JP2006188306A - エレベータ用ロープブレーキ装置 - Google Patents

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伸 村上
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郁夫 浅見
Yoshinobu Ishikawa
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Abstract

【課題】一方のブレーキシューが損傷することがなく、ロープとブレーキシューの隙間調整が容易で、幅方向に大きなスペースを必要とせず、メンテナンスが簡単にでき、ばね蓄勢手段が故障してもブレーキを作動できるエレベータ用ロープブレーキ装置を提供する。
【解決手段】ロープ2の両側に設けられ、それぞれが移動可能なブレーキシュー40、50と、これらのブレーキシューを移動させるカム機構31、34、43、44、52、60と、カム機構を駆動するばね機構61〜64と、ばね機構を蓄勢するためのばね蓄勢手段80、81、83、84と、ばね機構を蓄勢された状態に保持するとともに蓄勢されたばね機構を解放する蓄勢保持・開放手段71、73、76、77、92〜94と、エレベータの運転時にはばね機構を蓄勢状態にし、エレベータの制動時にはばね機構を解放状態にするように蓄勢保持・開放手段を制御する制御手段100とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータのかご室を昇降させるロープを把持することによりかご室を制動するエレベータ用ロープブレーキ装置に関する。
エレベータには、非常時にかご室を制動するためのブレーキ装置が設けられている。このブレーキ装置には、エレベータのガイドレールや、エレベータの駆動用ロープをブレーキシューで挟み付けて制動力を発生させるものがある。
このうち、何らかの異常によって乗りかごが異常速度で下降したり上昇したりする場合や、かご室ドアが開いた状態で階床からいずれかの方向に移動を始めたりする場合に作動するブレーキとして、ロープを挟みつけて制動力を発生させるものが、例えば特許文献1に示されている。
特許文献1に示されたブレーキは、対向する一対のシュー、このシューのうち一方のシューに接続されたカム手段、このカム手段を作動させる圧縮可能なばね手段、このばね手段を圧縮可能な状態に保持するとともにその状態を解放可能な鎖錠手段等からなり、この鎖錠手段によるばね手段の解放でカム手段を作動させて一方のシューの面を他方のシューの面に向って移動させるものとなっている。
カム手段は、カム面とカム従動子とからなり、このカム従動子は一方のシューに枢着されたリンクにより一方のシューに回動可能に接続されている。
また、この特許文献1に示されたブレーキには、前記ばね手段を圧縮するために、「好ましくは油圧で作動され」る流体圧ピストン・シリンダが設けられ、このピストン・シリンダは、ホースにより油圧の流体源に接続されている。
特許第3532200号公報(第1−6頁、第2−5図)
前記特許文献1に示されたブレーキ装置では、対向するシューのうち一方のシューのみがリンクによりカム手段の従動子に接続されており、他方のシューは固定されたカム面側と一体になるように固定されている。すなわち、対向するブレーキシューは一方が可動であり、他方が固定となっている。
そのため、これらのブレーキシューでロープを挟む動作を行うときには、ロープを固定されたシュー側に移動させて押し付ける動作が必要になる。したがって、ブレーキが作動しているときには、可動シューでロープを押さえつける力と、固定シューでロープを押さえつける力とはロープを固定シュー側に移動させるのに必要な力の分だけ差が生ずることになる。
ロープの張力が大きかったり、ロープが撓む寸法的余裕が少なかったり、ロープと固定シューとの距離が大きい場合には、この力の差が一層大きくなるので、可動側のブレーキシューの作動力が過大となり、可動側のブレーキシューやロープが局所的に損傷したり、摩耗したりするおそれがある。
この問題点に関しては、ブレーキ設置時に、ロープと固定シューとの隙間をできる限り小さくすることが有効である。しかし、シーブの下側のロープは、乗りかごの昇降に伴って位置がずれたり、あるいは、ロープは高速運転時にはある程度位置がずれることが知られており、所定の隙間は確保されなければならない。そのため、隙間の調整が容易でないと言う問題点がある。
また、特許文献1に示されたブレーキにおいては、一端にカム従動子を枢動自在に担持し、他端が可動シューに枢着されているリンクが設けられている。このため、ブレーキが作動するときには、このリンクは可動シューを支点として揺動することになり、そのための空間が確保されている必要がある。
特許文献1に示されたブレーキの前記リンクはカム面が形成された「壁」に対して前記リンクの厚み分だけブレーキの幅方向に突出した状態に設けられてあり、揺動するのに好適となっている。
ところが、前記リンクが幅方向に突出した状態になっているとブレーキ全体の幅の増大を招くことになる。特に、エレベータロープの駆動シーブはその回転軸の強度を確保するため、軸の長さを最小にして巻上げ機からの突出量を小さくしなければならないため、駆動シーブの近傍にブレーキを設置しようとすると、巻上げ機のベース部分とブレーキとが干渉してしまうという問題がある。
さらに、前記リンクの回転に伴ってブレーキシューを引く方向とブレーキシュー面の法線との角度が大きくずれるため、回転角度を大きくすることができない。その結果、利用できるばねのストロークに制約が生じ、ばね力とブレーキシューの挟みつけ力との間の増倍率を大きくできなかったり、ブレーキシューが摩耗した場合にそれを補うためのばねのストロークが確保できなくなるおそれがある。
また、特許文献1に示されたブレーキに設けられている油圧のピストン・シリンダは、占有スペースが小さい割に大きな作動力を発生するので好適であるが、油圧の流体源を別に設けなければならない。そのため、油圧の流体源のメンテナンスのための手間やコストが増えると言う問題点がある。
また、特許文献1に示されたブレーキでは、ソレノイドを用いたトリガー機構を解除することによって圧縮ばねを解放してブレーキを作動させ、油圧のピストン・シリンダ等でばねを圧縮して蓄勢が終ってからトリガー機構を復帰する。そのため、ばねを圧縮しているときに、再度ブレーキを作動させなければならない状況においては、油圧のピストン・シリンダを逆方向に動作させなければならず、ブレーキ動作が遅れたり、油圧のピストン・シリンダが故障した場合にはブレーキが作動しないおそれがある。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、対向するブレーキシューの作動力のバランスが良く、一方のブレーキシューのみが損傷することがなく、設置時のロープとの隙間の調整が容易で、ロープとブレーキシューの隙間を十分に確保でき、幅方向に大きなスペースを必要とせず、駆動シーブの近傍に設置でき、油圧の流体源を必要とせず、メンテナンスが簡単で、ばねの蓄勢手段が故障しても確実に制動できるブレーキ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、
駆動シーブに巻き掛けられ、一方に乗りかごが連結されるとともに他方にカウンタウエイトが連結されたエレベータのロープを把持してエレベータの制動を行うブレーキ装置であって、
前記ロープの両側において互いに対向するように設けられ、それぞれがロープに向って移動可能に支持された一対のブレーキシューと、
前記一対のブレーキシューの一方に連結されたカム従動子と、他方のブレーキシューに一端が取り付けられた棒状部材と、この棒状部材の他端に取り付けられたもう一つのカム従動子と、前記各カム従動子に当接してこれらの間隔を変化させることによって前記一対のブレーキシューの間隔を変化させる方向に移動可能に支持されたカム部材と、前記棒状部材を前記ロープに対して略直交する方向にスライド可能に支持する案内機構とからなるカム機構と、
前記カム部材に連結され、前記カム部材を移動させる駆動力を発生させるばね機構と、
前記ばね機構を蓄勢するためのばね蓄勢手段と、
前記ばね機構を蓄勢された状態に保持するとともに蓄勢された前記ばね機構を解放する蓄勢保持・開放手段と、
エレベータの運転時には前記ばね機構を蓄勢状態にし、エレベータの制動時には前記ばね機構を解放状態にするように前記蓄勢保持・開放手段を制御する制御手段と、
を備え、
蓄勢された前記ばね機構を前記蓄勢保持・開放手段によって解放することにより前記カム部材を移動させ、前記一対のカム従動子の間隔を変化させて前記棒状部材をスライドさせ、前記一対のブレーキシューのそれぞれを前記ロープに向けて移動させることを特徴とするエレベータ用ロープブレーキ装置である。
本発明によれば、対向するブレーキシューの作動力のバランスが良く、一方のブレーキシューのみが損傷することがなく、ロープとブレーキシューとの隙間を十分に確保でき、設置時のロープとの隙間の調整が容易で、幅方向に大きなスペースを必要としないために駆動シーブの近傍に設置でき、油圧の流体源を必要とせずメンテナンスが簡単で、ばねの蓄勢手段が故障しても確実に制動できるブレーキ装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るロープブレーキ装置とエレベータ巻上げ装置との配置関係を示す図である。
同図において、機械室内に防振ゴム(図示せず)などを介して配置されたマウントベース4a上にはマシンベース4が設置され、このマシンベース4上には巻上げ装置(図示せず)によって回転駆動される駆動シーブ1が配置され、マウントベース4aの一端下部(図中左側)にはそらせシーブ3が配置されている。駆動シーブ1にはロープ2が巻き掛けられ、ロープ2の一方(図中右側)には乗りかご(図示せず)が吊下げられている。ロープ2の他方にそらせシーブ3を介してその下方にカウンタウエイト(図示せず)が吊下げられ、駆動シーブ1が回転駆動されることによって、乗りかご及びカウンタウエイトが交互に昇降する。
駆動シーブ1とそらせシーブ3の間において、マウントベース4aの一端上部には、ベースフレーム33を介してロープ2と平行な傾きでロープブレーキ装置30が固定されている。
このロープブレーキ装置30は、ロープ2を挟んで対向する一対のブレーキシュー40,50を一側部に配置し、かつベースフレーム33に固定された一対の下側フレーム31と、下側フレーム31の上方に配置された一対の上側フレーム34と、両フレーム31,34間にスライド可能に配置されたブレーキ牽引バー43と、両フレーム31,34の他側部に連結されて上方に伸びる縦フレーム35と、縦フレーム35と平行に配置された一対の支持ロッド36と、フレーム31,34内に昇降可能に配置されたブレーキシュー駆動用カム板60と、カム板60を上昇方向に付勢する一対の圧縮コイルスプリング63と、圧縮コイルスプリング63を常時蓄勢状態に保持するとともに、ソレノイド93のトリガー動作により屈曲して蓄勢状態を解除するための後述する複数のリンク板と、支持ロッド36の上端に配置され、前記リンク板を元の状態に復帰させるブレーキ付モータ80を含む後述する復帰機構等から概略構成されている。
次に、以上のロープブレーキ装置30の詳細構造を、図2〜図10を用いて説明する。図2はロープブレーキ装置30を拡大して示す側面図、図3は同平面図、図4〜11は図2のA−A線〜H−H線方向から見た矢視図、図12は図11のI−I線方向から見た矢視図である。
図2はロープブレーキ装置30の拡大側面図、図3は同平面図、図4〜10は図2のA−A線〜H−H線方向から見た矢視図である。
まず、下側フレーム31は支持ピン32を介してベースフレーム33に取付角度調整可能に取付けられ、ボルト33aで固定されている。特に図4に示すように、下側フレーム31同士は連結ブロック37によって複数箇所(図示せず)で結合されている。下側フレーム31、上側フレーム34の他端側には縦フレーム35が固定されていて、縦フレーム35は上方に延びている。
図2に示すように、ブレーキシュー40、50にはそれぞれロープ2に面する側にライニング41、51が取付けられている。本実施形態ではロープは4本並列配置されている。 両ブレーキシュー40、50には、互いが離間する方向に付勢する圧縮ばね40aが4個4隅に装着され、通常状態ではロープ2に対して所定の間隙を保って対向配置されている。
ブレーキシュー50(40)は、図5に示すように下端と上端が左右に突出した形状となっていて、下側の突出した部分はその上下端を下側フレーム31に形成された溝部31aによって案内されている。
外側ブレーキシュー40のライニング41が取付けられていない面には、図4及び図7に示すように、背面支持ピン42がブロック42aを介して取付けられ、背面支持ピン42の両端は前記上下フレーム31,34間に配置された左右二本のブレーキ牽引バー43に固定されている。
ブレーキ牽引バー43の一端にはカム従動ピン44が回動自在に軸支されている。また、ブレーキ牽引バー43の他端内側にもカム従動ピン52が回動自在に配置されている。このカム従動ピン52はブレーキ牽引バー43とは切り離され、内側のブレーキシュー50の背面に接している。さらにブレーキ牽引バー43の一端は図7に示すように、結合ブロック43aによって結合されている。
カム従動ピン44,52の間にはカム板60の上端部が挟まった状態に装着されている。カム板60は図2に示すように、下方に向って幅広の形状となっており、図示のごとくカム板60が下方に位置している状態では、ブレーキシュー40、50を離間位置に保持する。カム板60が、上昇するにつれて、そのテーパの広がりによるくさび効果によりカム従動ピン44、52同士を押し広げる。外側のブレーキシュー40はブレーキ牽引バー43のスライドとともにロープ2側に移動し、またブレーキシュー50はカム従動ピン52側の押圧動作により、同じくロープ2側に押付けられ、これらの相互動作により制動を行うようになっている。
カム板60には一対のばねロッド61が上下に貫通した状態で組付けられている。ばねロッド61は上方に延び、上側フレーム34上に配置されたばね下支持板62を貫通し(図8参照)、その外周に装着された圧縮コイルばね63の中心部を通って、圧縮コイルばね63の上端に当接するばね上押え板64を貫通し、その突出端をナット61aにより固定されている(図9参照)。圧縮コイルばね63は、常時ばね上押え板64をカム板60とともに上方移動方向に付勢している。
なお、これら二本の圧縮コイルばね63のばね圧はブレーキシュー40,50の離間用のばね40aの合計ばね圧より遙かに強いものとなっている。
ばね下押え板62には一対の支持ロッド36の下端がナット36bを介して固定され、またばね上押え板64は支持ロッド36に昇降可能に挿通されるとともに、その左右には縦フレーム35に接して転動する車輪64aが取付けられ、縦フレーム35に沿って昇降方向にガイドされている。
ばね押え板64の上方には支持ロッド36が貫通する上リンク押え板74が配置されている。上リンク押え板74には、ボールねじ83に螺合するボールナット84が固定されている。この上リンク押え板74の左右には2個の縦フレーム35に接して転動する車輪74aが取付けられ、縦フレーム35に沿って案内される。
この上リンク押え板74の一端側には図2、及び図11に示すように、トリガー機構フレーム90の上端が連結ピン90aにより連結されている。このトリガー機構フレーム90は縦フレーム35に接して転動する2対の車輪91を介して縦フレーム35に沿って移動可能に昇降ガイドされる。
支持ロッド36の最上端には特に図3に示されるように、ナット36aを介してギア取付ベース82が固定され、その端部が縦フレーム35の上端に連結されている。
このギア取付ベース82上にはブレーキ付モータ80に連結されたギアヘッド81が固定され、ボールねじ83をギア取付ベース82によって回動自在に支持し、ボールねじ83の下部突出先端を上リンク押え板74上のボールナット84に螺合させ、モータ80の正逆転駆動により、上リンク押え板74を昇降可能としている。
そして、ばね上押え板64と上リンク押さえ板74との間には前述のリンク機構が介在されている。すなわち、ばね上押さえ板64の左右には図9及び図6に示すように、下側リンク支軸70が突設され、支軸70には下側リンク71が回動自在に装着されている。 下側リンク71の上端には、中間支軸72が設けられ、中間支軸72には、更に、上側リンク73が回動自在に装着されている。
上側リンク73の上端は、上リンク押え板74の左右に設けられた上側リンク支軸75まわりに回動自在になっている。
なお、下側リンク71の上部一側部は突出して、図2に示すように、上側リンク73に取付けられた逆折れ防止ストッパ73aに当接可能になっている。
一方、中間支軸72にはリンク角保持枠76の一端が回動自在に支持されている。図8に示すように、リンク角保持枠76の中間位置にはフック棒76aが回転自在に取付けられ、トリガー機構フレーム90は、フック棒76aが引っかかるように、ブロック92が組付けられている。
リンク角保持枠76の他端には、引張りばね77の一端が懸架され、このばね77の他端側はトリガー機構フレーム90の上端に係止され、常時リンク角保持枠76を上位置に引張り付勢している。
トリガー機構フレーム90の上部にはソレノイド93が装着され、ソレノイド93の可動鉄心93aにはトリガー機構フレーム90と平行する可動プレート94が取付けられ、可動プレート94の下端には下部側をトリガー機構フレーム90の下端に連結されて下方に引張り力を作用させる引張りばね95が連結されている。また可動プレート94は、フック棒76aに当接可能となっている。
また、図11に示すように、可動プレート94が左方向に移動することを防止する案内プレート97がブロック92の近傍に固定されている。さらに、図2に示すように可動プレート94には案内プレート97に当接するメカニカルストッパ94aが取付けられている。また、トリガー機構フレーム90の下部には、図12に示すように一対のL字形の浮上がり防止板98が縦フレーム35の前面側に向けて屈曲した状態に取付けられ、トリガー機構フレーム90が縦フレーム35から離間することを防止している。
なお、図2中符号100は前記ブレーキ付モータ80及びソレノイド90の駆動用の制御手段であり、乗りかごに前述する異常が生ずることにより、この制御手段100からの信号により、ブレーキシュー40、50がロープ2に制動を掛けるとともに、異常状態解除により、元の状態に戻す復帰のための制御を行う。
以上のように構成されたロープブレーキ装置30の作用について以下に説明する。
まず、図1、2に示すように、ブレーキシュー40,50に対する制動がかかっていない通常の状態について説明する。図1、2においては、ブレーキ付モータ80の図示しないブレーキが作動して、ボールねじ82のボールナット84を押下げた状態で保持している。
ボールナット84が固定された上側リンク押え板74の下側では、上側リンク73と下側リンク71とがほぼまっすぐに並んだ状態で、「く」字とは逆方向に僅かに屈曲していて、リンク角保持枠76のリンク角保持棒76aがリンク角保持ブロック92に掛っている。
リンク71,73がほぼまっすぐな姿勢で、ばね上押さえ板は64は下方に押圧され、ばね上押え板64の下側で、圧縮コイルばね63が圧縮されて蓄勢され、ばねロッド61とともにカム板60が押下げられ、ブレーキシュー40,50は圧縮ばね40aによりロープ2の両側に開き、それぞれの間には適切な隙間が確保されている。
下側リンク71と上側リンク73が前記のように僅かに屈曲しているため、圧縮コイルばね63の反力によって、中間支軸72は右側に移動する方向の分力を受け、その分力は、リンク角保持枠76を介してブロック92に伝わり、さらに、トリガー機構フレーム90と車輪91を介して縦フレーム35に伝達される。
一方、リンク角保持枠76によって中間支軸72を左側に引く力は、上側リンク押え板74に取付けられた車輪74aとばね上押え板64に取付けられた車輪64aを介して縦フレーム35に伝達される。すなわち、上側リンク71と下側リンク73の僅かに屈曲したリンク角を保持するための横方向の反力は、全て縦フレーム35に伝達され、釣合のとれた状態に保持されている。
ソレノイド93は通電されている状態を保ち、可動鉄心93aはソレノイド本体93に吸着され、可動プレート94を上方に保持している。
次に異常時の作用について説明する。運転中のエレベータに何らかの異常が生じ、乗りかごが所定の速度以上で昇降したり、かご室ドアが開いた状態で階床から移動を始めたことが検出されたとすると、制御手段100により、エレベータを制動させるための信号が発せられ、ソレノイド93への通電が停止される。
すると、可動鉄心93aの吸着が解除されるので、可動プレート94は引張りばね95によって下方に引かれ、可動プレート94がフック棒76aを押下げる。リンク角保持枠76がブロック92からはずれて、上側リンク73と下側リンク71が図13に示すごとく、右側にく字形に屈曲すると同時に、蓄勢されていた圧縮コイルばね63が伸び、ばね上押え板64及びばねロッド61とともにカム板60が矢印に示すように、上方に瞬時に引上げられる。
この動作によってカム従動ピン44、52の間隔が広げられ、ブレーキシュー40はブレーキ牽引バー43とともに左に移動し、ブレーキシュー50はカム従動ピン52に押圧されて右に移動し、この結果、ロープ2を挟みつけてエレベータを制動する。
カム板60の形状を適切にすれば、ブレーキシュー40と50によって挟みつける力を適切にすることができ、所望の適切な制動力でエレベータを停止させることができる。
なお、ロープ2とブレーキシュー40、50の摩擦力によって生ずる上方向もしくは下方向の大きな分力は、ブレーキシュー40と50の下部に設けられた左右方向への突出部(図4、図5参照)から、下側フレーム31に伝達され、ベースフレーム33及びマシンベース4で強固に支持される。
制動がかけられた状態で、圧縮コイルばね63は伸び、可動プレート94は下方に移動してメカニカルストッパ94aが案内プレート97に当接している。フック棒76aは、引張りばね77によって上方に引上げられているので、ブロック92の下面に当接している。なお、圧縮コイルばね63は自由長まで伸びているわけではなく、カム板60を引上げるための適切な力が保持されている。
また、前記の動作中においても、浮上がり防止板98が設けられているため(図11、図12参照)、反動によって、トリガー機構フレーム90が縦フレーム35から離されてしまうことはない。
次にエレベータに生じていた異常が解消し、安全が確認された場合にロープブレーキ装置30を元の状態に復帰させる手順について説明する。
図13に示された状態より、ソレノイド93を通電し可動鉄心93aを吸着し、可動プレート94を上方に引き上げる。そして、ブレーキ付モータ80のブレーキを解除するとともに、ボールねじ83を駆動してボールナット84を上方に引上げる。すると、カム板60の上端部がばね下支持板62の下面に当接して圧縮コイルばね63の伸びが止る。そして、上側リンク73と下側リンク71がまっすぐに並ぶように動いていく。それに伴い、リンク角保持枠76が左方に移動する。
やがて、上側リンク73と下側リンク71とは、前記の僅かに屈曲した状態に戻り、フック棒76aがブロック92に掛った状態になる。この状態に至ったときに図示しないマイクロスイッチが作動し、ブレーキ付モータ80の駆動が停止する。
その時の状態を図14に示す。この状態ではブレーキシュー40,50による制動が掛けられたままである。そして、図14に示す状態からブレーキ付モータ80を逆方向に駆動することにより、ボールナット84とトリガー機構フレーム90はともに下方に移動する。上側リンク73と下側リンク71の角度はリンク角保持枠76によって保持されたまま、ばね上押え板64を押圧して下方に移動させ、これに伴って圧縮コイルばね63が圧縮されていき、蓄勢されると同時にカム板60は下方に移動し、これに伴いカム従動ピン44,52の間隔が狭まり、ブレーキシュー40、50間に装着した圧縮ばね40aの復帰ばね圧によってブレーキシュー40、50の間隔が広がり、制動が解除される。
やがて、図2に示す状態に復帰したところで図示しないマイクロスイッチが作動し、ブレーキ付モータ80の駆動を止めるとともに、同モータのブレーキを作動させる。
以上の動作によって、図1,2のごとくロープブレーキ30は作動する前の状態に戻って、エレベータが運転できる状態に復帰される。
以上説明したように、本実施形態においては、ブレーキシュー40、50の両方が移動してロープ2を挟みつけるので、片側ブレーキシューのみの作動力が過大なることもなく、局所的な損傷や摩耗することがない。また、エレベータの運転に伴ってロープが横方向に変位する場合においても、ブレーキシューとロープとの間に所望の隙間をあけることができる。さらに、前記隙間の調整が容易になる。
また、ブレーキシュー40を牽引するバー43が、下側フレーム31と上側フレーム34の間に収ったままスライドする構造となっているので、フレームの外側にレバーなどが突出した状態で揺動するための空間が不要である。そのため、図4に示すように、巻上げ機を設置しているマシンベースと干渉が生じやすい破線mで示した部分(バー43におけるスライド方向に延びる外側面の位置)をフレーム31、34における前記スライド方向に延びる外側面と略面一に構成することができる。仮にバー43の外側面がフレーム31、34の外側面から突出したとしてもバー43の厚み以下であり、ロープ2の端部からの突出量、すなわち、図4でQと示した寸法を小さくすることができる。その結果、ロープブレーキ装置30の幅寸法を小さくすることができ、巻上げ装置が設置されるマシンベース部分とブレーキ装置30が干渉してしまうことが防止でき、ブレーキ装置を巻上げ装置の近傍に設置することができる。
また、ブレーキ牽引バー43が回転しないため、カム板60が移動しても、ブレーキシュー40,50を牽引する角度が変化しないので、牽引ストロークを大きくすることができ、十分な作動力が得られやすく、ブレーキシューが摩耗した場合にそれを補うためのばねのストロークを確保できる。
また、ばね63を復帰させる動作の最中にブレーキを作動させる必要が生じても、ソレノイドの通電をやめるだけでいつでもすぐにブレーキを作動させることができ、仮にブレーキ付モータ80やギアヘッド81、ボールねじ84が故障してもブレーキを作動させることができる。
さらに、油圧ポンプ・シリンダを使用していないので、メンテナンスが簡単である。
なお、以上説明した実施形態では、ロープブレーキ装置を駆動シーブとそらせシーブの間に設置したが、設置場所は、例えば巻上げ機を支持するマシンビームの下方などどこでも良い。また、そらせシーブが使用されていないエレベータや、巻上げ装置が昇降路上部の機械室内にないタイプのエレベータに使用しても良い。
また実施形態では、一対のカム従動子の間にカム板を挿入してカム従動子の間隔を広げる動作によってブレーキシューを駆動するようになっていたが、カム従動子の間隔を狭くすることによってブレーキシューを駆動するように構成しても良い。
また、上記実施の形態では、図示しない乗りかごやカウンタウエイトはロープの端部に吊り下げる構成としたが、乗りかごやカウンタウエイトは従動シーブを介して吊り下げられ、ロープの端部が建物に固定される構成としても良いことは勿論である。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
本発明に係るロープブレーキ装置とエレベータ巻上げ装置との配置関係を示す側面図。 同ロープブレーキ装置の拡大側面図。 同ロープブレーキ装置の平面図る。 図2のA−A線矢視図。 図2のB−B線矢視図。 図2のC−C線矢視図。 図2のD−D線矢視図。 図2のE−E線矢視図。 図2のF−F線矢視図。 図2のG−G線矢視図。 図2のH−H線矢視図。 図11のI−I線矢視図。 図1のロープブレーキ装置の作動状態を示す側面図。 図1のロープブレーキ装置の復帰動作途中を示す側面図。
符号の説明
1 駆動シーブ
2 ロープ
30 ロープブレーキ装置
31 下側フレーム(案内機構、カム機構)
34 上側フレーム(案内機構、カム機構)
36 支持ロッド
40 ブレーキシュー
43 ブレーキ牽引バー(棒状部材、カム機構)
44 カム従動ピン(カム従動子、カム機構)
50 ブレーキシュー
52 カム従動ピン(カム従動子、カム機構)
60 カム板(カム部材、カム機構)
61 ばねロッド(ばね機構)
62 ばね下支持板(ばね機構)
63 圧縮コイルばね(ばね機構)
64 ばね上押え板(ばね機構)
71 下側リンク(第1のリンク、蓄勢保持・開放手段)
73 上側リンク(第2のリンク、蓄勢保持・開放手段)
76 リンク角保持枠(中間リンク、蓄勢保持・開放手段)
77 引張りばね(拘束・開放機構、蓄勢保持・開放手段)
80 ブレーキ付モータ(ばね蓄勢手段)
81 ギアヘッド(ばね蓄勢手段)
83 ボールねじ(送りねじ、ばね蓄勢手段)
84 ボールナット(送りナット、ばね蓄勢手段)
92 ブロック(拘束・開放機構、蓄勢保持・開放手段)
93 ソレノイド(拘束・開放機構、蓄勢保持・開放手段)
94 可動プレート(拘束・開放機構、蓄勢保持・開放手段)
100 制御手段

Claims (5)

  1. 駆動シーブに巻き掛けられ、一方に乗りかごが連結されるとともに他方にカウンタウエイトが連結されたエレベータのロープを把持してエレベータの制動を行うブレーキ装置であって、
    前記ロープの両側において互いに対向するように設けられ、それぞれがロープに向って移動可能に支持された一対のブレーキシューと、
    前記一対のブレーキシューの一方に連結されたカム従動子と、他方のブレーキシューに一端が取り付けられた棒状部材と、この棒状部材の他端に取り付けられたもう一つのカム従動子と、前記各カム従動子に当接してこれらの間隔を変化させることによって前記一対のブレーキシューの間隔を変化させる方向に移動可能に支持されたカム部材と、前記棒状部材を前記ロープに対して略直交する方向にスライド可能に支持する案内機構とからなるカム機構と、
    前記カム部材に連結され、前記カム部材を移動させる駆動力を発生させるばね機構と、
    前記ばね機構を蓄勢するためのばね蓄勢手段と、
    前記ばね機構を蓄勢された状態に保持するとともに蓄勢された前記ばね機構を解放する蓄勢保持・開放手段と、
    エレベータの運転時には前記ばね機構を蓄勢状態にし、エレベータの制動時には前記ばね機構を解放状態にするように前記蓄勢保持・開放手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    蓄勢された前記ばね機構を前記蓄勢保持・開放手段によって解放することにより前記カム部材を移動させ、前記一対のカム従動子の間隔を変化させて前記棒状部材をスライドさせ、前記一対のブレーキシューのそれぞれを前記ロープに向けて移動させることを特徴とするエレベータ用ロープブレーキ装置。
  2. 前記棒状部材が板状のもので、その厚み方向が前記棒状部材のスライド方向と略直交するように配置され、前記棒状部材におけるスライド方向に延びる外側面と前記案内機構における前記スライド方向に延びる外側面が略同一面内に配置され、前記棒状部材の前記外側面の前記案内部材の前記外側面に対する突出量が前記棒状部材の厚みより小さいことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ用ロープブレーキ装置。
  3. 前記ばね蓄勢手段は、モータと、このモータに連結されたギアヘッドと、このギアヘッドによって回転駆動される送りねじと、この送りねじに螺合した送りナットとを備え、この送りナットを介して前記ばね機構を蓄勢することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータ用ロープブレーキ装置。
  4. 前記蓄勢保持・開放手段は、前記送りナットと前記ばね機構の間に設けられ、これらを相互に連結するととともに中間部の支点で屈曲可能な第1及び第2のリンクと、一端が前記中間部の支点に枢着された中間リンクと、この中間リンクの他端側を拘束または解放する拘束・解放機構とを有することを特徴とする請求項3に記載のエレベータ用ロープブレーキ装置。
  5. 前記蓄勢保持・開放手段は、前記ばね機構の蓄勢が解放された状態でも前記中間リンクの他端側を拘束することができるように構成され、前記ばね機構を蓄勢している最中にも前記ばね機構を解放することが可能に構成されていることを特徴とする請求項4記載のエレベータ用ロープブレーキ装置。
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