JP2023072308A - スナップフィット構造及びスナップフィット構造の組立方法 - Google Patents

スナップフィット構造及びスナップフィット構造の組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023072308A
JP2023072308A JP2021184766A JP2021184766A JP2023072308A JP 2023072308 A JP2023072308 A JP 2023072308A JP 2021184766 A JP2021184766 A JP 2021184766A JP 2021184766 A JP2021184766 A JP 2021184766A JP 2023072308 A JP2023072308 A JP 2023072308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snap
engaging portion
fit structure
film
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021184766A
Other languages
English (en)
Inventor
敏明 金子
Toshiaki Kaneko
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2021184766A priority Critical patent/JP2023072308A/ja
Priority to US17/976,686 priority patent/US20230150073A1/en
Publication of JP2023072308A publication Critical patent/JP2023072308A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • B23P19/02Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes for connecting objects by press fit or for detaching same
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2/00Friction-grip releasable fastenings
    • F16B2/20Clips, i.e. with gripping action effected solely by the inherent resistance to deformation of the material of the fastening
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P11/00Connecting or disconnecting metal parts or objects by metal-working techniques not otherwise provided for 
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B5/00Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them
    • F16B5/06Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips
    • F16B5/0607Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips joining sheets or plates to each other
    • F16B5/0621Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips joining sheets or plates to each other in parallel relationship
    • F16B5/0664Joining sheets or plates, e.g. panels, to one another or to strips or bars parallel to them by means of clamps or clips joining sheets or plates to each other in parallel relationship at least one of the sheets or plates having integrally formed or integrally connected snap-in-features

Abstract

【課題】係合部が弾性変形する側のスペースを有効に活用することができるスナップフィット構造を提供することを目的とする。【解決手段】スナップフィット構造は、第1の係合部及び第2の係合部を備える取付部品と、第1の係合部及び第2の係合部を係合するための被係合部が形成された被取付部品と、を備える。第2の係合部は、第1の係合部が弾性変形する方向を基準として同一線上に配置されていない。【選択図】図5

Description

本開示は、スナップフィット構造及びスナップフィット構造の組立方法に関する。
特許文献1には、取り付け穴内で対向するスナップフィット部(係合部)間の寸法を維持するための寸法維持部材を設ける技術が記載されている。
特開2004-332762号公報
しかし、特許文献1に係る技術では、係合部が弾性変形する側に寸法維持部材が配置されるため、係合部が弾性変形する側のスペースを有効に活用することができない。
そこで本開示は、係合部が弾性変形する側のスペースを有効に活用することができるスナップフィット構造を提供することを目的とする。
係る目的を達成するため、本開示のスナップフィット構造は、第1の係合部及び第2の係合部を備える取付部品と、前記第1の係合部及び前記第2の係合部を係合するための被係合部が形成された被取付部品と、を備え、前記第2の係合部は、前記第1の係合部が弾性変形する方向を基準として同一線上に配置されていない、ことを特徴とする。
本開示に係る技術によれば、スナップフィット部が弾性変形する側のスペースを有効に活用することができるスナップフィット構造を提供することができる。
一般的なスナップフィット構造の模式図。 一般的なスナップフィット構造を上方から見た模式図。 一般的なスナップフィット構造が外れる際の様子を示した模式図。 本実施形態に係るスナップフィット構造の模式図。 本実施形態に係るスナップフィット構造を上方から見た模式図。 本実施形態に係るスナップフィット構造を上方から見た模式図。 第1の被取付部品を上方から見た模式図。 第1の被取付部品を上方から見た模式図。 IX―IX線の模式的な断面図。 本実施形態に係るスナップフィット構造の組立方法を示した模式図。 本実施形態に係る第1の被取付部品を上方から見た模式図。 本実施形態に係る第1の被取付部品を上方から見た模式図。 本実施形態に係るスナップフィット構造を上方から見た模式図。 本実施形態に係るスナップフィット構造を上方から見た模式図 本実施形態に係るスナップフィット構造の組立方法を示した模式図。 本開示のスナップフィット構造が用いられた部品を模式的に示した図。 サブタンクが備える開口部付近を模式的に示した拡大図。
以下、本開示のスナップフィット構造の理解を助けるために、一般的なスナップフィット構造について説明する。
図1は、一般的なスナップフィット構造の模式図である。一般的なスナップフィット構造は、取付部材10と、取付部材10が取り付けられる被取付部材20と、を備える。取付部材10は、弾性を有する係合部11を備える。被取付部材20は、穴部21を備える。取付部材10が被取付部材20に取り付けられる際、係合部11は、弾性変形して縮径しつつ、穴部21に押し込まれる。そして、係合部11が穴部21を通過すると、係合部11は弾性復元力によって、元の形状に戻る。これにより、係合部11を穴部21に係合させることができる。つまり、スナップフィット構造によれば、係合部11を穴部21に押し込むだけで容易に取付部材10を被取付部材20に取り付けることができる。
図2は、一般的なスナップフィット構造を上方から見た模式図である。ここで、上方とは、図1に示した+Z方向を意味する。図2の二点鎖線が示す様に、2つの係合部11は、穴部21の内側において、弾性変形する方向側の面同士が、同一線上に並ぶように配置されている。つまり、穴部21の内側において、2つの係合部11は、弾性変形する方向を基準として同一線上で背中合わせとなる。以下、係合部11が弾性変形する方向側の面を、適宜、「背面」と呼ぶ。また、2つの係合部11の背面同士が対向する様に並ぶことを、適宜、「背中合わせ」と呼ぶ。
図3は、一般的なスナップフィット構造が外れる際の様子を示した模式図である。図3(a)に示す様に、取付部材10が被取付部材20に取り付けられた後、係合部11を弾性変形させる方向(矢印P1の方向)に力が掛かったとする。そうすると、係合部11は、弾性変形して縮径する。図3(b)に示す様に、係合部11が縮径すると、係合部11は、被取付部材20に係合することができなくなる。そして、重力方向(矢印P2の方向)に力が掛かり、取付部材10は、被取付部材20から外れることとなる。以上が、一般的なスナップフィット構造の説明である。
<実施形態1>
図4は、本実施形態に係るスナップフィット構造の模式図である。図4に示す様に、本実施形態に係るスナップフィット構造は、第1の取付部品40と、第1の被取付部品50と、を備える。第1の取付部品40は、第1の被取付部品50に係合する係合部としてのスナップフィット部41を備える。他方、第1の被取付部品50は、スナップフィット部41が係合する被係合部としての開口部51を備える。本実施形態では、スナップフィット部41が、第1の被取付部品50に形成された開口部51に係合する。これにより、第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付けることができる。
図5は、本実施形態に係るスナップフィット構造を上方から見た模式図である。図5に示す様に、スナップフィット部41は、弾性変形可能な第1の係合部41a及び弾性変形可能な第2の係合部41bを備える。第1の係合部41a及び第2の係合部41bは、弾性変形する方向を基準として同一線上に、互いに並ばないように配置されている。つまり、第1の係合部41a及び第2の係合部41bは、互いに背中合わせにならないように配置されている。
係る構成によれば、第1の係合部41aの背面側のスペース又は第2の係合部41bの背面側のスペースは、第1の係合部41a及び第2の係合部41bが背中合わせに配置されている場合に比べると広くなる。つまり、係る構成によれば、第1の係合部41aの背面側のスペース又は第2の係合部41bの背面側のスペースのうち少なくとも一方を有効に活用することができる。例えば、第2の係合部41bは、第1の係合部41aの背面側に配置されていない。このため、第1の係合部41aの背面側に他の部品(不図示)を配置することができる。よって、本実施形態に係るスナップフィット構造によれば、スナップフィット部41が弾性変形する側のスペースを有効に活用することができる。
<実施形態2>
図6は、本実施形態に係るスナップフィット構造を上方から見た模式図である。本実施形態では、より外れにくいスナップフィット構造を提供することを目的とする。本実施形態に係るスナップフィット構造は、開口部51の配置と、フィルム60を備える点が実施形態1に係るスナップフィット構造と異なる。以下の説明において、実施形態1と同様の又は対応する構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
<全体構成>
図6に示す様に、本実施形態に係る開口部51は、第1の係合部41aを係合させるための第1の開口部51aと、第2の係合部41bを係合させるための第2の開口部51bと、を備える。つまり、第1の係合部41aは、第1の開口部51aに係合する。一方、第2の係合部41bは、第2の開口部51bに係合する。本実施形態に係る第1の被取付部品50は、フィルム60を接着(例えば、熱溶着)する土台としての第1の柱部52を備える。第1の柱部52は、スナップフィット部41の挿入方向(後述する)方向に向かって突出している。また、本実施形態に係る第1の被取付部品50は、スナップフィット部41の弾性変形を抑制する抑制部としてのフィルム60を備える。
≪第1の被取付部品50≫
図7は、第1の被取付部品50を上方から見た模式図である。説明の便宜上、図7では、フィルム60は図示されていない。第1の被取付部品50の素材は、第1の取付部品40を取り付けることが可能な限りにおいて制限されない。例えば、第1の被取付部品50の素材として、樹脂又は金属又はセラミック又はこれらの組み合わせを用いることができる。本実施形態では、第1の被取付部品50及び第1の柱部52の素材には、ポリプロピレンを用いている。第1の柱部52と、フィルム60と、の接着が、強固になる様にするためである。尚、フィルム60の接着については後述する。
≪開口部51≫
第1の開口部51aと第2の開口部51bとは、スナップフィット部41が弾性変形する方向を基準として、同一線上に配置されない位置に形成されている。例えば、第2の開口部51bは、第1の係合部41aが弾性変形する方向を基準として同一線上に配置されていない。
≪第1の柱部52≫
本実施形態に係る第1の被取付部品50は、上面(+Z方向側の面)に第1の柱部52を備える。第1の柱部52は、第1の被取付部品50からスナップフィット部41の挿入方向に約0.5mm~約1.0mm延在する。つまり、第1の柱部52の高さは、約0.5mm~約1.0mmである。第1の柱部52は、スナップフィット部41の弾性変形を阻害しない位置に配置される。例えば、第1の柱部52は、第1の開口部51aを挟む位置に、第1の係合部41aが弾性変形する方向に沿って、2本形成される。
尚、第1の柱部52が無くとも、フィルム60を第1の被取付部品50に直接、熱溶着することはできる。しかし、第1の柱部52を介してフィルム60を接着した方が良い。例えば、フィルム60が第1の柱部52を介さず、第1の被取付部品50に直接、溶着されているとする。そしてこの場合に、第1の被取付部品50が反ってしまったとする。この場合、第1の被取付部品50の歪みを逃がすことができず、フィルム60が、第1の被取付部品50から剥がれる虞が生じるためである。
更に、第1の被取付部品50の上面の成型精度が粗い場合、第1の被取付部品50の上面には、第1の被取付部品50の上面の成型精度が良い場合に比べると、凹凸が多く存在することとなる。そうすると、フィルム60が第1の被取付部品50に熱溶着される際、凹部に溜まった空気が、熱膨張する虞がある。凹部に溜まった空気が熱膨張した場合、フィルム60は、第1の被取付部品50から剥がれることとなる。
これに対し、第1の柱部52と、フィルム60と、を熱溶着する場合、少なくとも第1の柱部52の上面が滑らかであれば、上述の熱膨張を抑制することができる。つまり、あえて第1の柱部52を設けることで、高い成型精度が求められる領域を狭くすることができる。このため、第1の柱部52を設ける方が、第1の被取付部品50の成型が容易になる。
≪フィルム60≫
図8は、第1の被取付部品50を上方から見た模式図である。尚、図8では、フィルム60を図示している。フィルム60の素材は、可撓性を用いてスナップフィット部41の弾性変形を抑制することができる部材であれば制限されない。例えば、フィルム60の素材として、樹脂フィルムを用いることができる。具体的には、フィルム60を上下2層のフィルム層とし、上層をPETフィルム層とし、下層をCPP層とするとよい。
本実施形態において、フィルム60は、スナップフィット部41を上方から押さえる機能を有する。本実施形態では、第1の取付部品40が第1の被取付部品50に取り付けられると、スナップフィット部41の先端部92(後述する)が、フィルム60に接触することとなる。これにより、スナップフィット部41の弾性変形が抑制されて、スナップフィット部41は縮径しにくくなる。つまり、フィルム60がスナップフィット部41を上方から押さえることで、第1の取付部品40は、第1の被取付部品50から外れにくくなる。従って、フィルム60を用いてスナップフィット部41を押さえる際の強度を考慮すると、フィルム60は、強度を有する樹脂フィルム(例えば、PETフィルム層)を備えることが好ましい。
また、フィルム60は、PETフィルムの下層にCPP層を備えるとよい。上述の通り、第1の柱部52の素材は、ポリプロピレンである。このため、フィルム60が備えるCPP層は、熱溶着時の相溶層となる。これにより、フィルム60と、第1の柱部52とをより強固に接着することができる。更に、フィルム60の素材として樹脂フィルムを用いると、フィルム60の切断加工(後述する)が容易になる。
尚、スナップフィット部41の背面側に配置する弾性変形抑制部材として、フィルム60の代わりに剛体部品(例えば、ブロック等)を用いた場合も、外れ抑制の効果を得ることはできる。しかし、スナップフィット部41の背面側に他の部品を配置する必要がある場合もある。フィルム60を用いてスナップフィット部41を上方から押さえる構成とすれば、スナップフィット部41の背面側に弾性変形抑制部材としての剛体部品を設置する必要がなくなる。このため、スナップフィット部41の背面側に他の部品を配置することができるようになる。
また、スナップフィット部41の先端部92がどのような形状であっても、可撓性を有するフィルム60を用いることで包み込むようにスナップフィット部41を押さえることができる。また、スナップフィット部41のどこにフィルム60が接触した場合であっても、可撓性を有するフィルム60を用いることで包み込むようにスナップフィット部41を押さえることができる。
≪スナップフィット部41≫
図9は、図5のIX―IX線の模式的な断面図である。図9に示す様に、第1の係合部41aは、弾性変形して縮径する方向側の面である背面部91と、背面部91から延在し、スナップフィット部41の挿入方向を基準として最も先端側に位置する先端部92と、を備える。そして、第1の係合部41aは、先端部92から第1の被取付部品50に係合する方向、且つ、下方(つまり、図中、-X方向、且つ、-Z方向)へ延在する斜面部93を備える。更に、第1の係合部41aは、斜面部93の下端から弾性変形して縮径する方向に延在する係合面94を備える。第1の係合部41aが第1の開口部51aに係合した際、係合面94が第1の開口部51aの端部に接触して乗り上げた状態となる。これにより、第1の開口部51aの係合が安定する。
本実施形態では、スナップフィット部41は、開口部51への挿入を容易にするため、先端部92から下方にかけて徐々に太くなる形状である。背面部91から斜面部93の下端までの幅を幅Wと表記する。スナップフィット部41の下端の幅(図中、X方向の長さ)は、幅Wより細い。このため、スナップフィット部41の弾性変形が容易になる。
また、第1の係合部41aは、背面部91を備えている。上述した様に、2つのスナップフィット部41の背面部91同士は、対向して同一線上に並ばないように、配置されている。尚、第1の取付部品40の素材は、被取付部品50に取り付けることができる限りにおいて限定されない。例えば、スナップフィット部41の弾性変形を容易にするため、第1の取付部品40の素材は、樹脂又は金属又はこれらの組み合わせを用いるとよい。本実施形態では、安価に成形するためポリプロピレンを用いている。
≪スナップフィット構造の組立方法≫
図10は、本実施形態に係るスナップフィット構造の組立方法を示した模式図である。本実施形態に係るスナップフィット構造の組立方法には、以下のステップが含まれる。
まず、ユーザーは第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付ける際、斜面部93を開口部51の下端に接触させながら、第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付ける方向(挿入する方向)へ押し込む。そうすると、挿入が進むにつれて、スナップフィット部41は、開口部51の下端に擦れながら弾性変形して縮径することとなる(図10(a))。
次に、ユーザーは、斜面部93の下端部を開口部51の内周面に接触させながら、更に第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付ける方向へ押し込む。そうすると、先端部92がフィルム60に接触する。ユーザーは、先端部92をフィルム60に接触させながら、更に第1の取付部品40を押し込む。そうすると、フィルム60は、スナップフィット部41が縮径する方向と交差する方向に可撓する。つまり、フィルム60は、ユーザーが第1の取付部品40を押し込んだ(挿入した)力に応じて伸びる(変形する)(図10(b))。この際、伸びたフィルム60には、元の形状に戻ろうとする力が発生する。このため、ユーザーは、フィルム60からの反発力を感じて、第1の取付部品40を押し込みにくく感じるかもしれない。しかし、上述した様に、フィルム60の素材は一定の強度を有する樹脂フィルムである。このため、ユーザーはフィルム60が破損しない程度の力で更に第1の取付部品40を押し込むことができる。
次に、ユーザーは、係合面94が開口部51を通過するまで、更に第1の取付部品40を挿入方向に押し込む。係合面94が開口部51を通過すると、弾性変形したスナップフィット部41は、弾性復元力によって元の形状に戻る(図10(c))。この際、第1の柱部52が存在することで、斜面部93を、第1の被取付部品50の上面と、フィルム60と、の隙間に挿入することが容易になる。仮に第1の柱部52が存在しない場合、ユーザーは、より強い力で第1の取付部品40を押し込まなければ、第1の被取付部品50の上面と、フィルム60と、の間に隙間を作れないからである。
また、第1の柱部52の高さを、係合面94から先端部92までの高さよりも低く形成することで、確実にフィルム60を用いてスナップフィット部41を押さえることができるようになる。この際、フィルム60は、スナップフィット部41の挿入方向を基準として、斜面部93と、先端部92及び背面部91の先端側と、に接触する。即ち、第1の取付部品40は、第1の被取付部品50に取り付けられると、スナップフィット部41の挿入方向を基準として、少なくとも背面部91における先端側の一部が、フィルム60によって押さえられる。これにより、スナップフィット部41における背面側への弾性変形が抑制される。
≪まとめ≫
本実施形態に係るスナップフィット構造によれば、スナップフィット部41が弾性変形する方向を基準として同一線上に他のスナップフィット部41が存在しない。これにより、スナップフィット部41の背面側に他の部品を配置することが必要な場合であっても、省スペースで第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付けることができる。更に、本実施形態に係るスナップフィット構造によれば、スナップフィット部41の背面側の一部がフィルム60によって押さえられる。これにより、スナップフィット部41が、弾性変形することによって(縮径することによって)、第1の取付部品40が、第1の被取付部品50から外れてしまうことを抑制することができる。
<実施形態3>
本実施形態では、フィルム60が剥がれにくいスナップフィット構造を提供することを目的とする。実施形態2に係るスナップフィット構造と本実施形態に係るスナップフィット構造との違いは、柱部の形状である。以下の説明において、実施形態2と同様の又は対応する構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図11は、本実施形態に係る第1の被取付部品50を上方から見た模式図である。尚、説明の便宜上、フィルム60は図示されていない。図11に示す様に、本実施形態に係る第2の柱部110は、第1の柱部52よりも小型の円柱形状である。尚、第2の柱部110の形状は、円柱形状に限定されない。実施形態2で述べた様に、フィルム60を接着する際には、接着面の凹凸が少なくなるようにするため、接着面がより平らになるように、高い成型精度が求められる。第2の柱部110の様に、接着面の面積が小さければ、高い成型精度が求められる面積を少なくすることができる。
これにより、フィルム60との接着が弱くなり得る面積を減らすことができる。更に、第2の柱部110は、第1の柱部52よりも小型なので、他の部品を配置するためのスペースを、より空けることができる。従って、本実施形態に係る第2の柱部110によれば、省スペースで、よりフィルム60が剥がれにくいスナップフィット構造を提供することができる。
<実施形態4>
本実施形態では、より形成容易なスナップフィット構造を提供することを目的とする。実施形態3に係るスナップフィット構造と本実施形態に係るスナップフィット構造との違いは、既に存在する部材を柱部の代わりにして、フィルム60を接着する点である。以下の説明において、実施形態3と同様の又は対応する構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図12は、本実施形態に係る第1の被取付部品50を上方(つまり、+Z方向)から見た模式図である。尚、説明の便宜上、フィルム60は図示されていない。図12に示す様に、本実施形態に係る第1の被取付部品50は、流路120を備える。本実施形態に係る流路120は、外周が周囲よりも約0.5mm~1.0mm高い壁で囲まれている。つまり、流路120周囲の壁の高さは、第2の柱部110の高さと同程度である。
また、図12おける流路120は、図面奥から手前に向かって貫通している。従って、流路120は、この段階では完成していない。流路120周囲の壁の上面にフィルム60を接着することで、当該壁の上方が塞がれる。これにより、流路120が完成する。
尚、本実施形態において、第2の柱部110は、存在してもよいし、存在しなくてもよい。本実施形態に係る第1の被取付部品50が第2の柱部110を備える場合、第2の柱部110の高さは、流路120周囲の壁の高さと揃っている方がよい。第2の柱部110の高さと、流路120周囲の壁の高さと、が揃っていない場合、フィルム60を平らに貼ることができない。このため、フィルム60が剥がれる虞が、生じるためである。
図13は、本実施形態に係るスナップフィット構造を上方(つまり、+Z方向)から見た模式図である。尚、図13では、フィルム60を図示している。つまり、図13では、上述の流路120が完成している。流路120の周囲の壁の上面にフィルム60が貼られることで、当該壁の内面及びフィルム60の裏面(図中、奥行き側の面)を用いた流路120が形成される。尚、流路120周囲の壁が無くとも、フィルム60を第1の被取付部品50に接着することはできる。しかし、流路120の周囲に壁が存在することで、流路120の周囲に壁が存在しない場合に比べると、壁の高さの分だけより多くの液体を流すことができる。
図13に示す様に、本実施形態に係るスナップフィット構造は、流路120周囲の壁の上面にフィルム60が接着されている。これにより、仮に第2の柱部110が存在しない場合であっても、流路120周囲の壁を柱の代わりにして、フィルム60を接着することができる。従って、第2の柱部110を形成しなくとも、既に存在する流路120周囲の壁を柱の代わりにして、フィルム60を第1の被取付部品50に接着することができる。よって、第2の柱部110を形成する手間が省けるため、スナップフィット構造の形成が容易になる。完成した流路120は、図中の奥方向に存在する他の流路(不図示)に接続されている。
これにより、例えば、流路120を経由して他の流路(不図示)に液体を流すことができる。従って、係る構成によれば、より形成容易なスナップフィット構造を提供することができる。
<実施形態5>
本実施形態では、より挿入容易なスナップフィット構造を提供することを目的とする。本実施形態では、フィルム60を用いてスナップフィット部41を押さえる面積が、実施形態4よりも少ない。以下の説明において、実施形態4と同様の又は対応する構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略し、異なる点を中心に説明する。
図14は、本実施形態に係るスナップフィット構造を上方から見た模式図である。図14(a)は、第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付ける前の様子を示した模式図である。図14(a)に示す様に、本実施形態に係る第2のフィルム140は、実施形態4よりも面積が少ない。実施形態4に係るフィルム60は、開口部51の上方全体を覆っていた(図13参照)。これに対し、本実施形態に係る第2のフィルム140は、開口部51の上方を覆う面積が、実施形態4に比べると半分程度である。具体的には、第2のフィルム140が備える2つの角部が、第2の柱部110に接着している。また、第2のフィルム140における残りの角部が、流路120周囲の壁の上面に沿って接着している。
図14(b)は、第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付けた後の様子を示した模式図である。実施形態4に係るフィルム60は、スナップフィット部41の上方全体を押さえていた(図13参照)。これに対し、本実施形態に係る第2のフィルム140は、スナップフィット部41を押さえる面積(幅)が、実施形態1に比べると半分程度である。つまり、実施形態2では、幅W(図9参照)の全てがフィルム60によって押さえられていた。本実施形態に係るスナップフィット部41は、第2のフィルム140によって押さえられる面積(幅)が1/2W(図14(a)参照)となる。
また、図14に示す様に、第2のフィルム140の余剰部は、切断されている。第2のフィルム140を切断する手法は、第2のフィルム140を切断できる限りにおいて限定されない。例えば、金属の刃(ハサミ又はカッター等)を用いて、第2のフィルム140を切断することができる。本実施形態では、レーザーを用いて第2のフィルム140を切断した。第2のフィルム140を切断する領域としては、フィルム60が接着されている、第2の柱部110又は流路120の周囲を、その形状に沿って切断することが好ましい。
また、第2のフィルム140において、開口部51の上方を覆う領域に関しては、スナップフィット部41の幅Wの半分の幅(1/2W)が見える程度に切断することが好ましい。スナップフィット部41を押さえる面積が約半分になることで、挿入時における第2のフィルム140の反発力が軽減されるためである。
≪本実施形態に係るスナップフィット構造の組立方法を示した模式図≫
図15は、本実施形態に係るスナップフィット構造の組立方法を示した模式図である。
まず、ユーザーは第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付ける際、斜面部93を開口部51の下端に接触させながら、第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付ける方向へ押し込む。そうすると、スナップフィット部41は、弾性変形して縮径する(図15(a))。
次に、ユーザーは、斜面部93の下端部を開口部51の内周面に接触させながら、更に第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付ける方向へ押し込む。そうすると、先端部92がフィルム60に接触する。ユーザーは、先端部92を第2のフィルム140に接触させながら、更に第1の取付部品40を押し込む。そうすると、第2のフィルム140は、ユーザーが第1の取付部品40を押し込んだ力に応じて伸びる(図15(b))。この際、伸びたフィルム60には、元の形状に戻ろうとする力が発生する。このため、ユーザーは、フィルム60からの反発力を感じるかもしれない。しかし、本実施形態では、第2のフィルム140がスナップフィット部41を押さえる面積は実施形態1(幅W)に比べると約半分(幅1/2W)である。従って、第2のフィルム140からの反発力は、実施形態1に比べると弱い。このため、ユーザーは容易に第1の取付部品40を押し込むことができる。
次に、ユーザーは、係合面94が開口部51を通過するまで、更に第1の取付部品40を第1の被取付部品50に押し込む。係合面94が開口部51を通過すると、弾性変形したスナップフィット部41は、弾性復元力によって、元の形状に戻る(図15(c))。本実施形態では、スナップフィット部41は元の形状に戻る際、切断された第2のフィルム140と、開口部51の端部と、の隙間を通り、元の形状に戻る。これにより、スナップフィット部41を開口部51に係合させることができる。
この際、第2のフィルム140は、スナップフィット部41の挿入方向を基準として、先端部92及び背面部91の先端側のみと接触する。つまり、第2のフィルム140は、斜面部93側とは接しない。
本実施形態では、第2のフィルム140を切断しているので、スナップフィット部41の上方全体を押さえていない。しかし、第2のフィルム140は、先端部92の一部から背面部91の先端側(つまり、弾性変形する側)にかけて、スナップフィット部41を押さえている。このため、スナップフィット部41が弾性変形して縮径することを抑制することができる。これにより、より挿入容易で、且つ、外れにくいスナップフィット構造を提供することができる。
<適用例>
図16は、本開示のスナップフィット構造が用いられた部品を模式的に示した図である。例えば、実施形態4に係るスナップフィット構造は、記録装置(例えば、プリンター)
が備える記録ヘッド160に用いることができる。図16に示す様に、記録ヘッド160が備えるメインタンク162は、メインタンク162より小型のサブタンク161を複数搭載している。尚、説明の便宜上、フィルム60は図示されていない。サブタンク161のそれぞれには、メインタンク162に供給するためのインクが貯蔵されている。例えば、サブタンク161内部のインクは、流路120を介して、メインタンク162に供給される。図示した例では、スナップフィット部41(不図示)が、図中の奥から手前方向に向かって開口部51に挿入される。これにより、第1の取付部品40を第1の被取付部品50としてのサブタンク161に取り付けることができる。
図17は、サブタンク161が備える開口部51付近を模式的に示した拡大図である。図17に示す様に、サブタンク161には、第1の取付部品40が取り付けられた際、2つのスナップフィット部41が背中合わせにならないように2つの開口部51が形成されている。サブタンク161はメインタンク162より小型であり、ブロック状の弾性変形抑制部材を配置するスペースを確保することが難しいためである。具体的には、第2の開口部51bの背面側に流路120が形成されており、弾性変形抑制部材を配置するスペースが無いためである。
また、図示した記録ヘッド160は、プリンター(不図示)に装着される。そして、プリンターが記録動作をする際、記録ヘッド160は左右に走査する。このため、記録ヘッド160が走査した際、サブタンク161には、走査の振動が伝わる虞がある。従って、フィルム60を備えないサブタンク161では、この振動で、スナップフィット部41が弾性変形して外れてしまうことがある。しかし、図示したサブタンク161では、フィルム60を用いてスナップフィット部41を包み込むように押さえることができるため、スナップフィット部41の弾性変形が抑制される。
以上より、係る構成によれば、第1の取付部品40が、第1の被取付部品50から外れてしまうことが抑制される。
<その他の実施形態>
実施形態1では、第1の係合部41a及び第2の係合部41bが背中合わせにならないように配置された。他の例として、第1の係合部41aを開口部51の端部中央付近に係合させ、第2の係合部41bを開口部51の角部に係合させ、更に第3の係合部(不図示)を第2の係合部41bが係合していない、開口部51の角部に係合させてもよい。係る構成によれば、第1の被取付部品50に振動が生じた場合であっても、第1の取付部品40が外れる虞を低減させつつ、各係合部の背面側のスペースを有効に活用することができる。更に、開口部51の少なくとも2か所の角部に、第2の係合部41b及び第3の係合部が係合するため、第1の取付部品40が、振動等によって回転して(例えば、図5の例では、左回りに回転して)第1の被取付部品50から外れることを抑制することができる。
実施形態2では、第1の係合部41a及び第2の係合部41bが背中合わせにならないように配置された。しかし、フィルム60を用いてスナップフィット部41を押さえる場合は、第1の係合部41aと、第2の係合部41bと、が背中合わせに配置されてもよい。
実施形態2では、1枚のフィルム60を用いて、第1の係合部41aと、第2の係合部41bと、を押さえる例を示した。他の例として、フィルム60を2枚用いて、1枚目のフィルム60を用いて第1の係合部41aを押さえ、2枚目のフィルム60を用いて第2の係合部41bを押さえる例が挙げられる。
実施形態2では、既にフィルム60が貼られた後の第1の被取付部品50に、第1の取付部品40が取り付けられた。他の取付方法として、スナップフィット部41を開口部51に係合させた後にフィルム60を貼る例が挙げられる。しかし、第1の柱部52の高さは、係合面94から先端部92までの長さよりも低い。従って、この場合、先端部92が、第1の柱部52の上面よりも高い位置に位置することとなる。従って、スナップフィット部41を開口部51に係合させた後に、ユーザーがフィルム60を貼る場合、先端部92に衝撃が加わらないように、フィルム60を貼る必要がある。つまり、スナップフィット部41を開口部51に係合させた後に、フィルム60を貼る場合は、先端部92に干渉しないようにフィルム60を貼る必要がある。
実施形態2では、開口部51の数が2個の例を示した(図6参照)。しかし、開口部51の数は、少なくとも1つ以上で、スナップフィット部41の個数と同数以上であればよい。
実施形態2では、スナップフィット部41が、第1の係合部41a及び第2の係合部41bを備える例を示した(図5参照)。しかし、弾性を有する係合部は、少なくとも1つ以上あればよい。例えば、第1の係合部41aは弾性を有するが、第2の係合部42bは、弾性を有しない構成としてもよい。この場合、第2の係合部42bを係合させた後に、第1の係合部41aを係合させることで第1の取付部品40を第1の被取付部品50に取り付けることができる。
実施形態5では、余剰部が切り取られたフィルム60が第2の柱部110に接着している例を示した。他の例として、フィルム60の代わりに、弾性変形抑制部材としてのゴム板を、第2の柱部110を介さずに、第1の被取付部品50に接着する例が挙げられる。尚、この場合、ゴム板と、第1の被取付部品50と、が同一の素材(例えば、シリコーンゴム)からなる一つの部材として成型されてもよい。勿論、ゴム板を第1の被取付部品50に接着することができるのであれば、第1の被取付部品50の素材は、ゴム以外の素材でもよい。第1の被取付部品50の素材にポリプロピレンを使用し、ゴム板の素材にシリコーンゴムを使用する例が挙げられる。係る構成によれば、スナップフィット部41を挿入する際におけるゴム板の反発力を低減させつつ、ゴム板の弾力を用いて、先端部92の一部から背面部91の先端側(つまり、弾性変形する側)を押さえることができる。
40 第1の取付部品
41 スナップフィット部
50 第1の被取付部品
51 開口部

Claims (12)

  1. 第1の係合部及び第2の係合部を備える取付部品と、前記第1の係合部及び前記第2の係合部を係合するための被係合部が形成された被取付部品と、を備えるスナップフィット構造であって、
    前記第2の係合部は、前記第1の係合部が弾性変形する方向を基準として同一線上に配置されていない、
    ことを特徴とするスナップフィット構造。
  2. 前記被係合部は、第1の開口部と、第2の開口部と、を更に備え
    前記第1の係合部は、前記第1の開口部に係合し、
    前記第2の係合部は、前記第2の開口部に係合する、請求項1に記載のスナップフィット構造。
  3. 前記第2の開口部は、前記第1の係合部が弾性変形する方向を基準として同一線上に配置されていない、請求項2に記載のスナップフィット構造。
  4. 弾性変形可能な第1の係合部と、第2の係合部と、を備える取付部品と、
    前記第1の係合部及び前記第2の係合部を挿入して係合させるための、被係合部を備える被取付部品と、を備えるスナップフィット構造であって、
    前記被取付部品は、前記第1の係合部及び前記第2の係合部を挿入する方向を基準として、前記第1の係合部が弾性変形する方向側の先端部に接触することで前記第1の係合部の弾性変形を抑制する抑制部を備える、スナップフィット構造。
  5. 前記第2の係合部は、前記第1の係合部が弾性変形する方向を基準として同一線上に配置されていない、請求項4に記載のスナップフィット構造。
  6. 前記抑制部は、可撓性を有する、請求項4又は5に記載のスナップフィット構造。
  7. 前記抑制部は、前記第1の係合部が弾性変形する方向と交差する方向に変形する請求項4乃至6の何れか1項に記載のスナップフィット構造。
  8. 前記抑制部は、フィルム層を備える、請求項4乃至7の何れか1項に記載のスナップフィット構造。
  9. 前記抑制部は、前記被係合部に形成された第1の開口部及び第2の開口部を覆うように配置されている請求項4乃至8の何れか1項に記載のスナップフィット構造。
  10. 前記被係合部は、前記第1の係合部及び前記第2の係合部が挿入される方向に突出する柱部を備え、
    前記抑制部の一部は、前記柱部と接触している請求項4乃至9の何れか1項に記載のスナップフィット構造。
  11. 前記第1の係合部及び前記第2の係合部が挿入される方向を基準として、前記柱部の高さは、前記第1の係合部が備える斜面部の下端から前記第1の係合部が備える先端部までの長さよりも短い、請求項10に記載のスナップフィット構造。
  12. 取付部品が備える係合部を弾性変形させながら、前記取付部品が取り付けられる被取付部品に形成された開口部に押し込むステップと、
    前記係合部を押し込む方向を基準として、前記係合部の先端部を、前記被取付部品に備えられ、前記取付部品を押し込んだ力に応じて変形する、可撓性を有する部材に接触させながら、前記取付部品を押し込むステップと、
    前記係合部が備える係合面が前記開口部を通過するまで、前記取付部品を押し込むステップと、
    を含むことを特徴とするスナップフィット構造の組立方法。
JP2021184766A 2021-11-12 2021-11-12 スナップフィット構造及びスナップフィット構造の組立方法 Pending JP2023072308A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021184766A JP2023072308A (ja) 2021-11-12 2021-11-12 スナップフィット構造及びスナップフィット構造の組立方法
US17/976,686 US20230150073A1 (en) 2021-11-12 2022-10-28 Snap-fit structure and method of assembling snap-fit structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021184766A JP2023072308A (ja) 2021-11-12 2021-11-12 スナップフィット構造及びスナップフィット構造の組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023072308A true JP2023072308A (ja) 2023-05-24

Family

ID=86324955

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021184766A Pending JP2023072308A (ja) 2021-11-12 2021-11-12 スナップフィット構造及びスナップフィット構造の組立方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20230150073A1 (ja)
JP (1) JP2023072308A (ja)

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6256809U (ja) * 1985-09-30 1987-04-08
US5851097A (en) * 1997-06-03 1998-12-22 Illinois Tool Works Inc. Article with tethered prong fastener
CA2501410A1 (en) * 2002-10-10 2004-04-22 Bridgestone Corporation Attachment structure of ea component
CN102829043B (zh) * 2011-06-14 2015-04-15 南陵县生产力促进中心有限公司 卡合结构
WO2014099444A1 (en) * 2012-12-19 2014-06-26 Illinois Tool Works Inc. Push through retainer connection with integrated hinging seal
JP5639691B1 (ja) * 2013-07-08 2014-12-10 株式会社ホンダアクセス 板状部材に対する部品の取付構造
JP2015044390A (ja) * 2013-08-29 2015-03-12 キヤノン株式会社 液体収容容器の製造方法
JP6207930B2 (ja) * 2013-08-29 2017-10-04 大和化成工業株式会社 防水クリップ
US10124745B2 (en) * 2017-01-06 2018-11-13 GM Global Technology Operations LLC Joining arrangement and method with molded stake and aperture
FR3071485B1 (fr) * 2017-09-28 2019-10-25 Sagemcom Broadband Sas Boitier comportant une premiere portion de boitier, une deuxieme portion de boitier et une troisieme portion de boitier
JP6799561B2 (ja) * 2018-04-16 2020-12-16 森六テクノロジー株式会社 車両用内装材
JP6820292B2 (ja) * 2018-06-19 2021-01-27 矢崎総業株式会社 導通部材

Also Published As

Publication number Publication date
US20230150073A1 (en) 2023-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05201000A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP5699203B2 (ja) ディスプレイ構成及びその取り付け
JP2023072308A (ja) スナップフィット構造及びスナップフィット構造の組立方法
WO2015155959A1 (ja) 液体供給ユニット用の保護部材
JP2007320067A (ja) 液体吐出ヘッド
JP2002273880A (ja) インクジェット式記録ヘッド
CN107533818A (zh) 显示装置
WO2018159050A1 (ja) プッシュスイッチ
JP2002260694A (ja) 燃料電池用構成部品の製造方法
JP3592188B2 (ja) 液体噴射ヘッドおよびその製造方法
CN110345198B (zh) 防振装置
JP2001260383A (ja) インクカートリッジホルダ、及びそれを備えるインクジェットプリンタ
JP4806380B2 (ja) 車両用部品の結合構造
JP2018043542A (ja) 冷却空気取入構造
JP2007098589A (ja) 樹脂接合材の製造方法
JP3656647B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JP3870661B2 (ja) 液剤カートリッジ
JPH04144751A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2008262969A (ja) 電子装置
WO2018159049A1 (ja) プッシュスイッチ
US7828416B2 (en) Inkjet printer and manufacturing method for same
JP2008027613A (ja) 板ばね付き粘着シート及びスイッチ装置
JP4853736B2 (ja) エンジンカバー
JP2009166260A (ja) 振動溶着装置、および振動溶着方法
JP2008123906A (ja) キートップ板の製造方法及び接着シート付キートップ取付シート