JP2023506189A - 移動方向においてガイドレールに沿って案内されるように移動可能な走行体を制動するための、例えばくさび形制動要素を有する制動装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、移動方向(47)においてガイドレール(5)に沿って案内されるように移動されることができる走行体(3)を制動する制動装置(1)に関する。制動装置(1)は、ホルダ(17)と、制動要素(19)と、プレテンション要素(21)と、解放要素(23)と、押圧要素(25)とを有する。制動要素(19)は、ガイドレール(5)に向けられた制動面(31)を有し、制動要素(19)が自由走行位置と制動位置との間でホルダ(17)に対して移動されることができるようにホルダ(17)に保持および取り付けられ、制動要素(19)の制動面(31)は、自由走行位置においてガイドレール(5)から横方向に離間され、制動位置においてガイドレール(5)に対して横方向に押し付けられる。プレテンション要素(21)は、非作動構成では、制動要素(19)を制動位置に向かって移動させる力を制動要素(19)に加えないように構成され、作動構成では、制動要素(19)を制動位置に向かって移動させる力を制動要素(19)に加えるように構成される。解放要素(23)は、第1の構成では、プレテンション要素(21)を保持状態に保持するように構成され、解放要素(23)が解放状態に作動されると、プレテンション要素(21)を非作動構成から作動構成に再構成するように構成される。押圧要素(25)は、非作動状態では、制動要素(19)にガイドレール(5)に向かう方向の力を発生させないように構成され、作動状態では、制動要素(19)にガイドレール(5)に向かう方向の力を発生させるように構成される。
Description
本発明は、移動方向においてガイドレールに沿って案内されるように移動可能な走行体を制動する制動装置に関する。本発明は、さらに、そのような制動装置を有するエレベータシステム、ならびにそのようなエレベータシステムにおいて以前に作動された制動装置を解放するための方法に関する。
エレベータシステムでは、エレベータかごは、駆動機械を使用して異なるフロア間で移動される。特に、高層ビル用のエレベータシステムでは、駆動機械は、通常、エレベータかごおよび釣合おもりを保持して移動させるケーブル状の懸架要素を駆動する。エレベータかごおよび釣合おもりは、移動方向におけるそれらの垂直移動中に1つ以上のガイドレールによって横方向に案内される。
エレベータかごおよび釣合おもりは、それぞれ、ほぼ垂直な走行経路に沿って移動されることができる走行体を表す。以下、そのような走行体について、エレベータかごの例を用いて説明する。しかしながら、本明細書に記載の制動装置は、釣合おもりを制動するために使用されることもできる。
エレベータかごの移動を安全に制動することができるように、エレベータかごには、制動装置が設けられることが一般的である。この制動装置は、特に安全ブレーキとして構成されることができ、例えばエレベータかごの落下を停止するために、エレベータかごを非常に効率的且つ迅速に制動することができるように設計されることができる。制動装置は、典型的には、制動装置が作動されると、ガイドレールの1つ以上の表面に押し付けられて、それによって生じる摩擦によってエレベータかごを制動するために必要な制動力を生成する制動要素を有する。安全ブレーキとしての実施形態の場合、制動装置は、通常、自己補強するように設計されており、すなわち、制動要素がガイドレールに押し付けられる押圧圧力は、ガイドレールと制動装置自体との間の相対運動に起因して補強される。
エレベータシステム用の従来の制動装置、特に安全ブレーキは、例えば、国際公開第2015/047391号、国際公開第2005/044709号、国際公開第2011/078848号および国際公開第2017/087978号に記載されている。
特に自己補強制動装置の場合、作動された制動装置を元の非作動状態に戻すことは複雑となり得ることが観察されている。
したがって、とりわけ、制動プロセス後に簡単な方法でその初期状態に戻されることができる制動装置が必要とされよう。さらにまた、そのような制動装置を備えたエレベータシステム、およびそのようなエレベータシステムにおいて以前に作動された制動装置を解放するための方法が必要とされよう。
この種の必要性は、独立請求項のいずれかに記載の主題によって満たされることができる。有利な実施形態は、従属請求項および以下の説明において定義される。
本発明の第1の態様によれば、移動方向においてガイドレールに沿って案内されるように移動可能な走行体を制動する制動装置が提案される。制動装置は、ホルダと、制動要素と、プレテンション要素と、解放要素と、押圧要素とを有する。制動要素は、ガイドレールに向けられることができ且つ制動要素が自由走行位置と制動位置との間でホルダに対して移動されることができるようにホルダに保持されて取り付けられる制動面を有する。制動要素の制動面は、自由走行位置においてガイドレールから横方向に離間されることができ、制動位置においてガイドレールに対して横方向に押し付けられることができる。プレテンション要素は、非作動構成では、制動要素を制動位置に向かって移動させる力を制動要素に加えず、作動構成では、制動要素を制動位置に向かって移動させる力を制動要素に加える。解放要素は、第1の構成では、プレテンション要素を保持状態に保持し、解放要素が解放状態に作動されると、プレテンション要素を非作動構成から作動構成に再構成する。押圧要素は、非作動状態では、ガイドレールに向かって配向されることができる方向において制動要素に力を発生させず、作動状態では、ガイドレールに向かって配向されることができる方向において制動要素に力を発生させる。
第2の態様によれば、ガイドレールと、移動方向においてガイドレールに沿って案内されるように移動可能なエレベータかごと、エレベータかごを移動させるための駆動装置と、エレベータかごにそのホルダによって取り付けられ、ガイドレールに隣接するように配置された本発明の第1の態様の実施形態にかかる制動装置とを有するエレベータシステムが説明される。
本発明の第3の態様によれば、本発明の第2の態様の実施形態にかかるエレベータシステムにおいて事前に作動された制動装置を解放するための方法が説明される。制動装置が作動されると、制動面がガイドレールに当接し、制動要素がガイドレールとホルダとの間にクランプされる完全係合位置に制動されるべきエレベータかごの移動方向とは反対にホルダに対して制動要素を移動させることによって、制動要素は係合される。本方法では、制動装置の押圧要素が最初に作動され、その後、制動装置は、制動されるべき移動方向とは反対の解放方向に駆動装置によってエレベータかごを移動させることによって移動される。
本発明の実施形態の可能な特徴および利点は、とりわけ、本発明を限定することなく、以下に記載される概念および知見に基づくと考えることができる。
要約すると、本明細書に記載の制動装置は、少なくともホルダ、制動要素、プレテンション要素、および解放要素を有する。記載された構成要素は、従来の制動装置と同様に構成されることができる。ここで説明する制動装置は、特に押圧要素の追加設置の点で、従来の制動装置と異なる。押圧要素は、例えば、以前に作動された制動装置が再び解放されてその初期状態にされることが意図されている解放プロセス中に、前記制動要素をガイドレール上に静止状態に一時的に保持することができるように、制動要素をガイドレールの表面に押し付けるために使用されることができる。
制動装置の個々の構成要素およびそれらの機能については、以下に詳細に説明する。
一方、ホルダは、制動要素を保持し、ホルダに対して前記要素を移動させることができる軸受として使用される。この場合、ホルダは、制動要素がホルダに対して移動するときに、前記要素を所望の方向または所望の経路に沿って案内するように適合されることができる。例えば、ホルダは、制動要素が、例えば直線経路に沿って、自由走行位置と制動位置との間を前後に移動することができるように、制動要素を支持および案内することができる。一方、ホルダは、制動されるべきエレベータかごに直接的または間接的に結合され、したがってエレベータかごに対して静止したままである制動装置の構成要素である。機械的には、ホルダは、制動プロセス中に制動要素によって引き起こされる力に耐えることができるように適合されることができる。
制動要素は、ガイドレールに向けられた制動面を有し、制動面がガイドレールの表面に接触すると、ガイドレールに対する制動要素のさらなる動きを妨げる強い摩擦力が発生するように構成される。これらの力は、制動プロセスの過程で制動装置のホルダに対して移動することができ、制動効果が自己補強的に増大することができるようにすることができる、制動要素をもたらすことができる。これらの力は、ガイドレールに対するエレベータかごの動きを効率的に制動するために、ホルダに、次いでエレベータかごに大きく伝達されることができる。制動装置が非作動である限り、制動要素は、その制動面がガイドレールから横方向に、すなわちガイドレールの反対面を横断する方向に離間しているその自由走行位置に留まる。制動面とガイドレールの表面との間の間隙は、例えば、自由走行位置において複数ミリメートルとすることができる。制動装置が作動されるとすぐに、制動要素は、自由走行位置から制動位置に移動され、制動要素の制動面は、ガイドレールに向かってもたらされ、ガイドレールに押し付けられる。制動要素は、ホルダによってその移動を案内されることができる。移動経路は、例えば、直線状とすることができる。特に、移動経路は、制動要素の制動面が押し付けられるように意図されているガイドレールの表面に対して斜めに浅い角度で延在することができる。
プレテンション要素は、制動装置が作動されるときに制動要素を自由走行位置から制動位置に移動させる目的で設けられる。しかしながら、制動装置が作動していない限り、プレテンション要素は、制動要素を移動させるべきではない。この機能を実行するために、プレテンション要素は、非作動構成と作動構成との間で再構成されることができるように構成される。非作動構成では、プレテンション要素は、制動要素を制動位置に向かって移動させる力を前記制動要素に加えない。一方、作動構成では、プレテンション要素は、制動要素を自由走行位置から制動位置に向かって移動させる力を前記制動要素に加える。
制動装置が非作動の間にプレテンション要素を非作動構成に保持することができるように、制動装置は、解放要素をさらに有する。解放要素はまた、異なる状態にされることもできる。保持状態では、解放要素は、最終的に制動要素がプレテンション要素によってその制動位置に移動されないように、その非作動構成でプレテンション要素を保持する。しかしながら、制動装置の作動に応答して解放要素が作動された場合、前記解放要素は、解放状態に移行する。したがって、解放要素の解放は、プレテンション要素が制動要素をその制動位置に移動させるように、その初期非作動構成から作動構成へのプレテンション要素の再構成によって達成される。
上記で説明した機能およびこの目的のために使用される制動装置の構造的構成は、従来の制動装置と同様であるが、ここで説明する制動装置も押圧要素を有する。押圧要素はまた、少なくとも2つの異なる状態の間で前後に切り替えられることができる。非作動状態では、前記押圧要素は、ガイドレールに向かう方向の力を制動要素に加えない。しかしながら、押圧要素がその作動状態に切り替わるとすぐに、押圧要素は、制動要素をガイドレールに向かう方向に押す力を生成する。したがって、押圧要素は、好ましくは制動装置の他の構成要素からのいかなる影響とも無関係に、制動要素をその制動面とともにガイドレールに向かって移動させるために、または制動要素をガイドレール上に保持するために、および/または制動要素をガイドレール上に押圧するために制御可能に使用されることができる。
したがって、以下により詳細に説明するように、押圧要素は、特に以前に作動された制動装置が再び解放されるように意図されている解放プロセス中に、制動要素の制動面が押圧要素によって十分な押圧力でガイドレールに押し付けられることによって、前記制動要素をガイドレール上に静止状態に少なくとも一時的に保持するために有利に使用されることができる。ガイドレール上の制動要素のそのような一時的な固定は、有利には、例えば技術者によって、簡単な方法で、好ましくは追加の補助および/または介入なしに、以前に作動された制動装置をその元の非作動状態に戻すことができるように使用されることができる。
実施形態によれば、制動要素は、移動方向において先細となる幅を有する。幅は、制動面と、制動面の反対側に配置された摺動面との間で測定されるものとする。ホルダは、それに沿って制動要素の摺動面が自由走行位置と制動位置との間の対向軸受と協働して移動されることができる対向軸受を形成する。
換言すれば、制動要素は、例えば、ガイドレールに対する制動要素の典型的な移動方向における前側で後側よりも大きい幅を有することができる。ホルダは、このように設計されたこの制動要素の対向軸受を形成するように構造的に構成されることができ、したがって、制動要素は、ホルダに対して移動されることができる。制動要素の先細設計により、ホルダおよび制動要素は、制動要素が、その摺動面がホルダによって形成された対向軸受と相互作用するときに、その自由走行位置から制動位置にシフトされるように、制動プロセス中に相互作用すべきである。制動要素の先細形状およびその摺動面とホルダによって形成された対向軸受との相互作用のために、制動プロセス中に自己補強する制動効果が達成されることができる。この自己補強制動効果は、特に、制動要素が、ガイドレール上の制動面の摩擦によって、制動要素の後側の方向に、すなわち制動要素がより薄い厚さを有する側の方向に押され、それによって対向軸受としてホルダによってますます強くクランプされ、したがってガイドレールに押し付けられるという事実によって達成されることができる。
特に、実施形態によれば、制動要素は、くさび形とすることができる。
そのようなくさび形制動要素では、制動面および摺動面は、それぞれ、平坦であるが、互いに斜めに延在している。そのようなくさび形制動要素は、制動装置内で容易に製造および/または動作されることができる。特に、対向軸受として作用し、ガイドレールの反対面に対して斜めに配向された対向摺動面がホルダに形成されることができ、この対向摺動面に沿ってくさび形制動要素の摺動面が移動されることができ、その結果、制動要素は、ガイドレールに対して所定角度の方向に移動されることができ、したがって、自由走行位置から制動位置に横方向に移動されることができる。
実施形態によれば、プレテンション要素は、弾性的に変形可能な要素、特にばね要素として設計される。それは、一方の側のホルダおよび他方の側の制動要素と相互作用するように配置されており、その作動構成では、前記プレテンション要素は、前記表面がガイドレールと機械的に接触するまで制動要素をその制動面とともに移動させる。
換言すれば、プレテンション要素は、弾性的にプレテンションがかけられた状態にされることができるように弾性的に変形されることができる。例えば、プレテンション要素は、ばね要素、例えば螺旋ばねなどとして設計されることができる。プレテンション要素は、例えば、一端において制動装置のホルダに結合されることができ、反対側の端部において制動要素と相互作用することができる。ここで、プレテンション要素は、非作動構成から作動構成に移行するときに、前記制動要素の制動面がガイドレールと機械的に接触するまで、前記プレテンション要素が制動要素をガイドレールに向かって移動させるように配置および構成されるべきである。例えば、プレテンション要素は、その非作動状態において機械的にプレテンションをかけられることができ、機械的プレテンションは非常に強く、且つ方向付けられることができるため、プレテンション要素は、作動状態にされると、このプレテンションを使用して、制動要素をその自由走行位置からその制動位置に移動させ、したがって少なくとも僅かにガイドレールに押し付ける。そのようなプレテンション要素は、制動装置が確実に作動されることができることを保証することができる。この場合、プレテンション要素は、受動要素として設計されることができ、すなわち、それ自体の電源を必要としない。
さらなる実施形態によれば、プレテンション要素は、弾性的に変形可能な要素、特にばね要素として設計されることができ、ひいては一方の側のホルダおよび他方の側の制動要素と相互作用するように配置されることができ、その結果、その非作動構成では、前記プレテンション要素は、第1の方向にプレテンションをかけられる。さらに、プレテンション要素は、ここでは、制動要素の完全係合構成において、前記プレテンション要素が第1の方向とは反対の第2の方向にプレテンションをかけられるように、ホルダおよび制動要素と相互作用するように配置されることができる。完全係合構成では、制動要素は、ガイドレール上の摩擦によって、自由走行位置から到来する制動要素が最初にガイドレールに当接する位置を超えて移動方向とは反対に移動されることができる。
換言すれば、プレテンション要素は、その非作動構成では、第1の方向に機械的にプレテンションをかけられるように構成および配置されてもよい。その作動構成では、プレテンション要素は、最初に弛緩状態に移行し、その過程で、制動要素をその自由走行位置からその制動位置に、すなわちガイドレールに向かってシフトさせることができる。制動要素の制動面がガイドレールに当接する場合、制動要素は、典型的には、ガイドレールと制動装置との間で依然として生じている相対移動に起因して、ガイドレールによってさらに移動される。制動要素は、加えられる全体的な制動力が自己補強されるように、ホルダとガイドレールとの間に徐々に押し込まれる完全係合構成に向かって移動される。係合構成に向かって移動する際に、プレテンション要素は、一時的に弛緩した状態から機械的にプレテンションをかけられた状態に再び変形される。しかしながら、このプレテンション状態は、プレテンション要素の非作動構成における元のプレテンション状態に対応しない。代わりに、この場合、プレテンション要素は、元のプレテンション状態と比較して反対方向にプレテンションをかけられる。
換言すれば、例えば作動前に圧縮されて作動構成になっている場合にはばねとして設計されるプレテンション要素は、例えば、作動に応答して最初に弛緩し、それによって制動面がガイドレールに接触するまで制動要素を移動させることができる。そして、制動要素がガイドレールによってさらに沿って運ばれる場合、制動要素のこの初期運動が継続され、結果としてばねが引き伸ばされる。したがって、制動要素が最終的にその完全係合構成に到達すると、ばねは大きく引き伸ばされ、したがって、係合構成にクランプされていない場合には、制動要素を完全係合構成から離れるように、且つ自由走行位置から到来する制動要素が最初にガイドレールに当接する位置に向かって移動させる復元力を制動要素に加える。
以下に説明するように、プレテンション要素のそのような構成および配置は、制動要素が完全係合構成から離れて元の自由走行位置に戻るのを助けるために制動装置を解放するのに有益となろう。
実施形態によれば、解放要素は、ラッチ位置と非ラッチ位置との間で移動されることができる爪として設計されることができる。爪は、そのラッチ位置において、プレテンション要素をその非作動構成に保持し、爪は、その非ラッチ位置において、プレテンション要素をその作動構成に解放する。
換言すれば、解放要素として爪が設けられることができ、この爪は、ラッチ位置と非ラッチ位置との間で移動されることができる。ラッチ位置では、爪は、前記要素がその非作動構成に留まるように、プレテンション要素を阻止することができる。爪自体は、例えば、アクチュエータ、例えば制御可能な方法で励磁されることができる電磁石を使用して、そのラッチ位置に保持されることができる。爪が解放されると、すなわちその非ラッチ位置に移動されると、爪は、プレテンション要素を解放し、その結果、前記プレテンション要素は、その作動構成に移行し、その後、制動要素をその元の自由走行位置からその制動位置に移動させることができる。
制動装置の他の構成要素とは独立して制動要素が制御され、好ましくはガイドレールに押し付けられることができる押圧要素の可能な構成を以下に説明する。
実施形態によれば、押圧要素は、電磁石を使用して設計されることができる。
電磁石に電流を印加すると、電磁石は、磁場を形成することができる。この磁場により、電磁石は、この場合にはガイドレールなどの磁化可能部品に向かう引力を受けることができる。したがって、電磁石を使用して形成された押圧要素が作動されると、前記要素は、ガイドレールに向かって引っ張られることができ、それによって生じる力が制動要素に伝達されることができる。
実施形態によれば、押圧要素は、制動要素に堅固に接続されることができる。
換言すれば、押圧要素に作用する力が制動要素に伝達されるように、押圧要素は、制動要素に接続されることができる。例えば、前記押圧要素が作動されたときに押圧要素がガイドレールに向かって引っ張られる引張力が、制動要素に伝達されることができる。制動要素は、その制動面によってガイドレールに押し付けられるため、制動要素は、押圧要素が作動されるとかなりの摩擦力を受ける。これらの摩擦力は、押圧要素が作動される限り、制動装置の他の構成要素とは無関係にガイドレールに固定されることができる制動要素をもたらすことができる。
実施形態によれば、押圧要素は、制動要素の制動面に隣接するように制動要素に取り付けられることができる。
換言すれば、押圧要素は、その制動面の近傍で制動要素に取り付けられることができる。押圧要素は、好ましくは、反対側のガイドレールに向けられたその表面が制動要素の制動面と同一平面に配置されるか、または前記制動面と比較して僅かに後退するように配置されることができる。換言すれば、押圧要素の前記表面は、反対側のガイドレールから同じ距離で、または制動要素の制動面よりも前記反対側のガイドレールから少し離れて離間されることができる。押圧要素のこのような位置合わせされたまたは僅かに後退した配置によって、押圧要素が作動されると、押圧要素は、ガイドレールに向かって引っ張られるが、押圧要素は、ガイドレールと接触しないか、または少なくとも排他的ではなく、いずれの場合でも、制動要素の制動面はまた、ガイドレールに押し付けられる。押圧要素は、短い距離にわたってガイドレールと相互作用することができるように、ガイドレールの十分近くに配置されることができる。これは、電磁石を使用して押圧要素がガイドレールに向かって引っ張られる場合に特に有利となり得る。
実施形態によれば、制動装置は、ガイドレールの両側に配置されることができる2つの制動要素と、制動要素と協働する少なくとも1つの押圧要素とを有する。
換言すれば、制動装置は、それぞれの制動面によって互いに対向する2つの制動要素を有することができる。ガイドレールは、制動面の間の隙間に延在することができる。制動装置が作動されると、それぞれのプレテンション要素によって駆動される2つの制動要素は、それらの自由走行位置からそれらの制動位置に移動されることができ、それによって2つの制動要素は、ガイドレールの反対側の表面上のそれらの制動面と接触する。2つの制動要素を設けることによって、前記制動装置を使用して運転室制動が実行される場合に、制動装置内のより対称的な力の分配が全体的に達成されることができる。制動要素を再び解放することができるようにするために、制動装置は、制動要素と協働して前記要素を一時的にガイドレールに押し付けたままにする少なくとも1つの押圧要素を有することができる。任意に、制動要素のそれぞれにそれ自体の押圧要素を装備することが有利となり得る。
実施形態によれば、押圧要素は、押圧要素に対してガイドレールの反対側に配置されることができる対向要素に向かって押圧要素をシフトさせるように構成された機構を有する。
そのような実施形態は、上述した押圧要素の構成の代替として、またはそれに加えて、電磁石を備えることができる。機構が作動されて押圧要素を作動させることができる。この目的のために、機構は、制御可能なアクチュエータを有することができる。そのようなアクチュエータは、例えば、電気モータを有することができる。機構が作動されると、押圧要素を対向要素に向かって移動させることができる。対向要素は、ガイドレールの反対側に配置され、例えばガイドレールの反対面に支持されることができるため、押圧要素は、結果としてガイドレールに向かって引っ張られることができる。押圧要素は、制動要素に機械的に結合されているため、制動要素は、このようにしてガイドレールに押し付けられることができる。
本明細書に記載の制動装置の実施形態は、本発明の第2の態様にかかるエレベータシステムにおいて使用されることができる。制動装置のホルダは、エレベータかごに取り付けられる、すなわち、エレベータかごに直接的または間接的に固定される。制動装置は、エレベータかごを案内するガイドレールに隣接するように配置され、その1つ以上の制動要素は、制動装置が作動されたときにそれらの制動位置に移動されることができ、制動方式でガイドレールと相互作用することができる。
本発明の第3の態様によれば、本明細書に記載の制動装置の実施形態が、それらが以前に作動されていたまたは作動された後に再び解放されることができる方法が説明される。
制動装置を解放することは、ここでは特に、制動装置が、その制動要素とガイドレールとの相互作用、したがって制動力の影響を独立して終了することができることを意味すると理解されることができ、すなわち、技術者が現場にいる必要や、または例えば手動の介入によって制動装置を動作させて解放する必要はない。
好ましくは、制動装置を解放することは、制動装置が以前に作動されていたまたは作動された後、すなわち制動動作の後に、エレベータシステムが正常に動作されることができ且つ必要に応じて制動装置が再び作動されることができる初期構成に戻すことができることを意味すると理解することもできる。制動装置の解放は、部分的に自動化されることも、完全に自動化されることもできる。
換言すれば、本発明の第3の態様にしたがって本明細書で提案される方法は、エレベータかごが制動装置を使用して制動されることを可能にすることができ、次いで、好ましくは現場の技術者の介入なしに、制動装置が解放されてそこから再作動されることができる元の状態に戻されることによって、エレベータシステムを通常動作に戻すことができる。制動要素が、制動装置の以前の作動によってその制動面がガイドレールと接触した状態で押圧され、次いで完全係合位置に移動された後、前記制動要素は、完全係合位置から解放されることができる。さらにまた、制動要素は、その自由走行位置に戻されることもでき、次いで、プレテンション要素は、その非作動構成に戻されることができ、解放要素は、プレテンション要素を非作動構成に保持するその状態に設定されることができる。
これを達成することを可能にするために、押圧要素は、以前に作動された制動装置において最初に作動される。この作動状態では、押圧要素は、その後に制動要素に力を生じさせ、その結果、制動要素の制動面がガイドレールに押し付けられる。このようにして、制動要素がガイドレールに固定される。次いで、エレベータかごは、駆動装置によって、最初に制動されるべき移動方向とは反対の解放方向に移動される。すなわち、制動装置が作動されたときにエレベータかごが下方に移動された場合、エレベータかごは、制動装置を解放するために駆動装置によって上方に移動される。エレベータかごのそのような解放方向の動きはまた、制動装置のホルダを解放方向に移動させる。しかしながら、制動要素は、以前に作動された押圧要素に起因してガイドレール上に堅固に保持されているため、制動要素は、ホルダとともに移動せず、その以前に仮定された完全係合位置からそれに対して移動される。したがって、制動要素による制動効果が解放されることができる。
実施形態によれば、作動される押圧要素によってガイドレール上に静止して保持される制動要素が、ホルダに対して、プレテンション要素がその非作動構成に対応する位置にある固定位置に移動されるまで、エレベータかごは解放方向に移動され、解放要素は、プレテンション要素をその非作動構成に保持するためにその解放状態からその保持状態に移行する。
換言すれば、本明細書に記載の方法では、制動要素が制動装置のホルダに対して移動されてプレテンション要素が再び完全にプレテンションをかけられるまで、すなわち、それが元の非作動位置構成にあるまで、作動された押圧要素は、制動要素をガイドレール上の所定の位置に押圧し続けることができる。このようにして再張力付与されたプレテンション要素は、次いで、解放要素を以前に解放状態からその保持状態に戻すことによって、その非作動構成に再設定されることができる。一般に、制動装置は、その後元の状態に戻り、エレベータシステムの通常動作中に再び動作されることができ、すなわち再び作動されることができる。
具体的には、上述した実施形態に関連して、これは、前回の作動によってその完全係合位置に押し込まれ、それによってホルダとガイドレールとの間にクランプされたくさび形制動要素が、最初に制動されるべき移動方向とは反対の解放方向に移動されるホルダとともにエレベータかごによって最初に完全係合位置から戻されることを意味することができる。
この運動において、制動要素は、任意に、これが制動要素の以前の係合中に一時的に弛緩した状態から反対のプレテンションをかけられた状態までその完全係合位置に駆動される場合、プレテンション要素として作用するばねによって補助されることができる。結果として生じるプレテンションは、制動装置が解放されるときに制動要素を完全係合位置から押し出すのを助けることができる。
しかしながら、押圧要素の支持がなければ、制動要素は、ホルダによってガイドレールに対してもはや押し付けられなくなるまで、完全係合位置から解放されるだけである。さらに、制動要素は、特にプレテンション要素が既に反対方向に押されているため、元の位置に戻ることができなかった。
しかしながら、押圧要素を使用すると、制動要素はまた、ホルダとの押圧相互作用なしにガイドレールに押し付けられ、したがってガイドレール上に静止して保持されることができる。したがって、エレベータかごがホルダとともに解放方向にさらに移動されると、制動要素は、その元の位置に向かって、すなわちその自由走行位置に近接して連続的に移動し、ガイドレールに固定された制動要素は、プレテンション要素を形成するばねに連続的にプレテンションをかける。最終的に、プレテンション要素は、その非作動構成にされる。次いで、解放要素を形成する爪は、その以前に解放された状態からその保持状態に戻るように移動されることができ、例えば、爪を保持状態でラッチするために、その上に設けられた電磁石が作動されることができる。全体として、制動装置は、その初期構成に戻り、したがって、後続の制動プロセスのために作動される準備ができている。
制動装置を解放するための全プロセスは、自動的に実行されることができる。通常、従来の制動装置の場合のように、技術者が現場で制動装置をその元の構成にリセットする必要はない。その代わりに、エレベータかごを解放方向に適切にシフトさせ、制動装置の押圧要素を一時的に作動させることによってのみリセットがもたらされることができる。
本発明の可能な特徴および利点のいくつかは、制動装置またはそれを備えたエレベータシステムの異なる実施形態、または以前に作動された制動装置を解放するためにそれとともに実行される方法を参照して本明細書で説明されることに留意されたい。当業者は、本発明のさらなる実施形態に想到するために、特徴が適切に組み合わせられる、適合される、または置き換えられることができることを認識するであろう。
さらにまた、本特許出願の出願人は、本特許出願と同日に「Brake device,for example having an eccentric element,for braking a traveling body that can be moved in a guided manner along a guide rail in a movement direction」という名称の別の特許出願を行っていることに留意されたい。このさらなる特許出願は、本特許出願のために実施されることもできる実施形態を記載している。特に、制動要素がくさび形ではなく偏心要素として設計されている実施形態が記載されている。さらなる特許出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照して以下に説明されるが、図面も明細書も本発明を限定するものとして解釈されることを意図するものではない。
図面は単に概略的なものであり、縮尺通りではない。同じ参照符号は、様々な図において同じまたは同様に機能する特徴を指す。
図1は、本発明の実施形態にかかるエレベータシステム1を示している。本発明の理解を可能にする構成要素のみが図に示される。エレベータシステム1は、明確にするために図示されていないさらなる構成要素を有することができる。
エレベータシステム1は、エレベータシャフト7内で垂直に移動されることができるエレベータかご3の形態の走行体を備える。その垂直変位中、エレベータかご3は、エレベータシャフト7の側壁9に取り付けられ、エレベータかご3の走行経路全体に沿って延在するガイドレール5によって横方向に案内される。エレベータかご3は、駆動装置11によって移動可能なケーブル状の懸架手段13によって保持される。エレベータかご3には、2つの制動装置15が取り付けられている。制動装置15は、ガイドレール5の1つに隣接するようにそれぞれ配置され、制動力を発生させるためにこのガイドレールと相互作用することができる。
図2aは、本発明の実施形態にかかる制動装置15の断面図で示している。制動装置15は、ホルダ17と、制動要素19と、プレテンション要素21と、解放要素23と、押圧要素25とを備える。
ホルダ17は、図示の例ではフレーム27を使用して実装される。このフレーム27は、エレベータかご3に取り付けられることができる。さらにまた、ホルダ17は、ガイドレール5に対して斜めに延在し、制動要素19の対向軸受35として機能する案内面を有する案内要素29を備える。
この場合、制動要素19は、制動くさびとして設計される。制動要素19は、ガイドレール5に向けられた制動面31を有する前記制動要素が、制動装置15がガイドレール5に対して移動される移動方向47に、またはその反対に、すなわち垂直に移動されることができ、また移動方向47を横断する方向に、すなわち水平に移動されることができるように、制動要素19は、ホルダ17に保持されて取り付けられる。
そのような変位性のために、制動面31とは反対側の制動要素19の摺動面33は、ホルダ17の案内要素29上の対向軸受35として機能する傾斜した案内面に沿って摺動することができる。制動要素19は、図2aに示す自由走行位置と図2bに示す制動位置との間で前後に移動されることができる。制動要素19の摺動面33および/または案内要素29の対向軸受35には、適切な軸受(図示せず)、例えば、摺動軸受または複数のローラを有するように構成された軸受が形成されることができる。自由走行位置では、制動要素19の制動面31は、ガイドレール5の反対面から離間しているが、制動位置では、前記制動要素の制動面31は、ガイドレール5に当接している。
制動要素19をその自由走行位置からその制動位置の方向に移動させることができるように、制動装置15は、プレテンション要素21を有する。プレテンション要素21は、ばね37などの弾性的に変形可能な要素である。図示の例では、このばね37は、ホルダ17のフレーム27と、制動要素19に接続されたロッド49のエンドストップ51との間に配置されている。制動装置15が作動していない限り、プレテンション要素21は、図2aに示すように、非作動構成に留まる。この非作動構成では、プレテンション要素21は、機械的にプレテンションをかけられている。図示の例では、この目的のために使用されるばね37は、機械的に圧縮される。
制動装置15が作動していない限り、プレテンション要素21をこの非作動構成に保つために、制動装置15は、解放要素23を有する。図示の例では、この解放要素23は、爪39を有するように設計されている。この爪39は、プレテンション要素21をその第1の構成に保持する解放要素23によって電磁石41によって保持状態に保持されることができる。プレテンション要素21は、ばね37などの弾性的に変形可能な要素である。
制動装置15が作動されるように意図されている場合、解放要素23は、例えば、図示の実施形態ではもはや電磁石41が励磁されておらず、したがって爪39が解放されることによって、解放状態に作動されることができる。次いで、爪39は、前記爪がプレテンション要素21として使用されるばね37の動きを阻止する図2aに示すそのラッチ位置から、前記爪がプレテンション要素21を解放する図2bに示す非ラッチ位置に移動されることができる。図示の例では、爪39は、この目的のために中心軸周りに回動されることができる。
このように解放されたプレテンション要素21は、図2bに示すように、その中で広がる機械的なプレテンションのために、ロッド49を、そのエンドストップ51およびその中に垂直上方に、すなわち移動方向47とは反対側に固定された制動要素19によって移動させることができる。制動要素19の摺動面33は、対向軸受35に沿って摺動し、それに応じてその制動面31とともにガイドレール5に押し付けられる。
制動要素19に、およびこれを介してホルダ17に及ぼされる力を適切に打ち消すことができるように、制動装置15は、ホルダ17にも取り付けられ且つホルダ17のフレーム27に対して対向圧力ばね53によって支持される対向圧力要素43を有する。
制動要素19の制動面31がガイドレール5に当接するとすぐに、制動要素19は、制動装置15とガイドレール5との間の相対運動により、斜めに延在する対向軸受35に沿ってこの移動方向47に対向する移動方向47にさらに移動される。制動要素19のくさび形構成により、制動要素19によってその制動面31を介してガイドレール5に加えられる押圧圧力が増加する。したがって、制動装置15によって達成される全体的な制動効果は、自己補強的である。
最終的に、制動要素19は、図2cに示すように完全係合構成に移動される。この構成では、制動装置15は、高い制動力を生じさせ、それによって前記要素に取り付けられたエレベータかご3が効果的且つ迅速に停止状態に制動されることができる。
制動要素19がその制動位置に到達し、最初にその制動面31によってガイドレール5に当接する位置から、制動要素19がその完全係合構成に到達した位置までの制動要素の動きの間、制動要素19は、ホルダ17のフレーム27に対してさらに移動される。この結果として、一端においてロッド49のエンドストップ51に固定されたプレテンション要素21もまた、その一時的に弛緩した構成を超えて、張力下でプレテンションがかけられた構成に伸張される。
従来の制動装置の場合、一旦作動され、制動要素が完全係合構成に移動されると、制動装置を解放する、すなわち制動装置を初期構成に戻すことは困難である。
図2d~図2fを参照して、本明細書に提示された制動装置15を使用して、制動装置15のそのような解放が、技術者による介入を必要とせずに容易且つ一般的に実行されることができる方法、すなわち、せいぜい完全に自動化されることができる方法を以下に説明する。
制動装置15を解放するために、その押圧要素25が最初に作動される。図示の例では、押圧要素25の電磁石45は、この目的のために励磁される。ここで、電磁石45は、磁場を生成し、その結果、押圧要素25は、磁化可能ガイドレール5に向かって引っ張られる。押圧要素25は、制動要素19に堅固に接続されているため、この力は、制動要素19をガイドレール5に向かって引っ張る。さらにまた、押圧要素25は、制動要素19の制動面31に隣接するように取り付けられ、すなわち、図示の例ではこの制動面31と同一平面上に配置されているため、制動要素19の制動面31は、作動された押圧要素25を使用してガイドレール5に押し付けられ、このようにして制動要素19は、ガイドレール5上に静止して固定される。
このように押圧要素25が作動された後、図2dに示すように、エレベータかご3は、駆動装置11を使用して、元の移動方向47とは反対に、解放方向65に、すなわち図示の例では上方に移動される。その結果、ホルダ17もまた、エレベータかご3とともに移動される。制動要素19は、ガイドレール5に押し付けられ、ガイドレール上に静止して保持されるため、制動要素19は、それによって、その以前の完全係合構成から移動される。
しかしながら、押圧要素25の押圧効果がなければ、制動要素19は、もはや案内要素29の対向軸受35によってガイドレール5に押し付けられて保持されないため、ガイドレール5に対する押圧圧力をすぐに失う。次いで、プレテンション要素21は、ホルダ17の動きを制動要素19に伝達する。したがって、制動要素19は、その後にホルダ17とともに移動し始める。したがって、制動要素19は、その元の構成に完全に戻されることができなかった。
しかしながら、押圧要素25の押圧効果は、制動要素19を、対向軸受35と相互作用しなくてもガイドレール5上で静止したままにさせる。したがって、制動要素19は、図2eに示すように、エレベータかご3がホルダ17とともに移動方向47にさらに移動されるという点で、マウント17に対してさらに移動されることができる。
これにより、プレテンション要素21は、再びその非作動構成に最終的に到達するまで連続的に圧縮される。この設定では、図2fに示すように、解放要素23は、その保持状態に再構成されることができる。この目的のために、電磁石41は、励磁されることができ、それによって爪39は、そのラッチ位置に戻されることができる。
最終的に、押圧要素25を使用して生成されることができる押圧効果は、ホルダ17に対するその初期位置に到達するまで制動要素19をガイドレール5上に保持することができ、このようにして制動装置15全体が自動的にその元の構成に戻されることができる。
最後に、図3を参照して、制動装置15の代替の実施形態について説明する。この実施形態では、制動装置15は、ガイドレール5に対して両側に配置された2つの制動要素19を有する。したがって、ホルダ17は、対応する案内要素29上に、対向軸受35として作用する2つの対向する傾斜面を有する。制動要素19のそれぞれは、その摺動面33によってこれらの対向軸受35のうちの一方に沿って摺動することができる。完全係合構成のガイドレール5上の制動要素19によって最終的に引き起こされる押圧圧力は、この場合、ホルダ17のフレーム27上の案内要素29のそれぞれを支持する対向圧力ばね53によって調整または制限されることができる。
図示の例では、押圧要素25は、2つの制動要素19を互いに向かって移動させ、それによってそれらの制動面31をそれらの間に配置されたガイドレール5に押し付けるように構成された機構55を使用して形成される。この目的のために、機構55は、電気モータ57によってねじ式ロッド59を駆動することができ、ねじ式ロッド59は、ガイドレール5の反対側に配置された対向要素61と相互作用することができる。プレテンションばね63は、機構55内に機械的プレテンションをもたらすことができる。
最後に、「備える」、「有する」などの用語は、他の要素またはステップを排除するものではなく、「a」または「an」などの用語は、複数を排除するものではないことに留意されたい。さらにまた、上記の実施形態のうちの1つを参照して説明された特徴またはステップはまた、上述した他の実施形態の他の特徴またはステップと組み合わせて使用されてもよいことに留意されたい。特許請求の範囲における参照符号は、限定的であると見なされるべきではない。
Claims (14)
- 移動方向(47)においてガイドレール(5)に沿って案内されるように移動可能なエレベータシステム(1)の走行体(3)を制動する制動装置(1)であって、
制動装置(1)は、
ホルダ(17)と、
制動要素(19)と、
プレテンション要素(21)と、
解放要素(23)と、および、
押圧要素(25)と、
を備え、
制動要素(19)は、ガイドレール(5)に向けられることができる制御面(31)であって、自由走行位置と制動位置との間で制動要素(19)がホルダ(17)に対して移動されることができるようにホルダ(17)に保持および取り付けられる制動面(31)を有し、制動要素(19)の制動面(31)は、自由走行位置においてガイドレール(5)から横方向に離間されることができ、且つ制動位置においてガイドレール(5)に対して横方向に押し付けられることができ、
プレテンション要素(21)は、非作動構成では、制動要素(19)を制動位置に向かって移動させる力を制動要素(19)に加えず、作動構成では、制動要素(19)を制動位置に向かって移動させる力を制動要素(19)に加え、
解放要素(23)は、第1の構成では、プレテンション要素(21)を保持状態に保持し、解放要素(23)が解放状態に作動されると、プレテンション要素(21)を非作動構成から作動構成に再構成し、
押圧要素(25)は、非作動状態では、制動要素(19)にガイドレール(5)に向けられることができる方向の力を発生させず、作動状態では、制動要素(19)にガイドレール(5)に向けられることができる方向の力を発生させる、制動装置。 - 制動要素(19)は、制動面(31)と、制動面(31)の反対側に配置された摺動面(33)との間で測定された、移動方向(47)に先細となる幅を有し、
ホルダ(17)は、対向軸受(35)を形成し、ホルダ(17)に沿って、制動要素(19)の摺動面(33)が対向軸受(35)と協働して自由走行位置と制動位置との間で移動されることができる、
請求項1に記載の制動装置。 - 制動要素(19)がくさび形である、
請求項1または2に記載の制動装置。 - プレテンション要素(21)が、弾性的に変形可能な要素、特にばね要素として設計され、その作動構成では、前記プレテンション要素が、前記表面がガイドレール(5)と機械的に接触するまで制動要素(19)をその制動面(31)とともに移動させるように、一方の側のホルダ(17)および他方の側の制動要素(19)と相互作用するように配置されている、
請求項1~3のいずれか一項に記載の制動装置。 - プレテンション要素(21)は、弾性変形可能な要素、特にばね要素として設計され、その非作動構成では、前記プレテンション要素が第1の方向にプレテンションをかけられるように、且つ制動要素(19)の完全係合構成では、前記プレテンション要素が第1の方向とは反対の第2の方向にプレテンションをかけられるように、一方の側のホルダ(17)および他方の側の制動要素(19)と相互作用するように配置され、完全係合構成では、ガイドレール(5)上の摩擦によって、自由走行位置から到来する制動要素(19)が最初にガイドレール(5)に当接する位置を超えて移動方向(47)とは反対に制動要素(19)が移動されることができる、
請求項1~4のいずれか一項に記載の制動装置。 - 解放要素(23)は、ラッチ位置と非ラッチ位置との間で移動されることができる爪(39)として設計され、爪(39)は、そのラッチ位置では、プレテンション要素(21)をその非作動構成に保持し、爪は、その非ラッチ位置では、プレテンション要素(21)をその作動構成に解放する、
請求項1~5のいずれか一項に記載の制動装置。 - 押圧要素(25)は、電磁石(45)を使用して形成される、
請求項1~6のいずれか一項に記載の制動装置。 - 押圧要素(35)は、制動要素(19)に堅固に接続されている、
請求項1~7のいずれか一項に記載の制動装置。 - 押圧要素(25)は、制動要素(19)の制動面(31)に隣接するように制動要素(19)に取り付けられている、
請求項1~8のいずれか一項に記載の制動装置。 - 制動装置(15)は、ガイドレール(5)の両側に配置されることができる2つの制動要素(19)と、制動要素(19)と協働する少なくとも1つの押圧要素(25)とを有する、
請求項1~9のいずれか一項に記載の制動装置。 - 押圧要素(25)は、対向要素(61)に向かって押圧要素(25)をシフトさせるように構成された機構(55)を有し、対向要素(61)は、押圧要素(25)に対してガイドレール(5)の反対側に配置されることができる、
請求項1~10のいずれか一項に記載の制動装置。 - エレベータシステム(1)であって、
ガイドレール(5)と、
移動方向(47)においてガイドレール(5)に沿って案内されるように移動可能な走行体(3)と、
走行体(3)を移動させる駆動装置(11)と、および、
走行体(3)にそのホルダ(17)によって取り付けられ、ガイドレール(5)に隣接するように配置された、請求項1から11のいずれか一項に記載の制動装置(15)と、
を備える、エレベータシステム。 - 請求項12に記載のエレベータシステム(1)において事前に作動された制動装置(15)を解放するための方法であって、
制動装置(15)が作動されると、制動面(31)がガイドレール(5)に当接して制動要素(19)がガイドレール(5)とホルダ(17)との間にクランプされる完全係合位置に制動されるように走行体(3)の移動方向(47)とは反対にホルダ(17)に対して制動要素(19)を移動させることによって、制動要素(19)は係合され、
方法は、
-制動装置(15)の押圧要素(25)を作動させることと、
-制動されるべき移動方向(47)とは反対の解放方向(65)に駆動装置(11)によって走行体(3)を移動させることによって、制動装置(15)を移動させることと、
を備える、方法。 - 作動された押圧要素(25)によってガイドレール(5)上に静止して保持されている制動要素(19)が、ホルダ(17)に対して、プレテンション要素(21)がその非作動構成に対応する位置にある固定位置に移動されるまで、走行体(3)は、前記解放方向(65)に移動され、解放要素(23)が、プレテンション要素(21)をその非作動構成に保持するためにその解放状態からその保持状態に移行する、請求項13に記載の方法。
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