JP2024013395A - ダンパ装置および冷蔵庫 - Google Patents

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久剛 有賀
Hisatake Ariga
章宏 伊藤
Akihiro Ito
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

Figure 2024013395000001
【課題】バッフルとフレームとの間に隙間が生じにくいダンパ装置を提供すること。
【解決手段】ダンパ装置1は、開口部20が設けられたフレーム2と、フレーム2に回転可能に支持され、開口部20を開閉するバッフル4と、開口部20に対してバッフル4の回転軸Lに沿う回転軸線方向の一方側に配置されて、開口部20を塞ぐ閉位置4Aおよび開口部20を開放する開位置4Bにバッフルを回転させる第1駆動機構5と、バッフル4が閉位置4Aの際に、開口部20を挟んでバッフル4の回転軸Lに沿う側と反対側の第1端部40をフレーム2に固定する固定部材6と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、フレームの開口部を開閉するダンパ装置および冷蔵庫に関する。
冷蔵庫の冷気通路等に配置されて、冷気の流れを制御するダンパ装置は、特許文献1に記載されている。同文献のダンパ装置は、開口部が設けられたフレームと、フレームに回転可能に支持されたバッフルと、バッフルを駆動する駆動機構とを有する。駆動機構は、フレームの端に設けられたケースの内部に収容される。駆動機構は、ケースの内側に配置されるモータと、モータの回転をバッフルに伝達するギア列とを備える。駆動機構のモータを駆動することにより、バッフルは、回転軸を中心に回動して、開口部を開閉する。
特開2019-211195号公報
特許文献1では、バッフルが開口部を閉じるときに、バッフルは、フレームに当接する。しかしながら、バッフルの回転軸から離れた自由端側の端部は、開口部回りの寸法誤差やバッフルの寸法誤差により、フレームに当接しない恐れがある。このため、バッフルが開口部を閉じた際に、バッフルの自由端側の端部とフレームとの間に隙間が生じると、開口部から冷気が逃げやすいという問題がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、バッフルとフレームとの間に隙間が生じにくいダンパ装置および冷蔵庫を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、冷蔵庫内に配置され、冷気の流れを制御するダンパ装置において、開口部が設けられたフレームと、前記フレームに回転可能に支持され、前記開口部を開閉するバッフルと、前記開口部に対して前記バッフルの回転軸に沿う回転軸線方向の一方側に配置されて、前記開口部を塞ぐ閉位置および前記開口部を開放する開位置に前記バッフルを回転させる第1駆動機構と、前記バッフルが前記閉位置の際に、前記開口部を挟んで前記バッフルの前記回転軸に沿う側と反対側の第1端部を前記フレームに固定する固定部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、バッフルが閉位置の際に、開口部を挟んで前記バッフルの回転軸に沿う側と反対側の第1端部は、固定部材によって、フレームに固定される。したがって、バッフルの第1端部とフレームとの間に隙間が生じにくいので、開口部から冷気が逃げることを抑制することができる。
本発明において、前記固定部材は、前記第1端部を前記フレームに固定する第1位置と前記第1端部を前記フレームに固定しない第2位置との間を移動し、前記固定部材は、前記第1位置において、前記第1端部を前記フレームに押し付けた状態で固定することが好ましい。このようにすれば、第1端部がフレームに押し付けられた状態で固定されるので、バッフルの第1端部とフレームとの間に隙間が、より生じにくい。
本発明において、前記バッフルは、前記固定部材が前記第2位置から前記第1位置に移
動する際に、前記固定部材と当接するとともに、前記固定部材から受ける押圧力が大きくなるように傾斜する傾斜面を備え、前記固定部材は、前記第1位置において、前記傾斜面を押圧することによって、前記第1端部を前記フレームに押し付けた状態で固定することができる。
本発明において、前記バッフルは、開閉板と、前記開閉板の一方面に配置されて前記バッフルが前記閉位置の際に前記フレームに当接する弾性部材とを備え、前記傾斜面は、前記開閉板の他方面に設けられ、前記バッフルが前記閉位置の際に、前記固定部材が前記傾斜面を押圧すると、前記弾性部材は、弾性変形することが好ましい。このようにすれば、弾性部材がフレームに密着するので、バッフルの第1端部とフレームとの間に隙間が生じることを抑制することができる。
本発明において、前記固定部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる第2駆動機構を有することが好ましい。このようにすれば、第2駆動機構により、固定部材の位置を移動させることができる。
本発明において、前記固定部材は、前記フレームに回転可能に支持されており、前記第2駆動機構は、前記固定部材を回転させることによって、前記第1位置と前記第2位置の間で前記固定部材を移動させることができる。
本発明において、前記第2駆動機構は、前記固定部材に連結したロッドと、前記ロッドの軸線方向に前記ロッドを移動させる駆動部と、を備え、前記ロッドは、前記固定部材に設けられた長孔に挿入されるとともに、前記長孔に沿って移動可能な突出部を備えることが好ましい。このようにすれば、駆動部は、ロッドを直線運動させることにより、固定部材を回転させることができる。
本発明において、前記第2駆動機構は、前記固定部材に連結したロッドと、前記ロッドの軸線方向に前記ロッドを移動させることによって、前記第1位置と前記第2位置の間で前記固定部材を移動させる駆動部と、を備える態様とすることができる。
本発明において、前記駆動部は、前記フレームに固定されている態様とすることができる。
本発明において、前記駆動部は、前記冷蔵庫の内部に固定されている態様とすることができる。
本発明に係るダンパ装置は冷蔵庫に用いることができ、冷蔵庫は、上記のダンパ装置と、冷凍機と、前記冷凍機で発生した冷気が供給される貯蔵室と、を有し、前記ダンパ装置は、前記貯蔵室における冷気取り入れ口に配置される。
本発明によれば、バッフルが閉位置の際に、開口部を挟んで前記バッフルの回転軸に沿う側と反対側の第1端部は、固定部材によって、フレームに固定される。したがって、ダンパ装置は、バッフルの第1端部とフレームとの間に隙間が生じにくいので、開口部から冷気が逃げることを抑制することができる。
ダンパ装置を備える冷蔵庫の説明図である。 本発明を適用したダンパ装置をバッフルとは反対側から見た斜視図である。 図2のダンパ装置をバッフルの側から見た斜視図である。 バッフルを閉じた状態において、固定部材を第1位置にしたダンパ装置をバッフルの側から見た斜視図である。 バッフルを閉じた状態において、固定部材を第2位置にしたダンパ装置をバッフルの側から見た斜視図である。 図2に示すダンパ装置の分解斜視図である。 固定部材を分解した状態を示す分解斜視図である。 図4のA-Aにおける断面図である。 実施形態2のダンパ装置において、固定部材を第1位置にしたダンパ装置をバッフルの側から見た斜視図である。 実施形態2のダンパ装置において、固定部材を第2位置にしたダンパ装置をバッフルの側から見た斜視図である。 他の実施形態のダンパ装置である。
以下、図面を参照して、本発明を適用した冷蔵庫用のダンパ装置について説明する。本明細書において、XYZは互いに直交する方向である。バッフルの回転軸Lに沿う回転軸線方向をX方向とする。バッフルにより開閉される開口部はZ方向を向いている。X方向は第1方向であり、Y方向は第2方向であり、Z方向は第3方向である。また、X方向の一方側をX1とし、X方向の他方側をX2とし、Y方向の一方側をY1とし、Y方向の他方側をY2とし、Z方向の一方側をZ1とし、Z方向の他方側をZ2として説明する。
(実施形態1)
(全体構成)
図1は、ダンパ装置1を備える冷蔵庫100の説明図である。図2は、本発明を適用したダンパ装置1をバッフル4とは反対側から見た斜視図である。図3は、図2のダンパ装置1をバッフル4の側から見た斜視図である。図4は、バッフル4を閉じた状態において、固定部材6を第1位置6Aにしたダンパ装置1をバッフル4の側から見た斜視図である。図5は、バッフル4を閉じた状態において、固定部材6を第2位置6Bにしたダンパ装置1をバッフル4の側から見た斜視図である。図6は、図2に示すダンパ装置1の分解斜視図である。図7は、固定部材6を分解した状態を示す分解斜視図である。図8は、図4のA-Aにおける断面図である。
本発明を適用したダンパ装置1は、冷蔵庫の内部に配置されて、冷気の流れを制御する。図1に示すように、冷蔵庫100において、冷蔵庫本体110は、複数の貯蔵室111と、複数の貯蔵室111へ冷気を供給する冷気ダクト112とを備えており、冷気ダクト112と貯蔵室111とを連通する冷気取り入れ口113には、本発明を適用したダンパ装置1が設けられている。また、冷蔵庫本体110は、冷気を生成する冷凍機114と、冷気ダクト112内に配置されるファン115と、制御装置120とを備えている。制御装置120は、貯蔵室111に設けられたセンサの信号に基づき、ダンパ装置1の開閉動作を制御して、貯蔵室111への冷気の供給タイミングや供給量を調節する。
図2~図4に示すように、ダンパ装置1は、Z方向に開口する開口部20が設けられたフレーム2と、フレーム2に回転可能に支持されたバッフル4と、を有する。バッフル4は、X方向に延びる回転軸L回りに回転して開口部20を開閉する。
ダンパ装置1は、開口部20に対してバッフル4のX方向の一方側X1に配置された第1駆動機構5を備える。第1駆動機構5は、フレーム2に結合されたケース3の内部に収容されている。第1駆動機構5は、開口部20を塞ぐ閉位置4Aおよび開口部20を開放する開位置4Bにバッフル4を回転させる。
ダンパ装置1は、バッフル4が閉位置4Aの際に、開口部20を挟んでバッフルの回転軸Lに沿う側と反対側の第1端部40をフレーム2に固定する固定部材6と、固定部材6を移動させる第2駆動機構7とを備える。
(フレーム2およびケース3)
フレーム2およびケース3は、樹脂製である。図2、図3および図5に示すように、フレーム2は、開口部20が設けられた枠部21と、枠部21の外縁からZ1方向に突出した角筒状の胴部22と、胴部22におけるX1方向の側板部分と一体に形成される隔壁板23を備える。ケース3は隔壁板23にX1方向から対向する。ケース3と隔壁板23は、ケース3の側面に形成される突起30に隔壁板23の縁からX1方向へ延びるフック24を係合させることにより結合される。隔壁板23とケース3は、バッフル4を駆動する第1駆動機構5を収容する直方体状の筐体を構成する。胴部22は、枠部21のX2側の端に配置されて隔壁板23にX方向で対向する側板25を備える。
フレーム2は、枠部21において開口部20の縁からバッフル4が位置する側(Z1方向)に向けて突出した角筒状のシール部10を備える。開口部20は、回転軸線方向であるX方向を長辺方向とし、回転軸線方向と交差する方向を短辺方向とする長方形である。シール部10は、開口部20を全周で囲む。
枠部21には、シール部10を囲むヒータが取り付けられている。ダンパ装置1は、ヒータに通電して発熱させることより、バッフル4が氷結によって動かなくなることを防止する。
(バッフル)
図3~図6に示すように、バッフル4は、隔壁板23と側板25との間で回転可能に支持される。バッフル4のY2側の縁には、X1側に突出する円柱部41、および、X2側に突出する円柱部42が形成されている。円柱部41の先端には、隔壁板23を貫通する軸穴27からバッフル4に向けて突出した出力部材59の軸部591の先端が嵌まる連結穴が形成されている。円柱部42の先端には、側板25に形成された軸穴に嵌まる軸部44が形成されている。したがって、バッフル4は、隔壁板23の軸穴27の中心、および側板25の軸穴の中心を結ぶ直線を回転軸Lとして回転可能にフレーム2に支持される。
バッフル4は、開口部20より大きい樹脂製の開閉板45と、開閉板45の一方面45aに配置されてバッフル4が閉位置4Aの際にフレーム2に当接する弾性部材46と、開閉板45の他方面45bに設けられた傾斜面47とを備える。弾性部材46は、開閉板45の開口部20側の面に貼り付けられた発泡ポリウレタン等からなるシート状の部材である。閉位置4Aでは、弾性部材46がシール部10に接触する。傾斜面47は、バッフル4の第1端部40の中央部分に設けられている。傾斜面47は、固定部材6が第2位置6Bから第1位置6Aに移動する際に、後述する固定部材6の突部63から受ける押圧力が大きくなるように傾斜している。本形態では、図7および図8に示すように、傾斜面47は、Y2方向に向かうに従ってZ1方向に傾いている。
ここで、冷気は、開口部20に対してバッフル4が配置されている側とは反対から開口部20を通って流れる。また、冷気は、開口部20に対してバッフル4が配置されている側から開口部20を通って流れることもある。
(第1駆動機構)
図6に示すように、第1駆動機構5は、ケース3と隔壁板23との間に収容される。第1駆動機構5は、ギアードモータ50と、ギアードモータ50によって駆動される出力部材59を備える。出力部材59は、軸部591と、軸部591から径方向に張り出した扇
形歯車592を備える。軸部591の一方側X1の端部は、ケース3に設けられた軸支持部35に嵌まる。これにより、出力部材59は、ケース3の軸支持部35によって回転可能に支持される。軸部591の他方側X2の端部は、隔壁板23に設けられた軸穴27を貫通し、バッフル4に連結される。
ギアードモータ50は、モータ51と、モータ51の回転を出力部材59に伝達する歯車伝達機構52を備える。歯車伝達機構52は、複数の歯車からなる輪列と、輪列を介して駆動される出力歯車521を備える。出力歯車521は、出力部材59の扇形歯車592と噛み合う。
モータ51は、モータケース53に配置される端子台57を備える。端子台57には、複数本のコネクタ端子が保持される。複数本のコネクタ端子は、モータ51のステータコイルと電気的に接続する。
(固定部材6)
図4および図5に示すように、固定部材6は、枠部21のY1方向の側の中央部分に配置されるとともに、フレーム2に回転可能に支持されている。固定部材6は、第2駆動機構7により、第1端部40をフレーム2に固定する第1位置6Aと第1端部40をフレーム2に固定しない第2位置6Bとの間を移動する。固定部材6は、樹脂製である。図7に示すように、固定部材6は、本体部61と、本体部61の一端から他方側Z2に突出した円筒部65と、本体部61の他端から他方側Z2に突出した突部63と、本体部61の中央部分に設けられた長孔64とを備える。
円筒部65の中央には、Z方向に貫通する孔部62が設けられている。孔部62は、Z1方向に突出した突出部26に挿入される。すなわち、固定部材6は、孔部62を中心に、フレーム2に回転可能に支持されている。固定部材6は、抜け止め用のネジ66によって、フレーム2から外れないように固定されている。
突部63は、本体部61の他端からZ2方向に半球状に突出する。突部63は、固定部材6が第2位置6Bから第1位置6Aに移動する際に、開閉板45の傾斜面47に当接する。このとき、固定部材6が第2位置6Bから第1位置6Aに移動するに従って、固定部材6の突部63が傾斜面47に加える押圧力は徐々に大きくなる。
(第2駆動機構)
図4および図5に示すように、第2駆動機構7は、第1端部40をフレーム2に固定する第1位置6Aと第1端部40をフレーム2に固定しない第2位置6Bとの間で固定部材6を移動させる。本形態では、第2駆動機構7は、固定部材6を回転させることによって、第1位置6Aと第2位置6Bの間で固定部材6を移動させる。
図4、図5および図7に示すように、第2駆動機構7は、固定部材6に連結したロッド71と、ロッド71の軸線C方向にロッド71を移動させる駆動部72と、を備える。ロッド71は、金属製である。ロッド71の軸線C方向は、X方向に沿っている。ロッド71は、固定部材6に設けられた長孔64に挿入されるとともに、長孔64に沿って移動可能な突出部73を備える。ロッド71は、突出部73が長孔64に挿入されることにより、固定部材6と連結する。本形態では、突出部73は、ロッド71の端部71aに設けられた貫通孔に挿入されたピン73aで構成される。ピン73aの端部には、長孔64からピン73aが抜けないように、Eリング75が取り付けられている。
駆動部72は、フレーム2の側板25のY1方向の端部にネジによって固定されている。本形態では、駆動部72は、リニアアクチュエータからなる。駆動部72は、X方向に
ロッド71を移動させる。駆動部72がX方向にロッド71を移動させると、ピン73aは、長孔64に沿って移動するので、固定部材6は回転する。
(ダンパ装置1の動作)
次に、ダンパ装置1の動作について説明する。図3に示すように、バッフル4が開位置4Bでは、第2駆動機構7は、固定部材6を第2位置6Bに移動させている。制御装置が、貯蔵室に設けられたセンサの信号に基づき、第1駆動機構5を駆動させてバッフル4を閉位置4Aに移動させる(図5)と、制御装置は、第2駆動機構7を駆動させて、固定部材6を第1位置6Aに移動させる(図6)。固定部材6が第2位置6Bから第1位置6Aに移動する際に、固定部材6の突部63は、開閉板45の傾斜面47に当接しながら移動するので、傾斜面47は、固定部材6の突部63から受ける押圧力が徐々に大きくなる。図8に示すように、固定部材6が第1位置6Aでは、傾斜面47が固定部材6から受ける押圧力は、最大となる。すなわち、固定部材6は、第1位置6Aにおいて、傾斜面47を押圧することによって、第1端部40をフレーム2に押し付けた状態で固定する。固定部材6が傾斜面47を押圧すると、弾性部材46は、弾性変形して、シール部10全周に押し付けられる。これにより、開口部20が弾性部材46により密閉される。
また、バッフル4を開位置4Bにする場合には、制御装置は、第2駆動機構7を駆動させて、固定部材6を第1位置6Aから第2位置6Bに移動させる(図5)。その後、制御装置は、第1駆動機構5を駆動させて、バッフル4を開位置4Bに移動させる(図3)。
(作用効果)
本形態によれば、ダンパ装置1は、バッフル4が閉位置4Aの際に、開口部20を挟んでバッフル4の回転軸Lに沿う側と反対側の第1端部40を、固定部材6によって、フレーム2に固定する。したがって、バッフル4の第1端部40とフレーム2との間に隙間が生じにくいので、開口部20から冷気が逃げることを抑制することができる。
本形態では、固定部材6は、第1端部40をフレーム2に固定する第1位置6Aと第1端部40をフレーム2に固定しない第2位置6Bとの間を移動する。バッフル4は、固定部材6が第2位置6Bから第1位置6Aに移動する際に、固定部材6と当接するとともに、固定部材6から受ける押圧力が大きくなるように傾斜する傾斜面47を備える。固定部材6は、第1位置6Aにおいて、傾斜面47を押圧することによって、第1端部40をフレーム2に押し付けた状態で固定する。したがって、固定部材6が、第1位置6Aにおいて、傾斜面47を最も大きな押圧力で押圧するので、バッフル4の第1端部40とフレーム2との間に隙間が、より生じにくい。これにより、開口部20から冷気が逃げることを抑制することができる。
本形態では、バッフル4は、開閉板45と、開閉板45の一方面45aに配置されてバッフル4が閉位置4Aの際にフレーム2に当接する弾性部材46とを備える。傾斜面47は、開閉板45の他方面45bに設けられる。バッフル4が閉位置4Aの際に、固定部材6が傾斜面47を押圧すると、弾性部材46は、弾性変形する。したがって、弾性部材46がフレーム2に密着するので、バッフル4の第1端部40とフレーム2との間に隙間が生じることを抑制することができる。
本形態では、固定部材6を第1位置6Aと第2位置6Bとの間で移動させる第2駆動機構7を有する。したがって、第2駆動機構7により、固定部材6の位置を移動させることができる。
本形態では、固定部材6は、フレーム2に回転可能に支持されており、第2駆動機構7は、固定部材6を回転させることによって、第1位置6Aと第2位置6Bの間で固定部材
を移動させる。第2駆動機構7は、固定部材6に連結したロッド71と、ロッド71の軸線C方向にロッド71を移動させる駆動部72と、を備える。ロッド71は、固定部材6に設けられた長孔64に挿入されるとともに、長孔64に沿って移動可能な突出部73を備える。したがって、駆動部72は、ロッド71を直線運動させることにより、固定部材6を回転させることができる。
本形態に係るダンパ装置1は冷蔵庫100に用いることができ、冷蔵庫100は、ダンパ装置1と、冷凍機114と、冷凍機114で発生した冷気が供給される貯蔵室111と、を有し、ダンパ装置1は、貯蔵室111における冷気取り入れ口113に配置される。
(実施形態2)
次に、実施形態2のダンパ装置1Aについて説明する。実施形態2のダンパ装置1Aは、固定部材6および第2駆動機構7の構成が、実施形態1のダンパ装置1と相違する。よって、実施形態2では、実施形態1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する場合がある。図9は、実施形態2のダンパ装置1Aにおいて、固定部材6を第1位置6Aにしたダンパ装置1Aをバッフル4の側から見た斜視図である。図10は、実施形態2のダンパ装置1Aにおいて、固定部材6を第2位置6Bにしたダンパ装置1Aをバッフル4の側から見た斜視図である。
(固定部材6)
図9および図10に示すように、固定部材6は、フレーム2のY1方向の中央部分に配置される。固定部材6は、第2駆動機構7により、第1端部40をフレーム2に固定する第1位置6Aと第1端部40をフレーム2に固定しない第2位置6Bとの間を移動する。本形態では、固定部材6は、Y方向に移動する。固定部材6は、固定部材6が第2位置6Bから第1位置6Aに移動する際に、傾斜面47に当接する係合部67を備える。係合部67は、Z2方向に傾斜面47と当接する当接面68を備える。当接面68は、Y2方向に向かうに従って、Z1方向に湾曲している。
(第2駆動機構)
図9および図10に示すように、第2駆動機構7は、固定部材6に連結したロッド71と、ロッド71の軸線C方向にロッド71を移動させる駆動部72と、を備える。ロッド71は、固定部材6の係合部67と一体に形成されている。ロッド71の軸線C方向は、Y方向に沿っている。
駆動部72は、胴部22の上板28の中央部分にネジによって固定されている。本形態では、駆動部72は、リニアアクチュエータからなる。駆動部72は、Y方向にロッド71を移動させる。駆動部72がY方向にロッド71を移動させると、固定部材6の係合部67は、第1位置6Aと第2位置6Bとの間で移動する。よって、第2駆動機構7が、駆動部72を駆動して、固定部材6の係合部67を第1位置6Aに移動させると、固定部材6の係合部67は、第1位置6Aにおいて、傾斜面47を押圧する。したがって、本形態のダンパ装置1Aは、実施形態1のダンパ装置1と同様の作用効果を得ることができる。ここで、ロッド71は、係合部67との連結部分に径方向外側に突出したフランジ部76を備える。Y方向から見た場合に、フランジ部76の外径寸法は、係合部67の外径寸法より大きい。フランジ部76は、固定部材6の係合部67が第1位置6Aに位置したときに、第1端部40の上面部分40aに当接させれば、ロッド71のY方向の位置を規制することができる。
(他の実施形態)
図11は、他の実施形態のダンパ装置1Bである。実施形態1では、駆動部72は、フレーム2の側板25のY1方向の端部に固定されていたが、図11に示すように、駆動部
72は、フレーム2の隔壁板23のY1方向の端部に固定されてもよい。
上記実施形態では、駆動部72は、フレーム2に固定されていたが、冷蔵庫本体110に直接固定されていてもよい。
上記実施形態では、駆動部72は、リニアアクチュエータであったが、モータであってもよい。この場合、駆動機構7は、ギア機構を備え、モータを駆動させることにより、ギア機構を介して、第1位置6Aと第2位置6Bの間で固定部材を移動させればよい。
なお、本技術は以下のような構成をとることが可能である。
(1)
冷蔵庫内に配置され、冷気の流れを制御するダンパ装置において、
開口部が設けられたフレームと、
前記フレームに回転可能に支持され、前記開口部を開閉するバッフルと、
前記開口部に対して前記バッフルの回転軸に沿う回転軸線方向の一方側に配置されて、前記開口部を塞ぐ閉位置および前記開口部を開放する開位置に前記バッフルを回転させる第1駆動機構と、
前記バッフルが前記閉位置の際に、前記開口部を挟んで前記バッフルの前記回転軸に沿う側と反対側の第1端部を前記フレームに固定する固定部材と、
を有するダンパ装置。
(2)
前記固定部材は、前記第1端部を前記フレームに固定する第1位置と前記第1端部を前記フレームに固定しない第2位置との間を移動し、
前記固定部材は、前記第1位置において、前記第1端部を前記フレームに押し付けた状態で固定することを特徴とする(1)に記載のダンパ装置。
(3)
前記バッフルは、前記固定部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に、前記固定部材と当接するとともに、前記固定部材から受ける押圧力が大きくなるように傾斜する傾斜面を備え、
前記固定部材は、前記第1位置において、前記傾斜面を押圧することによって、前記第1端部を前記フレームに押し付けた状態で固定することを特徴とする(2)に記載のダンパ装置。
(4)
前記バッフルは、開閉板と、前記開閉板の一方面に配置されて前記バッフルが前記閉位置の際に前記フレームに当接する弾性部材とを備え、
前記傾斜面は、前記開閉板の他方面に設けられ、
前記バッフルが前記閉位置の際に、前記固定部材が前記傾斜面を押圧すると、前記弾性部材は、弾性変形することを特徴とする(3)に記載のダンパ装置。
(5)
前記固定部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる第2駆動機構を有することを特徴とする(2)から(4)のうち何れか一項に記載のダンパ装置。
(6)
前記固定部材は、前記フレームに回転可能に支持されており、
前記第2駆動機構は、前記固定部材を回転させることによって、前記第1位置と前記第
2位置の間で前記固定部材を移動させることを特徴とする(5)に記載のダンパ装置。
(7)
前記第2駆動機構は、前記固定部材に連結したロッドと、前記ロッドの軸線方向に前記ロッドを移動させる駆動部と、を備え、
前記ロッドは、前記固定部材に設けられた長孔に挿入されるとともに、前記長孔に沿って移動可能な突出部を備えることを特徴とする(6)に記載のダンパ装置。
(8)
前記第2駆動機構は、前記固定部材に連結したロッドと、前記ロッドの軸線方向に前記ロッドを移動させることによって、前記第1位置と前記第2位置の間で前記固定部材を移動させる駆動部と、を備えることを特徴とする(5)に記載のダンパ装置。
(9)
前記駆動部は、前記フレームに固定されていることを特徴とする(7)または(8)に記載のダンパ装置。
(10)
前記駆動部は、前記冷蔵庫の内部に固定されていることを特徴とする(7)または(8)に記載のダンパ装置。
(1)から(10)のうち何れか一項に記載のダンパ装置と、
冷凍機と、
前記冷凍機で発生した冷気が供給される貯蔵室と、
を有し、
前記ダンパ装置は、前記貯蔵室における冷気取り入れ口に配置されることを特徴とする冷蔵庫。
1,1A,1B…ダンパ装置、2…フレーム、3…ケース、4…バッフル、4A…閉位置、4B…開位置、5…第1駆動機構、6…固定部材、6A…第1位置、6B…第2位置、7…第2駆動機構、10…シール部、20…開口部、21…枠部、22…胴部、23…隔壁板、24…フック、25…側板、26…突出部、27…軸穴、28…上板、30…突起、35…軸支持部、40…第1端部、40a…上面部分、41…円柱部、42…円柱部、44…軸部、45…開閉板、45a…一方面、45b…他方面、46…弾性部材、47…傾斜面、50…ギアードモータ、51…モータ、52…歯車伝達機構、53…モータケース、57…端子台、59…出力部材、61…本体部、62…孔部、63…突部、64…長孔、65…円筒部、66…ネジ、67…係合部、68…当接面、71…ロッド、71a…端部、72…駆動部、73…突出部、73a…ピン、75…Eリング、100…冷蔵庫、110…冷蔵庫本体、111…貯蔵室、112…冷気ダクト、113…冷気取り入れ口、114…冷凍機、115…ファン、120…制御装置、521…出力歯車、591…軸部、592…扇形歯車

Claims (11)

  1. 冷蔵庫内に配置され、冷気の流れを制御するダンパ装置において、
    開口部が設けられたフレームと、
    前記フレームに回転可能に支持され、前記開口部を開閉するバッフルと、
    前記開口部に対して前記バッフルの回転軸に沿う回転軸線方向の一方側に配置されて、前記開口部を塞ぐ閉位置および前記開口部を開放する開位置に前記バッフルを回転させる第1駆動機構と、
    前記バッフルが前記閉位置の際に、前記開口部を挟んで前記バッフルの前記回転軸に沿う側と反対側の第1端部を前記フレームに固定する固定部材と、
    を有するダンパ装置。
  2. 前記固定部材は、前記第1端部を前記フレームに固定する第1位置と前記第1端部を前記フレームに固定しない第2位置との間を移動し、
    前記固定部材は、前記第1位置において、前記第1端部を前記フレームに押し付けた状態で固定することを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
  3. 前記バッフルは、前記固定部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に、前記固定部材と当接するとともに、前記固定部材から受ける押圧力が大きくなるように傾斜する傾斜面を備え、
    前記固定部材は、前記第1位置において、前記傾斜面を押圧することによって、前記第1端部を前記フレームに押し付けた状態で固定することを特徴とする請求項2に記載のダンパ装置。
  4. 前記バッフルは、開閉板と、前記開閉板の一方面に配置されて前記バッフルが前記閉位置の際に前記フレームに当接する弾性部材とを備え、
    前記傾斜面は、前記開閉板の他方面に設けられ、
    前記バッフルが前記閉位置の際に、前記固定部材が前記傾斜面を押圧すると、前記弾性部材は、弾性変形することを特徴とする請求項3に記載のダンパ装置。
  5. 前記固定部材を前記第1位置と前記第2位置との間で移動させる第2駆動機構を有することを特徴とする請求項2に記載のダンパ装置。
  6. 前記固定部材は、前記フレームに回転可能に支持されており、
    前記第2駆動機構は、前記固定部材を回転させることによって、前記第1位置と前記第2位置の間で前記固定部材を移動させることを特徴とする請求項5に記載のダンパ装置。
  7. 前記第2駆動機構は、前記固定部材に連結したロッドと、前記ロッドの軸線方向に前記ロッドを移動させる駆動部と、を備え、
    前記ロッドは、前記固定部材に設けられた長孔に挿入されるとともに、前記長孔に沿って移動可能な突出部を備えることを特徴とする請求項6に記載のダンパ装置。
  8. 前記第2駆動機構は、前記固定部材に連結したロッドと、前記ロッドの軸線方向に前記ロッドを移動させることによって、前記第1位置と前記第2位置の間で前記固定部材を移動させる駆動部と、を備えることを特徴とする請求項5に記載のダンパ装置。
  9. 前記駆動部は、前記フレームに固定されていることを特徴とする請求項7または8に記載のダンパ装置。
  10. 前記駆動部は、前記冷蔵庫の内部に固定されていることを特徴とする請求項7または8
    に記載のダンパ装置。
  11. 請求項1に記載のダンパ装置と、
    冷凍機と、
    前記冷凍機で発生した冷気が供給される貯蔵室と、
    を有し、
    前記ダンパ装置は、前記貯蔵室における冷気取り入れ口に配置されることを特徴とする冷蔵庫。
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