JP2023530544A - 熱間圧延極薄鋼帯の連続生産のためのプラントおよび方法 - Google Patents

熱間圧延極薄鋼帯の連続生産のためのプラントおよび方法 Download PDF

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Abstract

最小厚さ0.3mmの熱間圧延鋼帯を連続生産するためのプラントおよび方法であって、厚さが40~150mmで、最大幅が少なくとも2100mmの薄いまたは中程度のスラブの連続鋳造装置(1)と、これに続いて、粗圧延機(2)と、第1の誘導炉と、水スケール除去装置と、第2の誘導炉と、仕上げ圧延機と、冷却ステーションと、切断ステーションと、巻取りステーションと、少なくとも第2の誘導炉の入口から仕上げ圧延機の第3のスタンドまでに提供される3体積%以下の酸素を含む保護雰囲気を供給するためのシステムとを含み、連続鋳造装置(1)と粗圧延機(2)との間に、誘導エッジヒーター(4.1)と、スラブ表面の残りの部分のための誘導ヒーター(4.2)と、水スケール除去装置(5)とを順に含む、熱調整・スケール除去セクション(4)をさらに含む、プラントおよび方法。

Description

本発明は、特定の予備的な表面調整処理を行うことなく、直接防食コーティングするのに適するように、厚さ0.3mmまでの熱間圧延極薄鋼帯を、スケールの量を制限して連続的に製造するためのプラントおよび方法に関するものである。
鉄鋼業界では、使用される原材料とエネルギーのコストの上昇と、世界市場で必要とされる競争力の向上の両方、ならびに汚染に関してますます制限的な規制を考慮して、投資と生産コストがより低く済み、さらにより薄い板厚をもたらす、高品質の熱間圧延鋼帯を製造する方法が特に必要であることがよく知られている。その結果、最終製品処理産業もエネルギー消費を抑えて競争力を高めることができるため、環境への悪影響も最小限に抑えられる。
最先端技術は本質的に、同一の発明者による特許文献1、特許文献2、および特許文献3などの以前の特許に記載されている通りであり、さらなる詳細についてはそれらを参照されたい。実際には、いわゆるESP(エンドレス・ストリップ・プロダクション)技術が使用され、これは、薄スラブの連続鋳造と、いわゆる「トランスファーバー」(transfer bar)と呼ばれる中間製品を製造する粗圧延機(HRM=High Reduction Mill)を通過する最初の粗加工段階を伴う液状コアリダクション(LCR=Liquid Core Reduction)を組み合わせた「鋳造圧延」に基づいている。鋳造は、再び同一の発明者による特許文献4、特許文献5、および特許文献6に基づくインゴット鋳型システムから実行され、これは、インゴット鋳型の水平断面と垂直断面の両方の幾何学的プロファイル、ならびに最大7~8トン/分の材料の高質量流量用に設計されたノズルの特定の形状に関するものであり、さらなる詳細はこれらを参照されたい。
上述の特許文献1はまた、高品質のシートの生産に必要な制御された冷却システムがプラントの最初の部分にないことを考えると、連続鋳造の中断、その結果、プログラムされたシートの生産ではなく、ラインの生産の中断を回避するために、粗圧延機の下流のプラント部分に問題が発生した場合の緊急システムとして、最初の粗圧延段階の後に粗シートを抽出する可能性を想定している。
トランスファーバーは、誘導炉での加熱段階とそれに続くスケール除去の後、仕上げ圧延の第2の段階でさらに処理され、ほとんどの鋼のオーステナイト温度範囲の下端に相当する、約820~850℃を超える温度となるように温度を制御することによって、鋼帯に変形される。
しかしながら、これまでの結果は、鋼帯の品質に関しては最適であるが、プラントのコンパクトさ、エネルギーの節約、および現在の最小の鋼帯厚さの値の0.6mmに関して改善の余地があることが分かっている。また、鋼帯表面の酸化物(スケール)形成の低減は、材料の温度での滞留時間が最小であるため達成されるが、前述の粗加工段階と仕上げ段階の間のトランスファーバーの誘導加熱により、防食コーティングが塗布される前の酸洗段階を回避するのにこの形成の低減が十分であることは証明されていない。
オーステナイト領域での所望の最終圧延をより高い生産柔軟性で確実にし、スケールの形成をさらに減らすために、上記のタイプのプラントが特許文献7から知られており、それはまた、スケール除去装置と仕上げ圧延機との間に第2の誘導炉を含み、前記第2の炉での加熱は、酸素の存在が最小限(約5%以下)の不活性ガス(窒素)から実質的に構成される、トランスファーバーの酸化を防止する保護雰囲気内で行われる。最終圧延前の保護雰囲気での誘導加熱の他の例は、特許文献8に見られるが、これは、スケール除去装置の後に誘導炉を1つだけ提供しており、特許文献9はまた、水素を使用して還元雰囲気を提供するが、粗加工は提供せず、特許文献10は、しかしながら、スケール除去装置の後に誘導炉を含まず、保護雰囲気として、コストを削減するために不活性ガスの代わりにプラント自体で生成された燃焼ガスを使用することを教示しており、このガスは、誘導炉の前後のプラントの様々な部分(例えば、誘導エッジヒーター、スケール除去装置、仕上げ圧延機、出口ローラーコンベア、ワインダー)にも分配可能である。
しかしながら、これらの先行技術文献のいずれも、0.6mmの現在の制限を下回る板厚を得ることを想定しておらず、この制限を下回った場合に生じる特定の問題を考慮していない。実際、これらの文献に記載されているプラントはいずれも、この目的に適したものではなく、なぜなら、このような薄い鋼帯の完全なオーステナイト圧延を確実にするために、仕上げ圧延機の入口でトランスファーバーを高温に維持するという相反する要件があり、したがって、より大きな冷却が必要であり、時間と温度の両面で強力な加熱にもかかわらずスケールの形成を制限する必要があるからである。
欧州特許第1558408号明細書 欧州特許第1868748号明細書 欧州特許第1909979号明細書 欧州特許第0946316号明細書 欧州特許第1011896号明細書 欧州特許第3154726号明細書 米国特許第9108234号明細書 米国特許第8479550号明細書 米国特許出願公開第2012/043049号明細書 独国特許第19936010号明細書
したがって、本発明の目的は、酸洗、冷間圧延、および焼鈍のための中間プラントを通過することなく、40~150mmの厚さのスラブの鋳造から開始して、0.3mmまでの厚さと少なくとも2100mmの最大幅を有する、またはインゴット鋳型の提供された最大幅がどうであれ、熱間圧延鋼帯の連続生産するための解決策であって、これらの鋼帯が、特定の予備表面調整処理を、特に酸洗ラインで受けることなく(特に亜鉛めっきラインで)直接防食コーティングするのに適するように、スケールの量を制限する、解決策を提供することである。
この結果は、連続生産技術(いわゆるエンドレス)を使用して得られ、これは、生産時間と消費を最小限に抑え、その結果、特に、材料表面の過度の酸化を回避しながら、材料の温度を制御し、その低下を抑制するために、以下のような手段を採用することによって、生産コストを削減する。
a)粗圧延機(HRM)に入る前にスケールからスラブをきれいにし、連続鋳造(鋳造機)の出口で、最小3回から最大5回までのいくつかの粗加工パスを可能にするために、スラブの進行方向に順に、誘導エッジヒーター、スラブ表面の残りの部分用の誘導ヒーター、および水スケール除去装置を含む初期熱調整・スケール除去セクションがある。
b)スケール除去装置からの水と蒸気のジェットが表面ヒーターの誘導コイルを損傷するのを防ぐために、スケール除去装置には、スラブのエッジに直接載る横方向に可動なシャッターが入口に設けられており、一方、スラブの上下面の閉鎖は、表面ヒーターに面するスケール除去装置の入口側の前記シャッターに隣接して配置された小さな駆動スタンド、いわゆるピンチロールによって行われる。
c)スラブが鋳造機から粗圧延機の入口まで通過するのにかかる時間を最小にするために、鋳造機の出口でのスラブの速度が低い(10m/分未満である)ことを考慮して、スケールの形成と温度の低下を最小にするために、前記最初のセクションは、前記エッジヒーター、表面ヒーター、スケール除去装置(ピンチロールとスクリーニングシャッターを含む)が、長さ3~5メートルのオーダーのスペースを占有するように、できるだけコンパクトにする必要がある。
d)エッジヒーターには、スラブの幅が変化しても加熱システムの効率を一定に保ち、加熱するエッジ領域の最適な幅を設定し、粗圧延機の不良が原因でスラブに「波」が発生した場合に誘導コイルを取り出す/持ち上げることができるハンドリングシステムが装備される。
e)鋳造機を出るスラブが、2つのエッジ間で温度不均一性を示す場合でも、エッジヒーターは、スラブの右エッジと左エッジを別々に加熱して、粗圧延機に入るスラブの最適で均一なプロファイルを確保できる。
f)スケール除去装置は、スケール除去装置が作動している時と作動していない時との間で、スケール除去装置の出口での温度降下が10℃未満に制限されるような冷却水ノズルの直径と吐出圧力をもつように設計される。
本プラントおよび方法を改善するために本発明で好ましく採用される他の有利な構成は、以下の通りである。
g)仕上げ圧延機の前の2つの誘導炉の間に配置され、上述の第1のスケール除去装置と同様の構造を備え、前記2つの誘導炉を水と蒸気のジェットから保護するために入口と出口の両方にピンチロールを含む、第2の水スケール除去装置を構築すること。
h)圧延スタンド間に配置されたいわゆる「ルーパー」の可動構造、すなわち、鉛直方向に移動可能で、速度制御システムがスタンドの往復速度を変化させて鋼帯に一定の張力を維持するように、材料をスタンドの間に適切なループで配置できる鋼帯張力センサーを備えたローラーに、仕上げ圧延機内の保護雰囲気を供給するためのノズルを取り付けること。
i)第2の水スケール除去装置の直前に配置され、トランスファーバーの供給ラインの上方および下方に交互に配置され、その表面の塑性伸張を引き起こすのに十分な高さに配置された、少なくとも3つのローラーからなる、機械式スケール破砕装置を提供すること。これにより、スケールの硬い層が破砕され、その後の水スケール除去装置でのその除去が容易になる。
j)極薄鋼帯を巻くための高温(最高750℃)、いずれにせよ変態点よりも高い温度を可能にするため、出口ローラーコンベアの表面の上方または下方で、(通常の冷却ラインと相対的な剪断機の後に伝統的に提供されている同様の最終コイラーに加えて)短い冷却ラインと高速剪断機が先行する、最後の圧延スタンドの近くに巻取りコイラー(「アップコイラー」または「ダウンコイラー」)をまた提供すること。
k)逆回転研磨ブラシまたはアブレイシブスラリージェットを使用して、冷却ラインと密巻きコイラーおよび最終コイラーの剪断機との間にそれぞれ配置された第1および第2の機械式スケール除去装置を提供すること。
l)コイルを形成するために鋼帯をコイラーに事前に巻く必要なしに前記コーティングを塗布することができるように、最終コイラーの直後に腐食防止コーティングラインを設けること。
m)コイラーから取り外されたコイルが水またはわずかに酸化性の水溶液に浸漬され得る冷却タンクを提供すること。
本発明に係るプラントおよび方法のさらなる利点および構成は、添付の図面を参照して、その実施形態のいくつかについての以下の詳細かつ非限定的な説明から、当業者には明らかとなるであろう。
防食コーティングラインを除くすべての任意選択の構成要素を含む一実施形態におけるプラントの概略図を示す。 防食コーティングラインを除くすべての任意選択の構成要素を含む一実施形態におけるプラントの概略図を示す。 防食コーティングラインを除くすべての任意選択の構成要素を含む一実施形態におけるプラントの概略図を示す。 図1a~図1cのプラントの末端に接続された防食コーティングラインのみを示す概略図である。 初期熱調整・スケール除去セクションの側面図である。 図3のスケール除去装置の鉛直断面の概略図である。 図3のスケール除去装置のいくつかの構成要素を示す透視正面図である。 第2の水スケール除去装置の鉛直断面の概略図である。 仕上げ圧延機に先行する第2の誘導炉のいくつかの構成要素の鉛直断面の概略図である。 仕上げ圧延機の2つのスタンドの間に配置された保護雰囲気分注装置の第1の実施形態の鉛直断面の概略図である。 分注装置の詳細の図8の線A-Aに沿った鉛直断面の概略図である。 保護雰囲気分注装置の第2の実施形態の図8と同様の図である。 分注装置の詳細の図10の線B-Bに沿った鉛直断面の概略図である。 保護雰囲気分注装置の第3の実施形態の図8と同様の図である。 分注装置の詳細の図12の線C-Cに沿った鉛直断面の概略図である。
図1a~図1cを参照すると、本発明に係るプラントは、伝統的に、厚さ40~150mmの薄いまたは中程度のスラブを連続鋳造するための鋳造機1と、それに続く粗圧延機(HRM)2であって、図示の例では、4つのスタンド2.1~2.4によって形成されるが、3つまたは5つにすることもでき、スラブを厚さ8mm以下のトランスファーバーに変形する、粗圧延機(HRM)2とを含むことが分かる。実験的試験では、第1の粗加工スタンド2.1で厚さを限定的に減少させる(20%以下にする)ことで、鋳物としてスラブを構成する粗オーステナイトの強度限界内に表面応力を抑えることができることが示された。このように、第1の粗加工ステップでの表面のほぼ静的な再結晶化は、特にマイクロ合金化が存在する鋼の場合、欠陥または亀裂なしで、極薄鋼帯の製造に適したトランスファーバーを得るために必要なその後の厚さの大幅な減少を実施可能とし得る。
HRM2の後、プラントのHRM下流の部分で問題が発生した場合に備えて、粗シートの製造と除去のための緊急システムが配置され、そのようなシステムは、振り子式剪断機15、シートを取り出すためのスタッカー16、回転式剪断機17、およびループ成形機18を含み、後者の2つの装置は、振り子式剪断機15とその後の初期の不良段階での第1の誘導炉6.1との間の材料からラインを解放する目的を有する。
前記第1の誘導炉6.1は、中央の熱調整・スケール除去セクション6の第1の構成要素であり、トランスファーバーの進行方向に順に、上記され、この場合、5つのローラーによって形成されたタイプのスケールを破砕するための機械式装置7(オプション)、水スケール除去装置8、および第2の誘導炉6.2をさらに含む。このようにして、トランスファーバーは、図示の例では7つのスタンド3.1~3.7によって形成されているが、5つまたは6つとすることもでき、隣接する仕上げ圧延機3に入る前にさらに加熱される。最後に、鋼帯は、冷却ローラーコンベア12によって制御された方法で冷却され、その後にフライングシャー10と少なくとも一対の単一コイラー11を含む最終巻取りステーションが続く。
上述のように、極薄鋼帯の高い巻き取り温度を可能にするために、プラントは、好ましくは、密巻きコイラーもまた含み、密巻きコイラーは、すなわち前述の要素10~12の前に、一対の「カルーセル」コイラー9の形態で、最後の圧延スタンド3.7に近接して配置され、前記要素10、12に類似した短い冷却ローラーコンベア12’と高速剪断機10’が先行するが、ローラーコンベア12’は、保護コーティングを塗布する後続のプロセスで、より簡単に除去できるスケールを得るために、好ましくは超急速冷却を実行するように作ることができる。
要素10、12および10’、12’の各々の対の間に、好ましくは、既知のタイプのそれぞれの機械式スケール除去装置14、14’がまた配置され、したがってこれ以上説明しないが、これは、コイラー9または11にコイル状に巻かれる前に、鋼帯の最終的な表面処理のために逆回転ブラシまたは研磨剤スラリーのジェットを使用する。
上述のように、図1a~図1cに示されるプラントはまた、太線のボックスによって概略的に示されるその特定のゾーンに保護雰囲気を分配するためのシステムを含み、図示の例では少なくとも第2の誘導炉6.2の入口から仕上げ圧延機3の第3のスタンド3.3まで、好ましくは最後のスタンドまで、さらにより好ましくは後続の冷却ステーションおよび巻取りステーション内にも延在する。明らかに、上記の先行技術に記載されているように、このシステムをプラントの他の構成要素に拡張することも考えることができる。
上述したように、本発明の第1の革新的な態様は、鋳造機1の出口とHRM2との間に配置され、2つの構成要素間の通過時間を最小限に抑えるために、たった3mよりわずかに長い長さを有するように設計された初期熱調整・スケール除去セクション4の存在である。前記セクション4は、図3~図5により詳細に示される、誘導エッジヒーター4.1、誘導ヒーター4.2、および水スケール除去装置5を含む。
より具体的には、エッジヒーター4.1は、好ましくは、加熱システムの効率を高め、加熱されるスラブの選択された領域に磁束を集中させるという二重の目的で、フラックスコンセントレータを備えた「チャネル」構成の側部コイル4.1aを使用して横磁束で動作するように設計される。さらに、通常提供されるように装置全体に対して1つのコンバーターだけではなく、各々のコイル4.1aに1つの、2つの周波数コンバーターの存在により、スラブの右エッジと左エッジを別々に加熱することができる。出願人が実施した実験的試験から、加熱されるバンドの幅は、好ましくはエッジから最大150mmに達する必要があり、前記バンドの最適な温度上昇は、スケールの融解を回避するために最高120℃であるという結果となった。
エッジヒーター4.1には、装置をスラブ幅に適合させ、加熱するエッジの領域の幅を設定し、粗圧延機の不良のためにスラブに「波」がある場合、スラブのエッジからコイル4.1aを移動して離す(必要に応じて持ち上げる)ための横方向の移動を実行するハンドリングシステムが備わっている。このようなハンドリングシステムは、例えば、各々のコイル4.1aを、ねじジャッキを駆動する電気モータなどのアクチュエータの作用下で横ガイドに沿って移動するスライド上に配置することによって実現することができる。
誘導ヒーター4.2は、エッジヒーター4.1と一体化するように設計された表面加熱コイルを含み、これは、スラブの温度上昇が最大150℃の値に達するように制御できるため、スラブの融解を防止することができる。
次のスケール除去装置5は、誘導ヒーター4.2に向かう側のピンチロール5.1と、HRM2に向かう側の実際のスケール除去装置5.2からなる。図4~図5に示されるように、スケール除去装置5.2から来る水と蒸気のジェットがヒーター4.2の誘導コイルを損傷し得るのを回避するために、スケール除去装置5.2は入口に横方向に可動なシャッター20を備えており、これはスラブのエッジに直接載置され、一方、スラブの上面および下面の閉鎖は、ピンチロール5.1によって提供される。
より具体的には、図5に示される実施形態では、各々のシャッター20は、シャッター20とスケール除去装置5.2の構造との間で枢動され、アクチュエータ22によって動かされる一対の平行アーム21によって形成される平行四辺形支持体に取り付けられる。図5では、シャッター20が開位置で示され、スラブのエッジに当接する閉位置20’で部分的に示されていることに留意されたい。
水スケール除去は、スラブに対して横方向に配置され、ノズルがスラブの移動方向とは反対方向にジェットを送出するように傾斜された、上部ノズルの列23と下部ノズルの列24によって実行される。鏡面的にノズルの上流に配置され、それらの開口部はノズルに面している、上部スクロール25と下部スクロール26は、スラブと接触しているリップを介して水の大部分を回収し、それらの端部に運んで排出する。
また、スクロールの上流でスラブに対して横方向に配置され、スラブの移動方向に空気のジェットを供給するようノズルを傾けた、上部ノズルの列27と下部ノズルの列28は、残留水を除去する。構成要素5.1、20、25、26、27、および28の組み合わせにより、ヒーター4.2の誘導コイルがスケール除去装置5で使用される水によって損傷を受けないことが保証される。
上述のように、スケール除去装置5.2は、作動時と非作動時の間の温度低下を10℃未満に抑えるように設計されており、この目的のために、冷却水圧は150バール未満であり、ノズルの直径は3mm未満である。図5に示されている水ノズルの列23、24(スクロール25、26および空気ノズルの列27、28は省略されている)は、スラブの最大幅に合わせてサイズが決められているため、スラブよりも広く、処理中のスラブの外側にあるノズルは、プラグで閉じることができるか、またはノズルからのジェットが衝突して「相殺」され、この場合、上下のノズルは反対位置に配置し、鉛直方向に整列され、同じ傾斜角度(例えば5°)にする必要があることに留意されたい。
図6に示される第2の水スケール除去装置8は、第1の水スケール除去装置5と同様の構造を有するが、2つの誘導オーブン6.1および6.2の間に配置され、水および蒸気が上流と下流の両方から逃げるのを防止しなければならないので、実質的に二重である。したがって、それは、第1の誘導炉6.1に向かう側の第1の入口ピンチロール8.1、実際のスケール除去装置8.2、および第2の誘導炉6.2に向かう側の第2の出口ピンチロール8.1’を含む。この場合、第1のスケール除去装置5のシャッター20に類似する横方向のシャッターは、キャスター1から来るスラブの厚さ、すなわち40~150mmに等しい高さの横方向通路を閉じなければならないので省略できるのに対して、第2のスケール除去装置8に入るトランスファーバーの厚さは5~20mmのオーダーであるため、横方向の水漏れの可能性ははるかに少ないことに留意されたい。
さらに、第2のスケール除去装置8の後に第2の誘導炉6.2が続き、最終圧延の前にトランスファーバーの温度を大幅に上昇させるので、スケール除去は、より大きな温度低下を犠牲にしても強力に行うことができる。したがって、トランスファーバーに対して横方向に配置され、ノズルはバーの移動方向とは反対の方向にジェットを送出するように傾斜している、対応する下部ノズルの列34を備えた上部ノズルの第1の列33、ならびに下部ノズルの対応する列34’を備えた上部ノズルの同一の第2の列33’が提供される。好ましくは、第2の列33’、34’は、第1の列33、34に対して、半ピッチだけ横方向に互い違いに配置され、ここで、ピッチは、一列の2つのノズル間の間隔であり、2つの連続する列33、33’および34、34’は、バーの上面および下面をそれぞれ完全に覆い、各々の列の隣接するノズルの重なり合うバンドに現れる非効率性を排除することによって水圧スケール除去プロセスの効率を高めるようにする。
上部ノズルの2列33、33’は、同様に上部スクロール35、35’に先行されるが、この場合、上部スクロール35、35’はリップ32、32’から分離されており、リップ32、32’はトランスファーバーの上面に接触し、図6に示される休止位置と、それが時計回りに回転してスクロール35、35’と整列する作業位置との間を移動可能である。さらに、第1のリップ32には、トランスファーバーに対して横方向に配置された上部ノズルの第1の列37が同様に先行し、この場合、バーの上面に対して略垂直なエアジェットを送り出し、一方、上部空気ノズル34’の同一の第2の列37’は、水上部ノズルの第2の列33’の下流に配置される。
スケール除去装置8は、スケール除去装置5ほどコンパクトな長さである必要はないので、トランスファーバーは、下部スクロール26と同様に下側で閉じる機能を実行する通常の搬送ローラー36、36’によって下に支持することができる。このため、スケール除去装置8は、上部構成要素32、32’、37、37’に対応する下部構成要素を含まず、下部水ノズル34、34’のみを含む。それにもかかわらず、構成要素8.1、8.1’、32、32’、35、35’、36、36’、37および37’の組み合わせにより、炉6.1および6.2の誘導コイルがスケール除去装置8で使用される水によって損傷を受けないことが保証される。
前述のように、スケール除去装置8はより強力なスケール除去用に設計されているため、トランスファーバーの温度が最大150~200℃減少する可能性があるとしても、直径3mm未満のノズルを使用すると、冷却水の圧力は最大380バールとすることができる。明らかに、スケール除去装置8でも、水ノズルの列33、34および33’、34’は、バーの最大幅に合わせてサイズ設定されており、処理中のバーの外側のノズルは、プラグで閉じられているか、または衝突によって「相殺」されるジェットによって閉じられており、この場合、上下のノズルが鉛直方向に整列し、同じ傾斜角(例えば5°)を有する必要がある。
ここで、第2の誘導炉6.2の4つのインダクタ40を示す図7を参照すると、トランスファーバーは、インダクタ40の間の空間に配置された下側ローラー41によって支持され、前記空間は、下部が前記ローラー41の支持構造によって、上部が取り外し可能なカバー42によって閉じられていることが分かる。したがって、ノズル43の横方向列をカバー42に取り付け、前記ノズル43によって保護雰囲気を内部に注入できる一連のチャンバを得るようにすることが有利である。
この保護雰囲気は、材料の表面酸化を制限または防止するために、酸素含有量が非常に低いかまたはゼロである限り、様々なタイプのものにすることができる。典型的には、酸素は、最大3体積%の酸素含有量を有する低酸化雰囲気が得られるまでノズル43から連続的に窒素を供給することによって低減される。その他の可能性としては、完全に不活性ガス(窒素、アルゴンなど)で構成された雰囲気を使用するか、わずかに還元性の雰囲気を得るために、不活性ガスに水素を最大5体積%まで添加する方法がある。
上述のように、2つのスタンドの間の空間に配置されたルーパーの構造にノズルを取り付けることによって、仕上げ圧延機3のスタンド間にチャンバを得るために、同様の解決策を考えることができる。この解決策の第1の実施形態が図8および9に示され、これらは、保護雰囲気供給システムが、図8に示される切断面A-A、すなわちルーパー51の上流側および下流側と、図9に示される鋼帯の鉛直長手方向の中央平面Y、すなわち鋼帯の右側および左側の両方に関して、二重鏡面対称性を有する方法を示す。これらの図に示す例では、システムは仕上げ圧延機3の最初の2つのスタンド3.1と3.2の間に配置されているが、同じシステムをこの圧延機の任意の対のスタンドの間に配置できることは明らかである。
このシステムは、鋼帯の各々の側に、ルーパー51の構造上にその上流側および下流側にそれぞれ取り付けられた一対の垂直供給ダクト52、52’を含み、前記ダクト52、52’の各々から鋼帯の上方および下方に長手方向に配置され、そのエッジに平行な略水平なノズルの2列に分岐する。より具体的には、上部ノズルの2列53、53’の各々は、両方のスタンド3.1、3.2に向かって、ルーパー51の中心を通過する断面A-Aの平面までほぼ延在し、一方、下部ノズルの2列54、54’の各々はそれぞれ、隣接するスタンド3.1、3.2に向かってのみ延在する。さらに、図9の詳細に示されるように、ノズルは、鉛直面内で鋼帯の表面に向かう向きに傾斜している。
保護雰囲気の拡散を制限するために、ノズルの列は、好ましくは、一対の上部フラップ55、55’および一対の下部フラップ56、56’によって形成されたチャンバ内に囲まれ、明らかに鋼帯がチャンバを通過できるように形作られている。より具体的には、図8に示されるように、フラップの各々は、その外端の1つで枢動され、90°の回転によって封じ込めチャンバを開くことができ、閉じたチャンバは太線で示され、符号55、55’、56、および56’は、開いた位置で回転したフラップを示す。
前のものに類似したシステムの第2の実施形態が図10および図11に示されており、図8および図9と同じ要素を示しており、したがって、それらの符号は繰り返されず、横方向ノズルの少なくとも2つの平行な列57、57’、58、58’を各々のフラップの外面に追加するだけである。保護雰囲気は、それぞれの供給ダクト50、50’、59、59’を通って列の各々の対に到達し、ノズルは、鋼帯の上面および下面に対して略垂直な方向に向けられる。
最後に、図12および図13には、システムの第3の実施形態が示されており、これは、実際には、図8および図9の要素を除去し、それぞれのフラップ65、65’、66、66’上に配置され、それぞれのダクト61、61’、62、62’を通って供給される、少なくとも2つの横方向の平行な列63、63’、64、64’のみを維持することによって前のものから得られる。図10、図11に示されている類似の要素との違いは次の通りである。
・複数のノズル57、57’、58、58’が、鋼帯と実質的に同じ幅の単一のノズル、すなわちスリットに置き換えられる。
・ノズルは、鋼帯の上面および下面に対して略垂直な方向に向けられておらず、隣接する圧延スタンド3.1および3.2のそれぞれに向かって傾斜して向けられている。
・保護雰囲気は、第2の実施形態にあるように単一の中央ダクトを介してではなく、図8および図9の第1の実施形態にあるように2つの横方向ダクト61、61’、62、62’を介して、横方向列63、63’、64、64’の各々の対に供給される。
上述のように、上記のプラントは、図2に示すように、最終コイラー11のすぐ下流に接続された保護コーティングの塗布のためのライン13、典型的には亜鉛メッキラインと統合することができる。このようにして、プラントは、コイラー9または11に巻かれるコーティングされていない鋼帯のコイルと、ライン13の最後のさらなる巻取りステーションで巻かれるコーティングされた鋼帯のコイルの両方を製造できる。
別の可能な代替手段は、コイラー9または11に巻かれたコイルの液体冷却を、水またはわずかに酸化性の水溶液を含むタンク(図示せず)内で行うことである。これにより、保護コーティングを塗布する後続のプロセスでより容易に除去できるスケールを得ることができる。
さらに、図には示されていないサーマルスキャナが、好ましくは、鋳造機1、HRM2、第1の誘導炉6.1、スケール除去装置8、第2の誘導炉6.2、仕上げ圧延機3、および冷却ローラーコンベア12、12’の出口に配置される。これらのサーマルスキャナは、インゴット鋳型の銅板に挿入された熱電対(図示せず)のおかげで、鋳型に挿入された電磁ブレーキ(EMBR)(これも図示せず)によって鋳型内の鋼の温度分布に影響を与える温度制御・管理システムに動作可能に接続されている。実際、サーマルスキャナと熱電対は、スラブ内の温度分布の画像を提供し、制御システムにEMBRとスラブ冷却システムの動作パラメーターを修正する機能を与える。この制御システムは、加熱時(4.1、4.2、6.1、6.2)と冷却時(5.2、7、8.2、12、12’、14、14’)の両方で処理中の材料の温度に積極的に影響する他のすべての構成要素にも当然作用する。
例として、次の表は、680℃の最終コイラーでの巻き取り温度で厚さ0.4mmの極薄鋼帯を製造するための可能な圧延シートを表している。
したがって、最も完全な実施形態において上記のプラントを使用する対応する製造プロセスは、以下の一連のステップ:
(a)薄いまたは中程度のスラブの連続鋳造(1)ステップ、
(b)スラブエッジの誘導加熱(4.1)ステップ、
(c)スラブ表面の残りの部分の誘導加熱(4.2)ステップ、
(d)第1の水スケール除去(5.2)ステップ、
(e)トランスファーバーを得るための3~5回のパスの粗圧延(2)ステップ、
(f)トランスファーバーの第1の誘導加熱(6.1)ステップ、
(g)スケールの機械的破砕(7)ステップ、
(h)第2の水スケール除去(8.2)ステップ、
(i)トランスファーバーの第2の誘導加熱(6.2)ステップ、
(j)鋼帯を得るための5~7回のパスの仕上げ圧延(3)ステップ、
(k)鋼帯の制御された冷却(12;12’)ステップ、
(l)機械式スケール除去(14;14’)ステップ、
(m)鋼帯の切断(10;10’)およびコイラーへの巻き取り(9;11)ステップ、または、
(n)鋼帯を、最終巻き取りを伴う保護コーティングの塗布のステップ(13)に直接通過させるステップ、を含み、
少なくとも段階(i)および(j)は、少なくとも3回目のパスまで、好ましくは段階(k)および(m)もまた、巻き取り部分において、上記のようにわずかに酸化性、不活性、またはわずかに還元性である保護雰囲気中で実施される。
上記に記載され図示された本発明に係るプラントおよびプロセスの実施形態は、多くの変更が可能な単なる例であることは明らかである。例えば、上述し、図4~図6および図8~図11に示したノズルの列はすべて、一定のピッチで配置された複数のノズルによって形成されているが、領域に応じて異なるピッチを有するノズルを提供する、および/またはノズルの全部または一部を、図13に示すように連続的に延在するスリットに置き換えることも可能である。同様に、クローズコイラーと最終コイラーの両方をカルーセルコイラー9または単一コイラー11として設置することができ、それによってプラントはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
さらに、空間および/またはコストの理由から、システムは、図8~図13に示す封じ込めチャンバなしとすることできることは明らかであるが、これにより、圧延スタンド間の空間内の雰囲気の組成を制御することがより困難になる。この場合、図10~図13に示される横方向ノズルの列は、封じ込めチャンバを形成しない単純な回転支持体に取り付けられる。

Claims (31)

  1. 最小厚さ0.3mmの熱間圧延鋼帯の連続生産のためのプラントであって、処理される材料の移動方向に沿って順に、
    厚さが40~150mmで、最大幅が少なくとも2100mmの薄いまたは中程度のスラブを連続鋳造するための装置(1)と、
    少なくとも3つのスタンドを含む粗圧延機(2)と、
    第1の誘導炉(6.1)と、
    水スケール除去装置(8)と、
    第2の誘導炉(6.2)と、
    5~7つのスタンドを含む仕上げ圧延機(3)と、
    冷却ステーション(12)と、
    切断ステーション(10)と、
    少なくとも一対のカルーセルコイラー(9)またはシングルコイラー(11)を備えた巻取りステーションと、
    少なくとも前記第2の誘導炉(6.2)の入口から前記仕上げ圧延機(3)の第3のスタンドまでに3体積%以下の酸素を含む保護雰囲気を供給するシステムと
    を備える、前記プラントにおいて、
    前記連続鋳造装置(1)と前記粗圧延機(2)との間に、 誘導エッジヒーター(4.1)と、
    スラブ表面の残りの部分のための誘導ヒーター(4.2)と、
    第1の水スケール除去装置(5)と
    を順に備える、熱調整・スケール除去の初期セクション(4)をも備えることを特徴とする、プラント。
  2. 前記第1の水スケール除去装置(5)は、前記誘導ヒーター(4.2)に向かう側にピンチロール(5.1)と、それに続いて、スラブのエッジに直接当接する一対の横方向に可動なシャッター(20)を入口に備えた実際のスケール除去装置(5.2)とを備え、
    前記シャッター(20)の各々は、好ましくは、前記シャッター(20)と前記スケール除去装置(5.2)の構造体との間で枢動し、アクチュエータ(22)によって動かされる、一対の平行アーム(21)によって形成される平行四辺形支持体上に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載のプラント。
  3. 前記熱調整・スケール除去の初期セクション(4)は、3~5メートルの長さを有することを特徴とする、請求項1に記載のプラント。
  4. 前記エッジヒータ(4.1)は、フラックスコンセントレータを備えた「チャネル」構成を有する側部コイル(4.1a)を使用する横方向磁束で動作するように設計され、
    前記側部コイル(4.1a)の各々は、好ましくは前記エッジヒーター(4.1)が前記スラブの右側エッジと左側エッジを異なる方法で加熱できるように、それ自体の周波数変換器を装備することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のプラント。
  5. 前記エッジヒーター(4.1)は、前記スラブの側部バンドを各々のエッジから150mmまで加熱する、および/または前記側部バンドの最大120℃の温度上昇を得るような大きさであることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載のプラント。
  6. 前記エッジヒーター(4.1)は、加熱され離れて移動する側部バンドの幅を設定するために、前記エッジヒーター(4.1)をスラブ幅に適合させ、必要に応じて前記スラブの前記エッジから前記誘導コイルを回転させて持ち上げるために、横方向の動きを実行するハンドリングシステムを備えており、
    前記ハンドリングシステムは、好ましくは、各々の誘導コイルを、アクチュエータ、好ましくはスクリュージャッキを駆動する電気モータ、の動作下で横ガイドに沿って移動するスライド上に配置することによって作動されることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載のプラント。
  7. 前記第1のスケール除去装置(5)は、
    前記スラブに対して横方向に配置され、前記スラブの移動方向と反対方向にジェットを送出するように傾斜したノズルを備えた、上部水ノズルの列(23)および下部水ノズルの列(24)と、
    前記ノズルの列(23、24)の上流に鏡面的に配置され、それらの開口部がそれらに面する、上部スクロール(25)および下部スクロール(26)であって、前記スクロール(25、26)の各々は、前記スラブと接触しているリップを通して回収された水の除去のための端部ドレインを備えた、前記上部スクロール(25)および下部スクロール(26)と、
    前記スクロール(25、26)の上流で前記スラブに対して横方向に配置され、前記ノズルが前記スラブの移動方向にジェットを送出するように傾斜している、上部空気ノズルの列(27)および下部空気ノズルの列(28)とを備え、
    前記水ノズルの列(23、24)は、好ましくは、対向する位置に配置され、前記ノズルは垂直に同じ傾斜角で整列され、好ましくは3mm未満の直径を有することを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載のプラント。
  8. 前記2つの誘導炉(6.1、6.2)の間に配置された前記第2の水スケール除去装置(8)は、前記第1の誘導炉(6.1)に向かう側に第1のピンチロール(8.1)と、前記第2の誘導炉(6.2)に向かう側に実際のスケール除去装置(8.2)および第2のピンチロール(8.1’)とを備えることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のプラント。
  9. 前記第2の水スケール除去装置(8)は、
    上部水ノズルの第1の列(33)および第2の列(33’)と下部水ノズルの第1の列(34)および第2の列(34’)であって、前記列はすべて、トランスファーバーに対して横方向に配置され、前記バーの移動方向とは反対方向にジェットを送出するように傾斜したノズルを備え、前記第2の列(33’、34’)は、好ましくは、前記第1の列(33、34)に対して半ピッチだけ横方向に互い違いに配置され、前記上部水ノズルの2つの列(33、33’)の各々には、上部スクロール(35、35’)および可動リップ(32、32’)が先行し、前記可動リップ(32、32’)は、作業位置で前記トランスファーバーの上面と接触し、それぞれのスクロール(35、35’)と整列している、前記上部水ノズルの第1の列(33)および第2の列(33’)と下部水ノズルの第1の列(34)および第2の列(34’)と、
    前記トランスファーバーに対して横方向に配置され、好ましくは前記バーの前記上面に対して垂直である、上部空気ノズルの第1の列(37)および第2の列(37’)であって、前記第1の列(37)は、前記第1の可動リップ(32)の上流に配置され、前記第2の列(37’)は、前記上部水ノズルの第2の列(33’)の下流に配置され、前記上部水ノズルの列(33、33’)は、好ましくは前記下部水ノズルの列(34、34’)の反対側に配置され、前記ノズルは鉛直方向に同じ傾斜角で整列し、好ましくは3mm未満の直径を有する、前記上部空気ノズルの第1の列(37)および第2の列(37’)と
    を備えることを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載のプラント。
  10. 前記保護雰囲気を前記仕上げ圧延機(3)に供給する前記システムは、前記鋼帯の両側で、2つの仕上げスタンド(3.1、3.2、・・・、3.7)の間の空間に、それぞれその上流側および下流側でルーパー(51)の構造に取り付けられた一対の供給管(52、52’)を備え、これらの供給管(52、52’)の各々から、前記鋼帯の長手方向上方(53、53’)および下方(54、54’)に、そのエッジと平行に配置された、略水平な2列のノズルに分岐し、前記上部ノズルの2列(53、53’)の各々は、好ましくは、鋼帯を横断し、前記ルーパー(51)の中心を通過する略鉛直面まで、前記2つのスタンド(3.1、3.2、・・・、3.7)の両方に向かって延在する一方で、前記下部ノズルの2列(54、54’)の各々は、隣接するスタンド(3.1、3.2、・・・、3.7)のみに向かって延在し、前記ノズルは、好ましくは前記鉛直面内で前記鋼帯表面に向かって傾斜していることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載のプラント。
  11. 前記保護雰囲気を供給する前記システムは、前記長手方向列(53、53’、54、54’)のそれぞれにおいて前記鋼帯の上方および下方に横方向に配置されたノズルの少なくとも2つの平行な水平列(57、57’、58、58’)をさらに備え、それぞれの供給管(50、50’、59、59’)およびノズルを通って横方向列(57、57’、58、58’)の各々の対に到達する前記保護雰囲気は、好ましくは、前記鋼帯の上面および下面に対して略垂直な方向に向けられることを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載のプラント。
  12. 前記保護雰囲気を前記仕上げ圧延機(3)に供給するための前記システムは、2つの仕上げスタンド(3.1、3.2、・・・、3.7)の間の空間に、ルーパー(51)の上流と下流の両方で前記鋼帯の上方および下方に横方向に配置されたノズルの平行な水平列の少なくとも2つの対(63、63’、64、64’)を備え、前記保護雰囲気は、供給管(61、61’、62、62’)のそれぞれの対を通って、前記横方向列の各々の対(63、63’、64、64’)に到達し、前記ノズルは、好ましくは垂直面内で隣接する仕上げスタンド(3.1、3.2、・・・、3.7)へ向かって傾斜していることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載のプラント。
  13. 前記ノズルの列は、チャンバ内に包囲され、前記チャンバは、前記鋼帯が前記チャンバを通過できるように形作られ、前記チャンバを開くことができるようにエンドピンの周りを回転可能である、一対の上部フラップ(55、55’;65,65’)および一対の下部フラップ(56,56’;66、66’)によって形成されることを特徴とする、請求項10~12のいずれか一項に記載のプラント。
  14. 前記ノズルの横方向列(57、57’、58、58’;63、63’、64、64’)は、前記フラップ(55、55’;56、56’;65、65’;66,66’)に取り付けられることを特徴とする、請求項11または12に従属する請求項13に記載のプラント。
  15. 前記粗圧延機(2)の第1のスタンド(2.1)は、20%以下のスラブ厚さの低減のために設計されたスタンドであることを特徴とする、請求項1~14のいずれか一項に記載のプラント。
  16. 前記粗圧延機(2)の後に、振り子式剪断機(15)、金属シートの抽出用のスタッカー(16)、回転式剪断機(17)、およびループメーカー(18)を順に備える、粗シートの製造および除去のための緊急システムをさらに備えることを特徴とする、請求項1~15のいずれか一項に記載のプラント。
  17. 前記第1の誘導炉(6.1)と前記第2の水スケール除去装置(8)との間に、トランスファーバーの供給線の上方および下方に交互に、かつ剛性の高いスケール層の破砕を引き起こす表面の塑性伸張を引き起こすような高さで配置された少なくとも3つのローラーによって形成された機械式スケール破砕装置(7)をさらに備えることを特徴とする、請求項1~16のいずれか一項に記載のプラント。
  18. 前記仕上げ圧延機(3)と前記冷却ステーション(12)との間に、さらなる冷却ステーション(12’)、さらなる切断ステーション(10’)、およびさらなる巻取りステーション(9;11)を順にさらに備え、前記さらなる冷却ステーション(12’)は、好ましくは超急速冷却を行うことができるようになっていることを特徴とする、請求項1~17のいずれか一項に記載のプラント。
  19. 各々の冷却ステーション(12;12’)と各々の切断ステーション(10;10’)との間に、逆回転ブラシまたはアブレイシブスラリージェットを使用した機械式スケール除去装置(14;14’)をさらに備えることを特徴とする、請求項1~18のいずれか一項に記載のプラント。
  20. 最終巻取りステーション(9;11)の直後に配置された耐食コーティングのためのライン(13)をさらに備え、最初にコイル状に巻く必要なしに、前記コーティングを前記鋼帯に塗布できるようにすることを特徴とする、請求項1~19のいずれか一項に記載のプラント。
  21. 処理中の材料の温度を制御および管理するためのシステムをさらに備え、前記システムは、前記連続鋳造装置(1)の一部を形成するインゴット鋳型に挿入された電磁ブレーキに動作可能に接続され、ならびに好ましくは前記連続鋳造装置(1)の、前記粗圧延機(2)の、前記第1の誘導炉(6.1)の、前記第2の水スケール除去装置(8)の、前記第2の誘導炉(6.2)の、前記仕上げ圧延機(3)の、および前記冷却ステーション(12、12’)の出口で、前記鋳型の銅板に挿入された熱電対に、および前記プラントに沿って配置されたサーマルスキャナに接続され、
    前記制御システムは、加熱(4.1,4.2,6.1,6.2)および冷却(5.2,7,8.2,12,12’,14,14’)の両方において、前記処理される材料の前記温度に積極的に影響を与える前記プラントの他のすべての構成要素にも動作可能に接続されることを特徴とする、請求項1~20のいずれか一項に記載のプラント。
  22. 請求項1~21のいずれか一項に記載のプラントによって、最小厚さ0.3mmの熱間圧延鋼帯の連続生産方法であって、以下の一連のステップ:
    (a)厚さ40~150mmの薄いまたは中程度のスラブの連続鋳造(1)ステップと、
    (b)3~5回のパスでトランスファーバーを得るための粗圧延(2)ステップと、
    (c)前記トランスファーバーの第1の誘導加熱(6.1)ステップと、
    (d)水スケール除去(8.2)ステップと、
    (e)前記トランスファーバーの第2の誘導加熱(6.2)ステップと、
    (f)5~7回のパスで前記鋼帯を得るための仕上げ圧延(3)ステップと、
    (g)鋼帯の制御された冷却(12;12’)ステップと、
    (h)鋼帯の切断(10;10’)およびコイルへのその巻き取り(9;11)ステップと
    を含み、
    少なくともステップ(e)および(f)は、少なくとも3回目のパスまで、好ましくはステップ(g)および(h)も、巻き取り部分において、わずかに酸化性、不活性、またはわずかに還元性である保護雰囲気中で実施される、前記方法において、
    ステップ(a)と(b)との間に、以下のさらなるステップ:
    (a’)前記スラブのエッジの誘導加熱(4.1)ステップと、
    (a’’)前記スラブ表面の残りの部分の誘導加熱(4.2)ステップと、
    (a’’’)水スケール除去(5.2)ステップと
    が提供されることを特徴とする、方法。
  23. ステップ(h)は、前記鋼帯を、保護コーティング(13)を塗布するステップに直接通過させ、続いて最終的に巻き取ることによって置き換えられることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. ステップ(b)において、粗圧延(2)の第1のパス(2.1)が、スラブ厚さを20%以下に低減させることを特徴とする、請求項22または23に記載の方法。
  25. ステップ(c)と(d)との間に、前記スケールの機械的破砕(7)のさらなるステップ(c’)が提供されることを特徴とする、請求項22~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. ステップ(g)と(h)との間に、機械式スケール除去(14;14’)のさらなるステップ(g’)が提供されることを特徴とする、請求項22~25のいずれか一項に記載の方法。
  27. ステップ(b)と(c)との間に、前記粗圧延(2)の下流の前記プラントの一部に問題が生じた場合に、粗いシート(15、16)の製造および除去のさらなるステップが提供されることを特徴とする、請求項22~26のいずれか一項に記載の方法。
  28. ステップ(a’’’)は、150バール(1.50×10Pa)未満の水圧で実施される、および/またはステップ(d)は、最大380バール(3.80×10Pa)の水圧で実施されることを特徴とする、請求項22~27のいずれか一項に記載の方法。
  29. ステップ(e)は、ステップ(f)が完全にオーステナイト領域で実施されることを保証するような最終温度で実施されることを特徴とする、請求項22~28のいずれか一項に記載の方法。
  30. ステップ(a’)は、スラブの各々のエッジから最大150mmのバンドに対して実行される、および/またはそのバンドの温度の120℃までの上昇をもたらすことを特徴とする、請求項22~29のいずれか一項に記載の方法。
  31. ステップ(h)の後に、水又はわずかに酸化性である水溶液を含むタンク内でコイルを液体冷却するステップ(i)が続くことを特徴とする、請求項22~30のいずれか一項に記載の方法。
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