら第1及び第2の摺動スイッチを収納するケー
スと、前記第1のスライダ又は前記第2のスライダによ
って選択的に操作される可動部材と、前記第1のスライ
ダが中立位置より操作位置に移動されているときに、前
記可動部材を係止して、前記第2のスライダの中立位置
より操作位置への移動を禁止する第1の係止部と、前記
第2のスライダが中立位置より操作位置に移動されてい
るときに、前記可動部材を係止して、前記第1のスライ
ダの中立位置より操作位置への移動を禁止する第2の係
止部とを備えるという構成にした。
〔作用〕
前記構成によると、いずれか一方のスイッチ装置のス
ライダが中立位置よりいずれか一方の操作位置に移動さ
れている場合には、他方のスイッチ装置の操作が自動的
に禁止されるので、1つの電源を2つのスイッチ装置で
共用することができる。よって、電源用導電路を小容量
化することができ、スイッチ装置の小型化、軽量化、及
び製造コストの低減を図ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図ないし第6図に基づ
いて説明する。
第1図はケースの天板を除去してスイツチ装置の内部
構造を示す平面図、第2図はこのスイツチ装置の縦断面
図である。これらの図に示すように、このスイツチ装置
は、基板1とケース2によつて形成される空間をケース
2に形成された仕切板3〜12によつて複数の小空間に分
割し、各小空間内に4つの摺動スイツチSW1,SW2,S
W3,SW4を個別に内装している。
摺動スイツチSW1は、仕切板3,4間に摺動可能に内装さ
れ、この仕切板3,4に沿つてケース2の長手方向の側辺2
aに対して垂直な方向に駆動されるスライダ13と、基板
1の上面の前記仕切板3,4およびケース2の側辺2aによ
つて囲まれた領域に形成された導電パターン14とによつ
て構成されている。
摺動スイツチSW2は、仕切板5,6間に摺動可能に内装さ
れ、この仕切板5,6に沿つてケース2の長手方向に駆動
されるスライダ15と、基板1の上面の仕切板4,5,6,7に
よつて囲まれた領域に形成された導電パターン16とによ
つて構成されている。
摺動スイツチSW3は、仕切板7,8間に摺動可能に内装さ
れ、この仕切板7,8に沿つてケース2の長手方向の側辺2
aに対して垂直な方向に駆動されるスライダ17と、基板
1の上面の前記仕切板7,8およびケース2の側辺2aによ
つて囲まれた領域に形成された導電パターン18とによつ
て構成されている。
摺動スイツチSW4は、仕切板9,10間に摺動可能に内装
され、この仕切板9,10に沿つてケース2の長手方向に駆
動されるスライダ19と、基板1の上面の仕切板9,10,11,
12によつて囲まれた領域に形成された導電パターン20と
によつて構成されている。
摺動スイツチSW1の導電パターン14および摺動スイツ
チSW2の導電パターン16は、1つの電源用導電器を介し
て電源および負荷、例えば自動車用シートの駆動モータ
に接続されている。一方、摺動スイツチSW3の導電パタ
ーン18および摺動スイツチSW4の導電パターン20は、前
記の電源用導電路とは異なる他の電源用導電路を介して
電源および負荷に接続されている。これらの構成につい
ては、第14図に示した従来の電源用導電路84,85と同様
であるので、図示を省略する。
前記スライダ13の下面には、斜め下方に向つて延びる
摺動子21が植設されており、導電パターン14と電気的に
接続されている。また、このスライダ13の前記仕切板3
と対向する側面には凹部22が凹設され、この凹部22内に
形成された係合軸23にばね24が巻装されている。このば
ね24の両端部はスライダ13の外部に延長され、前記仕切
板3に係合されている。これによつて、このスライダ13
は、仕切板3,4およびケース2の側辺2aによつて形成さ
れる空間の略中央部に弾性的に保持される。さらに、こ
のスライダ13の上面には、天板2bに開設された長孔25を
通つてケース2の上方に突出する駆動軸26が突設されて
いる。
同様に、前記スライダ15の下面には、斜め下方に向つ
て延びる摺動子27が植設されており、導電パターン16と
電気的に接続されている。また、このスライダ15の前記
仕切板6と対向する側面には、凹部28が凹設され、この
凹部28内に形成された係合軸29にばね30が巻装されてい
る。このばね30の両端部はスライダ15の外部に延長さ
れ、前記仕切板6に係合されている。これによつて、こ
のスライダ15は、仕切板4,5,6,7によつて形成される空
間の略中央部に弾性的に保持される。さらに、このスラ
イダ15の上面には、天板2bに開設された長孔31を通つて
ケース2の上方に突出する駆動軸32が突設されている。
同様に、前記スライダ17の下面には、斜め下方に向つ
て延びる摺動子33が植設されており、導電パターン18と
電気的に接続されている。また、このスライダ17の前記
仕切板8と対向する側面には凹部34が凹設され、この凹
部34内に形成された係合軸35にばね36が巻装されてい
る。このばね36の両端部はスライダ17の外部に延長さ
れ、前記仕切板8に係合されている。これによつて、こ
のスライダ17は、仕切板7,8およびケース2の側辺2aに
よつて形成される空間の略中央部に弾性的に保持され
る。さらに、このスライダ17の上面には、天板2bに開設
された長孔37を通つてケース2の上方に突出する駆動軸
38が突設されている。加えて、このスライダ17の上面に
は、ケース2の側辺2aと平行に延びる凹部39が凹設され
ている。
また、前記スライダ19の下面には、斜め下方に向つて
延びる摺動子40が植設されており、導電パターン20と電
気的に接続されている。また、このスライダ19の前記仕
切板12と対向する側面には凹部41が凹設され、この凹部
41内に形成された係合軸42にばね43が巻装されている。
このばね43の両端部はスライダ19の外部に延長され、前
記仕切板12に係合されている。これによつて、このスラ
イダ19は、仕切板9,10,11,12によつて形成される空間の
略中央部に弾性的に保持される。さらに、このスライダ
19の上面には、天板2bに開設された長孔44を通つてケー
ス2の上方に突出する駆動軸45が突設されている。加え
て、このスライダ19の上面には、ケース2の側辺2aと直
角の方向に延びる凹部46が凹設されている。
第1図および第2図において、符号47はスライダ13,1
5,17を駆動する第1のつまみを示し、符号48はスライダ
19を駆動する第2のつまみを示している。
第1のつまみ47の内面には、第2図に示すように、ス
ライダ13,15,17の上面に突設された駆動軸26,32,38を嵌
装する3つのガイド部49,50,51が形成されており、この
ガイド部49,50,51を駆動軸26,32,38の先端部近傍に周設
された凹溝52に嵌合することによつて第1のつまみ47が
各スライダと一体化されている。
前記各ガイド部のうち、駆動軸26,38を嵌装する両端
のガイド部49,51は、第1のつまみ47の長手方向と平行
に形成されており、第1のつまみ47をケース2の側辺2a
と平行に操作したとき駆動軸26,38に操作力を及ぼさ
ず、この第1のつまみ47の左端部または右端部をケース
2の側辺2aに対して直交する方向に操作したとき駆動軸
26,38に操作力を及ぼしてスライダ13,17を駆動するよう
になつている。一方、駆動軸32を嵌装する中央のガイド
部50は、前記2つのガイド部49,51に対して直角に形成
されており、第1のつまみ47をケース2の側辺2aと平行
に操作したとき駆動軸32に操作力を及ぼしてスライダ15
を駆動し、この第1のつまみ47の左端部または右端部を
ケース2の側辺2aに対して直交する方向に操作したとき
駆動軸32に操作力を及ぼさないように形成されている。
第2のつまみ48は、第1図に示すように、支点53を中
心として回る動するようにケース2上に取り付けられて
いる。この第2のつまみ48の内面には、第2図に示すよ
うに、スライダ19の上面と突設された駆動軸45を嵌装す
る嵌挿部54が形成されており、支点53を中心として第2
のつまみ48を回動することによつてスライダ19を仕切板
11,12に沿つて図上左右方向に駆動する。
第3図はケース2の平面図、第4図はケース2を内側
から見た要部平面図、第5図は第4図のA−A断面図で
ある。
第3図に示すように、ケース2の天板2bには、前記各
スライダ13,15,17,19に突設された駆動軸26,32,38,45を
外部に突出するための長孔25,31,37,44が開設されてい
る。そして、この天板2bの内面には、第4図おび第5図
により詳細に示すように、前記長孔37から長孔44に亘つ
て浅い凹陥部65が凹設されている。また、この凹陥部65
の底面の前記長孔37の一端と連続する部分には、当該長
孔37の延長方向に延びる幅広部分66aと、当該長孔37の
延長方向と直角の方向に延びる幅狭部分66bおよび66cと
から成る深い係合溝66が形成されている。
また、第1図および第5図に示すように、この天板2b
から垂設された前記仕切板8と9との間には、後に詳述
する可動部材の係止部71eが形成されており、この係止
部71eの上面にケース2の側辺2aと平行に延びる幅狭溝6
8aおよび68bと、これと直角の方向に延びる幅広溝68cお
よび68dとから成る十文字状の係止溝68が凹設されてい
る。
第1図、第2図、第3図、第5図において、符号71
は、スライダ17又はスライダ19によって選択的に操作さ
れる可動部材を示している。
この可動部材71は、第6図に示すように、細幅の板状
に形成された本体71aの一端に第1の係止片71bが下向き
に形成され、これと平行に第2の係止片71cが上向きに
形成されている。また、本体71aの他端には、前記2つ
の係止片に対して直交する向きに第3の係止片71dが下
向きに形成されている。さらに、本体71aの略中央に
は、第4の係止片71eが下向きに形成されている。この
可動部材71は、剛性に優れた金属材料等をもつて形成さ
れる。
前記第1の係止片71bは、前記スライダ17の上面に凹
設された凹部39内に嵌挿可能で、かつ、少なくとも前記
スライダ19の操作量以上の範囲に亘つて当該凹部39内を
移動できるような幅に形成されている。
一方、前記第3の係止片71dは、前記スライダ19の上
面に凹設された凹部46内に嵌挿可能で、かつ、少なくと
も前記スライダ17の操作量以上の範囲に亘つて当該凹部
46内を移動できるような幅に形成されている。
また、前記第2の係止片71cは、前記スライダ17,19を
共に中立位置に置いたとき、前記係合溝66の幅広部分66
aと幅狭部分66b,66cとの中間位置に配設されるように形
成される。
さらに、前記第4の係止片71eは、前記スライダ17,19
を共に中立位置に置いたとき、前記係止溝68の幅狭溝68
a,68bと幅広溝68c,68dとの交点位置に配設されるように
形成される。
前記可動部材71は、第5図に示すように、本体71aが
前記凹陥部65内に内装され、第1の係止片71bおよび第
3の係止片71dがそれぞれスライダ17,19の上面に凹設さ
れた凹部39,46内の嵌挿される。また、第2の係止片71c
が係合溝66に嵌挿され、第4の係止片71eが係止溝68に
嵌挿される。
以下、前記実施例に係るスイツチ装置の動作を第7図
ないし第11図により説明する。なお、摺動スイツチS
W1,SW2の動作については、従来技術の欄で説明したと
同じであるので、重複を避けるため説明を省略する。
まず、第7図に示すように、スライダ17,19が共に中
立位置すなわち可動範囲の中央位置にあるとき、摺動ス
イツチSW3,SW4は共にオフ状態にある。このとき、可動
部材71に形成された第2の係止片71cは係合溝66の幅広
部分66aと幅狭部分66b,66cの中間位置に配設され、ま
た、第4の係止片71eは係止溝68の幅狭溝68a,68bと幅広
溝68c,68dとの交点位置に配設されて、2つのスライダ1
7,19は共にいずれの方向にも駆動できるようになつてい
る。
この状態から第8図に示すように、スライダ19を図上
左側に駆動すると、摺動スイツチSW4がオン状態にな
り、例えば図示外の駆動モータを正転させて自動車用シ
ートの背もたれ部を前方にリクライニングさせることが
できる。このとき、可動部材71はスライダ19とともに図
上左方に移動し、可動部材71に形成された第1の係止片
71bはスライダ15の上面に凹設された凹部39に沿つて当
該凹部39の左端側に移動する。また、第2の係止片71c
は係合溝66の幅狭部分66b内に嵌挿され、第4の係止片7
1eは係止溝68の幅狭溝68a内に嵌挿される。よつて、ス
ライダ17を駆動する方向に第1のつまみ47に力を加えて
も、スライダ17が第2の係止片71cを介してケース2の
天板2bに係止され、摺動スイツチSW3のオン動作が禁止
される。第2のつまみ48に加えた力を除けば、スライダ
19がばね43の弾性力によつて第7図に示した中立位置ま
で戻され、自動車用シートのリクライニング動作が停止
する。
また、第9図に示すように、スライダ19を図上右側に
駆動しても、摺動スイツチSW4がオン状態になり、例え
ば図示外の駆動モータを逆転させて自動車用シートの背
もたれ部を後方にリクライニングさせることができる。
このとき、可動部材71はスライダ19とともに図上右方に
移動し、可動部材71に形成された第1の係止片71bはス
ライダ17の上面に凹設された凹部39に沿つて当該凹部39
の右端側に移動する。また、第2の係止片71cは係合溝6
6の幅狭部分66c内に嵌挿され、第4の係止片71eは係止
溝68の幅狭溝68b内に嵌挿される。よつて、スライダ17
を駆動する方向に第1のつまみ47に力を加えても、スラ
イダ17が第2の係止片71cを介してケース2の天板2bに
係止され、摺動スイツチSW3のオン動作が禁止される。
第2のつまみ48に加えた力を除けば、前記と同様にして
自動車用シートのリクライニング動作が停止する。
スライダ17,19が共に中立位置にある状態から第10図
に示すようにスライダ17を図上上側に駆動すると、摺動
スイツチSW3がオン状態になり、例えば図示外の駆動モ
ータを正転させて自動車用シートの後部を上昇させるこ
とができる。このとき、可動部材71の左端部はスライダ
17とともに図上上方に移動し、可動部材71に形成された
第2の係止片71cが係合溝66の幅広部分66a内に嵌挿され
る。また、これとともに、第4の係止片71eは係止溝68
の幅広溝68c内に嵌挿される。よつて、スライダ19を駆
動する方向に第2のつまみ48に力を加えても、スライダ
19が第2の係止片71cを介してケース2の天板2bに係止
され、摺動スイツチSW4のオン動作が禁止される。第1
のつまみ47に加えた力を除けば、スライダ17がばね36の
弾性力によつて第7図に示した中立位置まで戻され、自
動車用シートの後部の上昇動作が停止する。
また、スライダ17,19が共に中立位置にある状態から
第11図に示すようにスライダ17を図上下側に駆動して
も、摺動スイツチSW3がオン状態になり、例えば図示外
の駆動モータを逆転させて自動車用シートの後部を下降
させることができる。このとき、可動部材71の左端部は
スライダ17とともに図上下方に移動し、可動部材71に形
成された第4の係止片71eが係止溝68の幅広溝68d内に嵌
挿される。よつて、スライダ19を駆動する方向に第2の
つまみ48に力を加えても、スライダ19が第4の係止片71
eを介してケース2の天板2bに係止され、摺動スイツチS
W4のオン動作が禁止される。第1のつまみ47に加えた力
を除けば、前記と同様にして自動車用シートの後部の下
降動作が停止する。
前記実施例のスイツチ装置は、2つのスライダ17,19
を連結する可動部材71に係止片71cおよび71dを設け、ケ
ース2にいずれか一方のスライダが駆動されたとき前記
係止片71c,71dを係合して他方のスライダの駆動を禁止
する係合溝66および係止溝68を形成したので、2つの摺
動スイツチSW3およびSW4が同時にオン状態となることが
ない。よつて、これら両スイツチSW3,SW4が共有する電
源用導電路を小容量化することができ、スイツチ装置の
小型化、軽量化、および製造コストの低減を図ることが
できる。
また、ケース2の内面に凹陥部65を凹設し、この凹陥
部65内に可動部材71の本体71aを収納するようにしたの
で、装置が大型化することがない。
また、可動部材71の端部に第2の係止片71cを設けて
スライダ17の動作を禁止するようにしたので、構造的な
剛性が高く、可動部材71を薄形に形成することができ
る。よつて、この点からも装置の大型化、重量化が防止
される。
さらに、可動部材71を板状体にて形成し、本体71aか
ら曲折形成された係止片71b〜71dをスライダに凹設され
た凹部39,46、およびケースに形成された係合溝66、係
止溝68に嵌挿するようにしたので、構造が簡単であり、
安価に実施することができる。
なお、本考案の要旨は、2つのスライダを可動部材に
て連結し、この可動部材とケースとの間に、いずれか一
方のスライダが駆動されたとき他方のスライダの駆動を
禁止する係合手段を設けた点にあるのであつて、可動部
材、ケース、スライダ、その他本スイツチ装置を構成す
る各部材の構造が前記実施例に例示したものに限定され
るものではない。
例えば、第12図に示すように、可動部材71の本体71a
に十文字状の透孔75を開設し、この透孔75内にケース2
に(図示せず)より垂設された係合ピン76を嵌挿するこ
とによつて、スライダ17,19を選択的に駆動されるよう
にすることもできる。本例のスイツチ装置は、第12図に
破線で表示するように、いずれか一方のスライダ(図で
はスライダ19)を駆動すると、それに連動して可動部材
71がスライダの駆動方向に移動し、透孔75の側縁部75a
に係合ピン76が係合して他のスライダの駆動が禁止され
る。
また、前記実施例においては、可動部材71に形成され
た第2の係止片71cとケース2に形成された係合溝66と
の係合によつてスライダ15の駆動を禁止するようにした
が、可動部材71に充分な剛性がある場合には、これら第
2の係止片71cおよび係合溝66を省略し、可動部材71に
形成された第4の係止片71eとケース2に形成された係
止溝68との係合によつて他方のスライダの駆動を禁止す
るようにすることもできる。
その他、必要に応じて適宜変形を加えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の第1実施例図であつて、
第1図はケースの天板を除去したスイツチ装置の平面
図、第2図はスイツチ装置の縦断面図、第3図はつまみ
を除去したスイツチ装置の平面図、第4図はケースの内
側から見た要部平面図、第5図はスイツチ装置の要部縦
断面図、第6図は連結部材の斜視図である。 第7図ないし第11図は第1実施例に係るスイツチ装置の
動作を説明する要部平面図である。 第12図は本考案の第2実施例を説明する要部平面図であ
る。 第13図および第14図は従来技術の説明図であつて、第13
図はスイツチ装置の概略構成図、第14図は回路図であ
る。 1……基板、2……ケース、13,15,17,19……スライ
ダ、14,16,18,20……導電パターン、47……第1のつま
み、48……第2のつまみ、66……係合溝、68……係止
溝、71……可動部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のつまみによって駆動され、中立位置
    より相対向する2方向に選択的に移動する第1のスライ
    ダが備えられた第1の摺動スイッチと、第2のつまみに
    よって駆動され、中立位置より相対向する2方向に選択
    的に移動する第2のスライダが備えられた第2の摺動ス
    イッチと、これら第1及び第2の摺動スイッチを収納す
    るケースと、前記第1のスライダ又は前記第2のスライ
    ダによって選択的に操作される可動部材と、前記第1の
    スライダが中立位置より操作位置に移動されているとき
    に、前記可動部材を係止して、前記第2のスライダの中
    立位置より操作位置への移動を禁止する第1の係止部
    と、前記第2のスライダが中立位置より操作位置に移動
    されているときに、前記可動部材を係止して、前記第1
    のスライダの中立位置より操作位置への移動を禁止する
    第2の係止部とを備えたことを特徴とするスイッチ装
    置。
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