JP2023052894A - 撮像素子および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイナミックレンジを拡大する撮像素子及び撮像装置を提供する。【解決手段】撮像チップにおいて、単位グループ131は、16画素から形成され、夫々の画素に対応する16個のPD104は、夫々転送トランジスタ302に接続され、各転送トランジスタの各ゲートには、転送パルスが供給されるTX配線307に接続される。TX配線は、16個の転送トランジスタに対して共通接続される。各転送トランジスタのドレインは、対応する各リセットトランジスタ303のソースに接続されると共に、転送トランジスタ302のドレインとリセットトランジスタ303のソース間のいわゆるフローティングディフュージョンFDが増幅トランジスタ304のゲートに接続される。リセットトランジスタのドレインは、電源電圧が供給されるVdd配線310に接続され、そのゲートはリセットパルスが供給されるリセット配線306に接続される。【選択図】図3

Description

本発明は、撮像素子および撮像装置に関する。
裏面照射型撮像チップと信号処理チップが、複数画素をまとめたセル単位ごとにマイクロバンプを介して接続された撮像ユニットが知られている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2006-49361号公報
入射光が強く、変換される電荷が多い場合に合わせて電荷蓄積時間を短くすると、入射光の弱い領域から読み出される信号が小さくなる。逆に、入射光が弱い領域に合わせて電荷蓄積時間を長くすると、入射光が強い領域から読み出される信号が飽和してしまう。このため、撮像ユニットのダイナミックレンジは、狭い範囲に限られていた。
本発明の第1の態様における撮像素子は、複数の画素と、複数の画素のうち少なくとも第1画素に接続され、第1画素から信号を読み出すための第1制御信号が出力される第1制御配線と、複数の画素のうち少なくとも第2画素に接続され、第2画素から信号を読み出すための第2制御信号が出力される第2制御配線と、第1画素から読み出された信号を用いて演算処理を行う第1演算回路と、第2画素から読み出された信号を用いて演算処理を行う第2演算回路と、第1演算回路と第2演算回路とにおいて異なる演算処理が行われるように第1制御信号と第2制御信号とをそれぞれ第1制御配線と第2制御配線とに出力させる駆動制御部と、を備える。
本発明の第2の態様における撮像装置は、上記の撮像素子と、撮像素子を制御する制御部と、を備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る裏面照射型のMOS型撮像素子の断面図である。 撮像チップの画素配列と単位グループを説明する図である。 撮像チップの単位グループに対応する回路図である。 撮像素子の機能的構成を示すブロック図である。 主に信号処理チップの具体的構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 シーンの例と領域分割を説明する図である。 分割された領域ごとの電荷蓄積制御を説明する図である。 撮影動作の処理を示すフロー図である。 分割された領域ごとの他の電荷蓄積制御を説明する図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る裏面照射型の撮像素子100の断面図である。撮像素子100は、入射光に対応した画素信号を出力する撮像チップ113と、画素信号を処理する信号処理チップ111と、画素信号を記憶するメモリチップ112とを備える。これら撮像チップ113、信号処理チップ111およびメモリチップ112は積層されており、Cu等の導電性を有するバンプ109により互いに電気的に接続される。
なお、図示するように、入射光は主に白抜き矢印で示すZ軸プラス方向へ向かって入射する。本実施形態においては、撮像チップ113において、入射光が入射する側の面を裏面と称する。また、座標軸に示すように、Z軸に直交する紙面左方向をX軸プラス方向、Z軸およびX軸に直交する紙面手前方向をY軸プラス方向とする。以降のいくつかの図においては、図1の座標軸を基準として、それぞれの図の向きがわかるように座標軸を表示する。
撮像チップ113の一例は、裏面照射型のMOSイメージセンサである。PD層106は、配線層108の裏面側に配されている。PD層106は、二次元的に配された複数のPD(フォトダイオード)104、および、PD104に対応して設けられたトランジスタ105を有する。
PD層106における入射光の入射側にはパッシベーション膜103を介してカラーフィルタ102が設けられる。カラーフィルタ102は、互いに異なる波長領域を透過する複数の種類を有しており、PD104のそれぞれに対応して特定の配列を有している。カラーフィルタ102の配列については後述する。カラーフィルタ102、PD104およびトランジスタ105の組が一つの画素を形成する。
カラーフィルタ102における入射光の入射側には、それぞれの画素に対応して、マイクロレンズ101が設けられる。マイクロレンズ101は、対応するPD104へ向けて入射光を集光する。
配線層108は、PD層106からの画素信号を信号処理チップ111に伝送する配線107を有する。配線107は多層であってもよく、また、受動素子および能動素子が設けられてもよい。
配線層108の表面には複数のバンプ109が配される。当該複数のバンプ109が信号処理チップ111の対向する面に設けられた複数のバンプ109と位置合わせされて、撮像チップ113と信号処理チップ111とが加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ109同士が接合されて、電気的に接続される。
同様に、信号処理チップ111およびメモリチップ112の互いに対向する面には、複数のバンプ109が配される。これらのバンプ109が互いに位置合わせされて、信号処理チップ111とメモリチップ112とが加圧等されることにより、位置合わせされたバンプ109同士が接合されて、電気的に接続される。
なお、バンプ109間の接合には、固相拡散によるCuバンプ接合に限らず、はんだ溶融によるマイクロバンプ結合を採用しても良い。また、バンプ109は、例えば後述する一つの画素グループに対して一つ程度設ければ良い。したがって、バンプ109の大きさは、PD104のピッチよりも大きくても良い。また、画素が配列された画素領域以外の周辺領域において、画素領域に対応するバンプ109よりも大きなバンプを併せて設けても良い。
信号処理チップ111は、表裏面にそれぞれ設けられた回路を互いに接続するTSV(シリコン貫通電極)110を有する。TSV110は、周辺領域に設けられることが好ましい。また、TSV110は、撮像チップ113の周辺領域、メモリチップ112にも設けられて良い。
図2は、撮像チップ113の画素配列と単位グループ131を説明する図である。特に、撮像チップ113を裏面側から観察した様子を示す。画素領域には2000万個以上もの画素がマトリックス状に配列されている。本実施形態においては、隣接する4画素×4画素の16画素が一つのグループを形成する。図の格子線は、隣接する画素がグループ化されて単位グループ131を形成する概念を示す。
画素領域の部分拡大図に示すように、単位グループ131は、緑色画素Gb、Gr、青色画素Bおよび赤色画素Rの4画素から成るいわゆるベイヤー配列を、上下左右に4つ内包する。緑色画素は、カラーフィルタ102として緑色フィルタを有する画素であり、入射光のうち緑色波長帯の光を受光する。同様に、青色画素は、カラーフィルタ102として青色フィルタを有する画素であって青色波長帯の光を受光し、赤色画素は、カラーフィルタ102として赤色フィルタを有する画素であって赤色波長帯の光を受光する。
図3は、撮像チップ113の単位グループ131に対応する回路図である。図において、代表的に点線で囲む矩形が、1画素に対応する回路を表す。なお、以下に説明する各トランジスタの少なくとも一部は、図1のトランジスタ105に対応する。
上述のように、単位グループ131は、16画素から形成される。それぞれの画素に対応する16個のPD104は、それぞれ転送トランジスタ302に接続され、各転送トランジスタ302の各ゲートには、転送パルスが供給されるTX配線307に接続される。本実施形態において、TX配線307は、16個の転送トランジスタ302に対して共通接続される。
各転送トランジスタ302のドレインは、対応する各リセットトランジスタ303のソースに接続されると共に、転送トランジスタ302のドレインとリセットトランジスタ303のソース間のいわゆるフローティングディフュージョンFDが増幅トランジスタ304のゲートに接続される。リセットトランジスタ303のドレインは電源電圧が供給されるVdd配線310に接続され、そのゲートはリセットパルスが供給されるリセット配線306に接続される。本実施形態において、リセット配線306は、16個のリセットトランジスタ303に対して共通接続される。
各々の増幅トランジスタ304のドレインは電源電圧が供給されるVdd配線310に接続される。また、各々の増幅トランジスタ304のソースは、対応する各々の選択トランジスタ305のドレインに接続される。選択トランジスタの各ゲートには、選択パルスが供給されるデコーダ配線308に接続される。本実施形態において、デコーダ配線308は、16個の選択トランジスタ305に対してそれぞれ独立に設けられる。そして、各々の選択トランジスタ305のソースは、共通の出力配線309に接続される。負荷電流源311は、出力配線309に電流を供給する。すなわち、選択トランジスタ305に対する出力配線309は、ソースフォロアにより形成される。なお、負荷電流源311は、撮像チップ113側に設けても良いし、信号処理チップ111側に設けても良い。
ここで、電荷の蓄積開始から蓄積終了後の画素出力までの流れを説明する。リセット配線306を通じてリセットパルスがリセットトランジスタ303に印加され、同時にTX配線307を通じて転送パルスが転送トランジスタ302に印加されると、PD104およびフローティングディフュージョンFDの電位はリセットされる。
PD104は、転送パルスの印加が解除されると、受光する入射光を電荷に変換して蓄積する。その後、リセットパルスが印加されていない状態で再び転送パルスが印加されると、蓄積された電荷はフローティングディフュージョンFDへ転送され、フローティングディフュージョンFDの電位は、リセット電位から電荷蓄積後の信号電位になる。そして、デコーダ配線308を通じて選択パルスが選択トランジスタ305に印加されると、フローティングディフュージョンFDの信号電位の変動が、増幅トランジスタ304および選択トランジスタ305を介して出力配線309に伝わる。これにより、リセット電位と信号電位とに対応する画素信号は、単位画素から出力配線309に出力される。
図示するように、本実施形態においては、単位グループ131を形成する16画素に対して、リセット配線306とTX配線307が共通である。すなわち、リセットパルスと転送パルスはそれぞれ、16画素全てに対して同時に印加される。したがって、単位グループ131を形成する全ての画素は、同一のタイミングで電荷蓄積を開始し、同一のタイミングで電荷蓄積を終了する。ただし、蓄積された電荷に対応する画素信号は、それぞれの選択トランジスタ305が選択パルスによって順次印加されて、選択的に出力配線309に出力される。
このように単位グループ131を基準として回路を構成することにより、単位グループ131ごとに電荷蓄積時間を制御することができる。単位グループごとに電荷蓄積時間を制御できるので、隣接する単位グループ131同士で、異なった電荷蓄積時間による画素信号をそれぞれ出力させることができる。さらには、全ての単位グループ131について共通の電荷蓄積時間を設定しておき、ある単位グループ131については、1回分の電荷蓄積と画素信号出力を実行させ、隣接する単位グループ131については、2回分の電荷蓄積と画素信号出力を繰り返させるといった制御もできる。後者のような、共通の単位時間による電荷蓄積および画素信号出力の繰り返し制御を単位時間制御という。なお、単位時間制御を行う場合であって、電荷蓄積の開始時点および終了時点を、全ての単位グループ131で同期させるのであれば、リセット配線306は、撮像チップ113上の全てのリセットトランジスタ303に対して共通接続されて良い。
本実施形態においては、単位時間制御について詳細に説明する。特に、一度の撮像指示に対して、電荷蓄積と画素信号出力の繰り返し回数を単位グループ131間で異ならせる制御について説明する。
図4は、撮像素子100の機能的構成を示すブロック図である。特にここでは画素信号の流れを説明する。
アナログのマルチプレクサ411は、単位グループ131を形成する16個のPD104を順番に選択して、それぞれの画素信号を出力配線309へ出力させる。マルチプレクサ411は、PD104と共に、撮像チップ113に形成される。
マルチプレクサ411を介して出力された画素信号は、信号処理チップ111に形成された、相関二重サンプリング(CDS)・アナログ/デジタル(A/D)変換を行う信号処理回路412により、CDSおよびA/D変換が行われる。A/D変換は、入力されるアナログ画素信号を、12bitのデジタル画素信号に変換する。A/D変換された画素信号は、同じく信号処理チップ111に形成された、演算回路415に引き渡される。演算回路415は、受け取った画素信号に後述の積算処理等を施して、デマルチプレクサ413へ引き渡す。
デマルチプレクサ413は、受け取った画素信号をそれぞれの画素に対応する画素メモリ414に格納する。画素メモリ414のそれぞれは、後述の積算処理を実行した後の画素信号を格納できる容量を有する。デマルチプレクサ413および画素メモリ414は、メモリチップ112に形成される。
演算回路415は、積算処理に用いる対応する画素信号を、デマルチプレクサ413を介して画素メモリ414から読み出す。あるいは、外部からの引渡要求に従って、デマルチプレクサ413を介して画素メモリ414から読み出した画素信号を、後段の画像処理部に引き渡す。なお、演算回路415は、メモリチップ112に設けられても良い。
また、図では1グループ分の画素信号の流れを示すが、実際にはこれらがグループごとに存在して、並列で動作する。ただし、演算回路415はグループごとに存在しなくても良く、例えば、一つの演算回路415がそれぞれのグループに対応する画素メモリ414の値を順に参照しながらシーケンシャルに処理しても良い。
次に、主に信号処理チップ111の具体的な構成の一例について説明する。図5は、主に信号処理チップ111の具体的構成を示すブロック図である。
信号処理チップ111は、分担化された制御機能としてのセンサ制御部441、ブロック制御部442、同期制御部443、信号制御部444と、これらの各制御部を統括制御する駆動制御部420とを含む。駆動制御部420は、撮像装置全体の統合制御を担うシステム制御部501からの指示を、各制御部が実行可能な制御信号に変換してそれぞれに引き渡す。
センサ制御部441は、撮像チップ113へ送出する、各画素の電荷蓄積、電荷読み出しに関わる制御パルスの送出制御を担う。具体的には、センサ制御部441は、対象画素に対してリセットパルスと転送パルスを送出することにより、電荷蓄積の開始と終了を制御し、読み出し画素に対して選択パルスを送出することにより、画素信号を出力配線309へ出力させる。
ブロック制御部442は、撮像チップ113へ送出する、制御対象となる単位グループ131を特定する特定パルスの送出を実行する。システム制御部501は、後述するように、被写界であるシーンの特性等に応じて撮像チップ113の画素領域を、それぞれが1つ以上の単位グループ131を含むように、複数のブロックに分割する。同一のブロックに含まれる画素は、同一の単位時間制御が実行される。すなわち、同一のブロックに含まれる画素は、一度の撮像指示に対して、同じ回数の電荷蓄積と画素信号出力を繰り返す。そこで、ブロック制御部442は、駆動制御部420からの指定に基づいて対象となる単位グループ131に特定パルスを送出することにより、単位グループ131をブロック化する役割を担う。各画素がTX配線307およびリセット配線306を介して受ける転送パルスおよびリセットパルスは、センサ制御部441が送出する各パルスとブロック制御部442が送出する特定パルスの論理積となる。駆動制御部420からの具体的なブロック化指定については、後に詳述する。
同期制御部443は、同期信号を撮像チップ113へ送出する。各パルスは、同期信号に同期して撮像チップ113においてアクティブとなる。例えば、同期信号を調整することにより、同一の単位グループ131に属する画素の特定画素のみを制御対象とするランダム制御、間引き制御等を実現する。
信号制御部444は、主にA/D変換器412bに対するタイミング制御を担う。出力配線309を介して出力された画素信号は、マルチプレクサ411を経てCDS回路412aおよびA/D変換器412bに入力される。A/D変換器412bは、信号制御部444によって制御されて、入力された画素信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画素信号は、演算回路415に引き渡され、後述の積算処理等が施される。積算処理等が施された画素信号は、メモリチップ112のデマルチプレクサ413に引き渡され、そしてそれぞれの画素に対応する画素メモリ414にデジタルデータの画素値として格納される。
信号処理チップ111は、いずれの単位グループ131を組み合わせてブロックを形成するかについてのブロック区分情報と、形成されたそれぞれのブロックが何回の電荷蓄積と画素信号出力を繰り返すかについての蓄積回数情報とを格納する、蓄積制御メモリとしてのタイミングメモリ430を有する。タイミングメモリ430は、例えばフラッシュRAMによって構成される。
後述するように、いずれの単位グループを組み合わせてブロックを形成するかについては、例えば、一連の撮影シーケンスに先立って実行されるシーンの輝度分布検出の検出結果に基づいて、システム制御部501により決定される。決定されたブロックは、例えば第1ブロック、第2ブロック…のように区分され、それぞれのブロックがいずれの単位グループ131を包含するかにより規定される。駆動制御部420は、このブロック区分情報をシステム制御部501から受け取り、タイミングメモリ430へ格納する。
システム制御部501は、例えば、輝度分布の検出結果に基づいて、各ブロックが何回の電荷蓄積と画素信号出力を繰り返すかを決定する。駆動制御部420は、この繰り返し回数情報をシステム制御部501から受け取り、対応するブロック区分情報と対でタイミングメモリ430へ格納する。このようにタイミングメモリ430へブロック区分情報と繰り返し回数情報を格納することにより、駆動制御部420は、一連の電荷蓄積制御を、タイミングメモリ430を逐次参照して独立して実行し得る。すなわち、駆動制御部420は、1枚の画像取得制御において撮像指示の信号をシステム制御部501から一旦受け取ると、その後は各画素の制御についてその都度システム制御部501から指示を受けること無く、蓄積制御を完了させることができる。
駆動制御部420は、更新されるブロック区分情報と繰り返し回数情報をシステム制御部501から受け取って、タイミングメモリ430の記憶内容を適宜更新する。例えば、駆動制御部420は、撮像準備指示または撮像指示に同期して、タイミングメモリ430を更新する。このように構成することにより、より高速な電荷蓄積制御を実現すると共に、駆動制御部420が電荷蓄積制御を実行している間に、システム制御部501は他の処理を並行して実行し得る。
駆動制御部420は、撮像チップ113に対する電荷蓄積制御を実行するに留まらず、読み出し制御の実行においてもタイミングメモリ430を参照する。例えば、駆動制御部420は、各ブロックの繰り返し回数情報を参照して、すでに画素メモリ414に格納されている画素信号を読み出し、演算回路415へ引き渡す。更には、演算回路415が演算処理を施した画素信号を、再度当該画素メモリ414に格納する。すなわち、画素メモリ414の画素信号を更新する。
また、駆動制御部420は、システム制御部501からの引渡要求に従って、対象画素信号を演算回路415およびデマルチプレクサ413を介して画素メモリ414から読み出し、撮像装置に設けられた画像処理部511へ引き渡す。画素メモリ414には、引渡要求に従って画素信号を伝送するデータ転送インタフェースが設けられている。データ転送インタフェースは、画像処理部511と繋がるデータ転送ラインと接続されている。データ転送ラインは例えばバスラインのうちのデータバスによって構成される。この場合、システム制御部501から駆動制御部420への引渡要求は、アドレスバスを利用したアドレス指定によって実行される。
データ転送インタフェースによる画素信号の伝送は、アドレス指定方式に限らず、さまざまな方式を採用しうる。例えば、データ転送を行うときに、各回路の同期に用いられるクロック信号の立ち上がり・立ち下がりの両方を利用して処理を行うダブルデータレート方式を採用し得る。また、アドレス指定などの手順を一部省略することによってデータを一気に転送し、高速化を図るバースト転送方式を採用し得る。また、制御部、メモリ部、入出力部を並列に接続している回線を用いたバス方式、直列にデータを1ビットずつ転送するシリアル方式などを組み合わせて採用することもできる。
このように構成することにより、画像処理部511は、必要な画素信号に限って受け取ることができるので、特に低解像度の画像を形成する場合などにおいて、高速に画像処理を完了させることができる。また、演算回路415に積算処理を実行させる場合には、画像処理部511が積算処理を実行しなくて良いので、機能分担と並行処理により、画像処理の高速化を図ることができる。
図6は、本実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置500は、撮影光学系としての撮影レンズ520を備え、撮影レンズ520は、光軸Oに沿って入射する被写体光束を撮像素子100へ導く。撮影レンズ520は、撮像装置500に対して着脱できる交換式レンズであっても構わない。撮像装置500は、撮像素子100、システム制御部501、測光部503、ワークメモリ504、記録部505、および表示部506を主に備える。システム制御部501は、ユーザからの指示を受けて、撮像素子100へ送信する撮像指示を生成する撮像指示部の機能を担う。
撮影レンズ520は、複数の光学レンズ群から構成され、シーンからの被写体光束をその焦点面近傍に結像させる。なお、図6では瞳近傍に配置された仮想的な1枚のレンズで代表して表している。上述の通り、撮像素子100の駆動制御部420は、システム制御部501からの指示に従って撮像素子100のタイミング制御、領域制御等の電荷蓄積制御を実行する制御回路である。
撮像素子100は、画素信号をシステム制御部501の画像処理部511へ引き渡す。画像処理部511は、ワークメモリ504をワークスペースとして種々の画像処理を施し、画像データを生成する。例えば、JPEGファイル形式の画像データを生成する場合は、ホワイトバランス処理、ガンマ処理等を施した後に圧縮処理を実行する。生成された画像データは、記録部505に記録されるとともに、表示信号に変換されて予め設定された時間の間、表示部506に表示される。なお、画像処理部511は、システム制御部501とは独立したASICとして構成されても良い。
測光部503は、画像データを生成する一連の撮影シーケンスに先立ち、シーンの輝度分布を検出する。測光部503は、例えば100万画素程度のAEセンサを含む。システム制御部501の演算部512は、測光部503の出力を受けてシーンの領域ごとの輝度を算出する。演算部512は、算出した輝度分布に従って上述の単位時間、絞り値、ISO感度を決定する。本実施形態において演算部512は、更に、撮像チップ113のどの画素グループ領域に決定した単位時間により何回の電荷蓄積と画素信号出力を繰り返させるかを決定する。また、演算部512は、最大の繰り返し回数が割り当てられた画素グループ領域の電荷蓄積が終了するまでの時間を計算して、シャッタの開閉タイミングを決定する。なお、演算部512は、撮像装置500を動作させるための各種演算も実行する。
図7は、シーンの例と領域分割を説明する図である。図7(a)は、撮像チップ113の画素領域が捉えるシーンを示す。具体的には、屋内環境に含まれるシャドウ被写体601および中間被写体602と、窓枠604の内側に観察される屋外環境のハイライト被写体603とが同時に写り込むシーンである。このような、ハイライト部からシャドウ部までの明暗差が大きなシーンを撮影する場合、従来の撮像素子であれば、ハイライト部を基準として電荷蓄積を実行するとシャドウ部で黒潰れが生じ、シャドウ部を基準として電荷蓄積を実行するとハイライト部で白飛びが生じた。すなわち、ハイライト部もシャドウ部も一律に一度の電荷蓄積により画像信号を出力させるには、明暗差の大きなシーンに対してフォトダイオードのダイナミックレンジが不足していると言える。そこで、本実施形態においては、シーンをハイライト部、シャドウ部といった部分領域に分割して、それぞれの領域に対応するフォトダイオードの電荷蓄積と画素信号読み出しの繰り返し回数を互いに異ならせることにより、ダイナミックレンジの実質的な拡大を図る。
図7(b)は、撮像チップ113の画素領域における領域分割を示す。演算部512は、測光部503が捉えた図7(a)のシーンを解析して、輝度を基準に画素領域を分割する。例えば、システム制御部501は、測光部503に露光時間を変更しつつ複数回のシーン取得を実行させ、演算部512は、その白飛び領域、黒潰れ領域の分布の変化を参照して画素領域の分割ラインを決定する。図7(b)の例においては、演算部512は、シャドウ領域611、中間領域612、およびハイライト領域613の3領域に分割している。
分割ラインは、単位グループ131の境界に沿って定義される。すなわち、分割された各領域は、整数個の単位グループ131をそれぞれ含む。そして、同一の領域に包含される各グループの画素は、演算部512によって決定された単位時間による同一回数の電荷蓄積および画素信号出力を行う。属する領域が異なれば、異なる回数の電荷蓄積および画素信号出力を行う。
図8は、図7の例による分割された領域ごとの単位制御を説明する図である。ここでは、演算部512が、測光部503の出力を受けて、中間領域612のEV値とハイライト領域613のEV値との差が約1段分であり、また、シャドウ領域611のEV値と中間領域612のEV値との差が同じく約1段分であると算出した場合を説明する。
演算部512は、ユーザから撮影準備指示を受けると、測光部503の出力から1回あたりの電荷蓄積時間である共通の単位時間Tを決定する。ここでは、単位時間Tは、1回の電荷蓄積によりハイライト領域613の画素が飽和しないように、ハイライト領域613のEV値から決定される。例えば、ハイライト領域613の中でも最も明るい部分に対応する画素において、1回の電荷蓄積動作により蓄積可能な8割から9割の電荷が蓄積されることを基準として、単位時間Tが決定される。このとき、出力される画素信号の増幅率に相関するISO感度、および撮影レンズ520に設けられた絞りの絞り値は、演算部512により、決定された単位時間Tに応じて、ハイライト領域613が適正露出となるように算出される。なお、ISO感度は、全ての画素に共通に設定される。
演算部512は、算出したハイライト領域613のEV値と中間領域612のEV値の差を参照して、中間領域612の繰り返し回数を2回とする。すなわち、単位時間Tの電荷蓄積と、その電荷蓄積による画素信号読み出しを2回繰り返させる。同様に、演算部512は、算出したハイライト領域613のEV値とシャドウ領域611のEV値の差を参照して、シャドウ領域611の電荷蓄積回数を4回とする。すなわち、単位時間Tの電荷蓄積と、その電荷蓄積による画素信号読み出しを4回繰り返させる。後述するように、繰り返し読み出された画素信号は、演算回路415で順次足し合わされて画素メモリ414に格納される。
ユーザから撮像指示を時刻t=0で受けると、駆動制御部420は、いずれの領域に属するグループの画素に対しても、リセットパルスと転送パルスを印加する。この印加をトリガーとして、いずれの画素も電荷蓄積を開始する。
時刻t=Tとなったら、駆動制御部420は、全ての画素に対して転送パルスを印加する。そして、各グループ内の画素に対して順次選択パルスを印加して、それぞれの画素信号を出力配線309に出力させる。駆動制御部420は、A/D変換器412bによりそれぞれの画素信号をデジタル信号に変換して、演算回路415を通過させ、それぞれ対応する画素メモリ414に格納する。この処理により、1回目の単位制御が完了する。そして、ハイライト領域613に属するグループの画素に対する処理を終了する。この時点で、ハイライト領域613の画素に対応する画素メモリ414に格納された画素信号から生成される画像は、白飛びおよび黒潰れがほとんど生じていない、PD104のダイナミックレンジを全体的に利用した適正露出の画像であることが期待できる。
全ての画素の画素信号を出力させたら、駆動制御部420は、中間領域612とシャドウ領域611に属するグループの画素に対して、時刻t=Tのタイミングで再びリセットパルスと転送パルスを印加して、2回目の電荷蓄積を開始させる。なお、画素信号の選択出力には時間を要するので、1回目の電荷蓄積の終了と2回目の電荷蓄積の開始の間には時間差が生じる。この時間差が実質的に無視し得ないのであれば、その時間分を遅延させて2回目の電荷蓄積を開始すれば良い。
時刻t=2Tとなったら、駆動制御部420は、中間領域612とシャドウ領域611に属するグループの画素に対して転送パルスを印加する。そして、これらのグループ内の画素に対して順次選択パルスを印加して、それぞれの画素信号を出力配線309に出力させる。駆動制御部420は、A/D変換器412bによりそれぞれの画素信号をデジタル信号に変換する。これに並行して、それぞれ対応する既に画素メモリ414に格納された1回目の画素信号を読み出す。そして、駆動制御部420は、演算回路415に、1回目の画素信号と新たに取得した2回目の画素信号とを足し合わせる積算処理を実行させる。駆動制御部420は、積算処理により新たに生成された画素信号を、対応する画素メモリ414に格納する。これにより、それぞれの画素メモリ414は、1回目の画素信号から積算処理された画素信号に更新される。この処理により、2回目の単位制御が完了する。そして、中間領域612に属するグループの画素に対する処理を終了する。
この時点で、中間領域612の画素に対応する画素メモリ414に格納された画素信号から生成される画像は、白飛びおよび黒潰れがほとんど生じていない、画像データのビット幅を全体的に利用した適正露出の画像であることが期待できる。つまり、1回の単位制御では電荷蓄積時間が十分ではなく、黒潰れが生じがちなアンダー画像となってしまうところ、2回の単位制御を跨いで積算処理を施すことにより、実質的に2Tの期間の電荷蓄積を行ったのと同等の適正画像を得ることができる。さらには、電荷蓄積を2回に分けることにより、2Tの期間に渡る1回の電荷蓄積で得られる画像に比べ、ランダムノイズが低減することも期待できる。
中間領域612とシャドウ領域611に属するグループの各画素の画素信号を出力させたら、駆動制御部420は、シャドウ領域611に属するグループの画素に対して、時刻t=2Tのタイミングで再びリセットパルスと転送パルスを印加して、3回目の電荷蓄積を開始させる。
時刻t=3Tとなったら、駆動制御部420は、シャドウ領域611に属するグループの画素に対して転送パルスを印加する。そして、このグループ内の画素に対して順次選択パルスを印加して、それぞれの画素信号を出力配線309に出力させる。駆動制御部420は、A/D変換器412bによりそれぞれの画素信号をデジタル信号に変換する。これに並行して、それぞれ対応する既に画素メモリ414に格納された画素信号を読み出す。そして、駆動制御部420は、演算回路415に、読み出した画素信号と新たに取得した3回目の画素信号とを足し合わせる積算処理を実行させる。駆動制御部420は、積算処理により新たに生成された画素信号を、対応する画素メモリ414に格納する。これにより、それぞれの画素メモリ414は、新たに積算処理された画素信号に更新される。この処理により、3回目の単位制御が完了する。
続けて、駆動制御部420は、シャドウ領域611に属するグループの画素に対して、時刻t=3Tのタイミングで再びリセットパルスと転送パルスを印加して、4回目の電荷蓄積を開始させる。
時刻t=4Tとなったら、駆動制御部420は、シャドウ領域611に属するグループの画素に対して転送パルスを印加する。そして、このグループ内の画素に対して順次選択パルスを印加して、それぞれの画素信号を出力配線309に出力させる。駆動制御部420は、A/D変換器412bによりそれぞれの画素信号をデジタル信号に変換する。これに並行して、それぞれ対応する既に画素メモリ414に格納された画素信号を読み出す。そして、駆動制御部420は、演算回路415に、読み出した画素信号と新たに取得した4回目の画素信号とを足し合わせる積算処理を実行させる。駆動制御部420は、積算処理により新たに生成された画素信号を、対応する画素メモリ414に格納する。これにより、それぞれの画素メモリ414は、新たに積算処理された画素信号に更新される。この処理により、4回目の単位制御が完了する。そして、シャドウ領域611に属するグループの画素に対する処理を終了する。
この時点で、シャドウ領域611の画素に対応する画素メモリ414に格納された画素信号から生成される画像は、白飛びおよび黒潰れがほとんど生じていない、画像データのビット幅を全体的に利用した適正露出の画像であることが期待できる。つまり、1回の単位制御では電荷蓄積時間が十分ではなく、黒潰れが生じがちなアンダー画像となってしまうところ、4回の単位制御に跨いで積算処理を施すことにより、実質的に4Tの期間の電荷蓄積を行ったのと同等の適正画像を得ることができる。さらには、電荷蓄積を4回に分けることにより、4Tの期間に渡る1回の電荷蓄積で得られる画像に比べ、ランダムノイズが低減することも期待できる。
システム制御部501は、4回目の電荷蓄積が終了するt=4Tのタイミングで、シャッタを閉じる。画像処理部511は、以上のように処理された各領域の画素信号を繋ぎ合わせて処理することにより、高ダイナミックレンジの画像データを生成する。
なお、上記で説明した処理においては、駆動制御部420は、ある領域において予め定められた回数の単位制御が終了すると、他の領域が単位制御を継続している場合でも、その領域については、その後は電荷蓄積を実行しなかった。しかし、他の領域の単位制御に合わせて、その後も電荷蓄積を実行しても良い。この場合、転送パルスおよび選択パルスの印加による画素信号出力を行わなければ良い。あるいは、画素信号出力を行ったとしても、A/D変換器412bによるデジタル信号への変換、演算回路415による積算処理、画素メモリ414への格納等のいずれかの段階で画素信号を破棄する処理を行えば良い。
次に、一連の撮影動作処理について説明する。図9は、撮影動作の処理を示すフロー図である。フローは、撮像装置500の電源がONにされて開始される。
システム制御部501は、ステップS101で、撮像準備指示であるシャッタスイッチSW1の押し下げがなされるまで待機する。シャッタスイッチSW1の押し下げを検知したらステップS102へ進む。
ステップS102では、システム制御部501は、測光処理を実行する。具体的には、測光部503の出力を得て、演算部512がシーンの輝度分布を算出する。そして、ステップS103へ進み、上述のように、単位時間、領域分割、繰り返し回数等を決定する。決定されたこれらの情報は、システム制御部501から駆動制御部420へ送られ、タイミングメモリ430で記憶される。
撮像準備動作が完了したら、ステップS104へ進み、ユーザからの撮像指示であるシャッタスイッチSW2の押し下げがなされるまで待機する。このとき、経過時間が予め定められた時間Twを超えたら(ステップS105のYES)、ステップS101へ戻る。Twを超える前に(ステップS105のNO)スイッチSW2の押し下げを検知したら、ステップS106へ進む。
駆動制御部420は、ステップS106において、1回目の単位制御として全画素による電荷蓄積を実行する。そして、単位時間の経過後に画素信号出力とA/D変換を実行し(ステップS107)、変換されたデジタル画素信号を、画素メモリ414に格納する(ステップS108)。
続いて駆動制御部420は、ステップS109へ進み、2回目の単位制御を実行する対象領域を、タイミングメモリ430の領域分割情報を参照して決定する。そして、当該対象領域において電荷蓄積を実行する(ステップS110)。
駆動制御部420は、単位時間の経過後に2回目の電荷蓄積による画素信号出力とA/D変換を実行する(ステップS111)。これに並行して、あるいは前後して、駆動制御部420は、1回目の単位制御により格納された画素信号を画素メモリ414から読み出す(ステップS112)。そして、駆動制御部420は、演算回路415に、ステップS111でA/D変換された画素信号と、ステップS112で読み出された画素信号とを積算する積算処理を実行させる(ステップS113)。演算回路415によって積算された結果は、新たな画素信号として、ステップS112で読み出した画素メモリ414の値を更新して、格納される(ステップS114)。
駆動制御部420は、ステップS115へ進み、ステップS103で決定された繰り返し回数に到達したか否かを、タイミングメモリ430の繰り返し回数情報を参照して判断する。繰り返し回数に達していないと判断したら、ステップS109へ進み、3回目、4回目…の単位制御(ステップS109からステップS114)を実行する。繰り返し回数に達したと判断したら、ステップS116へ進む。
ステップS116では、駆動制御部420が単位制御の完了報告をシステム制御部501へ対して行い、これに応じて、システム制御部501は、駆動制御部420に対して画素メモリ414に格納された画素信号を画像処理部511へ送信させる。画像処理部511は画像処理を実行し例えばJPEG等の画像データを生成する。システム制御部501は、生成された画像データを記録部505に記録する記録処理を実行する。
記録処理が完了したらステップS117へ進み、撮像装置500の電源がOFFにされたか否かを判断する。電源がOFFにされていないと判断したらステップS101へ戻り、OFFにされたと判断したら一連の撮影動作処理を終了する。
なお、上記で説明した処理においては、駆動制御部420は、単位時間Tを、ハイライト領域613の画素が飽和しない時間として決定した。ハイライト領域613は、測光部503の測光結果に基づいて決定されるので、駆動制御部420は、図9のフローを用いて説明したような撮像タイミングに合わせて、単位時間Tをその都度決定している。しかし、単位時間Tは、撮影ごとに動的に変更するのでは無く、予め定められた固定値を採用することもできる。
例えば、固定値としてT=1/256秒を採用した場合の、図8のシーンに対する単位制御を考える。システム制御部501は、測光結果として、ハイライト領域613を適正露出とする電荷蓄積時間を1/64秒、中間領域612を適正露出とする電荷蓄積時間を1/32秒、シャドウ領域611を適正露出とする電荷蓄積時間を1/16秒と算出した場合を想定する。この場合、ハイライト領域613に対しては、(1/64)÷(1/256)=4回、中間領域612に対しては、(1/32)÷(1/256)=8回、シャドウ領域611に対しては、(1/16)÷(1/256)=16回の繰り返し回数を決定すれば良い。
ここで、固定値としての単位時間Tは、これより短時間の電荷蓄積を行えないことになるので、明るいシーンに対しても単位時間制御が行えるように、比較的短い時間に設定することが好ましい。ただし、本実施形態においてはA/D変換後のデジタルの画素信号で積算処理を実行するので、単位時間Tの電荷蓄積によりシャドウ部においても1以上の値を持つように、A/D変換器412bの量子化ビット数を増やしておくべきである。この場合、画素メモリ414も、当該量子化ビット数に合わせて格納サイズが設定される。ここで、画像処理部511で処理されるビット数と画素メモリ414に格納される画素信号のビット数が異なる場合は、システム制御部501からの引渡要求に同期して、演算回路415によりビット変換を行った後に画素信号を画像処理部511へ引き渡せば良い。
さらに、測光部503の測光結果を利用すること無く、単位制御を実行することもできる。具体的には、画素メモリ414から画素信号を読み出して単位グループごとの平均値、あるいは、隣接する単位グループも含めた例えば縦横5×5=25グループごとの平均値を逐次算出しつつ、これが閾値を超えたか否かにより、更なる単位制御を行うか否かを決定する。すなわち、単位制御を繰り返した結果、明るい画像となったと考えられる領域はそれ以上の単位制御を行わず、まだ暗い画像であると考えられる領域は更なる単位制御を続ける。このような平均値判断を行うことによっても、それぞれの領域の画像を適正露出に近い画像とすることができる。この場合、画素メモリ414に格納された画素信号を画像処理部511へ引き渡すときには、繰り返し回数で正規化すれば良い。具体的には、例えばそれぞれの画素信号を繰り返し回数で割った値とすれば良い。なお、閾値を超えたか否かの判断を行う対象となる値は、平均値に限らず、さまざまな統計処理により算出された算出値を利用することができる。
本実施形態における撮像装置500の構成によれば、領域ごとに適正露出にすべく単位制御を実行するに留まらず、さまざまな画像効果との関係において単位制御を実行することができる。例えば、単位時間Tを、手振れが生じにくい比較的短い時間に設定しておき、像ずれが許容量を超えるまで単位制御の繰り返しを実行することができる。この場合、像ずれ量の検出は動作検出部の検出結果を用いることができる。動作検出部は、例えば測光センサの出力を利用するのであれば測光部503が担うこともできるし、別途設けられた他の動き検出センサが担うこともできる。このような単位時間制御によれば、像振れの少ない画像を得ることができる。なお、予定された電荷蓄積時間に到達しないことによる明るさの不足分は、画素信号を増幅することにより調整すれば良い。
また、領域ごとに排他的に単位制御を実行することもできる。例えば図8の例において、1回目の単位制御はハイライト領域613に対してのみを行い、続く2回目と3回目の単位制御は中間領域612に対してのみ行い、続く4回目から7回目の単位制御はシャドウ領域611に対してのみを行うことができる。このように領域ごとに排他的に単位制御を実行すれば、例えば領域ごとに絞り値などの光学条件を変更した、多彩な画像を取得することができる。より具体的には、滝の流れる領域に対しては絞りを絞って単位制御をより多く繰り返し、その周辺に存在する木々の領域に対しては絞りを開いて少ない単位制御を実行することができる。このような制御によれば、1枚の画像の中に異なるシャッタ速度の像を共存させることができるので、従来に無い画像を一度の撮像指示により取得することができる。なお、例えばライブビュー画像を通じてユーザから予め指示を受け付ければ、シーンのどの領域に何回の単位制御を繰り返させるかを事前に定めることができる。
以上説明した各実施形態においては、静止画像を前提として説明したが、もちろんフレームごとに同様の単位制御をおこなうことにより、動画像を生成することもできる。また、デジタルカメラ専用機に限らず、もちろん携帯電話、情報端末、PC等の電子機器に組み込まれたカメラユニットに対しても上述の処理を実行させることができる。
さらにバリエーションについて説明する。図10は、別実施例としての、分割された領域ごとの電荷蓄積制御を説明する図である。ここでは、図8の例と同様に、演算部512が、測光部503の出力を受けて、中間領域612のEV値とハイライト領域613のEV値との差が約1段分であり、また、シャドウ領域611のEV値と中間領域612のEV値との差が同じく約1段分であると算出した場合を説明する。演算部512は、ユーザから撮影準備指示を受けると、図8の例と同様に、測光部503の出力から1回あたりの電荷蓄積時間である共通の単位時間Tを決定する。
演算部512は、算出したハイライト領域613のEV値と中間領域612のEV値の差を参照して、中間領域612において必要な電荷蓄積回数を2回と決定する。同様に、演算部512は、算出したハイライト領域613のEV値とシャドウ領域611のEV値の差を参照して、シャドウ領域611において必要な電荷蓄積回数を4回と決定する。ここで、本実施例においては、シャドウ領域611において決定された、すなわち必要と決定された電荷蓄積回数の最大値である4回を、全領域における電荷蓄積回数とする。つまり、ハイライト領域613、中間領域612、シャドウ領域611の全領域において、単位時間Tの電荷蓄積と、その電荷蓄積による画素信号読み出しを4回繰り返させる。
ユーザから撮像指示を時刻t=0で受けると、駆動制御部420は、いずれの領域に属するグループの画素に対しても、リセットパルスと転送パルスを印加する。この印加をトリガーとして、いずれの画素も電荷蓄積を開始する。
時刻t=Tとなったら、駆動制御部420は、全ての画素に対して転送パルスを印加する。そして、各グループ内の画素に対して順次選択パルスを印加して、それぞれの画素信号を出力配線309に出力させる。駆動制御部420は、A/D変換器412bによりそれぞれの画素信号をデジタル信号に変換して、演算回路415を通過させ、それぞれ対応する画素メモリ414に格納する。この処理により、1回目の単位制御が完了する。
全ての画素の画素信号を出力させたら、駆動制御部420は、再び全領域の画素に対して、時刻t=Tのタイミングで再びリセットパルスと転送パルスを印加して、2回目の電荷蓄積を開始させる。なお、画素信号の選択出力には時間を要するので、1回目の電荷蓄積の終了と2回目の電荷蓄積の開始の間には時間差が生じる。この時間差が実質的に無視し得ないのであれば、その時間分を遅延させて2回目の電荷蓄積を開始すれば良い。
時刻t=2Tとなったら、駆動制御部420は、全ての画素に対して転送パルスを印加する。そして、各グループ内の画素に対して順次選択パルスを印加して、それぞれの画素信号を出力配線309に出力させる。駆動制御部420は、A/D変換器412bによりそれぞれの画素信号をデジタル信号に変換する。これに並行して、それぞれ対応する既に画素メモリ414に格納された1回目の画素信号を読み出す。そして、駆動制御部420は、演算回路415に、1回目の画素信号と新たに取得した2回目の画素信号とを足し合わせる積算処理を実行させる。駆動制御部420は、積算処理により新たに生成された画素信号を、対応する画素メモリ414に格納する。これにより、それぞれの画素メモリ414は、1回目の画素信号から積算処理された画素信号に更新される。この処理により、2回目の単位制御が完了する。
同様に、時刻t=2Tから3Tの間に3回目の電荷蓄積および画素信号読み出しを行い、時刻t=3Tから4Tの間に4回目の電荷蓄積および画素信号読み出しを行う。4回目の積算処理が終了した時点で、ハイライト領域613においては、1回の電荷蓄積で足りるところを4回繰り返しているので、積算処理した画素信号の値を1/4とする演算を行う。単位時間Tは、上述のように、ハイライト領域613の中でも最も明るい部分に対応する画素において、1回の電荷蓄積動作により蓄積可能な8割から9割の電荷が蓄積されることを基準として定められているので、それぞれの電荷蓄積において飽和することはない。したがって、積算処理した画素信号の値を1/4にして得られるハイライト領域613の画像は、白飛びおよび黒潰れがほとんど生じていない、PD104のダイナミックレンジを全体的に利用した適正露出の画像であることが期待できる。
同様に、4回目の積算処理が終了した時点で、中間領域612においては、2回の電荷蓄積で足りるところを4回繰り返しているので、積算処理した画素信号の値を1/2とする演算を行う。積算処理した画素信号の値を1/2にして得られる中間領域612の画像は、白飛びおよび黒潰れがほとんど生じていない、画像データのビット幅を全体的に利用した適正露出の画像であることが期待できる。
また、4回積算処理した画素信号から得られるシャドウ領域611の画像は、白飛びおよび黒潰れがほとんど生じていない、画像データのビット幅を全体的に利用した適正露出の画像であることが期待できる。つまり、1回の単位制御では電荷蓄積時間が十分ではなく、黒潰れが生じがちなアンダー画像となってしまうところ、4回の単位制御に跨いで積算処理を施すことにより、実質的に4Tの期間の電荷蓄積を行ったのと同等の適正画像を得ることができる。
本実施例におけるこのような電荷蓄積制御を行うと、4Tの期間の間に被写体が領域間を跨いで移動するような場合でも、領域の境界において被写体像が不連続となるような不自然な画像にはならない。例えば、太陽光が車体の一部に当たった移動する自動車を撮影する場合でも、撮影画像において輝点の軌跡が領域間で途切れることがない。
なお、以上の制御においては、すべての積算処理を終えてから、ハイライト領域613では1/4とし、中間領域612では1/2とする演算を行った。しかし、それぞれの画素信号をデジタル信号に変換して、それぞれに対応する画素メモリ414に格納する段階において、演算回路415が、ハイライト領域613の画素に対しては1/4とし、中間領域612の画素に対しては1/2とする演算を行っても良い。つまり、各回の画素信号読み出し処理において、領域ごとに低減演算を行っても良い。このように処理しても、上記と同様の効果が得られる。
さらに別のバリエーションについて説明する。図8を用いて説明した実施例においては、システム制御部501は、測光部503の出力からシーンの輝度分布を算出して、単位時間T、領域分割、繰り返し回数を決定した。しかし、測光部503の出力結果を得なくても、これらを決定することができる。
システム制御部501は、例えば、ビューファインダとして用いていたライブビュー画像から単位時間Tを決める。このとき、ハイライト部が白飛びしないように、ライブビュー画像を取得するためのシャッタ速度よりも短い時間とすると良い。そして、ユーザから撮像指示であるシャッタスイッチSW2の押し下げ操作を受けたら、システム制御部501は、まず1回目の電荷蓄積および画素信号読み出しを行う。そして、ここで得られた画素信号のレベルを解析して、領域を分割し、その分割された領域ごとの電荷蓄積の繰り返し回数を決定する。具体的には、例えば、蓄積可能な50%以上の電荷が蓄積された画素が多数を占める領域を1回の蓄積制御で終了する領域と定め、25%以上50%未満の電荷が蓄積された画素が多数を占める領域を2回の蓄積制御で終了する領域と定め、25%未満の電荷が蓄積された画素が多数を占める領域を4回の蓄積制御で終了する領域と定める。そして、2回目以降の電荷蓄積および画素信号読み出しを継続して実行する。このように制御すれば、測光部503を独立して設けなくても良い。あるいは、撮影モードの特性に合わせて、測光部503の出力を用いた制御とこのような制御を切り替えることもできる。
あるいは、システム制御部501は、1回目の電荷蓄積および画素信号読み出しにおいては領域分割までを実行し、それぞれの領域ごとに次の電荷蓄積および画素信号読み出しを行うか否かを各回の信号読み出し後に判断するように制御することもできる。すなわち、システム制御部501は、ある領域においてm(自然数)回の電荷蓄積および画素信号読み出しが終了した時に、積算処理後の画素信号の値が予め定められた範囲に入っていればm+1回目の電荷蓄積を行わず終了し、入っていなければm+1回目の電荷蓄積を実行する。また、別の領域においてn(自然数)回の電荷蓄積および画素信号読み出しが終了した時に、積算処理後の画素信号の値が予め定められた範囲に入っていればn+1回目の電荷蓄積を行わず終了し、入っていなければn+1回目の電荷蓄積を実行する。
また上述において、測光部503の測光結果を用いず、単位グループごとの平均値等を逐次算出しつつ、これが閾値を超えたか否かにより、更なる単位制御を行うか否かを決定する例を説明したが、この制御において閾値を蓄積回数に応じて変更しても良い。具体的には、蓄積回数が増えるに従って、閾値を徐々に小さくする。閾値を徐々に小さくすることにより、シャドウ領域とハイライト領域の明るさが逆転することのない、自然な画像を生成することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 撮像素子、101 マイクロレンズ、102 カラーフィルタ、103 パッシベーション膜、104 PD、105 トランジスタ、106 PD層、107 配線、108 配線層、109 バンプ、110 TSV、111 信号処理チップ、112 メモリチップ、113 撮像チップ、131 単位グループ、302 転送トランジスタ、303 リセットトランジスタ、304 増幅トランジスタ、305 選択トランジスタ、306 リセット配線、307 TX配線、308 デコーダ配線、309 出力配線、310 Vdd配線、311 負荷電流源、411 マルチプレクサ、412 信号処理回路、412a CDS回路、412b A/D変換器、413 デマルチプレクサ、414 画素メモリ、415 演算回路、420 駆動制御部、430 タイミングメモリ、441 センサ制御部、442 ブロック制御部、443 同期制御部、444 信号制御部、500 撮像装置、501 システム制御部、503 測光部、504 ワークメモリ、505 記録部、506 表示部、511 画像処理部、512 演算部、520 撮影レンズ、601 シャドウ被写体、602 中間被写体、603 ハイライト被写体、604 窓枠、611 シャドウ領域、612 中間領域、613 ハイライト領域

Claims (40)

  1. 光電変換された電荷を転送する転送部を有する複数の画素と、
    前記複数の画素のうち少なくとも第1画素が有する前記転送部を制御するための第1転送制御信号が出力される第1転送制御配線と、
    前記複数の画素のうち少なくとも第2画素が有する前記転送部を制御するための第2転送制御信号が出力される第2転送制御配線と、
    前記第1画素から読み出された信号を積算する第1演算回路と、
    前記第2画素から読み出された信号を積算する第2演算回路と、
    前記第1演算回路において前記第1画素から読み出された信号に積算処理が行われる回数と、前記第2演算回路において前記第2画素から読み出された信号に積算処理が行われる回数とが異なる回数となるように、前記第1転送制御信号を前記第1転送制御配線に出力し、前記第2転送制御信号を前記第2転送制御配線に出力する駆動制御部と、を備え、
    前記複数の画素は、行方向と列方向とに並んで配置され、
    前記第1画素と前記第2画素とは、前記行方向に並んで配置される撮像素子。
  2. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記第1画素から読み出された信号が格納される第1画素メモリと、
    前記第2画素から読み出された信号が格納される第2画素メモリと、を備え、
    前記第1演算回路は、前記第1画素から読み出された信号に前記第1画素メモリに格納された信号を用いて積算処理を行い、
    前記第2演算回路は、前記第2画素から読み出された信号に前記第2画素メモリに格納された信号を用いて積算処理を行う撮像素子。
  3. 請求項2に記載の撮像素子において、
    前記駆動制御部は、前記第1演算回路で積算処理が行われた、前記第1画素から読み出された信号を前記第1画素メモリに格納し、前記第2演算回路で積算処理が行われた、前記第2画素から読み出された信号を前記第2画素メモリに格納する撮像素子。
  4. 請求項2または請求項3に記載の撮像素子において、
    前記駆動制御部は、前記第1画素メモリに格納された、前記第1画素から読み出された信号を外部に出力し、前記第2画素メモリに格納された、前記第2画素から読み出された信号を外部に出力する撮像素子。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記複数の画素は、画素領域において並んで配置され、
    前記第1画素は、前記画素領域のうち第1領域において複数配置され、
    前記第2画素は、前記画素領域のうち第2領域において複数配置される撮像素子。
  6. 請求項5に記載の撮像素子において、
    前記第2領域は、前記画素領域において前記第1領域から前記行方向側に配置される撮像素子。
  7. 請求項5または請求項6に記載の撮像素子において、
    前記第1画素は、前記第1領域において前記行方向と前記列方向とに並んで配置され、
    前記第2画素は、前記第2領域において前記行方向と前記列方向とに並んで配置される撮像素子。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記第1画素から読み出された信号をデジタル信号に変換するための第1変換回路と、
    前記第2画素から読み出された信号をデジタル信号に変換するための第2変換回路と、を備える撮像素子。
  9. 請求項8に記載の撮像素子において、
    前記第1演算回路は、前記第1変換回路においてデジタル信号に変換された、前記第1画素から読み出された信号に積算処理を行い、
    前記第2演算回路は、前記第2変換回路においてデジタル信号に変換された、前記第2画素から読み出された信号に積算処理を行う撮像素子。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記第1画素から読み出された信号に相関二重サンプリング処理を行うための第1相関二重サンプリング処理回路と、
    前記第2画素から読み出された信号に相関二重サンプリング処理を行うための第2相関二重サンプリング処理回路と、
    を備える撮像素子。
  11. 請求項10に記載の撮像素子において、
    前記第1演算回路は、前記第1相関二重サンプリング処理回路において相関二重サンプリング処理が行われた、前記第1画素から読み出された信号に積算処理を行い、
    前記第2演算回路は、前記第2相関二重サンプリング処理回路において相関二重サンプリング処理が行われた、前記第2画素から読み出された信号に積算処理を行う撮像素子。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記画素は、光電変換された電荷が転送されるフローティングディフュージョンの電位をリセットするリセット部を有する撮像素子。
  13. 請求項12に記載の撮像素子において、
    前記第1画素が有する前記リセット部を制御するための第1リセット制御信号が出力される第1リセット制御配線と、
    前記第2画素が有する前記リセット部を制御するための第2リセット制御信号が出力される第2リセット制御配線と、
    を備える撮像素子。
  14. 請求項13に記載の撮像素子において、
    前記駆動制御部は、前記第1演算回路において前記第1画素から読み出された信号に積算処理が行われる回数と、前記第2演算回路において前記第2画素から読み出された信号を積算処理が行われる回数とが異なる回数となるように前記第1リセット制御信号と前記第2リセット制御信号とをそれぞれ前記第1リセット制御配線と前記第2リセット制御配線とに出力させる撮像素子。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記第1画素に接続され、前記第1画素から読み出された信号が出力される第1出力配線と、
    前記第2画素に接続され、前記第2画素から読み出された信号が出力される第2出力配線と、
    を備える撮像素子。
  16. 請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記複数の画素は、第1半導体基板において配置され、
    前記第1演算回路と前記第2演算回路とは、前記第1半導体基板に接続される第2半導体基板において配置される撮像素子。
  17. 請求項16に記載の撮像素子において、
    前記第1半導体基板は、前記第2半導体基板により積層される撮像素子。
  18. 請求項16または請求項17に記載の撮像素子において、
    前記駆動制御部は、前記第2半導体基板において配置される撮像素子。
  19. 請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記複数の画素は、第1半導体基板において配置され、
    前記駆動制御部は、前記第1半導体基板に接続される第2半導体基板において配置される撮像素子。
  20. 請求項19に記載の撮像素子において、
    前記第1半導体基板は、前記第2半導体基板により積層される撮像素子。
  21. 請求項1から請求項20のいずれか一項に記載の撮像素子と、
    前記撮像素子を制御する制御部と、
    を備える撮像装置。
  22. 請求項21に記載の撮像装置において、
    前記制御部は、前記第1演算回路で前記第1画素から読み出された信号に積算処理が行われる回数と、前記第2演算回路で前記第2画素から読み出された信号に積算処理が行われる回数とを決定する撮像装置。
  23. 光を電荷に変換する複数の光電変換部が行方向に並んで配置される撮像素子であって、
    前記複数の光電変換部のうち第1光電変換部で変換された電荷を転送する第1転送部と、
    前記複数の光電変換部のうち第2光電変換部で変換された電荷を転送する第2転送部と、
    前記第1転送部を制御するための第1転送制御信号が出力される第1転送制御配線と、
    前記第2転送部を制御するための第2転送制御信号が出力される第2転送制御配線と、
    前記第1転送部により転送された電荷に基づく第1信号に積算処理を行う第1演算回路と、
    前記第2転送部により転送された電荷に基づく第2信号に積算処理を行う第2演算回路と、
    前記第1演算回路において前記第1信号に積算処理が行われる回数と、前記第2演算回路において前記第2信号に積算処理が行われる回数とが異なる回数となるように、前記第1転送制御信号を前記第1転送制御配線に出力し、前記第2転送制御信号を前記第2転送制御配線に出力する駆動制御部と、
    を備える撮像素子。
  24. 請求項23に記載の撮像素子において、
    前記第1光電変換部の電位をリセットする第1リセット部と、
    前記第2光電変換部の電位をリセットする第2リセット部と、
    前記第1リセット部を制御するための第1リセット制御信号が出力される第1リセット制御配線と、
    前記第2リセット部を制御するための第2リセット制御信号が出力される第2リセット制御配線と、
    を備える撮像素子。
  25. 請求項24に記載の撮像素子において、
    前記駆動制御部は、前記第1演算回路において前記第1信号に積算処理が行われる回数と、前記第2演算回路において前記第2信号に積算処理が行われる回数とが異なる回数となるように、前記第1リセット制御信号を前記第1リセット制御配線に出力し、前記第2転送制御信号を前記第2転送制御配線に出力する撮像素子。
  26. 請求項23から請求項25のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記第1光電変換部と前記第2光電変換部とは、第1半導体基板に配置され、
    前記第1演算回路と前記第2演算回路とは、第2半導体基板に配置される撮像素子。
  27. 請求項26に記載の撮像素子において、
    前記駆動制御部は、前記第2半導体基板に配置される撮像素子。
  28. 請求項23から請求項25のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記第1光電変換部と前記第2光電変換部とは、第1半導体基板に配置され、
    前記駆動制御部は、第2半導体基板に配置される撮像素子。
  29. 請求項23から請求項25のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記第1信号をデジタル信号に変換するための第1変換回路と、
    前記第2信号をデジタル信号に変換するための第2変換回路と、を備え、
    前記第1演算回路は、前記第1変換回路を用いてデジタル信号に変換された前記第1信号に積算処理を行い、
    前記第2演算回路は、前記第2変換回路を用いてデジタル信号に変換された前記第2信号に積算処理を行う撮像素子。
  30. 請求項29に記載の撮像素子において、
    前記第1光電変換部と前記第2光電変換部とは、第1半導体基板に配置され、
    前記第1変換回路と前記第2変換回路とは、第2半導体基板に配置される撮像素子。
  31. 請求項30に記載の撮像素子において、
    前記第1演算回路と前記第2演算回路とは、前記第2半導体基板に配置される撮像素子。
  32. 請求項30または請求項31に記載の撮像素子において、
    前記駆動制御部は、前記第2半導体基板に配置される撮像素子。
  33. 請求項29に記載の撮像素子において、
    前記第1演算回路で積算処理が行われた前記第1信号を格納する第1画素メモリと、
    前記第2演算回路で積算処理が行われた前記第2信号を格納する第2画素メモリと、
    を備える撮像素子。
  34. 請求項33に記載の撮像素子において、
    前記第1光電変換部と前記第2光電変換部とは、第1半導体基板に配置され、
    前記第1変換回路と前記第2変換回路とは、第2半導体基板に配置され、
    前記第1画素メモリと前記第2画素メモリとは、第3半導体基板に配置される撮像素子。
  35. 請求項34に記載の撮像素子において、
    前記第1演算回路と前記第2演算回路とは、前記第2半導体基板に配置される撮像素子。
  36. 請求項34に記載の撮像素子において、
    前記第1演算回路と前記第2演算回路とは、前記第3半導体基板に配置される撮像素子。
  37. 請求項34から請求項36のいずれか一項に記載の撮像素子において、
    前記駆動制御部は、前記第2半導体基板に配置される撮像素子。
  38. 請求項23から請求項37のいずれか一項に記載の撮像素子を備える撮像装置。
  39. 請求項38に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子を制御する制御部と、
    を備える撮像装置。
  40. 請求項39に記載の撮像装置において、
    前記制御部は、前記第1演算回路で前記第1信号に積算処理が行われる回数と、前記第2演算回路で前記第2信号に積算処理が行われる回数とを決定する撮像装置。
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