JP2023050808A - 作業機械の起動システム、作業機械の起動方法および作業機械 - Google Patents

作業機械の起動システム、作業機械の起動方法および作業機械 Download PDF

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Yuto Matsumoto
俊輔 杉村
Shunsuke Sugimura
剛宏 柴田
Takehiro Shibata
知史 帆加利
Tomofumi Hokari
裕一朗 保田
Yuichiro Yasuda
兼史 野崎
Kenji Nomura
朋隆 小松
Tomotaka Komatsu
洋祐 山越
Yosuke Yamakoshi
遼平 菊澤
Ryohei Kikusawa
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Abstract

【課題】作業効率の低下が生じることを防ぐ作業機械の起動システム、作業機械の起動方法及び作業機械を提供する。【解決手段】動力源と、所定の付加機能を実現する付加機能部とを備える作業機械の起動システムであって、付加機能に係る注意事項を提示する提示部と、オペレータが注意事項を確認した後に、動力源を起動可能とする起動制御部と、を備える。これにより作業機械の操作前に付加機能に係る注意事項をオペレータに確認させることができる。【選択図】図7

Description

本開示は、作業機械の起動システム、作業機械の起動方法および作業機械に関する。
作業機械が人物を含む障害物に接触しないように、作業機械の周囲を監視し、所定の領域内に障害物が存在する場合に、所定の安全措置を取る技術が知られている。安全措置は、ブザー等による警報の出力、作業機械のロックなどが挙げられる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2021-014736号公報
上述の安全機能のような付加機能を備えることで、作業機械は作業効率を向上させることができる。一方で、オペレータが付加機能の存在を知らずに作業機械を操作すると、作業効率が低下する可能性がある。
本開示の目的は、作業効率の低下が生じることを防ぐことができる作業機械の起動システム、作業機械の起動方法および作業機械を提供することにある。
本発明の一態様によれば、作業機械の起動システムは、動力源と、所定の付加機能を実現する付加機能部とを備える作業機械の起動システムであって、前記付加機能に係る注意事項を提示する提示部と、オペレータが前記注意事項を確認した後に、前記動力源を起動可能とする起動制御部とを備える。
上記態様によれば、作業機械の操作前に付加機能に係る注意事項をオペレータに確認させることで、作業効率の低下が生じることを防ぐことができる。
第1の実施形態に係る作業機械の構成を示す概略図である。 第1の実施形態に係る作業機械が備える複数のカメラの撮像範囲を示す図である。 第1の実施形態に係る運転室の内部の構成を示す図である。 第1の実施形態に係る制御システムのハードウェア構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態における制御システムによる作業機械の起動動作の一例を示すシーケンス図(その1)である。 第1の実施形態における制御システムによる作業機械の起動動作の一例を示すシーケンス図(その2)である。 第1の実施形態に係るタッチパネルに表示される画面の一例である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
〈第1の実施形態〉
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
《作業機械100の構成》
図1は、第1の実施形態に係る作業機械100の構成を示す概略図である。
作業機械100は、施工現場にて稼働し、土砂などの施工対象を施工する。第1の実施形態に係る作業機械100は、例えば油圧ショベルである。作業機械100は、走行体110、旋回体120、作業機130および運転室140を備える。第1の実施形態に係る作業機械100は、安全機能として作業機械100の周辺の障害物を検知し、検知結果に基づいて走行体110、旋回体120および作業機130の動作を制限する衝突防止機能を有する。
第1の実施形態に係る作業機械100は、オペレータが所持するスマートフォンなどのオペレータ端末300とBLE(Bluetooth Low Energy、Bluetoothは登録商標)による通信を行うことで、オペレータの認証を行う。なお、他の実施形態においては、作業機械100とオペレータ端末300とは、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)などBLE以外の近距離無線通信方式で通信を行ってもよい。また、作業機械100は、インターネットなどの広域通信を介して遠隔のサーバ装置500からオペレータの認証に用いるマスタデータを受信する。これにより、作業機械100は、利用可能なオペレータが変化したとしても最新のマスタデータを用いた認証処理を行うことができる。
サーバ装置500が記憶するマスタデータは、オペレータごとに、オペレータIDと、パスワードと、表示名と、作業機械100の操作権限を示す情報と、操作設定データと、Bluetooth(登録商標)のデバイスアドレスとを関連付けたデータである。操作設定データは、油圧回路を制御する際に用いられるデータである。操作権限を示す情報により、作業機械100の操作権限を有するか否か、モニタにて設定できる内容等を識別することができる。また操作設定データは、操作量と制御量との関係を表すデータである。操作設定データは、例えば、制御量に対する重み値や、操作量と制御量との関係を示す関数であってよい。
走行体110は、作業機械100を走行可能に支持する。走行体110は、左右に設けられた2つの無限軌道111と、各無限軌道111を駆動するための2つの走行モータ112を備える。
旋回体120は、走行体110に旋回中心回りに旋回可能に支持される。
作業機130は、油圧により駆動する。作業機130は、旋回体120の前部に上下方向に駆動可能に支持される。運転室140は、オペレータが搭乗し、作業機械100の操作を行うためのスペースである。運転室140は、旋回体120の左前部に設けられる。
ここで、旋回体120のうち作業機130が取り付けられる部分を前部という。また、旋回体120について、前部を基準に、反対側の部分を後部、左側の部分を左部、右側の部分を右部という。
《旋回体120の構成》
旋回体120は、エンジン121、油圧ポンプ122、コントロールバルブ123、旋回モータ124、燃料噴射装置125を備える。
エンジン121は、油圧ポンプ122を駆動する原動機である。エンジン121にはセルモータ1211が設けられる。エンジン121は、セルモータ1211の回転により起動する。
油圧ポンプ122は、エンジン121により駆動される可変容量ポンプである。油圧ポンプ122は、コントロールバルブ123を介して各アクチュエータ(ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、バケットシリンダ133C、走行モータ112、および旋回モータ124)に作動油を供給する。
コントロールバルブ123は、油圧ポンプ122から供給される作動油の流量を制御する。
旋回モータ124は、コントロールバルブ123を介して油圧ポンプ122から供給される作動油によって駆動し、旋回体120を旋回させる。
燃料噴射装置125は、燃料をエンジン121に噴射する。
旋回体120には、作業機械100の周囲を撮像する複数のカメラ208が設けられる。図2は、第1の実施形態に係る作業機械100が備える複数のカメラ208の撮像範囲を示す図である。
具体的には、旋回体120には、旋回体120の周囲のうち左後方範囲Raを撮像する左後方カメラ208A、旋回体120の周囲のうち後方範囲Rbを撮像する後方カメラ208B、旋回体120の周囲のうち右後方範囲Rcを撮像する右後方カメラ208C、旋回体120の周囲の右前方範囲Rdを撮像する右前方カメラ208Dが設けられる。なお、複数のカメラ208の撮像範囲の一部は、互いに重複していてもよい。
複数のカメラ208の撮像範囲は、作業機械100の全周のうち、運転室140から視認可能な左前方範囲Reを除く範囲をカバーする。なお、第1の実施形態に係るカメラ208は、旋回体120の左後方、後方、右後方、および右前方を撮像するが、他の実施形態においてはこれに限られない。例えば、他の実施形態に係るカメラ208の数および撮像範囲は、図1、図2に示す例と異なっていてよい。
《作業機130の構成》
作業機130は、ブーム131、アーム132、バケット133、ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、およびバケットシリンダ133Cを備える。
ブーム131の基端部は、旋回体120にブームピンを介して取り付けられる。
アーム132は、ブーム131とバケット133とを連結する。アーム132の基端部は、ブーム131の先端部にアームピンを介して取り付けられる。
バケット133は、土砂などを掘削するための刃と掘削した土砂を収容するための収容部とを備える。バケット133の基端部は、アーム132の先端部にバケットピンを介して取り付けられる。
ブームシリンダ131Cは、ブーム131を作動させるための油圧シリンダである。ブームシリンダ131Cの基端部は、旋回体120に取り付けられる。ブームシリンダ131Cの先端部は、ブーム131に取り付けられる。
アームシリンダ132Cは、アーム132を駆動するための油圧シリンダである。アームシリンダ132Cの基端部は、ブーム131に取り付けられる。アームシリンダ132Cの先端部は、アーム132に取り付けられる。
バケットシリンダ133Cは、バケット133を駆動するための油圧シリンダである。バケットシリンダ133Cの基端部は、アーム132に取り付けられる。バケットシリンダ133Cの先端部は、バケット133に接続されるリンク部材に取り付けられる。
《運転室140の構成》
運転室140の左面には、オペレータが搭乗するためのドア141が設けられる。ドア141には、ドア141をロックするためのロックアクチュエータ1411と、ロックを解除するためのドアスイッチ1412が設けられる。
図3は、第1の実施形態に係る運転室140の内部の構成を示す図である。
運転室140内には、運転席142、操作装置143、ロータリスイッチ144およびタッチパネル145Dが設けられる。ロータリスイッチ144は、回転されることでOFF、ACC(アクセサリー)、IG(イグニッション)、ST(スタート)の4つのポジションをとるスイッチである。なお、ロータリスイッチ144をSTポジションで指を離すと、図示しないばね機構により、自動的にIGポジションに戻る。ロータリスイッチ144は、エンジンコントローラ206を駆動させるための始動スイッチの一例である。
操作装置143は、オペレータの手動操作によって走行体110、旋回体120および作業機130を駆動させるための装置である。操作装置143は、左操作レバー143LO、右操作レバー143RO、左フットペダル143LF、右フットペダル143RF、左走行レバー143LT、右走行レバー143RTを備える。
左操作レバー143LOは、運転席142の左側に設けられる。右操作レバー143ROは、運転席142の右側に設けられる。
左フットペダル143LFは、運転席142の前方の床面の左側に配置される。右フットペダル143RFは、運転席142の前方の床面の右側に配置される。左走行レバー143LTは、左フットペダル143LFに軸支され、左走行レバー143LTの傾斜と左フットペダル143LFの押し下げが連動するように構成される。右走行レバー143RTは、右フットペダル143RFに軸支され、右走行レバー143RTの傾斜と右フットペダル143RFの押し下げが連動するように構成される。
左フットペダル143LFおよび左走行レバー143LTは、走行体110の左側履帯の回転駆動に対応する。具体的には、作業機械100のオペレータが左フットペダル143LFまたは左走行レバー143LTを前方に倒すと、左側履帯は前進方向に回転する。また、作業機械100のオペレータが左フットペダル143LFまたは左走行レバー143LTを後方に倒すと、左側履帯は後進方向に回転する。
右フットペダル143RFおよび右走行レバー143RTは、走行体110の右側履帯の回転駆動に対応する。具体的には、作業機械100のオペレータが右フットペダル143RFまたは右走行レバー143RTを前方に倒すと、右側履帯は前進方向に回転する。また、作業機械100のオペレータが右フットペダル143RFまたは右走行レバー143RTを後方に倒すと、右側履帯は後進方向に回転する。
左操作レバー143LOおよび右操作レバー143ROは、旋回体120の旋回動作、ブーム131の上げ/下げ動作、アーム132の掘削/ダンプ動作、及びバケット133の掘削/ダンプ動作を行うための操作機構である。第1の実施形態に係る作業機械100において、各操作レバーの操作パターンは、オペレータごとに個別に設定される。操作パターンの例としては、例えば以下のようなパターンが挙げられる。
左操作レバー143LOを前方に倒すと、アーム132のダンプ動作が実行される。左操作レバー143LOを後方に倒すと、アーム132の掘削動作が実行される。左操作レバー143LOを右方向に倒すと、旋回体120の右旋回が実行される。左操作レバー143LOを左方向に倒すと、旋回体120の左旋回が実行される。右操作レバー143ROを前方に倒すと、ブーム131の下げ動作が実行される。右操作レバー143ROを後方に倒すと、ブーム131の上げ動作が実行される。右操作レバー143ROを右方向に倒すと、バケット133のダンプ動作が行われる。右操作レバー143ROを左方向に倒すと、バケット133の掘削動作が行われる。
《制御システム145の構成》
図4は、第1の実施形態に係る制御システム145のハードウェア構成を示す概略ブロック図である。図4において、実線は電力線を表し、破線は信号線を表す。また、図4において一点鎖線は、無線通信を表す。
制御システム145は、電源部201、スタータ信号ユニット202、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204、制御コントローラ205、エンジンコントローラ206、広域通信コントローラ207、カメラ208、周辺監視コンポーネント209を備える。スタータ信号ユニット202、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204、制御コントローラ205、エンジンコントローラ206は、互いにCAN(Controller Area Network)などの作業機械100の第1内部ネットワークN1を介して接続される。またゲートウェイ機能コントローラ203、広域通信コントローラ207、カメラ208、周辺監視コンポーネント209は、互いにイーサネット(登録商標)などの作業機械100の第2内部ネットワークN2を介して接続される。
電源部201は、制御システム145を構成する各機器に電気エネルギーを供給する。
スタータ信号ユニット202は、ドアスイッチ1412、ロータリスイッチ144、オペレータ端末300及びモニタコントローラ204から信号の入力を受ける。スタータ信号ユニット202は、入力された信号に基づいて、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204、制御コントローラ205、エンジンコントローラ206、広域通信コントローラ207、カメラ208、周辺監視コンポーネント209、ロックアクチュエータ1411又はセルモータ1211に起動信号又は駆動信号を出力する。起動信号が入力されたコントローラは、電源部201が供給する電気エネルギーにより起動し、動作する。なお、スタータ信号ユニット202は、他のコントローラが停止状態にあるときも、常に電源部201からの電気エネルギーの供給を受けて動作している。一方で、スタータ信号ユニット202は、作業機械100が起動していないときは、BLEの通信機能を有する回路のみが起動状態となり、他の構成が休止状態にあってもよいし、間欠的に起動するように構成されてもよい。
ゲートウェイ機能コントローラ203は、第1内部ネットワークN1に接続されるコントローラと第2内部ネットワークN2に接続されるコントローラ同士の通信を中継する。特に、ゲートウェイ機能コントローラ203は、広域通信コントローラ207が広域通信網を介してサーバ装置500から受信したオペレータの認証マスタデータを記憶し、第1内部ネットワークN1を介して接続されるコンポーネントに伝送する。
モニタコントローラ204は、制御システム145が備えるタッチパネル145Dによる表示を制御し、タッチパネル145Dのタッチ操作の発生を通知する。なお、他の実施形態に係る制御システム145は、タッチパネル145Dでなく、LCD(Liquid Crystal Display)などのタッチ入力機能を有しないモニタ及び物理ボタンを備えてもよい。この場合、モニタコントローラ204は、モニタによる表示を制御し、物理ボタンの押下を通知する。
制御コントローラ205は、作業機130の動作を制御する油圧機器に関連する各種データを図示しないセンサにより取得し、操作装置143の操作に従って油圧機器を制御するための制御信号を出力する。つまり、制御コントローラ205は、ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、バケットシリンダ133C、走行モータ112、旋回モータ124などの駆動を制御する。制御コントローラ205は、作業機130を駆動させるアクチュエータを制御する作業機制御装置の一例である。
エンジンコントローラ206は、エンジン121に関連する各種データを図示しないセンサにより取得し、燃料噴射装置125に燃料噴射量を指示することで、エンジン121を制御する。エンジンコントローラ206は、動力源を制御する動力源制御部の一例である。
広域通信コントローラ207は、広域通信網を介した通信を行う機能を有する。広域通信コントローラ207は、広域通信網を介した通信により、サーバ装置500から受信したオペレータの認証に用いるマスタデータを受信する。広域通信コントローラ207は、所定周期(例えば、24時間周期)で間欠的に起動し、サーバ装置500からデータの受信を行う。
カメラ208は、図2に示すように、作業機械100の周囲を撮像する。
周辺監視コンポーネント209は、カメラ208が撮像した画像に基づいて俯瞰画像を生成し、モニタコントローラ204を介してタッチパネル145Dに俯瞰画像を表示させる。また周辺監視コンポーネント209は、作業機械100から所定の距離以内に存在する障害物を検知する。つまり、周辺監視コンポーネント209は、所定の付加機能を実現する付加機能部の一例である。
制御システム145は、タッチパネル145Dの操作により、運転室140に搭乗しているオペレータのログイン処理を行う機能を有する。例えば、制御システム145は、ログイン処理を行うコントローラを備えていてもよいし、スタータ信号ユニット202、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204がログイン処理を行う機能を有していてもよい。具体的には、制御システム145は、モニタコントローラ204を介してタッチパネル145DにオペレータIDの選択画面を表示させ、オペレータIDの選択を受け付ける。制御システム145は、選択されたオペレータIDが、作業機械100に近接している操作権限を有するオペレータを示す場合に、運転室140に搭乗しているオペレータが操作権限を有するオペレータであると認証する。
《オペレータ端末300》
オペレータ端末300は、予めインストールされた作業機械100の起動プログラムを実行することで、BLEのペリフェラルとして機能する。オペレータ端末300は、起動プログラムを実行すると、作業機械100の一覧を表示させ、オペレータから起動対象の作業機械100の選択を受け付ける。オペレータ端末300は、作業機械100の選択を受け付けると、オペレータ端末300のデバイスアドレスと選択された作業機械100の機械IDとを含むアドバタイズパケットの送信を開始する。
《制御システム145の動作》
ここで、作業機械100の操作権限を有するオペレータ(特定オペレータ)が作業機械100に搭乗するときの作業機械100の起動動作について説明する。制御システム145は、作業機械100の起動システムの一例である。図5は、第1の実施形態における制御システム145による作業機械100の起動動作の一例を示すシーケンス図(その1)である。図6は、第1の実施形態における制御システム145による作業機械100の起動動作の一例を示すシーケンス図(その2)である。図7は、第1の実施形態に係るタッチパネル145Dに表示される画面の一例である。
オペレータがオペレータ端末300を操作し、起動プログラムを実行すると、作業機械100の一覧を表示させ、オペレータから起動対象の作業機械100の選択を受け付ける(ステップS1)。オペレータ端末300は、作業機械100の選択を受け付けると、デバイスアドレスと選択された作業機械100の機械IDとを含むアドバタイズパケットを送信する(ステップS2)。
スタータ信号ユニット202は、アドバタイズパケットを受信し、アドバタイズパケットの送信元のオペレータ端末300がペアリング済みである場合に、特定オペレータが近接していると判定する。スタータ信号ユニット202は、特定オペレータが近接していると判定すると、ゲートウェイ機能コントローラ203に起動信号を送信する(ステップS3)。これにより、ゲートウェイ機能コントローラ203は起動を開始する(ステップS4)。その後、ゲートウェイ機能コントローラ203は、起動を完了する(ステップS5)。
オペレータは、作業機械100に到達するとドア141を開けるためにドアスイッチ1412を押下する。これにより、スタータ信号ユニット202は、ドアスイッチ1412からONを示す信号を受信する(ステップS6)。スタータ信号ユニット202は、特定オペレータの近接状態を確認したうえで、ロックアクチュエータ1411を駆動させ、ドア141のロックを解除する(ステップS7)。
オペレータが運転室140に乗り込み、ロータリスイッチ144をACCポジションに入れると、スタータ信号ユニット202は、ロータリスイッチ144からACCを示す信号を受信する(ステップS8)。スタータ信号ユニット202は、特定オペレータの近接状態を確認したうえで、ロックアクチュエータ1411を駆動させ、ドア141のロックを解除する。スタータ信号ユニット202は、特定オペレータの近接状態を確認したうえで、モニタコントローラ204に起動信号を送信する(ステップS9)。これにより、モニタコントローラ204が起動する(ステップS10)。
モニタコントローラ204は、図7に示すオペレータの一覧画面D11の表示をするための信号をタッチパネル145Dに出力する(ステップS11)。これにより、モニタコントローラ204はタッチパネル145Dにオペレータの一覧画面D11が表示される。なお、ロータリスイッチ144がACCポジションにある場合、エンジン121は起動していない。つまり、スタータ信号ユニット202は、エンジン121の停止中に、オペレータの一覧画面D11を表示させる。モニタコントローラ204はオペレータの操作により、オペレータの一覧画面D11から1つのオペレータIDの選択を受け付ける(ステップS12)。モニタコントローラ204は、第2内部ネットワークN2を介してスタータ信号ユニット202からステップS2で接続したオペレータ端末300の情報を受信し、ゲートウェイ機能コントローラ203から当該オペレータ端末300に関連付けられたオペレータIDを取得する(ステップS13)。モニタコントローラ204はステップS12で選択されたオペレータIDとステップS13で取得されたオペレータIDを照合し、オペレータの認証を行う(ステップS14)。つまり、モニタコントローラ204は、作業機械100を操作するオペレータを認証する認証部の一例である。なお、他の実施形態においては、モニタコントローラ204が選択されたオペレータIDをゲートウェイ機能コントローラ203に送信し、ゲートウェイ機能コントローラ203にてオペレータの認証を行ってもよい。オペレータが認証できた場合、モニタコントローラ204は第1内部ネットワークN1を介して認証結果を出力する(ステップS15)。
なお、オペレータの認証に失敗した場合、モニタコントローラ204は、ステップS12によるオペレータIDの選択受け付けへ処理を戻す。
スタータ信号ユニット202は、第1内部ネットワークN1を介して認証結果を取得すると、制御コントローラ205、広域通信コントローラ207、カメラ208および周辺監視コンポーネント209に起動信号を送信する(ステップS16)。つまり、スタータ信号ユニット202は、エンジンコントローラ206以外の未起動のコンポーネントに起動信号を送信する。これにより、制御コントローラ205、広域通信コントローラ207、カメラ208および周辺監視コンポーネント209が起動する(ステップS17)。なお、他の実施形態においては、スタータ信号ユニット202は、制御コントローラ205、広域通信コントローラ207、カメラ208および周辺監視コンポーネント209を、モニタコントローラ204と同じステップS9のタイミングで起動させてもよい。
一方で、ゲートウェイ機能コントローラ203は、ステップS15で出力された認証結果を受信すると、記憶しているマスタデータから、選択されたオペレータIDに関連付けられた操作設定データを読み出す(ステップS18)。ゲートウェイ機能コントローラ203は、読み出した操作設定データに基づいて、図7に示すように操作設定内容を確認するための操作設定確認画面D12を生成し、操作設定確認画面D12の表示指示をモニタコントローラ204に送信する(ステップS19)。モニタコントローラ204は、表示指示を受信すると、操作設定確認画面D12をタッチパネル145Dに表示させる(ステップS20)。操作設定確認画面D12には、操作レバーの操作量に対する作業機130の速度、操作レバーの操作方向と作業機130の各パーツの対応関係、操作レバーに設けられた図示しないボタンに割り当てられた機能などを確認するための情報が含まれる。操作設定確認画面D12には、設定内容を変更する変更ボタンと、変更しないOKボタンとが表示される。
オペレータがOKボタンを押下すると、モニタコントローラ204は、操作設定確認画面D12の確認結果として第1内部ネットワークN1を介してゲートウェイ機能コントローラ203に操作設定データの変更をしないことを示す情報を送信する(ステップS21)。なお、オペレータが変更ボタンを押下した場合、モニタコントローラ204はオペレータから操作設定の変更内容の入力を受け付け、操作設定確認画面D12の確認結果として第1内部ネットワークN1を介してゲートウェイ機能コントローラ203に変更後の操作設定データを送信する。この場合、ゲートウェイ機能コントローラ203は、記憶している操作設定データを更新する。
ゲートウェイ機能コントローラ203は、モニタコントローラ204から操作設定確認画面D12の確認結果を取得すると、操作設定データを制御コントローラ205に送信する(ステップS22)。これにより、制御コントローラ205は操作設定データを反映する(ステップS23)。
ゲートウェイ機能コントローラ203は、第2内部ネットワークN2を介して接続されるコンポーネントに、注意事項のリクエストを送信する(ステップS24)。第2内部ネットワークN2を介して接続される各コンポーネントは、エンジン121の始動前にオペレータに確認させるべき注意事項の有無を判定し、注意事項がある場合はその注意事項を示す情報をゲートウェイ機能コントローラ203に送信する(ステップS25)。第1の実施形態に係る制御システム145では、周辺監視コンポーネント209に注意事項が設定されるため、周辺監視コンポーネント209が第2内部ネットワークN2を介して注意事項を示す情報をゲートウェイ機能コントローラ203に送信する。
ゲートウェイ機能コントローラ203は、注意事項を示す情報を受信すると、図7に示すように注意事項を確認するための注意事項確認画面D13を生成し、注意事項確認画面D13の表示指示をモニタコントローラ204に送信する(ステップS26)。モニタコントローラ204は、表示指示を受信すると、注意事項確認画面D13をタッチパネル145Dに表示させる(ステップS27)。注意事項確認画面D13には、周辺監視コンポーネント209の利用に際する注意事項が含まれる。具体的には、周辺監視コンポーネント209によって作業機械100の動作が制限されることがあることが、注意事項確認画面D13に記載される。注意事項確認画面D13には、内容を確認した意思表示をするための確認ボタンが表示される。つまり、モニタコントローラ204は、付加機能に係る注意事項を提示する提示部の一例である。
オペレータが確認ボタンを押下すると、モニタコントローラ204は、注意事項確認画面D13が確認されたことを示す情報を第1内部ネットワークN1を介して送信する(ステップS28)。これにより、スタータ信号ユニット202は、オペレータによって注意事項が確認されたことを認識することができる。
注意事項が確認された後に、オペレータがロータリスイッチ144をIGポジションに入れると、スタータ信号ユニット202は、ロータリスイッチ144からIGを示す信号を受信する(ステップS29)。スタータ信号ユニット202は、エンジンコントローラ206に起動信号を送信する(ステップS30)。これにより、エンジンコントローラ206が起動する(ステップS31)。
オペレータがロータリスイッチ144をSTポジションに入れると、スタータ信号ユニット202は、ロータリスイッチ144からSTを示す信号を受信する(ステップS32)。スタータ信号ユニット202は、セルモータ1211を駆動させる(ステップS33)。これにより、エンジン121が始動し、作業機械100が操作可能な状態となる。
上述の通り、スタータ信号ユニット202は、周辺監視コンポーネント209の注意事項がオペレータによって確認された後に、エンジンコントローラ206を起動させ、またエンジン121を始動させる。スタータ信号ユニット202は、周辺監視コンポーネント209の注意事項がオペレータによって確認される前にロータリスイッチ144がIGポジションに入れられても、エンジンコントローラ206を起動させない。つまり、スタータ信号ユニット202は、オペレータが注意事項を確認した後に、動力源を起動可能とする起動制御部の一例である。
なお、図5および図6に示すシーケンス図では、ステップS15でモニタコントローラ204による認証がなされたときに、スタータ信号ユニット202が制御コントローラ205を起動させるが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、ステップS28でオペレータによって注意事項が確認された後に、スタータ信号ユニット202が制御コントローラ205を起動させるものであってもよい。
《スタータ信号ユニット202の動作》
ここで、注意事項がオペレータによって確認されるまでスタータ信号ユニット202によってエンジンコントローラ206を起動させないようにする起動制御方法について説明する。スタータ信号ユニット202は、内部メモリにオペレータが注意事項を確認したか否かを表す確認フラグの記憶領域を持つ。スタータ信号ユニット202は、作業機械100の停止中にアドバタイズパケットを受信すると、確認フラグをFalseに初期化する。このとき、スタータ信号ユニット202は操作装置143に、ロータリスイッチ144を赤点灯させる指示を出力する。ロータリスイッチ144の赤点灯は、エンジン121を始動できない状態であることを示す。
スタータ信号ユニット202は、第1内部ネットワークN1を介してモニタコントローラ204から送信される注意事項の確認結果を監視する。スタータ信号ユニット202は、確認結果が送信されたときに、確認フラグをTrueに書き換える。このとき、スタータ信号ユニット202は操作装置143に、ロータリスイッチ144を緑点灯させる指示を出力する。ロータリスイッチ144の緑点灯は、エンジン121を始動できる状態であることを示す。
スタータ信号ユニット202は、ロータリスイッチ144がIGポジションに入れられたとき、確認フラグがTrueであるか否かを判定する。確認フラグがTrueである場合、スタータ信号ユニット202は、エンジンコントローラ206に起動信号を送信する。他方、確認フラグがFalseである場合、スタータ信号ユニット202は、エンジンコントローラ206に起動信号を送信しない。
同様に、スタータ信号ユニット202は、ロータリスイッチ144がSTポジションに入れられたとき、確認フラグがTrueであるか否かを判定する。確認フラグがTrueである場合、スタータ信号ユニット202は、セルモータ1211を駆動させる。他方、確認フラグがFalseである場合、スタータ信号ユニット202は、セルモータ1211を駆動させない。
《作用・効果》
このように、第1の実施形態によれば、制御システム145は、周辺監視コンポーネント209などによる付加機能に係る注意事項を提示するモニタコントローラ204と、オペレータが注意事項を確認した後に、エンジン121を起動可能とするスタータ信号ユニット202とを備える。これにより、制御システム145は、作業機械100の操作前に付加機能に係る注意事項をオペレータに確認させることで、オペレータに付加機能の存在を認識させ、作業効率の低下を防ぐことができる。
また、第1の実施形態に係る制御システム145は、タッチパネル145Dに操作装置143の操作レバーの操作パターンを提示し、オペレータが注意事項および操作パターンを確認した後に、エンジン121を起動可能とする。これにより、オペレータが操作レバーの操作を誤る可能性を低減させることができる。
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。すなわち、他の実施形態においては、上述の処理の順序が適宜変更されてもよい。また、一部の処理が並列に実行されてもよい。
上述した実施形態に係るスタータ信号ユニット202は、単独のコンピュータによって構成されるものであってもよいし、スタータ信号ユニット202の構成を複数のコンピュータに分けて配置し、複数のコンピュータが互いに協働することでスタータ信号ユニット202として機能するものであってもよい。例えば、スタータ信号ユニット202のうち、起動信号を出力する機能と、オペレータの認証を行う機能とは別個のコンピュータに実装されてもよい。スタータ信号ユニット202を構成する一部のコンピュータが作業機械100の内部に搭載され、他のコンピュータが作業機械100の外部に設けられてもよい。
上述した実施形態に係る制御システム145は、制御システム145を構成する一部の構成が作業機械100の内部に搭載され、他の構成が作業機械100の外部に設けられてもよい。
上述した実施形態に係るオペレータ端末300は、スマートフォンなどのアプリケーションプログラムを実行可能な端末であるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係るオペレータ端末300は、予め定められたアドバタイズパケットを出力する機能のみを持つキーフォブであってもよい。なお、オペレータ端末300がキーフォブである場合、アプリケーションプログラムによって起動対象の作業機械100の選択を受け付けることができない。この場合、アドバタイズパケットを受信した作業機械100のうち、アドバタイズパケットの送信元のオペレータ端末300とペアリング済みの作業機械が、すべて起動するようにしてもよい。
上述した実施形態に係る作業機械100は、付加機能として作業機械100の周辺の障害物を検知し、検知結果に基づいて走行体110、旋回体120および作業機130の動作を制限する衝突防止機能を有するが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る付加機能は、障害物の検知結果をタッチパネル145Dに表示し、アラームとして音声を出力するような他の安全機能であってもよい。また例えば、他の実施形態に係る付加機能は、予め設定された施工面より下方にバケット133が侵入しないように作業機130を自動的に制御する機能であってもよい。
上述した実施形態に係る作業機械100は、タッチパネル145Dへの入力によって操作レバーの設定および注意事項が確認されたことを認識するが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る作業機械100は、音声認識機能を有し、タッチパネル145Dへの表示に代えて、音声により操作レバーの設定および注意事項を出力し、音声認識によって操作レバーの設定および注意事項が確認されたか否かを判定してもよい。
上述した実施形態に係る作業機械100は、タッチパネル145Dの表示を、オペレータの認証のためのオペレータの一覧画面D11、操作設定内容を確認するための操作設定確認画面D12、付加機能の注意事項確認画面D13の順に切り替えるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る作業機械100は、タッチパネル145Dの表示を、オペレータの一覧画面D11、注意事項確認画面D13、操作設定確認画面D12の順に切り替えてもよい。この場合、スタータ信号ユニット202は、オペレータによる注意事項の確認がなされるまで制御コントローラ205を起動させないようにしてもよい。例えば、スタータ信号ユニット202は、ロータリスイッチ144がACCポジションに入ったときに内部メモリの確認フラグがFalseである場合、制御コントローラ205に起動信号を送信せず、ロータリスイッチ144がACCポジションに入ったときに内部メモリの確認フラグがTrueである場合に、制御コントローラ205に起動信号を送信してもよい。
上述した実施形態に係る制御システム145は、オペレータは付加機能に係る注意事項に同意する必要があるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る制御システム145は、オペレータが付加機能に係る注意事項に同意しない場合に、当該付加機能を使用できないようにした上で、エンジン121を起動可能にしてもよい。例えば、モニタコントローラ204は、図7に示す注意事項確認画面D13に、確認ボタンに加えて不同意ボタンを表示させる。モニタコントローラ204は、押下されたボタンの情報をゲートウェイ機能コントローラ203に送信する。押下されたボタンが確認ボタンである場合は、第1の実施形態と同様にエンジン121の始動を許可する。これに対し、押下されたボタンが不同意ボタンである場合、ゲートウェイ機能コントローラ203は、第2内部ネットワークN2を介して注意事項の送信元のコンポーネントに、停止信号を出力する。例えば、ゲートウェイ機能コントローラ203は、周辺監視コンポーネント209に停止信号を出力する。これにより、周辺監視コンポーネント209は動作を停止し、衝突軽減機能を実現しなくなる。ゲートウェイ機能コントローラ203は、周辺監視コンポーネント209の停止を確認すると、スタータ信号ユニット202に確認フラグをTrueに書き換える指示を出力する。これにより、オペレータが付加機能に係る注意事項に同意しない場合に、当該付加機能を使用できないようにした上で、エンジン121を起動可能にすることができる。
上述した実施形態に係る作業機械100は、油圧ショベルであるが、他の実施形態においてはこれに限られない。例えば、他の実施形態に係る作業機械100は、ダンプトラック、ホイールローダ、モータグレーダなどの他の作業機械であってよい。
〈コンピュータ構成〉
図8は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
上述の制御システム145が備える各機器(スタータ信号ユニット202、ゲートウェイ機能コントローラ203、モニタコントローラ204、制御コントローラ205など)は、コンピュータ900に実装される。コンピュータ900は、プロセッサ910、メインメモリ930、ストレージ950、インタフェース970を備える。上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ950に記憶されている。プロセッサ910は、プログラムをストレージ950から読み出してメインメモリ930に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ910は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ930に確保する。プロセッサ910の例としては、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、マイクロプロセッサなどが挙げられる。
プログラムは、コンピュータ900に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。例えば、プログラムは、ストレージに既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ900は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、プロセッサ910によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。このような集積回路も、プロセッサの一例に含まれる。
ストレージ950の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ950は、コンピュータ900のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース970または通信回線を介してコンピュータ900に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムをメインメモリ930に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ950は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ950に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100…作業機械 110…走行体 111…無限軌道 112…走行モータ 120…旋回体 121…エンジン 1211…セルモータ 122…油圧ポンプ 123…コントロールバルブ 124…旋回モータ 125…燃料噴射装置 130…作業機 131…ブーム 131C…ブームシリンダ 132…アーム 132C…アームシリンダ 133…バケット 133C…バケットシリンダ 140…運転室 141…ドア 1411…ロックアクチュエータ 1412…ドアスイッチ 142…運転席 143…操作装置 143LF…左フットペダル 143LO…左操作レバー 143LT…左走行レバー 143RF…右フットペダル 143RO…右操作レバー 143RT…右走行レバー 144…ロータリスイッチ 145…制御システム 145D…タッチパネル 201…電源部 202…スタータ信号ユニット 203…ゲートウェイ機能コントローラ 204…モニタコントローラ 205…制御コントローラ 206…エンジンコントローラ 207…広域通信コントローラ 300…オペレータ端末 500…サーバ装置 900…コンピュータ 910…プロセッサ 930…メインメモリ 950…ストレージ 970…インタフェース

Claims (12)

  1. 動力源と、所定の付加機能を実現する付加機能部とを備える作業機械の起動システムであって、
    前記付加機能に係る注意事項を提示する提示部と、
    オペレータが前記注意事項を確認した後に、前記動力源を起動可能とする起動制御部と
    を備える作業機械の起動システム。
  2. 前記付加機能は、前記作業機械に備えられる撮像装置を用いて前記作業機械の周辺の障害物を検知する機能を含む
    請求項1に記載の作業機械の起動システム。
  3. 前記付加機能は、前記障害物の検知結果に基づいて前記動力源によって駆動するアクチュエータの出力を制御する機能を含む
    請求項2に記載の作業機械の起動システム。
  4. 前記作業機械は、
    前記動力源によって駆動するアクチュエータによって駆動される作業機と、
    前記作業機を駆動させる前記アクチュエータを制御する作業機制御装置と
    を備え、
    前記起動制御部は、前記オペレータが前記注意事項を確認した後に、前記作業機制御装置を起動可能とする
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  5. 前記作業機械は、
    前記動力源によって駆動するアクチュエータを操作するための操作レバーを備え、
    前記提示部は、さらに前記操作レバーの操作パターンを提示し、
    前記起動制御部は、前記オペレータが前記注意事項および前記操作パターンを確認した後に、前記動力源を起動可能とする
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  6. 前記作業機械を操作するオペレータを認証する認証部を備え、
    前記提示部は、前記オペレータの認証の後に、前記注意事項を提示する
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  7. 前記作業機械は、
    前記動力源を制御する動力源制御部と、
    前記動力源制御部を駆動させるための始動スイッチと
    を備え、
    前記起動制御部は、前記オペレータが前記注意事項を確認した後に前記始動スイッチの操作がなされた場合に、前記動力源制御部を稼働させ、前記オペレータが前記注意事項を確認する前に前記始動スイッチの操作がなされた場合に、前記動力源制御部を稼働させない
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  8. 前記提示部は、前記注意事項をモニタに表示させ、前記モニタに対する入力によって前記注意事項が確認されたか否かを判定する
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  9. 前記提示部は、前記注意事項を音声出力させ、音声認識によって前記注意事項が確認されたか否かを判定する
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載の作業機械の起動システム。
  10. 動力源と、所定の付加機能を実現する付加機能部とを備える作業機械の起動方法であって、
    前記付加機能に係る注意事項を提示するステップと、
    オペレータによって前記注意事項が確認されたか否かを判定するステップと、
    前記注意事項が確認されたと判定した後に、前記動力源を起動するステップと
    を備える作業機械の起動方法。
  11. 動力源と、
    前記動力源によって駆動する作業機と、
    前記作業機を操作するための操作レバーと、
    所定の付加機能を実現する付加機能部と、
    前記付加機能に係る注意事項を表示するモニタと、
    オペレータが前記注意事項を確認した後に、前記動力源を起動可能とする起動制御部と、
    を備える作業機械。
  12. 前記モニタは、さらに前記操作レバーの操作パターンを提示し、
    前記起動制御部は、前記オペレータが前記注意事項および前記操作パターンを確認した後に、前記動力源を起動可能とする
    請求項11に記載の作業機械。
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