JP2500786B2 - 熱間圧延鋼線材、極細鋼線および撚鋼線、並びに極細鋼線の製造法 - Google Patents

熱間圧延鋼線材、極細鋼線および撚鋼線、並びに極細鋼線の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐食性に優れた高強度
極細鋼線を与えることのできる伸線性の良い熱間圧延鋼
線材、および該鋼線材から得られる高強度極細鋼線なら
びにこれを撚り加工してなる撚鋼線、更には該極細鋼線
を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばスチールコード用鋼線材等の極細
鋼線は、一般的に熱間圧延後調整冷却した直径5.0〜
6.4mm程度の鋼線材を一次伸線加工、パテンティン
グ処理、二次加工、再度のパテンティング処理及びブラ
スめっきを経た後、最終湿式伸線加工することによって
製造されており、スチールコードはこの極細鋼線を撚線
加工することにより製造される。ここで、上記極細鋼線
の直径は通常0.35mm〜0.175mm程度であっ
て、撚線加工に当たってはこの極細鋼線の数本乃至数十
本を撚り合わせてスチールコードに形成される。
【0003】この様なスチールコードの製造工程では、
ブラスめっきの後の上記湿式伸線工程で90〜98%程
度の強加工が加えられると共に、その後の撚線加工では
上記湿式伸線よりも一層強い捩り応力及び引張り曲げ応
力が加えられる。
【0004】従って、一般に極細鋼線用鋼線材にはその
後の伸線加工や撚線加工工程で断線しない様な物性が要
求されるが、特に上記の理由から湿式伸線工程及びその
後の撚線加工工程で断線しないこと、メカニカルデスケ
ーリングによる伸線工程でダイスの焼き付き等の問題を
起こさないことが重要となる。
【0005】メカニカルデスケーリングによる通常の伸
線加工では、スケールが厚い程後工程での伸線性が良好
になるため、スケールが厚く付く様な圧延条件が設定さ
れるが、そうすると歩留の低下が避けられないため、あ
まり好ましい方法とは言えない。
【0006】また本発明者らの研究によれば、上記の様
な極細鋼線において引張強さが2910−1275×L
og(極細鋼線の線径mm)(N/mm2 )以上になる
と、極細鋼線の捻回試験時に縦割れを生じ易くなること
が分かった。即ち湿式伸線工程に引き続いて実施される
撚線加工において縦割れが生じると、撚ピッチ等にムラ
を生じ正常なスチールコードが得られない。このため上
記極細鋼線の引張強さにおいても縦割れを防止できる湿
式伸線方法と鋼の化学成分の組合せを提供することが必
要となる。
【0007】尚極細鋼線の引張強さとしては、線径0.
2mmでは約3400N/mm2 、線径0.3mmでは
約3200N/mm2 と、2650−1275×Log
(極細鋼線の線径mm)(N/mm2 )以下で使用され
ているのが現状であり、熱間圧延鋼線材の化学成分とし
てはJIS G 3506に示されるSWRH82Aが
主に用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の様な事
情に着目してなされたものであって、まず第1の目的
は、タイヤやベルト、ホース等の補強材として優れた引
張強さを有すると共に、湿式伸線加工においても良好な
特性を発揮し得る様な熱間圧延鋼線材および該鋼線材を
用いて得られる極細鋼線ならびに該極細鋼線を撚合わせ
てなる撚鋼線を提供しようとするものである。また第2
の目的は、上記した捻回による縦割りを生じない様な極
細鋼線を効果的に製造し得る方法を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するこ
とのできた本発明に係る極細鋼線用の熱間圧延鋼線材の
構成は、 C :0.85〜1.05% Si:0.1〜0.5% Mn:0.15〜0.6% P :0.02%以下 S :0.02%以下 Al:0.003%以下 Cu:0.05〜0.20%未満および Cr:0.05〜0.6% の要件を満たすと共に、 1.0≦(Cr%+Si%)/Cu%≦4.0 を満足し、あるいはこれらに加えてNi:0.1〜0.
7%および/もしくはW:0.05〜0.4%を含み、
残部鉄および不可避不純物からなるところに要旨を有す
るものである。
【0010】尚この熱間圧延鋼線材は、熱間圧延後の総
スケール生成量を0.30〜0.50%に制御するとと
もに脱スケール後の鋼線材表面の中心線平均粗さ(R
a)を0.55μm以下に制限することによって、その
後の極細鋼線への伸線加工をより効率よく行なうことが
でき、また該鋼線材中に含まれる介在物は、MgO,S
iO2 ,Al23 ,MnO,CaO,TiO2 を主成
分とする酸化物系介在物からなり、該酸化物系介在物の
平均組成は、Al23 が30%以下、SiO2が70
%以下で且つAl23 とSiO2 の合計量が50〜9
0%であり、残部がMgO,CaO,TiO2 からなる
ものとし、且つ線材の顕微鏡観察では10μm以上のT
i(C,N)系介在物が確認できないものとすることに
よって、極細鋼線への伸線工程や撚り加工工程での断線
等を一層少なくすることができる。
【0011】そして、この熱間圧延鋼線材に伸線加工お
よびめっき処理を施した後、最終熱処理およびめっき処
理を行ない、最後に総減面率で90%以上の伸線加工を
施して直径0.35mm以下とした極細鋼線は優れた強
度を有すると共に、耐食性においても非常に優れたもの
であり、これを撚り線加工することによって、タイヤ補
強用等として卓越した性能のスチールコードを得ること
ができる。
【0012】また、上記熱間圧延鋼線材を伸線加工に付
した後、最終熱処理およびめっき処理を行ない、更に一
般のスチールコードメーカにおいて用いられている湿式
伸線加工工程により伸線して得た極細鋼線は、線径が
0.35mm以下で引張強さが2650−1275×L
og(極細鋼線の線径mm)(N/mm2 )以上を示す
ものにおいても優れた靭延性を有すると共に、耐食性に
おいても非常に優れた極細鋼線が得られる。また引張強
さが2910−1275×Log(極細鋼線の線径m
m)(N/mm2 )以上の極細鋼線を製造したいとき
は、湿式伸線加工において用いる最終仕上げダイスを第
1仕上げダイスと第2仕上げダイスとに分割すると共
に、第1仕上げダイスの入・出口側および第2仕上げダ
イスの入口側を湿式潤滑する一方、第2仕上げダイスの
出口側を空冷とし、且つ、第2仕上げダイスの減面率を
4〜10%として湿式伸線することにより、上記の様な
高引張強さであっても縦割れの生じない極細鋼線が得ら
れる。
【0013】
【作用】上記の様に本発明では、用いる鋼材の成分組成
を特定することによって2650−1275×Log
(極細鋼線の線径mm)(N/mm2 )以上の高強度と
優れた耐食性を確保し、更には熱間圧延後の線材表面に
形成されるスケール付着量を特定することによって、製
品歩留をそれほど低下させることなく極細線材への伸線
加工性を高め、更には鋼線材中に含まれる不可避不純物
の組成を特定することによって、伸線加工時あるいは撚
線加工時の断線を防止したものである。
【0014】また、より高強度、即ち引張強さが291
0−1275×Log(極細鋼線の線径mm)(N/m
2 )以上の極細鋼線については、更に湿式伸線条件の
改善を組合せることにより、これを製造することができ
る。上記各構成要件について、以下詳細に説明する。
【0015】まず本発明における成分組成の限定理由を
説明する。極細鋼線として十分な強度特性を得ると共に
撚線加工時の捻回値を高めるには、パテンティング処理
材としての引張強度を高めると共に、湿式伸線工程での
総加工率を小さくし、伸線時の加工硬化率の高い成分鋼
とすることが必要であり、こうした要求を満足するによ
って2650−1275×Log(極細鋼線の線径m
m)(N/mm2 )以上の引張強さの極細鋼線を製造す
ることができる。そこで本発明では、こうした引張強度
を一応の目標基準として以下の様に成分組成を定めた。
【0016】C:0.85〜1.05% 一般に、鋼線材中のC量を高めるほど強度は高まり、上
記目標強度を確保するには0.85%以上含有させる必
要がある。しかし、反面Cは偏析し易い元素であるため
C量を高め過ぎると中心偏析を起こし、湿式伸線工程な
どで断線を起こし易くなる。特に、C量が1.05%を
超えると最終パテンティング処理あるいは圧延後の直接
パテンティング処理時にオーステナイト粒界にネット状
のセメンタイトが生成し、その後の伸線加工時に断線を
起こし易くなるばかりでなく、湿式伸線後の極細線材の
靭延性を著しく劣化させる。この様なところから、本発
明ではC量を0.85〜1.05%の範囲に定めた。C
量のより好ましい範囲は0.85〜1.00%である。
【0017】Si:0.1〜0.5% Siは鋼の脱酸に必要な元素であり、殊に本発明鋼材に
はAlが含まれていないので、少なくともSiを0.1
%以上含有させることが必要である。しかし、Si量が
多過ぎるとメカニカルデスケーリングによる伸線工程で
伸線が困難になるばかりでなく、パテンティング処理に
おいてSiの添加によるA3 変態点の上昇により十分な
オーステナイト化が実現しにくくなり、その結果として
最終の湿式伸線加工時に断線が発生し易くなる。しかも
鋼材の溶接性が悪化してスチールコード製造時の溶接継
ぎ作業性が悪化するばかりでなく接合部で断線をおこし
易くなるので、Si量の上限は0.5%と定めた。Si
量のより好ましい範囲は0.15〜0.30%の範囲で
ある。
【0018】Mn:0.15〜0.6% Mnは製鋼工程での脱酸の促進に必要な元素であり、本
発明鋼の様にAlが積極的に添加されず不可避的に混入
してくる程度である場合には、Siの添加だけでなくM
nの添加も必須となる。また、Mnは鋼中のSをMnS
として固定し、鋼の靭延性を高める作用も有しており、
これらの効果を有効に発揮させるには0.15%以上含
有させなければならない。しかし、Mnは焼入れ性を上
げると共に偏析し易い元素であるため、0.6%を超え
て過多に添加すると偏析を起こし、該偏析部にマルテン
サイトが発生してカッピー断線の原因になる。しかも、
Mnは湿式伸線工程および撚線工程での断線原因となる
酸化物系介在物の組成を、後述する様な高延性の複合組
成にする上でも重要な元素であり、こうした意味からし
てもMnを過不足なく添加することが必要である。した
がって、Mnの含有量は0.15〜0.6%の範囲と定
めた。
【0019】P,S:夫々0.02%以下 撚線工程における断線を防止するには、その原因となる
伸線加工時に発生するミクロクラックの進展を抑制する
ことも重要となるが、PおよびSの含有量を低減して線
材の靭延性を高めることも重要である。しかも、S含有
量が多い場合はMnとの反応によって生成するMnSが
腐食雰囲気に曝らされたとき、このMnSが陰極となっ
て局部電池を構成し鋼の腐食を促進する。従ってSとP
はいずれも少ないほうがよく、本発明鋼においては鋼中
のSとP量を夫々0.02%以下と定めた。SとPのよ
り好ましい含有量は0.01%以下である。
【0020】Al:0.003%以下 Alは極細鋼線の製造時あるいはこれを撚線加工する際
に発生する断線の重要な原因となるAl23 、MgO
−Al23 などのAl23 を主成分とする酸化物系
介在物の生成主体となる元素である。これらの酸化物系
介在物は最終湿式伸線工程におけるダイス寿命にも悪影
響を及ぼし、さらには極細鋼線および撚鋼線の疲労特性
も劣化させる。従って本発明では、酸化物系介在物によ
る断線を防止すると共に、上記した様な有害な影響を生
じさせない様に、Al量は0.003%以下とする。
【0021】Cu:0.05〜0.20%未満 Cuは極細鋼線の耐食性を高めるのに有効な元素であ
り、0.05%以上含有させなければその効果は有効に
現われない。そしてCu量を0.05%以上に増やして
いくにつれて耐食性も向上していく。またCuを含有さ
せることによりメカニカルデスケーリングによる伸線性
も向上し、ダイスの焼付き等のトラブルを防ぐうえでも
有効である。
【0022】しかし、0.20%以上を添加すると熱間
圧延後の載置温度900℃でさえ線材表面にブリスター
が生成し、このブリスターの下の鋼母材にマグネタイト
が発生するため、メカニカルデスケーリングによる伸線
においてダイス寿命を悪化させる。このマグネタイトの
生成がひどい場合には伸線時の初期段階でダイス焼き付
きが発生する。
【0023】CuはSと反応してCuSを生成し、この
CuSは粒界に偏析して、線材製造過程で鋼塊や線材な
どに疵を発生させ、最終湿式伸線や撚線時に断線の原因
となって生産性を低下させる。Cu含有量が0.20%
以上になると上記の問題が顕著に現れる。従って本発明
では、Cuの含有量を0.05〜0.20%未満の範囲
と定めた。Cuのより好ましい含有量は0.1〜0.2
0%未満の範囲である。尚Cu添加効果については特開
平4−280944にも記載されているが、上記公開特
許公報ではCu添加量が0.20〜0.80%となって
おり、しかも、その添加目的については腐食疲労特性の
改善のみ開示しており、極細鋼線製造時の極めて重要な
特性であるメカニカルデスケーラーによる伸線性につい
ては考慮されていない。
【0024】Cr:0.05〜0.6% Cr、は最終パテンティング処理およびめっき後の湿式
伸線工程における加工硬化率を高める作用があり、伸線
機による最終伸線で許容される加工率即ち真歪の下で
は、適量のCrを含有させることによって高強度の鋼線
を得ることが可能となる。即ちCrは、加工硬化率を高
めて高強度線材の製造を可能にするのに極めて重要な元
素であり、こうしたCrの効果は0.05%以上含有さ
せることによって有効に発揮される。しかし0.6%を
超えて含有させると、鋼の焼入れ性が上がり過ぎて最終
のパテンティング処理が行えなくなるばかりでなく、メ
カニカルデスケーリング性も悪くなるので、0.6%以
下に抑える必要がある。Crのより好ましい範囲は0.
1〜0.3%の範囲である。
【0025】上記の様にCrは高強度化に欠くことので
きない元素であるが、多過ぎるとメカニカルデスケーリ
ング性を悪化させ、一方Cuはメカニカルデスケーリン
グ性を改善する作用を有しているが、多過ぎるとスケー
ルにブリスターが生成してメカニカルデスケーリング性
をかえって悪化させる。また前述の如くSiもメカニカ
ルデスケーリング性を悪くすることが確認されている。
そこで、高強度化とメカニカルデスケーリング性の改善
を同時に達成するには、Cr,CuおよびSiの全体と
しての含有率を抑制することが重要になるのではないか
と考え、さらに検討を進めた結果、これら3元素の含有
率が、1.0≦(Cr%+Si%)/Cu%≦4.0の
関係を満たす様に各元素の含有率を定めることによっ
て、メカニカルデスケーリング性を悪化させることなく
高強度の鋼線が得られることを確認した。ちなみにこの
値が1.0未満では、ブリスターの生成を抑えることが
できず、これが伸線性を悪化させる。一方大き過ぎる場
合は、メカニカルデスケーリングによる残留スケールの
存在のため伸線処理が非常に困難になる。
【0026】Ni:0.1〜0.7%および/もしくは
W:0.05〜0.4% Niは極細鋼線の靭延性、特に捻回特性を高めるのに有
効であり、その効果は0.1%以上含有させることによ
って有効に発揮される。しかし添加し過ぎると鋼の焼入
れ性が高くなり過ぎて、極細鋼線製造時のパテンティン
グ処理が困難になるので0.7%以下に抑えなければな
らない。
【0027】またWは0.05%以上含有させることに
よりCrと同様に加工硬化率を顕著に上げ高強化に寄与
するが、それらの効果は0.4%で飽和するのでそれ以
上の添加は無駄であるばかりでなく、0.4%を超える
と焼入れ性が上がり過ぎて最終のパテンティング処理が
困難になる。Wのより好ましい含有率は0.1〜0.2
%である。
【0028】本発明に係る鋼線材は、上記各含有元素量
の要件を満たし、残部が鉄および不可避不純物からなる
ものであり、不可避不純物としては、後述する酸化物系
介在物のほか、N,Ti,Nb等が微量含まれることが
あるが、これら不可避不純物はできるだけ少なく抑える
のがよい。
【0029】上記成分組成の鋼線材を製造するに当たっ
ては、まず熱間圧延により直径5〜6.5mm程度の線材
とした後、メカニカルデスケーリングあるいは酸洗によ
り線材表面のスケール除去が行なわれる。メカニカルデ
スケーリングによってスケールを除去する場合には、ス
ケールの剥離性に対して熱間圧延後の線材表面粗さが重
要な問題となる。線材表面が粗くなるほど残留スケール
量が増加し、その後の伸線工程でダイス焼付き等の問題
が生じる。そこで本発明鋼では粗さの上限をRaで0.
55μmと定めた。ここで定義する中心線平均粗さと
は、粗さ曲線からその中心線の方向に測定長さLの部分
を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX軸、縦倍率
の方向をY軸、粗さ曲線をy=f(x)で表したとき、
次の式によって求められる値をマイクロメートルで表し
たものをいう。
【0030】
【数1】
【0031】スケール除去を酸洗によって行なう場合
は、搬送中等で錆が発生しなければよいので、スケール
付着量については格別の考慮を払う必要はない。しかし
メカニカルデスケラーによってスケール除去と伸線加工
を並行して実施する場合は、鋼線材表面のスケール付着
量が極めて大きな影響を及ぼしてくる。
【0032】すなわち鋼線材表面のスケール付着量が多
い場合は、メカニカルデスケラーによるスケール除去後
の鋼線材表面の残留スケール量が少なくなり、その後の
伸線加工は比較的容易になるが、反面スケール量が多い
ため歩留りは低下する。そこで本発明では、まず歩留り
を考慮してスケール付着量の上限を0.50%と定め
た。
【0033】一方、圧延鋼線材表面のスケール付着量が
少なくなると、メカニカルデスケーリング後の残留スケ
ール量が増大し、その後の伸線工程でダイスの焼付きな
どのトラブルが多発し、伸線性が著しく悪化する。この
限界スケール量は一般に0.45%程度とされている
が、上記成分組成の本発明鋼では0.30%のスケール
量でも健全なスケール剥離状況が達成できるので、本発
明ではスケール付着量の下限を0.30%と定めた。
【0034】尚、上記した線材表面粗さとスケール付着
量は、前述の如くスケール除去をメカニカルデスケーリ
ングによって行なう場合に問題となるのであって、スケ
ール除去を酸洗によって行なう場合は、格別の制限要素
とはならない。次に介在物として不可避的に混入してく
る酸化物系介在物について説明する。
【0035】前記Al含有量の規定理由としても述べた
様に、鋼線材中にはAl23 ,MgO−Al23
TiN,SiO2 などの介在物が微量混入してくるが、
これらのうち非延性の介在物は、その後の冷間加工工程
で断線原因になったり疲労特性に悪影響を与えるため極
力少なくすべきであり、しかもそれらの介在物は熱間圧
延で延展し得る様な特性を与えることが望ましい。
【0036】介在物の組成は副原料から混入してくる不
純物元素、耐火物の溶損により混入してくる元素、スラ
グ組成との平衡状態などによって決まってくるが、上記
成分組成の要件を満たす本発明鋼線材においては、酸化
物系介在物がMgO,SiO 2 ,Al23 ,MnO,
CaO,TiO2 を主体とする介在物からなり、且つそ
れらの酸化物系介在物中の酸化物形態で分析したときの
介在物平均組成が、Al23 :30%以下,SiO
2 :70%以下で且つAl23 とSiO2 の合計含有
量が50〜90%の範囲であり、残部がMgO,Ca
O,TiO2 からなるものは、極鋼細線への伸線加工時
およびその後の撚線時の断線が少なく、また優れた疲労
特性を示すことが判明した。これは、上記要件を満たす
介在物は熱間圧延で比較的伸び易い組成になっているた
め、冷間での伸線加工性に悪影響を及ぼさないためと考
えられる。
【0037】これに対しAl23 の含有量が30%を
超える酸化物系介在物では、周囲をシリケートで囲まれ
たAl23 やMgO−Al23 などが存在している
ことがあり、まわりのシリケートは熱間圧延中に延びる
か伸線加工時に微細に破壊するため、その後の伸線性に
悪影響を及ぼすことはないが、残されたAl23 やM
gO・Al23 などは非延性であるため、極細鋼線に
なっても残存して断線などの原因になる。また、SiO
2 含有量が70%を超えると酸化物系介在物全体の延性
が低下し、極細線への伸線加工でもあまり破壊されず、
疲労特性に悪影響を及ぼすことがある。
【0038】また、これらSiO2 とAl23 の合計
量は50〜90%の範囲とすべきであり、50%未満で
ある場合はCaOリッチな介在物が生成する。この介在
物はスチールコード製造時の断線に余り悪影響を及ぼす
ことはないが、疲労破壊の原因になるのでその生成は避
けなければならない。一方90%を超えると、介在物組
成がAl23 リッチかSiO2 リッチとなり、スチー
ルコード製造時の断線を引き起こしたり疲労破壊の原因
になり、いずれの場合も本発明の目的に添えなくなる。
【0039】また、Ti系介在物、特にTiNやTiC
あるいはこれらの複合介在物であるTi(C,N)は、
スチールコード製造時の断線に極めて有害であり、殊に
そのサイズが10μm以上のものは断線を引き起こす大
きな原因になるので、該鋼線材の10〜20個の光学顕
微鏡による検査でこの様なサイズのTi(C,N)介在
物が実質的に存在しないことが必要となる。次に極細鋼
線の縦割れを防止するための方策について述べる。
【0040】前述した様に極細鋼線の引張強さが291
0−1275×Log(極細鋼線の線径mm)(N/m
2 )以上になると、極細鋼線の捻回試験時に縦割れを
起こし易くなる。極細鋼線の縦割れを防止するには、鋼
の化学成分を湿式伸線工程に適合したものとすることも
重要であるが、湿式伸線条件は極細鋼線の縦割れに大き
い影響を与えるため、高強度高延性の極細鋼線を製造す
る上で特に重要である。極細鋼線に引張強さ2910−
1275×Log(極細鋼線の線径mm)(N/mm
2 )以上の引張強さを付与するには、95%以上の高い
伸線減面率を加える必要があり、一方通常の伸線機で
は、ダイス間減面率が制約されるので、伸線減面率を高
く設定すると仕上げダイスの減面率も大きくする必要が
ある。さらにまた、タイヤコード等の極細鋼線の湿式伸
線では、仕上げダイス出口が空冷になるという制約を受
ける。これらの制約条件を踏まえて検討した結果、仕上
げダイスを2つのダイスに分割してダブルダイスとし、
そのダブルダイスで所定の減面率(例えば、12〜18
%の減面率)の仕上げ伸線を行なわせる一方、第1仕上
げダイスの入口・出口および第2仕上げダイスの入口側
を湿式潤滑にするという伸線方法を考案した。この伸線
方法では、第2仕上げダイスの出口側を空冷しても、第
1仕上げダイスの湿式伸線における潤滑効果により、当
該仕上げダイスでの伸線温度を低く抑えて鋼線の歪時効
による脆化を防止することができる。次に極細鋼線の縦
割れに及ぼす仕上げダイスの減面率およびアプローチ角
度の影響について説明する。
【0041】第1および第2仕上げダイスのアプローチ
角度を12度とし、第1および第2仕上げダイス断面率
を合計減面率が15%一定という条件の下で、第1仕上
げダイスの減面率を大きくしていく一方で第2仕上げダ
イスの減面率を小さくするという風に双方の減面率を相
対的に変化させた結果、第2仕上げダイスの減面率を
7.5%以下としたものでは引張強さ2910−127
5×Log(極細鋼線の線径mm)(N/mm2 )以上
においても縦割れが生じないことを見いだした。また第
1仕上げダイスのアプローチ角度を12度、第2仕上げ
ダイスのアプローチ角度を4〜8度とし、かつ第2仕上
げダイスの減面率を4〜10%とした伸線実験を実施し
た結果によれば、第2仕上げダイスのアプローチ角度を
5度、第2仕上げダイスの減面率を約4%とした場合極
細鋼線は縦割れを生じることなく4100N/mm2
引張強さが得られた。この様に、仕上げダイスを第1お
よび第2仕上げダイスに分割し、第1仕上げダイスの入
口・出口側および第2仕上げダイスの入口側を湿式潤滑
して加工発熱を抑えると共に、第2仕上げダイスの減面
率を4〜10%に設定することにより2910−127
5×Log(極細鋼線の線径mm)(N/mm2 )以上
の引張強さにおいても縦割れの生じない極細鋼線が得ら
れる。また、必要に応じて第2仕上げダイスのアプロー
チ角度を通常ダイスの12度より小さな角度のダイスを
用いると、さらに縦割れ防止効果は高くなる。
【0042】本発明の鋼線材は前記した様な化学成分の
要件を満たす鋼材を熱間圧延した後、調整冷却すること
によって得ることができ、通常は直径5.0〜6.4mm
の範囲のものとして得られる。この鋼線材は、常法に従
って伸線加工およびパテンティング処理を行ない、必要
に応じてブラスめっき、亜鉛めっき等を施した後、湿式
伸線加工を行なって極細鋼線とする。
【0043】かくして得られる極細鋼線材は高強度を示
すと共にメカニカルデスケーリングによる伸線性等にお
いて非常に優れたものであり、それ自体で優れた強化線
材として有効に活用し得るほか、その数本乃至数十本を
撚り合わせてスチールコードとすることにより、タイ
ヤ、ベルト、コード等の補強材として広く活用すること
ができる。
【0044】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はもとより下記実施例に限定される
ものではない。表1,2に示す成分組成の鋼材を使用
し、熱間圧延(圧延後の載置温度:950℃)、調整冷
却および直接パテンティング処理してなる直径5.5mm
の鋼線材を得た。この鋼線材をメカニカルデスケーリン
グにより機械的に脱スケールを行なうと共に、スケール
剥離後の線材表面の中心線平均粗さ(Ra)と鋼線材表
面に残留するスケール量を測定した。
【0045】またこの鋼線材を伸線処理に付し、伸線速
度を遂次高めて行き、ダイスに焼付きが発生する限界伸
線速度を求めることによって、伸線性を評価した。更に
極細線における機械的性質を評価する目的で、2.2mm
φで鉛パテンティング処理した後、1.40mmφまで伸
線し、再度の鉛パテンティング処理とブラスめっきを行
ない、更に湿式伸線を行なって0.23mmφの極細鋼線
とした。また、この極細鋼線を撚線加工してスチールコ
ードとした。結果を表3,4に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】
【0050】表1〜4より以上の様に考えることができ
る。表1,3は、メカニカルデスケーリングによる伸線
加工により得られた結果と最終極細線の機械的性質を示
したものであり、比較鋼Aは、Cr含有量が不足するた
め、2650−1275×Log(極細鋼線の線径m
m)(N/mm2 )を超える高強度の極細鋼線が得られ
ていない。更にメカニカルデスケーリング後の残留スケ
ール率も、伸線性を満足するのに必要とされる0.02
0%以下の要件を満たしていない。但し300m/min 程
度の低速度の伸線は可能である。
【0051】比較鋼Bは、適量のCrが含まれているた
め、2650−1275×Log(極細鋼線の線径m
m)(N/mm2 )以上の高強度極細鋼線が得られてい
るが、(Cr%+Si%)/Cu%の値が規定範囲を超
えているためCr添加によるメカニカルデスケーリング
性が悪く、本実験用伸線機で可能な最低速度ですら伸線
することができなかった。
【0052】比較材Cでは(Cr%+Si%)/Cu%
が2.7を示し1〜4の値に入っているものの、Cuの
絶対値が0.20%を超えた値になっているため、ブリ
スターが生成している。このブリスターの生成のため、
限界焼付伸線速度が悪くなっている。比較材Dも同様で
あり、残留スケール量はそれほど多くないが、限界焼付
伸線速度は260m/minに達していない。
【0053】これらに対し、適量のCuとCrを含み、
且つ(Cr%+Si%)/Cu%を1〜4、且つCu量
を0.20%未満に制御した本発明の熱間圧延線材(E
〜F)では、Cuの添加によるスケールの剥離性の向上
とCrの添加による高強度極細鋼線の製造の容易さか
ら、メカニカルデスケーリング時に良好な伸線性を保持
しつつ、2650−1275×Log(極細鋼線の線径
mm)(N/mm2 )以上の高強度極細鋼線が得られて
いる。またこのときの残留スケール量も0.020%以
下と非常に良好な値となっている。
【0054】また表2,4はNiおよび/またはWの添
加効果を明らかにするものであり、比較材Mは、表1に
示した比較材Bと類似のCr添加材である。また比較材
Nは、Cuを多量に添加した鋼である。
【0055】表4からも明らかである様に、比較材M
は、メカニカルデスケーリングによる伸線性が極端に悪
く、また比較材Nにおいても、メカニカルデスケーリン
グによる伸線はかろうじて行なえるものの、300m/mi
n に達しない遅い速度でしか伸線を行なうことができな
い。またいずれの比較材においても、残留スケール率が
0.030%を超えている。特に比較材Nは、Cu%と
(Si%+Cr%)とのバランスが崩れたためスケール
にブリスターが生成し、その結果サブスケールが生成し
て伸線性が極端に悪化した。
【0056】これらに対し発明材O〜Uは、いずれも良
好なメカニカルデスケーリングによる伸線性が確保され
ている。また極細鋼線の特性に注目すると、適量のNi
を添加した発明材O,RおよびSは2910−1275
×Log(極細鋼線の線径mm)(N/mm2 )以上と
非常に高強度であるにもかかわらず、非常に良好な絞り
値を示している。またWを添加した発明材R,Tでも高
強度の極細鋼線が得られている。更に発明材P,UはW
とNiの両方を添加したものであり、高強度で高延性の
極細鋼線が得られている。以上の様に、NiやWの添加
は高強度で高延性の極細鋼線を得るのに極めて有効であ
ることが分かる。
【0057】次に表5は、比較材A〜Dと発明材E〜H
を用いて線材表面粗さと残留スケール量そして伸線時の
挙動を調査した結果である。表5において比較鋼A,B
の線材表面粗さは0.65μm以上と悪く、それに従っ
て残留スケール量も多くなり焼付限界速度は300m/
min以下と非常に低い。E〜Hの本発明鋼においては
適量のCuとCrを含み、且つ(Cr%+Si%)/C
u%1〜4に制御することにより表面粗さの値が小さ
く、スケールの剥離性が向上し、焼付限界速度もそれに
つれて向上している。
【0058】
【表5】
【0059】次に表6は、熱間圧延時のスケール厚さを
変えたときの伸線時の挙動を明らかにするために用いた
供試材である。この実験では、従来鋼W,Xと発明鋼
Y,Zを使用し、熱間圧延鋼線材のスケール厚さを0.
20〜0.70%の範囲で変化させた。上記各鋼線材の
メカニカルデスケーリング性と伸線性を前記と同様にし
て調べ、表7に示す結果を得た。
【0060】
【表6】
【0061】
【表7】
【0062】表6,7において比較鋼Wのスケール剥離
性を見ると、圧延材の総スケール量が0.31%のとき
の焼付限界速度は260m/min 未満と非常に悪いが、総
スケール量が0.55%,0.70%に増えるにつれて
残留スケール率も少なくなり、焼付限界速度もそれにつ
れて向上している。また比較鋼Xでは、Crの添加によ
りメカニカルデスケーリングによるスケール剥離率が悪
化し、0.48%の総スケール量までは全く伸線加工が
できない。はじめて伸線が可能になったのは総スケール
量が0.65%になったときであり、それでも290m/
min でやっと伸線できる程度である。
【0063】一方、本発明鋼YおよびZでは、圧延線材
の総スケール量が0.20〜0.30%では伸線性が不
良であるが、0.30%以上のスケール量のもとでは安
定した伸線性が確保されている。これらの結果からも明
らかである様に本発明材では、圧延材のスケール量が
0.30〜0.50%のものでも良好なメカニカルデス
ケーリング性とその後の伸線加工性を確保し得ることが
分かる。
【0064】次に表8は鋼中の介在物組成、詳細には酸
化物系介在物の組成と、Ti(C,N)系介在物の数と
を制御した鋼の詳細と、極細鋼線への伸線時の断線回数
の関係を調べた結果を示したものである。符号a〜e
は、Al23 含有量が30%以上かSiO2 含有量が
70%以上になっている。符号f〜iは、Al23
有量が30%以下,SiO2 含有量が70%以下で且つ
Al23 とSiO2 との合計量は50〜90%の好適
範囲に収まっている。符号j〜mは、Al23および
SiO2 含有量は符号f〜iと同様に好適要件を満たし
ているが、Ti(C,N)系の介在物が散見されるもの
である。
【0065】
【表8】
【0066】この表からも明らかである様に、本発明の
好適要件を外れる符号a〜eおよび符号j〜mでは断線
が多発しているのに対し、介在物についても本発明の好
適要件を満足する符号f〜iでは、断線回数が他のもの
に比べて極端に少ないことを確認できる。
【0067】湿式伸線方法について説明する。図1は縦
割れなしに引張強さTS=2910−1275Log
(極細鋼線の線径mm)(N/mm2 )以上の極細鋼線
を得るために用いた湿式伸線機の概要構成を示す。
(a)は正断面図、(b)は上面図、(c)は要部の説
明断面図、(d)は仕上げダイス形状の説明断面図であ
る。図1に示す湿式伸線機は、仕上げダイスに本発明の
構成が適用されている点を除いて、従来より極細鋼線の
伸線に一般的に用いられている構成のものであって、潤
滑混合液Fを充満させた伸線タンク1内に、多数(15
〜25個)の段車状のキャプスタン2および中間ダイス
3を浸漬配置すると共に、その伸線タンク1の出口側壁
部に仕上げダイス4を配置している。この湿式伸線機で
は、その上流側に配された供給リールRから入線される
素線W’を、各キャプスタン2に順次巻回させると共
に、それらキャプスタン2間に配置された中間ダイス3
群により潤滑剤混合液F中において中間伸線し、それを
伸線タンク1の出側に配置された巻取キャプスタン5に
より仕上げダイス4を通して引抜くことで所定径の極細
鋼線Wに伸線し、下流側に配置されたスプーラSに巻き
取る。また、タイヤコード等の極細鋼線を伸線する場合
には、ゴムとの接着が必要なため、仕上げダイス4の出
口側は空冷とする。一方、本実施例での仕上げダイス4
は、(c)に示した様に、第1仕上げダイス4aと第2
仕上げダイス4bに分割すると共に、中間に液流通部4
dを有するダイスホルダ4cにてそれらを間隔を隔てて
保持してなるダブルダイスに構成され、その第2仕上げ
ダイス4b側を伸線タンク1の出側内壁に取付けると共
に、第1仕上げダイス4a側を潤滑剤混合液F中に浸漬
させて配置される。即ち、第1仕上げダイス4aの入・
出口側および第2仕上げダイス4bの入口側は、潤滑剤
混合液Fにより湿式潤滑されている。表9に第1および
第2仕上げダイスのアプローチ角度を12度、第2仕上
げダイスの減面率を4.5%と12.7%および第2仕
上げダイスのアプローチ角度を4度、第2仕上げダイス
の減面率を4.5%とし、極細鋼線の引張強さが291
0−1275×Log(極細鋼線の線径mm)(N/m
2 )以上となる様にめっき線径を調整し、仕上げ線径
を0.23mmとしたときに得られる極細鋼線の機械的
性質を示す。本実施例に示す様に発明鋼EからUにおい
て第1および第2仕上げダイスのアプローチ角度を12
度、第2仕上げダイスの減面率を4.5%として湿式伸
線された場合、縦割れなしに上記引張強さを有する極細
鋼線が得られていることが分かる。また、比較材Vにお
いて第1仕上げダイスのアプローチ角度を12度、第2
仕上げダイスのアプローチ角度を4度、減面率を4.5
%にした場合、縦割れなしに上記引張強さを有する極細
鋼線が得られる。この様に本発明鋼を用いた場合、上記
伸線方法は特に有効であるが、本発明鋼以外に適用して
も従来の湿式伸線方法で伸線されたものに比べて捻回特
性の優れた極細鋼線が得られる。
【0068】
【表9】
【0069】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、高
強度且つ高耐食性を有すると共に伸線性の良好な鋼線材
を得ることができ、これを伸線加工、パテンティング処
理、ブラスめっき、湿式伸線することにより、優れた作
業性のもとで高性能の極細鋼線を得ることができる。ま
たこの極細鋼線は撚線加工時にも断線等を起こすことが
なく、同様に優れた強度と靭性を備えた撚線とすること
ができ、これはタイヤ、ベルト、コート等の補強材とし
て優れた性能を発揮する。従ってタイヤ等の軽量化に資
するところも大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の湿式伸線に用いた湿式伸線機
の概要構成を示す図面であって、(a)は正断面図、
(b)は上面図、(c)は要部の説明断面図、(d)は
仕上げダイス形状の説明断面図である。
【符号の説明】
1 伸線タンク 2 キャプスタン 3 中間ダイス 4 仕上げダイス 4a 第1仕上げダイス 4b 第2仕上げダイス 4c ダイスホルダ 4d 液流通部 5 巻取キャプスタン 2α アプローチ角度 D ダイス孔径 F 潤滑剤混合液 R 供給リール S スプーラ W’ 素線 W 極細鋼線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 勝治 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式 会社神戸製鋼所 神戸製鉄所内 (72)発明者 茨木 信彦 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式 会社神戸製鋼所 神戸製鉄所内 (72)発明者 隠岐 保博 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式 会社神戸製鋼所 神戸製鉄所内 (72)発明者 勝部 好三 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式 会社神戸製鋼所 神戸製鉄所内 (72)発明者 正崎 保 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2番地 株式 会社神戸製鋼所 神戸製鉄所内 (72)発明者 三谷 芳弘 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社 神戸製鋼所 加古川製鉄所内 (56)参考文献 特開 平4−280944(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C :0.85〜1.05%(以下、特記
    しない限り重量%を表わす) Si:0.1〜0.5% Mn:0.15〜0.6% P :0.02%以下 S :0.02%以下 Al:0.003%以下 Cu:0.05〜0.20%未満および Cr:0.05〜0.6% の要件を満たすと共に、 1.0≦(Cr%+Si%)/Cu%≦4.0 を満足し、残部鉄および不可避不純物からなることを特
    徴とする極細鋼線製造用の熱間圧延鋼線材。
  2. 【請求項2】 更に他の元素としてNi:0.1〜0.
    7%および/もしくはW:0.05〜0.4%を含むも
    のである請求項1に記載の熱間圧延鋼線材。
  3. 【請求項3】 熱間圧延に伴うスケール生成総量が0.
    30〜0.50%に制限されたものである請求項1また
    は2に記載の極細鋼線用の熱間圧延鋼線材。
  4. 【請求項4】 熱間圧延後、4%引張歪を付与して脱ス
    ケールされた鋼線材表面の中心線平均粗さ(Ra)が
    0.55μm以下に制限された請求項3に記載の熱間圧
    延鋼線材。
  5. 【請求項5】 鋼線材に含まれる酸化物系介在物がMg
    O,SiO2 ,Al 23,MnO,CaO,TiO2
    主成分とする介在物からなり、該酸化物系介在物の平均
    組成は、Al23 が30%以下、SiO2 が70%以
    下で且つAl 23 とSiO2 の合計量が50〜90%
    であり、残部がMgO,CaO,TiO2 からなるもの
    であり、更に鋼線材の顕微鏡観察では10μm以上のT
    i(C,N)系介在物が確認できないものである請求項
    1〜4のいずれかに記載の熱間圧延鋼線材。
  6. 【請求項6】 伸線加工後に、最終熱処理、めっき処理
    および湿式伸線されたものであって、請求項1または2
    に記載された成分組成を満足すると共に、直径0.35
    mm以下で且つ2650−1275×Log(極細鋼線
    の線径mm)(N/mm2 )以上の引張強さを有するも
    のであることを特徴とする極細鋼線。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載された成分組成
    を満足する熱間圧延鋼材に伸線加工を施した後、最終熱
    処理およびめっき処理を行ない、仕上げダイスの上流側
    に配置した中間ダイスの入口側・出口側を潤滑液中への
    浸漬または潤滑液の吹き付けにより湿式潤滑して伸線す
    る高強度極細鋼線の湿式伸線方法において、仕上げダイ
    スを第1ダイスと第2ダイスとに分割すると共に、第1
    仕上げダイスの入口側・出口側および第2仕上げダイス
    の入口側を湿式潤滑する一方、第2仕上げダイスの出口
    側を空冷とし、第2仕上げダイスの減面率を4〜10%
    として伸線することにより、線径が0.35mm以下で
    且つ2910−1275×Log(極細鋼線の線径m
    m)(N/mm2 )以上の引張強さを有する極細鋼線の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の極細鋼線あるいは請求
    項7により製造された極細鋼線を撚り加工したものであ
    ることを特徴とする撚鋼線。
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