JP2023510243A - エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1h-ピラゾール-5-カルボキシラートの調製の方法 - Google Patents

エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1h-ピラゾール-5-カルボキシラートの調製の方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023510243A
JP2023510243A JP2022541614A JP2022541614A JP2023510243A JP 2023510243 A JP2023510243 A JP 2023510243A JP 2022541614 A JP2022541614 A JP 2022541614A JP 2022541614 A JP2022541614 A JP 2022541614A JP 2023510243 A JP2023510243 A JP 2023510243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
mixture
bromo
compound
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022541614A
Other languages
English (en)
Inventor
チュンヤン・フゥオ
ジンイー・マー
シュオエン・ワン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FMC Corp
Original Assignee
FMC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FMC Corp filed Critical FMC Corp
Publication of JP2023510243A publication Critical patent/JP2023510243A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D401/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
    • C07D401/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
    • C07D401/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートを合成する新規な方法が本明細書に記載される。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2020年1月8日に出願された米国仮特許出願第62/958,404号明細書の利益を主張する。
本開示は、エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートを合成する新規な方法を対象とする。本明細書に開示される方法により調製される化合物は、例えば、殺虫剤クロラントラニリプロール及びシアントラニリプロールなど、殺虫剤として興味深い特定のアントラニルアミド化合物の調製に有用である。
本開示は、エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラート及びその誘導体を調製するのに有用な新規な方法を提供する。過硫酸カリウムをオキシダントとして使用する従来のプロセスと比べると、オキシダントとしての臭素は、収率をやや改善する(80~88%に対して93~95%)。さらに、従来の臭素加熱プロセスにおける困難な取扱い条件及び起こり得る装置腐食と比べると、本明細書に記載される光触媒プロセスは著しく穏やかな反応条件(125~130℃/真空に対して25~65℃/標準圧力)及び反応時間(約8時間に対して30~45分)を利用する。全体として、以前の方法と比べた本開示の方法の利益は数多く、改善された全体収率、低減されたコスト、より穏やかな反応条件、及びより短い反応時間がある。
一態様において、式(II)の化合物を調製する方法であって
Figure 2023510243000001
(式中、Rはハロゲンであり;
各Rは、独立に、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cハロアルキニル、C~Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cアルキルスルフィニル、C~Cアルキルスルホニル、C~Cアルキルアミノ、C~Cジアルキルアミノ、C~Cシクロアルキルアミノ、C~C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C~Cアルキルカルボニル、C~Cアルコキシカルボニル、C~Cアルキルアミノカルボニル、C~Cジアルキルアミノカルボニル、又はC~Cトリアルキルシリルであり;
は、H又はC~Cアルキルであり;
Yは、N又はCRであり;
は、H又はRであり、ここで、Rは、独立に、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cハロアルキニル、C~Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cアルキルスルフィニル、C~Cアルキルスルホニル、C~Cアルキルアミノ、C~Cジアルキルアミノ、C~Cシクロアルキルアミノ、C~C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C~Cアルキルカルボニル、C~Cアルコキシカルボニル、C~Cアルキルアミノカルボニル、C~Cジアルキルアミノカルボニル、又はC~Cトリアルキルシリルであり;且つ
mは、0、1、2、又は3であるが、但し、YがCHである場合、mが少なくとも1であることを条件とする)
I)下記を含む混合物を形成すること
A)式(I)の化合物
Figure 2023510243000002
(式中、Rはハロゲンであり;
各Rは、独立に、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cハロアルキニル、C~Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cアルキルスルフィニル、C~Cアルキルスルホニル、C~Cアルキルアミノ、C~Cジアルキルアミノ、C~Cシクロアルキルアミノ、C~C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C~Cアルキルカルボニル、C~Cアルコキシカルボニル、C~Cアルキルアミノカルボニル、C~Cジアルキルアミノカルボニル、又はC~Cトリアルキルシリルであり;
は、H又はC~Cアルキルであり;
Xは、N又はCRであり;
は、H又はRであり;且つ
nは、0、1、2、又は3であるが、但し、XがCHである場合、nが少なくとも1であることを条件とする);
B)有機溶媒;及び
C)無機塩基;
II)任意選択で混合物を加熱すること;
III)混合物を照射すること;並びに
IV)酸化剤を混合物に加えること
を含む方法が本明細書に提供される。
本明細書で使用される通り、用語「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含む(contains)」、「含んでいる(containing)」、「特徴とする(characterized by)」、又はそのあらゆる他の変形体は、明確に示されるあらゆる限定を受ける非排他的包含を網羅するものとする。例えば、要素のリストを含む組成物、混合物、プロセス、又は方法は、必ずしもそれらの要素にのみ限定されるのでなく、明示的に列記されていないか、又はそのような組成物、混合物、プロセス、若しくは方法に固有な他の要素を含み得る。
移行句「からなる(consisting of)」は、明示されない要素、工程、又は成分を排除する。請求項中である場合、そのようなものは、請求項を、列挙されたもの以外の材料の含有に対して、通常それと関連する不純物を例外として閉鎖するだろう。句「からなる」が、プリアンブルの直後ではなく請求項の主要部分の節中に現れる場合、それは、その節中に述べられた要素のみを限定する;他の要素は全体として請求項から排除されない。
移行句「から基本的になる(consisting essentially of)」は、文字通りに開示されたものに加えて、追加の材料、工程、特徴、成分、又は要素が請求項記載の発明の基本的で新規な特性に実質的に影響しないという条件で、これらの材料、工程、特徴、成分、又は要素を含む組成物又は方法を定義するように使用される。用語「から基本的になる」は、「含む」と「からなる」の間の中間を占める。
発明又はその一部が、「含む」などの開放型用語により定義される場合、(特記されない限り)記載が、そのような発明を、用語「から基本的になる」又は「からなる」を使用して記載するとも解釈されるべきであることが容易に理解されるべきである。
さらに、明確に逆であると述べられない限り、「又は(or)」は、包括的な又はを指し、排除的な又はを指さない。例えば、条件A又はBは、下記のいずれか1つにより満たされる:Aは真であり(又は存在する)且つBは偽である(又は存在しない)、Aは偽であり(又は存在しない)且つBは真である(又は存在する)、及びAとBの両方が真である(又は存在する)。
また、本発明の要素又は成分に先にある不定冠詞「1つの(a)」及び「1つの(an)」は、要素又は成分の例(すなわち発生)の数に関して非制限的であるものとする。したがって、「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、1つ又は少なくとも1つを含むと読まれるべきであり、要素又は成分の単数の語形は、その数が明らかに単数であるように意図されるのでない限り、複数も含む。
本明細書で使用される通り、用語「約(about)」は、値のプラス又はマイナス10%を意味する。
単独か「アルキルチオ」又は「ハロアルキル」などの複合語中のいずれかで使用される用語「アルキル」は、メチル、エチル、n-プロピル、i-プロピル、又は異なるブチル、ペンチル、若しくはヘキシル異性体などの直鎖又は分岐鎖のアルキルを含む。
用語「アルケニル」は、1-プロペニル、2-プロペニル、並びに異なるブテニル、ペンテニル、及びヘキセニル異性体などの直鎖又は分岐鎖のアルケンを含み得る。「アルケニル」は、1,2-プロパジエニル及び2,4-ヘキサジエニルなどのポリエンも含む。
用語「アルキニル」は、1-プロピニル、2-プロピニル、並びに異なるブチニル、ペンチニル、及びヘキシニル異性体などの直鎖又は分岐鎖のアルキンを含む。「アルキニル」は、2,5-ヘキサジイニルなど、複数の三重結合で構成されている部分も含み得る。
用語「アルコキシ」は、例えば、メトキシ、エトキシ、n-プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、並びに異なるブトキシ、ペントキシ、及びヘキシルオキシ異性体を含む。「アルコキシアルキル」は、アルキル上のアルコキシ置換を示す。「アルコキシアルキル」の例としては、CHOCH、CHOCHCH、CHCHOCH、CHCHCHCHOCH、及びCHCHOCHCHがある。
用語「アルキルチオ」は、メチルチオ、エチルチオ、並びに異なるプロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオ、及びヘキシルチオ異性体などの分岐鎖又は直鎖のアルキルチオ部分を含む。
用語「シクロアルキル」は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルを含む。「シクロアルキルアルキル」は、シクロアルキ(cycloalky)基により置換されたアルキル基を示し、例えば、シクロプロピルメチル、シクロブチルエチル、シクロペンチルプロピル、及びシクロヘキシルメチルを含む。
用語「シクロアルキルアミノ」は、アミノ窒素原子がシクロアルキルラジカル及び水素原子に結合していることを意味し、シクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、及びシクロヘキシルアミノなどの基を含む。「(アルキル)シクロアルキルアミノ」は、水素原子がアルキルラジカルにより置換されているシクロアルキルアミノ基を意味する;例としては、(アルキル)シクロプロピルアミノ、(アルキル)シクロブチルアミノ、(アルキル)シクロペンチルアミノ、及び(アルキル)シクロヘキシルアミノなどの基がある。
用語「アリール」は、芳香族の環若しくは環系又はヘテロ芳香族の環若しくは環系を指し、各環又は環系は任意選択で置換されている。用語「芳香族環系」は、多環式環系の少なくとも1つの環が芳香族である、完全不飽和炭素環及び複素環を示す。芳香族は、環原子のそれぞれが基本的に同じ面内にあり、環面に垂直なp軌道を有し、(4n+2)個のπ電子(式中、nは0又は正の整数である)が環と関連してヒュッケル則に従うことを指す。用語「芳香族炭素環系」は、全芳香族炭素環及び多環式環系の少なくとも1つの環が芳香族(例えば、フェニル及びナフチル)である炭素環を含む。用語「ヘテロ芳香族の環又は環系」は、全芳香族複素環並びに多環式環系の少なくとも1つの環が芳香族であり、少なくとも1つの環原子が炭素でなく、各ヘテロ芳香環が4つ以下の窒素、2つ以下の酸素、及び2つ以下の硫黄を含むことを条件として、窒素、酸素、及び硫黄からなる群から独立に選択される1~4つのヘテロ原子を含み得る複素環を含む(ここで、芳香族は、ヒュッケル則が満たされることを示す)。複素環系は、任意の利用可能な炭素又は窒素を経由して、前記炭素又は窒素上の水素の置換により結合できる。より具体的には、用語「アリール」は、部分
Figure 2023510243000003
を指すが、式中、R及びnは上記で定義されており、「3」は部分上の置換基の3位を示す。
単独か又は「ハロアルキル」などの複合語中のいずれかの用語「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素、又はヨウ素を含む。さらに、「ハロアルキル」などの複合語中に使用される場合、前記アルキルは、同じでも異なってもよいハロゲン原子により部分的又は完全に置換され得る。「ハロアルキル」の例としては、FC、ClCH、CFCH、及びCFCClがある。用語「ハロアルケニル」、「ハロアルキニル」、「ハロアルコキシ」などは、用語「ハロアルキル」と同様に定義される。「ハロアルケニル」の例としては(Cl)C=CHCH及びCFCHCH=CHCHがある。「ハロアルキニル」の例としては、HC≡CCHCl、CFC≡C、CClC≡C、及びFCHC≡CCHがある。「ハロアルコキシ」の例としては、CFO、CClCHO、HCFCHCHO、及びCFCHOがある。
用語「アルキルアミノカルボニル」及び「ジアルキルアミノカルボニル」としては、例えば、CHNHC(=O)、CHCHNHC(=O)、及び(CHNC(=O)がある。
置換基中の炭素原子の総数は、i及びjが1~8の数である「C~C」接頭辞により示される。例えば、C~Cアルキルスルホニルは、メチルスルホニルからプロピルスルホニルを示す。上記の列挙において、式(I)の化合物がヘテロ芳香族環を含む場合、全置換基は、任意の利用可能な炭素又は窒素を経由して、前記炭素又は窒素上の水素の置換によりこの環に結合する。
基が、水素であり得る置換基、例えばRを含む場合、この置換基が水素とみなされる場合、これが、前記基が非置換であることに等しいことが認識される。
特定の本発明の化合物は、1種以上の立体異性体として存在し得る。種々の立体異性体としては、エナンチオマー、ジアステレオマー、アトロプ異性体、及び幾何異性体がある。当業者は、ある立体異性体が、他の立体異性体に対して濃縮されている場合又は他の立体異性体から分離されている場合、より活性があり得て、且つ/又は有益な効果を示し得ることを認識するだろう。さらに、当業者は、前記立体異性体を分離し、濃縮し、且つ/又は選択的に調製する方法を知っている。
本開示の実施形態は下記を含む:
実施形態1.式(II)の化合物を調製する方法であって
Figure 2023510243000004
(式中、Rはハロゲンであり;
各Rは、独立に、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cハロアルキニル、C~Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cアルキルスルフィニル、C~Cアルキルスルホニル、C~Cアルキルアミノ、C~Cジアルキルアミノ、C~Cシクロアルキルアミノ、C~C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C~Cアルキルカルボニル、C~Cアルコキシカルボニル、C~Cアルキルアミノカルボニル、C~Cジアルキルアミノカルボニル、又はC~Cトリアルキルシリルであり;
は、H又はC~Cアルキルであり;
Yは、N又はCRであり;
は、H又はRであり、ここで、Rは、独立に、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cハロアルキニル、C~Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cアルキルスルフィニル、C~Cアルキルスルホニル、C~Cアルキルアミノ、C~Cジアルキルアミノ、C~Cシクロアルキルアミノ、C~C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C~Cアルキルカルボニル、C~Cアルコキシカルボニル、C~Cアルキルアミノカルボニル、C~Cジアルキルアミノカルボニル、又はC~Cトリアルキルシリルであり;且つ
mは、0、1、2、又は3であるが、但し、YがCHである場合、mが少なくとも1であることを条件とする)
I)下記を含む混合物を形成すること
A)式(I)の化合物
Figure 2023510243000005
(式中、Rはハロゲンであり;
各Rは、独立に、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cハロアルキニル、C~Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cアルキルスルフィニル、C~Cアルキルスルホニル、C~Cアルキルアミノ、C~Cジアルキルアミノ、C~Cシクロアルキルアミノ、C~C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C~Cアルキルカルボニル、C~Cアルコキシカルボニル、C~Cアルキルアミノカルボニル、C~Cジアルキルアミノカルボニル、又はC~Cトリアルキルシリルであり;
は、H又はC~Cアルキルであり;
Xは、N又はCRであり;
は、H又はRであり;且つ
nは、0、1、2、又は3であるが、但し、XがCHである場合、nが少なくとも1であることを条件とする);
B)有機溶媒;及び
C)無機塩基;
II)任意選択で混合物を加熱すること;
III)混合物を照射すること;並びに
IV)酸化剤を混合物に加えること
を含む方法。
実施形態2.mが、1、2、又は3である、実施形態1の方法。
実施形態3.Rが、Cl又はBrである、実施形態1又は2の方法。
実施形態4.Rが、独立に、Cl又はBrである、実施形態1~3のいずれか1つの方法。
実施形態5.1つのRが3位にある、実施形態4の方法。
実施形態6.RがC~Cアルキルである、実施形態1~5のいずれか1つの方法。
実施形態7.YがNである、実施形態1~6のいずれか1つの方法。
実施形態8.式(II)の化合物が、以下の構造を有するエチル3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートである、実施形態1~7のいずれか1つの方法:
Figure 2023510243000006
実施形態9.式(II)の化合物を単離することをさらに含む、実施形態1~8のいずれか1つの方法。
実施形態10.nが、1、2、又は3である、実施形態1~9のいずれか1つの方法。
実施形態11.Rが、Cl又はBrである、実施形態1~10のいずれか1つの方法。
実施形態12.Rが、独立に、Cl又はBrである、実施形態1~11のいずれか1つの方法。
実施形態13.1つのRが3位にある、実施形態12の方法。
実施形態14.RがC~Cアルキルである、実施形態1~13のいずれか1つの方法。
実施形態15.XがNである、実施形態1~14のいずれか1つの方法。
実施形態16.式(I)の化合物が、以下の構造を有するエチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートである、実施形態1~15のいずれか1つの方法:
Figure 2023510243000007
実施形態17.有機溶媒が、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、クロロホルム、アセトン、プロピオニトリル、クロロブタン、クロロベンゼン、テトラクロロメタン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~16のいずれか1つの方法。
実施形態18.無機塩基が、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン、ピリジン、N-メチルイミダゾール、リン酸水素カリウム、リン酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~17のいずれか1つの方法。
実施形態19.無機塩基が固体又は水溶液の形態である、実施形態1~18のいずれか1つの方法。
実施形態20.混合物が2相混合物である、実施形態1~19のいずれか1つの方法。
実施形態21.酸化剤が、臭素、H、K、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~20のいずれか1つの方法。
実施形態22.酸化剤を混合物に加える方法工程(method step)が、酸化剤を連続的に加えることを含む、実施形態1~21のいずれか1つの方法。
実施形態23.酸化剤を混合物に加える方法工程が酸化剤を滴加することを含む、実施形態1~22のいずれか1つの方法。
実施形態24.酸化剤を混合物に加える方法工程が、約1分~約1時間の範囲の期間にわたって起こる、実施形態1~23のいずれか1つの方法。
実施形態25.混合物を照射する方法工程が約20℃~約70℃の範囲の温度で起こる、実施形態1~24のいずれか1つの方法。
実施形態26.混合物を照射する方法工程が約20℃~約45℃の範囲の温度で起こる、実施形態1~25のいずれか1つの方法。
実施形態27.混合物を加熱する方法工程が、混合物の温度を、約50℃~約82℃の範囲の温度に上昇させる、実施形態1~26のいずれか1つの方法。
実施形態28.混合物を照射する方法工程が、UVランプ、メタルハライドランプ、可視光ランプ、及びこれらの組合せから選択される光源により達成される、実施形態1~27のいずれか1つの方法。
実施形態29.混合物を照射する方法工程が可視光の存在下で起こる、実施形態1~28のいずれか1つの方法。
実施形態30.混合物を照射する方法工程が、約50W~約300Wの範囲の出力で起こる、実施形態1~29のいずれか1つの方法。
実施形態31.少なくとも1つの方法工程が混合物を撹拌することをさらに含む、実施形態1~30のいずれか1つの方法。
実施形態32.少なくとも1つの方法工程が周囲圧力で起こる、実施形態1~31のいずれか1つの方法。
実施形態33.反応が、バッチリアクター、バッチロープリアクター(batch-rope reactor)、又はフローリアクター内で起こる、実施形態1~32のいずれか1つの方法。
実施形態34.式(I)の化合物が約99%未満の純度で存在する、実施形態1~33のいずれか1つの方法。
実施形態35.式(I)の化合物が約98%未満の純度で存在する、実施形態1~34のいずれか1つの方法。
実施形態36.式(I)の化合物が約97%未満の純度で存在する、実施形態1~35のいずれか1つの方法。
実施形態37.式(I)の化合物が約95%未満の純度で存在する、実施形態1~36のいずれか1つの方法。
一態様において、エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートは、スキーム1に表される方法に従って調製される。
Figure 2023510243000008
一態様において、式IIの化合物は、スキーム2により表される方法に従って調製される。R基、X、Y、n、及びmは、本開示の他所で定義された通りである。
Figure 2023510243000009
この態様は、式Iの化合物、有機溶媒、及び無機塩基を含む混合物を形成すること、任意選択で混合物を加熱すること、混合物を照射すること、並びに酸化剤を混合物に加えることを含む。一実施形態において、混合物の反応は、酸化剤の添加の完了後に完了する。別の実施形態において、混合物の反応は、照射源が除かれた後に完了する。
一実施形態において、混合物は2相混合物である。
一実施形態において、有機溶媒は、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、クロロホルム、アセトン、プロピオニトリル、クロロブタン、クロロベンゼン、テトラクロロメタン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、及びこれらの組合せから選択される。別の実施形態において、有機溶媒は、クロロブタン、クロロベンゼン、及びこれらの組合せから選択される。別の実施形態において、有機溶媒はクロロブタンである。
一実施形態において、無機塩基は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン、ピリジン、N-メチルイミダゾール、リン酸水素カリウム、リン酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びこれらの組合せから選択される。別の実施形態において、無機塩基は、炭酸水素カリウム、ピリジン、及びこれらの組合せから選択される。別の実施形態において、無機塩基は炭酸水素カリウムである。
一実施形態において、無機塩基は、固体又は水溶液の形態である。
一実施形態において、酸化剤は、臭素、H、K、及びこれらの組合せから選択される。別の実施形態において、酸化剤は臭素である。
一実施形態において、酸化剤を混合物に加える方法工程は、酸化剤を連続的に加えることを含む。別の実施形態において、酸化剤を混合物に加える方法工程は、酸化剤の滴加を含む。別の実施形態において、酸化剤を混合物に加える方法工程は、約1分~約1時間の範囲の期間にわたって起こる。
一実施形態において、混合物を照射する方法工程は、約20℃~約70℃の範囲の温度で起こる。別の実施形態において、混合物を照射する方法工程は、約20℃~約45℃の範囲の温度で起こる。
一実施形態において、混合物を照射する方法工程は、UVランプ、メタルハライドランプ、可視光ランプ、及びこれらの組合せから選択される光源により達成される。一実施形態において、混合物を照射する方法工程は可視光の存在下で起こる。一実施形態において、混合物を照射する方法工程は、約350nm~約850nmの範囲の波長で起こる。一実施形態において、混合物を照射する方法工程は、約50W~約300Wの範囲の出力で起こる。別の実施形態において、混合物を照射する方法工程は、約75W~約250Wの範囲の出力で起こる。
一実施形態において、混合物を加熱する方法工程は、混合物の温度を、約50℃~約82℃の範囲の温度に上昇させる。
一実施形態において、少なくとも1つの方法工程は混合物を攪拌することをさらに含む。一実施形態において、少なくとも1つの方法工程は周囲圧力で起こる。
一実施形態において、反応は、バッチリアクター、バッチロープリアクター、又はフローリアクター内で起こる。
一実施形態において、式(I)の化合物は約99%未満の純度で存在する。別の実施形態において、式(I)の化合物は約98%未満の純度で存在する。別の実施形態において、式(I)の化合物は約97%未満の純度で存在する。別の実施形態において、式(I)の化合物は約95%未満の純度で存在する。
一実施形態において、式(I)の化合物は、臭素ラジカル阻害剤と共に粗製の反応混合物中にある。
高温又は光の存在など、臭素ラジカルの形成に有利となる条件は、エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートの形成に有利である。熱開始と比べて、臭素開始は、中程度の温度で強い光により誘導できる。
さらに詳述しなくても、当業者は、前述の記載を使用して本発明を最大限に利用できると考えられる。したがって、以下の実施例は単に説明のためであり、いかなることがあっても本開示を限定しないと解釈されるものとする。以下の実施例の出発物質は、必ずしも、他の実施例に手順が記載されている特定の調製実験により調製されたものではない可能性がある。本明細書に列挙されるあらゆる数値範囲がより低い値からより高い値までの全ての値を含むことも理解される。例えば、範囲が10~50と述べられる場合、12~30、20~40、又は30~50などの値が本明細書において明示的に列挙されることが意図される。これらは、具体的に意図されるものの例に過ぎず、最低値及び最高値を含み最低値と最高値の間の数値の可能性のある全ての組合せが、本願において明示的に述べられていると考えられるものとする。
実施例1.紫外光の下での臭素酸化
ジャケット付き容器内で、500gの1-クロロブタン中の25gのエチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートを周囲温度に保つ。15gの炭酸水素カリウムを一度に加え、混合物を、機械的撹拌機により撹拌したままにする。内部チューブ(inward tube)を有する特殊な石英キャップを容器の上部に配置して密封し、UVランプ(254nm、30W)をチューブに差し込んで、刺激する(irritate)準備が整う。次いで、反応混合物を60℃に加熱する。ランプをつけると同時に、20gの1-クロロブタン中の14.4gの臭素の希釈液を45分にわたり滴加する。添加の完了後に、混合物成分をHPLCにより特定し、エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートの面積パーセントは77%である。
エチル3-ブロモ-1-(5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラート及びエチル3-ブロモ-1-(5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートの15~25%の不純物が生成物に観察された。これらの不純物は、UVランプ出力を30Wから100W超に増加させると、約10%に低減できた。
実施例2.可視光の下での臭素酸化
ジャケット付き容器内で、500gの1-クロロブタン中の25gのエチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートを周囲温度に保つ。100gの水中の15gの炭酸水素カリウムを一度に加え、混合物を機械的撹拌機により撹拌したままにする。内部チューブを有する特殊な石英キャップを容器の上部に配置して密封し、メタルハライドランプ(100W)をチューブに差し込んで、刺激する準備が整う。次いで、反応混合物を65℃に加熱する。ランプをつけると同時に、20gの1-クロロブタン中の14.4gの臭素の希釈液を45分にわたり滴加する。臭素添加の間に、反応温度が70℃に上昇したのが観察できる。添加の完了後に、ランプを消し、室温に冷却することにより、反応を終わらせる。2相混合物を分離し、有機相をさらに抽出せずに水相から回収する。次いで、溶媒を減圧下で除去し、生じた粗生成物を、75gのエタノール及び25gの水を使用して再結晶化する。その後、生成物を濾過により回収し、エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートの収率は93%である。
全てのオキシダントを加えたまさにその瞬間に反応が完了した。粗生成物中の主な不純物を、痕跡量のエチル3-ブロモ-1-(5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラート及びエチル3-ブロモ-1-(5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラート不純物と特定した。
実施例3.バッチロープリアクター内の臭素酸化
バッチロープモデルにおいて、粗製エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートのクロロブタン溶液(2~15%)及び炭酸水素カリウムの水溶液を、強く撹拌しながらフラスコ内で混合する。次いで、混合物を、蠕動ポンプにより、メタルハライドランプ(100W)を備えた照射プールに注入し、次いで閉ループ回路としてフラスコに戻す。臭素のクロロブタン溶液を、スピード制御した充分な混合と共に20~40℃にわたって、少しずつ照射プールにポンプで送る。反応は、臭素の注入後に、98%転化で完了する。エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートの単離は、92~95%に達し得る。
バッチロープモデルの1つの利点は、実施例1及び2でバッチリアクターの内側に配置されていた照明ユニットが、リアクターから分離され、リアクターの外側に搭載されており、影が減少していることである。反応は、オキシダントを全て加えたまさにその瞬間に完了した。粗生成物中の主な不純物を、痕跡量のエチル3-ブロモ-1-(5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラート及びエチル3-ブロモ-1-(5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラート不純物と特定した。
実施例4.フローリアクター内の臭素酸化
中央に照射管があり、それがスパイラルチューブ及びバスジャケットに囲まれていることを特徴とする特殊なリアクターを提供する。循環水浴の温度を40℃に設定する。粗製のエチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートのクロロブタン溶液(2~15%)を蠕動ポンプにより注入し、炭酸水素カリウムの別の水溶液流とリアクターの先で混合する。これらの2つの蠕動ポンプを、良好な相混合物を得るために適切な注入速度に調整する。臭素のクロロブタン溶液を第3の蠕動ポンプにより注入し、上述の2相混合物とリアクターのまさに入り口で混合し、メタルハライドランプ(100W)をつけた。生じた反応産出物を出口でフラスコにより回収し、成分をHPLCにより特定する。エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートの面積パーセントは96%を超え、最終的に得られた生成物は90~95%の収率で存在する。
粗生成物中の主な不純物は、痕跡量のエチル3-ブロモ-1-(5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラート及びエチル3-ブロモ-1-(5-ブロモ-3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラート不純物と特定した。これらの不純物は、1.0%アルゴンの下で制御できた。驚くべきことに、粗製のエチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートは、純粋なエチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートと比べて高い会話(conversation)を生み出す。
この明細書の記載は例を使用して、最良の形態を含む本開示を説明し、当業者が、あらゆる装置又は系を製造及び使用すること並びにあらゆる組み込まれた方法を実施することを含む、本開示を実施できるようにもする。本開示の特許性のある範囲は請求項により定義され、当業者が思いつく他の例を含み得る。そのような他の例は、それらが、請求項の文字通りの言葉と異ならない構造的要素を有する場合、又はそれらが、請求項の文字通りの言葉とごくわずかな差異しかない等価な構造要素を含む場合、請求項の範囲内にあるものとする。

Claims (20)

  1. 式(II)の化合物を調製する方法であって
    Figure 2023510243000010
    (式中、Rはハロゲンであり;
    各Rは、独立に、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cハロアルキニル、C~Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cアルキルスルフィニル、C~Cアルキルスルホニル、C~Cアルキルアミノ、C~Cジアルキルアミノ、C~Cシクロアルキルアミノ、C~C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C~Cアルキルカルボニル、C~Cアルコキシカルボニル、C~Cアルキルアミノカルボニル、C~Cジアルキルアミノカルボニル、又はC~Cトリアルキルシリルであり;
    は、H又はC~Cアルキルであり;
    Yは、N又はCRであり;
    は、H又はRであり、ここで、Rは、独立に、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cハロアルキニル、C~Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cアルキルスルフィニル、C~Cアルキルスルホニル、C~Cアルキルアミノ、C~Cジアルキルアミノ、C~Cシクロアルキルアミノ、C~C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C~Cアルキルカルボニル、C~Cアルコキシカルボニル、C~Cアルキルアミノカルボニル、C~Cジアルキルアミノカルボニル、又はC~Cトリアルキルシリルであり;且つ
    mは、0、1、2、又は3であるが、但し、YがCHである場合、mが少なくとも1であることを条件とする):
    I)下記を含む混合物を形成すること
    A)式(I)の化合物
    Figure 2023510243000011
    (式中、Rはハロゲンであり;
    各Rは、独立に、C~Cアルキル、C~Cアルケニル、C~Cアルキニル、C~Cシクロアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cハロアルケニル、C~Cハロアルキニル、C~Cハロシクロアルキル、ハロゲン、CN、NO、C~Cアルコキシ、C~Cハロアルコキシ、C~Cアルキルチオ、C~Cアルキルスルフィニル、C~Cアルキルスルホニル、C~Cアルキルアミノ、C~Cジアルキルアミノ、C~Cシクロアルキルアミノ、C~C(アルキル)シクロアルキルアミノ、C~Cアルキルカルボニル、C~Cアルコキシカルボニル、C~Cアルキルアミノカルボニル、C~Cジアルキルアミノカルボニル、又はC~Cトリアルキルシリルであり;
    は、H又はC~Cアルキルであり;
    Xは、N又はCRであり;
    は、H又はRであり;且つ
    nは、0、1、2、又は3であるが、但し、XがCHである場合、nが少なくとも1であることを条件とする);
    B)有機溶媒;及び
    C)無機塩基;
    II)任意選択で前記混合物を加熱すること;
    III)前記混合物を照射すること;並びに
    IV)酸化剤を前記混合物に加えること
    を含む方法。
  2. mが、1、2、又は3である、請求項1に記載の方法。
  3. が、Cl又はBrである、請求項1に記載の方法。
  4. が、独立に、Cl又はBrである、請求項1に記載の方法。
  5. 1つのRが3位にある、請求項4に記載の方法。
  6. がC~Cアルキルである、請求項1に記載の方法。
  7. YがNである、請求項1に記載の方法。
  8. 式(II)の化合物が、以下の構造を有するエチル3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートである、請求項1に記載の方法:
    Figure 2023510243000012
  9. 式(II)の化合物を単離することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. nが、1、2、又は3である、請求項1に記載の方法。
  11. が、Cl又はBrである、請求項1に記載の方法。
  12. が、独立に、Cl又はBrである、請求項1に記載の方法。
  13. 1つのRが3位にある、請求項12に記載の方法。
  14. がC~Cアルキルである、請求項1に記載の方法。
  15. XがNである、請求項1に記載の方法。
  16. 式(I)の化合物が、以下の構造を有するエチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-4,5-ジヒドロ-1H-ピラゾール-5-カルボキシラートである、請求項1に記載の方法:
    Figure 2023510243000013
  17. 前記有機溶媒が、アセトニトリル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、クロロホルム、アセトン、プロピオニトリル、クロロブタン、クロロベンゼン、テトラクロロメタン、ジクロロベンゼン、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、及びこれらの組合せから選択される、請求項1に記載の方法。
  18. 前記無機塩基が、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、炭酸セシウム、トリエチルアミン、ピリジン、N-メチルイミダゾール、リン酸水素カリウム、リン酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びこれらの組合せから選択される、請求項1に記載の方法。
  19. 前記無機塩基が固体又は水溶液の形態である、請求項1に記載の方法。
  20. 前記混合物が2相混合物である、請求項1に記載の方法。
JP2022541614A 2020-01-08 2021-01-08 エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1h-ピラゾール-5-カルボキシラートの調製の方法 Pending JP2023510243A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202062958404P 2020-01-08 2020-01-08
US62/958,404 2020-01-08
PCT/US2021/012807 WO2021142344A1 (en) 2020-01-08 2021-01-08 Methods for the preparation of ethyl 3-bromo-1-(3-chloropyridin-2-yl)-1h-pyrazole-5-carboxylate

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023510243A true JP2023510243A (ja) 2023-03-13

Family

ID=74701544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022541614A Pending JP2023510243A (ja) 2020-01-08 2021-01-08 エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1h-ピラゾール-5-カルボキシラートの調製の方法

Country Status (12)

Country Link
US (1) US20230086433A1 (ja)
EP (1) EP4087839A1 (ja)
JP (1) JP2023510243A (ja)
KR (1) KR20220124731A (ja)
CN (1) CN115135641B (ja)
AR (1) AR120986A1 (ja)
AU (1) AU2021205515A1 (ja)
BR (1) BR112022013434A2 (ja)
IL (1) IL294320A (ja)
MX (1) MX2022008398A (ja)
TW (1) TW202140436A (ja)
WO (1) WO2021142344A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW202342443A (zh) * 2022-01-31 2023-11-01 美商富曼西公司 用於製備3-溴-1-(3-氯吡啶-2-基)-4,5-二氫-1h-吡唑-5-甲酸乙酯之方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BRPI0609844B1 (pt) * 2005-03-18 2015-06-30 Du Pont Métodos de preparação de compostos pela conversão de 2-pirazolinas em pirazóis usando bromo
CN110003109B (zh) * 2019-04-02 2020-08-04 四川轻化工大学 一种适用于吡唑啉光催化氧化的系统

Also Published As

Publication number Publication date
TW202140436A (zh) 2021-11-01
BR112022013434A2 (pt) 2022-09-13
MX2022008398A (es) 2022-08-08
AR120986A1 (es) 2022-04-06
US20230086433A1 (en) 2023-03-23
AU2021205515A1 (en) 2022-07-21
CN115135641B (zh) 2024-05-24
EP4087839A1 (en) 2022-11-16
WO2021142344A1 (en) 2021-07-15
KR20220124731A (ko) 2022-09-14
CN115135641A (zh) 2022-09-30
IL294320A (en) 2022-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0668269B1 (fr) Procédé de sulfinylation de composés hétérocycliques
JP2005504752A5 (ja)
PT1417175E (pt) Di-hidro-3-halogeno-1h-pirazole-5-carboxilatos substituídos, sua preparação e utilização
MX2007008381A (es) Procesos para preparar eteres pirazolo [3,4-d] pirimidina.
PT1618092E (pt) Compostos de pirazol-amida substituídos com arilo úteis enquanto inibidores de cinase
JP2007509116A5 (ja)
BRPI0313342B1 (pt) métodos para a preparação de compostos
CN110590485B (zh) Fso2n3在制备叠氮化合物中的应用
CA2744124A1 (en) Pyrazolyl substituted carbonic acid derivatives as modulators of the prostacyclin (pgi2) receptor useful for the treatment of disorders related thereto
JP2023510243A (ja) エチル3-ブロモ-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1h-ピラゾール-5-カルボキシラートの調製の方法
WO2013152168A1 (en) Processes for preparing rivaroxaban
WO2016188997A1 (en) Process for the preparation of enzalutamide
Dong et al. Facile Synthesis of Quinoxaline-2-thiol and Quinoxaline from α-Oxosulfines and o-Arylenediamines
MXPA02008997A (es) Piridazinil fenil hidrazonas utiles contra insuficiencia cardiaca congestiva.
JP2022545773A (ja) 3-ブロモ-4,5-ジヒドロ-1h-ピラゾールのカルボン酸誘導体の調製方法
BRPI0614847A2 (pt) processo quìmico
JP4975738B2 (ja) 2−アルケニル−3−アミノチオフェン誘導体及びその製造方法
WO2023147104A1 (en) Methods for the preparation of ethyl 3-bromo-1-(3-chloropyridin-2-yl)-4,5-dihydro-1 h-pyrazole-5- carboxylate
ES2283781T3 (es) Procedimiento para producir un compuesto de 1,2,3-triazol.
TW202346260A (zh) 用於製備5-氯-2-((乙氧基羰基)胺基)-3-甲基苯甲酸之方法
JP6728205B2 (ja) トリアゾールの製造方法
SU1705283A1 (ru) Способ получени 3-замещенных 1-N-диалкиламино-2,2-(дициано)метилен-4-цианопирролидинов
CZ2019396A3 (cs) Způsob přípravy inhibitorů signalizace androgenních receptorů
RU2552521C2 (ru) СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ НАФТО[1,2,3-cd]ИНДОЛ-6(2Н)-ОНОВ
Sprague XL.—Ethyl thiacetoacetate

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231228