JP2008027613A - 板ばね付き粘着シート及びスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチ基板の表面側から裏面側へ折り曲げてスイッチ基板に貼り付けようとする際に、空隙を生じないようにスイッチ基板に簡単に貼り付けることができる板ばね付き粘着シート、及びスイッチ装置の提供。
【解決手段】可動接点3を保持するとともに、剥離シート7から剥がされてスイッチ基板1に貼り付けられる際に、スイッチ基板1の表面側1cから側部1d,1fを経て裏面側1eに折り曲げられるカバーシート2であって、スイッチ基板1の側部1d,1fの第1角部1d1,1f1と、第2角部1d2,1f2のそれぞれに対向する部分に、折り曲げ時のスイッチ基板1からの浮き上がりを抑える第1浮き上がり抑制手段4、第2浮き上がり抑制手段5を備え、第1角部1d1,1f1と第2角部1d2,1f2との間の部分に対向する位置に、側部1d,1fへの貼り付けを可能にする粘着部2bを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、板ばねを保持し、スイッチ基板に貼り付けられる際にスイッチ基板の裏面側まで折り曲げて貼り付けられる板ばね付き粘着シート、及びこの板ばね付き粘着シートが備えられるスイッチ装置に関する。
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この特許文献1には、板ばねを形成するドーム状の可動接点を保持し、フレキシブルプリント基板すなわちスイッチ基板の表面側から一方の側部を経て裏面側に折り曲げられて貼り付けられるカバーシート、及びスペーサシートから成る板ばね付き粘着シートを備えたスイッチ装置が示されている。このスイッチ装置のスイッチ基板上には、板ばね付き粘着シートのドーム状可動接点が常時接触する周辺固定接点と、ドーム状可動接点が選択的に接触する中央固定接点とが形成されている。
特開2006−139953公報
上述した従来技術にあって、板ばね付き粘着シートをスイッチ基板の表面側から裏面側に向かって折り曲げて、スイッチ基板に貼り付けようとする際に、板ばね付き粘着シートの腰の強さのために、スイッチ基板の側部付近において板ばね付き粘着シートがスイッチ基板から浮き上がり、板ばね付き粘着シートとスイッチ基板との間に空隙を生じやすい。上述した特許文献1におけるように、そのような空隙をドーム状可動接点の操作に伴う空気の流動路として活用する場合には、このような空隙は有効であるが、場合によっては、外部からの接点部分への塵埃等の侵入を防ぐために、上述のような空隙を生じさせることなく板ばね付き粘着シートをスイッチ基板に密着させたいことがある。
このような場合にあって、上述のように腰の強い板ばね付き粘着シートをスイッチ基板の表面側から裏面側に折り曲げ、しかもこの板ばね付き粘着シートをスイッチ基板の側部も含めて良好にスイッチ基板に貼り付けるためには、特許文献1に示される従来技術にあっては、板ばね付き粘着シートに対して強い押圧力を付与する手段を考慮する等が必要になり、この板ばね付き粘着シートのスイッチ基板に対する貼着作業が煩雑になりやすく、この貼着作業の能率が低下する懸念がある。これに伴って、この板ばね付き粘着シートが備えられるスイッチ装置の製作作業能率の向上も見込めなくなる。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、スイッチ基板の表面側から裏面側へ折り曲げてスイッチ基板に貼り付けようとする際に、空隙を生じないようにスイッチ基板に簡単に貼り付けることができる板ばね付き粘着シート、及この板ばね付き粘着シートを備えたスイッチ装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明の板ばね付き粘着シートは、板ばねを保持するとともに、剥離シートに保持され、この剥離シートから剥がされてスイッチ基板に貼り付けられる際に、上記スイッチ基板の表面側から側部を経て裏面側に折り曲げられ、上記スイッチ基板の表面側及び裏面側に貼り付けられる板ばね付き粘着シートであって、上記スイッチ基板の上記側部のこのスイッチ基板の表面側に位置する第1角部と、このスイッチ基板の上記側部のこのスイッチ基板の裏面側に位置する第2角部のそれぞれに対向する部分に、上記折り曲げ時の上記スイッチ基板からの浮き上がりを抑える浮き上がり抑制手段を備え、上記スイッチ基板の上記側部の上記第1角部と上記第2角部との間の部分に対向する位置に、上記側部への貼り付けを可能にする粘着部を有することを特徴としている。
このように構成した本発明の板ばね付き粘着シートは、スイッチ基板の表面側から裏面側へ折り曲げてスイッチ基板に貼り付けるようにする際に、浮き上がり抑制手段によって、スイッチ基板の表面側と裏面側とに連設される側部の表面側の第1角部と裏面側の第2角部におけるこの板ばね付き粘着シートの浮き上がりを抑えることができる。また、スイッチ基板の側部の第1角部と第2角部との間の部分に対向する位置に形成したこの板ばね付き粘着シートの粘着部によって、この板ばね付き粘着シートを側部にも貼り付けることができる。すなわち、スイッチ基板の表面側と、側部と、裏面側とにわたって、この板ばね付き粘着シートとスイッチ基板との間に空隙を生じないように簡単に貼り付けることができる。
また、本発明の板ばね付き粘着シートは、上記発明において、上記浮き上がり抑制手段が、凹部または孔部から成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、浮き上がり抑制手段を簡単に形成することができる。
また、本発明の板ばね付き粘着シートは、上記発明において、上記孔部が、上記スイッチ基板の上記側部の上記第1角部の長さ方向に沿って設けられる複数の孔を含む第1孔部と、上記スイッチ基板の上記側部の上記第2角部の長さ方向に沿って設けられる複数の孔を含む第2孔部とから成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、スイッチ基板の側部の第1角部に対向する第1孔部と、スイッチ基板の側部の第2角部に対向する第2孔部とによって、板ばね付き粘着シートをスイッチ基板の表面側から裏面側に向かって簡単に折り曲げることができる。
また、本発明の板ばね付き粘着シートは、上記発明において、上記第1孔部を形成する複数の孔と、上記第2孔部を形成する複数の孔のそれぞれを、互いに千鳥状に配置したことを特徴としている。このように構成した本発明は、剥離シートから剥がす際に、この板ばね付き粘着シートを第1孔部あるいは第2孔部から千切れないようにすることができる。したがって、この板ばね付き粘着シートが貼り付けられるスイッチ基板の厚さを薄く設定する場合にも対応可能である。
また、本発明の板ばね付き粘着シートは、上記発明において、上記凹部が、上記スイッチ基板の上記側部の上記第1角部の長さ方向に沿って設けられる第1凹部と、上記スイッチ基板の上記側部の上記第2角部の長さ方向に沿って設けられる第2凹部とから成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、スイッチ基板の側部の第1角部に対向する第1凹部と、スイッチ基板の側部の第2角部に対向する第2凹部とによって、板ばね付き粘着シートをスイッチ基板の表面側から裏面側に向かって簡単に折り曲げることができる。
また、本発明の板ばね付き粘着シートは、上記発明において、上記第1凹部と上記第2凹部のそれぞれを、上記スイッチ基板に貼り付けられる粘着部の反対側に位置する表面から、上記粘着部に達しないまでの深さに形成したことを特徴としている。このように構成した本発明は、粘着部の領域を大きく確保することができ、板ばね付き粘着シートの貼り付け強度を大きくすることができる。
また、本発明の板ばね付き粘着シートは、上記発明において、上記第1凹部と上記第2凹部のそれぞれが、複数に分割された凹部から成るとともに、上記第1凹部を形成する分割された凹部のそれぞれと、上記第2凹部を形成する分割された凹部のそれぞれを、互いに千鳥状に配置したことを特徴としている。このように構成した本発明は、剥離シートから剥がす際に、この板ばね付き粘着シートを第1凹部あるいは第2凹部から千切れないようにすることができる。したがって、この板ばね付き粘着シートが貼り付けられるスイッチ基板の厚さを薄く設定する場合に対応可能である。
また、本発明の板ばね付き粘着シートは、上記発明において、上記凹部及び上記孔部の該当するものの周縁部に盛り上がり部を形成したことを特徴としている。このように構成した本発明は、浮き上がり抑制手段を構成する凹部または孔部が盛り上がり部によって補強されるので、剥離シートから剥がす際に凹部または孔部から千切れないようにさせることができる。
また、本発明の板ばね付き粘着シートは、上記発明において、上記浮き上がり抑制手段は、上記板ばねの一方の側に配置される第1浮き上がり抑制手段と、上記板ばねの他方の側に配置される第2浮き上がり抑制手段とから成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、スイッチ基板の一方の側部と他方の側部、及び裏面側のほぼ全域を、この板ばね付き粘着シートの貼り付け領域として活用できるので、スイッチ基板の細幅化に対応可能である。
また、本発明の板ばね付き粘着シートは、上記発明において、上記スイッチ基板への位置決め用の孔を有することを特徴としている。このように構成した本発明は、位置決め用の孔を介してこの板ばね付き粘着シートをスイッチ基板に精度よく貼り付けることができる。
また、本発明のスイッチ装置は、中央固定接点及び周辺固定接点を有するスイッチ基板と、上記周辺固定接点に常時接触し、上記中央固定接点に選択的に接触する板ばねから成る可動接点を保持する板ばね付き粘着シートとを備え、上記板ばね付き粘着シートは、剥離シートに保持され、この剥離シートから剥がされて上記スイッチ基板に貼り付けられる際に、上記スイッチ基板の表面側から側部を経て裏面側に折り曲げられ、上記スイッチ基板の表面側及び裏面側に貼り付けられるものであって、上記スイッチ基板の上記側部のこのスイッチ基板の表面側に位置する第1角部と、このスイッチ基板の上記側部のこのスイッチ基板の裏面側に位置する第2角部のそれぞれに対向する部分に、上記折り曲げ時の上記スイッチ基板からの浮き上がりを抑える浮き上がり抑制手段を備え、上記スイッチ基板の上記側部の上記第1角部と上記第2角部との間の部分に対向する位置に、上記側部への貼り付けを可能にする粘着部を有することを特徴としている。
このように構成した本発明のスイッチ装置は、板ばねから成る可動接点を押圧することにより、可動接点がスイッチ基板の中央固定接点に接触し、この可動接点を介してスイッチ基板の中央固定接点と周辺固定接点とが導通し、スイッチオンとなる。また、可動接点に加えていた押圧力を弱めることにより、可動接点が自身の復帰力によって中央固定接点から離れ、スイッチ基板の中央固定接点と周辺固定接点との間が遮断され、スイッチオフとなる。
また特に、板ばね付き粘着シートを、スイッチ基板の表面側から裏面側へ折り曲げてスイッチ基板に貼り付けようとする際に、浮き上がり抑制手段によって、スイッチ基板の表面側と裏面側とに連設される側部の表面側の第1角部と裏面側の第2角部におけるこの板ばね付き粘着シートの浮き上がりを防止できる。また、スイッチ基板の側部の第1角部と第2角部との間の部分に対向する位置に形成したこの板ばね付き粘着シートの粘着部によって、この板ばね付き粘着シートを側部にも貼り付けることができる。すなわち、スイッチ基板の表面側と、側部と、裏面側とにわたって、この板ばね付き粘着シートとスイッチ基板との間に空隙を生じないように簡単に貼り付けることができる。
本発明の板ばね付き粘着シート及びスイッチ装置は、スイッチ基板の側部の第1角部と第2角部のそれぞれに対向する部分に、板ばね付き粘着シートの折り曲げ時のスイッチ基板からの浮き上がりを抑える浮き上がり抑制手段を備え、スイッチ基板の側部の第1角部と第2角部との間の部分に対向する板ばね付き粘着シートの位置に、スイッチ基板の側部への貼り付けを可能にする粘着部を備えている。これにより、板ばね付き粘着シートをスイッチ基板の表面側から裏面側へ折り曲げてスイッチ基板に貼り付けようとする際に、板ばね付き粘着シートのスイッチ基板からの浮き上がりを押さえて、この板ばね付き粘着シートを空隙を生じないようにスイッチ基板に簡単に貼り付けることができ、板ばね付き粘着シートのスイッチ基板への貼着作業の能率を向上させることができる。これに伴って、板ばね付き粘着シートが備えられるスイッチ装置の製作作業の能率も向上させることができる。
以下,本発明に係る板ばね付き粘着シート及びスイッチ装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
[スイッチ装置の第1実施形態の構成]
図1は本発明に係るスイッチ装置の第1実施形態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA−A断面拡大図である。
この図1の(b)図に示すように、スイッチ装置の第1実施形態は、中央固定接点1a及び周辺固定接点1bを有するスイッチ基板1と、周辺固定接点1aに常時接触し、中央固定接点1aに選択的に接触する板ばねから成るドーム状の可動接点3を保持する板ばね付き粘着シートの第1実施形態、例えばカバーシート2とを備えている。このカバーシート2は、スイッチ基板1の表面側1cから例えば一方の側部1d、他方の側部1fを経て裏面側1eに折り曲げられ、スイッチ基板1の表面側1c、側部1d,1f、及び裏面側1eに貼り付けられている。
[板ばね付き粘着シートの第1実施形態の構成]
図2は図1に示すスイッチ装置の第1実施形態に備えられる本発明に係る板ばね付き粘着シートの第1実施形態を示す平面図、図3は図2のB−B断面に相応する図で、(a)図は剥離シートに保持させた状態を示す断面図、(b)図は(a)図のC部に示すカバーシートを拡大して示した図、図4は図2に示す第1孔部と第2孔部の配置関係を示す要部拡大平面図である。
上述した板ばね付き粘着シートの第1実施形態、すなわちカバーシート2は、図1に示すスイッチ基板1の側部1d,1fそれぞれのこのスイッチ基板1の表面側1cに位置する第1角部1d1,1f1と、このスイッチ基板1の側部1d,1fの裏面側1eに位置する第2角部1d2,1f2のそれぞれに対向する部分に、スイッチ基板1に貼り付ける際の折り曲げ時のスイッチ基板1からの浮き上がりを抑える浮き上がり抑制手段、例えば孔部から成る浮き上がり抑制手段を備えている。
この浮き上がり抑制手段は、例えば図2,3に示すように、板ばねから成る可動接点3の一方の側に配置される第1浮き上がり抑制手段4と、可動接点3の他方の側に配置される第2浮き上がり抑制手段とから成っている。
第1浮き上がり抑制手段4は、図1に示すスイッチ基板1の一方の側部1dの第1角部1d1の長さ方向に沿って設けられる複数の貫通孔を含む第1孔部4aと、スイッチ基板1の一方の側部1dの第2角部1d2の長さ方向に沿って設けられる複数の貫通孔を含む第2孔部4bとから成っている。これらの第1孔部4aを形成する複数の貫通孔と第2孔部4bを形成する複数の貫通孔とは、図4に示すように互いに千鳥状に配置してある。また、これらの第1孔部4aを形成する複数の貫通孔は、例えばレーザ加工によって形成してあり、カバーシート2の表面から粘着面側に向かってレーザ光を照射することで図3の(b)図に示すように、周縁部にレーザ加工に伴って溶融した環状の盛り上がり部4a1,4b1がそれぞれ形成される。
第2浮き上がり抑制手段5も同様に、図1に示すスイッチ基板1の他方の側部1fの第1角部1f1の長さ方向に沿って設けられる複数の貫通孔を含む第1孔部5aと、スイッチ基板1の他方の側部1fの第2角部1f2の長さ方向に沿って設けられる複数の貫通孔を含む第2孔部5bとから成っている。これらの第1孔部5aを形成する複数の貫通孔と第2孔部5bを形成する複数の貫通孔とは、図示しないが千鳥状に配置してある。これらの第1孔部4aを形成する複数の貫通孔、及び第2孔部4bを形成する複数の貫通孔も、レーザ加工によって形成してあり、図3の(b)図に示したのと同様に、周縁部に環状の盛り上がり部をそれぞれ形成してある。
図2に示すカバーシート2は、図1に示すスイッチ基板1に組み付けられる以前にあっては、図3の(a)図に示すように、可動接点3が収容される収容部7aを有する剥離シート7に保持されている。なお、カバーシート2の裏面には、図3の(a)図に示すように、可動接点3を保持する粘着部の他に、スイッチ基板1の表面側1cに貼り付け可能な粘着部2a、スイッチ基板1の一方の側部1d、他方の側部1fに貼り付け可能な粘着部2b、及びスイッチ基板1の裏面側1eに貼り付け可能な粘着部2cを形成してある。このようにカバーシート2は、スイッチ基板1の側部1dの第1角部1d1と第2角部1d2との間の部分に対向する位置、及びスイッチ基板1の側部1fの第1角部1f1と第2角部1f2との間の部分に対向する位置のそれぞれに、側部1d,1fへの貼り付けを可能にする粘着部2bを有する。
また、カバーシート2には、図1,2に示すように、スイッチ基板1への位置決め用の孔6を形成してあり、この位置決め用の孔6に図示しない位置決めピンが挿入されることにより、カバーシート2はスイッチ基板1に対して位置決めされるようになっている。
また、図3の(a)図に示すように、剥離シート7に保護シート8が貼り付けられ、この保護シート8によってカバーシート2に保持された可動接点3を密封するように保たれている。例えば、カバーシート2をスイッチ基板1に組み付ける作業が開始されるまで、この図3の(a)図に示す状態で取り扱われるようになっている。
[板ばね付き粘着シートの第1実施形態のスイッチ基板への組み付け]
図3の(a)図に示すように保持されている板ばね付き粘着シート、すなわちカバーシート2をスイッチ基板1に組み付ける際には、カバーシート2が剥離シート7から剥がされ、スイッチ基板1上に配置され、カバーシート2の位置決め用の孔6に図示しない位置決めピンが挿入されて、カバーシート2がスイッチ基板1に対して位置決めされる。これにより、このカバーシート2に保持されている可動接点3がスイッチ基板1上の周辺固定接点1bに接触するように、また、可動接点3がスイッチ基板1上の中央固定接点1aに対向するように配置される。
この状態で、カバーシート1の粘着部2aがスイッチ基板1の表面側1cに貼り付けられる。次にスイッチ基板1の側部1d,1fの第1角部1d1,1f1に対応する第1孔部4a,5aでこのカバーシート1が折り曲げられ、このカバーシート1の粘着部2bのそれぞれがスイッチ基板1の側部1d,1fに貼り付けられる。さらに、スイッチ基板1の側部1d,1fの第2角部1d2,1f2に対応する第2孔部4b,5bでこのカバーシート1が折り曲げられ、このカバーシート1の粘着部2cのそれぞれがスイッチ基板1の裏面側1eに貼り付けられる。これによって、図1の(a)、(b)図に示すスイッチ装置が出来上がる。
[スイッチ装置の第1実施形態の操作]
図1に示す可動接点3に対応するカバーシート1の部分を押圧すると、可動接点3がスイッチ基板1の中央固定接点1aに接触し、この可動接点3を介してスイッチ基板1の中央固定接点1aと周辺固定接点1bとが導通し、スイッチオンとなる。また、可動接点3に加えていた押圧力を弱めることにより、可動接点3が自身の復帰力によって中央固定接点1aから離れ、スイッチ基板1の中央固定接点1aと周辺固定接点1bとの間が遮断され、スイッチオフとなる。
[板ばね付き粘着シートの第1実施形態、及びスイッチ装置の第1実施形態の効果]
以上のように構成した板ばね付き粘着シートの第1実施形態、及びスイッチ装置の第1実施形態によれば、カバーシート2をスイッチ基板1の表面側1cから裏面側1eへ折り曲げてスイッチ基板1に貼り付けようとする際に、第1浮き上がり抑制手段4を形成する第1孔部4a、第2孔部4b、及び第2浮き上がり抑制手段5を形成する第1孔部5a、第2孔部5bによって、小さな抵抗力でスイッチ基板1の側部1d,1fの第1角部1d1,1f1及び第2角部1d2,1f2に密着するように簡単に折り曲げることができ、これらの第1角部1d1,1f1及び第2角部1d2,1f2におけるカバーシート2の浮き上がりを抑えることができる。
また、スイッチ基板1の側部1d,1fのそれぞれの第1角部1d1,1f1と、第2角部1d2,1f2との間の部分に対向する位置に形成したカバーシート2の粘着部2bのそれぞれによって、カバーシート2を側部1d,1fのそれぞれに貼り付けることができる。すなわち、スイッチ基板1の表面側1cと、側部1d,1fと、裏面側1eとにわたって、スイッチ基板1との間に空隙を生じないように簡単に貼り付けることができ、カバーシート2のスイッチ基板1への貼着作業の能率を向上させることができる。これに伴って、カバーシート2が備えられるスイッチ装置の製作作業能率も向上させることができる。
また、上述した板ばね付き粘着シートの第1実施形態によれば、浮き上がり抑制手段を、第1浮き上がり抑制手段4を構成する第1孔部4a、第2孔部4b、及び第2浮き上がり抑制手段5を構成する第1孔部5a、第2孔部5bによって形成してあり、これらの第1孔部4a,5a、第2孔部4b,5bは複数の貫通孔であるので簡単に形成でき、浮き上がり抑制手段を設けるための費用を安くすることができる。
また、第1孔部4a,5aと第2孔部4b,5bとによって、カバーシート2をスイッチ基板1の表面側1cから裏面側1eに向かって簡単に折り曲げることができ、カバーシート2のスイッチ基板1への貼着作業の能率向上に貢献する。
また、第1浮き上がり抑制手段4を形成する第1孔部4aと第2孔部4bとを、また、第2浮き上がり抑制手段5を形成する第1孔部5aと第2孔部5bとを、それぞれ互いに千鳥状に配置したことから、カバーシート2を剥離シート7から剥がす際に、カバーシート2を第1孔部4a,5aあるいは第2孔部4b,5bから千切れないようにすることができる。したがって、カバーシート2が貼り付けられるスイッチ基板1の厚さを薄く設定する場合にも対応可能であり、スイッチ装置の小型化を実現させることができる。
また、第1孔部4a,5aの周縁部、及び第2孔部4b,5bの周縁部に盛り上がり部4a1,4b1等を形成したことから、これらの盛り上がり部4a1,4b1等によって第1孔部4a,5a、第2孔部4b,5bが補強され、剥離シート7からカバーシート2を剥がす際に、第1孔部4a,5a、第2孔部4b,5bから千切れないようにすることができ、剥離時の強度を確保できる。
また、浮き上がり抑制手段が、板ばねから成る可動接点3の一方側に配置される第1浮き上がり抑制手段4と、可動接点3の他方の側に配置される第2浮き上がり抑制手段5とから成ることから、スイッチ基板1の両側部1d,1f及び裏面側1eのほぼ全域をカバーシート2の貼り付け領域として活用できるので、スイッチ基板1の細幅化に対応可能であり、スイッチ装置の小型化を実現させることができる。
また、カバーシート2がスイッチ基板1への位置決め用の孔6を有することから、この位置決め用の孔6を介してカバーシート2をスイッチ基板1に精度よく貼り付けることができ、カバーシート2の貼着作業能率の向上に貢献する。
[スイッチ装置の第2実施形態の構成及び板ばね付き粘着シートの第2実施形態の構成]
図5は本発明に係るスイッチ装置の第2実施形態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のD−D断面拡大図である。図6は図5に示すスイッチ装置の第2実施形態に備えられる本発明に係る板ばね付き粘着シートの第2実施形態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のE−E断面に相応する図で、剥離シートに保持させた状態を示す断面図である。
図5に示すスイッチ装置の第2実施形態、及び図6に示す板ばね付き粘着シートの第2実施形態は、板ばね付き粘着シートが、板ばねから成る可動接点3を保持するカバーシート2と、このカバーシート2に貼り付けられるスペーサシート9とから成っている。
スペーサシート9には、カバーシート2に保持された可動接点3が収容される収容部9dを形成してある。また、スペーサシート9は、図6の(b)図に示すように、スイッチ基板1の表面側1cに貼り付け可能な粘着部9aと、スイッチ基板1の側部1d,1fのそれぞれに貼り付け可能な粘着部9bと、スイッチ基板1の裏面側1eに貼り付け可能な粘着部9cとを有しており、スイッチ基板1への組み付け以前にあっては剥離シート7に貼り付けられるようになっている。また、可動接点3の保護のために、剥離シート7に保護シート8が貼り付けられるようになっている。
図6の(a)図に示すように、カバーシート2は、図5に示すスイッチ基板1の側部1d,1fそれぞれのスイッチ基板1の表面側1cに位置する第1角部1d1,1f1と、このスイッチ基板1の側部1d,1fの裏面側1eに位置する第2角部1d2,1f2との間の部分に対向する位置に、スイッチ基板1に貼り付けられる際の折り曲げ時のスイッチ基板1からの浮き上がりを抑える浮き上がり抑制手段、例えば凹部から成る浮き上がり抑制手段を備えている。
この浮き上がり抑制手段は、図6に示すように、板ばねから成る可動接点3の一方の側に配置される第1浮き上がり抑制手段10と、可動接点3の他方の側に配置される第2浮き上がり抑制手段11とから成っている。
第1浮き上がり抑制手段10は、図5に示すスイッチ基板1の一方の側部1dの第1角部1d1の長さ方向に沿って設けられる直線状の第1凹部10aと、スイッチ基板1の一方の側部1dの第2角部1d2の長さ方向に沿って設けられる直線状の第2凹部10bとから成っている。第2浮き上がり抑制手段11も同様に、図5に示すスイッチ基板1の他方の側部1fの第1角部1f1の長さ方向に沿って設けられる直線状の第1凹部11aとスイッチ基板1の他方の側部1fの第2角部1f2の長さ方向に沿って設けられる直線状の第2凹部11bとから成っている。
上述した第1浮き上がり抑制手段10を形成する第1凹部10aと第2凹部10b、及び第2浮き上がり抑制手段11を形成する第1凹部11aと第2凹部11bも、例えばレーザ加工によって形成してある。これにより、図示しないがそれぞれの周縁部に上述した図3の(b)図に示したのと同様の盛り上がり部が形成されている。
また、上述した第1凹部10a,11a、第2凹部10b,11bのそれぞれは、スイッチ基板1に貼り付けられるこのカバーシート2の粘着部の反対側に位置する表面から、粘着部に達しないまでの深さに形成してある。
なお、図5に示すように、スイッチ基板1には、可動接点3が常時接触する周辺固定接点1bと、可動接点3が選択的に接触する中央固定接点1aとが設けられている。また、カバーシート2には、スイッチ基板1への位置決め用の孔6を形成してある。
[板ばね付き粘着シートの第2実施形態のスイッチ基板への組み付け]
図6の(a)図に示すように保持されているカバーシート2及びスペーサシート9から成る板ばね付き粘着シートをスイッチ基板1に組み付ける際には、カバーシート2とスペーサシート9とが一体に保持された状態で、スペーサシート9が剥離シート7から剥がされ、スイッチ基板1上に配置されて、位置決め用の孔6を介してカバーシート2及びスペーサシート9がスイッチ基板1に対して位置決めされる。これにより、カバーシート2に保持されている可動接点3がスイッチ基板1上の周辺固定接点1bに接触するように、また可動接点3がスイッチ基板1上の中央固定接点1aに対向するように配置される。
この状態で、スペーサシート9の粘着部9aがスイッチ基板1の表面側1cに貼り付けられる。次に、スイッチ基板1の側部1d,1fの第1角部1d1,1f1に対応する第1凹部10a,11aでカバーシート2及びスペーサシート9が折り曲げられ、スペーサシート9の粘着部9bのそれぞれがスイッチ基板1の側部1d,1fに貼り付けられる。さらに、スイッチ基板1の側部1d,1fの第2角部1d2,1f2に対応する第2凹部10b,11bでカバーシート2及びスペーサシート9が折り曲げられ、スペーサシート9の粘着部9bのそれぞれがスイッチ基板1の裏面側1eに貼り付けられる。これによって図5の(a),(b)図に示すスイッチ装置が出来上がる。
[スイッチ装置の第2実施形態の操作]
このスイッチ装置の第2実施形態の操作は、上述したスイッチ装置の第1実施形態の操作と同じであり、図1に示す可動接点3に対応するカバーシート2の部分を押圧すると、可動接点3がスイッチ基板1の中央固定接点1aに接触し、この可動接点3を介してスイッチ基板1の中央固定接点1aと周辺固定接点1bとが導通し、スイッチオンとなる。また、可動接点3に加えていた押圧力を弱めることにより、可動接点3が自身の復帰力によって中央固定接点1aから離れ、スイッチ基板1の中央固定接点1aと周辺固定接点1bとの間が遮断され、スイッチオフとなる。
[板ばね付き粘着シートの第2実施形態、及びスイッチ装置の第2実施形態の効果]
以上のように構成した板ばね付き粘着シートの第2実施形態、及びスイッチ装置の第2実施形態によれば、板ばね付き粘着シートを構成するカバーシート2及びスペーサシート9を、スイッチ基板1の表面側1cから裏面側1eへ折り曲げてスイッチ基板1に貼り付けようとする際に、第1浮き上がり抑制手段10を形成する第1凹部10a、第2凹部10b、及び第2浮き上がり抑制手段11を形成する第1凹部11a、第2凹部11bによって、上述した第1実施形態におけるよりはスペーサシート9の折り曲げを要するので抵抗力は大きくなるものの、比較的小さな抵抗力で簡単に折り曲げることができ、スイッチ基板1の表面側1cと裏面側1eとに連設される側部1d,1fのそれぞれの表面側1cの第1角部1d1,1f1と裏面側1eの第2角部1d2,1f2におけるカバーシート2及びスペーサシート9の浮き上がりを抑えることができる。
また、スイッチ基板1の側部1d,1fのそれぞれの第1角部1d1,1f1と第2角部1d2,1f2との間の部分に対向する位置に形成したスペーサシート9の粘着部9bのそれぞれによって、カバーシート2及びスペーサシート9を側部1d,1fのそれぞれにも貼り付けることができる。すなわち、スイッチ基板1の表面側1cと、側部1d,1fと、裏面側1eとにわたって、スイッチ基板1との間に空隙を生じないように簡単に貼り付けることができ、カバーシート2及びスペーサシート9から成る板ばね付き粘着シートのスイッチ基板1への貼着作業の能率を向上させることができる。これに伴って、カバーシート2及びスペーサシート9が備えられるスイッチ装置の製作作業能率も向上させることができる。
また、上述した板ばね付き粘着シートの第2実施形態によれば、浮き上がり抑制手段を、第1浮き上がり抑制手段10、第2浮き上がり抑制手段11を形成する第1凹部10a,11a、第2凹部10b,11bによって形成してあり、これらの第1凹部10a,11a、第2凹部10b,11bは簡単に形成でき、浮き上がり抑制手段を設けるための費用を安くすることができる。
また、カバーシート2に形成される第1凹部10a,11aと第2凹部10b,11bとによって、カバーシート2及びスペーサシート9を比較的簡単に、スイッチ基板1の表面側1cから裏面側1eに向かって折り曲げることができ、カバーシート2及びスペーサシート9のスイッチ基板1への貼り付け作業の能率向上に貢献する。
また、図示しないが、カバーシート2に形成される第1凹部10a,11aの周縁部、及び第2凹部10b,11bの周縁部に盛り上がり部を形成したことから、この盛り上がり部によって第1凹部10a,11a、第2凹部10b,11bが補強され、剥離シート7からカバーシート2を保持した状態でスペーサシート9を剥がす際に、第1凹部1oa,11a、第2凹部10b,11bから千切れないようにすることができ、剥離時の強度を確保することができる。
また、カバーシート2に形成される第1凹部10a,11aと第2凹部10b,11bのそれぞれを表面から粘着部に達しないまでの深さに形成したことから、カバーシート2の粘着部の領域を大きく確保することができ、このカバーシート2の貼り付け強度を大きくすることができ、信頼性の高いスイッチ装置を実現できる。
また、浮き上がり抑制手段が、板ばねから成る可動接点3の一方の側に配置される第1浮き上がり抑制手段10と、可動接点3の他方の側に配置される第2浮き上がり抑制手段11とから成ることから、スイッチ基板1の両側部1d,1f、及び裏面側1eのほぼ全域を、スペーサシート9の貼り付け領域として活用できるので、スイッチ基板1の細幅化に対応可能であり、スイッチ装置の小型化を実現させることができる。
また、上述した第1実施形態におけるのと同様に、カバーシート2がスイッチ基板1への位置決め用の孔6を有することから、この位置決め用の孔6を介してカバーシート2及びスペーサシート9を、スイッチ基板1に精度よく貼り付けることができ、カバーシート2及びスペーサシート9の貼着作業の能率向上に貢献する。
[板ばね付き粘着シートの第3実施形態]
図7は本発明に係る板ばね付き粘着シートの第3実施形態の要部を拡大して示した平面図である。
図7に要部を示す第3実施形態は、上述した図6に示す板ばね付き粘着シートの第2実施形態において、第1浮き上がり抑制手段10の直線状の第1凹部10a、第2凹部10bに代えて、複数に分割された凹部から成る第1凹部10a1,10b1を設けたものである。図示しないが、第2浮き上がり抑制手段11についても同様であり、直線状の第1凹部11a、第2凹部11bに代えて、複数に分割された凹部から成る第1凹部、第2凹部を設けた構成になっている。
第1浮き上がり抑制手段10の第1凹部10a1を構成する複数の分割された凹部と、第2凹部10b1を構成する複数の分割された凹部のそれぞれは互いに千鳥状に配置してある。第2浮き上がり抑制手段11の第1凹部を構成する複数の分割された凹部と、第2凹部を構成する複数の分割された凹部のそれぞれも、図示しないが互いに千鳥状に配置してある。その他の構成は、図6に示す板ばね付き粘着シートの第2実施形態と同等である。
このように構成した第3実施形態は、特に、カバーシート2を保持したスペーサシート9を剥離シート7から剥がす際に、カバーシート2を第1凹部10a1、第2凹部10b1等から千切れないようにすることができる。したがって、カバーシート2が貼り付けられるスイッチ基板1の厚さを薄くする場合にも対応可能であり、スイッチ装置の小型化を実現させることができる。
[板ばね付き粘着シート、及びスイッチ装置の他の実施形態]
上記各実施形態では、板ばね付き粘着シートをスイッチ基板1の両側部1d,1fにおいて折り曲げて裏面側1eに貼り付けるように構成してあるが、例えば板ばね付き粘着シートをスイッチ基板1の一方の側部1dにおいてのみ折り曲げて、裏面側1eに貼り付け、スイッチ基板1の他方の側部1f側においては折り曲げず、この他方の側部1f側にあってはスイッチ基板1の表面側1cに貼り付ける構成にしてもよい。このように構成したものも、板ばね付き粘着シートとスイッチ基板1の一方の側部1dにおいて折り曲げる際には、浮き上がり抑制手段によって板ばね付き粘着シートのスイッチ基板1からの浮き上がりを抑えることができ、上述と同等の作用効果が得られる。
また、上記各実施形態では、板ばね付き粘着シートに保持される板ばねが、可動接点3から成っているが、本発明は、このように板ばねが可動接点3から成るものには限られない。この板ばねがクリック用板ばねから成るものであってもよい。
また、上記実施形態では、浮き上がり抑制手段を、板ばね付き粘着シートを折り曲げる幅方向の全幅にわたって形成してあるが、本発明は、このように構成することには限られない。例えば折り曲げる幅方向の両端のみに浮き上がり抑制手段を形成するようにしてもよい。このように構成したものも、折り曲げ部での密閉性を高めることができ、外部からの塵埃の進入を確実に防止することができる。
本発明に係るスイッチ装置の第1実施形態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のA−A断面拡大図である。 図1に示すスイッチ装置の第1実施形態に備えられる本発明に係る板ばね付き粘着シートの第1実施形態を示す平面図である。 図2のB−B断面に相応する図で、(a)図は剥離シートに保持させた状態を示す断面図、(b)図は(a)図のC部に示すカバーシートを拡大して示した図である。 図2に示す第1孔部と第2孔部の配置関係を示す要部拡大平面図である。 本発明に係るスイッチ装置の第2実施形態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のD−D断面拡大図である。 図5に示すスイッチ装置の第2実施形態に備えられる本発明に係る板ばね付き粘着シートの第2実施形態を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は(a)図のE−E断面に相応する図で、剥離シートに保持させた状態を示す断面図である。 本発明に係る板ばね付き粘着シートの第3実施形態の要部を拡大して示した平面図である。
符号の説明
1 スイッチ基板
1a 中央固定接点
1b 周辺固定接点
1c 表面側
1d 側部
1d1 第1角部
1d2 第2角部
1e 裏面側
1f 側部
1f1 第1角部
1f2 第2角部
2 カバーシート(粘着シート)
2b 粘着部
3 可動接点(板ばね)
4 第1浮き上がり抑制手段
4a 第1孔部
4a1 盛り上がり部
4b 第2孔部
4b1 盛り上がり部
5 第2浮き上がり抑制手段
5a 第1孔部
5b 第2孔部
6 位置決め用の孔
7 剥離シート
9 スペーサシート(粘着シート)
9b 粘着部
10 第1浮き上がり抑制手段
10a 第1凹部
10a1 第1凹部
10b 第2凹部
10b1 第2凹部
11 第2浮き上がり抑制手段
11a 第1凹部
11b 第2凹部

Claims (11)

  1. 板ばねを保持するとともに、剥離シートに保持され、この剥離シートから剥がされてスイッチ基板に貼り付けられる際に、上記スイッチ基板の表面側から側部を経て裏面側に折り曲げられ、上記スイッチ基板の表面側及び裏面側に貼り付けられる板ばね付き粘着シートであって、
    上記スイッチ基板の上記側部のこのスイッチ基板の表面側に位置する第1角部と、このスイッチ基板の上記側部のこのスイッチ基板の裏面側に位置する第2角部のそれぞれに対向する部分に、上記折り曲げ時の上記スイッチ基板からの浮き上がりを抑える浮き上がり抑制手段を備え、
    上記スイッチ基板の上記側部の上記第1角部と上記第2角部との間の部分に対向する位置に、上記側部への貼り付けを可能にする粘着部を有することを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  2. 上記請求項1記載の板ばね付き粘着シートにおいて、
    上記浮き上がり抑制手段が、凹部または孔部から成ることを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  3. 上記請求項2記載の板ばね付き粘着シートにおいて、
    上記孔部が、上記スイッチ基板の上記側部の上記第1角部の長さ方向に沿って設けられる複数の孔を含む第1孔部と、上記スイッチ基板の上記側部の上記第2角部の長さ方向に沿って設けられる複数の孔を含む第2孔部とから成ることを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  4. 上記請求項3記載の板ばね付き粘着シートにおいて、
    上記第1孔部を形成する複数の孔と、上記第2孔部を形成する複数の孔のそれぞれを、互いに千鳥状に配置したことを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  5. 上記請求項2項記載の板ばね付き粘着シートにおいて、
    上記凹部が、上記スイッチ基板の上記側部の上記第1角部の長さ方向に沿って設けられる第1凹部と、上記スイッチ基板の上記側部の上記第2角部の長さ方向に沿って設けられる第2凹部とから成ることを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  6. 上記請求項5記載の板ばね付き粘着シートにおいて、
    上記第1凹部と上記第2凹部のそれぞれを、上記スイッチ基板に貼り付けられる粘着部の反対側に位置する表面から、上記粘着部に達しないまでの深さに形成したことを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  7. 上記請求項5記載の板ばね付き粘着シートにおいて、
    上記第1凹部と上記第2凹部のそれぞれが、複数に分割された凹部から成るとともに、上記第1凹部を形成する分割された凹部のそれぞれと、上記第2凹部を形成する分割された凹部のそれぞれを、互いに千鳥状に配置したことを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  8. 上記請求項2記載の板ばね付き粘着シートにおいて、
    上記凹部及び上記孔部の該当するものの周縁部に盛り上がり部を形成したことを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  9. 上記請求項1記載の板ばね付き粘着シートにおいて、
    上記浮き上がり抑制手段は、上記板ばねの一方の側に配置される第1浮き上がり抑制手段と、上記板ばねの他方の側に配置される第2浮き上がり抑制手段とから成ることを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  10. 上記請求項1項記載の板ばね付き粘着シートにおいて、
    上記スイッチ基板への位置決め用の孔を有することを特徴とする板ばね付き粘着シート。
  11. 中央固定接点及び周辺固定接点を有するスイッチ基板と、上記周辺固定接点に常時接触し、上記中央固定接点に選択的に接触する板ばねから成る可動接点を保持する板ばね付き粘着シートとを備え、
    上記板ばね付き粘着シートは、
    剥離シートに保持され、この剥離シートから剥がされて上記スイッチ基板に貼り付けられる際に、上記スイッチ基板の表面側から側部を経て裏面側に折り曲げられ、上記スイッチ基板の表面側及び裏面側に貼り付けられるものであって、
    上記スイッチ基板の上記側部のこのスイッチ基板の表面側に位置する第1角部と、このスイッチ基板の上記側部のこのスイッチ基板の裏面側に位置する第2角部のそれぞれに対向する部分に、上記折り曲げ時の上記スイッチ基板からの浮き上がりを抑える浮き上がり抑制手段を備え、
    上記スイッチ基板の上記側部の上記第1角部と上記第2角部との間の部分に対向する位置に、上記側部への貼り付けを可能にする粘着部を有することを特徴とするスイッチ装置。
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