JP2023139348A - 除湿装置 - Google Patents

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Yuki Tanaka
裕樹 上田
Hiroki Ueda
衣里 水谷
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亮太 河本
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Abstract

【課題】再生風路内における熱交換器を回避した空気の流れを防止しつつ、再生風路内で生成された結露水を集水路へと収集可能とし、除湿能力が向上した除湿装置を提供すること目的とする。【解決手段】再生風路18と、再生風路18内で結露して生成された結露水を貯水する貯水タンク5を備え、再生風路18は、再生風路18内に空気を通過させる再生ファン19と、主送風路12を通過する空気と再生風路18を通過する空気の間で熱交換を行う熱交換器23と、再生風路18の一部を共有し、再生風路18内で結露して生成された結露水を収集して貯水タンク5に導く集水路24と、を備え、集水路24は、結露水の貯留により再生風路18における熱交換器23を回避した空気の流れを防止する水封機構7を備えた、除湿装置。【選択図】図8

Description

本発明は、除湿装置に関するものである。
従来から、吸湿剤を担持した除湿ローターで水分を吸湿し、吸湿した水分を再度気化させた後に結露させて生成された水(結露水)として回収する構成を有した、衣類などの乾燥および室内空気を除湿する除湿装置が知られている。具体的には、除湿ローターで吸湿した水分を結露水として回収する除湿装置としては、除湿ローターが吸湿した水分を発熱部で加熱して再生風路内へと気化させて放出し、この放出した水分を含む空気を熱交換器における冷却を以て結露させて結露水として回収し、該結露水は再生風路の一部を共有する集水路へと移動し、集水路により再生風路外に備えられた貯水タンクへと導かれ、熱交換器を通過後の空気は発熱部に戻して循環させる(例えば特許文献1参照)。
特開2012-192330号公報
このような従来の除湿装置において、再生風路内において加熱器を通過後の高温高湿の空気は、熱交換器以外の再生風路内でも自然冷却により結露が発生し結露水が生成され、内部に水が溜まる。そのため、この熱交換器以外の再生風路内で生成された結露水を集水路へと導くために排水ダクトを備える必要があり、この排水ダクトを設けたことにより加熱器を通過後の空気が排水ダクトに侵入し、熱交換器を通過することなく再度再生ファンへと到達する熱交換器を回避した空気の流れが発生していた。この熱交換器を回避した空気の流れが発生することにより、再生風路内での結露水の生成効率は低下し、除湿装置の除湿能力の低下を招くこととなる。
そこで本発明は、再生風路内における熱交換器を回避した空気の流れを防止することで、除湿能力が向上した除湿装置を提供すること目的とする。
そしてこの目的を達成するために本発明は、吸込口と吹出口を有する本体ケースと、前記本体ケース内に設けられ、前記吸込口と前記吹出口とを連通する主送風路と、再生風路と、前記主風路から前記再生風路に湿度を移行するための除湿ローターと、前記再生風路内で結露して生成された結露水を貯水する貯水タンクと、を備え、前記再生風路は、前記再生風路内に空気を通過させる再生ファンと、前記主送風路を通過する空気と前記再生風路を通過する空気の間で熱交換を行う熱交換器と、記再生風路の一部を共有し、前記再生風路内で結露して生成された結露水を収集して前記貯水タンクに導く集水路と、を備え、前記集水路は、前記結露水の貯留により前記再生風路における前記熱交換器を回避した空気の流れを防止する水封機構を備えられたことを特徴とするものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、再生風路内における熱交換器を回避した空気の流れを防止することで、除湿能力が向上した除湿装置を提供することができる。
本発明の実施の形態における除湿装置の斜視図 同除湿装置の斜視図 同除湿装置の貯水タンクの斜視図 同除湿装置の分解斜視図 同除湿装置の概略断面図 同除湿装置の断面図 同除湿装置の断面図 同除湿装置の水封機構の一部を表す拡大断面図 同除湿装置の水封機構の一部を表す拡大断面図 同除湿装置の集水路の一部を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下、図1~図8用いて本実施の形態に係る除湿装置について説明する。
最初に、図1~図3を用いて本実施の形態に係る除湿装置の構成を説明する。図1は本発明の実施の形態における除湿装置の正面斜視図であり、図2は本発明の実施の形態における除湿装置の背面斜視図であり、図3は本発明の実施の形態における除湿装置の貯水タンクの斜視図である。
本実施形態の除湿装置1は、外郭を形成する箱形状の本体ケース2を備える。
本体ケース2は、吸込口3と、吹出口4と、貯水タンク5とを備え、内部に後述する除湿機能部6および水封機構7を備える。
吸込口3は、屋内空間の空気を本体ケース2内に吸い込むための開口であり、本体ケース2の背面に設けられている。
吹出口4は、本体ケース2内から屋内空間に空気を吹き出すための開口であり、本体ケース2の上部(天面)に設けられている。吹出口の上方には、回動自在なルーバー8が備えられている。
貯水タンク5は、本体ケース2の下方に着脱可能に設けられた箱形状のタンクであり、除湿機能部6の除湿作用により発生した結露水を貯水するものである。貯水タンク5は、貯水タンク5外から結露水を内部に侵入させるための開口5aを天面5bに備え、天面5bは開口5aが最下点になるように傾斜している。
除湿機能部6は、吸込口3から本体ケース2に空気を吸い込んで除湿し、吹出口4から吹き出す機能を持つものである。詳細については後述する。
水封機構7は、後述する熱交換器を回避した空気の流れを防止しつつ、除湿機能部6の除湿作用により発生した結露水を貯水タンク5へと集水するものである。詳細については後述する。
続いて、図4~図7を用いて除湿機能部6の詳細構造を説明する。図4は本発明の実施の形態における除湿装置の概略構成を示す分解斜視図であり、図5は本発明の実施の形態における除湿装置の概略断面図であり、図6は本発明の実施の形態における除湿装置の背面方向から見た断面図であり、図7は本発明の実施の形態における除湿装置の背面方向から見た断面図である。
除湿機能部6は、除湿手段9と、再生ユニット10と、送風部11と、主送風路12と、を備える。
除湿手段9は、除湿ローター13と、支持枠14と、駆動手段15と、を備えている。
除湿ローター13は、円板形状であり、本体ケース2における背面と支持枠14との間に支持枠14の後述する開口箇所14aを塞ぐように設けられている。また、除湿ローター13は、当該円板形状における中心軸が、除湿装置の稼働状態において水平かつ回転可能に立設され、駆動手段15により回転する。除湿ローター13は、吸湿部16と、放湿部17と、を備える。
吸湿部16は、除湿ローター13の一部であり、主送風路12内を通過する空気から水分を吸着する。
放湿部17は、除湿ローター13の一部であり、通過する空気へと水分を放出する。
支持枠14は、本体ケース2における正面側と背面側とを仕切るように配置され、中央部には、円形の開口箇所14aを有している。
駆動手段15は、除湿ローター13を回転させるものであり、本実施の形態においては電気によって駆動するモーターが用いられる。駆動手段15が除湿ローター13を回転させることで、除湿ローター13の吸湿部16と放湿部17に属する位置が変化しつづける。
再生ユニット10は、再生風路18と、再生ファン19と、発熱部20と、再生チャンバー21と、上方連通路22と、熱交換器23と、集水路24と、を備える。
再生風路18は、再生ファン19と、発熱部20と、放湿部17と、再生チャンバー21と、上方連通路22と、熱交換器23と、集水路24と、をこの順に連通し、空気を通過させる環状の風路である。
再生ファン19は、本体ケース2における背面と支持枠14との間に設けられ、再生風路18内で空気の循環を行う。再生ファン19は、ファン部19aと、ケーシング19bと、備える。
ファン部19aは、シロッコファンであり、ファンモーター(図示せず)によって回転する。
ケーシング19bは、ファン部19aを囲う箱形状の筐体であり、第一の開口19cと、第二の開口19dと、第三の開口19eと、を備える。
第一の開口19cは、熱交換器23へ向けて空気を吹き出すための開口であり、発熱部20に接続されている。
第二の開口19dは、ケーシング19b内へ空気を吸い込むための開口であり、集水路24に接続されている。
第三の開口19eは、ケーシング19b内で結露して生成された結露水を排水するための開口であり、後述する第一排水ダクトに接続されている。ケーシング19bの内壁で生成された結露水は重力によって鉛直下方に移動するため、第三の開口19eは、ケーシング19b内の最も下方の位置に設けられている。
発熱部20は、電熱線を用いて熱を発生させるものであり、再生風路18内において放湿部17の一方側面(本体ケース2における背面側)に対向する位置に設けられている。発熱部20は、発熱することにより放湿部17を加熱し、放湿部17から再生風路18の下流側へ向けて水分を放出させる。
再生チャンバー21は、壁面を有する略箱形状であり、再生風路18において放湿部17を通過した空気が次に通過する空間ある。再生チャンバー21は、第四の開口21aと、第五の開口21bと、第六の開口21cと、を備える。
第四の開口21aは、熱交換器23へ向けて空気を排出するための開口であり、上方連通路22に接続されている。
第五の開口21bは、再生チャンバー21内へ空気を侵入させるための開口であり、放湿部17に接続されている。
第六の開口21cは、再生チャンバー21内で結露して生成された結露水を排水するための開口であり、後述する第二排水ダクトに接続されている。再生チャンバー21の内壁で生成された結露水は重力によって鉛直下方に移動するため、第六の開口21cは、再生チャンバー21内の最も下方の位置に設けられている。
上方連通路22は、筒形状の空間であり、再生チャンバー21から熱交換器23までを連通する。
熱交換器23は、本体ケース2における正面と支持枠14との間に、除湿ローター13と水平方向に隣り合うように設けられており、主送風路12内の空気が通過する一方流路と、再生風路18内の空気が通過する他方流路の間で熱交換を行う。
集水路24は、再生風路18において再生ファン19と再生チャンバー21と熱交換器23との下方に設けられた筒形状の空間であり、熱交換器23の他方流路から再生ファン19までを連通する。また、集水路24は水封機構7の一部として、除湿機能部6の除湿作用により発生した結露水を貯水タンク5へと集める。詳細については後述する。
送風部11は、吸込口3から吹出口4へと空気を導くものであり、本発明においてはシロッコファンである。
主送風路12は、吸込口3と吹出口4とを連通する風路であり、除湿風路12aと、冷却風路12bと、を備える。
除湿風路12aは、本体ケース2の吸込口3と、放湿部17と、送風部11とをこの順に連通し、吹出口4に至る風路である。吸込口3から吸い込まれた空気は、放湿部17で水分が吸着され、除湿される。
冷却風路12bは、本体ケース2の吸込口3と、熱交換器23と、送風部11とをこの順に連通し、吹出口4に至る風路である。吸込口3から吸い込まれた空気によって、熱交換器23を通過する再生風路内の空気が冷却される。除湿風路12aと冷却風路12bとを通過したそれぞれの空気は、送風部11で混合され、吹出口4から本体ケース外へ送風される。
続いて、図8~図10を用いて水封機構7の構成を説明する。なお、図8は本発明の実施の形態における除湿装置の図6の枠線A内を正面方向より見た拡大断面図であり、図9は本発明の実施の形態における除湿装置の図7の枠線B内を背面方向から見た拡大断面図であり、図10は本発明の実施の形態における集水路の一部を示す斜視図である。
水封機構7は、再生風路18における熱交換器23を回避した空気の流れを防止しつつ、除湿機能部6の除湿作用により発生した結露水を貯水タンク5へと集めるものであり、集水路24と、第一排水ダクト25と、第一貯水部26と、第二排水ダクト27と、第二貯水部28と、を備える。
集水路24は、前述した通り再生風路18において再生ファン19と再生チャンバー21と熱交換器23との下方に設けられた筒形状の空間であり、底面24aと、排水孔24bとを備える。
底面24aは、底面24a上の水を排水孔24bへ集めるものであり、第一貯水部26と第二貯水部28とのそれぞれより排水孔24bにかけて下向きに傾斜をしている。
排水孔24bは、底面24aにおいて第一貯水部26と第二貯水部28とより低い位置に設けられた開口であり、本体ケース2の下方に取り付けられた貯水タンク5の開口5aの上方に設けられている。排水孔24bは、再生風路18内で生成された結露水を貯水タンク5へ排水する。
第一排水ダクト25は、鉛直方向下向き起立した筒であり、上端25aが再生ファン19の第三の開口19eに接続されており、下端25bが集水路24の底面24aから上方へ第一所定距離Xの間隔を空けた位置に設けられている。
第一貯水部26は、底面24aから鉛直方向上向きに起立した升形状であり、第一排水ダクト25の下端25bが内部へ接続されている。第一貯水部26は、上端26aの高さが第一排水ダクト25の下端25bより上方に位置する。第一貯水部26は、第一切り欠き部26bを備える。
第一切り欠き部26bは、第一貯水部26の上端26aの第一所定位置を鉛直方向下向きに切り欠いたものであり、第一排水ダクト25の下端25bより上方に設けられている。第一所定位置は、第一貯水部26の上端26aにおいて排水孔24bとの直線距離が最も短い位置である。
第二排水ダクト27は、鉛直方向下向き起立した筒であり、上端27aが第六の開口21cに接続されており、下端27bは集水路24の底面24aから上方へ第二所定距離Yの間隔を空けた位置に設けられている。
第二貯水部28は、底面24aから鉛直方向上向きに起立した升形状であり、第二排水ダクト27の下端27bが内部へ接続されている。第二貯水部28は、上端28aの高さが第二排水ダクト27の下端27bより上方に位置する。第二貯水部28は、第二切り欠き部28bを備える。
第二切り欠き部28bは、第二貯水部28の上端28aの第二所定位置を鉛直方向下向きに切り欠いており、第二排水ダクト27の下端27bより上方に設けられている。第二所定位置は、第二貯水部28の上端28aにおいて排水孔24bとの直線距離が最も短い位置である。
以上の構成において、除湿機能部6及び水封機構7の詳細な動作について説明する。
図5に示すように、送風部11により吸込口3から除湿風路12a内に吸引された屋内空間の空気は、吸湿部16により水分が吸湿されることで除湿される。除湿された空気は、吹出口4から屋内空間へと送風される。吸湿部16にて吸湿された水分は、除湿ローター13の回転駆動により放湿部17に移動し、発熱部20の加熱により再生風路18内へ放出される。
放湿部17から放出された水分を含んだ空気は、再生ファン19の送風により、熱交換器23へと送風される。熱交換器23では、熱交換器23内の他方流路を通過する再生風路18内の空気と、熱交換器23内の一方流路を通過する冷却風路12b内の空気とが熱交換を行う。この際、再生風路18内の空気は、冷却風路12b内の空気により冷却され、結露が発生する。この結露で発生した結露水は、水封機構7によって貯水タンク5に集められ貯水される。
熱交換器23を冷却し、温度が上昇した冷却風路12bの空気は、送風部11により、除湿風路12aの空気と混合され吹出口4から屋内空間へ送風される。このようにして、屋内空間の空気の除湿がなされる。
ところで、再生風路18内において、熱交換器23以外の再生風路18内でも自然冷却によって結露が発生する。自然冷却によって結露が発生する具体的な例を次に示す。
発熱部20と放湿部17を順に通過した空気が次に通過する再生チャンバー21では、再生チャンバー21の壁面と再生チャンバー21を通過する空気との温度差により、再生チャンバー21の壁面に接触した空気は冷やされ、結露水が生成される。また、再生チャンバー21を通過する空気は、放湿部17を通過した直後の空気であるため、再生風路内で最も多くの水分を含み、冷やされることによる結露が生じやすい。
また、再生ファン19は、再生風路18において熱交換器23より下流に位置しているため、熱交換器23を通過し飽和状態となった空気が通過する。この飽和状態となった空気が再生ファン19のケーシング19bに接触することで冷やされ、結露水が生成される。
再生チャンバー21および再生ファン19のケーシング19bは箱形状であるため、内部の結露水を排水する構成が必要である。そこで、本実施の形態においては再生風路18内で生成された結露水を貯水タンク5へ向けて排水する排水孔24bを備えた集水路24を再生風路18の一部とし、集水路24へと再生ファン19内部の結露水を排水する第一排水ダクト25と、集水路24へと再生チャンバー21内部の結露水を排水する第二排水ダクト27と、を備えている。これによって、再生チャンバー21およびケーシング19bの内部の結露水を排水することができる。
しかしながら、第一排水ダクト25および第二排水ダクト27は、結露水を排水可能であると同時に再生風路18内の空気が通過可能である。これにより、熱交換器23へ向けて送風される空気の一部が、第一排水ダクト25および第二排水ダクト27を通過して、熱交換器23より下流に設けられた集水路24へと侵入し、熱交換器23を通過することなく再び再生ファン19に吸い込まれるという事象が発生してしまう。即ち、再生風路18における熱交換器23を回避した空気の流れが生じることとなる。再生風路18における熱交換器23を回避した空気の流れが生じた場合、熱交換器23を通過する空気量が減少し、再生風路18内での結露水の生成効率が低下し、除湿装置の除湿能力が低下するという問題が生じる。
この問題に対する水封機構7の詳細な動作について、再生ファン19内で生成された結露水の貯水タンク5への集水と、再生チャンバー21内で生成された結露水の貯水タンク5への集水とに分けて詳細に説明する。
再生ファン19内で生成された結露水は、ケーシング19bの最も下方に設けられた第三の開口19eに移動し、第一排水ダクト25内へと侵入する。第一排水ダクト25へと侵入した結露水は下端25bへ向けて落下し、下端25bより第一貯水部26内へと排水される。第一貯水部26内に排水された結露水は、第一貯水部26内で貯留される。第一排水ダクト25からの継続的な排水により、第一貯水部26内の水位は上昇し、第一切り欠き部26bに達した際には、第一切り欠き部26bより第一貯水部26外の底面24aへと流出する。
底面24aに流出した水は、底面24aの傾斜により排水孔24bへと案内され、排水孔24bを通過し、貯水タンク5の開口5aより貯水タンク5内へと貯水される。この時、第一貯水部26内の水位は第一切り欠き部26bに達しているため、第一切り欠き部26bより下方に位置する第一排水ダクト25の下端25bは第一貯水部26内の水面によって水封される。なお、水封とは、水面によって空気の往来が出来ないように風路を閉鎖することを指す。これにより、再生風路18は、第一排水ダクト25を介した熱交換器23を回避した空気の流れを防止しつつ、再生風路18内で生成された結露水を集水路24へと収集可能としている。
再生チャンバー21内で生成された結露水は、再生チャンバー21の最も下方に設けられた第六の開口21cに移動し、第二排水ダクト27内へと侵入する。第二排水ダクト27へと侵入した結露水は下端27bへ向けて落下し、下端27bより第二貯水部28内へと排水される。第二貯水部28内に排水された結露水は、第二貯水部28内で貯留される。第二排水ダクト27からの継続的な排水により、第二貯水部28内の水位は上昇し、第二切り欠き部28bに達した際には、第二切り欠き部28bより第二貯水部28外の底面24aへと流出する。底面24aに流出した水は、底面24aの傾斜により排水孔24bへと案内され、排水孔24bを通過し、貯水タンク5の開口5aより貯水タンク5内へと貯水される。
この時、第二貯水部28内の水位は第二切り欠き部28bに達しているため、第二切り欠き部28bより下方に位置する第二排水ダクト27の下端27bは第二貯水部28内の結露水によって水封される。これにより、再生風路18は、第二排水ダクト27を介した熱交換器23を回避した空気の流れを防止しつつ、再生風路18内で生成された結露水を集水路24へと収集可能としている。
以上の構成としたことにより、再生風路18内における熱交換器23を回避した空気の流れを防止することで、除湿能力が向上した除湿装置を提供することができる。
また、第一排水ダクト25の下端25bが底面24aに近いほど、下端25bを水封するために必要な第一貯水部26の水位が低くなり、必要な結露水の水量も少なくなる。即ち、除湿機能部6の動作開始から熱交換器23を回避した空気の流れを防止できるようになるまでの時間が短くなる。上記の理由により第一所定距離Xを極力短くすることが望ましい。同様の理由により、第二排水ダクト27の下端27bにおいても、第二所定距離Yを極力短くすることが望ましい。これによって、再生風路18内における熱交換器23を回避した空気の流れを更に防止することができ、更に除湿能力が向上した除湿装置を提供することができる。
また図6に示すように、再生ファン19のケーシング19bは、鉛直上方より、第一の開口19c、第二の開口19d、第三の開口19eの順で設けられていることが望ましい。
上記の構成としたことにより、空気を吸い込むための第二の開口19dを基準としたときに、空気を吹き出すための第一の開口19cと、結露水を排水するための第三の開口19eとが鉛直上下方向において異なる方向に位置することとなる。第一の開口19cと、第三の開口19eとを鉛直上下方向において同じ方向に位置した場合では、ファンケーシング内を流れる再生風路18の空気の流れによって、第三の開口19eへと空気が流入しやすくなる。第一の開口19cと、第三の開口19eとを鉛直上下方向において異なる方向に位置させることにより、第一貯水部26の水位が下端25bを水封する前においても、再生風路18内における熱交換器23を回避した空気の流れを抑制することができる。これによって、再生風路18内における熱交換器23を回避した空気の流れを更に防止することができ、更に除湿能力が向上した除湿装置を提供することができる。
同様の理由により、図7に示すように、再生チャンバー21は、鉛直上方より、第四の開口21a、第五の開口21b、第六の開口21cの順で設けられていることが望ましい。
上記の構成としたことにより、第四の開口21aと、第六の開口21cとを鉛直上下方向において異なる方向に位置させることにより、第二貯水部28の水位が下端27bを水封する前においても、再生風路18内における熱交換器23を回避した空気の流れを抑制することができる。これによって、再生風路18内における熱交換器23を回避した空気の流れを更に防止することができ、更に除湿能力が向上した除湿装置を提供することができる。
また、図10に示すように、本実施の形態において、第一切り欠き部26bは、第一貯水部26の上端26aにおいて排水孔24bとの直線距離が最も短い位置である第一所定位置に設けられているため、底面24aへ流出させた結露水を第一貯水部26より最短距離で排水孔24bへと移動させることができる。同様の理由により、第二切り欠き部28bは、底面24aへ流出させた結露水を第一貯水部26より最短距離で排水孔24bへと移動させることができる。これにより、水封機構7の集水動作が早くなる。
家庭や事務所などの空間の空気を除湿する除湿装置として活用が期待されるものである。
1 除湿装置
2 本体ケース
3 吸込口
4 吹出口
5 貯水タンク
5a 開口
5b 天面
6 除湿機能部
7 水封機構
8 ルーバー
9 除湿手段
10 再生ユニット
11 送風部
12 主送風路
12a 除湿風路
12b 冷却風路
13 除湿ローター
14 支持枠
14a 開口箇所
15 駆動手段
16 吸湿部
17 放湿部
18 再生風路
19 再生ファン
19a ファン部
19b ケーシング
19c 第一の開口
19d 第二の開口
19e 第三の開口
20 発熱部
21 再生チャンバー
21a 第四の開口
21b 第五の開口
21c 第六の開口
22 上方連通路
23 熱交換器
24 集水路
24a 底面
24b 排水孔
25 第一排水ダクト
25a 上端
25b 下端
26 第一貯水部
26a 上端
26b 第一切り欠き部
27 第二排水ダクト
27a 上端
27b 下端
28 第二貯水部
28a 上端
28b 第二切り欠き部

Claims (5)

  1. 吸込口と吹出口とを有する本体ケースと、
    前記吸込口と前記吹出口とを連通する主送風路と、
    再生風路と、
    前記主送風路から前記再生風路に湿度を移行するための除湿ローターと、
    前記再生風路内で結露して生成された結露水を貯水する貯水タンクと、を備え、
    前記再生風路は、
    前記再生風路内に空気を通過させる再生ファンと、
    前記主送風路を通過する空気と前記再生風路を通過する空気の間で熱交換を行う熱交換器と、
    前記再生風路の一部を共有し、前記再生風路内で結露して生成された結露水を収集して前記貯水タンクに導く集水路と、を備え、
    前記集水路は、
    前記結露水の貯留により前記再生風路における前記熱交換器を回避した空気の流れを防止する水封機構を備えた、除湿装置。
  2. 前記再生ファン内部から前記集水路へと前記結露水を導く第一排水ダクトを備え、
    前記水封機構は、
    前記集水路の底面に設けられ前記第一排水ダクトの下端が接続された第一貯水部を備え、
    前記第一貯水部内への前記結露水の貯留により前記第一排水ダクトの下端を閉鎖する請求項1記載の除湿装置。
  3. 前記再生風路は、前記除湿ローターを通過した空気が次に通過する略箱形状の空間である再生チャンバーを備え、
    前記再生チャンバー内部から前記集水路へと前記結露水を導く第二排水ダクトを備え、
    前記水封機構は、
    前記集水路の底面に設けられ前記第二排水ダクトの下端が接続された第二貯水部を備え、
    前記第二貯水部内への前記結露水の貯留により前記第二排水ダクトの下端を閉鎖する請求項1または2に記載の除湿装置。
  4. 前記再生ファンは、前記熱交換器へ向けて空気を吹き出すための第一の開口と、空気を吸い込むための第二の開口と、前記第一排水ダクトと接続され前記再生ファン内の前記結露水を排水するための第三の開口と、を備え、
    鉛直上方より、前記第一の開口、前記第二の開口、前記第三の開口の順で設けられている請求項1から3のいずれかに記載の除湿装置。
  5. 前記再生チャンバーは、前記熱交換器へ向けて空気を排出するための第四の開口と、空気を侵入させるための第五の開口と、前記再生チャンバー内で結露して生成された結露水を排水するための第六の開口と、を備え、
    鉛直上方より、前記第四の開口、前記第五の開口、前記第六の開口の順で設けられている請求項3または4に記載の除湿装置。
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