JP2023533497A - 抽出液、その製造方法及びそれを含有する容器包装された飲料 - Google Patents

抽出液、その製造方法及びそれを含有する容器包装された飲料 Download PDF

Info

Publication number
JP2023533497A
JP2023533497A JP2022580966A JP2022580966A JP2023533497A JP 2023533497 A JP2023533497 A JP 2023533497A JP 2022580966 A JP2022580966 A JP 2022580966A JP 2022580966 A JP2022580966 A JP 2022580966A JP 2023533497 A JP2023533497 A JP 2023533497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extraction
tea
deionized water
extract
tea leaves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022580966A
Other languages
English (en)
Inventor
ゲン,リボ
シェン,オリバー
グオ,エルシー
ソン,エイミー
ワン,デイビッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coca Cola Co
Original Assignee
Coca Cola Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Coca Cola Co filed Critical Coca Cola Co
Publication of JP2023533497A publication Critical patent/JP2023533497A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23FCOFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
    • A23F3/00Tea; Tea substitutes; Preparations thereof
    • A23F3/16Tea extraction; Tea extracts; Treating tea extract; Making instant tea
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23FCOFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
    • A23F3/00Tea; Tea substitutes; Preparations thereof
    • A23F3/16Tea extraction; Tea extracts; Treating tea extract; Making instant tea
    • A23F3/18Extraction of water soluble tea constituents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23FCOFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
    • A23F3/00Tea; Tea substitutes; Preparations thereof
    • A23F3/16Tea extraction; Tea extracts; Treating tea extract; Making instant tea
    • A23F3/163Liquid or semi-liquid tea extract preparations, e.g. gels, liquid extracts in solid capsules
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23FCOFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
    • A23F5/00Coffee; Coffee substitutes; Preparations thereof
    • A23F5/24Extraction of coffee; Coffee extracts; Making instant coffee
    • A23F5/26Extraction of water-soluble constituents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L2/00Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Their preparation
    • A23L2/38Other non-alcoholic beverages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
    • B01D11/02Solvent extraction of solids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
    • B01D11/02Solvent extraction of solids
    • B01D11/0215Solid material in other stationary receptacles
    • B01D11/0219Fixed bed of solid material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
    • B01D11/02Solvent extraction of solids
    • B01D11/0215Solid material in other stationary receptacles
    • B01D11/0253Fluidised bed of solid materials
    • B01D11/0257Fluidised bed of solid materials using mixing mechanisms, e.g. stirrers, jets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
    • B01D11/02Solvent extraction of solids
    • B01D11/0288Applications, solvents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

脱イオン水を使用して、抽出される材料を抽出し、及び抽出が完了した後に抽出溶液を放出して抽出残渣を得ることと;抽出残渣に脱イオン水を添加して抽出を実施し、及び抽出が完了した後に抽出溶液を放出することと;任意選択的に、ステップ2を繰り返すことと;前のステップで得られた抽出溶液を混合して、抽出液を得ることとを含む抽出液製造方法。本出願は、この方法によって得られる抽出液及び抽出液から直接的に又はそれを希釈することによって得られる、容器包装された飲料にも関する。本方法では、複数回の抽出が実施され、それにより抽出収率を効果的に増大させ、製品コストを低減し、抽出時間を短縮し、及び製造効率を向上させ、また苦味物質の溶解を効果的に阻害し、したがって飲料の風味を向上させる。

Description

技術分野
本出願は、限定されないが、飲料製造技術、特に抽出液、その製造方法及びそれを含有する容器包装された飲料に関する。
背景技術
従来の茶葉抽出又は煎出は、抽出収率を増大させるために、通常、温水又は煮沸水を用いて行われる。高温抽出は、茶ポリフェノール及びカフェインなど、より苦味のある物質の溶解をもたらし、高含有量のカフェインは、不眠などの人体に対する有害な副作用を及ぼすため、近年、コーヒー飲料の水出しプロセスに影響を受けて、一層多くの消費者が、水出しプロセスによって製造されたコーヒー及び茶飲料を受け入れている。しかし、低温での抽出のために従来の茶葉抽出プロセスが使用されている。低い抽出収率に起因して、茶飲料の風味が乏しく、製造効率が深刻な影響を受け、工業的製造の要件を満たすことができない。
特許台湾特許第1321452号は、包装された茶飲料のための抽出方法を開示している。この方法は、抽出のための冷水(10℃~15℃)溶液と温水(50℃~55℃)溶液とを混合する方法による茶飲料の調製を含む。抽出プロセス中、抽出は、撹拌と休止とを交互に行うことによって加速され、抽出の最後に、抽出のための2つの溶液を様々な割合で混合することによって茶飲料が調製される。特許台湾特許出願公開第200942179A号は、アップフロー密閉循環抽出システムを開示している。このシステムを通して、茶葉は、循環抽出により、抽出のための溶液によって抽出される。ある温度にあらかじめ加熱された水がその底部から抽出バレルに添加され、茶抽出液が抽出バレルの最上部の上方から抽出され、それに続いて循環抽出が行われて、茶飲料が得られる。
特許台湾特許第1321452号では、2ステップの高温及び低温抽出の使用がプロセス操作の複雑性及び制御性を増大させる。同様に、特許台湾特許出願公開第200942179A号は、密閉循環抽出方法の使用を含み、茶抽出のための溶液は、茶葉抽出のために長時間循環され、これにより抽出のための溶液が損なわれ、抽出装置が気密であり、アップフロー循環におけるものでなければならないことを必要とし、汎用性がやや不十分となる。
特開平6-30703号は、コーヒー及び茶飲料のための超高圧抽出方法を開示しており、飲料は、最初に超高圧及び低温の抽出、次いで残渣(コーヒー又は茶)の第2の高温抽出、次いで抽出溶液を混合することによる配合によって調製され、ここで、低温抽出は、低沸点の揮発性物質の喪失及び破壊を防止する。日本特許第4464337号は、茶抽出物を製造する方法を開示している。この方法では、最初に、ある量の水を、茶葉の重量に対するフィルターネットの上の水の体積の比が1.5~6.0になるように円筒形の茶抽出ケトルに添加し;添加される水の温度は、0℃~70℃であり;添加が完了した後、ケトルを2分~20分間静置し、次いで茶溶液を抜き取り、同じ速度で水を添加し;最終的に茶葉の10~100倍の茶溶液の量を有する茶抽出液が得られる。
発明の概要
本出願で詳細に記載される主題の概要を以下に示す。この概要は、本出願の範囲を限定することを意図されない。
本出願は、抽出液を製造する方法であって、
S100:抽出される材料を脱イオン水で抽出し、及び抽出が完了した後に抽出溶液を取り出すことと;
S200:脱イオン水を再び添加して、抽出溶液を取り出すことによって得られた抽出残渣を抽出し、及び抽出が完了した後に抽出溶液を取り出すことと;
S210:任意選択的に、抽出のためにステップS200を繰り返すことと;
S300:ステップS100、S200及び任意選択的にステップS210で得られた抽出溶液を混合して、抽出液を得ることと
を含む方法を提供する。
本出願のある実施形態では、抽出される材料は、コーヒー、茶葉及び草本の根、茎、葉、花、果実又は種子であり得る。
本出願のある実施形態では、抽出される材料は、茶葉であり得る。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける脱イオン水は、5℃~100℃の温度、任意選択的に5℃~35℃又は35℃~100℃の温度であり得る。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:3~1:20の範囲であり得;任意選択的に、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:5~1:15の範囲であり;及びまた任意選択的に、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:8~1:12の範囲である。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける抽出時間は、0.5分~30分であり得;任意選択的に、各ステップにおける抽出時間は、1.5分~20分であり;及びまた任意選択的に、各ステップにおける抽出時間は、1.5分~12分である。
本出願のある実施形態では、ステップS210における繰り返しステップS200の数は、0~8であり得、任意選択的に、ステップS210における繰り返しステップS200の数は、0~6である。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の温度は、同じであるか又は異なり得、任意選択的に、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の温度は、同じである。
本出願のある実施形態では、抽出プロセス全体中に5℃~35℃の脱イオン水及び35℃~100℃の脱イオン水の両方が使用され得る。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の量は、同じであるか又は異なり得、任意選択的に、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の量は、同じである。
本出願のある実施形態では、脱イオン水は、陰イオン-陽イオン樹脂で交換された脱イオン水、蒸留水又はRO水であり得る。
本出願のある実施形態では、ステップS100において、抽出される材料は、抽出に使用される脱イオン水が添加される前又は後に添加される。
本出願のある実施形態では、抽出は、撹拌しながら又は撹拌せずに実施され得る。
本出願のある実施形態では、抽出は、タンク、バスケット又はドリップ抽出装置によって実施され得る。
本出願のある実施形態では、茶葉は、紅茶、緑茶、黒茶、ウーロン茶、黄茶、白茶及び香り付けされた茶葉のいずれか1つ以上から選択され得る。
本出願は、上に記載した通りの抽出液を生成する方法によって調製される抽出液も提供する。
本出願は、上に記載した通りの抽出液を生成する方法によって調製された抽出液から直接的に又はその希釈によって得られる、容器包装された飲料も提供する。
本出願のさらなる特徴及び利点を、以下に続く説明に示し、これは、この説明からある程度明らかとなり、本出願の実行によって理解され得る。本出願の他の利点は、本明細書及び図面に記載されたスキームを通して理解し、得ることができる。
図面の簡単な説明
添付の図面は、本出願における技術的解決法の理解を提供するために使用され、本明細書の一部を構成し、本出願における技術的解決法を説明するために本出願の実施形態と共に使用されるが、本出願における技術的解決法を限定しない。
本出願における実施例1及び比較例1のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 本出願における実施例2及び比較例2のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 本出願における実施例3及び比較例3のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 本出願における実施例4及び比較例4のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 本出願における実施例5及び比較例5のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 本出願における実施例6及び比較例6のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 本出願における実施例7及び比較例7のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 本出願における実施例8及び比較例8のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 本出願における実施例9及び比較例9のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 本出願における実施例10及び比較例10のボトル入り茶飲料の官能評価の結果の比較チャートである。 異なる茶葉-水比率での、本出願における実施例14の抽出時間にわたる抽出収率(累積的)の変動を示すグラフである。 異なる抽出時間での、本出願における実施例15の抽出収率(累積的)の変動を示すグラフである。
実施形態の詳細な説明
本出願の目的、技術的解決法及び利点をより明確にするために、本出願の実施形態を、添付の図面を伴って以下に詳細に記述する。本出願における実施形態及び実施形態における特徴は、互いに矛盾しない任意の組み合わせにおけるものであり得ることに留意するべきである。
本出願のある実施形態は、抽出液を製造する方法であって、
S100:抽出される材料を脱イオン水で抽出し、及び抽出が完了した後に抽出溶液を取り出すことと;
S200:脱イオン水を再び添加して、抽出溶液を取り出すことによって得られた抽出残渣を抽出し、及び抽出が完了した後に抽出溶液を取り出すことと;
S210:任意選択的に、抽出のためにステップS200を繰り返すことと;
S300:ステップS100、S200及び任意選択的にステップS210で得られた抽出溶液を混合して、抽出液を得ることと
を含む方法を提供する。
抽出される材料の複数回の抽出を用いる、本出願のある実施形態における抽出液の製造方法は、抽出収率を効果的に増大させ、製品コストを低減するだけでなく、抽出時間を短縮し、製造効率を高める。さらに、この方法は、苦味物質の溶解を効果的に阻害し、飲料の風味を向上させることができる。
本出願のある実施形態では、抽出は、抽出される材料を脱イオン水に浸漬することによって実現される。
本出願では、用語「抽出収率」は、抽出される原料(例えば、茶葉)の乾燥重量に対する実際の抽出物の乾燥重量の百分率と定義される。
本出願のある実施形態では、抽出される材料は、コーヒー、茶葉及び草本の根、茎、葉、花、果実又は種子であり得る。
本出願のある実施形態では、抽出される材料は、茶葉であり得る。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける脱イオン水は、5℃~100℃の温度、任意選択的に5℃~35℃又は35℃~100℃の温度であり得る。
本出願のある実施形態では、抽出プロセスは、常温抽出若しくは高温抽出のみを含み得るか、又は常温抽出と高温抽出との両方を含み得る。
本出願のある実施形態では、抽出される材料が茶葉である場合、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:3~1:20の範囲であり得;任意選択的に、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:5~1:15の範囲であり;及びまた任意選択的に、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:8~1:12の範囲である。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける抽出時間は、0.5分~30分であり得;任意選択的に、各ステップにおける抽出時間は、1.5分~20分であり;及びまた任意選択的に、各ステップにおける抽出時間は、1.5分~12分である。
本出願のある実施形態では、ステップS210における繰り返しステップS200の数は、0~8であり得、例えば、繰り返しステップS200の数は、0、1、2、3、4、5、6、7又は8であり得、すなわち、製造プロセス全体を通した抽出数は、2~10であり;抽出数の増加に伴い、抽出収率をより向上させることができるが、製造効率及び製品の風味を考慮して、様々な製品特性に応じて様々な抽出数を設計することができ;任意選択的に、ステップS210における繰り返しステップS200の数は、0~6である。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の温度は、同じであるか又は異なり得、任意選択的に、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の温度は、同じである。
本出願のある実施形態では、抽出プロセス全体中に5℃~35℃の脱イオン水及び35℃~100℃の脱イオン水の両方が使用され得る。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の量は、同じであるか又は異なり得、任意選択的に、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の量は、同じである。
本出願のある実施形態では、脱イオン水は、陰イオン-陽イオン樹脂で交換された脱イオン水、蒸留水又はRO水(逆浸透膜水)であり得る。
本出願では、用語「陰イオン-陽イオン樹脂で交換された脱イオン水」は、陰イオン及び陽イオン樹脂のイオン交換カラムを通過させることによって得られる水と定義され;その調製プロセスは、以下を含むことができる:生の水→マルチメディアフィルター→活性炭フィルター→精密フィルター→陽イオン交換体→陰イオン交換体→イオン交換カラム→後処理用精密フィルター。
用語「RO水(逆浸透膜水)」は、逆浸透-イオン交換装置によって生成される脱イオン水と定義され;その調製プロセスは、以下を含むことができる:生の水→マルチメディアフィルター→活性炭フィルター→精密フィルター→逆浸透装置。
本出願のある実施形態では、ステップS100において、抽出される材料は、抽出に使用される脱イオン水が添加される前又は後に添加され得る。
本出願のある実施形態では、抽出は、撹拌しながら又は撹拌せずに実施され得る。
本出願のある実施形態では、脱イオン水は、注入又は噴霧によって供給することができる。噴霧方法は、抽出される材料との均一な水の接触に起因して、抽出される材料の活性成分を均一に抽出することを容易にする。
抽出のための装置として、脱イオン水入口と抽出液出口を備える任意のものを使用することができ、例えば、これは、タンク、バスケット又はドリップ抽出装置、例えば抽出ケトル又は円筒形のドリップ抽出ケトルであり得る。
ドリップ抽出装置のノズル角度及び高さは、抽出される材料の上面に水を均一に噴霧できるように調節することができる。水は、液滴又はミストの形態において、抽出される材料の上面に噴霧することができる。例えば、上部に噴霧器を備える、三友機器株式会社によって製造されたコーヒー抽出器SK-EXTl0及びSK-EXT-15並びに株式会社イズミフードマシナリによって製造された多機能抽出装置TEXl512及びTEX2015を使用することができる。
本出願のある実施形態では、抽出に使用される装置は、密閉又は開放され得、任意選択的に密閉され、これは、抽出操作中の蒸気の漏れによって引き起こされる作業環境の悪化を回避することができ、香り成分の揮発及び酸化に起因する品質劣化などの問題も回避することができる。例えば、抽出器は、密閉された円筒形の抽出器であり得る。
本出願のある実施形態では、抽出に使用される装置は、抽出される材料と抽出液とを分離するためのメッシュ、グリッドプレート又は他のネットを有し得る。
本出願のある実施形態は、上に記載した通りの抽出液を製造する方法によって調製される抽出液も提供する。
本出願のある実施形態は、上に記載した通りの抽出液を製造する方法によって調製された抽出液から直接的に又はその希釈によって得られる、容器包装された飲料も提供する。
本出願のある実施形態は、茶抽出液を製造する方法であって、
S100:茶葉を脱イオン水で抽出し、及び抽出が完了した後に茶溶液を取り出すことと;
S200:脱イオン水を再び添加して、茶溶液を取り出すことによって得られた残っている茶葉を抽出し、及び抽出が完了した後に茶溶液を取り出すことと;
S210:任意選択的に、抽出のためにステップS200を繰り返すことと;
S300:ステップS100、S200及び任意選択的にステップS210で得られた茶溶液を混合して、抽出液を得ることと
を含む方法も提供する。
茶葉の複数回の抽出を用いる、本出願のある実施形態における茶抽出液の製造方法は、抽出収率を効果的に増大させ、製品コストを低減するだけでなく、抽出時間を短縮し、製造効率を高める。さらに、この方法は、苦味物質の溶解を効果的に阻害し、茶飲料の風味を向上させることができる。
本出願のある実施形態では、抽出は、茶葉を脱イオン水に浸漬することによって実現される。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける脱イオン水は、5℃~100℃の温度、任意選択的に5℃~35℃又は35℃~100℃の温度であり得る。5℃~35℃の脱イオン水は、通常、冷却又は加熱のためのエネルギーを消費せずに得ることができる自然の周囲温度の脱イオン水であり、エネルギー消費が回避される。具体的には、季節又は地理的環境に応じて、5℃~35℃の範囲の適切な温度を選択することができる。しかし、季節又は地理上の環境的理由により、自然の周囲温度の脱イオン水の温度が使用のための要件を満たさない可能性がある。このとき、冷却又は加熱により、必要とされる温度に対処することができる。
常温抽出は、5℃~35℃の脱イオン水を用いて実施され、常温抽出は、苦味物質の溶解を阻害し、茶飲料の風味を向上させるのに有益である。高温抽出は、35℃~100℃の脱イオン水を用いて実施され、高温は、抽出収率の増大に有益である。
本出願のある実施形態では、抽出プロセスは、常温抽出若しくは高温抽出のみを含み得るか、又は常温抽出と高温抽出との両方を含み得る。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:3~1:20の範囲であり得;茶葉-水比率が小さすぎる場合、茶葉を完全に浸潤させることができず;茶葉-水比率が大きすぎる場合、茶葉の抽出収率を効果的に増大させることができず、より大きいエネルギー消費量が浪費されることになり、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比が1:3~1:20の範囲である場合、茶葉を完全に浸潤させ、抽出収率を効果的に増大させることができ;任意選択的に、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:5~1:15の範囲であり;及びまた任意選択的に、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:8~1:12の範囲である。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける抽出時間は、0.5分~30分であり得;任意選択的に、各ステップにおける抽出時間は、1.5分~20分であり;及びまた任意選択的に、各ステップにおける抽出時間は、1.5分~12分である。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける、茶葉と、抽出に使用される脱イオン水との質量比は、1:3~1:15の範囲であり得、各ステップにおける抽出時間は、2分~10分である。
本出願のある実施形態では、ステップS210における繰り返しステップS200の数は、0~8であり得、例えば、繰り返しステップS200の数は、0、1、2、3、4、5、6、7又は8であり得、すなわち、製造プロセス全体を通した抽出数は、2~10であり;抽出数の増加に伴い、抽出収率をより向上させることができるが、製造効率及び製品の風味を考慮して、様々な製品特性に応じて様々な抽出数を設計することができ;任意選択的に、ステップS210における繰り返しステップS200の数は、0~6である。
本出願のある実施形態では、抽出プロセス全体に使用される茶葉と脱イオン水との質量比は、1:30~1:60の範囲であり得る。茶葉抽出のための水が少なすぎると、有効な抽出ができない。茶葉抽出のための水が多すぎると、過剰な抽出がもたらされ、風味が乏しくなる。任意選択的に、抽出プロセス全体に使用される茶葉と脱イオン水との質量比は、1:30~1:40の範囲である。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の温度は、同じであるか又は異なり得、任意選択的に、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の温度は、同じである。
各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の温度が異なる場合、あるステップにおける抽出のために5℃~35℃の脱イオン水を使用することができ、あるステップにおける抽出のために35℃~100℃の脱イオン水を使用することができ、すなわち抽出プロセス全体中に5℃~35℃の脱イオン水及び35℃~100℃の脱イオン水の両方が使用され得る。
本出願のある実施形態では、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の量は、同じであるか又は異なり得、任意選択的に、各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の量は、同じである。
本出願のある実施形態では、製造方法は、
S100:1:3~1:15の範囲の、1回の抽出のために使用される茶葉と脱イオン水との質量比を用いて、脱イオン水を添加した後、抽出のために2分~10分、茶葉を脱イオン水に浸漬し、抽出が完了した後、抽出溶液を取り出すことと;
S200:ステップS100と同じ量の脱イオン水を再び添加して、ステップS100において得られた残っている茶葉を抽出し(抽出時間は、ステップS100と同じである)、抽出が完了した後に茶溶液を取り出すことと;
S210:任意選択的に、ステップS200を0回~6回繰り返すことと;
S300:ステップS100、S200及び任意選択的にステップS210で得られた茶溶液を混合して、抽出液を得ることと
を含み得る。
本出願のある実施形態では、脱イオン水は、陰イオン-陽イオン樹脂で交換された脱イオン水、蒸留水又はRO水(逆浸透膜水)であり得る。
本出願のある実施形態では、ステップS100において、茶葉は、抽出に使用される脱イオン水が添加される前又は後に添加される。
本出願のある実施形態では、抽出は、撹拌しながら又は撹拌せずに実施することができる。
本出願のある実施形態では、茶葉は、ツバキ属(Camellia)の茶の種(チャノキ(Camellia sinensis)又はカメリア・アッシミカ(Camellia assimica))の生葉由来の加工された茶葉であり得;また、茶葉は、茶葉の発酵の程度に応じて、緑茶、白茶、黄茶、青茶(ウーロン茶)、紅茶、黒茶(プーアル茶など)及び再加工された茶(香り付けされたジャスミン茶)又はあらゆる他の種類の茶の葉(緑茶、ウーロン茶及び紅茶の葉を含めたすべての上述の茶葉をカフェイン除去することによって製造される、カフェイン除去された又は低カフェインの茶葉が含まれる)であり得る。紅茶の葉には、紅茶の葉として公知である、ダージリン、アッサム及びスリランカなどの発酵茶葉の茶葉が含まれ得;緑茶の葉には、ツバキ属(Camellia)、C.アッサイミ(C. assaimi)、やぶきた、他のグラプトビリア(Graptoviria)などの茶葉から茶製造プロセスによって得られる、煎茶、玉露、甜茶などの緑茶の葉が含まれ得;ウーロン茶には、鉄観音、複合ウーロン、色種茶(sezhong)、黄金桂及び武夷岩茶などの半発酵茶(これらは、集合的にウーロン茶と称される)茶葉が含まれ得る。
使用される茶葉は、茶葉の種類及び形状に応じて、切断されていない葉若しくは小さく切断された葉の形態又はその混合形態であり得る。茶葉の粒度は、抽出の速度に影響を与え、小さい粒子の茶葉は、抽出バランスをより実現しやすい。
本出願のある実施形態では、脱イオン水は、注入又は噴霧によって供給することができる。噴霧方法は、茶葉との均一な水の接触に起因して、茶葉の活性成分を均一に抽出することを容易にする。
抽出のための装置として、脱イオン水入口と抽出液出口を備える任意のものを使用することができ、例えば、これは、タンク、バスケット又はドリップ抽出装置、例えば茶抽出ケトル又は円筒形のドリップ型の茶抽出ケトルであり得る。
ドリップ抽出装置のノズル角度及び高さは、茶葉の上面に水を均一に噴霧できるように調節することができる。水は、液滴又はミストの形態において、茶葉の上面に噴霧することができる。例えば、上部に噴霧器を備える、三友機器株式会社によって製造されたコーヒー抽出器SK-EXTl0及びSK-EXT-15並びに株式会社イズミフードマシナリによって製造された多機能抽出装置TEXl512及びTEX2015を使用することができる。
本出願のある実施形態では、抽出に使用される装置は、密閉又は開放され得、任意選択的に密閉され、これは、抽出操作中の蒸気の漏れによって引き起こされる作業環境の悪化を回避することができ、芳香の茶成分の揮発及び酸化に起因する品質劣化などの問題も回避することができる。例えば、抽出器は、密閉された円筒形の抽出器であり得る。
本出願のある実施形態では、抽出に使用される装置は、茶葉と茶抽出液とを分離するためのメッシュ、グリッドプレート又は他のネットを有し得る。
本出願のある実施形態は、上に記載した通りの茶抽出液を製造する方法によって調製される茶抽出液も提供する。
本出願のある実施形態は、上に記載した通りの茶抽出液を製造する方法によって調製された茶抽出液から直接的に又はその希釈によって得られる、容器包装された茶飲料も提供する。
商業生産では、茶抽出液は、直接的に冷却され、遠心分離(5000RPM、8000L/h)によって精製され、次いでUHTによって滅菌され(少なくとも4のF0値)、補給品供給路又はDIY使用のための茶ベース(果汁を加えて果汁入りの茶を作る、生乳を加えてミルクティを作るなど)としての家庭のための濃縮された茶飲料に無菌的に充填される。
以下の実施例及び比較例における遠心精製処理に使用される遠心機モデル日立CR21GIIを静的遠心分離処理のために使用する。
以下の実施例及び比較例で使用される自社製の抽出装置は、密閉カバーを備えた304型ステンレス鋼バケツ(5L又は1Lの体積)と、電気加熱サーモスタットウォーターバス(HWS-24)とから構成され、Shanghai Huitai Companyによって製造される。茶葉及び抽出のための水をステンレス鋼バケツに入れ、次いで密閉カバーで密閉し、次いでこれを一定の温度条件下の抽出のための電気加熱サーモスタットウォーターバスに入れ、抽出が完了した後に茶溶液を注ぎ出す。
実施例1
以下を含む、低温抽出された緑茶飲料の製造:
S100:Hangzhou, Zhejiangで生産された44gの龍井緑茶(Longjing green)の茶葉と、440gの室温(25℃)のRO水を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによって緑茶葉がRO水に10分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:440gの室温(25℃)のRO水を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を10分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を1回繰り返して、抽出液3を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~3を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS300で得られた茶抽出液を、2.3g/Lの固形分濃度を有する飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例1
S100’:Hangzhou, Zhejiangで生産された、実施例1における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の44gの龍井緑茶(Longjing green)の茶葉と、1320gの室温(25℃)のRO水を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによって緑茶葉がRO水に30分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を、2.3g/Lの固形分濃度を有する飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例1
1.上述の実施例1及び比較例1で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表1.1に示す通りである。
2.文献Sensory Evaluation Techniques, 2ndEdition, Meilgaard Civille Carr. Scaling introductionを参照して、上述の実施例1及び比較例1で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表1.2及び図1に示す通りである。
Figure 2023533497000002
比較例1と比較して、実施例1の製造方法の抽出収率は、12.2%増大される。
Figure 2023533497000003
実施例1のボトル入り茶ドリンクは、香りの向上及び苦味の低下を有することが分かる。
実施例2
以下を含む、低温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された43.5gのウーロン茶葉と、435gの室温(25.7℃)のRO水を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に10分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:435gの室温(25.7℃)のRO水を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を10分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を2回繰り返して、抽出液3及び抽出液4を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~4を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS300で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)14.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例2
S100’:Anxi, Fujianで生産された、実施例2における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の43.5gの鉄観音のウーロン茶葉と、1740gの室温(25.7℃)のRO水を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に40分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)14.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例2
1.上述の実施例2及び比較例2で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表2.1に示す通りである。
2.上述の実施例2及び比較例2で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表2.2及び図2に示す通りである。
Figure 2023533497000004
比較例2と比較して、実施例2の製造方法の抽出収率は、13.2%増大される。
Figure 2023533497000005
比較例2の風味全体は、実施例2よりも薄く渋味があることが分かる。
実施例3
以下を含む、低温抽出された紅茶飲料の製造:
S100:スリランカで生産された70gのCTC(クラッシュティアカール)紅茶葉と、700gの室温(24.1℃)のRO水を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによって紅茶葉がRO水に7分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:700gの室温(24.1℃)のRO水を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を7分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を2回繰り返して、抽出液3及び抽出液4を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~4を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS4で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)8.0g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例3
S100’:スリランカで生産された、実施例3における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の70gのCTC紅茶葉と、2800gの室温(24.1℃)のRO水を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによって紅茶葉がRO水に7分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)8.0g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例3
1.上述の実施例3及び比較例3で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表3.1に示す通りである。
2.上述の実施例3及び比較例3で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表3.2及び図3に示す通りである。
Figure 2023533497000006
比較例3と比較して、実施例3の製造方法の抽出収率は、6.9%増大される。
Figure 2023533497000007
比較例3の香りは、実施例3よりも薄いことが分かる。
実施例4
以下を含む、低温抽出された緑茶飲料の製造:
S100:Hangzhou, Zhejiangで生産された6.325kgの龍井緑茶(Longjing green)の茶葉をHI-TEC CompanyのSH/3-191109型の円筒形の茶抽出ケトルに添加し、400L/Hの室温(26.5℃)のRO水を円筒形の茶抽出ケトルから緑茶葉に7分間噴霧し、抽出のために撹拌せずに静置することによって緑茶葉がRO水に5分間均一に浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:400L/Hの室温(26.5℃)のRO水を円筒形の茶抽出ケトルからステップS100における残っている茶葉に7分間再び均一に噴霧し、これを5分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を2回繰り返して、抽出液3及び抽出液4を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~4を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、400L/H)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS300で得られた茶抽出液を、2.3g/Lの固形分濃度を有する飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例4
S100’:38Lの室温(26.5℃)のRO水をHI-TEC Companyの円筒形の茶抽出ケトル(SH/3-190109)に添加し、Hangzhou, Zhejiangで生産された、実施例4における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の6.325kgの龍井緑茶(Longjing green)の茶葉を秤量し、これを円筒形の茶抽出ケトルに添加し、抽出のために撹拌せずに静置することによって緑茶葉がRO水に12分間浸漬されるようにし;次いで、247.8L/Hの室温(26.5℃)のを均一に噴霧し、同じ流速で茶溶液を取り出し;36分の噴霧の後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、400L/H)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を、2.3g/Lの固形分濃度を有する飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例4
1.上述の実施例4及び比較例4で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表4.1に示す通りである。
2.上述の実施例4及び比較例4で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表4.2及び図4に示す通りである。
Figure 2023533497000008
Figure 2023533497000009
異なる抽出プロセスを使用する同じ抽出収率において、実施例4の香り及び風味全体がより強いことが分かる。また、風味に影響を与える茶ポリフェノール及びカフェインは、比較例よりも低く、アミノ酸は、比較例よりも高い。
実施例5
以下を含む、低温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された43.5gの鉄観音のウーロン茶葉と、435gの氷冷RO水(5℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に10分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:435gの氷冷RO水(5℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を10分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を4回繰り返して、抽出液3、抽出液4、抽出液5及び抽出液6を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~6を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS300で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)14.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例5
S100’:Anxi, Fujianで生産された、実施例5における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の43.5gの鉄観音のウーロン茶葉と、2610gの氷冷RO水(5℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に60分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)14.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例5
1.上述の実施例5及び比較例5で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表5.1に示す通りである。
2.上述の実施例5及び比較例5で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表5.2及び図5に示す通りである。
Figure 2023533497000010
比較例5と比較して、実施例5の製造方法の抽出収率は、56.3%増大される。
Figure 2023533497000011
比較例5の風味全体は、実施例5よりも薄いことが分かる。
実施例6
以下を含む、高温抽出された緑茶飲料の製造:
S100:Hangzhou, Zhejiangで生産された44gの龍井緑茶(Longjing green)の茶葉と、440gのRO水(70℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによって緑茶葉がRO水に2.67分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:440gのRO水(70℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を2.67分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を1回繰り返して、抽出液3を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~3を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS300で得られた茶抽出液を、2.3g/Lの固形分濃度を有する飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例6
S100’:Hangzhou, Zhejiangで生産された、実施例6における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の44gの龍井緑茶(Longjing green)の茶葉と、1320gのRO水(70℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによって緑茶葉がRO水に8分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を、2.3g/Lの固形分濃度を有する飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例6
1.上述の実施例6及び比較例6で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表6.1に示す通りである。
2.上述の実施例6及び比較例6で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表6.2及び図6に示す通りである。
Figure 2023533497000012
比較例6と比較して、実施例6の製造方法の抽出収率は、12.1%増大される。
Figure 2023533497000013
実施例6のボトル入り茶飲料は、より強い風味の強さ及びより少ない苦味を有することが分かる。
実施例7
以下を含む、高温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された43.5gの鉄観音のウーロン茶葉と、435gのRO水(90℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に2.67分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:435gのRO水(90℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を2.67分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を1回繰り返して、抽出液3を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~3を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS300で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)14.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例7
S100’:Anxi, Fujianで生産された、実施例7における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の43.5gの鉄観音のウーロン茶葉と、1305gのRO水(90℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に8分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)14.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例7
1.上述の実施例7及び比較例7で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表7.1に示す通りである。
2.上述の実施例7及び比較例7で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表7.2及び図7に示す通りである。
Figure 2023533497000014
比較例7と比較して、実施例7の製造方法の抽出収率は、17.4%増大される。
Figure 2023533497000015
比較例7は、実施例7よりも風味全体が薄いが、より強い渋味を有することが分かる。
実施例8
以下を含む、高温抽出された紅茶飲料の製造:
S100:スリランカで生産された40gのCTC紅茶葉と、400gのRO水(70℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによって紅茶葉がRO水に2分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:400gのRO水(70℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を2分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を1回繰り返して、抽出液3を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~3を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS300で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)13.3g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例8
S100’:スリランカで生産された、実施例8における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の40gのCTC紅茶葉と、1200gのRO水(70℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによって紅茶葉がRO水に6分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)13.3g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例8
1.上述の実施例8及び比較例8で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表8.1に示す通りである。
2.上述の実施例8及び比較例8で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表8.2及び図8に示す通りである。
Figure 2023533497000016
比較例8と比較して、実施例8の製造方法の抽出収率は、7.7%増大される。
Figure 2023533497000017
比較例8は、実施例8よりも風味全体が薄いが、より強い苦味及び渋味を有することが分かる。
実施例9
以下を含む、高温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された30gの鉄観音のウーロン茶葉と、90gのRO水(100℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に5分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:90gのRO水(100℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を5分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を5回繰り返して、抽出液3~7を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~7を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS300で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)14.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例9
S100’:Anxi, Fujianで生産された、実施例9における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の30gの鉄観音のウーロン茶葉と、630gのRO水(100℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に35分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)14.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例9
1.上述の実施例9及び比較例9で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表9.1に示す通りである。
2.上述の実施例9及び比較例9で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表9.2及び図9に示す通りである。
Figure 2023533497000018
比較例9と比較して、実施例9の製造方法の抽出収率は、46.9%増大される。
Figure 2023533497000019
比較例9のボトル入り茶飲料の風味全体は、実施例9よりも薄いことが分かる。
実施例10
以下を含む、高温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された62.5gの鉄観音のウーロン茶葉と、1250gのRO水(90℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に8分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:1250gのRO水(90℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を8分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S300:ステップS100及びS200で得られた抽出液1及び2を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS300で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)12.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
比較例10
S100’:Anxi, Fujianで生産された、実施例10における茶葉と同じ種類及びバッチ単位の62.5gのウーロン茶葉と、2500gのRO水(90℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に16分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1’)を浸出させること;
S200’:ステップS100’で得られた抽出液1’を冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S300’:ステップS200’で得られた茶抽出液を(乾燥茶葉に基づいて)12.5g/Lの飲料に配合し、滅菌し、次いでこれをボトルに入れて、ボトル入り茶飲料を得ること。
試験例10
1.上述の実施例10及び比較例10で調製された茶抽出液の固形分及び抽出収率を算出する。試験結果は、表10.1に示す通りである。
2.上述の実施例10及び比較例10で調製されたボトル入り茶ドリンクの香り、風味の強さ、甘味のある後味、苦味及び渋味の食味官能評価を、5段階評価方法(-2得点~+2得点)を使用して実施する。試験結果は、表10.2及び図10に示す通りである。
Figure 2023533497000020
比較例10と比較して、実施例10の製造方法の抽出収率は、6.9%増大される。
Figure 2023533497000021
比較例10は、実施例10よりも風味全体が薄いが、より強い渋味を有することが分かる。
以下では、抽出収率に対する、茶葉-水比率(すなわち1回の抽出において使用される茶葉と脱イオン水との質量比)及び抽出時間の影響を例として示す。実験結果に対する抽出の温度変動及び茶葉起源の影響を低下させるために、すべての実験は、室温の水によって実施され、茶葉の種類及びバッチ単位は、同じ実施例において同一である。溶解動的モデルに従い、他の温度も、この実験の予測される結果に従う。
実施例11-1(抽出収率に対する茶葉-水比率の影響、1回の抽出における茶葉-水比率:1:10)
以下を含む、低温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された43.5gの鉄観音Aのウーロン茶葉と、435gのRO水(24.5℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に10分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:435gの室温(24.5℃)のRO水を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を10分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を2回繰り返して、抽出液3及び抽出液4を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~4を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS100及びS300で調製された茶抽出液をそれぞれ秤量し、Brixを測定し、抽出収率を算出すること。算出結果は、表10に示す通りである。
実施例11-2(抽出収率に対する茶葉-水比率の影響、1回の抽出における茶葉-水比率:1:12.5)
以下を含む、低温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された、実施例11-1におけるのと同じバッチ単位の43.5gの鉄観音Aのウーロン茶葉と、543.75gのRO水(24.5℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に10分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:543.75gのRO水(24.5℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を10分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を2回繰り返して、抽出液3及び抽出液4を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~4を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS100及びS300で調製された茶抽出液をそれぞれ秤量し、Brixを測定し、抽出収率を算出すること。算出結果は、表10に示す通りである。
実施例11-3(抽出収率に対する茶葉-水比率の影響、1回の抽出における茶葉-水比率:1:15)
以下を含む、低温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された、実施例11-1におけるのと同じバッチ単位の43.5gの鉄観音Aのウーロン茶葉と、652.5gのRO水(24.5℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に10分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:652.5gのRO水(24.5℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を10分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を2回繰り返して、抽出液3及び抽出液4を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~4を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS100及びS300で調製された茶抽出液をそれぞれ秤量し、Brixを測定し、抽出収率を算出すること。算出結果は、表10に示す通りである。
Figure 2023533497000022
1回の抽出における茶葉-水比率が1:10.0~1:15.0の範囲である場合、茶葉-水比率は、抽出収率にほとんど影響を与えないことが分かる。さらに、異なる茶葉-水比率からの抽出結果は、必ずしも1回の抽出に必要とされる茶葉-水比率が高いほどよいとは限らないことを示す。
実施例12(1回の抽出及び1:30の茶葉-水比率を使用する、抽出中に磁気撹拌を作動させる、1回の抽出における抽出収率に対する抽出時間の影響)
以下を含む、低温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S1:台湾で生産された22.8gの砕いて凍結された一番茶のウーロン茶葉と、684gのRO水(25℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために100RPMの回転速度での磁気撹拌下でウーロン茶葉がRO水に10分間浸漬されるようにし;抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S2:台湾で生産された、ステップS1におけるものと同じバッチ単位の、22.8gの砕いて凍結された一番茶のウーロン茶葉と、684gのRO水(25℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために100RPMの回転速度での磁気撹拌下でウーロン茶葉がRO水に20分間浸漬されるようにし;抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S3:台湾で生産された、ステップS1におけるものと同じバッチ単位の、22.8gの砕いて凍結された一番茶のウーロン茶葉と、684gのRO水(25℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために100RPMの回転速度での磁気撹拌下でウーロン茶葉がRO水に30分間浸漬されるようにし;抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液3)を浸出させること;及び
S4:ステップS1~S3で調製された茶抽出溶液をそれぞれ秤量し、Brixを測定し、抽出収率を算出すること。算出結果は、表12に示す通りである。
Figure 2023533497000023
必ずしも1回の抽出時間が長いほどよいとは限らないことが分かる。一定レベルの抽出に達した後、時間をさらに延長させることは、抽出収率の増大を大して助長しない。
実施例13-1(複数回の抽出;1:10という1回の抽出における茶葉-水比率を使用する、抽出収率に対する抽出時間の影響)
以下を含む、低温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された43.5gの鉄観音Bのウーロン茶葉と、435gのRO水(24.3℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に8分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:435gのRO水(24.3℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を8分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を2回繰り返して、抽出液3及び抽出液4を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~4を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS100~S300で調製された抽出液をそれぞれ秤量し、Brixを測定し、抽出収率を算出すること。算出結果は、表12に示す通りである。
実施例13-2(複数回の抽出;1:10という1回の抽出における茶葉-水比率を使用する、抽出収率に対する抽出時間の影響)
以下を含む、低温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S100:Anxi, Fujianで生産された43.5gの鉄観音Bのウーロン茶葉と、435gのRO水(24.3℃)を自社製の1L抽出装置に添加して、抽出のために撹拌せずに静置することによってウーロン茶葉がRO水に10分間浸漬されるようにし、抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液1)を浸出させること;
S200:435gのRO水(24.3℃)を抽出装置に再び添加して、ステップS100における残っている茶葉を10分間抽出し、及び抽出が完了した後、その後の使用のために茶溶液(抽出液2)を浸出させること;
S210:ステップS200を2回繰り返して、抽出液3及び抽出液4を得ること;
S300:ステップS100~S210で得られた抽出液1~4を組み合わせ、次いでこれを冷却し、これを遠心機(5000RPM、10分)で精製して、より清澄な茶抽出液を得ること;及び
S400:ステップS100~S300で調製された茶抽出溶液をそれぞれ秤量し、Brixを測定し、抽出収率を算出すること。算出結果は、表13に示す通りである。
Figure 2023533497000024
抽出数及び茶葉-水比率などのパラメータが同じである場合、1回の抽出時間8分と10分との間の総抽出収率に、ほとんど差がないことが分かる。この場合、製造効率を考慮すると、より短い時間を使用して、所望される抽出収率を達成することができる。
実施例14(1回の抽出及びそれぞれ1:10、1:20及び1:40の茶葉-水比率を使用する、1回の抽出における抽出収率に対する抽出時間の影響);静的抽出(すなわち撹拌せずに静置することにより、茶葉を水に浸漬させる)を用い;試料は、均一になるまでのわずかな撹拌後に収集される。
以下を含む、低温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S1(1:10):台湾で生産された87gの砕いて凍結された一番茶のウーロン茶葉と、870gのRO水(24.5℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のためにウーロン茶葉が浸漬されるようにし、それぞれ7.5分の間隔で試料(5ml)を収集し、その後の使用のために(抽出液が試料採取中に均一であることを確実にするためのわずかな撹拌によって)6回といういくつかの連続的な試料採取を行うこと;
S2(1:20):台湾で生産された87gの砕いて凍結された一番茶のウーロン茶葉と、1740gのRO水(24.5℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のためにウーロン茶葉が浸漬されるようにし、それぞれ7.5分の間隔で試料(5ml)を収集し、その後の使用のために(抽出液が試料採取中に均一であることを確実にするためのわずかな撹拌によって)6回といういくつかの連続的な試料採取を行うこと;
S3(1:40):台湾で生産された87gの砕いて凍結された一番茶のウーロン茶葉と、3480gのRO水(24.5℃)を自社製の5L抽出装置に添加して、抽出のためにウーロン茶葉が浸漬されるようにし、それぞれ7.5分の間隔で試料(5ml)を収集し、その後の使用のために(抽出液が試料採取中に均一であることを確実にするためのわずかな撹拌によって)6回といういくつかの連続的な試料採取を行うこと;及び
S4:ステップS1~S3で調製された6本の試料をそれぞれ秤量し、Brixを測定し、抽出収率を算出すること(注:各試料は、5mlの体積のものであり、体積が小さいため、抽出液の総体積に対する影響は、無視される)。算出結果は、表14及び図11に示す通りである。
Figure 2023533497000025
様々な茶葉-水比率において、必ずしも1回の抽出時間が長いほどよいとは限らないことが分かる。一定の抽出時間(30分)に達した後、時間をさらに延長させることは、抽出収率の増大を大して助長しない。抽出のための水の増大は、同じ期間において抽出収率を向上させず;むしろ抽出収率が低下する傾向があることも分かる。
実施例15(1回の抽出及び1:11の葉-水比率;標準の評価カップ及び静的抽出方法を使用する、抽出収率全体に対する、1回の抽出における0.5分及び1分という抽出時間の影響)
以下を含む、高温抽出されたウーロン茶飲料の製造:
S1(1:11):台湾で生産された10gの凍結された一番茶のウーロン茶葉と、110gのRO水(100℃)を標準の評価カップに添加して、抽出のためにウーロン茶葉が0.5分間浸漬されるようにし、茶溶液を浸出させ;次いで、110gのRO水(100℃)をこの標準の評価カップ(残っている茶葉)に添加し、ここで、茶溶液を浸出させ、このプロセスを10回繰り返し;その後の使用のために茶溶液をそれぞれ浸出させること;
S2(1:11):台湾で生産された10gの凍結された一番茶のウーロン茶葉と、110gのRO水(100℃)を標準の評価カップに添加して、抽出のためにウーロン茶葉が1分間浸漬されるようにし、茶溶液を浸出させ;次いで、110gのRO水(100℃)をこの標準の評価カップ(残っている茶葉)に添加し、ここで、茶溶液を浸出させ、このプロセスを10回繰り返し;その後の使用のために茶溶液をそれぞれ浸出させること;及び
S3:S1及びS2で収集された11本の試料をそれぞれ秤量し、Brixを測定し、抽出収率を算出すること。算出結果は、表15及び図12に示す通りである。
Figure 2023533497000026
この実験結果は、複数の短時間抽出が抽出収率を有意に増大させ得ることを示す。0.5分と1分の1回の抽出の比較について、全抽出が11回繰り返される場合、抽出収率の差は、3.1%であるが、総抽出時間は、2倍である。比較すると、総抽出時間の差がより明らかである。
本開示は、本出願における実施形態の基本原理の一例であり、本出願を決して若しくは実質上限定しないか又は本出願を具体的な実施形態に限定しない。本出願の実施形態における技術的解決法の要素、方法、システムなどは、上述の実施形態で説明された、特許請求の範囲で定義された基本原理、趣旨及び範囲並びに本出願の技術的解決法から逸脱せずに変更、変化、改変及び発展され得ることが当業者に明らかである。これらの変更形態、変化形態、改変形態及び発展形態の実施形態は、すべて本出願の均等な実施形態に含まれ、これらの均等な実施形態は、すべて特許請求の範囲によって定義される本出願の範囲に含まれる。本出願の実施形態は、多くの異なる形態で具体化することができる一方、本明細書に詳細に記載されるものは、本出願のいくつかの実施形態である。さらに、本出願の実施形態には、本明細書に記載される様々な実施形態(これらは、特許請求の範囲によって定義される本出願の範囲にも含まれる)のいくつか又はすべてのあらゆる可能な組み合わせが含まれる。本出願又は引用された特許、引用された特許出願若しくは他の引用された題材のいずれかにおけるいずれかの箇所で言及されたすべての特許、特許出願及び他の引用された題材の全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
上述の本開示は、例示的であり、網羅的でないものとする。本記載は、当業者に多くの変形形態及び任意選択的な解決法を示唆する。こうしたすべての任意選択的な解決法及び変形形態は、特許請求の範囲の範囲内に含まれるものとし、ここで、用語「含む/包含する」は、「限定されないが、含む/包含する」を意味する。
本出願の任意選択的な実施形態の説明は、本明細書内で完了している。当業者は、本明細書に記載された実施形態に対する他の均等な変形形態を認識することができ、この均等な変形形態も本明細書に添付の特許請求の範囲に包含される。

Claims (15)

  1. 抽出液を製造する方法であって、
    S100:抽出される材料を脱イオン水で抽出し、及び前記抽出が完了した後に抽出溶液を取り出すことと;
    S200:脱イオン水を再び添加して、前記抽出溶液を取り出すことによって得られた抽出残渣を抽出し、及び前記抽出が完了した後に前記抽出溶液を取り出すことと;
    S210:任意選択的に、抽出のためにステップS200を繰り返すことと;
    S300:ステップS100、S200及び任意選択的にステップS210で得られた前記抽出溶液を混合して、前記抽出液を得ることと
    を含む方法。
  2. 前記抽出される材料は、コーヒー、茶葉及び草本の根、茎、葉、花、果実又は種子である、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記抽出される材料は、茶葉である、請求項2に記載の製造方法。
  4. 各ステップにおける前記脱イオン水は、5℃~100℃の温度、任意選択的に5℃~35℃又は35℃~100℃の温度である、請求項3に記載の製造方法。
  5. 各ステップにおいて、前記茶葉と、抽出に使用される前記脱イオン水との質量比は、1:3~1:20の範囲であり;任意選択的に、各ステップにおける、前記茶葉と、抽出に使用される前記脱イオン水との前記質量比は、1:5~1:15の範囲であり;及びまた任意選択的に、各ステップにおける、前記茶葉と、抽出に使用される前記脱イオン水との前記質量比は、1:8~1:12の範囲である、請求項3に記載の製造方法。
  6. 各ステップにおいて、前記抽出は、0.5分~30分の時間にわたって実施され;任意選択的に、各ステップにおける抽出時間は、1.5分~20分であり;及びまた任意選択的に、各ステップにおける前記抽出時間は、1.5分~12分である、請求項5に記載の製造方法。
  7. ステップS210における前記繰り返しステップS200の数は、0~8であり、任意選択的に、ステップS210における前記繰り返しステップS200の前記数は、0~6である、請求項1~6のいずれか一項に記載の製造方法。
  8. 各ステップにおける抽出に使用される前記脱イオン水の温度は、同じであるか又は異なり、任意選択的に、各ステップにおける抽出に使用される前記脱イオン水の前記温度は、同じであるか;又は
    抽出プロセス全体中に5℃~35℃の脱イオン水及び35℃~100℃の脱イオン水の両方が使用される、請求項1~6のいずれか一項に記載の製造方法。
  9. 各ステップにおける抽出に使用される脱イオン水の量は、同じであるか又は異なり、任意選択的に、各ステップにおける抽出に使用される前記脱イオン水の量は、同じであり;及び
    任意選択的に、前記脱イオン水は、陰イオン-陽イオン樹脂で交換された脱イオン水、蒸留水又はRO水である、請求項1~6のいずれか一項に記載の製造方法。
  10. ステップS100において、前記抽出される材料は、抽出に使用される前記脱イオン水が添加される前又は後に添加される、請求項1~6のいずれか一項に記載の製造方法。
  11. 前記抽出は、撹拌しながら又は撹拌せずに実施される、請求項1~6のいずれか一項に記載の製造方法。
  12. 前記抽出は、タンク、バスケット又はドリップ抽出装置によって実施される、請求項1~6のいずれか一項に記載の製造方法。
  13. 前記茶葉は、紅茶、緑茶、黒茶、ウーロン茶、黄茶、白茶及び香り付けされた茶葉のいずれか1つ以上から選択される、請求項3~6のいずれか一項に記載の製造方法。
  14. 請求項1~13のいずれか一項に記載の製造方法によって調製される抽出液。
  15. 請求項14に記載の抽出液から直接的に又はその希釈によって得られる、容器包装された飲料。
JP2022580966A 2020-07-01 2021-07-01 抽出液、その製造方法及びそれを含有する容器包装された飲料 Pending JP2023533497A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202010627108.9 2020-07-01
CN202010627108 2020-07-01
PCT/CN2021/104108 WO2022002219A1 (zh) 2020-07-01 2021-07-01 一种萃取液及其制造方法和包含其的容器装饮料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023533497A true JP2023533497A (ja) 2023-08-03

Family

ID=79010451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022580966A Pending JP2023533497A (ja) 2020-07-01 2021-07-01 抽出液、その製造方法及びそれを含有する容器包装された飲料

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20230240316A1 (ja)
EP (1) EP4176727A1 (ja)
JP (1) JP2023533497A (ja)
KR (1) KR20230030658A (ja)
CN (1) CN113875853A (ja)
CA (1) CA3188746A1 (ja)
TW (1) TW202215974A (ja)
WO (1) WO2022002219A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114391590A (zh) * 2022-01-21 2022-04-26 上海康识食品科技有限公司 一种茶萃取液、其制备方法及茶饮料
CN115777819A (zh) * 2022-11-22 2023-03-14 福州帅宝生物科技有限公司 速溶咖啡的生产工艺

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630703A (ja) 1992-07-10 1994-02-08 Lotte Co Ltd 超高圧抽出法によるコーヒー・茶飲料の製造方法
JP4464337B2 (ja) 2005-08-31 2010-05-19 花王株式会社 茶抽出液の製造方法
TWI321452B (en) 2006-08-30 2010-03-11 Kuang Chuan Dairy Co Ltd Method of manufacturing packaged tea beverage
TW200942179A (en) 2008-04-01 2009-10-16 Kuang Chuan Dairy Co Ltd Recycling extraction apparatus and method thereof
CN103704420B (zh) * 2013-12-26 2016-01-20 龙岩学院 一种速溶茶粉的加工方法
CN106982959A (zh) * 2016-12-30 2017-07-28 康师傅饮品控股有限公司 一种茶萃取液、茶饮料及其制备方法
CN106804815A (zh) * 2017-01-12 2017-06-09 康师傅饮品控股有限公司 绿茶萃取液及其低温萃取方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20230030658A (ko) 2023-03-06
CN113875853A (zh) 2022-01-04
US20230240316A1 (en) 2023-08-03
EP4176727A1 (en) 2023-05-10
CA3188746A1 (en) 2022-01-06
WO2022002219A1 (zh) 2022-01-06
TW202215974A (zh) 2022-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2766609C2 (ru) Обжаренный и молотый порошкообразный кофе и способы его получения
CN106720817B (zh) 低糖、低咖啡因的即饮咖啡饮料及其制作方法
JP6527503B2 (ja) 茶飲料及びその製造方法
JP4568490B2 (ja) 揮発性成分の製造方法、揮発性成分を含む飲食品及びコーヒー飲料又は茶飲料の製造方法
JP6778994B2 (ja) 茶類エキスの製造方法
JP2023533497A (ja) 抽出液、その製造方法及びそれを含有する容器包装された飲料
JP6249870B2 (ja) 焙煎茶エキス
US2785979A (en) Processes for preparing tea products
CN102448315A (zh) 烘焙乌龙茶和使用了它的茶饮料
JP5681367B2 (ja) 飲料用原料茶の製造方法
JP2001245591A (ja) 低カフェイン緑茶エキス粒
JP6146915B2 (ja) コーヒーエキスおよび濃縮コーヒーエキスの製造方法
US20160262416A1 (en) Process for removing caffeine from green coffee and plant for implementing the process
KR102454438B1 (ko) 디카페인 원두의 제조방법
JP6364003B2 (ja) 緑茶の茶葉の製造方法
JPH05328901A (ja) 濃縮茶類抽出液の製法
US11825858B2 (en) Method for manufacturing tea aroma composition
JP2020072665A (ja) 茶類エキスの製造方法
JP4778499B2 (ja) 茶系飲料用抽出液の製造方法
CN117322492A (zh) 一种茶咖鲜萃液的制备方法
JP2011234669A (ja) 茶抽出エキスの製造方法
JPS6265640A (ja) インスタント烏龍茶の製造方法
CN116369401A (zh) 一种高香茶鲜萃液的制备方法
CN115590076A (zh) 一种用于制作泰式手打柠檬茶的基茶及加工方法
CN109043071A (zh) 一种咖啡固体饮料及其制备方法