JP2500468Y2 - 移動農機のベルト伝動安全装置 - Google Patents

移動農機のベルト伝動安全装置

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JP2500468Y2
JP2500468Y2 JP5755890U JP5755890U JP2500468Y2 JP 2500468 Y2 JP2500468 Y2 JP 2500468Y2 JP 5755890 U JP5755890 U JP 5755890U JP 5755890 U JP5755890 U JP 5755890U JP 2500468 Y2 JP2500468 Y2 JP 2500468Y2
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tension
belt
mobile agricultural
arm
power transmission
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JP5755890U
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JPH0416029U (ja
Inventor
哲 河野
Original Assignee
石川島芝浦機械株式会社
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、動力伝達用のベルトへのテンション付与を
断続することによりエンジンからミッションへの動力伝
達を断続する移動農機のベルト伝動安全装置に関する。
従来の技術 従来、移動農機におけるエンジンからミッションへの
動力伝達は、第7図に示すようなベルトテンション方式
によることが一般的である。まず、エンジン1の出力軸
2に固定された出力プーリ3と、ミッションケース4内
に収納された走行用ミッション(図示せず)の入力軸5
に固定された入力プーリ6との間には動力伝達用のベル
ト7が巻回されている。
つぎに、一端が支軸8により回動自在に支持されたテ
ンションアーム9が設けられ、テンションアーム9の他
端にはテンションローラ10が軸支されている。前記テン
ションアーム9の略中央部にはワイヤ11の一端が連結さ
れ、ワイヤ11の他端はハンドル12に取付けられたクラッ
チレバー13に連結されている。
従って、クラッチレバー13の操作によりテンションア
ーム9を支軸8の回りに上方へ回動させると、テンショ
ンローラ10がベルト7に当接してテンションを与え、エ
ンジン1から走行用ミッションへの動力伝達が行われ
る。一方、クラッチレバー13の操作によりテンションア
ーム9を支軸8の回りに下方へ回動させると、テンショ
ンローラ10がベルト7から離反してベルト7へのテンシ
ョン付与が遮断されるとともにエンジン1から走行用ミ
ッションへの動力伝達が遮断される。
考案が解決しようとする課題 移動農機のハンドル12における作業者の手元部には、
使用頻度の高いサイドクラッチレバー14やアクセルレバ
ー15等が取付けられており、クラッチレバー13は手元部
から離れた位置に取付けられている。このため、クラッ
チレバー13を操作する際には片手をハンドル12から離さ
なければならず、その際に、移動農機のバランスが崩れ
て転倒する危険性がある。
課題を解決するための手段 エンジンに連結された出力プーリとミッションに連結
された入力プーリとの間に巻回された動力伝達用のベル
トと、支軸の軸心回りに回動自在なテンションアームに
支持されるとともに前記テンションアームの回動により
前記ベルトの外周面に接離するテンションローラとを有
する移動農機において、駆動部に連結されるとともに回
動自在な回動部材を設け、前記回動部材に係合する係合
位置と係合状態を解除する係合解除位置とに移動自在な
係合体を前記テンションアームに取付け、前記駆動部を
操作する操作スイッチを前記移動農機のハンドルにおけ
る作業者の手元部に設け、ワイヤを介して前記係合体に
連結されるとともに前記係合体を係合解除位置に移動さ
せるセフティーレバーを前記ハンドルに取付けた。
作用 係合体を回動部材に係合する係合位置に移動させ、こ
の状態で操作スイッチを操作することにより駆動部を作
動させると、駆動部の作動により回動部材が回動すると
ともに回動部材の回動により係合体を介してテンション
アームが回動し、テンションアームに支持されたテンシ
ョンローラがベルトに接離し、テンションローラがベル
トに当接してテンションが付与された際にはエンジンか
らミッションへの動力伝達が行われ、一方、テンション
ローラがベルトから離反してテンション付与が解除され
た際にはエンジンからミッションへの動力伝達が遮断さ
れる。また、駆動部の作動によりテンションアームを回
動させてベルトへのテンション付与を行っている際に、
セフティーレバーの操作により係合体を係合解除位置に
移動させると、テンションアームは、テンションローラ
がベルトから離反する方向へ自動的に回動するとともに
エンジンからミッションへの動力伝達が遮断される。
実施例 本考案の一実施例を第1図乃至第6図に基づいて説明
する。なお、第7図において説明した部分と同一部分は
同一符号で示し、説明も省略する。移動農機16のシャー
シフレーム17の前部にはエンジン1が搭載され、シャー
シフレーム17の後部には走行用のミッション(図示せ
ず)を収納したミッションケース4が固定されている。
そして、エンジン1の出力軸2に固定された出力プーリ
3と前記ミッションの入力軸5に固定された入力プーリ
6との間には動力伝達用のベルト7が巻回されている。
前記ミッションケース4の側面には左右方向水平向き
に突出した支軸18が固定され、この支軸18には、テンシ
ョンアーム19の一端に固定された円筒状の筒体20と、回
動部材であるテンション駆動アーム21の略中央部に固定
された円筒状の筒体22とが回動自在に外嵌されている。
前記テンションアーム19の他端には、前記ベルト7の
外周面に対向するとともに前記支軸18の回りにテンショ
ンアーム19が回動することに伴って前記ベルト7の外周
面に接離するテンションローラ23が回転自在に軸支され
ている。さらに、前記テンションアーム19には円筒状の
スリーブ24が固定されており、このスリーブ24内には、
先端部が前記テンション駆動アーム21の上端面に当接す
る係合位置とこの当接状態を解除する係合解除位置とに
摺動自在な係合体であるピン25、及び、このピン25を係
合位置に向けて付勢するスプリング26が収納されてい
る。また、前記ピン25の後端部にはワイヤ27の一端が連
結され、ワイヤ27の他端は前記移動農機16のハンドル12
に取付けられたセフティーレバー(図示せず)に連結さ
れている。
つぎに、前記ミッションケース4の側面には、回転方
向を正逆切換自在な駆動部であるモータ28が取付けられ
ている。前記モータ28の回動軸29には垂直面内で回動す
る回動アーム30が連結されており、回動アーム30の先端
部にはピン31が固定されている。そして、このピン31が
前記テンション駆動アーム21に形成された長穴32内に摺
動自在に係合され、前記モータ28の回転方向を切換える
操作スイッチ(図示せず)が前記ハンドル12における作
業者の手元部に設けられている。
このような構成において、第2図はベルト7へのテン
ション付与が解除されてエンジン1からミッションへの
動力伝達が遮断された状態を示し、第3図及び第4図は
ベルト7へのテンション付与が行われてエンジン1から
ミッションへの動力伝達が行われている状態を示す。
第2図に示した動力伝達の遮断状態から操作スイッチ
を“続”の位置へ操作すると、モータ28の作動により回
動アーム30が回動軸29とともに時計回り方向(矢印A方
向)へ回動し、この回動に伴ってピン31が長穴32にそっ
て前方へ摺動するとともにテンション駆動アーム21が支
軸18の軸心回りに時計回り方向(矢印B方向)へ回動す
る。テンション駆動アーム21が矢印B方向へ回動する
と、スプリング26に付勢されてスリーブ24外に突出した
係合位置に位置するピン25の先端部にテンション駆動ア
ーム21の上端面が当接し、テンションアーム19は支軸18
の軸心回りに時計回り方向(矢印C方向)へ回動し、や
がて、第3図に示すようにテンションローラ23がベルト
7の外周面に当接してテンション付与状態となり、エン
ジン1からミッションへの動力伝達が行われる。
つぎに、第3図に示した動力伝達状態から操作スイッ
チを“切”の位置に操作すると、モータ28の作動により
回動アーム30が回動軸29とともに反時計回り方向(矢印
A′方向)へ回動し、その回動に伴いピン31が長穴32に
そって後方へ摺動するとともにテンション駆動アーム21
が支軸18の軸心回りに反時計回り方向(矢印B′方向)
へ回動する。テンション駆動アーム21が矢印B′方向へ
回動すると、この回動に伴ってテンションアーム19はテ
ンションローラ23等の自重により支軸18の軸心回りに反
時計回り方向(矢印C′方向)へ回動し、やがて、第2
図に示すようにテンションローラ23がベルト7の外周面
から離反するとともにエンジン1からミッションへの動
力伝達が遮断される。
ここで、モータ28の回転方向を切換えることにより動
力伝達を断続させる操作スイッチがハンドル12における
作業者の手元部に設けられているため、両手でハンドル
12を握ったまま操作スイッチを操作することができ、従
って、動力伝達を断続させる際に移動農機16がバランス
を崩して転倒するという事故の発生が防止される。
つぎに、第3図及び第4図に示した動力伝達状態にお
いてセフティーレバーを操作すると、第5図に示すよう
にピン25はワイヤ27を介してスリーブ24内の係合解除位
置に引き込まれ、ピン25の先端部とテンション駆動アー
ム21との係合状態が解除される。このため、ピン25によ
る支えを失ったテンションアーム19は第6図に示すよう
に支軸18の軸心回りに反時計回り方向(矢印C′方向)
へ回動し、テンションローラ23がベルト7の外周面から
離反するとともにエンジン1からミッションへの動力伝
達が遮断される。
なお、セフティーレバーの操作により動力伝達を遮断
した後に再度動力伝達状態に戻す場合は、一旦操作スイ
ッチを“切”の位置へ操作することによってテンション
駆動アーム21を支軸18の軸心回りに反時計回り方向へ回
動させ、テンション駆動アーム21の上端面をピン25より
下方に位置させた後にセフティーレバーを戻してピン25
を係合位置に突出させ、ついで、操作スイッチを“続”
の位置に操作することにより行う。
考案の効果 本考案は、上述のように係合体を介してテンションア
ームを回動させる回動部材を設け、この回動部材を回動
させる駆動部を操作する操作スイッチを移動農機のハン
ドルにおける作業者の手元部に設けたことにより、テン
ションアームを回動させることによる動力伝達の断続操
作を両手でハンドルを握ったまま行うことができ、従っ
て、テンションアームを回動させることにより行う動力
伝達の断続操作時における移動農機の転倒事故等を防止
して作業の安全性を高めることができ、また、ワイヤを
介して係合体に連結されるとともに係合体を回動部材と
の係合を解除する係合解除位置に移動させるセフティー
レバーをハンドルに取付けたことにより、セフティーレ
バーの操作により係合体を係合解除位置に移動させるこ
とによって動力伝達位置に回動しているテンションアー
ムを動力伝達遮断位置へ回動させることができ、従っ
て、電気回路の異常発生等により駆動部が作動しなくな
った場合でもセフティーレバーを操作することによって
エンジンからミッションへの動力伝達を遮断することが
でき、より一層安全性を向上させることができる等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図の本考案の一実施例を示すもので、第
1図は移動農機の全体を示す側面図、第2図はテンショ
ン付与の解除により動力伝達を遮断した状態を示す側面
図、第3図はテンション付与により動力伝達を行なって
いる状態を示す側面図、第4図はその平面図、第5図は
セフティーレバーの操作によりテンション付与を解除し
て動力伝達を遮断した状態を示す平面図、第6図はその
側面図、第7図は従来例を示す移動農機全体の側面図で
ある。 1…エンジン、3…出力プーリ、6…入力プーリ、7…
ベルト、12…ハンドル、16…移動農機、18…支軸、19…
テンションアーム、21…回動部材、23…テンションロー
ラ、25…係合体、27…ワイヤ、28…駆動部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに連結された出力プーリとミッシ
    ョンに連結された入力プーリとの間に巻回された動力伝
    達用のベルトと、支軸の軸心回りに回動自在なテンショ
    ンアームに支持されるとともに前記テンションアームの
    回動により前記ベルトの外周面に接離するテンションロ
    ーラとを有する移動農機において、駆動部に連結される
    とともに回動自在な回動部材を設け、前記回動部材に係
    合する係合位置と係合状態を解除する係合解除位置とに
    移動自在な係合体を前記テンションアームに取付け、前
    記駆動部を操作する操作スイッチを前記移動農機のハン
    ドルにおける作業者の手元部に設け、ワイヤを介して前
    記係合体に連結されるとともに前記係合体を係合解除位
    置に移動させるセフティーレバーを前記ハンドルに取付
    けたことを特徴とする移動農機のベルト伝動安全装置。
JP5755890U 1990-05-31 1990-05-31 移動農機のベルト伝動安全装置 Expired - Lifetime JP2500468Y2 (ja)

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JPH0416029U JPH0416029U (ja) 1992-02-10
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6478701B1 (en) * 1997-11-13 2002-11-12 Koyo Seiko Co., Ltd. Belt type nonstage transmission system
JP6049576B2 (ja) * 2013-09-12 2016-12-21 株式会社クボタ コンバイン

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JPH0416029U (ja) 1992-02-10

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