JP2024021163A - 親綱支柱 - Google Patents

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Abstract

【課題】水平に設置されたH鋼において鉛直平面と平行に配置されたフランジに設置可能であって、作業者の落下などに伴って発生する衝撃力が支柱本体に加わった場合でもフランジからクランプが外れ難い親綱支柱を提供する。【解決手段】本発明の親綱支柱1は、角筒状の金属製部材からなり、親綱の一端が取り付けられる環状の把持部6aが上端2aに設置された上部支柱3aが、下端2bの近傍の側面2cに把持部6bが設けられた下部支柱3bに対して上方からスライド自在に挿入され、一対の側面2c、2cに連結具7が横架されている支柱本体2と、一対の締付ボルト16、16がそれぞれ取り付けられた一対の脚部17、17が脚部連結具18を介して互いに連結された構造であって、鉛直方向と平行に設置された板状部材を挟持可能に下向きに開口したクランプ5と、このクランプ5を支柱本体2の下端2bに連結する連結金具4を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、高所作業が行われる現場において、作業者の命綱が係留される親綱支柱に係り、特に、耐衝撃性に優れた親綱支柱に関する。
建設現場や工事現場等の高所作業が行われる場所では、作業者の移動を容易にする目的で仮設足場が設置されている。この仮設足場には、作業者の命綱を係留するための親綱の設置が義務付けられており、親綱は支柱(以下、親綱支柱という。)を介して、例えば、仮設足場に用いられているH鋼のフランジなどに取り付けられる。
親綱支柱は、所定の作業が終了した段階で簡単に撤去できる構造でなければならないが、その一方で、作業員の落下に伴う衝撃が加わった場合でも上述のH鋼のフランジなどから外れないような構造でなければならない。
仮設足場に用いられているH鋼に取り付けられるものとしては、例えば、特許文献1に「親綱支柱」という名称で、フランジが鉛直平面と平行をなすように設置されたH鋼に取り付けられる構造を備えた発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明は、親綱ロープが上端部に係合されるとともに、基部と、この基部からそれぞれ開口部に向けて伸びる第1のクランプ片及び第2のクランプ片を備えたクランプ部が下端部に設けられた支柱部材を有しており、H鋼のフランジなどの被装着板の一方面に突き当てられる突当面が第1のクランプ片に設けられるともに、基部から開口部に向けて突当面との隙間寸法が大きくなるように傾斜した傾斜面が第2のクランプ片に設けられ、さらに、突当面と傾斜面によって形成される締結スリットに挿入された被装着板の先端エッジが傾斜面に押し付けられた状態で、被装着板の他方の面に締結されるボルトが第2のクランプ片の先端部に設けられた構造となっている。
このような構造によれば、第1のクランプ片の突当面と第2のクランプ片の傾斜面及び上記ボルトによって被装着板が挟持されるため、クランプ具による被装着板に対する親綱支柱の取り付け強度が高められる。
また、特許文献2には「仮設用衝撃吸収冶具」という名称で、水平に設置された板状部材だけでなく、鉛直平面と平行に設置された板状部材に対しても取り付け可能な親綱支柱の耐衝撃性を高める冶具に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示された発明は、支柱の下端に取り付けられた連結金具が上面に設置された台座が、側面視「コ」の字状をなすように曲折された第1の金属板と、この第1の金属板に取り付けられた第1の補強用ボルト及び第2の補強用ボルトと、第1の補強用ボルトに取り付けられた第1のナットと、第2の補強用ボルトに取り付けられた第2のナットと、からなり、第1の金属板は、第1のボルト挿通孔が四隅に設けられた矩形状の第1の上板と、第1の上板の両端からそれぞれ直角に下方へ延設されるとともに第1の上板と平行に設置された第2の補強用ボルトを連通可能に一対の第2のボルト挿通孔がそれぞれ設けられた矩形状の一対の第1の側板と、この一対の第1の側板の下端から互いに近づく方向へそれぞれ直角に延設されるとともに第1の上板と直交するように第1のボルト挿通孔に挿通された状態の第1の補強用ボルトを挿通可能に一対の第3のボルト挿通孔がそれぞれ設けられた矩形状の一対の第1の下板と、一対の第1の側板の一方に設けられたボルト孔へ第1の上板と平行をなすように螺入された締結用ボルトと、を備えた構造となっている。
このような構造によれば、第1の側板に対し第1の補強用ボルトがその軸方向に直交する方向を中心とする曲げに対する強度を高めるとともに、第1の上板に対し第2の補強用ボルトがその軸方向に直交する方向を中心とする曲げに対する強度を高めるという作用を有する。そのため、連結金具を介して台座に連結された支柱に曲げモーメントが加わった場合でも台座が変形し難い。
その一方で、第1の補強用ボルトの軸方向に直交する方向を中心とする曲げや第2の補強用ボルトの軸方向に直交する方向を中心とする曲げに対する強度に比べて、第1の補強用ボルトの軸方向を中心とする曲げや第2の補強用ボルトの軸方向を中心とする曲げに対する強度が低いことから、第1の補強用ボルトや第2の補強用ボルトの軸方向を中心とする曲げ変形が台座に生じ易いという作用を有する。すなわち、第1の補強用ボルトや第2の補強用ボルトの軸方向を中心とする曲げ変形が台座に生じ易いため、例えば、作業者の落下などにより上記支柱に衝撃力が加わった場合には、支柱がその軸方向を中心として捻じれるように台座が変形することで、当該衝撃力が緩和される。
さらに、特許文献3には「親綱支柱及びクランプ補強冶具」という名称で、鉛直方向と平行に設置された板状部材に設置される親綱支柱に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示された発明は、対向する第1の脚部及び第2の脚部を有して下向きに開口するクランプ本体と、第1の脚部に設けられた締付ボルト孔に螺入された締付ボルトと、第2の脚部に装着されて板状部材を締付ボルトとともにそれぞれの先端部で挟持する受けボルトと、からなるクランプと、このクランプの上側に設置された連結金具と、この連結金具が下端に取り付けられて長手方向が鉛直方向と平行をなすように設置される支柱本体と、を備えており、締付ボルト及び受けボルトは、先端部が上を向くように中心軸が水平方向に対して傾斜した状態で設置された構造となっている。
このような構造の親綱支柱においては、締付ボルトと受けボルトによって板状部材が挟持された状態でクランプが上方へ引っ張られると、締付ボルトと受けボルトが第1の脚部及び第2の脚部に保持された部分を中心として先端部が下方へ移動するように傾動し、締付ボルトと受けボルトの先端部と板状部材の接触面積が広くなる結果、両者の間に大きな摩擦力が発生するため、クランプの保持力が強まり、支柱本体が板状部材から外れ難くなる。したがって、本発明の親綱支柱は安全性に優れている。
そして、特許文献4には「門形親綱支柱」という名称で、地面を掘削するときに周囲の土が崩れないように設けられる腹起こしの点検用走行通路に装着される親綱支柱に関する発明が開示されている。
特許文献4に開示された発明は、通路部材の取付対象片に締結されるクランプ部材が下端部に設けられた2本の支柱部材が連結部材を介して連結された門形フレームを有し、この門形フレームの上端部には、フック部材と親綱ガイドの少なくとも一方が設けられた構造となっている。
このような構造によれば、2本の支柱部材を通路部材の2箇所で取付対象片に締結することで、門形親綱支柱の取り付け強度が高まるため、作業者が通路部材を利用して移動する際の安全性を高めることができる。
特開2021-195859号公報 特許第6584044号公報 特許第7067750号公報 特開2021-25246号公報
特許文献1に開示された発明では、親綱ロープに命綱を係留させた作業員が落下するなどして、その落下に伴う衝撃力が命綱と親綱ロープを介して支柱部材に加わった場合に、クランプ具が被装着部材の被装着板から外れてしまうおそれがあるという課題があった。
また、特許文献2に開示された発明では、作業者の落下などにより上記支柱に加わった衝撃力が台座の変形によって緩和されるものの、支柱が設置される板材に対するクランプの保持力については変化しないため、当該保持力が強まるような構造にするなどの改善の余地があった。
さらに、特許文献3に開示された発明では、作業者の落下などに伴って支柱本体が上方へ引っ張られた場合に、クランプの保持力が強まることにより、支柱本体が板状部材から外れ難くなるという作用が発揮されるが、クランプが従来品と比べてやや複雑な構造をしているという課題があった。
そして、特許文献4に開示された発明では、2本の支柱部材が通路部材の2箇所で取付対象片に締結されるため、その取り付け強度が高いというメリットがあるものの、作業者の落下などに伴って支柱部材に衝撃力が加わった場合に、クランプ部材が通路部材から簡単に外れてしまうおそれがあるという課題があった。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、水平に設置されたH鋼において鉛直平面と平行に配置されたフランジに設置可能であって、作業者の落下などに伴って発生する衝撃力が支柱本体に加わった場合でもフランジからクランプが外れ難い親綱支柱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、鉛直方向と平行に設置された板状部材に設置される親綱支柱であって、長手方向が鉛直方向と平行をなすように設置される支柱本体と、この支柱本体の下端に取り付けられた連結金具と、下向きに開口した状態で連結金具を介して支柱本体に取り付けられるクランプと、を備え、クランプは、ボルト本体が中心軸の周りに回転することで前進又は後退するとともにボルト本体の先端部に設置されたパッドで板状部材を挟持する一対の締付ボルトと、ボルト本体の先端部が下を向くように中心軸が水平方向に対して傾斜した状態で、かつ、ボルト本体が中心軸の周りに回転可能な状態で一対の締付ボルトを保持する脚部と、連結金具に連結され、一対の締付ボルトを中心軸の周りに回転可能な状態でボルト本体の先端部を保持する脚部連結具と、を備えており、脚部は締結部材を用いて脚部連結具に固定されていることを特徴とする。
上記構成の第1の発明において、一対の締付ボルトによって板状部材を挟持した状態で、支柱本体に取り付けられた親綱に命綱を係留している作業者が仮設足場から足を踏み外すなどして落下すると、支柱本体が親綱によって引っ張られる結果、支柱本体の下端に連結金具を介して連結されている脚部連結具に対し、上向きに移動させようとする衝撃力が加わる。
このとき、脚部は締結部材を介して脚部連結具に固定されているが、この締結部材によって脚部が脚部連結具に固定される力は、一対の締付ボルトが板状部材を挟持していることにより脚部が板状部材に対して固定される力よりも小さい。そのため、上述の衝撃力の作用によって脚部連結具が上方に移動した場合でも、締結部材が変形するのみで、脚部は上方へ移動し難い。
一方、一対の締付ボルトは、脚部連結具によってボルト本体の先端部が保持されているため、脚部連結具の上方への移動に伴って、ボルト本体の先端部が脚部連結具によって持ち上げられる。その結果、一対の締付ボルトは中心軸の水平方向に対する傾斜角(鋭角)が小さくなるように回転する。
この場合、締付ボルトにおける上記回転の中心から先の部分とパッドが上記回転の中心と板状部材の間に無理やり押し込まれることになるため、この押し込まれた部分が楔のように機能する。その結果、板状部材の両側面に一対の締付ボルトのパッドが押し付けられる力が強まる。
第2の発明は、第1の発明において、内周面に雌ネジが設けられたネジ孔を有し脚部に設置された一対の筒体を備え、一対の締付ボルトは、雌ネジに螺合する雄ネジがボルト本体の外周面に設けられており、一対の筒体のネジ孔には、締付ボルトがそれぞれ螺入されていることを特徴とする。
このような構造の第2の発明においては、第1の発明の作用に加え、一対の締付ボルトのボルト本体が中心軸の周りに回転可能な状態で脚部によって保持されるという機能が簡単な構造によって実現されるという作用を有する。
第3の発明は、第2の発明において、一対のネジ孔の中心軸は、支柱本体の長手方向と平行な同一の仮想平面内に配置されており、一対の筒体は、仮想平面内で回転可能に脚部によってそれぞれ保持されていることを特徴とする。
なお、第3の発明において、「筒体が仮想平面内で回転可能に脚部によって保持されている」とは、クランプを板状部材に取り付ける際には筒体の回転が規制されており、ボルト本体の先端部が下を向いた状態が維持されているが、脚部連結具に対して上向きに移動させようとする衝撃力が加わった場合には筒体が仮想平面内で回転するような状態を表している。
このような構造の第3の発明では、一対の筒体においてネジ孔の中心軸が支柱本体の長手方向と平行な同一の仮想平面内に配置されているため、支柱本体に取り付けられた親綱に命綱を係留している作業者の落下などによって支柱本体を介して脚部連結具に対し、上向きに移動させるような衝撃力が加わった場合に、脚部連結具から一対の締付ボルトに対して、パッドが上方へ移動する方向へ回転させる力が均等に加わり易い。また、第3の発明においては、一対の筒体が脚部によって上記仮想平面内で回転可能に保持されているため、第2の発明の作用に加え、上述の衝撃力が加わった場合に、一対の締付ボルトが回転し易いという作用を有する。
第4の発明は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明において、脚部連結具は、左右対称をなし脚部に連結される一対の保持板と、連結金具に連結されるとともに、一対の保持板と直交し、かつ、一対の保持板の上端同士を接続する上板と、を備え、一対の締付ボルトは、一対の保持板にそれぞれ設けられた貫通孔にボルト本体の先端部が挿通されていることを特徴とする。
このような構造の第4の発明においては、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明の作用に加え、一対の締付ボルトが中心軸の周りに回転可能な状態でボルト本体の先端部が脚部連結具によって保持されるという機能が簡単な構造によって実現されるという作用を有する。
第5の発明は、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明において、脚部は、一対の締付ボルトをそれぞれ保持する第1の脚部及び第2の脚部からなり、第1の脚部及び第2の脚部は、脚部連結具を介して互いに連結されていることを特徴とする。
このような構造の第5の発明においては、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明の作用に加え、クランプに二対の締付ボルトが設けられているため、クランプの保持力が強い。したがって、第5の発明においては、支柱本体が板状部材から外れ難いという作用を有する。
第1の発明によれば、支柱本体に取り付けられた親綱に命綱を係留している作業者の落下などに伴って発生した衝撃力により支柱本体とともに脚部連結具が上方に引っ張られた場合に、一対の締付ボルトによる板状部材の挟持力が強まるため、安全に使用することができる。
第2の発明によれば、締付ボルトのボルト本体を中心軸の周りに回転可能な状態で保持するという脚部の機能が簡単な構造によって実現されるため、第1の発明の効果に加え、製造コストを安く抑えることができるという効果を奏する。
第3の発明によれば、第2の発明の効果を奏することに加え、脚部連結具に対し、上向きに移動させるような衝撃力が加わった場合に、脚部連結具が一対の締付ボルトを均等に回転させるように作用し、その際に、一対の締付ボルトが回転し易いことから、一対の締付ボルトによる板状部材の挟持力が強まるという効果が確実に発揮される。
第4の発明によれば、締付ボルトを中心軸の周りに回転可能な状態でボルト本体の先端部を保持するという脚部連結具の機能が簡単な構造によって実現されるため、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明の効果に加え、製造コストを安く抑えることができるという効果を奏する。
第5の発明では、H鋼のフランジなどの板状部材に所定の間隔をあけて2本設置し、その間に展張した親綱に作業者の命綱を係留した状態で、作業者が仮設足場から足を踏み外すことなどにより、親綱に作業者の体重が急に加わった場合でも、二対の締付ボルトを備えていることからクランプの保持力が強く、支柱本体が板状部材から外れ難い。そのため、第5の発明によれば、第1の発明乃至第3の発明のいずれかの発明の効果に加え、安全性に優れるという効果を奏する。
(a)及び(b)はそれぞれ本発明の実施の形態に係る親綱支柱の外観の一例を示した正面図及び右側面図である。 (a)は図1(a)において連結具の中心軸を通り、紙面に垂直な平面で支柱本体の一部を切断した状態を示した図であり、(b)は同図(a)における支柱本体の一部を拡大した図である。 図1(a)及び図1(b)に示した連結金具の斜視図である。 (a)及び(b)はそれぞれ図3に示した支持金具及び連結板の斜視図であり、(c)は図3におけるA-A線矢視断面図である。 (a)及び(b)は脚部の斜視図であり、(c)は脚部連結具の斜視図であり、(d)は脚部連結具に脚部が連結された状態を示す斜視図である。 (a)及び(b)はそれぞれ図1(a)及び図1(b)における支柱の下部の拡大図である。 (a)は支持金具に連結された脚部連結具によって締付ボルトの先端部が保持された状態を示した図であり、(b)は図6(a)におけるB-B線矢視断面図である。 (a)及び(b)は図7(a)において板状部材がクランプによって挟持された状態を示した図である。 図8(a)におけるクランプの拡大図である。
本発明の親綱支柱の構造とその作用及び効果について図1乃至図9を用いて具体的に説明する。
なお、本発明の親綱支柱は、高所作業が行われる建設現場や工事現場等において、作業者の命綱を係留するための親綱を設置する際に用いられるものである。したがって、本明細書では、実際に本発明の親綱支柱や従来の親綱支柱がH鋼のフランジなどに取り付けられた状態を想定して、「上面」や「下面」、「上向き」や「下向き」あるいは「上端」や「下端」などの表現を用いている。すなわち、この「上」又は「下」の記載は、鉛直上下方向における上方側、又は、下方側をそれぞれ意味している。
図1(a)及び図1(b)はそれぞれ本発明の実施の形態に係る親綱支柱の正面図及び右側面図である。図2(a)は図1(a)において連結具の中心軸を通り、紙面に垂直な平面で支柱本体の一部を切断した状態を示した図であり、図2(b)は図2(a)における支柱本体の一部を拡大した図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、本発明の親綱支柱1は、角筒状の金属製部材からなり、長手方向が鉛直方向と平行をなすように設置される支柱本体2と、下向きに開口するように設置され、水平に設置されたH鋼において鉛直方向と平行をなすフランジなどの板状部材22(図6(a)又は図6(b)を参照)を挟持するクランプ5と、このクランプ5の上側に設置されるとともに支柱本体2の下端2bに取り付けられる連結金具4を備えている。
クランプ5は、一対の締付ボルト16、16がそれぞれ取り付けられた一対の脚部17、17と、この一対の脚部17、17を連結する脚部連結具18を備えており、支柱本体2の互いに平行な一対の側面2c、2cには、連結具7が横架されている。また、支柱本体2は、親綱の一端が取り付けられる環状の把持部6aが上端2aに設置された上部支柱3aと、下端2bの近傍の側面2cに把持部6bが設けられた下部支柱3bと、からなり、上部支柱3aが下部支柱3bに対して上方からスライド自在に挿入された構造となっている。
なお、本実施例では、上部支柱3aが下部支柱3bに挿入される構造となっているが、上部支柱3aに下部支柱3bが挿入される構造であっても良い。また、上部支柱3aと下部支柱3bはいずれも筒状であるが、挿入される方のみを筒状とし、挿入する方を中実構造とすることもできる。さらに、把持部6aは、図1(a)及び図1(b)に示した構造に限定されるものではなく、例えば、単体では完全な環状をなしているとは言えないものの、支柱本体2の上端2aに接続された部分を併せると環状をなす場合のように、略環状をなす部材によって形成されたものであっても良い。
図2(a)及び図2(b)に示すように、連結具7は上部支柱3aの側面に設けられた一対の連結孔8a、8a及び下部支柱3bの側面に設けられた一対の連結孔8b、8bに挿通されるネジ7aと、支柱本体2の側面2cから突出したネジ7aの先端部に取り付けられるナット7bからなる。
連結金具4(図1(a)又は図1(b)参照)は、支柱本体2の下端2bから上部支柱3aの内部に挿設される金属製の角筒体9を備えており、角筒体9の互いに平行な一対の側面9a、9aには、上部支柱3aの一対の連結孔8a、8a及び下部支柱3bの一対の連結孔8b、8bとともにネジ7aを挿通可能に一対の連結孔9b、9bが設けられている。
クランプ5が連結された連結金具4(図1(a)又は図1(b)参照)の角筒体9が図2(a)に示すように支柱本体2の下端2bから上部支柱3aの内部に挿設された状態で、上部支柱3aの一対の連結孔8a、8a及び下部支柱3bの一対の連結孔8b、8bと角筒体9の一対の連結孔9b、9bに連結具7のネジ7aが挿通されている場合、支柱本体2からクランプ5及び連結金具4を分離することはできない。
一方、図2(b)に示すように、上部支柱3aの一対の連結孔8a、8a及び下部支柱3bの一対の連結孔8b、8bと角筒体9の連結孔9b、9bにネジ7aが挿通されていない状態であれば、支柱本体2からクランプ5及び連結金具4を分離することができる。
このように、親綱支柱1は支柱本体2に対してクランプ5及び連結金具4が着脱自在に取り付けられる構造となっている。すなわち、親綱支柱1では、支柱本体2の下端2bに角筒体9を内挿するだけで、支柱本体2にクランプ5及び連結金具4を簡単に連結できるため、取り扱いが容易である。なお、支柱本体2が中実構造の場合には、角筒体9を内挿できるように下端2bに開口部を設けるだけで良い。この場合、支柱本体2の加工費が安く抑えられるというメリットがある。
また、親綱支柱1では、運搬や保管をする際にクランプ5及び連結金具4を支柱本体2から取り外して嵩張らない状態にすることができる。さらに、親綱支柱1では、クランプ5や連結金具4が破損した場合に支柱本体2から取り外すことができるため、クランプ5や連結金具4の交換が容易である。
なお、支柱本体2が破損した場合には、その支柱本体2からクランプ5や連結金具4を取り外して、別の支柱本体2に付け替えるなどしてクランプ5や連結金具4を再利用することが可能である。
図3は図1(a)及び図1(b)に示した連結金具の斜視図であり、図4(a)及び図4(b)はそれぞれ図3に示した支持金具及び連結板の斜視図であり、図4(c)は図3におけるA-A線矢視断面図である。
図3及び図4に示すように、連結金具4は、図2(a)及び図2(b)を用いて既に説明した角筒体9と、側面視逆U字状をなすように曲折された長方形状の平板材からなる支持金具10と、円環状の板材からなり支持金具10の内部に配置されるスペーサ11a、11bと、側面視L字をなすように曲折された平板材からなる一対の連結板12、12を備えている。
支持金具10は、角筒体9の下端9cに上面が接合される矩形状の上板10aと、この上板10aの両端からそれぞれ直角に下方へ延設されて細長い矩形状をなす一対の側板10b、10cからなる。また、側板10bには、その長手方向(上板10aに直交する方向)へ所定の間隔をあけてボルト挿通孔13a、13bが固定ボルト14a、14bを挿通可能にそれぞれ設けられており、側板10cには、上板10aと平行をなすようにボルト挿通孔13a、13bに挿通された固定ボルト14a、14bを挿通可能にボルト挿通孔13c、13dが設けられている(図4(a)を参照)。また、固定ボルト14a、14bのボルト挿通孔13c、13dから突出した部分にはナット15がそれぞれ取り付けられている。
なお、スペーサ11a、11bは、支持金具10の側板10b、10cの間にそれらと平行をなすように配置された状態で、上板10aと平行をなすようにボルト挿通孔13a、13c及びボルト挿通孔13b、13dにそれぞれ挿通される固定ボルト14a、14bが挿通されている(図4(c)を参照)。
連結板12は、一対のボルト挿通孔13e、13eが設けられた矩形状の連結部12aと、この連結部12aの一端から直角(略直角の場合を含む。)に延設された取付部12bからなる。取付部12bは平面視矩形状をなす下部に平面視半円状をなす上部が結合された形状をしており、上述の一対のボルト挿通孔13e、13eは、それらの中心軸を通る平面が取付部12bと平行をなすように形成されている。また、取付部12bには、幅方向(連結部12aと取付部12bのいずれにも平行な方向)の略中央に、連結部12aが上板10aと平行をなし、かつ、支持金具10の側板10b、10cの間に取付部12bが配置された状態において、支持金具10の上板10aと平行をなすようにボルト挿通孔13a、13c及びボルト挿通孔13b、13dにそれぞれ挿通された固定ボルト14a、14bを挿通可能にボルト挿通孔13f、13g(図4(b)を参照)が設けられている。
図5(a)及び図5(b)は脚部の斜視図であり、図5(c)は脚部連結具の斜視図であり、図5(d)は脚部連結具に脚部が連結された状態を示す斜視図である。また、図6(a)及び図6(b)はそれぞれ図1(a)及び図1(b)における支柱の下部の拡大図である。さらに、図7(a)は支持金具に連結された脚部連結具によって締付ボルトの先端部が保持された状態を示した図であり、図7(b)は図6(a)におけるB-B線矢視断面図である。
なお、図6(a)及び図6(b)はクランプが板状部材に取り付けられた状態を示している。
図1を用いて既に説明したように、クランプ5では一対の脚部17、17が脚部連結具18を介して互いに連結されている。そして、図5(a)及び図5(b)に示すように、脚部17は互いに平行に配置され平面視略門形をなす第1の側面板17a及び第2の側面板17bと、平面視長方形状をなすとともに第1の側面板17a及び第2の側面板17bと直交し、かつ、それらの上端を接続する上面板17cと、互いに平行に配置され平面視長方形状をなすとともに第1の側面板17a、第2の側面板17b及び上面板17cと直交し、かつ、それらの端部を接続する一対の第3の側面板17d、17dと、上面板17cと平行に配置され平面視矩形状をなすとともに第1の側面板17a、第2の側面板17b及び第3の側面板17dと直交し、かつ、それらの端部を接続する下面板17e、17fを備えた中空構造となっている。
また、第1の側面板17a及び第2の側面板17bには、一対の貫通孔20c、20cがそれぞれ設けられるとともに、H鋼のフランジなどの板状部材にクランプ5が取り付けられた際に、この板状部材と干渉しないように、所定の幅と長さを有する切り欠き17h、17i(図5(a)及び図5(b)を参照)が下面17e、17fの側からそれぞれ設けられている。さらに、第3の側面板17dには、ボルト挿通孔19aと円形の貫通孔20aが設けられている。
なお、切り欠き17iは脚部連結具18との干渉も避ける必要があるため、切り欠き17hよりも幅と長さのいずれもが長くなるように形成されている。
図5(c)に示すように、脚部連結具18は、左右対称をなす一対の保持板18a、18aと、平面視矩形状をなし、一対の保持板18a、18aと直交し、かつ、それらの上端を接続する上板18bを備えている。
なお、保持板18aの上部は平面視した場合に上辺よりも下辺が長い等脚台形をなしており、この上部に繋がる下部は、平面視した場合に下辺側から所定の幅と長さを有する切り欠き18cが一部に設けられた略長方形をなしている。また、保持板18aには、切り欠き18cを間に挟むようにしてその両側にボルト挿通孔19bと円形の貫通孔20bがそれぞれ設けられており、上板18bには、一対の連結板12、12が上面に設置された場合に、4つのボルト挿通孔13eと符合する箇所に4つのボルト挿通孔19cが設けられている。
そして、図5(d)に示すように、脚部17は一対の第3の側面板17d、17dにそれぞれ設けられたボルト挿通孔19aと一対の保持板18a、18aにそれぞれ設けられたボルト挿通孔19bにそれぞれ連通された一対の固定ボルト14c、14cの先端にナット15を締め付けることによって脚部連結具18に連結される構造となっている(図7(b)を参照)。
図6(a)及び図6(b)に示すように、連結板12のボルト挿通孔13e(図4(b)を参照)に挿通された固定ボルト14dは、脚部連結具18の上板18bのボルト挿通孔19c(図5(c)を参照)に挿通され、ボルト挿通孔19cから突出した部分にナット15(図7(a)を参照)が締結されることによって連結板12と脚部連結具18が連結される。すなわち、連結金具4は、連結板12のボルト挿通孔13eに挿通されるとともに脚部連結具18のボルト挿通孔19c(図5(b)及び図5(c)を参照)に挿通された固定ボルト14dとナット15を用いて、クランプ5に固定される。
このように、親綱支柱1では、支柱本体2に対してクランプ5が連結金具4を介して着脱自在に連結される構造であるため、運搬や保管をする際に支柱本体2からクランプ5を取り外すことにより、嵩張らない状態にすることができる。
締付ボルト16は、外周面に雄ネジが形成された円柱状のボルト本体16aと、このボルト本体16aの先端部に取り付けられて平面視円形をなすパッド16bからなり、ボルト保持具21(図7(a)及び図7(b)を参照)を介して脚部17に取り付けられている。また、一対の締付ボルト16、16は、鉛直方向と平行に設置される支柱本体2の長手方向と平行であって、かつ、クランプ5がH鋼のフランジなどの板状部材22に取り付けられた際にフランジ22と直交する同一の仮想平面内に中心軸16c、16cが配置されている。
なお、中心軸16cは、締付ボルト16の先端部が下を向くように、板状部材22に直交する方向(水平方向)に対して傾斜した状態となっている。
図7(a)及び図7(b)に示すように、ボルト保持具21は、締付ボルト16の雄ネジに螺合する雌ネジが内周面に形成された円筒体21aと、この円筒体21aの円筒軸を中心として対称に、かつ、当該円筒軸と直交する方向へ突出するように円筒体21aの側面に設けられた円柱状の一対の凸状部21b、21bと、からなる。そして、ボルト保持具21は一対の凸状部21b、21bが脚部17の第1の側面板17a及び第2の側面板17bに設けられた貫通孔20c(図5(a)及び図5(b)を参照)にそれぞれ挿通されることにより、脚部17に取り付けられている(図6(a)及び図6(b)を参照)。ただし、ボルト保持具21は、一対の凸状部21b、21bを中心として円筒体21aが不用意に回転しないように、円筒体21aの一部が脚部17の貫通孔20aに係止している。
また、締付ボルト16のボルト本体16aは、ボルト保持具21の円筒体21aに螺入されるとともに、その先端部が脚部連結具18の保持板18aに設けられた貫通孔20b(図5(b)を参照)に挿通されている。すなわち、締付ボルト16は、ボルト本体16aの先端部が脚部連結具18の保持板18aによって回転可能に保持されている。
つぎに、親綱支柱1の作用及び効果について図8及び図9を用いて説明する。図8(a)及び図8(b)は図7(a)において板状部材がクランプによって挟持された状態を示した図である。また、図9は図8(a)におけるクランプの拡大図である。なお、図8(a)及び図8(b)では、脚部17と固定ボルト14cを破線で示している。
上記構成のクランプ5によって板状部材22を挟持すると、二対の締付ボルト16のパッド16bが板状部材22の側面に当接する(図6(a)及び図6(b)を参照)。この状態で、親綱支柱1に設置された親綱に命綱を係留している作業者が仮設足場から足を踏み外すなどして落下すると、支柱本体2(図1(a)及び図1(b)を参照)が親綱によって引っ張られる結果、支柱本体2の下端に連結金具4を介して連結されている脚部連結具18に対し、上向きに移動させようとする衝撃力が作用する。
脚部17は固定ボルト14cとナット15からなる締結部材を介して脚部連結具18の保持板18aに固定されているものの、この締結部材によって脚部17が脚部連結具18に対して固定される力は、一対の締付ボルト16、16が板状部材22を挟持していることにより脚部17が板状部材22に対して固定される力よりも小さい。そのため、上述の衝撃力の作用によって脚部連結具18が上方に移動したとしても、図8(b)に示すように固定ボルト14cが変形するのみで、脚部17は脚部連結具18とともに上方へ移動することはない。
これに対し、一対の締付ボルト16、16は、保持板18aによってボルト本体16aの先端部が保持されていることから、脚部連結具18が上方へ移動すると、ボルト本体16aの先端が保持板18aによって持ち上げられる結果、図8(a)に矢印で示すようにボルト保持具21の凸状部21bを中心として中心軸16cの水平方向対する傾斜角(鋭角)が小さくなるように回転する。
なお、親綱支柱1では、ボルト保持具21のネジ孔の中心軸が締付ボルト16の中心軸16cと一致している。すなわち、一対のボルト保持具21において円筒体21aのネジ孔の中心軸が支柱本体2の長手方向と平行な同一の仮想平面内に配置されているため、脚部連結具18から一対の締付ボルト16、16に対して、パッド16bが上方へ移動する方向へ回転させる力が均等に加わり易い。
図9に示すように、凸状部21bの中心から板状部材22までの水平方向の距離Lは、凸状部21bの中心から板状部材22までの中心軸16cに沿った距離Lよりも短い。上述したように一対の締付ボルト16、16が回転すると、凸状部21bの中心と板状部材22の間(上述の距離Lに相当する部分)に、ボルト本体16aにおける凸状部21bの中心から先の部分とパッド16b(上述の距離Lに相当する部分)が無理やり押し込まれることになる。この場合、上述のボルト本体16aにおける凸状部21bの中心から先の部分とパッド16bが楔のように機能するため、板状部材22の両側面に一対のパッド16b、16bが押し付けられる力が強まる。
すなわち、親綱支柱1は、支柱本体2に取り付けられた親綱に命綱を係留している作業者の落下などに伴って発生した衝撃力により支柱本体2が上方に引っ張られた場合に、一対の締付ボルト16、16による板状部材22の挟持力が強まるため、安全に使用することができる。
本発明の親綱支柱は、上述の実施例に示した構造に限定されるものではない。例えば、親綱支柱1は一つの脚部17を備えた構造であっても良い。ただし、実施例に示したように親綱支柱1が一対の脚部17、17を備えている場合には、二対の締付ボルト16を備えることになるため、クランプ5の保持力が強く、支柱本体2が板状部材22から外れ難いことから、安全性に優れるというメリットがある。
また、締付ボルト16をボルト保持具21によって保持する代わりに、脚部17に締付ボルト16を螺入するためのネジ孔が設けられた構造とすることもできる。ただし、実施例に示したように、脚部17に対して凸状部21bを中心として回転可能に取り付けられたボルト保持具21によって締付ボルト16が保持される構造であれば、締付ボルト16のボルト本体16aが中心軸16cの周りに回転可能な状態で、かつ、凸状部21bを中心として回転可能に脚部17によって保持されるという機能が簡単な構造によって実現されるため、製造コストを安く抑えることが可能である。なお、ボルト保持具21の円筒状に限らず、角筒状であっても良い。
さらに、脚部連結具18の保持板18aに締付ボルト16のボルト本体16aの先端部が挿通される軸受が設置された構造とすることもできる。ただし、実施例に示したように、保持板18aの貫通孔20bにボルト本体16aの先端部が挿通される構造であれば、締付ボルト16が中心軸16cの周りに回転可能な状態でボルト本体16aの先端部が脚部連結具18によって保持されるという機能が簡単な構造によって実現されるため、製造コストを安くすることが可能である。
本発明は、高所作業が行われる現場において、作業者の命綱を係留するための親綱を設置する場合に適用可能である。
1…親綱支柱 2…支柱本体 2a…上端 2b…下端 2c…側面 3a…上部支柱 3b…下部支柱 4…連結金具 5…クランプ 6a、6b…把持部 7…連結具 7a…ネジ 7b…ナット 8a、8b…連結孔 9…角筒体 9a…側面 9b…連結孔 9c…下端 10…支持金具 10a…上板 10b、10c…側板 11a、11b…スペーサ 12…連結板 12a…連結部 12b…取付部 13a~13g…ボルト挿通孔 14a~14d…固定ボルト 15…ナット 16…締付ボルト 16a…ボルト本体 16b…パッド 16c…中心軸 17…脚部 17a…第1の側面板 17b…第2の側面板 17c…上面板 17d…第3の側面板 17e、17f…下面板 17h、17i…切り欠き 18…脚部連結具 18a…保持板 18b…上板 18c…切り欠き 19a~19c…ボルト挿通孔 20a~20c…貫通孔 21…ボルト保持具 21a…円筒体 21b…凸状部 22…板状部材

Claims (5)

  1. 鉛直方向と平行に設置された板状部材に設置される親綱支柱であって、
    長手方向が前記鉛直方向と平行をなすように設置される支柱本体と、
    この支柱本体の下端に取り付けられた連結金具と、
    下向きに開口した状態で前記連結金具を介して前記支柱本体に取り付けられるクランプと、を備え、
    前記クランプは、
    ボルト本体が中心軸の周りに回転することで前進又は後退するとともに前記ボルト本体の先端部に設置されたパッドで前記板状部材を挟持する一対の締付ボルトと、
    前記ボルト本体の前記先端部が下を向くように前記中心軸が水平方向に対して傾斜した状態で、かつ、前記ボルト本体が前記中心軸の周りに回転可能な状態で一対の前記締付ボルトを保持する脚部と、
    前記連結金具に連結され、一対の前記締付ボルトを前記中心軸の周りに回転可能な状態で前記ボルト本体の前記先端部を保持する脚部連結具と、を備えており、
    前記脚部は締結部材を用いて前記脚部連結具に固定されていることを特徴とする親綱支柱。
  2. 内周面に雌ネジが設けられたネジ孔を有し前記脚部に設置された一対の筒体を備え、
    一対の前記締付ボルトは、前記雌ネジに螺合する雄ネジが前記ボルト本体の外周面に設けられており、
    一対の前記筒体の前記ネジ孔には、前記締付ボルトがそれぞれ螺入されていることを特徴とする請求項1に記載の親綱支柱。
  3. 一対の前記ネジ孔の中心軸は、前記支柱本体の前記長手方向と平行な同一の仮想平面内に配置されており、
    一対の前記筒体は、前記仮想平面内で回転可能に前記脚部によってそれぞれ保持されていることを特徴とする請求項2に記載の親綱支柱。
  4. 前記脚部連結具は、
    左右対称をなし前記脚部に連結される一対の保持板と、
    前記連結金具に連結されるとともに、一対の前記保持板と直交し、かつ、一対の前記保持板の上端同士を接続する上板と、を備え、
    一対の前記締付ボルトは、一対の前記保持板にそれぞれ設けられた貫通孔に前記ボルト本体の前記先端部が挿通されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の親綱支柱。
  5. 前記脚部は、一対の前記締付ボルトをそれぞれ保持する第1の脚部及び第2の脚部からなり、
    前記第1の脚部及び前記第2の脚部は、前記脚部連結具を介して互いに連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の親綱支柱。
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