JP3592188B2 - 液体噴射ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オリフィスプレートに設けられている吐出口からインクを噴射して記録を行う液体噴射ヘッドおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体噴射記録装置は、例えば液体噴射ヘッドにインク(液体)を供給し、液体噴射ヘッドに設けられたピエゾ素子や電気熱変換体等のエネルギー発生手段を画像データに基づいて駆動することによって、インクを噴射して記録用紙等の記録媒体に付着させて形成したインクドットパターンにより記録を行うものである。このように液体噴射ヘッドの吐出口からインクを噴射することにより記録を行う液体噴射記録装置は、低騒音、高速記録などの点で優れた記録装置として知られている。
【0003】
図15は、従来の液体噴射ヘッドを、一部を破断した状態でかつオリフィスプレート106を分離した状態で示す斜視図である。
【0004】
図15に示すように、この種の従来の液体噴射ヘッドにおいては、インクを吐出するためのエネルギー発生手段である電気熱変換体(吐出ヒータ)101aと、吐出ヒータ101aへ電力を供給する配線とが、シリコン成膜プロセスによりシリコン基板上に形成されているヒータボード101が、アルミニウム、セラミックス等によって形成される支持基板(ベースプレート)104上に、ダイボンディングにより搭載されている。ベースプレート104は、吐出ヒータ101aの駆動に伴ってヒータボード101に生じる熱を放熱冷却するヒートシンクとしても機能する。
【0005】
ヒータボード101上には、液流路を形成する天板105が設けられている。天板105は、天板105の底面に凹状に形成されオリフィスプレート106の吐出口106aと連通する液流路を構成するノズル107と、天板105の底面に凹状に形成されノズル107へインクを供給するサブタンクとしての役割をもつ共通液室108と、共通液室108にインクを供給するためのインク供給口109とを有している。
【0006】
さらに、ベースプレート104上には、インク流れ方向に関して液体噴射ヘッドよりも上流位置に配設される不図示のインク貯蔵タンクまたはサブタンク等からインク供給口109へインクを導くためのインク通路111aを形成するチップタンク111が設けられている。
【0007】
チップタンク111には、前面プレート部111bが形成されている。前面プレート部111bは、ノズル107と同じ間隔で同数設けられた吐出口106aを有するオリフィスプレート106を、その外周領域において接合保持する役割と、記録装置本体に配設される不図示のキャップ部材からキャッピング動作時に加えられる脱着力や押圧保持力に対してオリフィスプレート106が十分に耐え得るようにオリフィスプレート106を支持する役割とを担っている。
【0008】
なお、天板105はポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリプロピレン、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー等の樹脂あるいはセラミックス、シリコン、ニッケル、カーボン等の材料によって形成される。
【0009】
また、オリフィスプレート106はSUS(ステンレス鋼)、Ni、Cr、Al等からなる金属プレート、ポリイミド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレン等からなる樹脂成形品や樹脂フィルム材等、さらにはシリコン、セラミックス等によって形成される。
【0010】
次に、従来の液体噴射ヘッドの組立て工程の概略を説明する。
【0011】
まず最初に、吐出ヒータ101aとこれに相対するノズル107とが高精度に合致するように、ベースプレート104上に載置されたヒータボード101と天板105とをアライメントして、両者を接着剤等の接合手段あるいは押えばね(不図示)等の圧接手段によって密着固定する。
【0012】
次に、ベースプレート104上にチップタンク111を組み込み、天板105のインク供給口109とチップタンク111のインク通路111aとを接続させる。このとき、チップタンク111の前面プレート部111bは、液流路端面を構成するヒータボード前面101bおよび天板前面105bの外側を覆う。なお、液流路端面101b,105bは、前面プレート部111bの表面よりも数十μmから数百μm程度突出するように構成されている。
【0013】
次に、図16に示すように、オリフィスプレート106を、前記の通り突出している液流路端面101b,105bに、接着剤等の接合手段によって接合する。この際、前面プレート部111bの表面が、液流路端面101b,105bよりも後退しているため、前面プレート部111bがオリフィスプレート106と液流路端面101b,105bとの接合を妨げることはない。
【0014】
それから、多くの場合には、前面プレート部111bと液流路端面101b,105bとの間に数十μmから数百μmの段差部が設けられていることにより、オリフィスプレート106の裏面と前面プレート部111bとの間に隙間が生じているので、この隙間に接着剤または封止剤等を流し込んで硬化させ、オリフィスプレート106の接合を完了させる。これにより、液体噴射ヘッドの組立て工程が終了する。
【0015】
また、従来の他の液体噴射ヘッドとして、図17に示すように、オリフィスプレート106の四辺のみを覆うように前面が中抜きされたオリフィスカバー112が付加された構成も存在する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、オリフィスプレートが液体噴射ヘッドの液流路(ノズル)開口面に接合されるような構成の液体噴射ヘッドの場合には、図18に示すように回復装置によるワイピング動作によってインク吐出面をクリーニングする際に、図18中にワイピング動作bとして示すようにワイピングブレード121の端部がオリフィスプレート端縁部106cを引きずるように接触するため、端縁部106cにおいてヘッド本体からのオリフィスプレート106の剥離が発生しやすい。また、ワイピングブレード121の先端がオリフィスプレート106のフェイス面106b上を摺擦するために、ワイピング動作の繰り返しによって、端縁部106c以外においてもオリフィスプレート106の剥離が発生する可能性がある。
【0017】
オリフィスプレート106の端縁部106cが僅かでも剥がれてしまうと、その後のワイピング動作の繰り返しによってオリフィスプレート106の剥離はさらに進行し、液体噴射ヘッドに回復不能な損傷を与えてしまう。
【0018】
このような問題を回避するために、図17に示すように、オリフィスプレート106の四方を覆うようにオリフィスカバー112を配設した構成がある。しかしこの構成では、吸引回復のためのキャッピング手段が当接される面積が相対的に狭くなる。そのため、キャッピング動作の精度を上げるためにはキャッピング手段に高精度な部品を使用する必要がある。オリフィスカバー112を付加する構成において、キャッピング手段が当接される面積を拡大しようとすると、ヘッドの部品が相対的に大きくなる。そのため、いずれもコストアップおよび記録装置全体の大型化による占有面積増大の要因となる。
【0019】
さらに、オリフィスカバー112を付加する構成では、オリフィスカバー112とオリフィスプレート106との間に段差が生じ、オリフィスプレート106上の残留液体をブレード121で拭き取る際に段差の隅部に液体が溜まったり、ブレード121の振動や飛び越えなどによって接触が不十分となって、拭きむらが生じる可能性がある。さらに、オリフィスカバー112とオリフィスプレート106との段差にブレード121がきちんと追随できず例えば片当りの状態で接触して、ブレード121に損傷を与えることもあるため、この構成では信頼性の面からも問題がある。
【0020】
また、オリフィスカバー112を用いない構成では、ワイピングブレード121がオリフィスプレート106の端縁部106cに引っ掛からないように、ワイピングブレード121の可動範囲を狭くして、ワイピングブレード121とオリフィスプレート106のフェイス面106bとの摺擦領域を規制する方法が考えられる。ところが、このような方法の場合、第1に、ワイピングブレード121がオリフィスプレート106のフェイス面106bに対して進退するような構成にする必要があり、ワイピング装置が高価となる。第2に、ワイピング動作によってワイピングブレード121が回収した塵埃(塵、紙粉、紙毛羽等)や増粘インク(揮発成分が蒸発したインク)が再びフェイス面106b上に戻ってしまうという不具合がある。すなわち、ワイピングによってワイピングブレード121の摺擦面に回収されて付着した塵埃や増粘インクが、ワイピングブレード121の進退時にオリフィスプレート106のフェイス面106bへ転写されて戻されたり、オリフィスプレート106のフェイス面106bに擦り付けられたりするおそれがある。
【0021】
このように、オリフィスカバー112を用いる方法や、ワイピングブレード121とオリフィスプレート106のフェイス面106bとが摺擦する範囲を規制する方法はあまり得策ではない。
【0022】
そこで本発明は、オリフィスカバーを用いる方法や、ワイピングブレードとオリフィスプレートフェイス面とが摺擦する範囲を規制する方法を用いなくても、ワイピング動作によるオリフィスプレートの剥がれを防止することができる液体噴射ヘッドおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の液体噴射ヘッドの特徴は、
液体を吐出するための複数の吐出口が配列されているオリフィスプレートと、各吐出口に連通する複数の液流路と、各液流路にそれぞれ配設されており、液体を噴射するためのエネルギーを発生するエネルギー発生手段とを含むヘッド本体とを有し、
オリフィスプレートの一部がヘッド本体の前面に固着され、それ以外の部分がヘッド本体の壁面に沿って折り曲げられた状態で固定されており、
オリフィスプレートの折り曲げ部が接するヘッド本体の壁面に突起が設けられており、オリフィスプレートの折り曲げ部は突起上に乗り上げた状態になっているところにある。
【0024】
この構成によると、オリフィスプレートの折り曲げ部分を安定的に保持することができ、オリフィスプレートのフェイス面の平面性が高く、また、オリフィスプレートの端縁部が、フェイス面に存在しないようにすることができ、剥離しにくくなる。さらに、部分的に突起が設けられているだけで、ヘッド全体の厚さを厚くするものではない。
【0025】
オリフィスプレートの折り曲げ部が接するヘッド本体の壁面の突起の後方に、オリフィスプレートの折り曲げ部を押さえる押え板が設けられている構成であると、オリフィスプレートをより確実に固定することができる。また、押え板のコーナー部分でオリフィスプレートの曲げを抑えることができ、押え板とオリフィスプレートの接触面の摩擦力に加えて、より強い力で確実にオリフィスプレートを固定することができる。また、その力は突起と押え板との間のクリアランスを適宜設定することにより選択的に決定できる。
【0026】
ヘッド本体が、エネルギー発生手段が設けられている素子基板と、素子基板に積層される天板と、素子基板および天板の積層体に取り付けられているチップタンクとを有し、ヘッド本体の前面がチップタンクの前面プレート部であり、ヘッド本体の壁面がチップタンクの側面であると、構成が簡単である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0028】
図1には本発明の第1の実施形態の液体噴射ヘッドの斜視図が、図2には、押さえ板を省略しオリフィスプレートを分離させ一部を切り欠いた状態の斜視図が、図3にはさらに分解した斜視図が、図4にはこの液体噴射ヘッドの断面図が、図5には図4の要部拡大図が、それぞれ示されている。
【0029】
本実施形態の液体噴射ヘッドのヘッド本体は、突起11d以外は前記した従来例と実質的に同じ構成である。すなわち、図2に示すように、エネルギー発生手段である電気熱変換体(吐出ヒータ)1aと配線とがシリコン基板上に形成されて構成されているヒータボード(素子基板)1が、ベースプレート4上にダイボンディングされている。ベースプレート4は、ヒータボード1の熱を放熱冷却するヒートシンクとして機能する。ヒータボード1には、液流路をなすノズル7とサブタンクである共通液室8とインク供給口9とを有する天板5が接合されている。天板5は、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリプロピレン、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー等の樹脂、あるいは、セラミックス、シリコン、ニッケル、カーボン等の材料によって形成されている。そして、ベースプレート4、天板5、ヒータボード1に、チップタンク11が取り付けられて、ヘッド本体15が構成されている。チップタンク11には、インク供給口9へインクを導くためのインク通路11aが形成されている。また、チップタンク11には前面プレート部11bと突起11dが設けられている。
【0030】
このヘッド本体15、具体的には前面プレート部11bに、複数の吐出口6aを有するオリフィスプレート6が固着されている。オリフィスプレート6の吐出口6aは、ヘッド本体のノズル7と同数で対向可能な位置に配置されている。オリフィスプレート6は、SUS、Ni、Cr、Al等の金属プレートや、ポリイミド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリプロピレン等の樹脂成形品や、樹脂フィルム材等によって形成された、可撓性のフィルム状の部材である。
【0031】
前面プレート部11bに、オリフィスプレート6の吐出口6aの外側の部分が接合されて、前面プレート部11bは、オリフィスプレート6を保持して、記録装置本体に配設されている不図示のキャップ部材からキャッピング動作時に加えられる脱着力や押圧保持力に対してオリフィスプレート6が十分に耐え得るように支持している。このオリフィスプレート6は、チップタンク11の前面プレート部11bよりも大面積であり、チップタンク11の端縁部11cにて折り曲げられている。このとき、オリフィスプレート6の折り曲げ部6dは、突起11d上を乗り越えた状態となっている。さらに、この折り曲げ部6dは、突起11dの後方で、押さえ板12(図3参照)により固定されている。
【0032】
次に、本実施形態の液体噴射ヘッドの組立て工程の概略を説明する。
【0033】
まず、ヒータボード1をベースプレート4上にダイボンディングする。それから、複数の吐出ヒータ1aと、それに対応するノズル7がそれぞれ対向するように、ヒータボード1と天板5とを高精度に位置合わせする。その後、接着剤等の接合手段あるいは押えバネ(不図示)等の圧接手段によって、ヒータボード1と天板5とが密着させられる。こうして、ヒータボード1と天板5との接合面に液流路が形成される。
【0034】
次に、チップタンク11が、天板5およびヒータボード1を覆うようにベースプレート4に固着され、天板5のインク供給口9とチップタンク11のインク通路11aとが接続される。前面プレート部11bは、液流路の開口端が位置する端面(ヒータボード前端面1bおよび天板前端面5b)の外側を取り囲む。このとき、端面1b、5bは前面プレート部11bの前面よりも数十μmから数百μm程度前方へ突出するように構成されている。
【0035】
それから、オリフィスプレート6が、接着剤等の接合手段によって、ヒータボード1および天板5の端面1b、5bに接合される。前記したように、前面プレート部11bの前面は端面1b、5bよりも後退しているため、オリフィスプレート6と液流路端面1b、5bの接合を妨げることはない。
【0036】
続いて、オリフィスプレート6をチップタンク11の前面プレート部11bの端縁部11cにて折り曲げ、チップタンク11の外形に沿ってその上面および下面に密着される。このとき、チップタンク11には突起11dが設けられているので、オリフィスプレート6の折り曲げ部6dは、突起11dを乗り越えるような状態となっている。さらに、突起11dの後方の位置で、押さえ板12をヘッド本体15に固定することによって、オリフィスプレート6の折り曲げ部6dを固定する。このようにしてオリフィスプレート6がヘッド本体15に接合される。なお、前面プレート部11bと端面1b、5bとの間には数十μmから数百μmの段差が生じており、オリフィスプレート6がこの段差に沿ってぴったりと密着せずこの部分においてオリフィスプレート6の裏面側に僅かな隙間が生じている場合がある。この場合、この隙間に接着剤または封止剤等を流し込んで封止する。
【0037】
前記の通り、図18に示すような回復装置によるワイピング動作を行って液体噴射ヘッドのインク吐出面をクリーニングする場合、従来は、図18のbに示す状態において、ワイピングブレード121の端部がオリフィスプレート106の端縁部106cを引きずるように接触するため、剥離が発生しやすいという問題があった。
【0038】
そこで、本実施形態では、オリフィスプレート6をチップタンク11の前面プレート部11bの端縁部11cにおいて折り曲げる構成になっている。オリフィスプレート6をチップタンク11の前面プレート部11bの端縁部11cにおいて折り曲げて固定することにより、オリフィスプレート6のチップタンク11に対する接触面積(接着面積)が大きくなり、より強固に固定されるため、ワイピング時にワイピングブレードから力が加わっても剥がれにくくなる。しかも、オリフィスプレート3はチップタンクの3つの面(前面・上面・下面)に固定されているため、1面のみに固定されている場合に比べてはるかに強固に固定され、特定方向の力に対してのみならず様々な方向から加わる外力に対して剥がれにくくなる。
【0039】
さらに、ワイピング方向が、オリフィスプレート6の折り曲げ線(および前面プレート部11bの端縁部11c)に対し垂直な方向である場合には、ワイピングされるフェイス面6bにはオリフィスプレート6の端縁部が存在しないため、ワイピングブレードにより加わる力によって剥離する心配はない。場合によっては、ワイピングブレードの相対移動方向と平行な方向の端縁部が前面プレート部の端部付近に位置する可能性もあるが、これは剥離の原因となることはない。さらに、その端縁部をワイピングブレードの移動領域外に位置させればより確実に剥離を防げる。
【0040】
一方、ワイピング方向が、オリフィスプレート6の折り曲げ線(および前面プレート部11bの端縁部11c)に対し平行な方向である場合でも、オリフィスプレート6が折り曲げられているので、端縁部にワイピングブレードが当接して外力が加わり、これを剥離させようしても、オリフィスプレート6を折り曲げ部でせん断するような力がはたらかない限り剥離する心配はない。実際にオリフィスプレート6をせん断するほどの大きな力が加わることは考えられないので、この場合もオリフィスプレート6が剥離することはほとんどあり得ない。
【0041】
このように、ワイピング方向とオリフィスプレートの折り曲げ線とがどのような位置関係にある場合も、オリフィスプレート6を折り曲げて保持することによって、ワイピング時のオリフィスプレート6の剥離を防ぐことができる。
【0042】
また、フェイス面6bは、複数の部材の面が組み合わさって構成されているのではなく、オリフィスプレート6のみから構成されているので、フェイス面6b上に段差がなく平面性が確保されて、ワイピングブレードの耐久性が向上し、ひいては液体噴射記録装置の高寿命化が達成できる。さらに、オリフィスカバーなどがないため、キャッピング精度を高めるためにキャッピング面積をフェイス面6bの面積と同じぐらいに大きくしても、液体噴射ヘッド全体が大きくなることはなく、小型化に寄与する。
【0043】
次に、本実施形態においてチップタンク11に設けられている突起11dの技術的意味について説明する。
【0044】
まず、突起が存在しない場合について説明する。オリフィスプレートの材質やその厚みや大きさなどにより、その曲げ特性は様々であり、場合によっては、折り曲げた時にチップタンクの前面プレート部の端縁部に沿った稜線で折れ曲がるという所望の形状を得られない。そして、図6に示すように、オリフィスプレート26の曲げ部分が、大きな曲率を伴う円弧状の形状になることがある。この場合、前面側(フェイス面26a側)にも大きく張り出す形状となり、フェイス面26aの平面性の確保が困難になる。そこで、オリフィスプレート26の折り曲げ部が曲がる部分である前面プレート部27の端部を、前面と側面が直角に交わり明確な稜線が存在する形状でなく、図7に示すように端部27aを面取りしたり、図8に示すように丸み付け部27bとする構成が考えられる。しかしながら、面取り部27aの角度や丸み付け部27bの曲率半径が適切でないとオリフィスプレート26の円弧状部26bと一致せずこの円弧状部26bが安定しないので、前面プレート部27を精度よく加工する必要があり工程が煩雑になる。いずれにしろ、オリフィスプレート26の円弧状部26bを安定させるためには、ヘッド本体を厚くする必要があり、記録装置のスペースおよび並列使用時のヘッド間距離に影響を与えてしまう。また、オリフィスプレート26の折り曲げ部を固定するために押さえ板を用いる場合には、固定に十分な剛性を持たせるために厚い押え板でなければならず、さらにスペースおよびヘッド間距離に影響を与えてしまう。
【0045】
これに対し本実施形態では、ヘッド本体15に突起11dを形成することにより段差を設け、この段差部分でオリフィスプレート6の円弧状部6cを安定させることができ、前面側(フェイス面6b側)に張り出して平面性を低下させることがない。また、部分的に突起11dが設けられているだけでヘッド本体15全体は薄いままなので、スペースやヘッド間距離に影響を与えないように配設することができる。特に、押さえ板12を突起11d外の部分に配設すると、剛性の高い厚い押さえ板12を用いても、ヘッド本体15の厚さをさほど増加させることはない。また、オリフィスプレート6の曲げ部分が広くなるので、応力の分散により曲率を小さくすることができ、これはヘッド本体の薄型化に有効である。
【0046】
なお、突起11dを形成することにより生じる段差部分に、接着剤または接着力を有する封止剤16を注入して、オリフィスプレート6の裏面と前面プレート部11bとを接合すると、曲げ応力は押さえ込まれ、より確実かつ信頼性の高いフェイス面6bの平面性をえることができる。
【0047】
突起11dの高さは、使用するオリフィスプレート6の材質、曲げ剛性、厚み、形状等や、前記したようなオリフィスプレート6の裏面と前面プレート部11bとの間隙(段差部分)における接着剤または封止剤16の有無などに基づいて選択される。一般的に、突起11dの高さが高い方がオリフィスプレート6の曲げ形状が良好になり、これに対し、突起の高さ11dが低いと、オリフィスプレート6がヘッド本体15の面に接触せず不安定になり易い部分が小さくなる。さらに、押さえ板12の厚さを突起部11dの高さ以下にすると、押さえ板12の厚みがヘッド本体15の厚さに全く影響を及ぼさない。仮に、押さえ板12の厚さが突起部11dの高さより大きい場合には、ヘッド本体15の、押さえ板12を取り付ける部分を凹状にすることにより、押さえ板12の厚みがヘッド本体の厚さに全く影響を及ぼさなくなる。
【0048】
こうやってヘッド本体15の厚さを薄くすることにより、各部品のサイズが小さくなることにより低コスト化が図れ、また、ヘッド本体15の小型化に伴う液体噴射記録装置全体の小型化および低コスト化などが図れる。このように液体噴射ヘッドの小型化、薄型化が可能であると、今後ますます必要とされるカラー化多色印字のために液体噴射ヘッドを並列配置する場合に、各色のノズル7(ヘッド)の配列ピッチを小さくすることができ適切な色表現のために効果的である。また、押さえ板12とオリフィスプレート6が面接触するだけでなく、押さえ板12のコーナー16aによりオリフィスプレート6をラジアル方向に押し付ける、すなわち、図5に示すように突起11dと押さえ板12とでオリフィスプレート6を挟み付ける構造にすると、さらに強く確実にオリフィスプレート6を固定することができる。
【0049】
液体噴射記録動作において回復動作を行う場合、図9に示すように、回復キャップ13がオリフィスプレート6のフェイス面6bに接触し、ノズル7の列を含む空間を密封する。本実施形態ではオリフィスプレート6のフェイス面6bは平滑であり、段差がないため、キャップ13がオリフィスプレートのフェイス面6bのどの部分に接触しても密封性を確保できる。従って、キャップ13の位置精度およびキャップ駆動手段(図示せず)の作動精度をある程度低くすることができ、記録装置を簡素化できる。
【0050】
本実施形態では、オリフィスプレート6を折り曲げることによって、オリフィスプレート6とチップタンク11とが前面および上下面の3面で接合される構成となっている。これによって、キャッピング後あるいは連続吐出後などに行われるワイピング動作において、ワイピングブレードに対し、オリフィスプレート6の裏側の前面プレート部11bだけでなく、折り曲げ側の面(上面および下面)からも反力を加えることができ、より大きな反力を得ることができる。また、前記の通り、オリフィスプレート6が折り曲げられているので、接触面に外力が加わってこれを剥離させようしても、オリフィスプレートを折り曲げ部などでせん断するだけの力がない限り剥離する心配はない。通常、オリフィスプレート6のせん断方向の破断力は、ワイピングブレードによるオリフィスプレート6のフェイス面6bへの押付圧よりもはるかに大きいため、実質上は、ワイピングブレードによりオリフィスプレート6が剥離されることはあり得ない。
【0051】
図10〜12に示す本発明の第2の実施形態の液体噴射ヘッドは、突起の形状と押さえ板の配設位置のみが第1の実施形態と異なる構成である。この部分の構成のみを以下に説明し、その他の構成についての説明は省略する。
【0052】
本実施形態では、チップタンク17の突起17aと押さえ板18との間隔が広くなっており、その代わり、突起17aの後端部が丸みづけられている。これにより、オリフィスプレート6が、突起17aの上面から押さえ板18の下面へと滑らかに位置している。第1の実施形態のようにオリフィスプレート6を突起11dと押さえ板12とで挟みつける構成のように、押さえ板12の配設作業に高精度を要求されることはなく、それでいて、オリフィスプレート6のチップンク17との接触面積が広くとれるためオリフィスプレート6の固定の信頼性が確保できる。
【0053】
また、図13に示す第3の実施形態では、第1の実施形態のチップタンク11の前面プレート部11bの代わりに、オリフィスプレート6を受けるための専用部材である受けプレート19が設けられている。
【0054】
また、図14に示す第4の実施形態では、チップタンク20の前面プレート20aとベースプレート21の前面部21aとで、オリフィスプレート6を受ける面を構成している。
【0055】
これら、第2〜4の実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果を発揮することができる。
【0056】
また、前記した各実施形態では、図5,12に示すようにチップタンク11,17の上面側のみ突起11d,17aを設けた構成について述べているが、下面側(ベースプレート側)に同様な突起を設けた構成であっても、同様の効果を得ることができる。さらに上面側、下面側の両方に突起を設けた構成とすることも効果的である。
【0057】
なお、各実施形態において、突起はチップタンクと一体成形により設けられていても、別個に形成された突起部材がチップタンクに貼り付けられている構成であってもよい。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ヘッド本体にオリフィスプレートを貼り合せ、オリフィスプレートを折り曲げて固定することにより、曲げ部分の円弧状部および折り曲げ部を安定的に保持することができ、オリフィスプレートのフェイス面の平面性が高く、また、オリフィスプレートの端部が、フェイス面に存在しないようにすることができ、剥離しにくくなる。さらに、部分的に突起が設けられているだけで、ヘッド全体の厚さを厚くするものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の液体噴射ヘッドの斜視図である。
【図2】図1の液体噴射ヘッドの一部切り欠き斜視図である。
【図3】図1の液体噴射ヘッドの分解斜視図である。
【図4】図1の液体噴射ヘッドの断面図である。
【図5】図4の要部拡大図である。
【図6】第1の参考例の液体噴射ヘッドの要部拡大断面図である。
【図7】第2の参考例の液体噴射ヘッドの要部拡大断面図である。
【図8】第3の参考例の液体噴射ヘッドの要部拡大断面図である。
【図9】図1の液体噴射ヘッドのキャッピング動作を示す模式図である。
【図10】本発明の第2の実施形態の液体噴射ヘッドの斜視図である。
【図11】図10の液体噴射ヘッドの断面図である。
【図12】図11の要部拡大図である。
【図13】本発明の第3の実施形態の液体噴射ヘッドの斜視図である。
【図14】本発明の第4の実施形態の液体噴射ヘッドの斜視図である。
【図15】従来の液体噴射ヘッドの一部切り欠き斜視図である。
【図16】図15の液体噴射ヘッドの斜視図である。
【図17】従来の液体噴射ヘッドの変形例の斜視図である。
【図18】従来の液体噴射ヘッドの液体噴射ヘッドのワイピング動作を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ヒータボード(素子基板)
1a 吐出ヒータ(エネルギー発生手段)
1b 端面
4 ベースプレート
5 天板
5b 端面
6 オリフィスプレート
6a 吐出口
6b フェイス面
6c 円弧状部
6d 折り曲げ部
7 ノズル
8 共通液室
9 インク供給口
11 チップタンク
11a インク通路
11b 前面プレート部
11c 端縁部
11d 突起
12 押さえ板
13 キャップ
15 ヘッド本体
16 封止剤
17 チップタンク
17a 突起
18 押さえ板
19 受けプレート
20 チップタンク
20a 前面プレート部
21 ベースプレート
21a 前面部

Claims (8)

  1. 液体を吐出するための複数の吐出口が配列されているオリフィスプレートと、
    前記各吐出口に連通する複数の液流路と、前記各液流路にそれぞれ配設されており、前記液体を噴射するためのエネルギーを発生するエネルギー発生手段とを含むヘッド本体とを有し、
    前記オリフィスプレートの一部が前記ヘッド本体の前面に固着され、それ以外の部分が前記ヘッド本体の壁面に沿って折り曲げられた状態で固定されており、前記オリフィスプレートの折り曲げ部が接する前記ヘッド本体の前記壁面に突起が設けられており、前記オリフィスプレートの前記折り曲げ部は前記突起上に乗り上げた状態になっている、液体噴射ヘッド。
  2. 前記オリフィスプレートの折り曲げ部が接する前記ヘッド本体の前記壁面の前記突起の後方に、前記折り曲げ部を押さえる押え板が設けられている、請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記折り曲げ部が、前記突起と前記押え板とによって挟みつけられている、請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記ヘッド本体が、前記エネルギー発生手段が設けられている素子基板と、前記素子基板に積層される天板と、前記素子基板および前記天板の積層体に取り付けられているチップタンクとを有し、
    前記ヘッド本体の前面が前記チップタンクの前面プレート部であり、前記ヘッド本体の壁面が前記チップタンクの側面である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 複数の液流路と、前記各液流路にそれぞれ配設されており、液体を噴射するためのエネルギーを発生するエネルギー発生手段とを含むヘッド本体の前面に、複数の吐出口が配列されているオリフィスプレートを、前記各液流路と前記各吐出口とがそれぞれ対向するように貼り付ける工程と、
    前記オリフィスプレートのうち、前記ヘッド本体の前面への固着部以外の部分を、前記ヘッド本体の壁面に沿って折り曲げる工程とを含み、
    前記オリフィスプレートを折り曲げる工程で、前記オリフィスプレートを、前記ヘッド本体の前記壁面に設けられている突起上に乗り上げた状態にして折り曲げる、液体噴射ヘッドの製造方法。
  6. 前記ヘッド本体の前記壁面の前記突起の後方で、前記折り曲げ部を、押え板により押さえる工程をさらに含む、請求項5に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  7. 前記オリフィスプレートを押さえる工程で、前記折り曲げ部を、前記突起と前記押え板とによって挟みつける、請求項6に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
  8. 前記エネルギー発生手段が設けられている素子基板に天板を積層し、前記素子基板および前記天板の積層体にチップタンクを取り付けて前記ヘッド本体を形成する工程をさらに有し、
    前記ヘッド本体の前面が前記チップタンクの前面プレート部であり、前記ヘッド本体の壁面が前記チップタンクの側面である、請求項5〜7のいずれか1項に記載の液体噴射ヘッドの製造方法。
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