これは、本出願の独立請求項の主題によって達成される。
本発明に係る更なる実施形態は、本出願の従属請求項の主題によって定義される。
第1の態様に係る発明の概要
本発明の第1の態様に係る実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器、例えば「テスタ」を含み、該自動試験機器は、双方向専用リアルタイムハンドラインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を含み、該インターフェースは、例えば試験ヘッド上に配置され、例えば通信タスクに適合された複数の回線、例えば通信チャネルを含み、例えば別個のシグナリングラインを含まない。
ハンドラインターフェースは、例えば自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された双方向専用インターフェース、例えば通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された特定用途向けインターフェースである。
更に、ハンドラインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又はアプリケーション固有のインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
更に、リアルタイムハンドラインターフェースは、例えば能動的な、温度制御、例えば調節機能、例えば能動的温度制御の予冷機能をトリガするために、トリガシグナリングをハンドラに提供するように構成される。
ハンドラは、例えば、被試験デバイスボード又は被試験デバイスインターフェース上にチップをロード及びアンロードするように構成されてもよく、例えば、1又は複数の被試験デバイスが試験される温度のような1又は複数の(例えば、物理的、非電気的)パラメータを制御するように構成されてもよい。更に、ハンドラインターフェースは、例えば、(ハンドラを制御する)制御動作に影響を与えるためのシグナリングをハンドラに更に提供するように構成されてもよく、該シグナリングは、例えば、ハンドラの制御動作を決定するために考慮される。更に、リアルタイムハンドラインターフェースは、例えばリアルタイムテスタインターフェースを介して、ハンドラからシグナリングを受信するように構成される。加えて、自動試験機器は、例えば試験を実行するとき、又は試験データから最終試験結果を導出するときに、例えばハンドラから受信したシグナリングに応答して試験フローを適合させるために、ハンドラから受信したシグナリングを考慮するように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器とともに使用するためのハンドラを含み、ハンドラは、双方向専用のリアルタイムテスタインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば(バスインターフェースではなく)「固定エンドポイントインターフェース」を含む。
テスタインターフェースは、例えば自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された双方向専用インターフェース、例えば通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された特定用途向けインターフェースである。
更に、テスタインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又は特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
更に、ハンドラは、例えば、被試験デバイスボード又は被試験デバイスインターフェース上にチップをロード及びアンロードすることができ、例えば、1又は複数の被試験デバイスが試験される温度のような1又は複数の(例えば、物理的、非電気的)パラメータを制御することができる。ハンドラは、テスタインターフェースを介して自動試験機器からトリガ(例えばプレトリガ)シグナリングを受信するように構成され、ハンドラは、受信したシグナリングに応答して、例えば能動的な、温度制御、例えば調節機能、例えば能動的温度制御の予冷機能をトリガするように構成される。更に、ハンドラは、例えば自動試験機器による考慮のために、テスタインターフェースを介して自動試験機器にシグナリングを提供するように考慮される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための、例えば自動試験機器、例えば「テスタ」とともに使用するための方法を含み、方法は、例えば能動的な、温度制御、例えば調節機能、例えば能動的温度制御の予冷機能をトリガするために、例えばそれによってトリガするために、双方向専用リアルタイムハンドラインターフェースを介してハンドラにトリガシグナリングを提供することを含む。
ハンドラは、例えば、被試験デバイスボード又は被試験デバイスインターフェース上にチップをロード及びアンロードするように構成されてもよく、例えば、1又は複数の被試験デバイスが試験される温度のような1又は複数の(例えば、物理的、非電気的)パラメータを制御してもよい。更に、トリガシグナリングは、ハンドラに対するハンドラの制御動作に影響を与えるためのシグナリングを含むことができ、シグナリングは、例えば、ハンドラの制御動作を決定するために考慮される。
ハンドラインターフェースは、例えば自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された双方向専用インターフェース、例えば通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された特定用途向けインターフェースである。
更に、ハンドラインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又はアプリケーション固有のインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
ハンドラインターフェースは、例えば、トリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」であってもよく、これは例えば試験ヘッド上に配置され、例えば通信タスクに適合された通信チャネルなどの一部のラインを含み、例えば別個のシグナリングラインを有さない。
更に、方法は、例えばリアルタイムテスタインターフェースを介して、双方向専用リアルタイムハンドラインターフェースを介してハンドラからシグナリングを受信することを含み、方法は、例えば自動試験機器において、例えば試験を実行するとき、又は試験データから最終試験結果を導出するときに、ハンドラから受信したシグナリングを考慮して、例えばハンドラから受信したシグナリングに応答して試験フローを適合させることを含む。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための、例えばハンドラとともに使用するための、かつ/又は自動試験機器とともに使用するための方法を含み、方法は、双方向専用リアルタイムテスタインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を介して自動試験機器からトリガ、例えばプレトリガシグナリングを受信することを含み、方法は、受信したシグナリングに応答して、例えば能動的な、温度制御、例えば調節機能、例えば能動的温度制御の予冷機能をトリガすることを含む。
テスタインターフェース及び/又はハンドラインターフェースは、例えば自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された双方向専用インターフェース、例えば通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された特定用途向けインターフェースである。
更に、テスタインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又は特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。更に、方法は、例えば自動試験機器による考慮のために、テスタインターフェースを介して自動試験機器にシグナリングを提供することを含む。
第1の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義される自動試験機器と、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
第1の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義される自動試験機器と、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
第1の態様に係る更なる実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに実施形態に係る方法を実行するためのコンピュータプログラムを含む。
第1の態様に係る更なる実施形態は、実施形態に係るハンドラと、実施形態に係る自動試験機器とを含む試験セルを含み、自動試験機器のハンドラインターフェースとハンドラのテスタインターフェースとが結合される。
本発明の第1の態様に係る実施形態は、双方向専用リアルタイムインターフェースを提供するという考えに基づいており、温度制御機能をトリガするために、リアルタイムハンドラインターフェースが、自動試験機器を含む実施形態において(例えば、自動試験機器の側で)使用され、かつ/又はリアルタイムテスタインターフェースが、ハンドラを含む実施形態において(例えば、ハンドラの側で)それぞれ使用される。
本発明の第1の態様に係る実施形態の概念を、自動試験機器との関連で以下に説明する。基本的な考え方は、かかる自動試験機器及び/又はハンドラとともに使用するための対応するハンドラ及び方法についても同様に理解されるべきである。したがって、自動試験機器に関して本明細書で論じた特徴、機能、及び詳細のいずれも、所望により、自動試験機器用、ハンドラ用、試験システム用、又は試験セル用のハンドラ、試験システム、試験セル、及び/又は方法において(例えば、同一又は類似の方法で)、個々に、かつ組み合わせて使用することができる。
実施形態によれば、自動試験機器は、双方向専用リアルタイムハンドラインターフェースを含み、当該インターフェースは、温度制御機能をトリガするためにハンドラにトリガシグナリングを提供するように構成される。
インターフェースがリアルタイムインターフェースである場合、温度制御のための情報を伝送することができ、その結果、特定の仕様、例えば温度限界による即時の反応が可能である。すなわち、実行時のデータ交換が可能であり得る。かかるシグナリングのレイテンシは、ある時間制限未満、例えば、1ms未満であり得る。これにより、情報伝送の高速化による温度制御の高精度化を図ることができる。かかるリアルタイム能力を提供するために、インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置することができる追加のインターフェースであってもよい。本発明者らは、他のインターフェース、例えば、従来のインターフェースよりも高速であり得るかかるインターフェースが、例えば、実行時に、リアルタイム試験適合を可能にすることを認識した。これにより、試験の精度及び効率を高めることができる。被試験デバイスの熱ホットスポット(又は更には熱暴走)をより速く認識することができるため、かかるリアルタイムインターフェースがない場合よりも早期に対策を実行することができる。
更に、インターフェースは、専用のハンドラインターフェースである。例えば、情報の伝送に必要な速度を提供するために、インターフェースは、自動試験機器とハンドラとの間の通信に特に適合されていてもよい。所望により、インターフェースは、例えば、汎用インターフェースとは対照的に、特定用途向けインターフェースであってもよい。その結果、インターフェースによって使用される通信プロトコルは、例えばリアルタイムシグナリングを提供するように適合させることができる。
本発明の第1の態様によれば、インターフェースは更に双方向インターフェースである。インターフェースの双方向性は、両側通信を可能にし、それにより、可能な試験適合範囲を広げることができる。例えば、テスタは、ハンドラに、例えば試験プログラムによって引き起こされる、被試験デバイスの次の予想される熱ピークを知らせることができる。これに応答して、ハンドラは、デバイスの現在の温度をテスタに通知することができ、ハンドラは、例えば事前の冷却時間を延長することによって、被試験デバイスの熱ホットスポット(又は熱暴走)を防止するために、温度を考慮して試験プログラムを適合させることができる。
かかる本発明のリアルタイム双方向専用インターフェースは、テスタとハンドラとの間の差し迫った、例えば直接的で高速な通信経路を可能にする。加えて、かかるインターフェースは、例えば、被試験デバイスの試験サイクルに有用であり得る他のタイムクリティカルな情報を提供及び/又は受信するために使用され得ることに留意されたい。
本発明者らは、リアルタイム双方向専用インターフェースが、ハンドラのタスクのためのテスタの計算性能の使用を可能にすることを認識した。制御ループ、例えば温度制御ループは、被試験デバイス、ハンドラ、及び自動試験機器を含めて実装することができる。リアルタイムインターフェースは、テスタが、例えば、実行時のハンドラの温度制御情報のための入力情報を用いて、被試験デバイスの温度制御に参加することを可能にし得る。逆に、ハンドラは、テスタが、例えば冷却振幅及び/又は冷却持続時間及び/又は冷却時間を含むかかる温度制御情報を計算することを可能にするために、測定データをリアルタイムで提供することができる。
したがって、双方向専用リアルタイムインターフェースであるインターフェースは、例えば、前述したように、テスタハンドラとデバイスとの間のリアルタイム制御ループを可能にする相乗効果を可能にする。加えて、かかるループは、伝送される情報、例えば、ハンドラによって提供される測定データ、及び自動試験機器によって決定及び提供される適合情報に基づいて、実行時に、試験フローを適合させるために使用されてもよい。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、双方向専用リアルタイムハンドラインターフェースは、温度制御機能のトリガを超えるハンドラの機能を同期させるために、同期シグナリングをハンドラに提供するように構成される。
同期は、被試験デバイスのある所定の条件で測定をトリガするために実行することができる。待機ステートメントを実装することとは対照的に、リアルタイムインターフェースを介した同期は、より高速及び/又はより正確であり得る。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、双方向専用リアルタイムハンドラインターフェースは、温度制御機能を制御するために、試験サイト固有のシグナリングをハンドラに提供するように構成される。
例えば、一部のデバイス(例えば、デバイスの試験サイト、又はサイト)は、異なる試験セットアップ(例えば、VDD電圧)を有し、これは、例えば、より多くの放熱をもたらし得る。一部の場合では、ハンドラがトリガポイント、例えばプレトリガポイントにおいて、過冷却/過熱が発生しないことを可能にするために、又は例えば保証するために、どのサイトを後で冷却する必要があるかを知らされることが有利であるか、又は必要でさえあり得る。試験サイト固有の情報を用いて、試験ルーチンの柔軟性を高めることができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラから受信されるシグナリングは、試験サイト固有のシグナリングである。異なる試験サイトに複数の被試験デバイスがある場合、例えば、被試験デバイスの特定の温度に関する個々の情報を伝送することができる。したがって、各被試験デバイスを個別に制御することができる。結果として、単一のデバイスの熱ホットスポット(又は更には熱暴走)を検出することができ、当該デバイスは、他のデバイスのための試験ルーチンを中断することなく、シャットダウンすることができる。したがって、本発明に係る自動試験機器又はハンドラは、良好な試験速度及び良好な試験柔軟性を提供することができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、双方向性専用リアルタイムハンドラインターフェースは、トリガシグナリングに加えて、追加のシグナリングを提供するように構成され、追加のシグナリングは、例えば実行時に、ハンドラによる、又は例えばハンドラのみによる、温度制御プロファイル又は温度調節の、例えば自律決定、例えば計算、又は例えば自律修正のための、例えばリアルタイム制御情報を含む。この情報は、例えば、PMON(例えば、リアルタイムDUT電力消費を監視するためのパラメータ)、TJ(例えば、実際のDUT接合部温度)、SITE(例えば、サイト固有制御データ)、DUT(例えば、DUT固有制御データ)、TEST(例えば、試験固有応答データ)、FLOW(例えば、試験サブf)、及び/又は次の温度ホットスポット、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、サイト及びデバイス固有温度制御データに関する情報を含むことができる。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、自動試験機器によって決定された1又は複数の測定値に関する情報、例えばPMON、TJ、及び/又は1又は複数の試験状態パラメータ、例えばSITE、DUT、TEST、FLOW、例えば次の温度ホットスポットに関する情報、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、サイト及びデバイス固有の温度制御データを含む。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、アラーム情報、例えば、1又は複数の被試験デバイスに関する試験サイト固有の過剰又は不十分な温度アラーム情報を含む。追加のシグナリングを提供することにより、インターフェースの双方向性及びリアルタイム能力の前述の利点と相乗して、複数の機能を使用することが可能になる。データ伝送、したがって試験適合、試験評価、及び試験問題に対する対策は、例えば、一方では反応時間の短縮のために、他方ではサイト固有の適合のために、より高速に、かつより高い精度で実施することができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、シグナリング、例えばハンドラからのシグナリングに応答して、例えば試験を中断することによって、かつ/又は電源を停止することによって、かつ/又は異なる試験を選択することによって、かつ/又はクロック周波数、供給電圧などの1又は複数の試験パラメータを修正することによって、試験フローを適合させるように構成される。
反応は、例えば、リアルタイムで行ってもよい。例えば、被試験デバイスの熱ホットスポット(又は更には熱暴走)は、その電力供給を停止することによって停止されてもよい。更に、ハンドラからのシグナリングに従って試験サイクルを適合させることができる。異なる挙動を有する試験刺激に応答するデバイスは、品質の異なるカテゴリに分類されてもよく、例えば、異なる方法で更に試験されてもよい。試験フローの適合により、試験手順の効率及び柔軟性を増加させることができる。したがって、試験コストも低減することができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、ハンドラからのシグナリング、例えばシグナリングに反応して、例えば電源を停止することによって、試験を中断するように構成される。試験の中断は、例えば、特定のデバイス又は複数のデバイスの試験に対して個別に実行されてもよい。試験の中断は、デバイスの損傷を防止することができ、残りのデバイスの試験手順を再開するために、誤動作しているデバイスの迅速な処分を可能にすることができる。このようにして、誤動作にもかかわらず試験時間を短縮することができ、良好な試験の柔軟性を提供することができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、例えばハンドラの異常状態又はエラー状態、又は温度制御が信頼できない状態、又はハンドラからの過温度、例えば過剰温度状態又は温度不足、例えば不十分な温度状態、又は「温度暴走」状態、例えば1又は複数の試験サイトの「シャットダウン」を引き起こす状態を示す停止シグナリングを、ハンドラから受信するように構成される。
ハンドラは、被試験デバイスの状態を評価し、その状態を自動試験機器に伝送するように構成することができる。被試験デバイスが誤動作した場合には、自動試験機器に停止シグナリングを提供することができる。被試験デバイスが破壊される前に停止することができるので、他の被試験デバイスの試験を継続することができ、誤動作が発生した場合であっても、より高速に試験を行うことができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、ハンドラから温度警告シグナリングを受信するように構成され、温度警告シグナリングは、例えば、過温度、例えば、過剰温度状態又は温度不足、例えば、不十分温度状態を示す。これにより、例えば、自動試験機器は、被試験デバイスの状態に応じて試験プロセスを適合させることができる。したがって、本発明に係る実施形態は、デバイス故障に対処する可能性を提供するだけでなく、故障を防止すること、又はデバイス故障を予測することさえも可能であり得る。これにより、試験の高速かつ効率的な適合が可能となる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、ハンドラから受信されるシグナリングに応答して、試験を中断するように構成される。その結果、デバイスの損傷を防止することができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、ハンドラから試験サイト固有のシグナリングを受信するように構成される。前述したように、デバイスの試験サイクルは個々に適合させることができる。加えて、デバイスの分類及びソートは、試験サイト固有のシグナリングに従って実行することができる。その結果、柔軟性の高い試験を行うことができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、ハンドラからの試験サイト固有のシグナリングの受信に応答して、試験サイト固有に試験を中断するように構成される。他の被試験デバイスの試験サイクルを中断することなく継続するために、単一のデバイスが中断されてもよい。これにより、高速の全体的な試験が可能になるため、デバイスのバッチの試験コストを低減することができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、ハンドラからのシグナリングの受信に応答して、例えば、過温度、例えば、被試験デバイス又は被試験デバイスサイト、例えば、試験サイトの過剰温度状態を示す所望による試験サイト固有のシグナリングに応答して、1又は複数の被試験デバイスの電源を停止する、例えば、サイト固有電源を、例えば、試験サイト固有の方法でシャットダウンするように構成される。
特定のデバイスの電力シャットダウンは、1又は少数の被試験デバイスのみが問題(例えば、過温度)を被った場合に、複数のデバイスを含む試験セットアップの失敗を防止する。したがって、デバイスの損傷を回避することができ、誤動作のないデバイスの試験を継続することができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、ハンドラからの、例えば試験サイト固有のシグナリング、例えばシグナリングの受信に応答して、被試験デバイスのデータ処理に影響を与えるように、例えばビニングを適合させるように構成される。例えば、被試験デバイスの過温度又は被試験デバイスの誤動作の場合、デバイスの測定値及び応答がもはや記録されないように、当該デバイスのデータ処理が影響を受ける可能性がある。リアルタイムインターフェースを介して、これはリアルタイムで実行することができ、その結果、誤ったデータは、例えば、被試験デバイスのバッチの全体的な評価の影響を有することなく、直ちに破棄されてもよい。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、例えば試験結果を提供するために、又は被試験デバイスの特性に関する情報を提供するために、又は試験結果の信頼性に関する情報を提供するために、ハンドラから受信したシグナリング、例えばハンドラから受信したシグナリングを記録するように構成される。リアルタイムインターフェースを介して、これは、ハンドラデータ及び試験ルーチンのより良好な同期、例えば、テスタからの試験刺激及びハンドラからの温度データの同期された割り当てを可能にし得る。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、例えば、自動試験機器の反応が、被試験デバイスの内部熱変化、又は制御ループ、例えば温度制御機能の制御ループの時定数よりも速くなるように、リアルタイムで反応するように構成される。かかる迅速な反応により、過熱した被試験デバイスの破壊を回避することができる。加えて、試験パラメータは、最初に被試験デバイスが過熱することを防止するために適合されてもよい。
以下では、本発明の第1の態様に係る更なる実施形態を更に詳細に説明する。しかしながら、自動試験機器に関連して説明した利点及び例は、対応するハンドラについても同様に理解されるべきである。したがって、自動試験機器に関して前述した特徴、機能、及び詳細のいずれも、対応するハンドラに使用することができ、又は対応するハンドラに組み込むことができ、又は対応するハンドラに適合させることができる。一例として、シグナリングを提供するように構成された自動試験機器は、当該シグナリングを受信するように構成された対応するハンドラによって置き換えられてもよく、又はその逆であってもよい。別の例として、自動試験機器によってタスクを実行するためにハンドラにシグナリングを提供することは、シグナリングを受信し、対応するハンドラのために当該タスクを実行するように構成されることによって置き換えられてもよい。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、双方向専用リアルタイムテスタインターフェースを介して自動試験機器から同期シグナリングを受信するように構成され、ハンドラは、受信した同期シグナリングに応答して温度制御機能のトリガを超える機能、例えばプレトリガを自動試験機器と同期させるように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、双方向専用リアルタイムテスタインターフェースを介して、自動試験機器から試験サイト固有のシグナリングを受信するように構成され、ハンドラは、受信した試験サイト固有のシグナリングに応答して、温度制御機能を制御するように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、テスタインターフェースを介した自動試験機器へのシグナリングは、試験サイト固有のシグナリングである。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、リアルタイムテスタインターフェースを介してトリガシグナリングを受信し、トリガシグナリングに加えて、ハンドラによる、又は例えばハンドラのみによる、例えば実行時の温度制御プロファイル又は温度調節の、例えば自律的な決定、例えば計算、又は例えば自律的な修正のための、例えばリアルタイム制御情報を含む追加のシグナリングを受信するように構成される。情報は、例えば、PMON(例えば、リアルタイムのDUT電力消費を監視するためのパラメータ)、TJ(例えば、実際のDUT接合部温度)、SITE(例えば、サイト固有の制御データ)、DUT(例えば、DUT固有の制御データ)、TEST(例えば、試験固有の応答データ)、FLOW(例えば、試験サブf)、及び/又は次の温度ホットスポット、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、サイト及びデバイス固有の温度制御データに関する情報を含んでもよい。
代替として、又は追加として、シグナリングは、自動試験機器によって決定された1又は複数の測定値に関する情報、例えばPMON、TJ、及び/又は1又は複数の試験状態パラメータ、例えばSITE、DUT、TEST、FLOW、例えば次の温度ホットスポットに関する情報、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、サイト及びデバイス固有の温度制御データを含む。代替として、又は追加として、シグナリングは、アラーム情報、例えば、1又は複数の被試験デバイスに関する試験サイト固有の過剰又は不十分な温度アラーム情報を含む。
更に、ハンドラは、1又は複数の被試験デバイスサイトの温度を制御するために、例えば、温度制御プロファイル又は温度調節を決定又は修正するために、追加のシグナリングを使用するように構成される。
追加のシグナリングを使用するハンドラでは、正確な温度制御が可能であり得る。情報は、リアルタイムインターフェースを介してリアルタイムで伝送され、高速温度調節のための最近のデータを提供することができる。更に、温度調節器は、シグナリングによって伝送された複数のパラメータを考慮することができる。温度ホットスポットなどの次のイベントの情報を用いて、予測温度制御を実装するこができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、試験フローの適合のために、例えば、試験を中断するために、かつ/又は電源を停止するために、かつ/又は異なる試験を選択するために、かつ/又はクロック周波数、供給電圧などの1又は複数の試験パラメータを修正するために、テスタインターフェースを介して自動試験機器にシグナリングを提供するように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、例えば、1又は複数の試験サイトの「シャットダウン」を生じさせるように、停止シグナリングをテスタインターフェースを介して自動試験機器に提供するように構成される。したがって、ハンドラは、過温度の場合にデバイスの損傷を回避することができる。双方向リアルタイムインターフェースのために、ハンドラからの即時フィードバックが可能であり得、デバイスからハンドラへ、そして自動試験機器への制御ループを可能にする。これにより、正確で迅速かつ安全な温度制御が可能になる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、例えば温度制御が信頼できない状態、又は過温度状態、又は温度不足状態、又は「温度暴走」状態、又はハンドラの異常状態又はエラー状態などの、例えば熱的な、例えば試験サイト固有の誤動作を検出するように構成される。加えて、ハンドラは、誤動作の検出に応答して、例えば自動試験機器の被試験デバイスに供給するデバイス電源を停止するために、自動試験機器にシグナリング、例えば停止シグナリング又は誤動作シグナリングを提供するように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、例えば、過温度、例えば、過剰温度状態又は温度不足、例えば、不十分温度状態を示すために、テスタインターフェースを介して、温度警告シグナリングを自動試験機器に提供するように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、例えば、試験を中断するために、又は特定の被試験デバイス若しくは被試験デバイスサイトのための試験を中断するために、中断シグナリングをテスタインターフェースを介して自動試験機器に提供するように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、例えば、試験を中断するために、又は特定の被試験デバイス若しくは被試験デバイスサイトのための試験を中断するために、試験サイト固有の中断シグナリングをテスタインターフェースを介して自動試験機器に提供するように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、テスタインターフェースを介して自動試験機器に試験サイト固有のシグナリングを提供するように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、1又は複数の被試験デバイスの電源を停止するために、例えば、試験サイト固有の電源を、例えば試験サイト固有の方法でシャットダウンするために、テスタインターフェースを介して自動試験機器に停止シグナリングを提供するように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、リアルタイムテスタインターフェースを介した自動試験機器へのシグナリングを使用して、被試験デバイスのデータ処理、例えばビニング及びデータロギングに影響を与えるように構成される。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、自動試験機器によるロギングのために、テスタインターフェースを介して自動試験機器にシグナリングを提供するように構成される。ハンドラは、被試験デバイスの特別なイベント又は挙動を検出することができる。リアルタイムインターフェースを介して、信号は、更なる分析のために、例えば、かかるデバイスの試験データを記録するように、自動試験機器に提供されてもよい。したがって、柔軟で適合性のある試験を提供することができる。
本発明の第1の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、提供された信号に応答して自動試験機器のリアルタイム反応を可能にするために、例えば輻輳がなく、かつ/又はブロッキングのないテスタインターフェースを介して、例えば1ms未満又は更には1マイクロ秒未満のレイテンシなどの短いレイテンシで、テスタインターフェースを介してリアルタイムで自動試験機器にシグナリングを提供するように構成される。
第2の態様に係る発明の概要
本発明の第2の態様に係る実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器、例えば「テスタ」を含み、該自動試験機器は、リアルタイムハンドラインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を含み、該インターフェースは、例えば試験ヘッド上に配置され、例えば通信タスクに適合された複数の回線、例えば通信チャネルを含み、例えば別個のシグナリングラインを含まない。
ハンドラインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信に特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、ハンドラインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又はアプリケーション固有のインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
加えて、リアルタイムハンドラインターフェースは、例えば、被試験デバイスボード又は被試験デバイスインターフェース上のチップをロード及びアンロードすることができ、例えば、1又は複数の被試験デバイスが試験される温度のような1又は複数の(例えば、物理的、非電気的)パラメータを制御することができるトリガ(例えば、プレトリガ)シグナリングをハンドラに提供するように構成され、これにより、例えば、能動的温度制御機能、例えば調節機能(例えば、デバイスの予想される温度変化又はデバイスの予想される電力損失の変化に先行する温度制御機能(例えば、能動的温度制御の予冷又は予熱機能))をトリガ(例えば、プレトリガ)することができる。
更に、リアルタイムハンドラインターフェースは、温度制御機能のトリガを超えるハンドラの機能、例えばプレトリガを同期させるために、ハンドラに同期シグナリングを提供するように構成される。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器とともに使用するためのハンドラを含み、ハンドラは、リアルタイムテスタインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を含む。
テスタインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合される、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、テスタインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
加えて、ハンドラは、例えば、被試験デバイスボード又は被試験デバイスインターフェース上にチップをロード及びアンロードすることができ、例えば、1又は複数の被試験デバイスが試験される温度のような1又は複数の(例えば、物理的、非電気的)パラメータを制御することができ、テスタインターフェースを介して自動試験機器からトリガシグナリングを受信するように構成され、ハンドラは、受信したトリガシグナリングに応答して温度制御機能、例えば、調節機能をトリガ(例えば、プレトリガ)するように構成される。
更に、ハンドラは、テスタインターフェースを介して自動試験機器から同期シグナリングを受信するように構成され、ハンドラは、受信した同期シグナリングに応答して温度制御機能のトリガを超える機能、例えばプレトリガを自動試験機器と同期させるように構成される。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための、例えば自動試験機器、例えば「テスタ」とともに使用するための方法を含み、方法は、例えば被試験デバイスボード又は被試験デバイスインターフェース上のチップをロード及びアンロードすることができ、例えば1又は複数の被試験デバイスが試験される温度のような1又は複数の(例えば物理的、非電気的)パラメータを制御することができるハンドラにシグナリングするトリガ、例えばプレトリガを提供して、リアルタイムハンドラインターフェースを介して、例えば能動的な、温度制御、例えば調節機能、例えばデバイスの予想される温度変化又はデバイスの予想される電力損失変化に先行する温度制御機能、例えば能動的温度制御の予冷又は予熱機能をトリガ、例えばプレトリガすることを含む。
ハンドラインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信に特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、ハンドラインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
更に、ハンドラインターフェースは、例えば、トリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」であってもよく、例えば、試験ヘッド上に配置されてもよく、例えば通信タスクに適合された通信チャネルなどの一部のラインを含み、例えば別個の(例えば個々の、専用の)シグナリングラインを有さない。換言すれば、例えば、トリガと通信との両方に使用される1つの通信チャネルが存在する。代替的に、複数の通信チャネルが存在してもよく、トリガは、(トリガ機能に加えて)通信にも使用される通信チャネルのうちの1つを介して実行される。更に、方法は、リアルタイムハンドラインターフェースを介してハンドラに同期シグナリングを提供することを含み、方法は、温度制御機能のトリガを超えるハンドラの機能、例えばプレトリガを同期させることを含む。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための、例えばハンドラとともに使用するための、かつ/又は自動試験機器とともに使用するための方法を含み、方法は、リアルタイムテスタインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を介して自動試験機器からトリガシグナリングを受信することを含み、方法は、受信したトリガシグナリングに応答して温度制御機能、例えば調節機能をトリガする、例えばプレトリガすることを含む。
テスタインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合される、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、テスタインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又は特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
更に、方法は、テスタインターフェースを介して自動試験機器から同期シグナリングを受信することを含み、方法は、受信した同期シグナリングに応答して温度制御機能のトリガを超える機能、例えばプレトリガを自動試験機器と同期させることを含む。
第2の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義される自動試験機器と、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
第2の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義される自動試験機器と、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
第2の態様に係る更なる実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに実施形態に係る方法を実行するためのコンピュータプログラムを含む。
第2の態様に係る更なる実施形態は、実施形態によるハンドラと、実施形態に係る自動試験機器とを含む試験セルを含み、自動試験機器のハンドラインターフェースとハンドラのテスタインターフェースとが結合される。
本発明の第2の態様に係る実施形態は、自動試験機器とハンドラとの同期を実行するという考えに基づいており、リアルタイムハンドラインターフェースは、自動試験機器を含む実施形態において(例えば、自動試験機器の側で)使用され、かつ/又はリアルタイムテスタインターフェースは、ハンドラを含む実施形態において(例えば、ハンドラの側で)それぞれ使用される。
本発明の第2の態様に係る実施形態の概念を、自動試験機器との関連で以下に説明する。基本的な考え方は、かかる自動試験機器及び/又はハンドラとともに使用するための対応するハンドラ及び方法についても同様に理解されるべきである。したがって、自動試験機器に関して本明細書で論じた特徴、機能、及び詳細のいずれも、所望により、自動試験機器用、ハンドラ用、試験システム用、又は試験セル用のハンドラ、試験システム、試験セル、及び/又は方法において(例えば、同一又は類似の方法で)、個々に、かつ組み合わせて使用することができる。
実施形態によれば、自動試験機器は、リアルタイムハンドラインターフェースを含み、当該インターフェースは、温度制御機能をトリガするためにハンドラにトリガシグナリングを提供するように構成される。しかしながら、加えて、リアルタイムハンドラインターフェースは、温度制御機能のトリガを超えるハンドラの機能を同期させるために、ハンドラに同期シグナリングを提供するように構成される。リアルタイムインターフェースを使用して、テスタとハンドラは複数の情報を交換することができる。情報は、被試験デバイスに関する温度情報、デバイスのステータス若しくは状態、又はデバイスの試験に関連し得る任意の他の情報を含み得る。被試験デバイスの試験は、自動試験機器、例えばテスタとハンドラとの相互作用であり得る。テスタは、被試験デバイスに刺激を与えることができ、ハンドラは、デバイスを監視する(例えば、デバイスの温度、又はデバイスの他の任意の環境条件を監視する)ことができる。同期シグナリングは、テスタとハンドラとの間の同期を可能にする。これは、テスタデータをハンドラデータに割り当てるために有益であり、場合によっては必要でさえあり得る。原因及び結果、又は刺激及び測定の正確な情報、例えば正確なタイミング情報がなければ、試験結果又は評価の精度が低下する可能性がある。リアルタイムインターフェースは、テスタとハンドラとの間の高速同期を可能にする。待機ステートメントは不要であり得、テスタとハンドラとの間の非常に正確な同期を提供する。したがって、被試験デバイスの改善された試験を実行することが可能であり得る。
更に、テスタとハンドラとの間の同期は、これら2つのより良好な協働を可能にする。被試験デバイスに対するテスタの刺激は、ハンドラの最近の情報に関して適合されてもよい。テスタとハンドラとが同期していない場合には、ハンドラによって検出される被試験デバイスの過温度などのイベントに対して適切な時間内に反応することが困難な場合がある。リアルタイムインターフェースを用いると、一例として、テスタとハンドラとの同期のための待機ステートメントを考慮する必要がないので、デバイスの損傷を回避することが可能であり得る。
適合とは別に、同期されたテスタ及びハンドラを用いて、簡単な測定も有益に実施することができる。ハンドラは、例えば、特定の条件下で、例えば刺激後の特定の時間の後に、被試験デバイスを測定するように命令されてもよい。かかる測定は、テスタとハンドラとが同期しているときに容易に実行することができる。
本発明の第2の態様に係る実施形態は、被試験デバイスの非常に柔軟で適合性のある試験を可能にする。本発明者らは、実ハンドラ時間インターフェースが、例えば温度制御機能の単なるトリガを超える追加の機能を提供するシグナリングとして、前述の同期シグナリングを提供することを可能にすることを認識した。したがって、追加のコマンド、又は命令、又は指示、例えば同期測定のための命令が、自動試験機器によってハンドラに提供されてもよい。例えば、試験の開始又は試験シーケンスの開始を同期させるために、較正命令をハンドラに伝送してもよい。情報のリアルタイムの、例えば即時の伝送は、テスタと組み合わせて、ハンドラの較正及び拡張された測定ルーチンを可能にすることができる。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、ハンドラへの同期シグナリングに基づいて、ハンドラとのアクティブな同期を可能にするように構成され、アクティブな同期は、待機時間挿入なしの同期である。
リアルタイムインターフェースは、例えば待機時間挿入の形で、遅延のない同期を可能にすることができる。自動試験機器は、いつ測定すべきかをハンドラに正確に知らせることができる。加えて、リアルタイムインターフェースの使用により、測定を刺激し、又はデバイスの状態と正確に同期させることが可能であり得、デバイスの状態及び測定の正確な時間に関する不確実性につながり得る、従来の待機時間挿入に優る利点を提供する。更に、アクティブな同期は、試験時間の大幅な短縮をもたらすことができる。
また、例えば、双方向インターフェースの場合、刺激-反応方式でアクティブな同期を行うことができる。自動試験機器は、ハンドラに刺激を送ることができ、ハンドラは、デバイス特性、例えば温度の測定値で応答することができる。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、ハンドラの較正、例えば自己較正のタイミングを決定するために、例えば同期シグナリングとして較正タイミング情報をハンドラに伝送するように構成され、較正は、例えば試験フローと同期して、例えば試験フローの所定の段階で実行される。
これにより、測定のための正確な較正及びタイミング情報のために、試験刺激と測定データ、例えばハンドラの測定データとの間の改善された割り当てが可能となり、これは、はるかに良好な(より短い)試験時間に寄与することができる。例えば、タイミング同期を使用することによって、不必要な待機時間を回避することができる。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、例えば同期シグナリングとして、被試験デバイスが所定の方法で、例えばハンドラ又は調節ループの較正(又は自己較正)に適した方法で電力供給又はバイアス又は初期化されることを示すシグナリングを伝送するように構成される。これにより、例えば、自動試験機器が、基準信号(例えば、基準温度)を提供するように被試験デバイスを操作し得る被試験デバイスのためのシグナリング(例えば、電源条件)を調整した後に、ハンドラの即時較正を可能にするこができる。基準信号を用いて、更なるハンドラ測定値を較正することができる。リアルタイムインターフェースは、ハンドラの即時の、例えば高速の、例えば迅速な、例えばリアルタイムの反応を可能にすることができ、その結果、較正は、ほとんど遅延なしに、かつ被試験デバイスが較正に有益な所定の状態にある時点で実行することができる。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、異なるデバイス又は試験条件に到達すると、例えば、被試験デバイスの異なる電力供給状態又は加熱状態又はバイアス状態又は初期化状態に到達すると、シグナリングを伝送するように構成される。かかる状態は、例えば、ハンドラによる2つ以上の異なる較正測定に適している場合がある。更に、状態は、例えば、異なる現在の被試験デバイス温度、例えば、ハンドラの較正に適した異なる被試験デバイス温度をもたらすことが予想され得る。
自動試験機器及びハンドラの同期は、当該シグナリングを伝送することによって有益に使用することができる。正確な測定のために、測定の時間及び測定条件の十分な知識を有することが有益であり得る。リアルタイムインターフェースを用いると、かかる情報は、例えばハンドラに到着したときに古いものとして伝送することができる。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、ハンドラによる1又は複数の温度読み取り、例えば、被試験デバイスのバイアス後かつ能動デバイス試験の開始前(例えば、デバイスがバイアスされるが、1又は複数の試験パターンでまだ刺激されていない試験前段階)の第1の温度読み取り、及び試験の開始後の第2の温度読み取りをトリガするための同期シグナリングを提供するように構成される。
同期シグナリングは、較正シグナリングとして使用することができ。被試験デバイスは、ATEからハンドラへのハンドラインターフェースを介した同期信号に続いて、自動試験機器によって較正状態に設定することができる。ハンドラは、所定の較正状態における較正のための第1の温度読み取り又は測定を実行し、その後、他の測定を実行することができる。リアルタイムインターフェースを介して、ハンドラ測定は、ATEによって所定の信号(例えば、ある量の電力)がデバイスに提供されている状態で、正しい時点で実行することができる。これにより、正確で高速な測定が可能になり得る。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、ハンドラへの同期シグナリングに基づいて、熱ダイオード較正を可能にするように構成される。加えて、熱ダイオード較正は、デルタ温度測定を含み、リアルタイムハンドラインターフェースは、熱ダイオード較正のために、リアルタイム測定タイミング情報をハンドラに伝送するように構成される。
熱ダイオードの温度特性は、プロセスに大きく依存し得る。これは、例えば、デルタ温度測定による試験で排除することができる。正確な点、例えば、被試験デバイスの時点及び/又は点における温度を測定するために、ハンドラとATEとの間の高速かつ正確な同期を有益に使用することができる。例えば、この較正工程中に温度測定に影響を与え得る、例えば、漏れ電流又はデバイスターンオン漏れ電流又は加熱効果を補償するために、例えば、非電力供給モード及び電力供給モードなどの異なるデバイス又は試験条件で測定を行うことができる。その結果、正確で高速な熱ダイオード較正を行うことができる。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、同期シグナリングは、ハンドラの測定のための、例えば試験サイト固有の時間情報を含む。
試験サイト固有の時間情報を用いて、前述したように、複数の被試験デバイスに対して正確かつ高速な測定を実行することができる。同期は、各被試験デバイスに対して個別に実行され、デバイス刺激及び測定データの正確な割り当てを提供することができる。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、同期シグナリングは、例えば、ハンドラに試験フローについて知らせるために、かつ/又はハンドラの測定をスケジュールするために、かつ/又は予測温度制御、例えば、「P1」又は「P2」をトリガするために、例えば、試験サイト固有の試験状態情報又はデバイス状態情報を含む。
試験サイト固有の試験状態情報を用いて、ハンドラは、例えば、大量の電力を受け取るために過熱する可能性があるデバイスに焦点を合わせるために、温度測定スケジュールを適合させることができる。これにより、より高速な試験、及び被試験デバイスのより良好な保護が可能になり得る。
以下では、本発明の第2の態様に係る更なる実施形態を更に詳細に説明する。しかしながら、自動試験機器に関連して説明した利点及び例は、対応するハンドラについても同様に理解されるべきである。したがって、自動試験機器に関して前述した特徴、機能、及び詳細のいずれも、対応するハンドラに使用することができ、又は対応するハンドラに組み込むことができ、又は対応するハンドラに適合させることができる。一例として、シグナリングを提供するように構成された自動試験機器は、当該シグナリングを受信するように構成された対応するハンドラによって置き換えられてもよく、又はその逆であってもよい。別の例として、自動試験機器によってタスクを実行するためにハンドラにシグナリングを提供することは、シグナリングを受信し、対応するハンドラのために当該タスクを実行するように構成されることによって置き換えられてもよい。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、テスタインターフェースを介して、自動試験機器とのアクティブな同期のためのシグナリングを自動試験機器から受信するように構成される。加えて、ハンドラは、同期シグナリングに基づいて自動試験機器とのアクティブな同期を実行するように構成され、アクティブな同期は、待機時間挿入なしの同期である。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、テスタインターフェースを介して自動試験機器から、例えば同期シグナリングとして、較正タイミング情報を受信して、例えば試験フローと同期して、例えば試験フローの所定の段階で実行することができる較正タイミング、例えば自己較正を決定するように構成される。また、ハンドラは、較正タイミング情報に基づいて較正タイミングを決定するように構成される。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、例えば同期シグナリングとして、被試験デバイスが所定の方法で、例えばハンドラの較正(又は自己較正)に適した方法で調整又は電力供給又はバイアス又は初期化されることを示すシグナリングを、テスタインターフェースを介して自動試験機器から受信するように構成される。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、異なるデバイス又は試験条件に到達すると、例えば、被試験デバイスの異なる給電状態又は加熱状態又はバイアス状態又は初期化状態に到達すると、テスタインターフェースを介して、自動試験機器からシグナリングを受信するように構成される[かかる状態は、例えば、ハンドラによる2つ以上の異なる較正測定に好適であり得る]。更に、かかる状態は、例えば、異なる現在の被試験デバイス温度、例えば、ハンドラの較正に適した異なる被試験デバイス温度をもたらすことが予想され得る。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、1又は複数の温度読み取りをトリガするために、テスタインターフェースを介して、自動試験機器からシグナリングを受信するように構成される。更に、ハンドラは、同期シグナリングに基づいて、例えば温度測定の較正のために、1又は複数の温度測定、例えば、被試験デバイスのバイアス後かつ能動デバイス試験の開始前(例えば、デバイスがバイアスされるが、1又は複数の試験パターンでまだ刺激されていないドットである試験前段階)の第1の温度読み取り、及び試験の開始後の第2の温度読み取りを実行するように構成される。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、テスタインターフェースを介して自動試験機器から受信される同期シグナリングに基づいて、熱ダイオード較正を行うように構成される。更に、熱ダイオード較正はデルタ温度測定を含み、ハンドラは、例えば同期シグナリングによって決定されたタイミングを使用して、デルタ温度測定を実行するように構成される。更に、ハンドラは、熱ダイオード較正のためにリアルタイムテスタインターフェースを介して自動試験機器からリアルタイム測定タイミング情報を受信するように構成される。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、同期シグナリングは、ハンドラの測定のための、例えば試験サイト固有の時間情報を含む。
本発明の第2の態様に係る更なる実施形態によれば、同期シグナリングは、例えば、ハンドラに試験フローについて知らせるために、かつ/又はハンドラの測定をスケジュールするために、かつ/又は予測温度制御、例えば、「P1」又は「P2」をトリガするために、例えば、試験サイト固有の試験状態情報又はデバイス状態情報を含む。
第3の態様に係る発明の概要
本発明の第3の態様に係る実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器、例えば「テスタ」を含み、該自動試験機器は、リアルタイムハンドラインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を含み、該インターフェースは、例えば試験ヘッド上に配置され、例えば通信タスクに適合された複数の回線、例えば通信チャネルを含み、例えば別個のシグナリングラインを含まない。
ハンドラインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信に特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよい。ハンドラインターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
更に、ハンドラインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又はアプリケーション固有のインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
更に、リアルタイムハンドラインターフェースは、例えば能動的な、温度制御機能、例えば調節機能(例えばデバイスの予想される温度変化又はデバイスの予想される電力損失変化に先行する温度制御機能(例えば能動的温度制御の予冷又は予熱機能))を制御(例えばトリガ又はプレトリガ)するために、試験サイト固有のシグナリング(例えば複数の異なる試験サイトに対するトリガ又はプレトリガ)をハンドラに提供するように構成される。
ハンドラは、例えば、被試験デバイスボード又は被試験デバイスインターフェース上にチップをロード及びアンロードするように構成されてもよく、例えば、1又は複数の被試験デバイスが試験される温度のような1又は複数の(例えば、物理的、非電気的)パラメータを制御するように構成されてもよく、又は、例えば、共有信号線又は共有光リンクのような共有信号を介して、サイトIDを含んでもよい。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器とともに使用するためのハンドラを含み、ハンドラは、リアルタイムテスタインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を含む。
テスタインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合される、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、テスタインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又は特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
更に、ハンドラは、テスタインターフェースを介して自動試験機器から試験サイト固有のシグナリング、例えばトリガ又はプレトリガを受信するように構成され、ハンドラは、受信した試験サイト固有のシグナリングに応答して、例えば能動的温度制御、例えば調節機能、例えば能動的温度制御の予冷機能を制御するように構成される。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための、例えば自動試験機器、例えば「テスタ」とともに使用するための方法を含み、方法は、制御するために、例えばそれによって制御するために、例えば能動的な、温度制御、例えば調節機能、例えばデバイスの予想される温度変化又はデバイスの予想される電力損失変化に先行する温度制御機能、例えば能動的温度制御の予冷又は予熱機能をトリガ又はプレトリガするために、リアルタイムのハンドラインターフェースを介してハンドラに、例えば複数の異なる試験サイトのための試験サイト固有のシグナリング、例えばトリガ又はプレトリガを提供することを含む。
ハンドラは、例えば、被試験デバイスボード又は被試験デバイスインターフェース上にチップをロード及びアンロードするように構成されてもよく、例えば、1又は複数の被試験デバイスが試験される温度のような1又は複数の(例えば、物理的、非電気的)パラメータを制御するように構成されてもよく、又は、例えば、共有信号線又は共有光リンクのような共有信号を介して、サイトIDを含んでもよい。
ハンドラインターフェースは、例えば、トリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」であってもよく、これは例えば試験ヘッド上に配置され、例えば通信タスクに適合された通信チャネルなどの一部のラインを含み、例えば別個のシグナリングラインを有さない。
ハンドラインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信に特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、ハンドラインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又はアプリケーション固有のインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための、例えばハンドラとともに使用するための、かつ/又は自動試験機器とともに使用するための方法を含み、方法は、リアルタイムのテスタインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を介して、自動試験機器から試験サイト固有のシグナリング、例えばトリガ又はプレトリガを受信することを含む。更に、方法は、受信した試験サイト固有のシグナリングに応答して、例えば能動的温度制御機能、例えば調節機能、例えば能動的温度制御の予備冷却機能を制御することを含む。
テスタインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合される、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、テスタインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又は特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
第3の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義される自動試験機器と、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
第3の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義されるハンドラと、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
第3の態様に係る更なる実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに実施形態に係る方法を実行するためのコンピュータプログラムを含む。
第3の態様に係る更なる実施形態は、実施形態によるハンドラと、実施形態に係る自動試験機器とを含む試験セルを含み、自動試験機器のハンドラインターフェースとハンドラのテスタインターフェースとが結合される。
本発明の第3の態様に係る実施形態の概念を、自動試験機器との関連で以下に説明する。基本的な考え方は、かかる自動試験機器及び/又はハンドラとともに使用するための対応するハンドラ及び方法についても同様に理解されるべきである。したがって、自動試験機器に関して本明細書で論じた特徴、機能、及び詳細のいずれも、所望により、自動試験機器用、ハンドラ用、試験システム用、又は試験セル用のハンドラ、試験システム、試験セル、及び/又は方法において(例えば、同一又は類似の方法で)、個々に、かつ組み合わせて使用することができる。
本発明の第3の態様に係る実施形態は、リアルタイムハンドラインターフェースを介して、自動試験機器からハンドラに試験サイト固有のシグナリングを提供するという考えに基づいている。
リアルタイムハンドラインターフェースは、自動試験機器が、例えば、ハンドラが提供されたデータに基づいて反応を実行することが可能であり得るように、十分に短いものであり得るタイムスパン内でハンドラのための関連データを提供することを可能にする。加えて、この情報は、試験サイト固有であってもよい。自動試験機器とハンドラとの間のリアルタイムの相互作用を可能にすることとは別に、ハンドラには、複数の被試験デバイスに関する個別の情報が提供されてもよい。
その結果、試験ルーチンは、特定の被試験デバイスに対してリアルタイムで適合させることができる。ハンドラは、例えば、温度測定をスケジュールし、実行するために、特定の被試験デバイスの次のイベント、例えば、供給電力の増加について通知されてもよい。加えて、温度制御は、例えば、次の温度上昇に関する情報に基づいてハンドラによって実行されてもよい。一例として、予測冷却は、トリガシグナリング、例えばプレトリガシグナリングを介してトリガされてもよい。更に、試験サイト固有情報は、特定の被試験デバイスの冷却を準備するために、又は特定の被試験デバイスをシャットダウンするために、あるいは損傷を防止し、例えば残りの被試験デバイスの試験を継続できるようにするために使用されてもよい。
本発明者らは、リアルタイムインターフェースの使用が、試験の柔軟性の向上を可能にし得ることを認識した。情報は古くなる前に伝送及び受信され得るので、試験は、複数の被試験デバイスの各被試験デバイスに対して正確に適合させることができる。
加えて、本発明者らは、複数の被試験デバイスのうちのデバイスが、刺激に応答して異なって挙動又は反応し得ることを認識した。デバイスは、製造上のばらつきの影響を受けることがあり、その結果、複数の同様の又は等しい、例えば、その仕様に関して等しい被試験デバイスであっても、同一の入力信号が提供された場合であっても異なる出力信号を提供することがある。更に、一部のデバイスは、非決定性であり得る。システムは、例えばシステムオンチップ(SoC)の形態の被試験デバイスのように、試験時間又は放熱を予測することが困難又は不可能なほど、高度に複雑である場合がある。
したがって、本発明に係る実施形態は、例えば、不均一な被試験デバイス挙動に対処するために、試験の試験サイト固有の適合を可能にする。試験、又は例えば冷却及び加熱は、例えば各被試験デバイスの個々の特性に関して適合させることができる。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、以下の情報、すなわち試験サイト固有のアラーム、試験サイト固有のトリガ、例えば、プレトリガ、識別情報、例えば、ID、試験サイト固有の温度調整、例えば、冷却情報、試験サイト固有の設定情報、例えば、VDD電圧情報、試験サイト固有の、例えば、予想される放熱情報、試験サイト固有のタイミング情報、例えば、温度制御タイミング情報のうちの1又は複数のものを伴う、当該試験サイト固有のシグナリングを提供するように構成される。
シグナリングは、被試験デバイスの試験を最適化するために使用され得る複数のパラメータを伝送するために使用することができる。その結果、個々の被試験デバイスの熱管理を改善することができる。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、試験サイト固有のシグナリングは、試験サイト識別情報と、調節情報、例えばタイミング情報、制御振幅情報、制御持続時間情報との組み合わせを含む。加えて、試験サイト識別情報は、例えばハンドラにおいて、調節情報の試験サイト固有の関連付けを可能にするように構成される。
特定の試験サイト、したがって例えば特定の被試験デバイスは、例えば、特定の調節情報セットに関連付けられるか、リンクされるか、又は関係付けられてもよい。この情報のセットは、例えば、ハンドラに記憶され、定期的に、又は必要なときはいつでも、例えば、被試験デバイス又は試験サイトの調節情報が自動試験機器によって更新されるときに、更新されてもよい。調節情報及び試験サイト識別情報に基づいて、ハンドラは、1又は複数の被試験デバイスの相互作用、例えば温度管理をスケジューリング及び/又は最適化することができる。したがって、例えば、試験を各被試験デバイスに適合させることができるので、試験をより高い効率で実行することができる。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、試験サイト識別情報は、試験サイトIDを含み、かつ/又は試験サイトIDは、試験サイト固有のシグナリング上に変調される。試験サイトIDの使用は、特定の試験サイド又は被試験デバイスをそれぞれ識別するための実装が容易な方法を提供し得る。試験側IDの変調は、自動試験機器とハンドラとの間の良好なデータ伝送効率を提供することができ、高速データ伝送を可能にすることができる。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、調節情報は、タイミング情報、例えば、冷却又は加熱するとき、又は遅延、及び/又は制御振幅情報、例えば、冷却振幅、及び/又は制御持続時間情報、例えば、冷却持続時間を含む。タイミング情報へのアクセスは、ハンドラが自動試験機器又は例えば試験サイクルと同期することを可能にし得る。これにより、適切な冷却又は加熱を行うことができる。更に、測定のための特定の時点を伝送して、例えば、被試験デバイスの調節のための温度情報を提供することができる。これにより、試験効率を改善することができ、被試験デバイスの温度誤動作を防止することを可能にすることができる。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、複数の試験サイトに対する単一の、例えば共通のトリガ、例えばプレトリガのシグナリングと、例えば単一の共通のトリガシグナリングによって定義されるトリガイベントと、異なる試験サイトに対して実行される熱的前処理動作の開始との間の遅延を記述する異なるサイト固有の遅延情報とを提供するように構成される。
データ伝送効率は、ベース信号及び試験サイト依存適合信号、又はベース情報及び試験サイト依存情報を伝送することによって改善され得る。共通トリガ、例えば、試験又は試験シーケンスの開始に関する情報が伝送されてもよく、例えば、複数の被試験デバイスに供給電圧が提供される。例えば、電力ピークのタイミング情報、又はデバイスの刺激に関するより詳細な情報が、サイト固有の遅延情報を介してハンドラに提供されてもよく、例えば、ハンドラには、温度を測定する際、又は特定の被試験デバイスを冷却若しくは加熱する際の情報が提供される。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、対応する状態が異なる試験フローにおいて異なる時間に到達されるように、異なるサイトの試験フローを実行するように構成され、自動試験機器は、それぞれの試験フローの所定の状態に達することに応答して、サイト固有のシグナリングを提供するように構成される。これにより、各被試験デバイスの高度に個別の試験が可能となり得る。更に、ハンドラにサイト固有のシグナリングを提供することによって、正確な試験結果を達成することができる。その結果、ハンドラは、それぞれの所定の状態に従って、被試験デバイスの操作、例えば、加熱若しくは冷却、又は測定をスケジュールすることができる。
以下では、本発明の第3の態様に係る更なる実施形態を更に詳細に説明する。しかしながら、自動試験機器に関連して説明した利点及び例は、対応するハンドラについても同様に理解されるべきである。したがって、自動試験機器に関して前述した特徴、機能、及び詳細のいずれも、対応するハンドラに使用することができ、又は対応するハンドラに組み込むことができ、又は対応するハンドラに適合させることができる。一例として、シグナリングを提供するように構成された自動試験機器は、当該シグナリングを受信するように構成された対応するハンドラによって置き換えられてもよく、又はその逆であってもよい。別の例として、自動試験機器によってタスクを実行するためにハンドラにシグナリングを提供することは、シグナリングを受信し、対応するハンドラのために当該タスクを実行するように構成されることによって置き換えられてもよい。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムテスタインターフェースは、以下の情報、すなわち
試験サイト固有のアラーム、試験サイト固有のトリガ、例えば、プレトリガ、識別情報、例えば、ID、試験サイト固有の温度調整、例えば、冷却情報、試験サイト固有の設定情報、例えば、VDD電圧情報、試験サイト固有の、例えば、予想される放熱情報、試験サイト固有のタイミング情報、例えば、温度制御タイミング情報のうちの1又は複数のものとともに、テスタインターフェースを介して、自動試験機器から当該試験サイト固有のシグナリングを受信するように構成される。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、試験サイト固有のシグナリングは、試験サイト識別情報と、調節情報、例えばタイミング情報、制御振幅情報、制御持続時間情報との組み合わせを含み、試験サイト識別情報は、例えばハンドラ内で、調節情報の試験サイト固有関連付けを可能にするように構成される。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、試験サイト識別情報は、試験サイトIDを含み、試験サイトIDは、試験サイト固有のシグナリング上に変調される。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、調節情報は、タイミング情報、例えば、冷却又は加熱するとき、又は遅延、及び/又は制御振幅情報、例えば、冷却振幅、及び/又は制御持続時間情報、例えば、冷却持続時間を含む。
本発明の第3の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、複数の試験サイトに対する単一の、例えば共通のトリガ、例えばプレトリガのシグナリングと、例えば単一の共通のトリガシグナリングによって定義されるトリガイベントと、異なる試験サイトに対して実行される熱的前処理動作の開始との間の遅延を記述する異なるサイト固有の遅延情報とを、自動試験機器からテスタインターフェースを介して受信するように構成される。
第4の態様に係る発明の概要
本発明の第4の態様に係る実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器とともに使用するためのハンドラを含み、ハンドラは、リアルタイムテスタインターフェース、例えば、トリガ機能を有するインターフェース、「固定エンドポイントインターフェース」を含む。
更に、リアルタイムテスタインターフェースは、例えば温度制御機能を制御するために、又は試験フロー、例えば試験サイト固有のシャットダウンに影響を与えるか、又は適合させるために、自動試験機器に試験サイト固有のシグナリングを提供するように構成される。
テスタインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合される、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、テスタインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又は特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器、例えば「テスタ」を含み、該自動試験機器は、リアルタイムハンドラインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を含み、該インターフェースは、例えば試験ヘッド上に配置され、例えば通信タスクに適合された複数の回線、例えば通信チャネルを含み、例えば別個のシグナリングラインを含まない。
更に、自動試験機器は、ハンドラインターフェースを介してハンドラから試験サイト固有のシグナリングを受信するように構成される。更に、自動試験機器は、例えば、試験サイト固有の受信したシグナリングに応答して、温度制御機能、例えばサイト固有のシャットダウンを制御するように、又は試験サイト固有のシグナリングを考慮するように、又は試験サイト固有のシグナリングを記録するように、又は試験サイト固有のシグナリングに応答して試験フローを適合させるように構成されてもよい。
ハンドラインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信に特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、ハンドラインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、及び/又はアプリケーション固有のインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための、例えばハンドラとともに使用するための、かつ/又は自動試験機器とともに使用するための方法を含み、方法は、例えば、温度制御機能を制御するために、試験フローに影響を与える若しくは適合させるために、例えば試験サイト特有のシャットダウンのために、リアルタイムテスタインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を介して、自動試験機器に試験サイト固有のシグナリングを提供することを含む。
テスタインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信のために特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合される、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、テスタインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための、例えば自動試験機器、例えば「テスタ」とともに使用するための方法を含み、方法は、リアルタイムハンドラインターフェース、例えばトリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」を介してハンドラから試験サイト固有のシグナリングを受信することを含み、このインターフェースは、例えば試験ヘッド上に配置され、例えば別個のシグナリングラインを含まず、例えば通信タスクに適合された一部のライン、例えば通信チャネルを含む。所望により、自動試験機器は、例えば、試験サイト固有の受信したシグナリングに応答して、温度制御機能、例えばサイト固有のシャットダウンを制御するように、又は試験サイト固有のシグナリングを考慮するように、又は試験サイト固有のシグナリングを記録するように、又は試験サイト固有のシグナリングに応答して試験フローを適合させるように構成されてもよい。
ハンドラインターフェースは、例えば、自動試験機器とハンドラとの間の通信に特に適合された、例えば、所望により双方向の専用インターフェースであってもよく、ハンドラインターフェースは、例えば、通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよい。
更に、ハンドラインターフェースは、リアルタイムインターフェース、例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、特定用途向けインターフェースである。更に、インターフェースは、バスに加えて実装されてもよく、例えば、バスより高速であってもよい。インターフェースは、例えば、低レイテンシ、例えばリアルタイム対応及び/又は高速インターフェースであってもよい。インターフェースは、例えば、試験ヘッドとハンドラとの間に直接配置されてもよい。リアルタイムインターフェースとして、インターフェースは、例えば、存在する追加の通信インターフェースよりも高速であってもよい。例えば、実行時のデータ交換が可能であり、例えば、データ交換が(例えば、実行時に)リアルタイム試験適合を可能にし、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満である。インターフェースは、例えば、特定用途向けインターフェースであってもよく、例えば、通信プロトコルは、リアルタイムシグナリングに適合される。
第4の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義される自動試験機器と、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
第4の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義されるハンドラと、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
第4の態様に係る更なる実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに実施形態に係る方法を実行するためのコンピュータプログラムを含む。
第4の態様に係る更なる実施形態は、実施形態によるハンドラと、実施形態に係る自動試験機器とを含む試験セルを含み、自動試験機器のハンドラインターフェースとハンドラのテスタインターフェースとが結合される。
本発明の第4の態様に係る実施形態の概念を、ハンドラとの関連で以下に説明する。基本的な考え方は、対応する自動試験機器、並びにかかる自動試験機器及び/又はハンドラとともに使用するための方法についても同様に理解されるべきである。したがって、ハンドラに関して本明細書で論じられる特徴、機能、及び詳細のいずれも、所望により、自動試験システム、試験システム、試験セル、及び/又は自動試験機器、ハンドラ、試験システム、若しくは試験セルとともに使用するための方法において(例えば、同一又は類似の方法で)、個別に、かつ組み合わせて使用することができる。
本発明の第4の態様に係る実施形態は、リアルタイムテスタインターフェースを介して自動試験機器に試験サイト固有のシグナリングを提供するという考えに基づいている。ハンドラは、被試験デバイスの温度を個別に測定するように構成されてもよい。例えば、誤動作の場合、1つの被試験デバイスが温度暴走を受ける可能性がある。例えば、被試験デバイスへの高電力供給を伴う試験サイクルでは、これは、被試験デバイスの差し迫った破壊をもたらす場合がある。リアルタイムテスタインターフェースは、かかるデバイスの破壊を防止することを可能にすることができる。温度上昇に関する情報は、ハンドラから自動試験機器にリアルタイムで、例えば、被試験デバイスの内部処理の時定数よりも短い時間間隔で伝送されてもよい。自動試験機器は、デバイスの破壊を防止するために、誤動作している被試験デバイスをシャットダウンすることができる。これにより、他の被試験デバイスの試験の継続を可能にすることができる。したがって、試験時間を短縮することができ、デバイスの損傷を防止することができる。
誤動作とは別に、ハンドラによって決定された、温度などのハンドラ情報、又は、例えば、デバイスの状態などの他の情報は、試験ルーチンを適合させるために、自動試験機器によって使用されてもよい。デバイスは、試験結果に従って、リアルタイムで品質によって分類されてもよく、試験は、デバイスの分類に従って適合されてもよい。
更に、複数の被試験デバイスの個々の温度情報を使用して、例えば、冷却時間、又は新しい刺激がデバイスに送られる前の短い遅延を調整することによって、試験を適合させることができる。これにより、被試験デバイスの過熱を防止することができるので、試験効率を改善することができる。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、温度誤動作、例えば温度暴走、又は例えば温度信号の接続の切断を検出するように構成され、又はハンドラは、例えば被試験デバイスのデバイスをそれ以上冷却することができない。更に、試験サイト固有のシグナリングは、試験サイト固有のアラームであり、ハンドラは、試験サイト固有のアラーム処理及び/又は試験サイト固有のシャットダウン、例えば試験サイト固有の電力シャットダウンを可能にするように構成される。
リアルタイムインターフェースは、温度暴走の場合の電力シャットダウンなどの高速対策を可能にし得る。したがって、ハンドラは、例えば試験サイト固有の任意の被試験デバイスについて、かかる温度誤動作を検出するように構成することができる。ハンドラは、デバイスの破壊を防止するために、例えば、次の刺激の前に追加の遅延を伴って、例えば、デバイスの冷却を可能にするために、自動試験機器にシグナリングを提供してもよい。したがって、試験効率を向上させることができる。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、リアルタイムテスタインターフェースを介した自動試験機器へのシグナリングを使用して、被試験デバイスのデータ処理、例えばビニング及びデータロギングに影響を与えるように構成される。ハンドラは、例えば、被試験デバイスの異常挙動を検出するように構成されてもよく、それにより、イベントの分析を可能にするために、(例えば、自動試験機器において、又は被試験デバイスにおいて)データロギングを開始してもよい。一方、被試験デバイスの誤動作は、ハンドラによって検出することができ、それにより、例えば、デバイスのバッチにわたって統計データを破損しないように、データロギングを停止することができる。したがって、試験精度及びデータ取得を改善することができる。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、試験サイト固有のシグナリングは、試験サイト識別情報と、調節情報、例えばタイミング情報、制御振幅情報、制御持続時間情報との組み合わせを含む。更に、試験サイト識別情報は、例えばハンドラにおいて、調節情報の試験サイト固有の関連付けを可能にするように構成される。
特定の試験サイト、したがって例えば特定の被試験デバイスは、例えば、特定の組の調節情報に関連付けられ、又はリンクされ、又は関係付けられてもよい。この情報のセットは、例えば、自動試験機器に記憶され、定期的に、又は必要なときはいつでも、例えば、被試験デバイス又は試験サイトの調節情報がハンドラによって更新されるときに更新されてもよい。調節情報及び試験サイト識別情報に基づいて、自動試験機器は、特定の被試験デバイスに対して試験を適合させることができる。したがって、例えば、試験を各被試験デバイスに適合させることができるので、試験をより高い効率で実行することができる。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、試験サイト識別情報は、試験サイトIDを含み、かつ/又は試験サイトIDは、試験サイト固有のシグナリング上に変調される。試験サイトIDの使用は、特定の試験サイド又は被試験デバイスをそれぞれ識別するための実装が容易な方法を提供し得る。試験側IDの変調は、ハンドラと自動試験機器との間の良好なデータ伝送効率を提供することができ、高速データ伝送を可能にすることができる。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、調節情報は、タイミング情報、例えば、冷却又は加熱するとき、又は遅延、及び/又は制御振幅情報、例えば、冷却振幅、及び/又は制御持続時間情報、例えば、冷却持続時間を含む。
タイミング情報へのアクセスは、自動試験機器がハンドラと同期することを可能にする。これにより、適切な冷却又は加熱を行うことができる。これにより、試験効率を改善することができ、被試験デバイスの温度誤動作を防止することを可能にすることができる。
以下では、本発明の第4の態様に係る更なる実施形態を更に詳細に説明する。しかし、ハンドラに関連して説明した利点及び例は、対応する自動試験機器についても同様に理解されるべきである。したがって、自動試験機器に関して前述した特徴、機能、及び詳細のいずれも、対応するハンドラに使用することができ、又は対応するハンドラに組み込むことができ、又は対応するハンドラに適合させることができる。一例として、シグナリングを提供するように構成されたハンドラは、当該シグナリングを受信するように構成された対応する自動試験機器によって置き換えられてもよい。別の例として、ハンドラによってタスクを実行するために自動試験機器にシグナリングを提供することは、シグナリングを受信し、対応する自動試験機器のために当該タスクを実行するように構成されることによって置き換えられてもよい。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、試験サイト固有のシグナリングは、試験サイト固有のアラームであり、自動試験機器は、試験サイト固有のアラームに基づいて、試験サイト固有のアラームを処理し、及び/又は試験サイト固有のシャットダウン、例えば、被試験デバイスに供給するデバイス電源の試験サイト固有の停止を実行するように構成されている。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、ハンドラからの例えば試験サイト固有のシグナリングの受信に応答して、被試験デバイスのデータ処理、例えばビニング及びデータロギングに影響を与えるように構成される。自動試験機器は、被試験デバイスの異常挙動を検出するように構成されてもよく、それにより、イベントの分析を可能にするためにデータロギングを開始することができる。一方、被試験デバイスの誤動作は、自動試験機器によって判定することができ、それにより、例えば、デバイスのバッチにわたって統計データを破壊しないように、データロギングを停止することができる。したがって、試験精度及びデータ取得を改善することができる。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、試験サイト固有のシグナリングは、試験サイト識別情報と、調節情報、例えばタイミング情報、制御振幅情報、制御持続時間情報との組み合わせを含み、試験サイト識別情報は、例えばハンドラ内で、調節情報の試験サイト固有関連付けを可能にするように構成される。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、試験サイト識別情報は、試験サイトIDを含み、かつ/又は試験サイトIDは、試験サイト固有のシグナリング上に変調される。
本発明の第4の態様に係る更なる実施形態によれば、調節情報は、タイミング情報、例えば、冷却又は加熱するとき、又は遅延、及び/又は制御振幅情報、例えば、冷却振幅、及び/又は制御持続時間情報、例えば、冷却持続時間を含む。
本発明の更なる実施形態は、被試験デバイスを(例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、特定用途向け;バスに加えて、バスより高速、低レイテンシ、リアルタイム対応、高速;例えば、試験ヘッドとハンドラとの間で直接;例えば、存在する追加の通信インターフェースより高速;例えば、実行時でのデータ交換が可能であるように;例えば、データ交換がリアルタイム試験適合(例えば、実行時で)を可能にするように、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満であるように)リアルタイム(例えば、トリガ機能を有するインターフェース、例えば「固定エンドポイントインターフェース」、例えば試験ヘッド上に配置され、例えば通信タスクに適合された複数のライン、例えば通信チャネルを備える;例えば、別個のシグナリングラインを有さない)ハンドラインターフェース(例えば、双方向専用装置とハンドラとの間の通信のために特に適合された、例えば双方向専用の、例えば通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された特定用途向けインターフェース)で試験するための、例えば自動試験機器、例えば「テスタ」とともに使用するための方法を含み、方法は、(例えば、ポイントツーポイント、エンドツーエンド、非バス、非標準、特定用途向け;バスに加えて、バスより高速、低レイテンシ、リアルタイム対応、高速;例えば、試験ヘッドとハンドラとの間で直接;例えば、存在する追加の通信インターフェースより高速;例えば、実行時でのデータ交換が可能であるように;例えば、データ交換がリアルタイム試験適合(例えば、実行時で)を可能にするように、例えば、インターフェースによって提供又は受信されるシグナリングのレイテンシが1ms未満、又は更に100マイクロ秒未満、又は更に10マイクロ秒未満、又は更に1マイクロ秒未満であるように)リアルタイム(例えば、試験ヘッド上に配置された、例えば「固定エンドポイントインターフェース」などのトリガ機能を有するインターフェースであって、例えば、通信タスクに適合された通信チャネルなどの一部のラインを含み、例えば、別個のシグナリングラインを有さず、例えば、自動試験機器が、試験サイト固有の受信されたシグナリングに応答して、例えばサイト固有のシャットダウンなどの温度制御機能を制御するように、又は試験サイト固有のシグナリングを考慮するように、又は試験サイト固有のシグナリングを記録するように、又は試験サイト固有のシグナリングに応答して試験フローを適合させるように構成される)ハンドラインターフェース(例えば、双方向専用装置とハンドラとの間の通信のために特に適合された、例えば双方向専用の、例えば通信プロトコルがリアルタイムシグナリングに適合された特定用途向けインターフェース)を介してハンドラから試験サイト固有シグナリングを受信することを含む。
第5の態様に係る発明の概要
本発明の第5の態様に係る実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器、例えば「テスタ」を含み、自動試験機器は、例えば専用のリアルタイム、例えば「高速」ハンドラインターフェースを含み、例えば専用のリアルタイムハンドラインターフェース、例えばハンドラとテスタとの間の高速プレトリガ及び通信チャネルは、温度制御機能をトリガ、例えばプレトリガするために、トリガシグナリング、例えばプレトリガシグナリングをハンドラに提供するように構成される。更に、例えば専用のリアルタイムハンドラインターフェースは、トリガシグナリングに加えて追加のシグナリングを提供するように構成され、追加のシグナリングは、ハンドラによる、又は例えばハンドラのみによる、例えば実行時の温度制御プロファイル又は温度調節の例えば自律的な決定、例えば計算、又は例えば自律的な修正のための例えばリアルタイムの制御情報を含む。制御情報は、例えば、PMON(例えば、リアルタイムのDUT電力消費を監視するためのパラメータ)、TJ(例えば、実際のDUT接合部温度)、SITE(例えば、サイト固有の制御データ)、DUT(例えば、DUT固有の制御データ)、TEST(例えば、試験固有の応答データ)、FLOW(例えば、試験サブf)を含むことができ、かつ/又は次の温度ホットスポット、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、及び/又はサイト及びデバイス固有の温度制御データに関する情報を含むことができる。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、自動試験機器、例えばPMON、TJによって決定された、又は自動試験機器によって被試験デバイスデータストリームから抽出された、1又は複数の測定値に関する情報を含む。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、1又は複数の試験状態パラメータ、例えば、SITE、DUT、TEST、FLOW、次の温度ホットスポットに関する情報、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、サイト及びデバイス固有の温度制御データを含む。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、アラーム情報、例えば、1又は複数の被試験デバイスに関する試験サイト固有の過剰又は不十分な温度アラーム情報を含む。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための自動試験機器とともに使用するためのハンドラを含み、ハンドラは、例えば双方向のリアルタイムテスタインターフェースを含み、例えばハンドラは、例えば双方向のリアルタイムテスタインターフェースを介して、トリガシグナリングと、トリガシグナリングに加えて、ハンドラによる、又は例えばハンドラのみによる、例えば実行時の温度制御プロファイル又は温度調節の例えば自律的な決定、例えば計算、又は例えば自律的な修正のための例えばリアルタイム制御情報を含む追加のシグナリングとを受信するように構成される。制御情報は、例えば、PMON(例えば、リアルタイムのDUT電力消費を監視するためのパラメータ)、TJ(例えば、実際のDUT接合部温度)、SITE(例えば、サイト固有の制御データ)、DUT(例えば、DUT固有の制御データ)、TEST(例えば、試験固有の応答データ)、FLOW(例えば、試験サブf)、及び/又は次の温度ホットスポット、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、及び/又はサイト及びデバイス固有の温度制御データに関する情報を含んでもよい。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、自動試験機器、例えばPMON、TJによって決定された、又は自動試験機器によって被試験デバイスデータストリームから抽出された、1又は複数の測定値に関する情報を含む。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、1又は複数の試験状態パラメータ、例えば、SITE、DUT、TEST、FLOW、次の温度ホットスポットに関する情報、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、サイト及びデバイス固有の温度制御データを含む。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、アラーム情報、例えば、1又は複数の被試験デバイスに関する試験サイト固有の過剰又は不十分な温度アラーム情報を含む。
更に、ハンドラは、1又は複数の被試験デバイスサイトの温度を制御、例えば調節するために、例えば、温度制御プロファイル又は温度調節を決定又は修正するために、追加のシグナリングを使用するように構成される。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態は、被試験デバイスを試験するための、例えば自動試験機器、例えば「テスタ」とともに使用するための方法を含み、方法は、温度制御機能をトリガするために、例えばそれによってトリガする、例えばプレトリガするために、例えば専用のリアルタイムハンドラインターフェース、例えばハンドラとテスタとの間の高速プレトリガ及び通信チャネルを介して、トリガシグナリング、例えばプレトリガシグナリングをハンドラに提供することを含む。
更に、方法は、例えば専用のリアルタイムハンドラインターフェースを介したトリガシグナリングに加えて、追加のシグナリングを提供することを含み、追加のシグナリングは、ハンドラによる、又は例えばハンドラのみによる、例えば実行時の温度制御プロファイル又は温度調節の、例えば自律的な決定、例えば計算、又は例えば自律的な修正のための、例えばリアルタイムの制御情報を含む。制御情報は、例えば、PMON(例えば、リアルタイムのDUT電力消費を監視するためのパラメータ)、TJ(例えば、実際のDUT接合部温度)、SITE(例えば、サイト固有の制御データ)、DUT(例えば、DUT固有の制御データ)、TEST(例えば、試験固有の応答データ)、FLOW(例えば、試験サブf)、及び/又は次の温度ホットスポット、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、及び/又はサイト及びデバイス固有の温度制御データに関する情報を含んでもよい。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、自動試験機器、例えばPMON、TJによって決定された、又は自動試験機器によって被試験デバイスデータストリームから抽出された、1又は複数の測定値に関する情報を含む。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、1又は複数の試験状態パラメータ、例えば、SITE、DUT、TEST、FLOW、次の温度ホットスポットに関する情報、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、サイト及びデバイス固有の温度制御データを含む。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、アラーム情報、例えば、1又は複数の被試験デバイスに関する試験サイト固有の過剰又は不十分な温度アラーム情報を含む。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態は、例えばハンドラとともに使用するための、かつ/又は自動試験機器とともに使用するための、被試験デバイスを試験するための方法を含み、方法は、例えば双方向のリアルタイムテスタインターフェースを介して、トリガシグナリングを受信することと、トリガシグナリングに加えて、ハンドラによる、又は例えばハンドラのみによる、例えば実行時の温度制御プロファイル又は温度調節の例えば自律的な決定、例えば計算、又は例えば自律的な修正のための例えばリアルタイム制御情報を含む追加のシグナリングを受信することとを含む。制御情報は、例えば、PMON(例えば、リアルタイムのDUT電力消費を監視するためのパラメータ)、TJ(例えば、実際のDUT接合部温度)、SITE(例えば、サイト固有の制御データ)、DUT(例えば、DUT固有の制御データ)、TEST(例えば、試験固有の応答データ)、FLOW(例えば、試験サブf)、次の温度ホットスポット、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、及び/又はサイト及びデバイス固有の温度制御データに関する情報を含んでもよい。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、自動試験機器、例えばPMON、TJによって決定された、又は自動試験機器によって被試験デバイスデータストリームから抽出された、1又は複数の測定値に関する情報を含む。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、1又は複数の試験状態パラメータ、例えば、SITE、DUT、TEST、FLOW、次の温度ホットスポットに関する情報、ホットスポットの持続時間、ホットスポットの振幅、サイト及びデバイス固有の温度制御データを含む。
代替として、又は追加として、追加のシグナリングは、アラーム情報、例えば、1又は複数の被試験デバイスに関する試験サイト固有の過剰又は不十分な温度アラーム情報を含む。
更に、方法は、例えば温度制御プロファイル又は温度調節を決定又は修正するために、1又は複数の被試験デバイスサイトの温度を制御する、例えば調節する、例えばそれによって制御するために、追加のシグナリングを使用することを含む。
第5の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義される自動試験機器と、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
第5の態様に係る更なる実施形態は、本明細書で定義されるハンドラと、本明細書で定義されるハンドラとを含む試験システムを含む。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに実施形態に係る方法を実行するためのコンピュータプログラムを含む。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態は、実施形態によるハンドラと、実施形態に係る自動試験機器とを含む試験セルを含み、自動試験機器のハンドラインターフェースとハンドラのテスタインターフェースとが結合される。
本発明の第5の態様に係る実施形態の概念を、自動試験機器との関連で以下に説明する。基本的な考え方は、かかる自動試験機器及び/又はハンドラとともに使用するための対応するハンドラ及び方法についても同様に理解されるべきである。したがって、自動試験機器に関して本明細書で論じた特徴、機能、及び詳細のいずれも、所望により、自動試験機器用、ハンドラ用、試験システム用、又は試験セル用のハンドラ、試験システム、試験セル、及び/又は方法において(例えば、同一又は類似の方法で)、個々に、かつ組み合わせて使用することができる。
本発明の第5の態様に係る実施形態は、トリガシグナリングに加えて、リアルタイムハンドラインターフェースを介して自動試験機器からハンドラに追加のシグナリングを提供するという考えに基づいており、追加のシグナリングは、ハンドラによる温度制御プロファイル若しくは温度調節の決定若しくは修正のための制御情報、自動試験機器によって決定された、若しくは自動試験機器によって被試験デバイスデータストリームから抽出された1又は複数の測定値に関する情報、1又は複数の試験状態パラメータ、及びアラーム情報のうちの少なくとも1つを含む。
本発明者らは、温度制御機能のためのトリガシグナリングに加えて、複数の情報をリアルタイムで、例えば、被試験デバイスの内部プロセスよりも短いタイムスパンで提供するために、リアルタイムインターフェースが使用され得ることを認識した。リアルタイムでかかる情報を提供する能力は、リアルタイムでの試験適合及び試験評価を可能にし、それにより、試験効率及び試験精度を改善する。
かかる情報に基づいて、自動試験機器は、被試験デバイスの温度ホットスポットを予測し、調節するように構成することができる。自動試験機器、例えばテスタ又はハンドラ又はその両方における特別なアルゴリズムは、このデータ、例えばパラメータを使用して、例えば各試験サイトの冷却振幅、持続時間、強度の例えば早期又は予測的決定を行うことができる。
一例として、追加情報は、トリガシグナリング、例えば、被試験デバイスが特定の状態、例えば、試験準備完了状態にあることを示すシグナリングを使用して伝送されてもよい。一例として、例えば当該追加情報を含むかかるシグナリングに基づいて、較正測定又は基準測定を実行することができる。したがって、被試験デバイスは、例えば、ハンドラによる基準温度測定を可能にするために、例えば自動試験機器によって適切にバイアスされてもよい。
したがって、ハンドラは、それぞれの試験又は試験シーケンスの過程で温度測定の実行を開始することができる。更なる追加情報が、例えば更なるトリガ、例えばプレトリガシグナリングを使用して伝送されてもよい。更なるトリガシグナリング又はトリガパルスは、ハンドラによって、例えば温度上昇に先立って冷却を起動するためのプレトリガ信号として解釈されてもよい。温度上昇は、例えば、現在の試験又は試験シーケンスに関連する推定電力消費に基づいて、自動試験機器によって予測することができる。
例えば、ハンドラは、第1のトリガパルスに応答して基準温度測定を行ってもよく、次いで、連続的に(又は反復的に)更なる温度測定を行ってもよい。例えば、ハンドラは、較正目的で基準温度測定値を使用して、例えば、被試験デバイス上の温度測定構造の特性の影響を更なる温度測定値から除去してもよい。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、被試験デバイスのデジタルデータストリーム(又はアナログデータストリーム)から測定値又はパラメータ、例えば接合部温度情報を抽出するように構成され、リアルタイムハンドラインターフェースは、例えば定期的に、例えば少なくとも500Hz又は少なくとも1kHz又は少なくとも10kHz又は少なくとも5kHzのサンプルレートで、当該測定値又はパラメータを、リアルタイムハンドラインターフェースを介してハンドラに伝送して、例えばハンドラによって実行される温度調節をサポートするように構成され、例えば当該値又はパラメータは、動的に又はリアルタイムで調節に影響を与えるか、又は調節に流入することができる。
デジタルデータストリームに基づいて(又はアナログデータストリームに基づいて)、自動試験機器は、被試験デバイスの情報、例えばステータスを分析又は判定又は評価するように構成することができる。結果は、デバイスに関する特性情報を含み得るデバイスのパラメータであり得る。自動試験機器によってハンドラに伝送されたパラメータ又は測定値に基づいて、ハンドラは温度調節戦略を適合させることができる。更に、自動試験機器は、パラメータ又は測定値に基づいて試験フロー又は試験サイクルを適合させることができる。情報伝送のためのサンプルレートは、被試験デバイスの内部プロセスの速度及び/又は計算時間に従って選択することができる。サンプルレートは、ハンドラ及び/又はテスタが、望ましくないイベント、例えば温度ホットスポット(又は更には熱暴走)を防止するために十分に短い時間スパンで反応することができるように選択することができる。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、例えば定期的に、例えば少なくとも500Hz又は少なくとも10kHz又は少なくとも5kHzのサンプルレートで、自動試験機器の計器によって測定された値又はパラメータ、例えばアナログ値又はパラメータ、例えば被試験デバイスによって消費される電力を表す電力消費値、又は被試験デバイスに流れ込む電流を表す電流値を、例えばハンドラによって実行される温度調節をサポートするために、例えばリアルタイムで、ハンドラインターフェースを介してハンドラに伝送するように構成され、例えば当該値又はパラメータは、動的に又はリアルタイムで調節に影響を与えるか、又は調節に流入する。
前述したように、サンプルレートは、被試験デバイスの特性、例えば、通常の電力消費と重大な過熱との間の推定時間スパンに従って選択することができる。任意の適切な情報、例えばパラメータ又は値が、試験を改善するためにハンドラに伝送され得るので、自動試験機器は、例えば計器を介して、かかる値又はパラメータを測定するように構成することができる。自動試験機器による追加の測定は、被試験デバイスの試験及び監視を最適化するためのより多くのパラメータを提供することを可能にし得る。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、1ms未満のレイテンシで、又は100マイクロ秒未満のレイテンシで、又は10マイクロ秒未満のレイテンシで、又は1マイクロ秒未満のレイテンシで、例えば1μs~1msのレイテンシで、当該追加のシグナリング及び/又はトリガシグナリングを提供するように構成される。
前述したように、リアルタイムで、例えば実行時に伝送を実行するために、リアルタイムハンドラインターフェースは、それに応じて設計又は構成することができる。これは、例えば、ハンドラ及び/又は自動試験機器が過熱を防止することを可能にするために、高速データ伝送を可能にし得る。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、リアルタイムハンドラインターフェースによって提供される当該追加のシグナリング及び/又は当該トリガシグナリングのレイテンシが温度制御機能の制御ループの時定数よりも低くなるように、帯域幅を提供するように構成される。
これは、温度制御の迅速な適合を可能にし、より少ない制御障害を可能にし得る。インターフェースが制御ループの時定数よりも速い場合、制御は、例えば、開始温度ホットスポット(又は更には熱暴走)の影響が試験を妨害し得る前に適合され得る。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、温度制御機能は、ハンドラインターフェースを含む制御ループを含み、温度制御機能は、例えば制御ループ信号又は制御ループ情報がハンドラインターフェース及びテスタインターフェースを介して伝送されるように、例えば制御ループ信号又は制御ループ情報がハンドラと自動試験機器との間で直接、例えばポイントツーポイントで伝送されるように、ハンドラインターフェースを介して伝送されるリアルタイム情報、例えばトリガ及び/又は追加のシグナリングを考慮するように構成される。
自動試験機器とハンドラとの間で伝送される追加情報にもかかわらず、リアルタイムハンドラインターフェースは、その伝送速度のために、リアルタイムでの温度調節を可能にすることができる。したがって、温度制御は、効率的かつ正確かつ高速となり得る。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、制御ループは、自動試験機器を含み、自動試験機器は、ハンドラと組み合わせて、統合された調節、例えば、温度制御(調節)機能の一部、例えば、不可欠な部分であるように構成される。
自動試験機器は、例えば、温度制御のフィードフォワード制御要素であってもよい。自動試験機器の操作変数は、例えば、被試験デバイスの電源であってもよい。ハンドラによる冷却/加熱の変更及び/又は自動試験機器による電源の変更は、正確な温度制御を可能にすることができる。代替として、又は加えて、自動試験機器は、被試験デバイスのパラメータ又は測定値を決定し、当該パラメータ又は値を制御ループの残りの部分、例えば制御要素に提供してもよい。更に、自動試験機器は、例えば、ハンドラなどの調節ループの制御入力を計算してもよい。したがって、温度制御は、良好な安定特性及び短い応答時間を含むことができる。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、温度制御機能によるリアルタイム考慮のために、当該トリガ及び/又は追加のシグナリングを提供するように構成される。制御アルゴリズムの設計は、リアルタイム要求のためのリアルタイムハンドラインターフェースと同様に、温度制御機能が被試験デバイスの温度を効率的に制御することを可能にし得る。高速調節ループは、制御誤差の高速調整を可能にし得る。したがって、望ましいデバイス温度を維持することができる。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムハンドラインターフェースは、温度調節ループの一部である。前述したように、ハンドラインターフェースがリアルタイムインターフェースである場合、ハンドラインターフェースは、制御アルゴリズムを遅くすることなく制御ループの一部とすることができ、それにより、高速制御又は調節ループを可能にする。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、統合された調節を実装するように構成され、調節機能は、自動試験機器とハンドラとの間で分散され、調節データは、ハンドラインターフェースを介して伝送される。ハンドラは、制御ループの制御要素又は補正要素であってもよい。ハンドラは、例えば被試験デバイスを冷却又は加熱することによって、操作変数を実装するように構成されてもよい。加えて、ハンドラは、例えば、被試験デバイスの温度の測定値を提供することによって、例えば、制御ループのフィードバックループの一部であってもよい。
前述したように、自動試験機器は、例えば、温度制御のフィードフォワード制御要素であってもよい。例えば、自動試験機器の第2の操作変数は、例えば、被試験デバイスの電源又は試験シーケンスであってもよい(試験シーケンスは、例えば、被試験デバイスのどのブロックがアクティブであるかを定義することによって、又は被試験デバイスのクロックレートに影響を与えることによって、例えば、被試験デバイスの「ストレス」を定義してもよい)。ハンドラによる冷却/加熱の変更及び/又は自動試験機器による電源の変更は、正確な温度制御を可能にすることができる。
更に、ハンドラは温度制御機能を提供することができ、ハンドラインターフェースは温度制御のための追加情報を提供することができる。追加情報は、例えば、電力供給の増加、又は自動試験機器によって決定された他のパラメータ及び値のために、次の温度ピークに関する情報を含むことができる。
したがって、温度制御は、良好な安定特性及び短い応答時間を含むことができる。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、自動試験機器は、自動試験機器のパターン生成器によって提供されるパターンを使用して、調節機能、例えば自動試験機器及びハンドラによって共同で提供される統合された調節機能に影響を与えるように構成され、パターンは、例えばハンドラインターフェースによってリアルタイムで伝送されてもよい。
以下では、本発明の第5の態様に係る更なる実施形態を更に詳細に説明する。しかしながら、自動試験機器に関連して説明した利点及び例は、対応するハンドラについても同様に理解されるべきである。したがって、自動試験機器に関して前述した特徴、機能、及び詳細のいずれも、対応するハンドラに使用することができ、又は対応するハンドラに組み込むことができ、又は対応するハンドラに適合させることができる。一例として、シグナリングを提供するように構成された自動試験機器は、当該シグナリングを受信するように構成された対応するハンドラによって置き換えられてもよく、又はその逆であってもよい。別の例として、自動試験機器によってタスクを実行するためにハンドラにシグナリングを提供することは、シグナリングを受信し、対応するハンドラのために当該タスクを実行するように構成されることによって置き換えられてもよい。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、例えば実行時に、温度制御プロファイル又は温度調節プロファイルを決定するように構成され、ハンドラは、例えば実行時に、例えば試験サイトごとに、温度制御プロファイル又は温度調節プロファイルの決定のための冷却振幅及び/又は持続時間及び/又は冷却強度を決定するように構成される。
ハンドラの測定値、及び所望により、自動試験機器からの更なる情報、例えば追加のシグナリングに基づいて、ハンドラは、デバイス温度の正確な予測を決定することが可能であり得る。したがって、温度制御プロファイル又は温度調節プロファイルは、例えば実行時に、ハンドラによって決定されてもよい。所望のデバイス温度を維持するために、ハンドラは、対応する冷却及び/又は加熱の振幅、並びにその持続時間及び強度を決定することができる。したがって、所望のデバイス温度は、小さい公差帯域及び高速制御誤差補償を用いて達成することができる。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、温度制御機能は、テスタインターフェースを含む制御ループを含み、温度制御機能は、例えば制御ループ信号又は制御ループ情報がハンドラインターフェース及びテスタインターフェースを介して送信されるように、例えば制御ループ信号又は制御ループ情報がハンドラと自動試験機器との間で直接、例えばポイントツーポイントで伝送されるように、例えば信号レイテンシが温度制御機能の時定数又は温度制御機能の計算時間と比較して重要でないように、テスタインターフェースを介して伝送されるリアルタイム情報、例えばトリガ及び/又は追加のシグナリングを考慮するように構成される。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、制御ループはハンドラを含み、ハンドラは、自動試験機器と組み合わせて、統合調節器、例えば、温度制御(調節)機能の一部、例えば、一体部分であるように構成される。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムテスタインターフェースは、温度制御機能におけるリアルタイム考慮のために、当該トリガ及び/又は追加のシグナリングを提供するように構成される。制御アルゴリズムの設計は、リアルタイム要求のためのリアルタイムテスタインターフェースと同様に、温度制御機能が被試験デバイスの温度を効率的に制御することを可能にし得る。高速調節ループは、制御誤差の高速調整を可能にし得る。したがって、望ましいデバイス温度を維持することができる。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、ハンドラは、温度制御機能を含む。
前述したように、ハンドラは、制御ループの制御要素又は補正要素であってもよい。ハンドラは、例えば被試験デバイスを冷却又は加熱することによって、操作変数を実装するように構成されてもよい。加えて、ハンドラは、例えば、被試験デバイスの温度の測定値を提供することによって、例えば、制御ループのフィードバックループの一部であってもよい。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、リアルタイムテスタインターフェースは、温度調節ループの一部である。前述したように、テスタインターフェースがリアルタイムインターフェースである場合、テスタインターフェースは、制御アルゴリズムを遅くすることなく制御ループの一部とすることができ、それにより、高速制御又は調節ループを可能にする。
本発明の第5の態様に係る更なる実施形態によれば、例えば、ハンドラは、統合された調節を実装するように構成され、調節機能は、自動試験機器とハンドラとの間で分散され、所望により、調節データは、テスタインターフェースを介して伝送される。
図面は、必ずしも縮尺通りではなく、代わりに、概して、本発明の原理を図示することに重点が置かれている。以下の説明では、本発明の種々の実施形態が、以下の図面を参照して説明される。