JP2011201694A - エレベータのブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小形化を図ることができるエレベータのブレーキ装置を得る。
【解決手段】エレベータのブレーキ装置において、制動体と押圧ばね16との間には、押圧ばね16の弾性反発力の大きさを調整する調整装置17が設けられている。調整装置17は、制動体の可動鉄心20に設けられた台座受け面26と押圧ばね16との間に配置されたばね受け部材27と、ばね受け部材27と台座受け面26との間に挿入され、台座受け面26に沿った所定の直線上をばね受け部材27に対して変位可能な台座28と、ばね受け部材27に対する台座28の位置を調整する調整ボルト29とを有している。ばね受け部材27及び台座28には、台座受け面26に対して傾斜する傾斜面31,33が設けられている。ばね受け部材27は、変位される台座28に対して傾斜面31,33に沿って案内されることにより、押圧ばね16の縮み量が変化する方向へ変位される。
【選択図】図3
【解決手段】エレベータのブレーキ装置において、制動体と押圧ばね16との間には、押圧ばね16の弾性反発力の大きさを調整する調整装置17が設けられている。調整装置17は、制動体の可動鉄心20に設けられた台座受け面26と押圧ばね16との間に配置されたばね受け部材27と、ばね受け部材27と台座受け面26との間に挿入され、台座受け面26に沿った所定の直線上をばね受け部材27に対して変位可能な台座28と、ばね受け部材27に対する台座28の位置を調整する調整ボルト29とを有している。ばね受け部材27及び台座28には、台座受け面26に対して傾斜する傾斜面31,33が設けられている。ばね受け部材27は、変位される台座28に対して傾斜面31,33に沿って案内されることにより、押圧ばね16の縮み量が変化する方向へ変位される。
【選択図】図3
Description
この発明は、制動力を調整可能なエレベータのブレーキ装置に関するものである。
従来、可動鉄心と固定鉄心との間にばねを縮めて配置することにより、可動鉄心と一体とされた制動部材をブレーキドラムに押圧するエレベータのブレーキ装置が知られている。ブレーキドラムに対する制動部材の押圧力は、ばねの縮み量を調整することにより調整される。ばねの縮み量は、ばねが伸縮する方向と同じ方向へ調整ボルトを可動鉄心に締め込んだり緩めたりすることにより調整される。従って、調整ボルトの軸線方向は、ばねの伸縮方向と同じ方向になっている(例えば特許文献1参照)。
しかし、可動鉄心に螺合された調整ボルトの軸線方向がばねの伸縮方向と同じ方向になっているので、ブレーキドラムから固定鉄心までの距離が大きくなってしまい、ブレーキ装置全体が大形化してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、小形化を図ることができるエレベータのブレーキ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのブレーキ装置は、回転体、回転体から離して配置された電磁マグネット、回転体と電磁マグネットとの間に配置され、電磁マグネットからの電磁吸引力を受けることにより、回転体から離れる方向へ変位される制動体、電磁マグネットと制動体との間で縮められ、弾性反発力により制動体を回転体に接触する方向へ付勢する弾性体、電磁マグネット及び制動体のいずれか一方に設けられた台座受け面と弾性体との間に配置された押圧部材と、押圧部材と台座受け面との間に挿入され、弾性反発力を押圧部材から受けながら台座受け面に沿った所定の直線上を押圧部材に対して変位可能な台座と、押圧部材に対する台座の位置を調整する調整部材とを有し、台座受け面に対して傾斜する傾斜面が押圧部材及び台座の少なくともいずれか一方に設けられ、台座が所定の直線上を変位されながら押圧部材が台座に対して傾斜面に沿って案内されることにより、弾性体の縮み量が変化する方向へ押圧部材が変位される調整装置を備えている。
この発明に係るエレベータのブレーキ装置では、台座が変位される方向に対して傾斜する傾斜面が台座及び押圧部材の少なくともいずれか一方に設けられており、傾斜面に沿って押圧部材を案内しながら、押圧部材に対して台座を変位させることにより、弾性体の縮み量が変化する方向へ押圧部材が変位されるので、台座が変位される方向と、押圧部材が変位される方向とを互いに異なる方向にすることができる。これにより、台座の位置を調整する調整部材の軸線方向を、弾性体の縮み量が変化する方向に対して交差させることができる。従って、弾性体の縮み量が変化する方向に沿った直線上に、押圧部材、台座及び調整部材が並ぶことを回避することができ、回転体から電磁マグネットまでの距離を小さくすることができる。これにより、ブレーキ装置全体の小形化を図ることができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。図において、昇降路1内の上部には、巻上機(駆動装置)2及びそらせ車3が設置されている。巻上機2は、モータを含む巻上機本体4と、巻上機本体4の駆動力により巻上機本体4の主軸5を中心として回転される駆動シーブ6とを有している。巻上機2には、駆動シーブ6に制動力を与えるブレーキ装置(エレベータのブレーキ装置)7が搭載されている。そらせ車3は、駆動シーブ6から離して配置されている。
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。図において、昇降路1内の上部には、巻上機(駆動装置)2及びそらせ車3が設置されている。巻上機2は、モータを含む巻上機本体4と、巻上機本体4の駆動力により巻上機本体4の主軸5を中心として回転される駆動シーブ6とを有している。巻上機2には、駆動シーブ6に制動力を与えるブレーキ装置(エレベータのブレーキ装置)7が搭載されている。そらせ車3は、駆動シーブ6から離して配置されている。
昇降路1内には、一対のかごガイドレール8及び一対の釣合おもりガイドレール(図示せず)が設置されている。各かごガイドレール8間にはかご9が配置され、各釣合おもりガイドレール間には釣合おもり10が配置されている。
かご9及び釣合おもり10は、駆動シーブ6及びそらせ車3に巻き掛けられた懸架体11により昇降路1内に吊り下げられている。懸架体11としては、例えばロープやベルト等が用いられている。かご9及び釣合おもり10は、駆動シーブ6が回転されることにより昇降路1内を上下方向へ移動される。かご9及び釣合おもり10が移動されるときには、かご9が各かごガイドレール8に案内され、釣合おもり10が各釣合おもりガイドレールに案内される。
図2は、図1のブレーキ装置7を示す一部破断正面図である。図において、ブレーキ装置7は、主軸5の軸線を中心として駆動シーブ6と一体に回転される筒状のブレーキドラム(回転体)12と、ブレーキドラム12の内側に配置された一対のブレーキ装置本体13とを有している。
各ブレーキ装置本体13は、主軸5を中心に左右対称の位置に配置されている。また、各ブレーキ装置本体13は、ブレーキドラム12の内周面から離して配置された電磁マグネット14と、ブレーキドラム10の内周面と電磁マグネット14との間で変位可能な制動体15と、制動体15と電磁マグネット14との間で縮められ、弾性反発力を発生する複数の押圧ばね(弾性体)16と、押圧ばね16の弾性反発力の大きさを調整する複数の調整装置17とを有している。
電磁マグネット14は、巻上機本体4に固定された固定鉄心18と、固定鉄心18に設けられた電磁コイル19とを有している。この例では、各電磁マグネット14の固定鉄心18が一体となっている。また、電磁マグネット14は、電磁コイル19への通電により、制動体15を吸引する電磁吸引力を発生する。
制動体15は、ブレーキドラム12の内周面に接離(接触・開離)する方向へ変位可能になっている。また、制動体15は、押圧ばね16の弾性反発力によりブレーキドラム12の内周面に接触する方向へ付勢され、電磁コイル19への通電により電磁マグネット14から電磁吸引力を受け、押圧ばね16の弾性反発力に逆らって、ブレーキドラム12の内周面から離れる方向へ変位される。
また、制動体15は、電磁マグネット14からの電磁吸引力を受ける可動鉄心20と、ブレーキドラム12の内周面と可動鉄心20との間に配置されたライニング取付部材21と、可動鉄心20とライニング取付部材21とを連結する複数の連結部材22と、ライニング取付部材21に設けられた複数のブレーキライニング23とを有している。ブレーキドラム12の内周面には、制動体15の変位によって各ブレーキライニング23が接離する。
固定鉄心18の可動鉄心20に対向する部分には、押圧ばね16を収容するばね用凹部(弾性体収容部)24が設けられている。押圧ばね16は、ばね用凹部24内に収容された状態で、固定鉄心18と可動鉄心20との間で縮められている。押圧ばね16は、固定鉄心18と可動鉄心20との間で縮められることにより弾性反発力を発生する。
調整装置17は、押圧ばね16と可動鉄心20との間に介在している。また、調整装置17は、押圧ばね16の縮み量を調整することにより、押圧ばね16の弾性反発力の大きさを調整する。
図3は、図2の押圧ばね16及び調整装置17を示す断面図である。また、図4は、図3の調整装置17によって押圧ばね16の縮み量が増大されたときの状態を示す断面図である。図において、可動鉄心20の押圧ばね16に対向する部分には、調整装置用凹部25が設けられている。調整装置用凹部25は、押圧ばね16の縮み量が変化する方向に深さ方向を一致させて可動鉄心20に設けられている。
調整装置用凹部25の底面は、押圧ばね16の縮み量が変化する方向に対して交差する台座受け面26とされている。この例では、台座受け面26は、押圧ばね16の縮み量が変化する方向に対して垂直に可動鉄心20に形成されている。
調整装置17は、台座受け面26と押圧ばね16との間に配置されたばね受け部材(押圧部材)27と、ばね受け部材27と台座受け面26との間に挿入され、調整装置用凹部25内に配置された台座28と、可動鉄心20に設けられ、ばね受け部材27に対する台座28の位置を調整する調整ボルト(調整部材)29とを有している。
台座28には、台座受け面26に接触する台座底面30と、台座底面30に対して傾斜する第1の傾斜面31とが設けられている。従って、台座底面30が台座受け面26に接触している状態では、第1の傾斜面31が台座受け面26に対して傾斜している。台座28は、台座底面30を台座受け面26に接触させながら、台座受け面26に沿った所定の直線上(この例では、主軸5(図2)の軸線と平行な直線上)を変位可能になっている。第1の傾斜面31は、台座受け面26に垂直でかつ台座28が変位される所定の直線に沿った断面において、台座受け面26に対して傾斜している。従って、台座底面30及び第1の傾斜面31間の寸法(即ち、台座28の厚さ寸法)は、台座28の後端部から台座28の前端部へ連続的に小さくなっている。
ばね受け部材27は、ばね用凹部24及び調整装置用凹部25のそれぞれに部分的に挿入されている。また、ばね受け部材27は、調整装置用凹部25に設けられた案内部34及びばね用凹部24の内面のそれぞれに案内されながら、押圧ばね16の縮み量が変化する方向へ固定鉄心18及び可動鉄心20に対して変位可能になっている。
台座受け面26に対するばね受け部材27の距離は、押圧ばね16の縮み量が変化する方向へのばね受け部材27の変位に応じて変化する。即ち、ばね受け部材27は、台座受け面26から離れる方向へ変位されることにより押圧ばね16の縮み量が大きくなる方向へ変位され、台座受け面26に近づく方向へ変位されることにより押圧ばね16の縮み量が小さくなる方向へ変位される。また、ばね受け部材27は、ばね用凹部24の内面及び案内部34により、台座28が変位される所定の直線に沿った方向へ動かないように規制されている。
ばね受け部材27は、押圧ばね16の弾性反発力により、台座受け面26に近づく方向へ付勢されている。これにより、ばね受け部材27は、第1の傾斜面31に押圧されている。ばね受け部材27には、押圧ばね16が接触するばね受け面32と、ばね受け面32に対して傾斜し、第1の傾斜面31に接触する第2の傾斜面33とが設けられている。第2の傾斜面33は、第1の傾斜面31と同じ方向へ台座受け面26に対して傾斜している。
台座28は、押圧ばね16の弾性反発力をばね受け部材27から受けながら、台座受け面26に沿った所定の直線上をばね受け部材27に対して変位される。ばね受け部材27は、ばね受け部材27に対する台座28の変位により、台座28に対して第1の傾斜面31及び第2の傾斜面33に沿った方向へ案内される。これにより、ばね受け部材27は、押圧ばね16の縮み量が変化する方向へ変位される。
即ち、台座28は、押圧ばね16の弾性反発力に逆らって、台座受け面26から離れる方向へばね受け部材27を案内しながら、所定の直線に沿った前進方向へばね受け部材27に対して変位されることにより、押圧ばね16の縮み量が大きくなる方向へばね受け部材27を変位させる。また、台座28は、押圧ばね16の弾性反発力に従って、台座受け面26に近づく方向へばね受け部材27を案内しながら、所定の直線に沿った後退方向へばね受け部材27に対して変位されることにより、押圧ばね16の縮み量が小さくなる方向へばね受け部材27を変位させる。
可動鉄心20には、調整ボルト29が螺合されたボルト穴35が設けられている。ボルト穴35は、可動鉄心20外から調整装置用凹部25内へ可動鉄心20を貫通している。また、ボルト穴35は、台座28が変位される方向に沿って可動鉄心20に設けられている。
台座28は、押圧ばね16の弾性反発力をばね受け部材27から受けることにより、後退方向へ付勢されている。調整ボルト29の一部は、調整ボルト29がボルト穴35に螺合された状態で、調整装置用凹部25内に突出している。調整ボルト29の調整装置用凹部25内に突出した部分には、後退方向へ付勢された台座28の後端部が押圧されている。調整ボルト29は、台座28の後端部を受けることにより、後退方向への台座28の変位を規制している。
調整ボルト29は、回されることにより、台座28が変位される所定の直線に沿った方向(即ち、ばね受け部材27が変位される方向に対して交差する方向)へ可動鉄心20に対して進退される。即ち、調整ボルト29は、正方向へ回されることにより可動鉄心20に対して前進方向へ変位され、逆方向へ回されることにより可動鉄心20に対して後退方向へ変位される。従って、調整装置用凹部25内での調整ボルト29の突出量(可動鉄心20に対する調整ボルト29の位置)は、ボルト穴35に対する調整ボルト29の螺合量の調整により調整される。
台座28は、調整ボルト29が回されることにより調整ボルト29に押されながら、所定の直線上を変位される。従って、ばね受け部材27に対する台座28の位置は、調整ボルト29の螺合量の調整により調整される。
次に、動作について説明する。電磁コイル19への給電が停止されているときには、各押圧ばね16の弾性反発力によりブレーキライニング23がブレーキドラム12の内周面に押し付けられる。これにより、ブレーキドラム12及び駆動シーブ6に制動力が与えられる。
電磁コイル19への通電が行われると、電磁マグネット14が電磁吸引力を発生する。これにより、可動鉄心20が押圧ばね16の弾性反発力に逆らって電磁マグネット14に近づく方向へ変位される。これにより、ブレーキライニング23がブレーキドラム12の内周面から離れ、ブレーキドラム12及び駆動シーブ6に対する制動力が解除される。
次に、ブレーキドラム12及び駆動シーブ6に対する制動力の大きさを調整するときの手順について説明する。ブレーキドラム12及び駆動シーブ6に対する制動力の大きさを大きくするときには、可動鉄心20に締め込む方向(正方向)へ調整ボルト29を回す。これにより、台座28は、ばね受け部材27と台座受け面26との間を押し広げながら、台座受け面26に沿って前進方向へ変位される。これにより、押圧ばね16の縮み量を大きくする方向へばね受け部材27が変位される。これにより、押圧ばね16の弾性反発力が大きくなり、ブレーキドラム12及び駆動シーブ6に対する制動力の大きさが大きくなる。
一方、ブレーキドラム12及び駆動シーブ6に対する制動力の大きさを小さくするときには、調整ボルト29を緩める方向(逆方向)へ回す。これにより、台座28が台座受け面26に沿って後退方向へ変位されながら、押圧ばね16の縮み量を小さくする方向へばね受け部材27が変位される。これにより、押圧ばね16の弾性反発力が小さくなり、ブレーキドラム12及び駆動シーブ6に対する制動力の大きさが小さくなる。
このようなエレベータのブレーキ装置では、台座28が変位される方向に対して傾斜する第1の傾斜面31が台座28に設けられ、第1の傾斜面31に接触する第2の傾斜面33がばね受け部材27に設けられており、第1の傾斜面31及び第2の傾斜面33に沿ってばね受け部材27を案内しながら、ばね受け部材27に対して台座28を変位させることにより、押圧ばね16の縮み量が変化する方向へばね受け部材27が変位されるので、台座28が変位される方向と、ばね受け部材27が変位される方向とを互いに異なる方向にすることができる。これにより、台座28の位置を調整する調整ボルト29の軸線方向を、押圧ばね16の縮み量が変化する方向に対して交差させることができる。従って、押圧ばね16の縮み量が変化する方向に沿った直線上に、ばね受け部材27、台座28及び調整ボルト29が並ぶことを回避することができ、ブレーキドラム12から電磁マグネット14までの距離を小さくすることができる。これにより、ブレーキ装置7全体の小形化を図ることができる。
また、調整ボルト29が可動鉄心20に螺合され、調整ボルト29を回すことにより、ばね受け部材27に対する台座28の位置が調整されるので、押圧ばね16の縮み量の調整を簡単な構成でかつ容易に行うことができる。
なお、上記の例では、台座受け面26が可動鉄心20に設けられ、台座受け面26と押圧ばね16との間にばね受け部材27及び台座28が配置されているが、固定鉄心18に台座受け面を設け、固定鉄心18に設けた台座受け面と押圧ばね16との間にばね受け部材27及び台座28を配置してもよい。この場合、ばね用凹部24の底面が台座受け面とされる。また、調整ボルト29は、固定鉄心18に螺合される。このようにしても、ブレーキドラム12から電磁マグネット14までの距離を小さくすることができ、ブレーキ装置7全体の小形化を図ることができる。
また、上記の例では、第1の傾斜面31が台座28に設けられ、第2の傾斜面33がばね受け部材27に設けられているが、第2の傾斜面33をばね受け部材27に設けずに第1の傾斜面31のみを台座28に設けてもよい。また、第1の傾斜面31を台座28に設けずに第2の傾斜面33のみをばね受け部材27に設けてもよい。このようにしても、第1の傾斜面31又は第2の傾斜面33に沿ってばね受け部材27を台座28に対して案内することができるので、台座28が変位される方向と、ばね受け部材27が変位される方向とを互いに異なる方向にすることができる。
12 ブレーキドラム(回転体)、14 電磁マグネット、15 制動体、16 押圧ばね(弾性体)、17 調整装置、26 台座受け面、27 ばね受け部材(押圧部材)、28 台座、29 調整ボルト(調整部材)、31 第1の傾斜面、33 第2の傾斜面。
Claims (2)
- 回転体、
上記回転体から離して配置された電磁マグネット、
上記回転体と上記電磁マグネットとの間に配置され、上記電磁マグネットからの電磁吸引力を受けることにより、上記回転体から離れる方向へ変位される制動体、
上記電磁マグネットと上記制動体との間で縮められ、弾性反発力により上記制動体を上記回転体に接触する方向へ付勢する弾性体、
上記電磁マグネット及び上記制動体のいずれか一方に設けられた台座受け面と上記弾性体との間に配置された押圧部材と、上記押圧部材と上記台座受け面との間に挿入され、上記弾性反発力を上記押圧部材から受けながら上記台座受け面に沿った所定の直線上を押圧部材に対して変位可能な台座と、上記押圧部材に対する台座の位置を調整する調整部材とを有し、上記台座受け面に対して傾斜する傾斜面が上記押圧部材及び上記台座の少なくともいずれか一方に設けられ、上記台座が上記所定の直線上を変位されながら上記押圧部材が上記台座に対して上記傾斜面に沿って案内されることにより、上記弾性体の縮み量が変化する方向へ上記押圧部材が変位される調整装置
を備えていることを特徴とするエレベータのブレーキ装置。 - 上記調整部材は、上記電磁マグネット及び上記制動体のうち、上記台座受け面が設けられたものに螺合された調整ボルトであり、
上記台座は、上記調整ボルトが回されながら進退することにより、上記調整ボルトに押されながら上記所定の直線上を変位されることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのブレーキ装置。
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